JPH11170101A - 主軸移動型立形工作機械における工作物交換装置 - Google Patents

主軸移動型立形工作機械における工作物交換装置

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JPH11170101A
JPH11170101A JP36206097A JP36206097A JPH11170101A JP H11170101 A JPH11170101 A JP H11170101A JP 36206097 A JP36206097 A JP 36206097A JP 36206097 A JP36206097 A JP 36206097A JP H11170101 A JPH11170101 A JP H11170101A
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work
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JP36206097A
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Kimitaka Otake
公孝 大竹
Hiroshi Inaba
博 稲葉
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Hitachi Seiki Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡素な構成にして信頼性を高めることがで
き、また、工作物の交換作業の安全性及び作業性を向上
させることができる工作物交換装置が求められていた。 【解決手段】 主軸台4が主軸の軸線方向及びこの主軸
軸線と直交する方向に移動する主軸移動型の立て旋盤1
において、主軸の下端に設けられたチャックとの間で工
作物を授受するための工作物交換装置3であって、旋盤
1の機械本体2の近傍に設置された基体32と、この基
体に設けられ、主軸台を含む可動体が移動する可動体移
動領域38と可動体移動領域外との間を移動する旋回台
35と、この旋回台上に設けられ、チャックが受け取る
ための未加工工作物7を載置する未加工工作物載置部3
0と、旋回台上に未加工工作物載置部と並設され、チャ
ックから渡された加工済工作物8が載置される加工済工
作物載置部31とを備えている。そして、可動体移動領
域38で工作物交換装置3とチャックとの間で未加工工
作物及び加工済工作物の授受を行うとともに、可動体移
動領域外で作業者が未加工工作物の載置作業及び加工済
工作物の取り出し作業を行えるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、垂直方向又はこの
垂直方向に対して所定角度傾斜した方向に軸線を有する
主軸を回転自在に支持する主軸台が前記主軸軸線方向
(Z軸方向)及び前記主軸軸線と直交する方向(X軸方
向)に移動して、前記主軸の下端に設けられたチャック
で工作物(以下、ワークと記載)を着脱自在に把持する
主軸移動型の立て旋盤など立形工作機械に設けられた工
作物交換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】工作機械のうち旋盤は、主軸の先端にチ
ャックが取付けられ、このチャックでワークを把持して
回転させ、ワークと工具とをX軸方向及びZ軸方向に相
対移動させて加工を行う機械である。旋盤には、主軸が
水平方向を向く種類の他、主軸の軸線が上下方向(垂直
方向)を向く立て旋盤が知られている。
【0003】例えば、特開昭61−265201号公
報,特開昭62−140704号公報等には、テーブル
上の素材を押し出す油圧シリンダ等を備えたワークイン
デックステーブル付き立型複合加工数値制御式旋盤が開
示されている。この旋盤は、主軸台が主軸軸線方向にし
か移動せず、ワークインデックステーブルが進退移動す
る構成である。また、本出願人の出願に係る特公平2−
46321号公報に開示された工作機械は、主軸台が主
軸軸線方向及びこの主軸軸線と直交する方向に移動し
て、主軸先端のチャックがワークストッカ上のワークを
直接把持して、ワークの受け渡しを行うとともに加工を
行うようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記各
公報等に開示された従来のワークストッカ,ワークイン
デックステーブルは、連続自動運転をするためのもので
あり、構成が複雑で高価なものになっていた。これに対
して、ワークを載置する装置を簡素な構成にして信頼性
の向上と低価格化を図るため、前記各公報のような自動
式と、作業者がワークをチャックに直接着脱させる手動
式との中間的な性格の工作物交換装置を備えた主軸移動
型立形工作機械の要求もある。
【0005】例えば、特開昭60−249501号公報
には、NC旋盤における工作物の自動着脱方法が開示さ
れている。このNC旋盤では、架台上に作業者が載置し
た未加工ワークをチャックが把持し、把持したワークに
加工を行い、加工が終了すると加工済ワークは架台上に
返却される。その後、作業者は、加工済ワークを架台か
ら取り出して次の未加工ワークを架台上に載置する作業
を行うようになっており、この作業中、NC旋盤は加工
することができないので非切削時間が増加し、NC旋盤
の稼動率が低下する。
【0006】また、このNC旋盤では、可動体(主軸
台,チャック等)の移動領域と、作業者がワークの交換
作業を行う領域が仕切られておらず重複しているので、
作業者が可動体移動領域内でワークの交換作業を行う必
要があり、作業者の安全性に問題があった。更に、作業
者がワークを直接把持する手動式は、ワークの重量が少
しでも重くなると作業者への負担が増加して疲労をまね
き、作業性,安全性で問題を生じていた。
【0007】本発明は、斯かる課題を解決するためにな
されたもので、簡素な構成にして信頼性を高めることが
でき、また、ワーク交換作業の安全性及び作業性を向上
させ、ワークの交換作業が工作機械の稼動率の低下を生
じさせることのない主軸移動型立形工作機械における工
作物交換装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明に係る工作物交換装置は、垂直方向又はこの
垂直方向に対して所定角度傾斜した方向に軸線を有する
主軸を回転自在に支持する主軸台が前記主軸の軸線方向
及びこの主軸軸線と直交する方向に移動する主軸移動型
立形工作機械において、前記主軸の下端に設けられたチ
ャックとの間で工作物を授受するための工作物交換装置
であって、前記工作機械の機械本体の近傍に設置された
工作物交換装置基体と、この工作物交換装置基体に設け
られ、前記主軸台を含む可動体が移動する可動体移動領
域と可動体移動領域外との間を移動する移動台と、この
移動台上に設けられ、前記チャックが受け取るための未
加工工作物を載置する未加工工作物載置部と、前記移動
台上に前記未加工工作物載置部と並設され、前記チャッ
クから渡された加工済工作物が載置される加工済工作物
載置部とを備え、前記可動体移動領域で前記工作機械の
前記チャックとの間で前記未加工工作物及び前記加工済
工作物の授受を行うとともに、前記可動体移動領域外で
作業者が前記未加工工作物の載置作業及び前記加工済工
作物の取り出し作業を行えるようにした。
【0009】好ましい実施態様に係る工作物交換装置で
は、前記未加工工作物載置部と前記加工済工作物載置部
とを一つの対として、この対にした前記未加工工作物載
置部と前記加工済工作物載置部を二組以上前記移動台に
設け、少なくとも一組が前記可動体移動領域に位置して
前記チャックとの間で前記未加工工作物及び前記加工済
工作物の授受を行うようにした。
【0010】他の実施態様に係る工作物交換装置は、垂
直方向又はこの垂直方向に対して所定角度傾斜した方向
に軸線を有する主軸を回転自在に支持する主軸台が前記
主軸の軸線方向及びこの主軸軸線と直交する方向に移動
する主軸移動型立形工作機械において、前記主軸の下端
に設けられたチャックとの間で工作物を授受するための
工作物交換装置であって、前記工作機械の機械本体の近
傍に設置された工作物交換装置基体と、この工作物交換
装置基体に対して旋回移動自在に設けられた旋回台と、
この旋回台の一方の側に設けられ、前記チャックとの間
で授受するための未加工工作物及び加工済工作物を載置
する第1の工作物載置部と、前記旋回台の他方の側に設
けられ、前記チャックとの間で授受するための未加工工
作物及び加工済工作物を載置する第2の工作物載置部と
を備え、前記加工済工作物が載置された前記第1の工作
物載置部又は前記第2の工作物載置部と、前記未加工工
作物が載置された前記第2の工作物載置部又は前記第1
の工作物載置部とを、前記旋回台の旋回動作で入れ替え
て工作物の交換を行うようにした。
【0011】更に、他の実施態様に係る工作物交換装置
は、垂直方向又はこの垂直方向に対して所定角度傾斜し
た方向に軸線を有する主軸を回転自在に支持する主軸台
が前記主軸の軸線方向及びこの主軸軸線と直交する方向
に移動する主軸移動型立形工作機械において、前記主軸
の下端に設けられたチャックとの間で工作物を授受する
ための工作物交換装置であって、前記工作機械の機械本
体の近傍に設置された工作物交換装置基体と、この工作
物交換装置基体に設けられ、前記主軸台を含む可動体が
移動する可動体移動領域と可動体移動領域外との間をそ
れぞれ移動する第1,第2の移動台と、この第1の移動
台上に設けられ、前記チャックとの間で授受するための
未加工工作物及び加工済工作物を載置する第1の工作物
載置部と、前記第2の移動台上に設けられ、前記チャッ
クとの間で授受するための未加工工作物及び加工済工作
物を載置する第2の工作物載置部とを備え、前記可動体
移動領域で前記工作機械の前記チャックとの間で前記未
加工工作物及び前記加工済工作物の授受を行うととも
に、前記可動体移動領域外で作業者が前記未加工工作物
の載置作業及び前記加工済工作物の取り出し作業を行え
るようにした。
【0012】なお、前記記移動台を駆動する駆動手段が
前記工作物交換装置基体に設けられ、この駆動手段の駆
動力により、前記移動台を前記可動体移動領域と前記可
動体移動領域外に移動させるのが好ましい。また、前記
工作機械の前記可動体の移動領域と前記可動体の移動領
域外との間に仕切り手段が設けられているのが好まし
い。
【0013】前記可動体の移動領域の所定の位置に前記
加工済工作物載置部,前記第1の工作物載置部又は前記
第2の工作物載置部が位置決めされた時、前記加工済工
作物を含む干渉物が前記加工済工作物載置部,前記第1
の工作物載置部又は前記第2の工作物載置部に載置され
ているか否かを検出する干渉物有無検出手段を設けるの
が好ましい。
【0014】更に、前記可動体の移動領域の所定の位置
に前記未加工工作物載置部,前記第1の工作物載置部又
は前記第2の工作物載置部が位置決めされた時、前記未
加工工作物載置部,前記第1の工作物載置部又は前記第
2の工作物載置部に前記未加工工作物が載置されている
か否かを検出する未加工工作物有無検出手段を設けるの
が好ましい。また、前記移動台,前記旋回台,前記第1
の移動台又は前記第2の移動台が移動方向の所定の位置
に位置決めされているか否かを検出する位置決め検出手
段を設けるのが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明における実施の形態
の一例を図1から図13を参照して説明する。下記の各
実施形態では、工作物交換装置を有する主軸移動型の立
形工作機械として立て旋盤の場合を示しているが、上下
方向に軸線を有する主軸を回転自在に支持する主軸台
が、主軸軸線方向及びこの主軸軸線と直交する方向に移
動して、主軸の下端(下方端部)に設けられたチャック
を用いて工作物交換装置にあるワーク(工作物)を着脱
自在に自動的に把持するとともに、ワーク授受領域と加
工領域との間を移動できるタイプの工作機械であれば、
ターニングセンタ,研削盤など他の種類の工作機械であ
ってもよい。また、立形工作機械の主軸の軸線は、床面
に対して垂直方向を向いている場合を示しているが、こ
の垂直方向に対して所定角度傾斜した方向を向いた場合
でもよい。さらに、立形工作機械は、主軸軸線方向及び
主軸軸線と直交する方向に主軸台が移動すれば、主軸軸
線方向を含む直交三軸方向に移動する工作機械であって
もよい。
【0016】(第1の実施形態)図1から図7は本発明
の第1の実施形態を示す図で、図1及び図2はそれぞれ
主軸移動型立て旋盤に手動旋回式の工作物交換装置を付
属させた全体平面図及び全体正面図、図3は手動旋回式
の旋回台等の断面図である。図4及び図5はそれぞれ自
動旋回式の工作物交換装置の平面図及び正面図、図6
(A)は自動旋回式の旋回台等の断面図、図6(B)は
位置決め手段の詳細図、図7は自動旋回式の工作物交換
装置の駆動手段を示す拡大平面断面図である。
【0017】図1及び図2に示すように、主軸移動型立
て旋盤(以下、旋盤と記載)1は、機械本体2と、機械
本体2の近傍に設けられた工作物交換装置3とを備えて
いる。主軸台4及び主軸5など可動体が、主軸軸線Cと
平行な方向(Z軸方向)に移動するとともに、Z軸方向
と直交するX軸と平行な方向の移動軌跡C0 上を、加工
位置と工作物交換装置3の機械側ワーク授受位置(以
下、ワーク授受位置と記載)Dとの間で移動して、この
旋盤1で加工が行われていない未加工ワーク(例えば、
素材ワーク)7をチャック6で着脱自在に直接把持し、
加工後は、この旋盤1で加工が終了した加工済ワーク8
の把持を解除し工作物交換装置3に載置する。主軸台4
(主軸5)がX軸方向,Z軸方向に移動するこのタイプ
の旋盤1では、主軸台4の移動がワーク搬送の機能も有
している。
【0018】旋盤1には、加工位置で加工が行われると
ともにスプラッシュガード19で遮蔽された加工領域1
7と、加工領域17に隣接し、工作物交換装置3とチャ
ック6との間でワークの授受が行われるワーク授受領域
18とが設けられており、主軸台4は両方の領域17,
18間を移動する。両方の領域17,18が、主軸台
4,主軸5,チャック6,サドル12など可動体が移動
する可動体移動領域38になっている。
【0019】工作物交換装置3はワーク授受領域18側
に設置されており、工作物交換装置3の一部(例えば、
ワーク授受位置D側)は可動体移動領域38に位置し、
他の一部(例えば、作業者側のワーク取り替え作業位置
E側)は、作業者によるワークの取り替え作業等が行わ
れる可動体非移動領域39(即ち、可動体移動領域外)
に位置している。ワーク授受位置Dでは、旋盤1のチャ
ック6と工作物交換装置3との間で未加工ワーク7及び
加工済ワーク8の授受が行われる。
【0020】可動体移動領域外のワーク取り替え作業位
置Eでは、作業者が、加工済ワーク8を工作物交換装置
3より取り出し、未加工ワーク7を工作物交換装置3の
所定の位置に載置するワーク取り替え作業を行う。工作
物交換装置3は、チャック6と対向するように未加工ワ
ーク7が載置される未加工ワーク載置部30と、加工済
ワーク8をチャック6が把持解除して載置するための加
工済ワーク載置部31とを、二個ずつ有している。
【0021】旋盤1のベッド10の上面には、X軸方向
に一対のガイドレール11が平行に取付けられている。
二本のガイドレール11上には、図示しないスライド本
体を介してサドル12がX軸方向に移動自在に配置され
ている。ガイドレール11とスライド本体は直動ころが
り案内を構成している。ベッド10の工作物交換装置3
側には、ブラケット10aがボルト(図示せず)で固定
されており、ガイドレール11,11は、ベッド10と
ブラケット10aとにより支持されている。
【0022】なお、ブラケット10aはベッド10と一
体に形成してもよく、また、ガイドレール11も、ベッ
ド10側のレールとブラケット10a側のレールに分割
しておいて、組立調整時に一つのガイドレールとなるよ
うにしてもよい。このように、ガイドレール11とブラ
ケット10aを分割しておくと、後で、工作物交換装置
等が付属する立て旋盤に変更することが可能になる。
【0023】二本のガイドレール11のほぼ中間位置に
は、X軸用ボールねじのねじ軸13がガイドレール11
と平行に配置され、ねじ軸13には、サドル12に固定
されたナット14がねじ込まれている。ねじ軸13の両
端部は、軸受を内蔵した軸受装置15,16により回転
自在に軸支されており、ねじ軸13は、図示しない歯付
プーリ及び歯付ベルト(又は、歯車列)を介してX軸用
サーボモータにより正逆方向に回転駆動される。なお、
X軸用サーボモータの出力軸とねじ軸13は直結されて
いてもよい。X軸用サーボモータに駆動されてねじ軸1
3が回転すると、サドル12が、ナット14を介してガ
イドレール11に案内されてX軸方向に移動し、この移
動動作が、工具22に対する主軸台4のX軸方向の移動
となる。この旋盤1は、サドル12のX軸方向への移動
可能距離が工作物交換装置3の方向に長くなっている。
【0024】ベッド10には刃物台23が取付けられ、
刃物台23にはタレット21がX軸軸線と平行な軸線を
中心に旋回割出し可能に設けられ、タレット21には複
数の工具22が放射状に取付けられている。なお、旋回
割出しのための軸線は他の方向を向いていてもよい。サ
ドル12の前面には、Z軸方向に一対のZ軸ガイドレー
ル24が平行に設けられ、主軸台4が、スライド本体2
5,25を介して一対のZ軸ガイドレール24,24に
Z軸方向に移動自在に係合している。Z軸ガイドレール
24及びスライド本体25は直動ころがり案内を構成し
ている。
【0025】サドル12の上部にはZ軸用サーボモータ
26が取付けられており、Z軸用サーボモータ26に
は、Z軸用ボールねじ(図示せず)のねじ軸が直結され
て回転駆動されるようになっている。なお、Z軸用サー
ボモータ26の出力軸とねじ軸とは、歯車列,歯付プー
リ・歯付ベルト機構等を介して回転が伝達されていても
よい。Z軸用ボールねじのねじ軸には、主軸台4に固定
されたナット(図示せず)がねじ込まれているので、Z
軸用サーボモータ26によりねじ軸が回転すれば、前記
ナットを介して主軸台4がZ軸ガイドレール24に案内
されてZ軸方向に昇降移動する。
【0026】主軸台4には主軸5が主軸受(図示せず)
等に回転自在に支持されており、主軸5は、その下端に
設けられたチャック6でワークを把持した状態で回転す
る。主軸5は、主軸台4の内部に組み込まれたビルトイ
ン型主軸モータ(図示せず)により回転駆動される。な
お、主軸台4は、主軸5が歯車機構,ベルト・プーリ機
構など伝達機構を介して回転駆動される主軸台であって
もよい。チャック6には、ワークを把持するための複数
(例えば、三個)の爪27が設けられている。主軸5の
上部にはチャックシリンダ28が設けられており、チャ
ックシリンダ28に所定の圧力の流体を供給することに
より駆動して、爪27を同時に径方向に開閉移動させる
ことにより、ワークが把持又は把持解除される。
【0027】次に、旋盤1の動作について説明する。N
C装置からの指令により未加工ワーク7を受け取り、切
削加工する時には、X軸用サーボモータを駆動して、サ
ドル12をX軸方向の工作物交換装置3側に移動させ
る。サドル12の移動により、主軸5が移動軌跡C0
を移動し、工作物交換装置3のワーク授受位置Dにある
未加工ワーク載置部30上に位置する。次に、Z軸用サ
ーボモータ26を駆動して主軸台4を下方に移動させ、
チャックシリンダ28を駆動してチャック6の爪27を
把持方向に移動させて未加工ワーク7を直接把持する。
チャック6のこの把持動作後、主軸台4は所定位置まで
上昇移動する。
【0028】次いで、X軸用サーボモータを駆動して、
サドル12をX軸方向の加工位置側に移動し、Z軸用サ
ーボモータ26を駆動することにより、主軸台4がZ軸
方向に移動する。タレット21を旋回割出しさせて、タ
レット21に取付けられた所望の工具22を割出す。そ
して、主軸モータを制御して主軸5を所望の回転数で回
転させるとともに、X軸用サーボモータ及びZ軸用サー
ボモータ26を制御して、工具22に対して未加工ワー
ク7をX軸方向,Z軸方向に移動させて切削加工を行
う。
【0029】ワークの加工が完了した後、X軸用サーボ
モータ及びZ軸用サーボモータ26を駆動して、主軸台
4を加工位置からワーク授受位置Dにある加工済ワーク
載置部31に移動させ、チャック6の爪27を把持解除
方向に移動させ、加工済ワーク8をチャック6から離脱
させて加工済ワーク載置部31上に載置する。次のワー
クの加工がある場合には、主軸台4は、加工済ワーク載
置部31から未加工ワーク載置部30に移動して、上述
と同様の動作を繰り返す。
【0030】次に、工作物交換装置3について説明す
る。工作物交換装置3は、旋盤1の機械本体2の近傍の
所定位置に設置された工作物交換装置基体(以下、基体
と記載)32と、基体32に設けられ、旋盤1の可動体
の移動領域38と移動領域外(可動体非移動領域39)
との間を自在に移動する移動台としての旋回台35とを
備えている。基体32は機械本体2から別体に立設され
ている。基体32は、機械本体2に対して所定位置に設
けられていればよいので、ベッド10又はブラケット1
0aなど機械本体2に一体に設けてもよい。また、別体
に設けられた基体32をベッド10等に固定可能に設け
てもよい。
【0031】未加工ワーク載置部30と加工済ワーク載
置部31はそれぞれ一対設けられ、一方の未加工ワーク
載置部30及び加工済ワーク載置部31が可動体移動領
域38に位置している時、他方の未加工ワーク載置部3
0及び加工済ワーク載置部31は可動体非移動領域39
(可動体移動領域外)に位置するようにしている。その
ために、旋回台35の上面の一方側には、一つの未加工
ワーク載置部30と、この未加工ワーク載置部30の近
傍に配設された一つの加工済ワーク載置部31とが並ん
で設けられている。旋回台35の上面の他方側には、前
記載置部30,31とは互いに180度離れた点対称の
位置に、別の未加工ワーク載置部30と加工済ワーク載
置部31とが並んで設けられている。
【0032】作業者が旋回台35を所定角度(本実施形
態では、180度)旋回させることにより、一方の未加
工ワーク載置部30及び加工済ワーク載置部31と、他
方の未加工ワーク載置部30及び加工済ワーク載置部3
1とを、ワーク授受位置Dとワーク取り替え作業位置E
の所定位置に交互に移動させる。なお、旋回台35の旋
回角度が180度以外の場合、又は、未加工ワーク載置
部30及び加工済ワーク載置部31が三個以上の場合に
は、この旋回角度に対応する位置に、未加工ワーク載置
部30及び加工済ワーク載置部31を設ければよい。
【0033】次に、手動旋回式の旋回台35及び位置決
め手段37について、図1から図3を用いて説明を行
う。図1から図3に示すように、手動旋回式の工作物交
換装置3の旋回台35は、基体32に取付けられた支持
軸34を中心として旋回可能に設けられており、位置決
め手段37で旋回台35の回転方向の位置決めをしてい
る。支持軸34は、基体32の上面41にボルト42な
ど締結部材により固定されている。支持軸34の上部に
は、円板状の固定円板43が固定されている。
【0034】支持軸34には一対の軸受44が取付けら
れており、回転部材45が、軸受44を介して支持軸3
4に回転自在に支持されている。旋回台35はほぼ円板
状の部材であり、回転部材45にボルト46等により位
置決め固定され、固定円板43の下方に配置されてい
る。旋回台35にかかる荷重の一部を支持するために、
基体32の上面には複数のキャスタ等からなる副荷重支
持装置56が設けられている。なお、この副荷重支持装
置56は、ワーク等による荷重が軽い場合には省略して
もよい。
【0035】旋回台35の外周縁52の下部には、一対
の係合孔54を有する円形状の係合部材53が固定され
ている。一対の係合孔54は、旋回台35の半径方向外
方に向けて開口し、旋回台35の180度反転方向にそ
れぞれ位置している。旋回台35の回転方向の位置決め
をするための位置決め手段37は、前記係合部材53
と、旋回台35の半径方向を向く中心軸線C1 を有し、
基体32に取付けられた係合離脱動作部60と、基体3
2に取付けられた旋回台の位置決め検出手段61とを備
えている。位置決め検出手段61は、係合離脱動作部6
0の動作位置を検出することにより、旋回台35が回転
方向(移動方向)の所定の位置に位置決めされているか
否かを検出する。
【0036】係合離脱動作部60のロッド60aは、中
心軸線C1 方向に進退移動する。ロッド60aの前端に
は、突出時に係合孔54に係合離脱自在に係合する位置
決めピン62が設けられ、ロッド60aの後端には被検
出部材63が設けられている。ロッド60a及び位置決
めピン62は、ばねなど付勢部材により常時突出方向に
付勢されており、後方の被検出部材63又は摘み部(図
示せず)等を作業者が後方に引っ張って所定角度回転さ
せることにより後退位置で保持できるようになってい
る。
【0037】位置決め検出手段61の一方のセンサ61
a及び他方のセンサ61bが、被検出部材63を検出す
る。センサ61a,61bには、近接スイッチ,リミッ
トスイッチ,光電スイッチ等が使用できる。位置決めピ
ン62が前進して係合孔54に係合することにより、旋
回台35が回転方向に関して位置決め保持されている
と、一方のセンサ61aが、前進位置にある被検出部材
63を検出する。一方、係合離脱動作部60を操作し
て、位置決めピン62を後退位置まで後退させて係合孔
54から離脱させると、他方のセンサ61bが、後退位
置にある被検出部材63を検出する。
【0038】また、一方のセンサ61aの信号が出力さ
れている時のみ、主軸台4がワーク授受位置D側で移動
動作等を行うことができるようになっており、これによ
り、作業者によるワーク取り替え作業が完了していない
状態の時、主軸台4がワーク授受位置D側に移動するの
を防止している。このように、旋回台35を手動で旋回
動作させ、位置決めピン62の進退移動動作を係合離脱
動作部60の手動操作で行うので、油圧,空気圧など流
体圧及び電力等の駆動源が不要になる。
【0039】なお、係合離脱動作部60に流体圧シリン
ダ(例えば、空気圧シリンダ)を使用して、位置決めピ
ン62の前記進退移動動作を流体圧シリンダの駆動力で
自動的に行うようにしてもよい。この場合には、流体圧
シリンダ(係合離脱動作部60)が有するピストンロッ
ドは、指令信号により中心軸線C1 方向に進退移動し、
ピストンロッドの前端には位置決めピン62が設けら
れ、ピストンロッド又はピストンロッドとともに移動す
るロッドの後端には被検出部材63が設けられている。
【0040】図1から図3に示す工作物交換装置3で
は、旋回台35を作業者が手動で旋回動作させている
が、他の例として、駆動手段(旋回駆動体)の駆動力で
旋回台35を旋回動作させることもできる。駆動手段3
6による自動旋回式の旋回台35及び他の位置決め手段
37を使用した例について、図4から図7を用いて説明
を行う。図4から図7に示すように、駆動手段36は基
体32に設けられ、この駆動手段36の駆動力により、
旋回台35を可動体移動領域38と可動体移動領域外に
移動させている。
【0041】回転部材45には歯車48がボルト49等
で固定されている。歯車48には駆動手段36のラック
51が噛み合っているので、駆動手段36を駆動するこ
とによって、ラック51,歯車48,回転部材45を介
して旋回台35が矢印Bに示すように正逆方向に所定角
度旋回する。また、この駆動手段36の周りはカバー6
4aで囲まれている。旋回台35の下部には、凸状係合
部52aが一体的に又は固定用部材で固定されており、
凸状係合部52aには、第1,第2の被検出部材63
a,63bがそれぞれ設けられている。
【0042】位置決め手段37において、基体32の上
面には、一対の取付け部材37a,37cを介してスト
ッパ部材37b,37dがそれぞれ固定されているの
で、二つのストッパ部材37b,37dのうちどちらか
一方に凸状係合部52aが当接することにより、旋回台
35が位置決めされる。また、取付け部材37aには、
第1の被検出部材63aに対向可能な一方のセンサ61
aが取付けられ、取付け部材37cには、第2の被検出
部材63bに対向可能な他方のセンサ61bが、それぞ
れ取付けられている。これにより、旋回台35が一方の
旋回位置に位置したとき一方のセンサ61aで第1の被
検出部材63aを検出し、他方の旋回位置に位置したと
き他方のセンサ61bで第2の被検出部材63bを検出
することにより、旋回台35が位置決めされたことを確
認する。
【0043】旋回台35を正逆方向に180度旋回させ
るための駆動手段36は、回転部材45を介して旋回台
35に固定されている前記歯車48と、流体圧シリンダ
装置である油圧シリンダ装置71とを備えている。油圧
シリンダ装置71は、歯車48に噛み合うラック51を
旋回用ピストン70,70aにより往復移動させ、基体
32上に横方向(即ち、水平方向)に向けて取付けられ
ている。
【0044】ラック51は、油圧シリンダ装置71が有
する円筒状のシリンダ部材72の内部に嵌合する一対の
旋回用ピストン70,70aに挟持されて、中心軸線C
2 方向に往復移動する。油圧シリンダ装置71の一方の
シリンダ室73又は他方のシリンダ室74に、一方の供
給口75又は他方の供給口76から圧力油を供給すれ
ば、旋回用ピストン70,70aとラック51は一体的
に往復移動動作をする。これにより、歯車48,回転部
材45を介して、旋回台35が正逆方向に180度旋回
することになる。
【0045】なお、油圧シリンダ装置71に代えて、駆
動モータの出力軸又は減速機構付きの駆動モータの出力
軸に設けた歯車で、歯車48を正逆方向に(又は、同一
方向に)180度ずつ回転させてもよい。この駆動モー
タは、電動機だけでなく流体圧モータ等を含むものであ
る。他の変形例として、主軸台4など可動体の移動動作
を利用して旋回台35を旋回させてもよいが、この場合
には、旋回台35と可動体との係脱機構が必要になる。
例えば、可動体が加工領域17側に移動する時のみ、旋
回台35を旋回動作可能にするのがよい。
【0046】未加工ワーク載置部30には、中心位置O
1 と同心円状の複数の円形溝57が、未加工ワーク7の
載置時の目印用に形成されている。ワーク取り替え作業
位置Eで、作業者が未加工ワーク7を円形溝57とほぼ
同心になるように未加工ワーク載置部30に載置すれ
ば、未加工ワーク7はチャック6が把持可能な位置とな
る。したがって、作業者は未加工ワーク7を容易に載置
することができ、心出しのための作業時間を短縮でき、
未加工ワーク載置部30の構成も簡素にできる。なお、
円形溝57の代わりに、未加工ワーク載置部30の上面
に、未加工ワーク7の外径寸法に対応する内径寸法を有
する一つ又は複数の段部を形成し、この段部により未加
工ワーク7を心出ししてもよい。
【0047】旋回台35を旋回させて、一方の未加工ワ
ーク載置部30と加工済ワーク載置部31を可動体移動
領域38のワーク授受位置Dに移動させた状態では、一
方の未加工ワーク載置部30の中心位置O1 と加工済ワ
ーク載置部31の中心位置O2 は、主軸5の移動軌跡C
0 上に位置するとともに、加工済ワーク載置部31が加
工領域17に近い方に位置するようになっている。一方
の未加工ワーク載置部30と加工済ワーク載置部31を
ワーク授受位置Dに移動させた後、旋回台35を180
度旋回させれば、他方の未加工ワーク載置部30と加工
済ワーク載置部31がワーク授受位置Dに位置し、且つ
一方の未加工ワーク載置部30と加工済ワーク載置部3
1がワーク取り替え作業位置Eに位置する。即ち、作業
者の手動操作又は駆動手段36の駆動力で、旋回台35
を正逆方向に180度ずつ旋回させることにより、一方
のワーク載置部30,31と他方のワーク載置部30,
31を、ワーク授受位置Dとワーク取り替え作業位置E
に交互に移動させることができる。
【0048】図1から図5,図8及び図9に示すよう
に、ワーク授受位置Dとワーク取り替え作業位置Eとの
間には仕切り手段40が設けられている。仕切り手段4
0は、機械本体2,基体32及び旋回台35に設けら
れ、両方の領域38,39を仕切って作業者の作業範囲
を規制しているので、作業者は可動体移動領域38に手
などを侵入させて作業できないようになっている。仕切
り手段40は、可動体移動領域38を囲むように機械本
体2(又は、機械本体2と基体32)に取付けられた固
定側カバー64と、旋回台35の上面に直径方向に取付
けられた回転側カバー65とを備えている。
【0049】旋回台35の中央部上方に位置する固定円
板43の中心部直径方向にもカバー67が配設されてい
る。このカバー67はX軸方向を向き、固定円板43と
接触又は非接触で固定側カバー64に一体的に取付けら
れている。なお、カバー67を固定円板43に取付けて
もよい。固定側カバー64には、この旋盤1で加工可能
なワークの直径,高さ及び旋回台35のサイズに対応し
た大きさの開口部66が形成されている。この開口部6
6を設けることにより、未加工ワーク7及び加工済ワー
ク8を載置した旋回台35が自在に旋回動作できる。
【0050】回転側カバー65は、旋回台35の上面に
締結部材68により垂直方向に固定され、開口部66を
塞ぐように開口部66の形状に対応した形状を有し、開
口部66内を所定の隙間を介して自在に通過できるよう
になっている。旋回台35が位置決め手段37で位置決
め保持された時には、回転側カバー65が開口部66の
位置にほぼ一致するので、カバー67を含む固定側カバ
ー64と回転側カバー65がほぼ同一面の状態になっ
て、可動体移動領域38と可動体非移動領域39が仕切
られる。こうして、可動体移動領域38と可動体移動領
域外とが分離されて作業者の作業範囲が規制されるの
で、作業者は、旋盤1の可動体から離れた安全なワーク
取り替え作業位置Eでワークの取り替え作業を行うこと
ができる。
【0051】図8及び図9は、仕切り手段及び旋回台の
他の例を示す工作物交換装置3aの平面図及び正面図で
ある。図8及び図9に示すように、工作物交換装置3a
の旋回台35aは、一方の未加工ワーク載置部30及び
これに並ぶ加工済ワーク載置部31と、他方の未加工ワ
ーク載置部30及びこれに並ぶ加工済ワーク載置部31
が設けられるような最小の形状(例えば、ほぼ矩形状)
になっている。これにより、旋回台35aを軽量化し
て、旋回台35aの旋回動作の高速化を実現している。
また、可動体移動領域38と、作業者がワークの取り替
え作業を行う可動体移動領域外とを仕切る仕切り手段4
0aは、開口部66が開口した状態になっている。そこ
で、固定側カバー90を、旋回台35aの回転中心位置
3 よりワーク取り替え作業位置E側によせて配置する
ことにより、安全性を向上させている。
【0052】図1から図9において、工作物交換装置
3,3aには、干渉物有無検出手段としての加工済ワー
ク有無検出手段80と未加工ワーク有無検出手段81が
設けられている。加工済ワーク有無検出手段80には透
過形の光電スイッチが使用されており、この加工済ワー
ク用光電スイッチ80は、基体32及び固定円板43の
いずれか一方及び他方にそれぞれ取付けられた投光器8
2及び受光器83を備えている。加工済ワーク用光電ス
イッチ80は、ワーク授受位置Dに加工済ワーク載置部
31が位置決めされている時に、この加工済ワーク載置
部31に、加工済ワーク8又は加工済ワーク8に相当す
る干渉物が載置されているか否かを検出している。この
干渉物としては、作業者がワーク取り替え作業の際に加
工済ワーク載置部31に載置してしまった未加工ワーク
7等がある。
【0053】未加工ワーク有無検出手段81にも透過形
の光電スイッチが使用されており、この未加工ワーク用
光電スイッチ81は、基体32及び固定円板43のいず
れか一方及び他方にそれぞれ取付けられた投光器84及
び受光器85を備えている。未加工ワーク用光電スイッ
チ81は、ワーク授受位置Dに未加工ワーク載置部30
が位置決めされている時に、この未加工ワーク載置部3
0に未加工ワーク7が載置されているか否かを検出して
いる。
【0054】投光器82から受光器83に光を照射する
ことにより干渉物の有無が検出され、投光器84から受
光器85に光を照射することにより、未加工ワーク7の
有無が検出される。即ち、干渉物や未加工ワーク7があ
る場合には受光器83,85が照射光を受光することが
できないので、干渉物,ワークの有無を検出することが
できる。なお、光電スイッチ80,81は、透過形のほ
か回帰反射形や拡散反射形などであってもよい。また、
非接触式,接触式で物の有無が判定できるセンサであっ
てもよい。例えば、レーザセンサなど光センサ,超音波
センサ,磁気センサ,リミットスイッチ等であってもよ
い。
【0055】加工済ワーク用光電スイッチ80が、加工
済ワーク載置部31上に加工済ワーク8がある旨の信号
を出力している時に、主軸台4が加工領域17からワー
ク授受領域18に移動して、加工済ワーク載置部31上
にワークを載置しようとすると、チャック6が把持して
いる加工済ワーク8と、加工済ワーク載置部31にある
加工済ワーク8とが衝突する恐れがある。したがって、
加工済ワーク8など干渉物がない旨の信号を加工済ワー
ク用光電スイッチ80で出力していることが、主軸台4
が加工済ワーク載置部31に移動して加工済ワーク8を
渡すことのできる条件の一つである。一方、加工済ワー
ク用光電スイッチ80で加工済ワーク8がある旨の信号
を出力している間は、主軸台4がワーク授受領域18に
移動して加工済ワーク8を加工済ワーク載置部31に渡
さないようなインタロックを設けることにより、衝突を
防止している。
【0056】未加工ワーク用光電スイッチ81は、旋盤
1による空加工を防止するために設けられている。未加
工ワーク用光電スイッチ81が、ワーク授受位置Dの未
加工ワーク載置部30に未加工ワーク7がある旨の信号
を出力した場合に、主軸台4を未加工ワーク載置部30
に移動させて未加工ワーク7を把持するようにしてい
る。したがって、チャック6が、未加工ワーク7のない
状態の未加工ワーク載置部30で把持動作をすることは
なく、空加工を防止することができる。なお、未加工ワ
ーク用光電スイッチ81は省略してもよい。
【0057】次に、旋盤1と工作物交換装置3の全体の
動作について説明する。作業者がワーク取り替え作業位
置Eでワークの取り替え作業を行う場合には、旋回台3
5を位置決め手段37により位置決め保持しておく。ワ
ーク取り替え作業位置Eに位置決めされた加工済ワーク
載置部31に加工済ワーク8があり、これに並ぶ未加工
ワーク載置部30は空になっている場合には、作業者は
加工済ワーク8を取り出し、未加工ワーク7を未加工ワ
ーク載置部30に載置するワーク取り替え作業を行う。
ワーク授受位置Dの未加工ワーク載置部30には未加工
ワーク7が載置され、これに並ぶ加工済ワーク載置部3
1は空になっている。一方、機械本体2においては、チ
ャック6によってワークが把持された主軸5を主軸モー
タにより回転駆動し、X軸用サーボモータ及びZ軸用サ
ーボモータ26を制御するとともに主軸5の回転数を制
御して、工具22によりワークを切削加工する。
【0058】加工終了後、ワーク授受領域18への移動
指令が出力される。加工済ワーク用光電スイッチ80
は、干渉物の有無を検出し、干渉物がない旨の信号を出
力している。また、旋回台35が手動旋回式の場合に
は、位置決め検出手段61の一方のセンサ61aが被検
出部材63を検出して、位置決めピン62が係合孔54
に係合し旋回台35が位置決めされている旨の信号を出
力している。この二つの条件を満足している状態の時に
のみ、主軸台4はワーク授受領域18に移動してワーク
の受け渡しを行う。さらに、未加工ワーク7は、未加工
ワーク載置部30上にチャック6が把持可能な位置に載
置されており、しかも、未加工ワーク用光電スイッチ8
1で未加工ワーク7がある旨の信号を出力している。
【0059】主軸台4が加工済ワーク載置部31上方に
到着すると、主軸台4を下降させて加工済ワーク載置部
31上に加工済ワーク8を載置し、チャック6の爪27
を把持解除方向に移動させ、加工済ワーク8の把持を解
除して渡す。次いで、主軸台4を所定の位置(ワークと
チャック6とが干渉しない位置)まで上昇させる。その
後、主軸台4を、加工済ワーク載置部31から未加工ワ
ーク載置部30上方に移動させたのち下降させて、ここ
に載置されている未加工ワーク7をチャック6の爪27
で把持する。チャック6による未加工ワーク7の把持
後、主軸台4を所定位置まで上昇させる。主軸台4は、
加工領域17側に移動して切削加工を開始する。
【0060】一方、作業者は、旋盤1が切削加工を行っ
ている間に、ワークの取り替え作業を行う。なお、手動
旋回式の旋回台35を使用した例で説明を行う。この
時、ワーク授受位置Dにある一方の側の未加工ワーク載
置部30の上は空であり、加工済ワーク載置部31の上
には、旋盤1のチャック6から渡された加工済ワーク8
が載置され、ワーク取り替え作業位置Eにある他方の側
の未加工ワーク載置部30の上には、これから旋盤1の
チャック6が受け取る未加工ワーク7が載置され、加工
済ワーク載置部31の上は空の状態になっているものと
する。
【0061】主軸台4が加工領域17側に移動して加工
を行っているとき、作業者は、ロッド60aを操作し、
位置決めピン62を係合孔54から離脱させる。このこ
とにより旋回台35は旋回自在となるので、作業者は旋
回台35を180度旋回させる。その結果、一方の側の
未加工ワーク載置部30及び加工済ワーク載置部31が
ワーク取り替え作業位置E側に移動し、他方の側の未加
工ワーク載置部30及び加工済ワーク載置部31がワー
ク授受位置D側に移動する。次いで、ロッド60aを操
作し、位置決めピン62を係合孔54に係合させて旋回
台35を位置決めする。作業者は、ワーク取り替え作業
位置Eで、加工済ワーク載置部31から加工済ワーク8
を取り出し、未加工ワーク載置部30に新しい未加工ワ
ーク7を載置する。これにより初期の状態に戻るので、
旋盤1側で加工が終了し、主軸台4のチャック6との間
で加工済ワーク8,未加工ワーク7が授受されるのを待
つ。
【0062】次に、自動旋回式旋回台の説明を行う。こ
の時、ワーク授受位置D側にある一方の側の未加工ワー
ク載置部30には、これから旋盤1のチャック6が受け
取る未加工ワーク7が載置されており、加工済ワーク載
置部31は空の状態になっているものとする。同様に、
ワーク取り替え作業位置E側の他方の側の未加工ワーク
載置部30には、これから旋盤1のチャック6が受け取
る未加工ワーク7が載置されており、加工済ワーク載置
部31は空の状態になっているものとする。
【0063】主軸台4が、加工領域17からワーク授受
領域18に移動し、加工済ワーク8を一方の側の加工済
ワーク載置部31に渡し、未加工ワーク7を未加工ワー
ク載置部30より受け取る動作を行う。主軸台4が、旋
回台35等と干渉しない位置例えば加工領域17側に移
動した時、旋回台35は旋回可能となるので、作業者は
操作盤(図示せず)の旋回用操作ボタンを操作する。こ
の操作により、旋回台35は、駆動手段36に駆動され
て180度旋回動作を行う。即ち、旋回用の圧力流体
(例えば、圧力油)を流体圧シリンダ装置(油圧シリン
ダ装置)71の一方のシリンダ室73に供給し、他方の
シリンダ室74を大気圧にする。旋回用ピストン70及
びラック51が中心軸線C2 方向に移動し、歯車48,
回転部材45を介して旋回台35を回転させる。
【0064】一方の側の未加工ワーク載置部30及び加
工済ワーク載置部31がワーク取り替え作業位置E側に
位置し、他方の側の未加工ワーク載置部30及び加工済
ワーク載置部31がワーク授受位置D側に位置する。作
業者は、ワーク取り替え作業位置E側の加工済ワーク載
置部31から加工済ワーク8を取り出し、未加工ワーク
載置部30に新しい未加工ワーク7を載置する。この状
態で、初期の状態に戻るので、旋盤1側で加工が終了
し、主軸台4のチャック6との間で加工済ワーク8,未
加工ワーク7が授受されるのを待つ。
【0065】また、下記のように、NCプログラムの指
令で旋回させるようにしてもよい。この場合には、作業
者は、ワーク取り替え作業位置E側の加工済ワーク載置
部31から加工済ワーク8を取り出し、未加工ワーク載
置部30に新しい未加工ワーク7を載置する作業が完了
すると、操作盤(図示せず)のワーク準備完了操作スイ
ッチを操作して、ワーク準備完了信号を例えばON状態
にしておく。NCプログラムの所定の位置に挿入された
工作物交換指令(例えば、M60;等の指令)を実行す
ることにより、旋回台35は旋回動作を行う。動作完了
後、ワーク準備完了信号はOFF状態となる。即ち、ワ
ーク授受位置D側で加工済ワーク8を加工済ワーク載置
部31に渡し、未加工ワーク載置部30より未加工ワー
ク7を受け取る動作を行い、加工領域17での加工が完
了してワーク授受位置D側に移動するNCプログラムの
ブロックの前などに、工作物交換指令を挿入しておけば
よい。
【0066】なお、工作物交換指令が実行状態になった
時、ワーク準備完了操作スイッチが操作されていない場
合(即ち、ワーク準備完了信号がOFF状態の時)に
は、旋回台35の旋回動作は実行されず完了信号が出力
されない。旋盤1及び工作物交換装置3は、作業者が加
工済ワーク8を取り出して次の未加工ワーク7の載置を
行い、その後、ワーク準備完了操作スイッチが操作され
るまで待つ。
【0067】(第2,第3の実施形態)第1の実施形態
では、旋回台35,35aの一方と他方に、未加工ワー
ク載置部30とこれに並ぶ加工済ワーク載置部31から
なる載置部をそれぞれ設けたが、第2,第3の実施形態
のように、工作物交換装置をより簡素な構成にすること
も可能である。なお、前記工作物交換装置3,3aと同
一又は相当部分には同一符号を付してその説明を省略
し、異なる部分のみ説明する。
【0068】図10は本発明の第2の実施形態に係る工
作物交換装置3bの平面図である。図10に示すよう
に、工作物交換装置3bは、基体32に対して旋回移動
自在に設けられた旋回台135と、旋回台135の一方
の側に設けられ、未加工ワーク7及び加工済ワーク8を
載置する第1のワーク載置部130と、旋回台135の
他方の側に設けられ、未加工ワーク7及び加工済ワーク
8を載置する第2のワーク載置部131と、旋回台13
5を駆動するための駆動手段(旋回駆動体)36と、旋
回台135の位置決め保持をするための位置決め手段1
37とを備えている。
【0069】そして、加工済ワーク8が載置された第1
のワーク載置部130又は第2のワーク載置部131
と、未加工ワーク7が載置された第2のワーク載置部1
31又は第1のワーク載置部130とを、駆動手段36
の駆動力による旋回台135の旋回動作で入れ替えてワ
ークの交換を行うようにしている。旋回台135が旋回
することにより、第1のワーク載置部130と第2のワ
ーク載置部131が、ワーク授受位置Dとワーク取り替
え作業位置Eに交互に移動する。
【0070】光電スイッチ80は、加工済ワーク有無検
出手段と未加工ワーク有無検出手段の両方の機能を有し
ている。即ち、光電スイッチ80は、ワーク授受位置D
に第1のワーク載置部130及び第2のワーク載置部1
31のいずれか一方が位置決めされている時に、この第
1のワーク載置部130又は第2のワーク載置部131
に、ワーク(加工済ワーク8又は未加工ワーク7)が載
置されているか否かを検出している。位置決め検出手段
61は、旋回台135が旋回方向の所定の位置に位置決
めされているか否かを検出している。
【0071】この実施形態では、ワーク授受位置D側に
ある第1のワーク載置部130は空であり、ワーク取り
替え作業位置E側にある第2のワーク載置部131には
次に加工する未加工ワーク7が載置されている状態とす
る。また、ワーク準備完了信号がON状態(即ち、ワー
ク準備完了操作スイッチを操作した状態)になっている
ものとする。NCプログラムの動作指令に従って主軸台
4が移動し、チャック6が把持している加工済ワーク8
を第1のワーク載置部130に渡す。主軸台4が旋回台
135等と干渉しない所定の位置に上昇するように、N
Cプログラム(移動指令)の後に工作物交換指令をプロ
グラムしてある。
【0072】したがって、主軸台4が所定の位置まで上
昇した後、旋回台135は駆動手段36の駆動力で旋回
動作を行う。ワーク授受位置D側に第2のワーク載置部
131が移動し、ワーク取り替え作業位置E側に第1の
ワーク載置部130が移動する。主軸台4が下降し、未
加工ワーク7を第2のワーク載置部131よりチャック
6が把持して受け取る。主軸台4は、所定位置まで上昇
したのち加工領域17側に移動して加工を行う。ワーク
取り替え作業位置E側では、作業者が第1のワーク載置
部130より加工済ワーク8を取り出し、この第1のワ
ーク載置部130に次の未加工ワーク7を載置する。そ
して、ワーク準備完了操作スイッチを操作してワーク準
備完了状態とする。これで、当初の状態に戻る。
【0073】また、下記のように、必ずしもNCプログ
ラムの工作物交換指令で旋回台135を旋回させなくて
もよい。この場合には、主軸台4が、ワーク授受位置D
側にある第1のワーク載置部130(又は、第2のワー
ク載置部131)に加工済ワーク8を載置し、主軸台4
が所定の位置まで上昇した後、NCプログラムをプログ
ラム休止指令(例えば、M00)を実行させ、旋盤1及
び工作物交換装置3bをプログラム休止状態とする。こ
の状態で、手動操作又は操作盤の旋回台旋回用操作スイ
ッチを操作することにより旋回台135を旋回させる。
旋回台135が旋回動作終了後、NCプログラムを再起
動させる。
【0074】主軸台4は、ワーク授受位置D側に旋回し
た第2のワーク載置部131(又は、第1のワーク載置
部130)の未加工ワーク7をチャック6で把持し、加
工領域17側に移動して加工を行う。作業者は、ワーク
取り替え作業位置E側に移動してきた第1のワーク載置
部130(又は、第2のワーク載置部131)より加工
済ワーク8を取り出し、次の未加工ワーク7を載置す
る。
【0075】図11は本発明の第3の実施形態に係る工
作物交換装置3cの平面図である。図11に示すよう
に、この工作物交換装置3cでは、チャック6と対向す
るように未加工ワーク7が載置される未加工ワーク載置
部30と、加工済ワーク8を載置する加工済ワーク載置
部31とが、旋回台35cの一方の側にのみ設けられて
いる。工作物交換装置3cは、旋回台35cを旋回させ
る駆動手段36と、旋回台35cを位置決め保持する位
置決め手段37とを有している。この位置決め手段37
は、旋回台35cが旋回方向の所定の位置に位置決めさ
れているか否かを検出する位置決め検出手段61を有し
ている。この第3の実施形態の場合には、チャック6が
加工済ワーク8を加工済ワーク載置部31に渡して載置
した後、主軸台4(チャック6)は、未加工ワーク7が
載置されている未加工ワーク載置部30に移動して未加
工ワーク7を受け取る。主軸台4は、加工領域17に移
動して、受け取った未加工ワーク7の加工を行う。
【0076】一方、作業者は、駆動手段36を操作して
旋回台35cを180度旋回させ、未加工ワーク載置部
30と加工済ワーク載置部31をワーク取り替え作業位
置E側に位置させる。加工済ワーク載置部31より加工
済ワーク8を取り出し、未加工ワーク載置部30に次の
未加工ワーク7を載置する。そして、駆動手段36を操
作して旋回台35cを旋回させ、未加工ワーク載置部3
0と加工済ワーク載置部31をワーク授受位置D側に位
置させる。
【0077】未加工ワーク載置部30と加工済ワーク載
置部31がワーク授受位置Dに位置決めされていること
をセンサ61aの信号で確認するとともに、ワーク授受
位置Dにおける未加工ワーク載置部30に未加工ワーク
有り,加工済ワーク載置部31に加工済ワークなしの状
態になったことを、未加工ワーク有無検出手段81,加
工済ワーク有無検出手段80の信号でそれぞれ確認す
る。これらの条件が確認できた時のみ、主軸台4は、ワ
ーク授受領域18側に移動してワーク授受が可能となる
ように制御される。
【0078】また、下記のように、NCプログラムの工
作物交換指令で旋回台35cを旋回させてもよい。この
場合、主軸台4が加工領域17側に移動した後、第1の
工作物交換指令で旋回台35cを旋回させる。ワーク取
り替え作業位置E側で、作業者が加工済ワーク載置部3
1から加工済ワーク8を取り出し、次の未加工ワーク7
を未加工ワーク載置部30に載置する。そして、ワーク
準備完了操作スイッチを操作し、ワーク準備完了状態と
する。
【0079】加工領域17側での加工が完了した後、第
2の工作物交換指令が実行され、旋回台35cが180
度旋回する。主軸台4が、ワーク授受位置Dに移動して
加工済ワーク8を渡す動作、及び未加工ワーク7を受け
取る動作を実行する。未加工ワーク7をチャック6が把
持した主軸台4は、加工領域17側で加工を行う。ま
た、第2の工作物交換指令は、ワーク準備完了状態の時
のみ旋回動作を実行し、ワーク準備完了状態でない時に
はワーク準備完了状態になるのを待つことになる。な
お、旋回台35cを駆動手段36による駆動力で駆動さ
せる例で説明を行ったが、作業者が手動で旋回台35c
を旋回させてもよい。
【0080】(第4,第5の実施形態)更に、第4,第
5の実施形態として、ワークを載置するワーク載置部を
一対設けて、ワーク授受位置Dとワーク取り替え作業位
置Eとの間で、ワーク載置部を往復移動させることもで
きる。図12,図13は、それぞれ本発明の第4,第5
の実施形態に係る工作物交換装置3d,3eの平面図で
ある。なお、前記各実施形態の工作物交換装置と同一又
は相当部分には同一符号を付してその説明を省略し、異
なる部分のみ説明する。
【0081】図12に示す工作物交換装置3dは、基体
32に設けられ可動体移動領域38と可動体非移動領域
39(可動体移動領域外)との間を自在に進退移動する
移動台235と、移動台235上に設けられ、未加工ワ
ーク7を載置する未加工ワーク載置部230と、移動台
235上に未加工ワーク載置部230と並設され、チャ
ック6から渡された加工済ワーク8が載置される加工済
ワーク載置部231とを備えている。そして、可動体移
動領域38で旋盤1のチャック6との間で未加工ワーク
7及び加工済ワーク8の授受を行うとともに、可動体移
動領域外で作業者が未加工ワーク7の載置作業及び加工
済ワーク8の取り出し作業を行えるようにしている。
【0082】基体32に取付けられた一対の平行なガイ
ドレール236が、ワーク授受位置Dからワーク取り替
え作業位置Eの方向に向けて配設されている。基体32
には、一方のストッパ238と、移動台235を一方の
ストッパ238側に押圧して保持する保持部材240と
が、ワーク授受位置D側に取付けられている。一方のス
トッパ238と保持部材240とで位置決め手段が構成
されている。他方のストッパ239は、ワーク取り替え
作業位置E側に位置して基体32に取付けられている。
移動台235は、スライド部材(図示せず)を介してガ
イドレール236,236により、矢印Fに示すように
往復移動自在に案内支持されており、一方のストッパ2
38によりワーク授受位置D側に、他方のストッパ23
9によりワーク取り替え作業位置E側に、それぞれ移動
位置が規制されて進退移動する。ガイドレール236,
236とスライド部材は、公知の直動ころがり案内を構
成するものである。なお、移動台235は、公知のすべ
り案内等に案内されて移動してもよい。
【0083】保持部材240は、内蔵された圧縮ばね等
の付勢力によって先端部側に付勢されている球状又は円
錐状等の係合部材240aが前記付勢力に抗して進退移
動可能な機構を有している。移動台235に形成された
被係合部241と係合部材240aが、前記付勢力に抗
して着脱自在に係合可能になっているので、移動台23
5は、被係合部241と保持部材240とが係合するこ
とにより、ワーク授受位置D側の一方のストッパ238
に当接した位置に位置決めされる。
【0084】移動台235には、可動体非移動領域39
に常に位置している取っ手237が取付けられており、
作業者は、この取っ手237を把持して移動台235を
矢印F方向に手動で移動させる。位置決め検出手段24
2が、ワーク授受位置D側に位置して基体32側即ち一
方のストッパ238に取付けられている。位置決め検出
手段242は、移動台235がワーク授受位置D側の所
定の位置に位置決めされているか否かを検出する。
【0085】図13に示す工作物交換装置3eは、基体
32に設けられ可動体移動領域38と可動体移動領域外
との間をそれぞれ往復移動する第1の移動台250及び
第2の移動台251と、第1の移動台250上に設けら
れ、未加工ワーク7及び加工済ワーク8を載置する第1
のワーク載置部130と、第2の移動台251上に設け
られ、未加工ワーク7及び加工済ワーク8を載置する第
2のワーク載置部131とを備えている。そして、可動
体移動領域38でチャック6との間で未加工ワーク7及
び加工済ワーク8の授受を行うとともに、可動体移動領
域外で作業者が未加工ワーク7の載置作業及び加工済ワ
ーク8の取り出し作業を行えるようにしている。
【0086】基体32には、一対の平行なガイドレール
236が、ワーク授受位置Dからワーク取り替え作業位
置Eの方向に向けて、第1,第2の移動台250,25
1用に二組配設されている。基体32には、第1の移動
台250用の一組のストッパ238,239及び一方の
保持部材240と、第2の移動台251用の他の一組の
ストッパ238,239及び他方の保持部材240とが
設けられている。一方の保持部材240とストッパ23
8は、第1の移動台250をワーク授受位置Dに位置決
め保持するようにワーク授受位置D側に配置され、他方
の保持部材240と一方のストッパ238も、第2の移
動台251をワーク授受位置Dに位置決め保持するよう
にワーク授受位置D側に配置されている。また、他方の
ストッパ239,239は、ワーク取り替え作業位置E
側に配置されている。
【0087】第1の移動台250,第2の移動台251
は、ガイドレール236により矢印Fに示すように独立
して往復移動自在にそれぞれ案内支持されており、一方
のストッパ238によりワーク授受位置D側に、他方の
ストッパ239によりワーク取り替え作業位置E側に、
それぞれ移動動作が規制されている。第1の移動台25
0,第2の移動台251には、移動台がワーク授受位置
Dに位置決め保持されているか否かを検出するための位
置決め検出手段242が、ワーク授受位置D側に位置し
て、基体32側即ち一方のストッパ238にそれぞれ取
付けられている。
【0088】加工済ワーク有無検出手段と未加工ワーク
有無検出手段の両方の機能を有している光電スイッチ8
0(例えば、図10に示す光電スイッチ80と同様のも
の)が、第1のワーク載置部130用と第2のワーク載
置部131用に一つずつ基台32に設けられている。な
お、第1の移動台250,第2の移動台251が互いに
独立して進退移動する場合を示したが、第1の移動台2
50,第2の移動台251が連動して互いに逆方向に往
復移動するようにしてもよい。また、第4,第5の実施
形態では、移動台235,第1,第2の移動台250,
251を手動で往復移動させる例で説明を行ったが、駆
動手段による駆動力で移動させてもよい。また、NCプ
ログラムに工作物交換指令を挿入しておいてもよい。
【0089】上述のように、本発明の工作物交換装置
3,3aから3eは、自動式と手動式の中間的な性格を
有するものであり、自動化した従来の工作物交換装置よ
り構成を簡素化して信頼性を高めることができる。ま
た、仕切り手段40,40aで作業者の作業範囲を規制
するとともに、位置決め検出手段61及び加工済ワーク
有無検出手段80を設けて、安全な条件の時にのみ、主
軸台4,サドル12など可動体が工作物交換装置側に移
動できるようなインタロックを設けている。これによ
り、作業者は常に安全にワークの取り替え作業を行うこ
とができ、また、旋盤の可動体と工作物交換装置との干
渉を防止して安全性を高めることができる。
【0090】本発明によれば、作業者は、工作物交換装
置のワーク載置部(例えば、未加工ワーク載置部30,
230,第1のワーク載置部130,第2のワーク載置
部131)の上に未加工ワーク7を載せる作業と、他の
ワーク載置部(例えば、加工済ワーク載置部31,23
1,第1のワーク載置部130及び第2のワーク載置部
131)から加工済ワーク8を取り出す作業を行うだけ
でよい。したがって、ワークを上方向に高く持ち上げる
ような無理な動作を行わなくてもワークの交換ができる
ので、ワークが比較的重い場合や、交換するワーク数が
多い場合などでも、ワークの交換作業を行う作業者の負
担を従来より軽減することができる。また、ロボット,
ローダなどワーク搬送装置等を設けなくとも、工作物交
換装置でワークの交換を行って旋盤1でワークの連続加
工ができる。
【0091】前記説明では、チャックがチャックシリン
ダで把持・把持解除動作を行う流体圧チャックの場合を
示したが、スクロールチャック等を駆動モータで駆動し
て把持爪の把持・把持解除を行う電動チャックなど他の
チャックであってもよい。なお、各図中同一符号は同一
又は相当部分を示す。
【0092】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したので、工
作物交換装置を簡素な構成にして信頼性を高めることが
でき、また、ワーク交換作業の安全性及び作業性を向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1から図9は本発明の第1の実施形態を示す
図で、図1は主軸移動型立て旋盤に手動旋回式の工作物
交換装置を付属させた全体平面図である。
【図2】図1に示す主軸移動型立て旋盤の全体正面図で
ある。
【図3】図1に示す手動旋回式の旋回台等の断面図であ
る。
【図4】自動旋回式の工作物交換装置の平面図である。
【図5】図4に示す工作物交換装置の正面図である。
【図6】図6(A)は図4に示す自動旋回式の旋回台等
の断面図、図6(B)は位置決め手段の詳細図である。
【図7】自動旋回式の工作物交換装置の駆動手段を示す
拡大平面断面図である。
【図8】第1の実施形態の他の例に係る工作物交換装置
の平面図である。
【図9】図8に示す工作物交換装置の正面図である。
【図10】本発明の第2の実施形態に係る工作物交換装
置の平面図である。
【図11】本発明の第3の実施形態に係る工作物交換装
置の平面図である。
【図12】本発明の第4の実施形態に係る工作物交換装
置の平面図である。
【図13】本発明の第5の実施形態に係る工作物交換装
置の平面図である。
【符号の説明】
1 主軸移動型立て旋盤(主軸移動型立形工作機械) 2 機械本体 3,3aから3e 工作物交換装置 4 主軸台 5 主軸 6 チャック 7 未加工ワーク(工作物) 8 加工済ワーク(工作物) 30 未加工ワーク載置部 31 加工済ワーク載置部 32 工作物交換装置基体 35,35a,35c 旋回台(移動台) 38 可動体移動領域 39 可動体非移動領域(可動体移動領域外) 40,40a 仕切り手段 61 位置決め検出手段 80 加工済ワーク用光電スイッチ(干渉物有無検出
手段) 81 未加工ワーク用光電スイッチ(未加工工作物有
無検出手段) 130 第1のワーク載置部 131 第2のワーク載置部 135 旋回台(移動台) 235 移動台 242 位置決め検出手段 250 第1の移動台 251 第2の移動台 C 主軸軸線

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直方向又はこの垂直方向に対して所定
    角度傾斜した方向に軸線を有する主軸を回転自在に支持
    する主軸台が前記主軸の軸線方向及びこの主軸軸線と直
    交する方向に移動する主軸移動型立形工作機械におい
    て、前記主軸の下端に設けられたチャックとの間で工作
    物を授受するための工作物交換装置であって、 前記工作機械の機械本体の近傍に設置された工作物交換
    装置基体と、 この工作物交換装置基体に設けられ、前記主軸台を含む
    可動体が移動する可動体移動領域と可動体移動領域外と
    の間を移動する移動台と、 この移動台上に設けられ、前記チャックが受け取るため
    の未加工工作物を載置する未加工工作物載置部と、 前記移動台上に前記未加工工作物載置部と並設され、前
    記チャックから渡された加工済工作物が載置される加工
    済工作物載置部とを備え、 前記可動体移動領域で前記工作機械の前記チャックとの
    間で前記未加工工作物及び前記加工済工作物の授受を行
    うとともに、前記可動体移動領域外で作業者が前記未加
    工工作物の載置作業及び前記加工済工作物の取り出し作
    業を行えるようにしたことを特徴とする主軸移動型立形
    工作機械における工作物交換装置。
  2. 【請求項2】 前記未加工工作物載置部と前記加工済工
    作物載置部とを一つの対として、この対にした前記未加
    工工作物載置部と前記加工済工作物載置部を二組以上前
    記移動台に設け、 少なくとも一組が前記可動体移動領域に位置して前記チ
    ャックとの間で前記未加工工作物及び前記加工済工作物
    の授受を行うようにしたことを特徴とする請求項1に記
    載の主軸移動型立形工作機械における工作物交換装置。
  3. 【請求項3】 垂直方向又はこの垂直方向に対して所定
    角度傾斜した方向に軸線を有する主軸を回転自在に支持
    する主軸台が前記主軸の軸線方向及びこの主軸軸線と直
    交する方向に移動する主軸移動型立形工作機械におい
    て、前記主軸の下端に設けられたチャックとの間で工作
    物を授受するための工作物交換装置であって、 前記工作機械の機械本体の近傍に設置された工作物交換
    装置基体と、 この工作物交換装置基体に対して旋回移動自在に設けら
    れた旋回台と、 この旋回台の一方の側に設けられ、前記チャックとの間
    で授受するための未加工工作物及び加工済工作物を載置
    する第1の工作物載置部と、 前記旋回台の他方の側に設けられ、前記チャックとの間
    で授受するための未加工工作物及び加工済工作物を載置
    する第2の工作物載置部とを備え、 前記加工済工作物が載置された前記第1の工作物載置部
    又は前記第2の工作物載置部と、前記未加工工作物が載
    置された前記第2の工作物載置部又は前記第1の工作物
    載置部とを、前記旋回台の旋回動作で入れ替えて工作物
    の交換を行うようにしたことを特徴とする主軸移動型立
    形工作機械における工作物交換装置。
  4. 【請求項4】 垂直方向又はこの垂直方向に対して所定
    角度傾斜した方向に軸線を有する主軸を回転自在に支持
    する主軸台が前記主軸の軸線方向及びこの主軸軸線と直
    交する方向に移動する主軸移動型立形工作機械におい
    て、前記主軸の下端に設けられたチャックとの間で工作
    物を授受するための工作物交換装置であって、 前記工作機械の機械本体の近傍に設置された工作物交換
    装置基体と、 この工作物交換装置基体に設けられ、前記主軸台を含む
    可動体が移動する可動体移動領域と可動体移動領域外と
    の間をそれぞれ移動する第1,第2の移動台と、 この第1の移動台上に設けられ、前記チャックとの間で
    授受するための未加工工作物及び加工済工作物を載置す
    る第1の工作物載置部と、 前記第2の移動台上に設けられ、前記チャックとの間で
    授受するための未加工工作物及び加工済工作物を載置す
    る第2の工作物載置部とを備え、 前記可動体移動領域で前記工作機械の前記チャックとの
    間で前記未加工工作物及び前記加工済工作物の授受を行
    うとともに、前記可動体移動領域外で作業者が前記未加
    工工作物の載置作業及び前記加工済工作物の取り出し作
    業を行えるようにしたことを特徴とする主軸移動型立形
    工作機械における工作物交換装置。
  5. 【請求項5】 前記移動台を駆動する駆動手段が前記工
    作物交換装置基体に設けられ、 この駆動手段の駆動力により、前記移動台を前記可動体
    移動領域と前記可動体移動領域外に移動させることを特
    徴とする請求項1から4のいずれかの項に記載の主軸移
    動型立形工作機械における工作物交換装置。
  6. 【請求項6】 前記工作機械の前記可動体の移動領域と
    前記可動体の移動領域外との間に仕切り手段が設けら
    れ、作業者が前記可動体移動領域に侵入できないように
    したことを特徴とする請求項1から5のいずれかの項に
    記載の主軸移動型立形工作機械における工作物交換装
    置。
  7. 【請求項7】 前記可動体の移動領域の所定の位置に前
    記加工済工作物載置部,前記第1の工作物載置部又は前
    記第2の工作物載置部が位置決めされた時、前記加工済
    工作物を含む干渉物が前記加工済工作物載置部,前記第
    1の工作物載置部又は前記第2の工作物載置部に載置さ
    れているか否かを検出する干渉物有無検出手段を設けた
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれかの項に記載
    の主軸移動型立形工作機械における工作物交換装置。
  8. 【請求項8】 前記可動体の移動領域の所定の位置に前
    記未加工工作物載置部,前記第1の工作物載置部又は前
    記第2の工作物載置部が位置決めされた時、前記未加工
    工作物載置部,前記第1の工作物載置部又は前記第2の
    工作物載置部に前記未加工工作物が載置されているか否
    かを検出する未加工工作物有無検出手段を設けたことを
    特徴とする請求項1から7のいずれかの項に記載の主軸
    移動型立形工作機械における工作物交換装置。
  9. 【請求項9】 前記移動台,前記旋回台,前記第1の移
    動台又は前記第2の移動台が移動方向の所定の位置に位
    置決めされているか否かを検出する位置決め検出手段を
    設けたことを特徴とする請求項1から8のいずれかの項
    に記載の主軸移動型立形工作機械における工作物交換装
    置。
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