JP4502155B2 - 工作機械のパレット交換装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、工作物を載置したパレットを工作機械のテーブルに対して供給するためにパレットの交換を行うパレット交換装置にかかり、特に、二個のパレットをテーブルに対して交互に搬出入して交換するパレット交換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
工作物が載置された二個のパレットを、APC(自動パレット交換装置)のパレット段取り位置からテーブルに対して交互に搬出入して交換するタイプのAPCを、マシニングセンタなど工作機械に併設した技術が広く知られている。
このタイプのAPCは、工作機械の前方側または側方側に配置される場合が多い。また、このAPCにおいては、テーブルにセットされた一方のパレット上の工作物を工作機械で加工している間に、作業者は、APCのパレット段取り位置に位置している他方のパレットに対して、加工済の工作物を取り外し、次に加工する予定の未加工の工作物を取付けるなどの段取り作業を行う。
工作機械による工作物の加工が終了すると、加工済の工作物が載置されテーブル上にあるパレットと、APC上にあり未加工工作物が載置されたパレットとを搬出入して、次に加工する未加工工作物を工作機械に供給する。
特公平7−106529号公報,特開平8−215969号公報および特開平10−249667号公報などには、APCの段取り位置での作業者の段取り作業を容易にするために、一つの作業位置で工作物の段取り作業を行うことができるAPCに関する技術が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記特公平7−106529号公報および特開平8−215969号公報に記載されたAPCでは、平面視でパレットを三個置くためのスペースを必要とするので、APCの大きさや設置面積の大きさ等が大型化する傾向があった。
また、前記特開平10−249667号公報に記載の技術でも、パレットを移動させるための移動パレットプールを設けるスペースが必要であるので、APCの大きさ等が大型化していた。
なお、本出願人は、特開2000−5966号公報で、油圧ユニットを必要とせず環境問題に配慮された工作機械のパレット交換装置を提案している。このパレット交換装置では段取り作業を二つの作業位置で行っているが、作業者の作業性の向上を図るため一つの作業位置で段取り作業を行うことができる技術の開発が求められていた。
【0004】
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、パレット交換装置を大型化させることなく設置面積を省スペースにできるとともに作業者が一つの作業位置で工作物の段取り作業を行うことができる工作機械のパレット交換装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、本発明にかかる工作機械のパレット交換装置は、パレットをクランプ・アンクランプ可能にクランプするとともに少なくとも一方向に移動するテーブルに対して、このテーブルの移動方向と直交する方向に二個の前記パレットをそれぞれ移動させて交互に搬出入し交換するために工作機械に併設されたパレット交換装置であって、前記二個のパレットをそれぞれ移載可能に案内支持するために、前記パレット交換装置の段取り位置と前記テーブルの位置との間の中間位置に二組の第1のパレット案内手段が平行に設けられたパレット支持装置と、前記パレットを案内支持するとともに前記第1のパレット案内手段と対向して前記パレットを移載可能な一組の第2のパレット案内手段が設けられ、前記テーブルの移動方向と平行な方向に移動可能に前記段取り位置に設けられた移動台と、前記パレットに対する段取り作業を行うための作業位置とこの作業位置から離れて位置する反作業位置との間で前記移動台を移動させて、前記二組の第1のパレット案内手段のいずれか一方と前記第2のパレット案内手段とを対向させるように、前記段取り位置に設けられると共に、前記移動台に形成された第1の被係合部と、この第1の被係合部に係合離脱可能に係合し旋回動作により前記移動台を移動させるための移動台用アームとを有する移動台移動手段と、前記テーブル位置と前記中間位置との間およびこの中間位置と前記段取り位置との間で前記パレットを一個ずつ搬送するように、前記中間位置に設けられると共に、前記パレットに形成された第2の被係合部と、この第2の被係合部に係合離脱可能に係合し旋回動作により前記パレットを一個ずつ搬送するためのパレット搬送アームとを有するパレット搬送手段とを備え、一つの前記作業位置で前記段取り作業を行えるようにした。
【0006】
少なくとも前記移動台が前記反作業位置側に位置し前記パレットが前記パレット支持装置の前記反作業位置側の前記第1のパレット案内手段から前記移動台に移載された場合に、前記移動台移動手段で前記移動台を前記作業位置に移動させるのが好ましい。
記パレット交換装置は、前記移動台用アームの前記旋回動作に連動して、前記作業位置または前記反作業位置に位置している前記移動台を保持可能な移動台保持手段を有しているのが好ましい。
前記移動台保持手段は、前記移動台用アーム側に設けられたカムと、前記移動台に係合離脱可能に係合して前記移動台を保持できるように、進退移動動作する保持部材と、この保持部材に設けられ、前記カムのカム曲線に沿って前記保持部材を進退移動させる連動部材とを備え、前記移動台用アームにより前記移動台を移動させる動作と、前記作業位置および前記反作業位置で前記移動台を保持する動作とを連動させるのが好ましい。
前記移動台には、前記パレットが前記移動台の前記第2のパレット案内手段により支持されているときこのパレットを前記移動台に仮に保持する移動台用パレット仮保持手段が設けられているのが好ましい。
【0007】
パレット交換方法は、パレットをクランプ・アンクランプ可能にクランプするとともに少なくとも一方向に移動するテーブルに対して、このテーブルの移動方向と直交する方向に二個の前記パレットをそれぞれ移動させて交互に搬出入し交換するために工作機械に併設されたパレット交換装置におけるパレット交換方法であって、前記パレット交換装置は、前記二個のパレットをそれぞれ移載可能に案内支持するために、前記パレット交換装置の段取り位置と前記テーブルの位置との間の中間位置に二組の第1のパレット案内手段が平行に設けられたパレット支持装置と、前記パレットを案内支持するとともに前記第1のパレット案内手段と対向して前記パレットを移載可能な一組の第2のパレット案内手段が設けられ、前記テーブルの移動方向と平行な方向に移動可能に前記段取り位置に設けられた移動台とを有し、前記パレット交換方法は、前記中間位置から前記段取り位置に移動させる予定の前記パレットが、このパレットに対する段取り作業を行うための作業位置から離れた反作業位置側の前記第1のパレット案内手段に案内支持されているとき、前記反作業位置で前記第2のパレット案内手段が前記第1のパレット案内手段と対向するように、前記移動台を移動させる第1の手順と、前記第1,第2のパレット案内手段で前記パレットを前記パレット支持装置から前記移動台に移載させる第2の手順と、その後、この移動台を前記反作業位置から前記作業位置に移動させる第3の手順を、少なくとも有している。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかる実施の形態の一例を図1から図8を参照して説明する。
図1および図2は本発明にかかるパレット交換装置の平面図および正面断面図、図3は図2の部分拡大断面図、図4は図2のIV線概略断面図である。
図示するように、この実施形態では、パレット交換装置である自動パレット交換装置(以下、APCと記載)1が併設された工作機械として、立形のマシニングセンタ(以下、MCと記載)2の場合を示している。なお、パレットで工作物を搬送するタイプの工作機械であれば、横形マシニングセンタ,ターニングセンタおよび研削盤など他の種類の工作機械であってもよい。
【0009】
図1から図4に示すように、APC1はMC2の工作機械本体3の側部(または、前部)に設置されており、MC2とAPC1によりAPC1付きのMC2を構成している。
APC1は、パレット4または5をクランプ・アンクランプ可能にクランプするとともに少なくとも一方向に移動するテーブル6に対して、テーブル6の移動方向と直交する方向に二個のパレット4,5をそれぞれ移動させて交互に搬出入し交換する。
なお、本実施形態では、テーブル6がY軸方向に移動する例で説明を行うが、テーブル6がX軸方向またはX,Y軸方向に移動してもよい。すなわち、テーブル6が少なくとも一方向に移動できればよく、テーブル6に対するパレット4,5の移動方向は、テーブル6の移動方向と直交する方向に構成されていればよい。
なお、説明の便宜上、テーブル6が作業者側に移動する方向を+Y軸方向とし、後述するサドルがAPC1側に移動する方向を+X軸方向とする。さらに、この+Y軸,−Y軸,+X軸,−X軸方向を、それぞれAPC1の前方,後方,左方,右方とする。
【0010】
MC2においては、コラム(図示せず)がベッド8に立設されており、このコラムにはサドル(図示せず)がX軸方向に移動可能に取付けられている。このサドルには、主軸9の軸線を上下方向に向けた主軸頭7が、主軸軸線と平行な方向であるZ軸方向に移動可能に取付けられている。
主軸頭7に回転可能に支持された主軸9は、テーブル6に対して少なくとも直交3軸(X,Y,Z軸)方向に相対移動する。主軸9の工具装着部には工具11が着脱可能に装着されている。切削加工時には、テーブル6に載置されたパレット4または5上の工作物10が、所定の回転速度で回転している工具11に対して直交3軸方向に相対移動して切削加工される。
【0011】
テーブル6は、ベッド8上に配置されたガイドレール12aに案内支持されて、スライド本体12bを介してY軸方向に移動する。ガイドレール12aおよびスライド本体12bは、直動転がり案内を構成するものであるが、他の転がり案内,滑り案内等の案内面であってもよい。
パレット交換時には、テーブル6は、テーブル6の移動範囲にあるテーブル位置S1に設定された、第1のパレット交換位置P1と第2のパレット交換位置P2にそれぞれ移動して位置決めされる。
テーブル6には、パレット4,5をクランプ・アンクランプ可能にクランプするためのパレットクランプ・アンクランプ手段13が設けられている。パレットクランプ・アンクランプ手段13は、テーブル6に取付けられた駆動体14と、駆動体14に固定されたクランプ部材15と、テーブル6に設けられた位置決めピン16とを備えている。
クランプ部材15は、上昇位置においてパレット4,5を移動可能に案内するとともに、下降位置においてパレット4,5をテーブル6の所定の位置(すなわち、位置決めピン16が係合する位置)に位置決めする。
このように、クランプ部材15の下面で、パレット4,5の被クランプ部をテーブル6のクランプ用の面に押圧して、パレット4,5をクランプするようになっている。
パレットクランプ・アンクランプ手段13がアンクランプ状態のとき(すなわち、クランプ部材15が上昇位置にあるとき)は、位置決めピン16はパレット4,5より離脱している。
【0012】
クランプ部材15の側部には、複数のガイドローラ(以下、ローラと記載)17が設けられている。ローラ17は、その外輪部17aの外周面の上端が、クランプ部材15の上面より所定量上方に位置するように配置されている。
ローラ17は、本実施形態ではカムフォロアからなっているが、軸と軸受(たとえば、転がり軸受)を組み合わせたものであってもよい。ローラ17は、スタッド部17bがクランプ部材15に固定され、外輪部17aがスタッド部17bに対して回動自在になっている。クランプ部材15とローラ17により、テーブル6に設けられたパレット案内手段18が構成されている。
テーブル側パレット案内手段18は、複数のローラ17によりパレット4または5の被係合部30の凹部上面31をX軸方向に移動可能に支持するとともに、クランプ部材15またはクランプ部材に取付けられた滑り軸受部材(図示せず)、転がり軸受部材が、パレット4または5の両側の被係合部30の側面32または下面部の側面32aに係合して、パレット4,5を案内支持している。
【0013】
テーブル6の近傍には、APC1の基台であるAPC基台20が配置されている。APC基台20は、パレット4,5を載置して段取り作業を行うためのパレット段取り位置S2を有している。APC基台20は、ベッド8に取付けられてテーブル位置S1の側方(左方向)に位置している。
APC1の段取り位置S2には、パレット4,5に対する段取り作業を行うための作業位置P3と、作業位置P3から離れて位置している反作業位置P4が設定されている。
作業位置P3および反作業位置P4は、それぞれ段取り位置S2内の前方および後方に位置しており、APC1付きのMC2の側方で、Y軸方向に並んで配置されている。作業者Mは、一つの作業位置P3で、APC1上のパレット4または5について、工作物を取外したり取付けたり、取付け治具を着脱したりする段取り作業を行う。
【0014】
APC1は、パレット支持装置21とパレット搬送手段22と移動台(キャリヤ)23と移動台移動手段24とを備えている。移動台23は、段取り位置S2に設けられてパレット4,5を載置可能である。また、移動台23は、テーブル6の移動方向と平行な方向(Y軸方向)に直線的に移動して、作業位置P3または反作業位置P4に位置決め可能である。
中間位置S3は、段取り位置S2とテーブル位置S1との間に配置されている。パレット支持装置21は、中間位置S3に平行に設けられた二組の第1のパレット案内手段25を有している。
二組の第1のパレット案内手段25は、APC基台20の上部に設けられ、パレット4,5をテーブル6の移動方向と直交する方向(X軸方向)に案内可能に配置されている。第1のパレット案内手段25は、二個のパレット4,5をそれぞれ移載可能に案内支持する。
パレット搬送手段22は、中間位置S3に配置されて、テーブル位置S1と中間位置S3との間、および中間位置S3と段取り位置S2との間でパレット4,5を一個ずつ搬送する。
少なくとも移動台23が反作業位置P4側に位置し、パレットがパレット支持装置21の反作業位置P4側の第1のパレット案内手段25から移動台23に移載された場合には、段取り位置S2に設けられた移動台移動手段24で移動台23を作業位置P3に移動させることができる。これにより、この一つの作業位置P3で、移動台23上のパレット4,5に対する段取り作業を行うことができるようにしている。
【0015】
移動台23には、一組の平行な第2のパレット案内手段26が設けられている。第2のパレット案内手段26は、第1のパレット案内手段25と平行にX軸方向を向いて段取り位置S2に配置されている。第2のパレット案内手段26は、パレット4,5を案内支持するとともに、第1のパレット案内手段25と対向してパレット4,5を移載可能になっている。
各第1のパレット案内手段25は、X軸方向に延びた一対のガイド部材37を有している。第2のパレット案内手段26も、X軸方向に延びた一対のガイド部材38を有している。ガイド部材37,38は、パレット4,5を、Y軸方向の動きを規制しながらX軸方向にのみ移動するように案内している。
第1,第2のパレット案内手段25,26は、複数のローラ(ガイドローラ)36を有している。ローラ36のスタッド部36aが、ガイド部材37,38に形成された孔に挿入され、ナット36cでガイド部材37,38に固定されている。
ローラ36は、その外輪部36bの外周面の上端が、ガイド部材37,38の上面より所定量上方に位置するように配置されている。ローラ36は、その外輪部36bがスタッド部36aに対して回動自在になっている。
ローラ36は、パレット4,5の下面34をX軸方向に移動可能に支持している。同様に、ガイド部材37,38またはガイド部材37,38に設けられた測方滑り案内部材、測方転がり案内部材が、パレット4,5の側面34a,34aを移動可能に支持している。
【0016】
移動台移動手段24は、作業位置P3と反作業位置P4との間で移動台23を移動させて、二組の第1のパレット案内手段25のいずれか一方と第2のパレット案内手段26とを対向させている。
パレット4,5は、第1,第2のパレット案内手段25,26に案内支持されて、中間位置S3と段取り位置S2との間でX軸方向に移動することができる。また、テーブル6のクランプ部材15がアンクランプ状態でアンクランプ位置(上昇位置)にあるとき、パレット4,5は、テーブル側パレット案内手段18と第1のパレット案内手段25に案内されて、テーブル位置S1と中間位置S3との間でX軸方向に移動して、テーブル6に対して搬出入される。
【0017】
パレット4,5の下面には、一方の側の溝部33aと他方の側の溝部33bが形成されている。第2の被係合部としての溝部33a,33bは、中間位置S3におけるパレット4,5の移動方向(X軸方向)に直交する方向(Y軸方向)に延びて、パレット4,5の下面に直線状に一端から他端まで通して形成されている。
パレット搬送手段22は、パレット4,5の溝部33a,33bとパレット搬送アーム35を有している。パレット搬送アーム35のローラ48は、溝部33aおよび33bの一方に係合離脱可能に係合し、旋回動作によりパレット4,5を一個ずつ搬送する。
中間位置S3のほぼ中央部には、シャフト40が、中心軸線CL1を上下方向(Z軸と平行な方向)に向けてAPC基台20に固定されている。シャフト40には、大径歯車42が、軸受41,41を介して中心軸線CL1まわりに回動可能に支持されている。大径歯車42には、APC基台20側に回動可能に支持されている小径歯車43が噛み合っている。
パレット搬送アーム35は、大径歯車42の上部に、半径方向外方に向けて突出して取付けられている。APC基台20には、パレット搬送アーム駆動用モータ44と減速機45が取付けられている。
パレット搬送アーム駆動用モータ44の出力は、減速機45で減速され小径歯車43に伝達されて、大径歯車42とパレット搬送アーム35を旋回動作させる。小径歯車43から大径歯車42に動力が伝達されるときにも減速されている。小径歯車43,大径歯車42など歯車機構は、外部から埃や切りくずなどが侵入しないように、カバー46により覆われている。
加工領域内と加工領域外を仕切るために、開閉カバー46aが設けられている。開閉カバー46aは、駆動体(図示せず)により矢印Q方向に移動して、パレット交換のための開口部を開口させるようになっている。
【0018】
パレット搬送アーム35は、ほぼ水平方向に配置され、中心軸線CL1まわりに水平面内で正逆方向に旋回動作する。パレット搬送アーム35の先端部には、ローラ取付け部材47が上方に向けて取付けられている。
ローラ取付け部材47の上端部には、パレット4,5の溝部33a,33bの内面と転がり接触するようにローラ48が取付けられている。ローラ48は、少なくともパレット4,5と接触する外周部がローラ取付け部材47に対して回動可能であることが好ましい。ローラ48は、溝部33a,33bに係合離脱可能になっている。ローラ48およびローラ取付け部材47は、中心軸線CL1を中心として半径R1の円49の軌跡上を正逆方向に旋回動作する。
なお、中間位置S3に設けられてパレットを一個ずつ搬送するパレット搬送手段は、パレット4,5の下部に凸状のガイド部材(第2の被係合部)を設け、このガイド部材を挟むようにパレット搬送アーム35に2個のローラを設け、このローラが前記凸状ガイド部材に係合離脱可能に係合するものであってもよい。
ローラ48が係合する溝部33a,33bは直線状なので、パレット搬送アーム35が旋回すると、パレット4,5は、その移動速度を低速→高速→低速と連続的に変化させて、スムーズに移動する。
パレット4,5は、パレット搬送アーム35の旋回動作によって、テーブル側パレット案内手段18,第1,第2のパレット案内手段25,26に案内支持されて、テーブル位置S1,中間位置S3および段取り位置S2にそれぞれ移動することができる。これにより、パレット4,5は、中間位置S3からテーブル6の上に移動し、中間位置S3から移動台23の上にも移動可能である。
【0019】
中間位置S3には、一方のパレット4用と他方のパレット5用に二組の中間位置パレット保持手段55が設けられている。中間位置パレット保持手段55は、パレット搬送アーム35の旋回動作に連動して、中間位置S3におけるパレット4,5を保持する。
中間位置パレット保持手段55は、パレット搬送アーム35側に設けられたカム57と、パレット4,5の他の被係合部58に係合離脱可能に係合し、パレット4,5を中間位置S3に保持可能な一方と他方の中間位置保持部材59と、APC基台20側に設けられ、カム57のカム曲線に沿って軸60aを支点にして揺動して、中間位置保持部材59を上下方向に連動動作させる二つのレバー部材60とを備えている。
大径歯車42の下部は円筒状部56になっている。無端環状のカム57が円筒状部56の外周面に形成されている。レバー部材60のカムフォロア(カム従動子)61が、カム57に係合している。
レバー部材60の端部には、中間位置保持部材59が連結されている。レバー部材60は、矢印Bに示すように揺動可能にAPC基台20に支持されている。カム57とレバー部材60によりカム機構が構成されている。中間位置保持部材59の上端部は、上昇するとパレット4,5の被係合部58に係合し、下降すると被係合部58から離脱するようになっている。
パレット4,5が中間位置S3に移動してきたときに、旋回しているパレット搬送アーム35のローラ48が一時的に溝部33a,33bから離脱するので、この離脱中に、中間位置パレット保持手段55でパレット4,5を動かないように保持する。
【0020】
APC基台20には、一対の平行なガイドレール62がY軸方向に延びて固定されている。移動台23の下部には、四つのスライド本体63が固定されている。二つずつのスライド本体63が、それぞれのガイドレール62に移動可能に係合している。ガイドレール62とスライド本体63により、直動転がり案内が構成されている。
移動台23は、ガイドレール62とスライド本体63を介して、作業位置P3と反作業位置P4の間をY軸方向に移動することができる。なお、移動台23を案内する案内面は、他の転がり案内,滑り案内などであってもよい。
【0021】
移動台23には、第1の被係合部としての一つの溝部65が形成されている。溝部65は、移動台23の移動方向(Y軸方向)に直交する方向(X軸方向)に延びて、移動台23の下面74に直線状に端部まで通して形成されている。
移動台移動手段24は、移動台23の溝部65と、溝部65に係合離脱可能に係合し、旋回動作により移動台23を移動させるための移動台用アーム66とを有している。
段取り位置S2において、APC基台20には、移動台用アーム駆動用モータ68と減速機69が固定されている。移動台用アーム駆動用モータ68の出力は減速機69で減速され、減速機69のシャフト70に出力される。
シャフト70は、段取り位置S2のほぼ中央部に、中心軸線CL2を上下方向(Z軸と平行な方向)に向けて配設されている。シャフト70には、移動台用アーム66が半径方向外方に向けて突出して取付けられている。
移動台用アーム66は、シャフト70の上端部のフランジ部70aに、ボルト73など締結部材により締結固定されている。移動台用アーム66は、ほぼ水平方向に配置されており、移動台用アーム駆動用モータ68に駆動されて、中心軸線CL2まわりに水平面内で正逆方向に旋回動作する。
【0022】
移動台23の溝部65に係合離脱可能に係合するローラ67が、移動台用アーム66の先端部に上方に向けて取付けられている。ローラ67は溝部65の内面と接触するローラである。ローラ67は、少なくとも溝部65と接触する外周部が移動台用アーム66に対して回動可能に取付けられていることが好ましい。
ローラ67は、中心軸線CL2を中心として半径R2の円72の軌跡上を旋回動作する。ローラ67が係合する溝部65は直線状なので、移動台用アーム66が旋回すると、移動台23は、その移動速度を低速→高速→低速と連続的に変化させて、スムーズに移動する。
なお、ローラ67が溝部65に係合離脱容易なように、溝部65の端部は若干広がった形状になっていてもよい。ローラ67が移動台23の溝部65に係合離脱可能な場合を示しているが、溝部65から離脱しない場合であってもよい。また、溝部65は曲線状であってもよい。
さらに、移動台23に凸状のガイド部材(第1の被係合部)を設け、このガイド部材を挟むように移動台用アーム66に2個のローラを設け、このローラが前記凸状ガイド部材に係合離脱可能に係合する移動台移動手段であってもよい。
【0023】
APC1は、移動台用アーム66の旋回動作に連動する移動台保持手段75を有している。移動台保持手段75は、作業位置P3または反作業位置P4に位置している状態の移動台23を保持することができる。
そのために、移動台23の後部と前部の下部には、凹部76,77がそれぞれ下方に向けて形成されている。一方の凹部76は移動台23を作業位置P3に保持し、他方の凹部77は、移動台23を反作業位置P4に保持するためのものである。
シャフト70の上部には、円筒部78がボルト79など締結部材により固定されている。円筒部78は、シャフト70のフランジ部70aの下面に固定されており、円筒部78の外周面にはカム80が形成されている。フランジ部70aを有するシャフト70,移動台用アーム66および円筒部78は、一体的に回動する。
【0024】
移動台保持手段75は、移動台用アーム66により移動台23を移動させる動作と、作業位置P3および反作業位置P4で移動台23を保持する動作とを連動させている。
移動台保持手段75は、移動台用アーム66側に設けられたカム80と、連動部材としてのカムフォロア(カム従動子)82と、カムフォロア82が設けられた保持部材81とを備えている。
保持部材81は、APC基台20に固定された案内部材83に、矢印Fに示すように移動自在に支持されている。保持部材81は、移動台23の凹部76または77に係合離脱可能に係合して移動台23を保持できるように、上下方向に昇降移動動作する。
カムフォロア82は、カム80のカム曲線に沿って保持部材81を進退移動させている。カムフォロア82の外輪部がカム80に係合している。カム80,カムフォロア82および保持部材81により、カム機構が構成されている。
【0025】
シャフト70により、移動台用アーム66と円筒部78が回動すると、カム80のカム曲線に沿ってカムフォロア82とともに保持部材81が昇降動作する。保持部材81が上昇すると、その上端部84が移動台23の凹部76または77に係合して、移動台23をAPC基台20に保持する。保持部材81が下降すると、その上端部84が凹部76または77から離脱して、移動台23を移動可能にする。
移動台23が作業位置P3または反作業位置P4に位置しているときに、旋回している移動台用アーム66のローラ67が一時的に溝部65から離脱する場合があるので、上述のようにして移動台保持手段75で移動台23を動かないように保持している。
なお、移動台23に凸状部材を設け、この凸状部材に係合離脱可能に係合するように保持部材81の上端を凹状にした移動台保持手段であってもよい。
【0026】
作業位置P3には、移動台23上のパレット4または5を作業位置P3に保持する作業位置パレット保持手段86が設けられている。作業位置パレット保持手段86は、APC基台20に取付けられ圧縮空気の供給により駆動される流体圧シリンダである駆動体87と、駆動体87により昇降動作するパレット用係止部材88とを有して、中間位置S3から遠い位置(作業位置P3の左側)に配置されている。移動台23上のガイド部材38も、作業位置パレット保持手段86を構成している。なお、駆動体87は、電動式または油圧により駆動される流体圧シリンダであってもよい。
パレット用係止部材88は、パレット4または5が作業位置P3に位置しているときに、パレット4,5の一方の側の溝部33aに係合して、パレット4または5をX軸方向に動かないように保持している。このとき、パレット4または5は、ガイド部材38によりY軸方向に動かないように規制されている。
これにより、パレット4または5は、作業位置パレット保持手段86で作業位置P3に保持されて動かないので、作業者Mは、パレット4,5に対して作業性よく安全に段取り作業を行うことができる。
なお、駆動体87およびパレット用係止部材88を、パレット4,5の他方の側の溝部33bに係合するように、中間位置S3に近い位置(作業位置P3の右側)に配置してもよい。
【0027】
移動台23には、パレット4,5を移動台23に仮に保持する移動台用パレット仮保持手段90が設けられている。テーブル6には、パレット4,5をテーブル6に仮に保持するテーブル側パレット仮保持手段(図示せず)が設けられている。
テーブル側パレット仮保持手段と移動台用パレット仮保持手段90とが協働して、仮保持状態にあるパレット4,5を、テーブル6と移動台23との間で搬出入できるようにしている。
移動台用パレット仮保持手段90は、パレット4,5を、付勢力に抗してX軸方向に移動可能に移動台23に仮に保持する。すなわち、移動台用パレット仮保持手段90は、パレット4,5が作業位置P3でパレット用係止部材88で係止されていない状態でも、パレット4,5が動いてしまわないように仮に保持することができる。
移動台用パレット仮保持手段90は、パレット4,5の一方の側の溝部33a(被係合部)に係合するように、移動台23の左方側に配置されている。なお、移動台用パレット仮保持手段90を、パレット4,5の他方の側の溝部33b(被係合部)に係合するように、移動台23の右方側に配置してもよい。
【0028】
移動台用パレット仮保持手段90は、昇降部材91と、付勢部材としてのばね92と、係合部としてのローラ部材93とを備えている。昇降部材91は、移動台23に取付けられて、上限位置と下限位置との間で昇降移動可能になっている。ばね92は、昇降部材91を常に上方(パレット側)に付勢している。
ローラ部材93は、昇降部材91の上端(パレット側端)に設けられ、溝部33aに係合することによりパレット4,5を移動可能に仮保持することができる。なお、昇降部材91の上端に円筒状,半球状の係合部を形成して、ローラ部材93を不要としてもよい。
ローラ部材93は、パレット4,5の下面に接触して自在に回動する。一方の側の溝部33aの位置がローラ部材93の位置にほぼ一致すると、昇降部材91はばね92のばね力により押し上げられて若干上昇し、ローラ部材93が溝部33a内に係合する。パレット4,5は、移動台23の第2のパレット案内手段26により支持されているとき、ばね92のばね力により移動台23に仮に保持される。
パレット搬送アーム35が、移動台23上のパレット4,5を中間位置S3側に引っ張ると、ローラ部材93と溝部33aとの係合が、ばね92のばね力に抗して解除される。これにより、パレット4,5は、移動台23から右方向の中間位置S3に移動することができる。
こうして、移動台用パレット仮保持手段90に仮保持されている一方のパレットと、テーブル側パレット仮保持手段に仮保持されている他方のパレットとを、パレット搬送アーム35の旋回動作で搬出入している。
【0029】
APC1の制御手段(図示せず)は、移動台23をY軸方向に移動させて、パレット4,5を作業位置P3または反作業位置P4に位置決めする制御を行う。また、制御手段は、両方のパレット4,5がテーブル位置S1から離れている間にテーブル6をY軸方向に移動させて、これから搬入されるパレット4,5のための第1のパレット交換位置P1または第2のパレット交換位置P2に、テーブル6を移動し位置決めする制御を行う。
そのために、制御手段は、パレット搬送アーム35および移動台用アーム66を動作させるための駆動用モータ44,68等を駆動制御する。また、制御手段は、Y軸モータ(図示せず)を駆動制御し、このY軸モータによって回転する送りねじ12を介して、テーブル6をY軸方向に移動させる。
制御手段に制御されて、パレット4または5が載置されたテーブル6は、中間位置S3の一方の第1のパレット案内手段25に対応するパレット交換位置P1(または、P2)に位置決めされ、このテーブル6上のパレットが一方の第1のパレット案内手段25に移動した後、空のテーブル6は、他方の第1のパレット案内手段25に対応するパレット交換位置P2(または、P1)に移動して位置決めされる。
なお、この制御手段は、Y軸モータを制御するMC2のNC(数値制御)装置、NC装置の指令を受けて駆動用モータ44,68,駆動体87等の制御を行うPLC(プログラマブル・ロジック・コントローラ)、またはNC装置内のPLC部等からなるものである。
【0030】
パレット4,5の有無を検出して前記制御手段に信号を出力するために、第1,第2の検出手段94,95がAPC基台20に設けられ、第3の検出手段96a,96bが移動台23に設けられている。
第1,第2の検出手段94,95は、パレット4,5が中間位置S3に位置しているか否かを検出する。第3の検出手段96aは、パレット5が移動台23上に位置しているか否かを検出し、第3の検出手段96bは、パレット4が移動台23上に位置しているか否かを検出する。
検出手段94,95,96a,96bとしては、接触式または非接触式でパレット4,5の有無を判別できるセンサが使用されている。本実施形態では、リミットスイッチ94,95,96a,96bでパレット4,5の有無を直接検出する例を示しているが、近接スイッチ,光電スイッチ等を使用してもよい。
なお、パレット搬送アーム35および移動台用アーム66の一方または両方の旋回角を検出する検出手段により、パレット4,5の位置を間接的に検出してもよい。
【0031】
次に、パレット交換の手順について説明する。
APC1におけるパレット交換方法は、少なくとも第1から第3の手順を有している。第1の手順では、中間位置S3から段取り位置S2に移動させる予定のパレットが反作業位置P4側の第1のパレット案内手段25に案内支持されているとき、反作業位置P4で第2のパレット案内手段26が第1のパレット案内手段25と対向するように、移動台23を移動させる。
次に、第2の手順では、第1,第2のパレット案内手段25,26でパレットをパレット支持装置21から移動台23に移載させる。その後、第3の手順で、移動台23を反作業位置P4から作業位置P3に移動させている。
【0032】
図5および図6はAPC1の動作を示す説明図であり、図6は図5に示す動作に続く動作を示している。図7は、図5に示す動作に対応するパレット交換の手順を示すフローチャート、図8は、図6に示す動作に対応するパレット交換の手順を示すフローチャートで、図7に示す手順に続く手順を示している。
なお、図7および図8中のかっこ内の数字は、図5および図6に記載の工程を示している。
図5から図8に示すように、当初は、一方のパレット4がテーブル6に載置されて第1のパレット交換位置P1に位置し、他方のパレット5は移動台23に載置されて作業位置P3に位置決めされ、パレット搬送アーム35は旋回動作開始位置(すなわち、0度方向)を向いているものとする。
【0033】
MC2においては、主軸9を主軸モータにより回転駆動し、工具11と工作物10を少なくとも直交3軸(X,Y,Z軸)方向に相対移動させることで、工具11により工作物10を切削加工する。
この加工中に、作業者Mは、作業位置P3で他方のパレット5に対する段取り作業を行う。作業者Mは、この段取り作業が終了すると操作盤97の操作スイッチの押ボタンを押して、段取り作業終了の信号を制御手段に出力する。
MC2での切削加工が終了し、NCプログラムのパレット交換指令(たとえば、M60)が実行されると、制御手段の制御によりパレット交換動作がスタートする。なお、パレット交換指令は、操作盤97の操作スイッチを作業者Mが操作することにより指令されるものであってもよい。
制御手段は、図5(1)に示すようにテーブル6が一方のパレット4を載置した状態であるとき、テーブル6を第1のパレット交換位置P1までY軸方向に移動して位置決めする。開閉カバー46aを駆動体で矢印Q方向に移動させて、パレット交換のための開口部を開口させる(ステップ101)。
【0034】
パレット交換指令により、テーブル側パレットクランプ・アンクランプ手段13をアンクランプ動作させて、テーブル6上の一方のパレット4をアンクランプ状態にする。一方のパレット4は、アンクランプ状態になっても、テーブル側パレット仮保持手段で仮保持された状態になっているので、動くことはない(ステップ102)。
一方、段取り位置S2の駆動体87を駆動して、パレット用係止部材88を下降させ、他方のパレット5の一方の側の溝部33aから抜く。溝部33aからパレット用係止部材88が抜けても、移動台23上の他方のパレット5は、移動台用パレット仮保持手段90で仮保持された状態になっているので、動くことはない(ステップ103)。このステップ102と103の手順は、並行して同時に行っている。
【0035】
次いで、パレット搬送アーム駆動用モータ44を駆動する。すると、モータ44の出力は、減速機45,小径歯車43,大径歯車42を介して、パレット搬送アーム35に伝達される。パレット搬送アーム35は、矢印E1に示すように、一定の回転速度で反時計回り方向に旋回する動作を開始する(ステップ104)。
図5(2)に示すように、パレット搬送アーム35が90度以上回転すると、そのローラ48が一方のパレット4の一方の側の溝部33aに係合する。パレット搬送アーム35がほぼ270度回転すると、一方のパレット4は、テーブル側パレット仮保持手段のばねのばね力に抗して、テーブル6から左方の中間位置S3側に移動する。すなわち、一方のパレット4は、テーブル6のパレット案内手段18からAPC1の第1のパレット案内手段25に移載される。
すると、リミットスイッチ94がOFF状態からON状態(または、ON状態からOFF状態)になるので、この一方のパレット4がテーブル位置S1から離れて中間位置S3に移動したことが確認される。一方のパレット4が移動するときには、一方の中間位置保持部材59は下方に退避しているので、パレット4の移動の邪魔にはならない。
【0036】
パレット搬送アーム35が旋回して、そのローラ48が一方のパレット4の一方の側の溝部33aから離脱する前に、カム57を有するカム機構の連動により、中間位置パレット保持手段55の一方の中間位置保持部材59が上昇して、中間位置S3にある一方のパレット4を動かないように保持する(ステップ105)。
図5(3)に示すように、パレット搬送アーム35が270度以上回転すると、そのローラ48が他方のパレット5の他方の側の溝部33bとの係合を開始する。これにより、移動台23上の他方のパレット5は、右方の中間位置S3側に移動する。すなわち、他方のパレット5は、第2のパレット案内手段26から第1のパレット案内手段25に移載される。
他方のパレット5が作業位置P3から中間位置S3に移動するときは、カム57を有するカム機構の連動により、他方の中間位置保持部材59は下方に退避しているので、パレット5の移動の邪魔にはならない。
また、作業位置P3に位置している移動台23に設けられたリミットスイッチ96aがON状態からOFF状態(または、OFF状態からON状態)になり、中間位置S3のリミットスイッチ95がOFF状態からON状態(または、ON状態からOFF状態)になる。このリミットスイッチ95がON状態(または、OFF状態)になるので、このパレット5が中間位置S3に移動したことが確認される。
パレット搬送アーム35のローラ48が他方のパレット5から離脱する前に、カム機構の連動により、他方の中間位置保持部材59が上昇してこのパレット5を保持するので、他方のパレット5は中間位置S3に停止している(ステップ106)。
【0037】
パレット搬送アーム35は、そのローラ48が他方のパレット5から離脱した後でかつ一方のパレット4に係合する前に、旋回動作を一時的に停止する。一方、移動台用アーム駆動用モータ68が駆動されると、その出力は、減速機69,シャフト70を介して移動台用アーム66に伝達される。これにより、移動台用アーム66は、矢印E2に示すように、時計回り方向に旋回する動作を開始する。
このとき、移動台23は移動台保持手段75には保持されていない。すなわち、カム80を有するカム機構の連動により、保持部材81が下降して、その上端部84が移動台23の凹部76から離脱しているので、移動台23は移動可能になっている(ステップ107)。
図5(3)の工程で、一方のパレット4がテーブル位置S1から離れて中間位置S3に位置していることが、リミットスイッチ94から制御手段に出力された信号で確認されている。
この信号を受けた制御手段は、これから受け取る他方のパレット5が移動してくる第2のパレット交換位置P2にテーブル6を移動させて位置決めする指令を出力する。
この指令によりY軸モータを駆動すると、矢印E3に示すように、テーブル6は、第1のパレット交換位置P1から第2のパレット交換位置P2に移動する(ステップ108)。ステップ106,107の手順とステップ108の手順は、並行して同時に行っている。
【0038】
図5(4)に示すように、移動台用アーム66の旋回動作により、移動台23は、スライド本体63とガイドレール62を介して、作業位置P3から反作業位置P4に移動する。その後、移動台用アーム66は旋回動作を停止する。
このときには、第2のパレット案内手段26が一方の(後方の)第1のパレット案内手段25と対向しているので、一方のパレット4が第1,第2のパレット案内手段25,26上を移動可能になっている。
また、反作業位置P4に位置している移動台23は、移動台保持手段75で保持されている。すなわち、この状態では、カム80を有するカム機構の連動により、保持部材81が上昇してその上端部84が移動台23の他方の凹部77に係合しているので、移動台23は反作業位置P4に保持される。
【0039】
一方、パレット搬送アーム35は、矢印E4に示すように旋回動作を再び開始する(ステップ109)。パレット搬送アーム35のローラ48が、一方のパレット4の他方の側の溝部33bに係合するとともに、カム57を有するカム機構の連動により、一方の中間位置保持部材59が下方に退避する。
パレット搬送アーム35の旋回動作により、図5(5)に示すように、中間位置S3にある一方のパレット4が、第1,第2のパレット案内手段25,26に案内されて、反作業位置P4にある移動台23上に移動する。すなわち、一方のパレット4は、第1のパレット案内手段25から移動台23の第2のパレット案内手段26に移載される。
このことは、中間位置S3のリミットスイッチ94がON状態からOFF状態となり、移動台23のリミットスイッチ96bがOFF状態からON状態になることで確認される。移動台23上に移動した一方のパレット4は、移動台用パレット仮保持手段90により仮保持される(ステップ110)。
【0040】
次いで、パレット搬送アーム35のローラ48は、他方のパレット5の一方の側の溝部33aに係合する。すると、図5(6)に示すように、他方のパレット5は、中間位置S3から、第2のパレット交換位置P2に位置しているテーブル6上に移動する。すなわち、他方のパレット5は、第1のパレット案内手段25からテーブル6のパレット案内手段18に移載される。このことは、中間位置S3のリミットスイッチ95がON状態からOFF状態になることにより確認される。
次いで、他方のパレット5は、テーブル側パレット仮保持手段によりテーブル6に仮保持される。パレット搬送アーム35は、そのローラ48が他方のパレット5から離脱したのち、旋回動作を完了する(ステップ111)。テーブル6のパレットクランプ・アンクランプ手段13を駆動して、他方のパレット5をテーブル6にクランプする(ステップ112)。
【0041】
一方、移動台用アーム66は、矢印E5に示すように、逆方向(反時計回り方向)に旋回動作を再び開始する。すると、図5(7)に示すように、移動台23が反作業位置P4から作業位置P3に移動する。
作業位置P3に移動した移動台23は、移動台保持手段75で保持される。すなわち、この状態では、カム80を有するカム機構の連動により、保持部材81が上昇して移動台23の一方の凹部76に係合しているので、移動台23は作業位置P3に保持される。
駆動体87を駆動すれば、パレット用係止部材88が上昇する。パレット用係止部材88が、移動台23上の一方のパレット4の一方の側の溝部33aに係合する。これにより、一方のパレット4は作業位置P3に保持される。
移動台用アーム66は、そのローラ67が移動台23の溝部65から離脱したのち、旋回動作を完了する(ステップ113)。
こうして、一方のパレット4は、作業位置P3にしっかりと保持されている。作業者Mは、この作業位置P3で、一方のパレット4から加工済工作物を取外したのち新しい未加工工作物を載置する段取り作業を行う(ステップ114)。
パレット交換動作が完了すると、MC2は、加工領域内と加工領域外を仕切る開閉カバー46aを閉じたのち加工動作に移行する。MC2は、テーブル6を加工位置に移動させて、他方のパレット5に載置されている未加工工作物を切削加工する(ステップ115)。
このステップ112,115の手順とステップ113,114の手順は、並行して同時に行われる。ここまでの手順では、パレット4,5は、全体的にほぼ反時計回り方向に移動したことになる。
【0042】
その後、図6に示す手順で次のパレット交換を行うことになる。この場合には、図6(8)に示すように、テーブル6を第2のパレット交換位置P2に移動させる。このテーブル6には、加工済の工作物が載置された他方のパレット5がクランプされている(ステップ201)。
次いで、テーブル側のパレットクランプ・アンクランプ手段13をアンクランプ動作させて、テーブル6上の他方のパレット5を仮保持状態にする(ステップ202)。
一方、段取り位置S2のパレット用係止部材88を、一方のパレット4から引き抜く。これにより、移動台23上の一方のパレット4は仮保持状態になる(ステップ203)。
【0043】
次に、パレット搬送アーム35は、逆方向(時計回り方向)に旋回動作を開始する。移動台用アーム66も、時計回り方向に旋回動作を開始する(ステップ204)。
これにより、図6(9)に示すように、移動台23は、移動台用アーム66により作業位置P3から反作業位置P4に移動する。テーブル6上の他方のパレット5は、パレット搬送アーム35により、テーブル6から中間位置S3に移動する。すなわち、他方のパレット5は、パレット案内手段18から第1のパレット案内手段25に移載される。
中間位置S3に移動した他方のパレット5は、カム57を有するカム機構の連動により、他方の中間位置保持部材59により保持される(ステップ205)。パレット搬送アーム35の旋回動作により、移動台23上の一方のパレット4を中間位置S3に移動させる。すなわち、一方のパレット4は、第2のパレット案内手段26から第1のパレット案内手段25に移載される。中間位置S3に移動した一方のパレット4は、カム機構の連動により、一方の中間位置保持部材59により保持される(ステップ206)。
図6(10)に示すように、パレット搬送アーム35は、そのローラ48が一方のパレット4から離脱した後でかつ他方のパレット5に係合する前に、旋回動作を一時的に停止する。反作業位置P4側で停止していた移動台用アーム66は、逆方向に旋回動作を再び開始する(ステップ207)。
一方、テーブル6は、第2のパレット交換位置P2から第1のパレット交換位置P1に移動する(ステップ208)。ステップ206,207とステップ208の手順は、並行して同時に行っている。
【0044】
次に、図6(11)に示すように、移動台用アーム66で移動台23を反作業位置P4から作業位置P3に移動した後、移動台用アーム66を停止する。一方、パレット搬送アーム35は旋回動作を再び開始する(ステップ209)。
図6(12)に示すように、パレット搬送アーム35により、他方のパレット5を中間位置S3から移動台23上に移動する。他方のパレット5が、第1のパレット案内手段25から第2のパレット案内手段26に移載されたのち、移動台用パレット仮保持手段90により他方のパレット5を仮保持する(ステップ210)。
図6(13)に示すように、パレット搬送アーム35で一方のパレット4をテーブル6上に移動する。一方のパレット4は、第1のパレット案内手段25からパレット案内手段18に移載されたのち仮保持される。パレット搬送アーム35は、そのローラ48が一方のパレット4から離脱したのち、旋回動作を完了する(ステップ211)。
【0045】
作業位置P3にある他方のパレット5は、パレット用係止部材88で係止される(ステップ212)。これにより、作業者Mは、先と同じ作業位置P3で他方のパレット5に対する段取り作業を行うことができる(ステップ213)。
テーブル6上に移動した一方のパレット4は、パレットクランプ・アンクランプ手段13によりテーブル6にクランプされる(ステップ214)。パレット交換動作が完了すると、MC2は、開閉カバー46aを閉じたのち加工動作に移行する。MC2は、テーブル6を加工位置に移動させて、一方のパレット4に載置されている未加工工作物を切削加工する(ステップ215)。
このステップ214,215の手順とステップ212,213の手順は、同時に並行して行うことができる。図6に示す手順では、パレット4,5は、全体的にほぼ時計回り方向に移動したことになる。
図6(13)に示す状態は、図5(1)に示す最初の状態と同じであり、図5に示す手順および図6に示す手順の全体を一つのサイクルとして、パレット交換を行うことができる。
図5,図6に示す手順では、パレット4,5は、平面視で反時計回り方向の移動と時計回り方向の移動を交互に繰り返す場合を示したが、常にパレット4,5が時計回り方向または反時計回り方向に循環するように移動する手順でもよい。
【0046】
上述のように、本実施形態では、作業者Mは、常に一つの作業位置P3でパレット4,5に対する工作物の段取り作業を行うことができるので、段取り作業のたびに作業位置を移動しなくてもよい。したがって、作業能率が向上するとともに疲労や作業ミス等が改善され、また、APC1付きのMC2を設置する場合に、機械の配置の制約が少ない。
パレットを位置決めするために、段取り位置S2には作業位置P3と反作業位置P4の二箇所のみが設定されているので、APC1を大型化させることなくコンパクトで省スペースにできる。特に、中間位置S3を工作機械の基体上方に設ければ、APC1付きの工作機械としての全体の設置面積は大きくならない。
また、すべての駆動部を電動式および空圧駆動式にしたので、油圧ユニットを設けなくてもパレットの交換を行うことができる。油圧ユニットがないので、油圧ユニットからの熱の伝導を防止することができ、省エネルギーとなるとともに、廃油処理や油漏れなど環境汚染の問題を生じる恐れがない。
【0047】
パレット4,5を移動させるときには、移動台用パレット仮保持手段90およびテーブル側パレット仮保持手段でパレットを移動可能に仮保持しているので、パレット交換動作時にパレットをすばやく移動させることができる。
テーブル位置S1および段取り位置S2において、パレット搬送アーム35のローラ48がパレット4,5から離脱した状態になっても、パレットは、両方の位置S1,S2で仮保持されているので不安定な状態になることはない。
また、作業位置P3および反作業位置P4において、移動台用アーム66のローラ67が移動台23より離脱した状態になっても、移動台23は、移動台保持手段75により両方の位置P3,P4で保持されているので不安定な状態になることはない。
【0048】
移動台23上のパレットは、パレット交換動作以外のときは、作業位置P3でパレット用係止部材88により動かないように保持されているので、作業者Mは、安全かつ確実に段取り作業を行うことができる。
さらに、パレットが作業位置P3,中間位置S3に位置していることを、リミットスイッチ94,95,96a,96bで検出している。これにより、パレットの現在位置が確認できるので、動作および作業の安全性が向上する。
また、テーブル位置S1にあったパレットが中間位置S3または作業位置P3に移動して、リミットスイッチ94,95,96a,96bがその旨の信号を出力したときに、テーブル6が移動するようにしている。
これにより、テーブル6とパレット4,5との干渉を防止して、パレット交換をより確実に行うことができる。また、パレットを移動台23と中間位置S3との間で移動させながら、テーブル6も並行して同時に移動させることができるので、パレット交換時間を短縮することができる。
なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。
【0049】
【発明の効果】
本発明は上述のように構成したので、パレット交換装置を大型化させることなく設置面積を省スペースにできるとともに作業者が一つの作業位置で工作物の段取り作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1から図8は本発明の実施形態の一例を示す図で、図1はパレット交換装置の平面図である。
【図2】 前記パレット交換装置の正面断面図である。
【図3】 図2の部分拡大断面図である。
【図4】 図2のIV線概略断面図である。
【図5】 前記パレット交換装置の動作を示す説明図である。
【図6】 前記動作に続く前記パレット交換装置の動作を示す説明図である。
【図7】 図5に示す動作に対応するパレット交換の手順を示すフローチャートである。
【図8】 図6に示す動作に対応するパレット交換の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 自動パレット交換装置(パレット交換装置)
2 マシニングセンタ(工作機械)
4,5 パレット
6 テーブル
21 パレット支持装置
22 パレット搬送手段
23 移動台
24 移動台移動手段
25 第1のパレット案内手段
26 第2のパレット案内手段
33a 一方の側の溝部(第2の被係合部)
33b 他方の側の溝部(第2の被係合部)
35 パレット搬送アーム
65 溝部(第1の被係合部)
66 移動台用アーム
75 移動台保持手段
80 カム
81 保持部材
82 カムフォロア(連動部材)
90 移動台用パレット仮保持手段
P3 作業位置
P4 反作業位置
S1 テーブルの位置
S2 段取り位置
S3 中間位置

Claims (5)

  1. パレットをクランプ・アンクランプ可能にクランプするとともに少なくとも一方向に移動するテーブルに対して、このテーブルの移動方向と直交する方向に二個の前記パレットをそれぞれ移動させて交互に搬出入し交換するために工作機械に併設されたパレット交換装置であって、
    前記二個のパレットをそれぞれ移載可能に案内支持するために、前記パレット交換装置の段取り位置と前記テーブルの位置との間の中間位置に二組の第1のパレット案内手段が平行に設けられたパレット支持装置と、
    記パレットを案内支持するとともに前記第1のパレット案内手段と対向して前記パレットを移載可能な一組の第2のパレット案内手段が設けられ、前記テーブルの移動方向と平行な方向に移動可能に前記段取り位置に設けられた移動台と、
    前記パレットに対する段取り作業を行うための作業位置とこの作業位置から離れて位置する反作業位置との間で前記移動台を移動させて、前記二組の第1のパレット案内手段のいずれか一方と前記第2のパレット案内手段とを対向させるように、前記段取り位置に設けられると共に、前記移動台に形成された第1の被係合部と、この第1の被係合部に係合離脱可能に係合し旋回動作により前記移動台を移動させるための移動台用アームとを有する移動台移動手段と、
    前記テーブル位置と前記中間位置との間およびこの中間位置と前記段取り位置との間で前記パレットを一個ずつ搬送するように、前記中間位置に設けられると共に、前記パレットに形成された第2の被係合部と、この第2の被係合部に係合離脱可能に係合し旋回動作により前記パレットを一個ずつ搬送するためのパレット搬送アームとを有するパレット搬送手段とを備え、
    一つの前記作業位置で前記段取り作業を行えるようにしたことを特徴とする工作機械のパレット交換装置。
  2. 少なくとも前記移動台が前記反作業位置側に位置し前記パレットが前記パレット支持装置の前記反作業位置側の前記第1のパレット案内手段から前記移動台に移載された場合に、前記移動台移動手段で前記移動台を前記作業位置に移動させることを特徴とする請求項1に記載の工作機械のパレット交換装置。
  3. 前記パレット交換装置は、
    前記移動台用アームの前記旋回動作に連動して、前記作業位置または前記反作業位置に位置している前記移動台を保持可能な移動台保持手段を有していることを特徴とする請求項1に記載の工作機械のパレット交換装置。
  4. 前記移動台保持手段は、
    前記移動台用アーム側に設けられたカムと、
    前記移動台に係合離脱可能に係合して前記移動台を保持できるように、進退移動動作する保持部材と、
    この保持部材に設けられ、前記カムのカム曲線に沿って前記保持部材を進退移動させる連動部材とを備え、
    前記移動台用アームにより前記移動台を移動させる動作と、前記作業位置および前記反作業位置で前記移動台を保持する動作とを連動させたことを特徴とする請求項3に記載の工作機械のパレット交換装置。
  5. 前記移動台には、前記パレットが前記移動台の前記第2のパレット案内手段により支持されているときこのパレットを前記移動台に仮に保持する移動台用パレット仮保持手段が設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれかの項に記載の工作機械のパレット交換装置。
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