JP4124871B2 - 主軸移動型立形工作機械用のワークフィーダおよび主軸移動型立形工作機械における工作物把持方法 - Google Patents

主軸移動型立形工作機械用のワークフィーダおよび主軸移動型立形工作機械における工作物把持方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ほぼ垂直方向の回転軸線を有する主軸を軸支した主軸台を移動して、主軸下端に設けられたチャックとのあいだで工作物を授受する主軸移動型立形工作機械用のワークフィーダおよびその主軸移動型立形工作機械における工作物把持方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
垂直方向あるいは垂直方向から所定角度だけ傾斜した方向に回転軸線を有する主軸を軸支した主軸台を移動して、主軸下端に設けられたチャックに工作物を着脱し、チャックの下方に設けられた加工工具で工作物を加工する主軸移動型立形工作機械は、工作物を主軸に搬送するための搬送ローダが不要であり、工作物の搬送機構が簡素なものとなる等の利点がある。
【0003】
このような主軸移動型立形工作機械の例としてのワークインデックステーブル付立型数値制御式旋盤は、特開昭62−140704号公報、特開昭61−265201号公報に開示されている。この旋盤は、上下方向に移動する主軸台、主軸台に支持されている主軸、工作物が置かれるテーブルを割り出すと共に、主軸の中心線に向かって往復移動するワークインデックステーブル、主軸の中心線に向かって往復移動する刃物台等から構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の、ワークインデックステーブル付旋盤においては、複数の材料をチャックに順次取り付けて加工を行うことができる。しかし、旋盤で加工する前の素材は、長い材料を切断しただけのものが多い。すなわち、素材である未加工工作物の寸法は正確でなく、工作物の長さ方向(軸線方向)の寸法にばらつきがあり、また、テーブル側の面と、チャックで把持する側の面との平行度にも誤差をもっているものであった。そのため、チャックに未加工工作物を取り付ける際、チャックの爪の端面に未加工工作物が密着しなかったり、未加工工作物とチャックとの衝突が起こったりする可能性があった。このような障害が起きると、工作物の加工精度が低下したり、加工中に工作物がチャックから外れたり、衝突により機械本体や工具、工作物を破損したりするおそれがあった。
【0005】
そのため、従来技術の旋盤では材料をチャックに取り付ける際に、テーブル下部に設けたシリンダで上昇する押出しピンによって材料をチャックの口に押し込んでいる。しかしながら、上下方向に主軸台が移動できるのに、押し出しピンを昇降させるシリンダ、それを制御する制御部が必要になり、構成が複雑となって信頼性も低下するおそれがあった。
【0006】
また、チャックに取り付けた材料の加工が終了し、次の材料をチャックに取り付ける場合には次のような動作を行う必要があった。加工の終了した材料をワークインデックステーブルに置いた後、ワークインデックステーブルを割り出し、次の材料をチャックに取り付けて加工を行う。すなわち、材料をテーブルに置いてから、次の材料を把持して加工を行うにはワークインデックステーブルを割り出さなくてはいけないため、旋盤に材料の取り付け、取り外しを行う時間(非加工時間)が長くなり、加工能率を向上させることができない。
【0007】
さらに、ワークインデックステーブルは加工領域内で主軸の中心に向かって往復移動する。そのため、加工を行っている加工領域内にワークインデックステーブルが位置することになり、テーブル上や材料の上に切り屑、切削油剤等が堆積し、材料のチャックへの着脱に問題を生じるおそれがあった。
【0008】
そこで、本発明は、主軸移動型立形工作機械とともに使用して、工作機械の主軸のチャックに工作物を押し付けて確実に把持させることのできる主軸移動型立形工作機械用のワークフィーダおよびその主軸移動型立形工作機械における工作物把持方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の主軸移動型立形工作機械用のワークフィーダは、ほぼ垂直方向の回転軸線を有する主軸と、前記主軸を回転可能に軸支して、少なくとも前記主軸の軸線方向および前記主軸の軸線と直交する方向に移動する主軸台と、前記主軸の下端に設けられたチャックと、前記主軸台を移動制御するとともに前記チャックを制御して、前記チャックに工作物を着脱する制御手段とを有する主軸移動型立形工作機械とともに使用され、前記主軸台が加工動作中に移動する領域である加工領域に隣接する工作物授受領域に設けられ、複数の工作物を順次供給するワークフィーダであって、複数の工作物を移動するための移動部材と、前記主軸の軸線方向に移動可能かつ傾斜可能に前記移動部材上に設けられ、工作物を載置する複数の工作物載置部と、前記各工作物載置部を前記チャックの方向に付勢する付勢手段とを有するものである。
【0010】
また、上記の主軸移動型立形工作機械用のワークフィーダにおいて、前記移動部材を回転円板とすることができる。
【0011】
また、上記の主軸移動型立形工作機械用のワークフィーダにおいて、前記移動部材をチェーンによって互いに連結されたパレットとすることができる。
【0012】
また、上記の主軸移動型立形工作機械用のワークフィーダにおいて、前記付勢手段は、前記工作物載置部と工作物の合計の重さ以上の付勢力によって、前記工作物載置部を前記チャックの方向に付勢するものであることが好ましい。
【0013】
また、上記の主軸移動型立形工作機械用のワークフィーダにおいて、前記工作物載置部は、前記移動部材に対して前記主軸の軸線に直交する方向に移動可能に支持されたものであることが好ましい。
【0014】
また、上記の主軸移動型立形工作機械用のワークフィーダにおいて、前記工作物載置部は、前記工作物載置部を前記移動部材に対して前記主軸の軸線方向に移動可能かつ傾斜可能に支持する足部材を有するものであることが好ましい。
【0015】
また、上記の主軸移動型立形工作機械用のワークフィーダにおいて、前記工作物載置部は、3本の前記足部材を有するものであることが好ましい。
【0016】
また、上記の主軸移動型立形工作機械用のワークフィーダにおいて、前記工作物載置部と前記足部材とは、相対的に傾斜可能に接続されていることが好ましい。
【0017】
また、上記の主軸移動型立形工作機械用のワークフィーダにおいて、前記足部材は、下端部に前記移動部材の下面に当接する膨大径部が形成され、前記膨大径部の上方に部分的に径の小さい小径部が形成されたものであることが好ましい。
【0018】
また、上記の主軸移動型立形工作機械用のワークフィーダにおいて、2つの前記工作物載置部を、前記主軸の軸線と直交する方向の前記主軸台の移動軸線上に同時に位置決めすることが可能であり、そのうちの一方の前記工作物載置部の位置を前記チャックから工作物を渡す工作物渡し位置とし、他方の前記工作物載置部の位置を前記チャックが工作物を受け取る工作物受け取り位置とすることが好ましい。
【0019】
また、上記の主軸移動型立形工作機械用のワークフィーダにおいて、前記主軸台の移動軸線上の前記工作物載置部のうち、少なくとも前記工作物受け取り位置に位置している前記工作物載置部が所定の位置または過大な下降位置に下降したことを検出する下降位置検出手段を有することが好ましい。
【0020】
また、上記の主軸移動型立形工作機械用のワークフィーダにおいて、前記主軸台の移動軸線上の前記工作物載置部のうち、少なくとも前記工作物渡し位置に位置している前記工作物載置部に工作物が載置されているか否かを検出する工作物有無検出手段を有することが好ましい。
【0021】
また、本発明の主軸移動型立形工作機械における工作物把持方法は、ほぼ垂直方向の回転軸線を有する主軸と、前記主軸を回転可能に軸支して、少なくとも前記主軸の軸線方向および前記主軸の軸線と直交する方向に移動する主軸台と、前記主軸の下端に設けられたチャックと、前記主軸台を移動制御するとともに前記チャックを制御して、前記チャックに工作物を着脱する制御手段とを有する主軸移動型立形工作機械における工作物把持方法であって、複数の工作物を移動するための移動部材と、前記主軸の軸線方向に移動可能かつ傾斜可能に前記移動部材上に設けられ、工作物を載置する複数の工作物載置部と、前記各工作物載置部を前記チャックの方向に付勢する付勢手段とから成るワークフィーダが、前記主軸台が加工動作中に移動する領域である加工領域に隣接する工作物授受領域に設けられており、前記チャックを工作物の上面に押し当て、さらに所定の距離だけ前記付勢手段による付勢力に逆らって押し付ける手順と、その後前記チャックの爪を閉じて、工作物を把持する手順とを有するものである。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の主軸移動型立形工作機械1の正面図である。工作機械としては立旋盤の場合の例である。また、図2は、本発明の主軸移動型立形工作機械1の平面図である。主軸移動型立形工作機械1の工作機械本体2にはワークフィーダ3が並設されている。工作機械本体2は、ベッド10に刃物台23が設けられている。刃物台23には割り出し回転可能なタレット21が設けられており、タレット21の外周部には外径加工用バイト、内径加工用工具等の加工工具22が保持されている。主軸台4には垂直方向の回転軸線を有する主軸5が回転可能に軸支されており、主軸5の下端にはチャック6が設けられている。
【0023】
主軸5の回転軸線と平行な方向であるZ軸方向と直交する水平方向(X軸方向)に沿って、X軸ガイドレール11が設けられており、X軸ガイドレール11上にはサドル12がX軸方向に移動可能に設けられている。X軸ガイドレールは、ベッド10の後部およびベッド10の後部に固定されたブラケット10aに設けられている。ベッド10とブラケット10aとは一体であってもよい。
【0024】
サドル12は、X軸用サーボモータ20により歯付プーリ・歯付ベルト機構を介して回転駆動されるX軸送りねじ13、ナット14によりX軸方向に移動される。サドル12にはZ軸ガイドレール24、スライド本体25によりZ軸方向に移動可能に主軸台4が設けられており、Z軸用サーボモータ26によってZ軸送りねじ(図示せず)を回転駆動することにより主軸台4をZ軸方向に移動する。これにより、主軸5および主軸台4はX,Z軸方向に移動可能となっている。主軸5をNC装置(図示せず)によりX,Z軸方向に移動制御して、チャック6に把持した工作物をタレット21上の加工工具22により加工する。
【0025】
加工中に主軸台4が移動する領域は加工室(加工領域)17として、カバー、スプラッシュガード61に覆われている。加工室17に隣接して工作物授受領域18が設けられている。加工室17と工作物授受領域18とは開閉可能な開閉カバーによって仕切られている。工作物授受領域18にはワークフィーダ3が少なくとも一部が位置するように設置されている。すなわち、ワークフィーダ3は、後述する工作物渡し位置A、工作物受け取り位置Bが少なくとも工作物授受領域18に位置していればよい。
【0026】
ワークフィーダ3のワークフィーダ本体30の上面には、回転円板31が回転可能かつ割り出し可能に設けられている。回転円板31の上面に設けられた複数の工作物載置部32上にはそれぞれ工作物が載置可能である。回転円板31上には、図2に示すように円周方向の均等角度ごとに8個の工作物載置部32が設けられている。ワークフィーダ3により、複数の工作物Wを連続的に工作機械本体2に供給することが可能である。
【0027】
X軸ガイドレール11は、X軸方向にワークフィーダ3の位置まで延びている。主軸5のX軸方向の移動軸線上には2つの工作物載置部32が同時に位置決め可能であり、位置決め時にはそれぞれの工作物載置部32の中心が主軸5の移動軸線上にくる。移動軸線上の1つの工作物載置部32はチャック6から加工済みの工作物を渡す工作物渡し位置Aにあり、もう1つの工作物載置部32はチャック6が未加工の工作物を受け取る工作物受け取り位置Bにある。主軸台4は、チャック6がこれらの2つの位置の直上に位置するところまで移動可能である。主軸移動型立形工作機械1は、NC(数値制御)装置によって制御されている。
【0028】
ワークフィーダ3の工作物渡し位置A、工作物受け取り位置Bの反対側の工作物載置部32は、スプラッシュガード61の外方に位置し、この近傍の位置は作業者工作物段取り替え位置Cとなっている。すなわち、作業者はこの作業者工作物段取り替え位置Cで、加工済み工作物を工作物載置部32より取り外し、未加工工作物を工作物載置部32に載置する段取り替えを行う。作業者工作物段取り替え位置Cでは段取り替え作業が行えるが、主軸台4が移動する工作物授受領域18とのあいだは工作物授受領域18側に手などが入らないようにスプラッシュガード61で仕切られている。
【0029】
まず、NC装置によって加工済み工作物用の工作物載置部32を工作物渡し位置Aに、未加工工作物の載置された工作物載置部32を工作物受け取り位置Bに位置決めするようワークフィーダ3を制御する。さらに、NC装置によって主軸台4をX軸方向に移動制御し、チャック6を工作物渡し位置Aの工作物載置部32の直上に位置させる。そして、主軸台4をZ軸方向に下降させ、チャック6の爪27を開き、加工済みの工作物を工作物載置部32上に載置する。チャックシリンダ28を駆動することにより、チャック6の爪27の開閉動作を行う。
【0030】
次に主軸台4を上昇させるとともにX軸方向に移動制御し、チャック6を未加工工作物を載置した工作物受け取り位置Bの工作物載置部32の直上に位置させる。そして主軸台4をZ軸方向に下降させ、チャック6の爪27を閉動作させて未加工工作物を把持する。その後、主軸台4を加工室17内に移動して加工を行う。そのあいだにワークフィーダ3を制御して、未加工工作物がチャック6側に受け取られた工作物載置部32を工作物渡し位置Aに、次の未加工工作物が載置された工作物載置部32を工作物受け取り位置Bに旋回させる。
【0031】
加工が終了すると、前述のように、主軸台4を工作物授受領域18内に移動させて、加工済み工作物を工作物載置部32に渡す動作と、未加工工作物を工作物載置部32から受け取る動作とを繰り返し、次の工作物の加工を行う。以上のようにして、複数の工作物を順次工作機械本体2に供給し加工を行うことができる。
【0032】
図3は、ワークフィーダ3の平面図である。また図4は、ワークフィーダ3を正面から見た部分拡大断面図である。ワークフィーダ3の天板35の上面には、回転円板31が回転可能かつ割り出し可能に軸支されている。回転円板31は、中心軸312が軸受351に回転可能に軸支されており、外周部が天板35上の複数個(例えば、4個)の回転補助支持部材(キャスタ)36によって支持されている。回転円板31は、NC装置からの指令を受けてワークフィーダ3を制御するワークフィーダ制御部によって制御される割出モータ37により割り出し駆動される。
【0033】
回転円板31の上面には、同一円周上に均等の中心角(45度)をもって8個の工作物載置部32が設けられている。それぞれの工作物載置部32には工作物が載置可能である。主軸5のX軸方向の移動軸線S上には2つの工作物載置部32が同時に位置決めされる。すなわち、工作物渡し位置Aの工作物載置部32aと工作物受け取り位置Bの工作物載置部32bの中心は、移動軸線S上にある。
【0034】
工作物載置部32は、それぞれ3本の足部材33により回転円板31上に支持されており、回転円板31に対して上下動可能である。また、3本の足部材33が不均等に下降することにより、工作物載置部32の載置面が任意の方向に傾斜することも可能である。3本の足部材33は、工作物載置部32の円周上の中心角が互いに120度の位置に設けられている。
【0035】
工作物載置部32は、足部材33の外周に設けられた付勢部材であるコイルバネ34により上方に付勢されている。コイルバネ34の付勢力は、工作物載置部32に工作物を載置しただけでは下降しない程度とする。すなわち、3本のコイルバネ34の付勢力の合計値が工作物載置部32と工作物の重さの和以上の力となって上方に付勢する。工作物載置部32は、通常状態では足部材33下端の膨大径部331と回転円板31の下面が当接することにより規制される上昇端位置にある。
【0036】
割出検出器51は回転円板31の割り出し位置を検出するものであり、回転円板31の中心近傍に等角度に設けられた被検出部材311を割出検出器51である近接スイッチによって検出している。下降過大検出器52,53は、工作物載置部32a,32bそれぞれの下降位置が過大であるか否かを検出するためのものである。足部材33下端の膨大径部331の下降を下降過大検出器52,53である近接スイッチにより検出する。
【0037】
なお、下降過大検出器52,53は、足部材33または工作物載置部32の下降を検出できるものであれば、他の種類のセンサ(例えば、光センサ、磁気センサ、超音波センサ等)であってもよい。下降過大検出器52,53により、工作物載置部32a,32bがそれぞれ過大設定距離だけ下降したことが検出できる。すなわち、この過大設定距離以上に工作物載置部32a,32bが下降すると、NCプログラムにミスがある、工作物の種類を間違えているなどの可能性があるとして工作物授受の動作を停止させるためのものである。
【0038】
工作物有無検出器54,55は、工作物載置部32a,32bの上に工作物が載置されているか否かを検出するものである。工作物有無検出器54,55は、反射型の光電センサにより工作物を検出する。なお、工作物有無検出器54,55は、工作物の有無が検知できるものであれば、他の種類のセンサであってもよい。
【0039】
工作物渡し位置Aでは、工作物有無検出器54によって工作物載置部32a上の工作物の有無を検出し、工作物載置部32aが工作物無しの状態であれば主軸台4が下降する等の工作物を渡す動作を行い、すでに工作物有りの状態であれば工作物を渡す動作を行わず、他の工作物載置部32で工作物無しの状態のものを探す等の動作を行う。このことにより、工作物載置部32a上の工作物と、チャック6に把持された工作物との衝突を防止することができる。
【0040】
また工作物受け取り位置Bでは、工作物有無検出器55によって工作物載置部32b上の工作物の有無を検出し、工作物載置部32bが工作物有りの状態であれば工作物を受け取る動作を行い、工作物無しの状態であれば主軸台4が下降する等の工作物を受け取る動作を行わず、他の工作物載置部32で工作物有りの状態のものを探す等の動作を行う。このことにより、空切削(工作物を把持しない状態で加工室17内に移動し加工を行ってしまうこと)を防止することができる。なお、工作物受け取り位置B側の工作物有無検出器55はなくてもよい。割出検出器51、下降過大検出器52,53、工作物有無検出器54,55は、ワークフィーダ本体30の上端に固定された天板35に取り付けられている。
【0041】
このワークフィーダ3を使用した主軸移動型立形工作機械1の動作を詳しく説明する。加工が終了すると、NC装置によって主軸台4をX軸方向に移動制御し、チャック6を工作物渡し位置Aの工作物載置部32aの直上に位置させる。そしてZ軸方向に下降させ、チャック6の爪27を開き、加工済みの工作物を工作物載置部32a上に載置する。次に主軸台4を上昇させるとともにX軸方向に移動制御し、チャック6を工作物受け取り位置Bの未加工工作物を載置した工作物載置部32bの直上に位置させる。
【0042】
そして主軸台4をZ軸方向に下降させ、チャック6の爪27を工作物の上面に押し当てる。さらに、コイルバネ34の付勢力に逆らって工作物載置部32bが所定距離だけ下降するように、NCプログラムにプログラムされた距離だけ主軸台4の下降を続ける。工作物載置部32bが下降する所定距離は、未加工工作物の厚さ等の誤差以上の値にプログラムしてある。したがって、工作物載置部32bを所定距離下降させた時点では、工作物の取り付け面はチャック6の爪27に確実に押し付けられた状態となる。
【0043】
また、工作物載置部32bが傾斜可能であるので、工作物の取り付け面はチャック6の爪27に均等に押し付けられる。この状態でチャック6の爪27を閉動作させて未加工工作物を把持する。また、下降過大検出器52,53が設けられているので、作業者がミスをしても主軸5、チャック6等を工作物載置部32bに過大の荷重で押し付けて工作機械本体2側に精度不良を生じさせることがない。
【0044】
このようにして工作物の厚さ、平行度等の寸法誤差を工作物載置部32の移動により吸収するため、工作物を確実に把持することができる。また、チャック6が工作物に接触しても、コイルバネ34により工作物が逃げるため、工作機械や工作物が破損することがなくなる。
【0045】
なお、以上の実施の形態では、工作物載置部32a,32bの両方に対して下降過大検出器52,53が設けられているが、工作物受け取り位置B側の工作物載置部32bのみに対して下降過大検出器53を設けるようにしてもよい。また、回転円板31上に工作物載置部32を8個設けるようにしているが、2個以上の任意の個数であってもよい。ただし、互いに隣接する工作物載置部32は、工作物載置部32とチャック6(主軸台4)とのあいだで工作物の授受動作を行う際、隣りの工作物載置部32と干渉しないように設けられる。
【0046】
図5は、他の実施の形態のワークフィーダのパレット41の部分を示す平面図である。また図6は、パレット41の正面図である。これは多数のパレット41をチェーン46によってリング状に連結し、回動させるようにしたロータリフィーダである。パレット41の下面には3個のキャスタ45が取り付けられており、パレット41はワークフィーダの天板上を滑らかに移動できる。パレット41はリング状に張設されたチェーン46に接続されており、チェーン46によって移動駆動される。
【0047】
パレット41の上面には、工作物載置部42が3本の足部材43により支持されており、パレット41に対して上下動可能である。また、3本の足部材43が不均等に下降することにより、工作物載置部42の載置面が任意の方向に傾斜することも可能である。3本の足部材43は、工作物載置部42の円周上の中心角が互いに120度の位置に設けられている。工作物載置部42は、足部材43の外周に設けられたコイルバネ44により上方に付勢されている。
【0048】
コイルバネ44の付勢力は、工作物載置部42に工作物を載置しただけでは下降しない程度とする。すなわち、3本のコイルバネ44の付勢力の合計値が工作物載置部42と工作物の重さの和以上の力となって上方に付勢する。その他、下降過大検出器、工作物有無検出器も前述の実施の形態と同様に設けられる。ワークフィーダの使用方法は前述の実施の形態と同様であるため省略する。
【0049】
次に、他の形態の工作物載置部32と足部材33の構成について説明する。前述の実施の形態においては、工作物載置部32と足部材33とは固定されており、足部材33の外周面と回転円板31の貫通孔との隙間も小さいため、工作物載置部32に水平方向の力が加わった場合には十分に追従できないことがある。すなわち、チャック6の爪27を工作物の上面に押し付けた状態で爪27を閉動作させて工作物を把持する場合、工作物の中心軸とチャック6の中心軸がずれているとチャック6の爪は、工作物を工作物載置部32に対して、ずれをなくす方向に移動させる。しかしながら、工作物が移動できないようなことが生じた場合には、工作物載置部32に水平方向の力が加わり、足部材33の上端部にも水平方向の力が加わる。
【0050】
しかし、足部材33の下端部は回転円板31の貫通孔との隙間分しか移動できないので、足部材33が傾斜して回転円板31の貫通孔との摩擦力が大きくなってしまうこともある。そうなると足部材33は上下動の動きが悪くなり、チャック6の把持面に対する工作物上面の追従性が悪化してしまう。このような現象を回避するために、図7に示すような、工作物載置部32と足部材33の構成を採用する。
【0051】
足部材33の上端には、取付ネジ333によりカラー334が固定されている。工作物載置部32の取付部321は、足部材33の上端とカラー334に挟まれて上下に隙間を有するように取り付けられている。また、工作物載置部32の取付部321の貫通孔の直径は、カラー334の側面との間に所定の隙間を生じるように、カラー334の首部の直径に比べて大きく設定されている。工作物載置部32が足部材33と直接固定されていないので、工作物載置部32は足部材33に対して任意の方向に傾斜することができる。
【0052】
工作物載置部32はコイルバネ34によって上方に付勢されており、付勢力は工作物載置部32からカラー334のつば部、取付ネジ333を介して足部材33に伝達される。通常状態では、図7のように足部材33下端の膨大径部331と回転円板31の下面が当接し、工作物載置部32を上昇端位置に規制する。足部材33の膨大径部331の上方には、他の部分より直径の小さい小径部332が所定の軸方向長さにわたり形成されている。
【0053】
図8は、工作物載置部32が下降した状態を示す図である。これは、コイルバネ34の付勢力に逆らって工作物載置部32がNCプログラムにプログラムされた所定距離だけ下降した状態である。このときに回転円板31の貫通孔と対向する位置に、足部材33の小径部332が形成されている。このため、この下降状態では足部材33と回転円板31との貫通孔における隙間が大きくなっており、足部材33が水平方向(主軸5の軸線方向と直交する方向)に移動することができる。
【0054】
したがって、下降状態でチャック6の爪27を閉動作させて工作物を把持する場合に、工作物の中心軸とチャック6の中心軸がずれていても、足部材33が回転円板31に対して傾斜動作および水平移動が可能である。また、足部材33に対して工作物載置部32が傾斜可能になっている。すなわち、工作物の中心軸とチャック6の中心軸のずれ量が多い場合には、足部材33が水平移動とともに傾斜するが、工作物載置部32はコイルバネ34によって上方に付勢され、チャック6の爪27と工作物の取り付け面とが密着した状態に維持される。
【0055】
工作物載置部32は足部材33の傾斜等によって、中心軸のずれ量に十分追従して水平方向に移動することができる。また、足部材33が傾斜しても、工作物載置部32はこの傾斜に影響されることなく、チャック6の爪27と工作物の取り付け面との当接状態にならうことができる。図9に、工作物載置部32が回転円板31に対してずれ量eだけ移動した状態を示す。このとき、足部材33上端の中心が初期位置からずれ量eだけ移動し、足部材33が傾斜した状態となる。これにより、工作物の取り付け面とチャック6の爪27との密着度がさらに向上し、工作物の把持精度がさらに向上する。
【0056】
また、チャック6が工作物を把持してZ軸方向に上昇し、工作物載置部32を押圧しなくなると工作物載置部32はコイルバネ34の付勢力で図7のような初期の状態に戻る。図7、図8、図9の工作物載置部と足部材の構成は、回転型のワークフィーダ3に基づいて説明したが、ロータリフィーダの工作物載置部42と足部材43にも適用できる。
【0057】
なお、以上の実施の形態においては、主軸5の軸線方向(Z軸方向)は垂直方向としたが、Z軸方向を垂直方向から所定角度だけ傾斜させるようにした工作機械でもよい。また、工作機械としては立旋盤を例にして説明したが、立旋盤以外にもターニングセンタ、研削盤、マシニングセンタ等の他の任意の工作機械にも適用できる。さらに、工作物載置部32,42を3本の足部材33,43によって支持しているが、足部材の数は3本以上であれば何本でもよい。足部材の配置も必ずしも円周上に均等に設ける必要はなく、任意の位置でよい。
【0058】
さらに、下降過大検出器の過大設定位置よりも上方の位置に下降位置検出器を設け、工作物載置部32が所定位置まで下降したことを検出するとともに、その検出信号によりNC装置にスキップ信号を与え主軸台4の移動を停止させるようにしてもよい。
【0059】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下のような効果を奏する。
【0060】
ワークフィーダの工作物載置部がチャック方向に付勢され移動可能かつ傾斜可能に設けられているので、工作物の厚さ、平行度等の寸法誤差を工作物載置部の移動により吸収することができ、工作物を確実に把持することができる。また、チャックが工作物に接触しても、付勢手段の作用により工作物が逃げるため、工作機械や工作物が破損することがなくなる。また、付勢手段により付勢するだけの簡素な構成のため信頼性が高い。さらに、ワークフィーダが加工領域外に位置しているので、切り屑、切削油剤等の影響を受けることなく確実に工作物の授受動作を行うことができる。
【0061】
工作物載置部が移動部材に対して主軸の軸線に直交する方向に移動可能に支持されているから、工作物載置部が工作物とチャック中心軸のずれ量に十分追従して移動でき、工作物の取り付け面とチャックの爪との密着度がさらに向上し、工作物の把持精度がさらに向上する。
【0062】
2つの工作物載置部が主軸の移動軸線上に同時に位置決め可能であるから、主軸台の移動によって工作物の渡し動作と受け取り動作とを連続して行うことができる。工作物の渡し動作と受け取り動作の間にワークフィーダの割り出し動作が不要のため、短時間で工作物の授受を行うことができる。
【0063】
過大な下降距離を検出する下降過大検出手段を設けたので、作業者のプログラムミス、素材の段取り替えミス等があっても、主軸、チャック等を工作物載置部に過大な荷重で押し付けてしまうことを防止でき安全である。
【0064】
工作物載置部に工作物が載置されているか否かを検出する工作物有無検出手段を設けたので、工作物載置部上の工作物とチャックに把持された工作物との衝突を防止することができるとともに、空切削を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の主軸移動型立形工作機械の正面図である。
【図2】図2は、本発明の主軸移動型立形工作機械の平面図である。
【図3】図3は、ワークフィーダの平面図である。
【図4】図4は、ワークフィーダを正面から見た部分拡大断面図である。
【図5】図5は、他の実施の形態のワークフィーダのパレットの平面図である。
【図6】図6は、パレットの正面図である。
【図7】図7は、他の形態の工作物載置部と足部材の構成を示す拡大図である。
【図8】図8は、工作物載置部が下降した状態を示す図である。
【図9】図9は、工作物載置部がずれ量分移動した状態を示す図である。
【符号の説明】
1…主軸移動型立形工作機械
2…工作機械本体
3…ワークフィーダ
4…主軸台
5…主軸
6…チャック
W…工作物
10…ベッド
12…サドル
17…加工室
18…工作物授受領域
21…タレット
22…加工工具
23…刃物台
30…ワークフィーダ本体
31…回転円板
32…工作物載置部
33…足部材
34…コイルバネ
35…天板
36…回転補助支持部材
37…割出モータ
41…パレット
42…工作物載置部
43…足部材
44…コイルバネ
45…キャスタ
46…チェーン
51…割出検出器
52,53…下降過大検出器
54,55…工作物有無検出器
331…膨大径部
332…小径部
333…取付ネジ
334…カラー

Claims (13)

  1. ほぼ垂直方向の回転軸線を有する主軸(5)と、
    前記主軸(5)を回転可能に軸支して、少なくとも前記主軸(5)の軸線方向および前記主軸(5)の軸線と直交する方向に移動する主軸台(4)と、
    前記主軸(5)の下端に設けられたチャック(6)と、
    前記主軸台(4)を移動制御するとともに前記チャック(6)を制御して、前記チャック(6)に工作物(W)を着脱する制御手段とを有する主軸移動型立形工作機械とともに使用され、
    前記主軸台(4)が加工動作中に移動する領域である加工領域(17)に隣接する工作物授受領域(18)に設けられ、複数の工作物(W)を順次供給するワークフィーダ(3)であって、
    複数の工作物(W)を移動するための移動部材(31,41)と、
    前記主軸(5)の軸線方向に移動可能かつ傾斜可能に前記移動部材(31,41)上に設けられ、工作物(W)を載置する複数の工作物載置部(32,42)と、
    前記各工作物載置部(32,42)を前記チャック(6)の方向に付勢する付勢手段(34,44)とを有する主軸移動型立形工作機械用のワークフィーダ。
  2. 請求項1に記載した主軸移動型立形工作機械用のワークフィーダであって、
    前記移動部材は、回転円板(31)である主軸移動型立形工作機械用のワークフィーダ。
  3. 請求項1に記載した主軸移動型立形工作機械用のワークフィーダであって、
    前記移動部材は、チェーン(46)によって互いに連結されたパレット(41)である主軸移動型立形工作機械用のワークフィーダ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載した主軸移動型立形工作機械用のワークフィーダであって、
    前記付勢手段(34,44)は、前記工作物載置部(32,42)と工作物の合計の重さ以上の付勢力によって、前記工作物載置部(32,42)を前記チャック(6)の方向に付勢するものである主軸移動型立形工作機械用のワークフィーダ。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載した主軸移動型立形工作機械用のワークフィーダであって、
    前記工作物載置部(32,42)は、前記移動部材(31,41)に対して前記主軸(5)の軸線に直交する方向に移動可能に支持されたものである主軸移動型立形工作機械用のワークフィーダ。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載した主軸移動型立形工作機械用のワークフィーダであって、
    前記工作物載置部(32,42)は、前記工作物載置部(32,42)を前記移動部材(31,41)に対して前記主軸(5)の軸線方向に移動可能かつ傾斜可能に支持する足部材(33,34)を有するものである主軸移動型立形工作機械用のワークフィーダ。
  7. 請求項6項に記載した主軸移動型立形工作機械用のワークフィーダであって、
    前記工作物載置部(32,42)は、3本の前記足部材(33,34)を有するものである主軸移動型立形工作機械用のワークフィーダ。
  8. 請求項6〜7のいずれか1項に記載した主軸移動型立形工作機械用のワークフィーダであって、
    前記工作物載置部(32,42)と前記足部材(33,34)とは、相対的に傾斜可能に接続されている主軸移動型立形工作機械用のワークフィーダ。
  9. 請求項6〜8のいずれか1項に記載した主軸移動型立形工作機械用のワークフィーダであって、
    前記足部材(33,34)は、下端部に前記移動部材(31,41)の下面に当接する膨大径部(331)が形成され、前記膨大径部(331)の上方に部分的に径の小さい小径部(332)が形成されたものである主軸移動型立形工作機械用のワークフィーダ。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載した主軸移動型立形工作機械用のワークフィーダであって、
    2つの前記工作物載置部(32a,32b)を、前記主軸(5)の軸線と直交する方向の前記主軸台(4)の移動軸線上に同時に位置決めすることが可能であり、そのうちの一方の前記工作物載置部(32a)の位置を前記チャック(6)から工作物(W)を渡す工作物渡し位置(A)とし、他方の前記工作物載置部(32b)の位置を前記チャック(6)が工作物(W)を受け取る工作物受け取り位置(B)とする主軸移動型立形工作機械用のワークフィーダ。
  11. 請求項10に記載した主軸移動型立形工作機械用のワークフィーダであって、
    前記主軸台(4)の移動軸線上の前記工作物載置部(32a,32b)のうち、少なくとも前記工作物受け取り位置(B)に位置している前記工作物載置部(32b)が所定の位置または過大な下降位置に下降したことを検出する下降位置検出手段(53)を有する主軸移動型立形工作機械用のワークフィーダ。
  12. 請求項10または11に記載した主軸移動型立形工作機械用のワークフィーダであって、
    前記主軸台(4)の移動軸線上の前記工作物載置部(32a,32b)のうち、少なくとも前記工作物渡し位置(A)に位置している前記工作物載置部(32a)に工作物(W)が載置されているか否かを検出する工作物有無検出手段(54)を有する主軸移動型立形工作機械用のワークフィーダ。
  13. ほぼ垂直方向の回転軸線を有する主軸(5)と、
    前記主軸(5)を回転可能に軸支して、少なくとも前記主軸(5)の軸線方向および前記主軸(5)の軸線と直交する方向に移動する主軸台(4)と、
    前記主軸(5)の下端に設けられたチャック(6)と、
    前記主軸台(4)を移動制御するとともに前記チャック(6)を制御して、前記チャック(6)に工作物(W)を着脱する制御手段とを有する主軸移動型立形工作機械における工作物把持方法であって、
    複数の工作物(W)を移動するための移動部材(31,41)と、前記主軸(5)の軸線方向に移動可能かつ傾斜可能に前記移動部材(31,41)上に設けられ、工作物(W)を載置する複数の工作物載置部(32,42)と、前記各工作物載置部(32,42)を前記チャック(6)の方向に付勢する付勢手段(34,44)とから成るワークフィーダが、前記主軸台(4)が加工動作中に移動する領域である加工領域(17)に隣接する工作物授受領域(18)に設けられており、
    前記チャック(6)を工作物(W)の上面に押し当て、さらに所定の距離だけ前記付勢手段(34,44)による付勢力に逆らって押し付ける手順と、
    その後前記チャック(6)の爪を閉じて、工作物(W)を把持する手順とを有する主軸移動型立形工作機械における工作物把持方法。
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