JPS6026902Y2 - 位相割出機能を有する工作物搬出装置 - Google Patents

位相割出機能を有する工作物搬出装置

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JPS6026902Y2
JPS6026902Y2 JP5732081U JP5732081U JPS6026902Y2 JP S6026902 Y2 JPS6026902 Y2 JP S6026902Y2 JP 5732081 U JP5732081 U JP 5732081U JP 5732081 U JP5732081 U JP 5732081U JP S6026902 Y2 JPS6026902 Y2 JP S6026902Y2
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JP
Japan
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shaft
center line
main
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JP5732081U
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JPS57170939U (ja
Inventor
菊次郎 戸田
憲一 前川
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豊田工機株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は中心として複数個の加工個所を有する工作物を
工作すべき工作機械において、前記工作物を工作機械に
よる加工位置より外部に搬出する搬出装置に、前記加工
位置において工作物の割出しを出う機能を具備せしめた
ものである。
自動車部品のトリポード、カルダン継手のスパイダ、等
速継手のインナレースなどの製品は、回転中心線より放
射状位置に円筒形の軸を半径方向に突出し、あるいは半
径方向のへこみを形成している。
これらの製品を研削加工するには、工作物を研削装置等
の主回転部に工作物(ワーク)を位置決め固定し、前記
突出部またはへこみの1個所を加工した後に、次の研削
加工個所の回転割出しを行って加工する工程を順次行わ
なければならない。
このような作業は普通作業者が工作機械の心押台のセン
タを後退させて工作物を手で受け、次に加工すべき加工
個所を工具に面せしめるように工作物を回転させ、セン
タで工作物を支持せしめる等の煩雑な作業を要するもの
である。
作業者を前記煩雑な作業より解放して工作物の割出しを
自動化する目的で、研削装置の回転スリーブおよび心押
台に設けたセンタを往復動自在とし、これら両センタの
軸線と直角に上下方向に摺動可能の工作物保持部材を研
削装置のテーブル上に設け、前記割出しの際に工作物保
持部材を上昇せしめて工作物を支持し、両センタを後退
せしめた後に工作物保持部材の所定の位相割出し角度だ
け回転せしめ、然る後両センタを前進せしめて工作物を
回転スリーブに支承させ、工作物保持部材を原位置に下
降せしめて次の加工を行う装置が提案された(実公昭4
8−43981号参照)。
前記装置は工作物の着脱以外は自動運転を可能にするこ
とができ、工作物1個あたりの加工時間を短縮する点に
おいて優れたものであるが、位相割出装置をテーブル上
に設けるためテーブル上のスペースが制限され、定寸法
装置その他の機器の強化が要請される場合に難点があり
、また工作物保持部材に一旦工作物を受けとって位相割
出しを行うものであるため、位相割出しを行った後、両
センタに工作物を支承させる工程と、その後工作物保持
部材を加工時の工作物の回転に干渉しない位置まで下降
せしめる工程とを順次行ってから、回転スリーブの回転
(工作物の回転)を開始しなければならず、上記工程に
要する時間をアイドルタイムとして考慮する必要がある
本考案は基台に主軸台本体および心神台本体とを配設し
、前記主軸台本体には主回転部を回転自在に支承せしめ
て駆動源より回転駆動を受けるようにし、前記主回転部
と心神台本体とに前記主回転部の回転中心軸上に対向せ
しめてかつ該軸上を移動自在にそれぞれ工作物を支承す
るためにセンタを設けた工作機械において、前記主回転
部の回転中心線より半径方向外方の一位置に工作物受台
を固定し、前記工作物支持台に前記回転中心軸に垂直に
交わるように設定された工作物割出中心線に垂直な面を
有する工作物支持面を形成させ、前記工作物受台には位
置決めピンを前記割出中心線に平行に配設するとともに
該ピンを工作物支持面上に突出させ、前記工作物割出中
心線を垂直とする位置に前記工作物受台を位置決めして
前記主回転部を主軸台本体に係止すべき係止装置を設け
、基台に対して固定の位置に配設された支持台には所定
の旅回中心軸を中心として前記主回転部に交わらない面
内を旅回自在とした旅回アームのほぼ先端部には昇降体
を昇降自在に設け、前記旅回アームをそのほぼ先端部の
昇降体が前記工作物取付部の上方位置にあるように位置
せしめたとき、垂直位置にある工作物割出線を中心とし
て回転せしめられる割出軸を前記昇降体に回転自在に設
けるとともに、前記割出軸に同軸的に工作物把持具を設
け、前記旅回アームを前記割出軸の中心が垂直位置にな
る工作物割出中心線に一致せしめられる第1の位置と、
該第1の位置と角度的に離間した工作物取出のための第
2の位置との少くとも2位置に位置せしめるように旅回
制御せしめる第1の制御装置と、前記割出軸を複数の所
望の割出角度に回転割出を行う第2の制御装置と、前記
主回転部と心押台に設けたセンタの何れか一方もしくは
両方の移動を制御する第3の制御装置とを有する位相割
出機能を有する工作物搬出装置であって、工作機械の基
台に対し固定位置に設けた支持台に旅回自在とした旅回
アームと該アームのほぼ先端部に設けた工作物把持具と
により工作物の搬出装置を構成するとともに、該搬出装
置の工作物把持具により工作物の位相割出しを行わせる
ようにしたものである。
即ち本考案によると、旅回アームの第1の位置において
そのほぼ先端に昇降自在とされた昇降体に設けられた割
出軸の工具把持具により加工ずみの工作物を把持せしめ
、昇降体を上昇せしめるとともに、旅回アームを第2の
位置に旅回せしめることによって加工ずみの工作物を搬
出し、同時に作業者が主回転部に固定された工作物受台
に未加工の工作物を載置して工作物の−の所要箇所の加
工を開始し、該箇所の加工を終了したときは、旅回アー
ムを第1の位置にもたらすとともに昇降体を下降せしめ
て工具把持具により工作物を把持し、割出軸を所定角度
回転せしめて工作物の位相割出しを行い、旅回アームの
旅回によって割出軸を退避せしめた後に工作物の次の所
要箇所の加工を行わせるものであるから、割出軸の工具
把持具は加工時の工作物の位相割出し時の把持作用と加
工ずみ工作物の搬出時の把持作用の両件用をなし、昇降
体の昇降動作は位相割出し時および搬出時の両方に兼用
できるものであり、同一の動作要素で二様の機能を兼用
せしめるものであるとともに、主回転部には工作物受台
を設けたから、位相割出しを行った後工作物把持具が工
作物をアンクランプして上昇せしめられれば、この工作
物把持具の上昇動作即ち退避動作と並行してセンタによ
る工作物の位置決め、主回転部の回転による加工動作に
入ることができ、基台のテーブル上のスペースの制限か
ら解放し、アイドルタイムを短縮せしめるものである。
以下図面に基いて説明すると、第1図において主軸台本
体1および心神台本体2は研削盤の基台上に置かれたテ
ーブル3の上面に固設され、前記主軸台本体1には主軸
(図示せず)が回転自在に軸架され駆動モータからベル
ト駆動せしめられる。
該主軸の先端部の面板4には前記主軸の中心軸に沿って
軸方向に摺動可能にセンタラム5が配設され、該センタ
ラム5の先端にはセンタ6が主軸の中心軸上に尖端を有
するように嵌着されている。
心神台本体2には、前記主軸の回転中心軸と同一軸上を
軸方向に摺動可能にセンタラム7が配設され、その先端
にセンタ8が前記中心軸上に尖端を有するように、かつ
前記センタ6と対向せしめられて嵌着され、両センタ6
.8により工作物9を支承すべく構成されている。
前記主軸の面板4には主軸の回転中心線より半径方向外
方に前記センタ6と干渉しない位置に工作物受台10が
前記回転中心軸に平行に突出するように固設され、前記
回転中心軸の軸心に垂直に交わる工作物の割出しのため
に中心線X−Xを想定設定して該中心線X−Xに垂直面
である工作物保持面11を前記工作物受台10に形成す
るとともに、該受台10には前記工作物割出中心線X−
Xと同軸的に軸方向に摺動可能のセンタピン12および
該ピン12と連結板13で固定されセンタピン12と平
行に配設されサイドピン14とから成る位置決ピンを、
前記ピン12.14を前記受台10を貫通させ、かつこ
れらのピン12.14の頭部が工作物保持面11に突出
するようにスプリング15を弾発せしめて配設する。
主軸台本体1には係止装置のシリンダ16が設けられ、
該シリンダ16に滑動自在に嵌装されたヒストン17に
突設されたノックピン18は前記回転主軸の面板4の周
面に刻設されたノック穴19に係合せしめられて回転主
軸を係止し、またはノック穴19より脱出して回転主軸
の駆動回転を行わせるように制御され、ノックピン18
がノック穴19に係合せしめられたとき工作物受台10
は工作物割出中心線X−Xが鉛直方向に合致し、工作物
保持面11が水平位置になるように主軸を係止する。
工作物9が第5図に示すように中心部に円筒状部91を
有し、放射状に3本の軸部92を形成した自在継手のト
リポードである場合には、係止装置により主軸が係止さ
れて工作物9を受台10の保持面11に載置したとき、
位置決めピンのセンタピン12は円筒状部91の中心孔
に嵌合し、サイドピン14は2本の軸部92の外側に当
接して工作物9を位置決めする。
再び第1図において、心神台本体2の上面には支持台2
1が固定され、該支持台21に固定した支持筒22内に
は、垂直軸の周りに回転自在に旅回軸23を支承せしめ
るとともに、該旅回軸23の頂部には水平面内を回動す
るように旅回アーム24のブ端が固着され、前記旅回軸
23に固定したピニオン25を前記支持筒22に支承せ
しめた第1のシリンダ26内に嵌装されたピストンに形
成されているラック(何れも図示せず)に噛合せしめ、
前記第1のシリンダ26に圧力作動流体を供給すること
によりラックとピニオン25の噛合による節回アーム2
4の旅回を行わせる制御装置を構成する。
節回アーム24の自由端には、第2図にも示すように昇
降体31が垂直方向に昇降可能に設けられている。
即ち節回アーム24に支承せしめた昇降用シリンダ32
のピストンロッド33は節回アーム24に固定されたガ
イドブツシュ34を垂直に貫通してその先端が昇降体3
1に固定され、一方昇降体31に一端を固定されたパイ
ロットパー35は節回アーム24に固定されたガイドブ
ツシュ36を垂直貫通して支承されており、昇降用シリ
ンダ32に圧力作動流体を供給することにより昇降体3
1は節回アーム24の先端において昇降せしめられる。
前記昇降体31には垂直軸の周りに回転自在に割出軸4
1が支承されるとともに、該割出軸41の軸心にクラン
プロッド42を軸方向に移動可能に備え、該クランプロ
ッド42の下端は割出軸41の下端より突出した位置に
テーパ頭部43を有しており、割出軸41の下端に前記
テーパ頭部43の周囲に配設した割出把持片44ととも
に、クランプロッド42の軸方向の動作に関連するコレ
ットチャック形式の工作物把持具45を形成する。
前記クランプロッド42の上端にはシリンダ46内に嵌
装せしめられるピストン47が固着され、シリンダ46
に圧力作動流体を供給することによりクランプロッド4
2を上下に移動させ、工作物把持具45により工作物を
把持または解放すべくされる。
前記割出軸41にはピニオン51がその周面に形成され
ており、−第3図に示すように昇降体31内に刻設形成
された第2のシリンダ52内で滑動自在のピストン53
のピストンロッド54に刻設されたラック55と噛合し
ている。
従って第2のシリンダ52に圧力作動流体を供給するこ
とにより割出軸41はラック55およびピニオン51の
噛合により回転せしめられる。
前記ピストンロッド54の一端には連杆56によりドッ
グパー57がピストンロッド54と平行にかつ一体的に
移動するように固着せしめられている。
このドッグパー57には3個のドッグ61,62,63
が所定位置に係止せしめられており、一方昇降体31に
固定したブラケット37には3個のリミットスイッチ6
4,65.66が配設され、それぞれ前記のドッグ61
,62,63の何れかに関連せしめられている。
即ち第3図において図示のピストンロッド55はストッ
パ58により左方向移動端位置にあり、ドッグ61はリ
ミットスイッチ64と係合し、割出軸41の原位置を示
している。
シリンダ52の左室に圧力作動流体を導入するとピスト
ンロッド55は右方に移動して割出軸41を反時計方向
に回転せしめるとともに、ドッグパー57もともに右方
に移動するので、第1のドッグ61はリミットスイッチ
64を開放腰次いで第2のドッグ62の斜面部がリミッ
トスイッチ65を作動させ圧力作動流体のシリンダ52
への供給を停止せしめる。
この位置は割出軸41の原位置からの120度回転位置
である。
次いでシリンダの左室に圧力作動流体を供給すると、第
2のドッグ62はリミットスイッチ65を不作動状態に
保ち、次いで第3のドッグ63がリミットスイッチ66
を作動させ1、圧力作動流体の供給および割出軸41の
回転を停止させる。
この位置における割出軸41の角度位置は原位置から2
40度である。
シリンダ52の右室に圧力作動流体を供給すると、リミ
ットスイッチ66、次いでリミットスイッチ65を開放
しつつピストンロッド54は左方へ滑動し、割出軸41
を時計方向に回転させ、ドッグ61がリミットスイッチ
64を作動せしめたとき割出軸41は原位置に復帰して
停止する。
これらドッグおよびリミットスイッチは割出軸41の回
転割出の制御を行うものである。
前記節回アーム24を旅回軸23の周りに旅回せしめる
第1のシリンダ26は、該シリンダ26内を滑動するピ
ストンの一方の移動端位置において、前記割出軸41の
回転中心軸を、前記主軸台本体1に回転自在の主軸を係
止装置のノックピン18とノック穴19の係合により工
作物割出中心線X−Xを鉛直にして係止せしめたとき、
該中心線X−Xと一致せしめる位置、即ち節回アーム2
4の第1の位置に節回アーム24をもたらす。
このため旅回軸23と割出軸41との間の軸間水平距離
を、旅回軸23の中心と前記鉛直位置にある工作物割出
中心線X−Xとの間の水平距離と一致せしめる。
また前記シリンダ26内を滑動するピストンの他方の移
動端位置は節回アーム24の第2の位置を決定し、この
第2の位置は節回アーム24の先端の昇降体31、割出
軸41および工作物把持具45を工作機械の主回転部に
付設されたセンタ6および心押台に付設されたセンタ8
間に支承された工作物9の砥石等の工具による加工の邪
魔にならない任意の位置とする。
この第2の位置には第4図に示すように搬出シュート7
0を設け、該位置において工作物把持具45を緩めて加
工の終了した工作物を搬出シュート70に放出せしめる
ものである。
その他第1図、第4図および第5図に示すように、割出
軸41の下端外周の一部には二叉のピン部71.71を
有する位置決め部材72が固着されており、工作物把持
具45に工作物9を把持する際、該工作物9の軸部92
の1個の位置を規制する。
以上の構成より成る工作物搬出装置により第5図に示す
トリポードのような工作物9を、その3個の軸部92の
円筒面を研削する工程を説明する。
説明を簡単にするため、いま当該工作物9の加工が完了
したものとする。
このとき回転主軸を停止せしめ、係止装置のノックピン
18を面板4のノック穴19に嵌合せしめると、工作物
受台10は工作物割出中心線X−Xを鉛直にして停止す
る。
第1のシリンダ26を作動せしめて旅回アーム24を第
1の位置にもたらし、昇降用シリンダ32により昇降体
31を下降せしめると、割出軸41は工作物割出中心線
X−Xと同軸上を下降する。
そこでセンタ6,8を後退せしめ、同時に工作物把持具
45を緩めた状態として工作物9の円筒部91の中心孔
に挿入し、該把持具45を作動せしめて工作物9を把持
せしめる。
そして昇降用シリンダ32により昇降体31を上昇せし
め、かつ第1のシリンダ26により旅回アーム24を第
2の位置に節回せしめ、搬出シュート70上に加工ずみ
の工作物9を放出する。
前記割出軸41の上昇が開始された後に、作業者は係止
位置にある工作物受台10の工作物保持面11上に未加
工の工作物9を載置する。
工作物受台10には位置決めピン12.14が突出して
おり、その円筒部91の中心孔にセンタピン12が嵌合
し、サイドピン14が2本の軸部92の位置を定める。
そこで主軸と心押台のセンタ6.8を前進せしめると、
第5図に示すように両センタ6.8の中心軸上に軸方向
を配設された軸部92は主軸の回転中心軸と同心的に両
センタ6.8間に把持される。
次に係止装置のノックピン18をノック穴19より離脱
させ、主軸を回転駆動するとともに、砥石(図示せず)
を前進せしめて主軸と同心的に配設されている軸部92
の周面を研削する。
前記軸部92の研削が終了したときは、第1のシリンダ
26を作動せしめて旅回アーム24を第1の位置にもた
らし、昇降体31を下降させ、同時に主軸と心押台のセ
ンタ6.8を後退させて割出軸41の下端の把持具45
により工作物9を把持せしめる。
第2のシリンダ52の左室に圧力作動流体を供給すると
、割出軸41は反時計方向に回転し、第2のドッグ62
がリミットスイッチ62を作動せしめた位置で割出軸4
1の回転は停止する。
この位置は割出軸41の原位置から120度回連回転位
置であり、工作物9は第2の軸部92が主軸の回転中心
軸と同心的に割り出される。
そこで把持具45による把持を解放し、センタ6.8を
前進せしめ、係止装置のノックピン18とノック穴19
との係合を解放し、割出軸41を昇降体31の上昇によ
り退避させて、前記第2の軸部92の周面を研削加工す
る。
前記加工が完了したときは割出軸41を下降せしめて把
持具45により工作物9を把持せしめ、両センタ6.8
を後退せしめて第2のシリンダ52の左室にされに圧力
作動流体を供給すると、割出軸41は第3のドッグ63
がリミットスイッチ66を作動するに至るまでさらに反
時計方向に回転し停止する。
この停止位置は原位置より240度回連回転位置であっ
て、第3の軸部92が主軸の回転中心軸と同軸に割り出
されている。
そこで前述した手順により第3の軸部92を研削加工す
る。
第3の軸部92の研削が完了した時点で当初に説明した
ように加工を完了した工作物9を搬出シュート70へ搬
出するとともに、前記第2のシリンダ52の右室に圧力
作動流体を供給すると、割出軸41は原角度位置に戻さ
れる。
なお上述の説明において主軸および心押台のセンタ6.
8の前進後退を制御する制御方式は従来公知であり、本
考案においても前記公知の制御装置を使用するものとし
、その説明は省略している。
また上記工作物9の研削箇所は軸部92に限るものでな
く、前述のように主軸に取りつけかつ位相割出しを行い
つつ円筒部91の外周部の一部93の研削を行うことも
可能である。
以上詳細に説明したように、本考案は基台に主軸台本体
および心神台本体を配設し、主軸台本体には主回転部を
回転自在に支承せしめて駆動源より回転駆動を受けるよ
うにし、主回転部と心神台本体とにそれぞれ前記回転部
の回転中心軸上に対向せしめて移動自在にセンタを設け
、該センタにより工作物を支承せしめるようにした工作
機械において、基台に対し固定の位置に配設した支持台
に旅回中心軸を有する旅回アームを設け、該旅回アーム
のほぼ先端部に昇降体を昇降自在に設けるとともに該昇
降体に回転自在の割出軸と該割出軸と同軸的の工作物把
持具を設けることにより、工作機械における加工場所か
ら工作物を搬出する搬出装置を形成せしめ、該搬出装置
の割出軸が工作機械における加工場所に対応する第1の
位置にあるとき、割出軸の回転中心軸が主軸台本体に係
止せしめられた工作物受台に設定された工作物割出中心
線に一致せしめられているので、割出軸先端部の工作物
把持具は工作物搬出時の把持作用と工作物の位相割出し
時の把持作用の両件用をなすことができ、また昇降体の
昇降動作は工作物搬出時の昇降動作と工作物の位相割出
し時の昇降動作を兼ねさせるものであるから、単一の機
構で工作物の搬出と位相割出しの機能を兼用できる。
また主軸台本体に設けられて主回転部にはその回転中心
線より半径方向外方の一位置に工作物受台を固定し、工
作物の搬入搬出または位相割出しにために主回転部を係
止装置により主軸台本体に係止せしめるときは、工作物
受台に形成した工作物支持面が割出中心線に垂直な位置
で停止せしめられるとともに、位置決めピンが工作物支
持面上に位置せしめられるので、前記搬出装置により加
工の完了した工作物を把持して昇降台の上昇を開始せし
めた直後から、未加工の工作物を前記工作物受台に載置
してもその工作物支持面で支承しているので工作物は前
記受台に支持されており、かつ位置決めピンにより工作
物の姿勢が決められるので、主回転部および心押台のセ
ンタを前進せしめて工作物を把持し研削する工程に入る
ことができる。
このことは工作物の位相割出し作業の際にも同様であっ
て、工作物受台の存在により砥石等工具の後退と同時に
センタの後退を行っても工作物は前記受台の工作物支持
面に支承されているから差支えなく、かつこれと並行し
て割出軸の下降および把持具による工作物の把持、割出
軸の上昇および位相割出しの回転、割出軸の下降、把持
具からの工作物の開放を行わせることができ、工作機械
のアイドルタイムを極めて少くすることができる。
そして上記の動作は、少くとも旅回アームを、工作物受
台が係止された状態における工作物割出中心線と割出軸
の回転中心が同一線上にあるように割出軸を位置させる
第1の位置と、割出軸が前記工作物割出中心線から角度
的に離間した第2の位置との少くとも2位置に位置させ
るように節回制御する第1の制御装置と、割出軸を複数
の所望の割出角度に回転制御せしめる第2の制御装置と
、前記センタの何れか一方または両方の相対移動を制御
する第3の制御装置を備えることにより自動化せしめ得
るものである。
これを要するに本考案によるときは、加工済みの工作物
は搬出装置により把持され第2の位置に搬出されるから
、作業者は未加工工作物を工作物受台に置くだけの作業
で加工を開始でき、作業者の作業を簡易にでき、位相割
出し機能を搬出装置に持たせたので工作機械の基台上の
スペースの制約がなくなり、かつ位相割出しのための専
用機構を必要とせず、構成の簡素化が図れ、1個の工作
物を加工するために数回必要とされる位相割出し後のア
イドルタイム(工作物把持具の逃し動作に必要な時間)
を著るしく短縮できる極めて優れた考案である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図はその一
部欠截正面図、第2図は第1図■−■線に沿う断面図、
第3図は第1図■−■線に沿う断面図、第4図は工作物
の搬出位置を示す側面図、第5図は工作物とセンタおよ
び位置決めピンとの関係を示す上面図である。 なお図中、1は主軸台本体、2は心神台本体、3は基台
、6,8はセンタ、9は工作物、10は工作物受台、1
1は工作物保持面、12.14はピン、24は旅回アー
ム、31は昇降台、41は割出軸、45は工作物把持具
、26.32.52はシリンダ、61,62.63はド
ッグ、64゜65.66はリミットスイッチをそれぞれ
示すものである。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1) 工作機械の基台に配設された主軸台本体およ
    び心神台本体と、 前記主軸台本体に回転自在に支承された主回転部と、 前記主回転部と心神台本体とにそれぞれ対向して設けら
    れ、前記主軸台の回転中心軸上を移動自在とされた工作
    物を支承すべきセンタと、前記主回転部の工作物取付部
    に前記主回転部の回転中心線より半径方向外方の一位置
    に固定され、前記回転中心線に垂直に交わるように設定
    された工作物の割出中心線に垂直な工作物保持面を形成
    した工作物受台と、 前記工作物受台に前記工作物の割出中心線に平行に配設
    された工作物保持面上に突出する位置決めピンと、 前記工作物割出中心線を鉛直とする位置に前記工作物受
    台を位置決めして前記主回転部を主軸台本体に係止する
    係止装置と、 基台に対し固定位置に配設された支持台に旅回中心軸を
    中心として前記主回転部に交わらない面内を旅回自在と
    された旅回アームと、前記旅回アームのほぼ先端部に昇
    降自在に設けられた昇降体と、 前記昇降体を前記工作物取付部の上方位置にあるように
    旅回アームを位置せしめたとき、垂直位置にある工作物
    割出中心線を中心として前記昇降体に回転自在に支承さ
    れた割出軸と、該割出軸に同軸的に設けられた工作物把
    持具と、前記旅回アームを、前記割出軸の中心軸が前記
    垂直位置にある工作物割出中心線に一致せしめられる第
    1の位置と、該第1の位置と角度的に離間した第2の位
    置との少くとも2位置に位置せしめるように旅回制御せ
    しめる第1の制御装置と、 前記割出軸を複数の所望の割出角度に回転制御せしめる
    第2の制御装置と、 前記主回転部と心押台に設けたセンタの何れか一方もし
    くは両方の移動を制御する第3の制御装置とから成る位
    相割出機能を有する工作物搬出装置。
  2. (2)前記第2の制御装置は前記昇降体に前記割出軸の
    回転中心線にほぼ直角方向に移動自在とされ前記割出軸
    に刻設したピニオンと噛合するラックを具備したピスト
    ンロッドと、該ピストンロッドと共に移動自在とされ、
    かつ複数のドッグを備えたドッグバーと、前記昇降体上
    に設けられ前記ドッグと係合自在の複数のリミットスイ
    ッチと、該リミットスイッチの作動により制御されて前
    記ピストンロッドが嵌合するシリンダに作動油を供給す
    る油圧制御回路を包含することを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の位相割出機能を有するワーク
    搬出装置。
JP5732081U 1981-04-21 1981-04-21 位相割出機能を有する工作物搬出装置 Expired JPS6026902Y2 (ja)

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