JP2000263360A - 主軸移動型工作機械における工作物載置装置 - Google Patents

主軸移動型工作機械における工作物載置装置

Info

Publication number
JP2000263360A
JP2000263360A JP11074930A JP7493099A JP2000263360A JP 2000263360 A JP2000263360 A JP 2000263360A JP 11074930 A JP11074930 A JP 11074930A JP 7493099 A JP7493099 A JP 7493099A JP 2000263360 A JP2000263360 A JP 2000263360A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
workpiece
chuck
work
unprocessed
spindle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11074930A
Other languages
English (en)
Inventor
Ikuo Sakamoto
郁夫 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Seiki Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Seiki Co Ltd filed Critical Hitachi Seiki Co Ltd
Priority to JP11074930A priority Critical patent/JP2000263360A/ja
Publication of JP2000263360A publication Critical patent/JP2000263360A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manipulator (AREA)
  • Jigs For Machine Tools (AREA)
  • Feeding Of Workpieces (AREA)
  • Turning (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 未加工工作物をチャックで受け取る時に、簡
素な構成で未加工工作物をチャックの爪に確実に密着さ
せた状態で把持することができる工作物載置装置が求め
られていた。 【解決手段】 主軸5を回転可能に支持する主軸台4が
少なくとも主軸の軸線方向CLである第1の方向および
この第1の方向と直交する第2の方向に移動する主軸移
動型工作機械1に供給するための工作物7,8の載置を
行うとともに、主軸5の下端に設けられたチャック6と
の間で工作物の授受を行う工作物載置装置3であって、
主軸5が移動する第2の方向と平行な移動軌跡上に設け
られ、チャック6が把持している工作物を第1の方向と
平行な方向にかつチャック6側に押圧した状態でチャッ
ク6が工作物7をつかみ直しできるようにした工作物押
圧手段60を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主軸を回転可能に
支持する主軸台が少なくとも主軸の軸線方向(Z軸方
向)およびこの主軸軸線と直交する方向(X軸方向)に
移動する主軸移動型工作機械に工作物を供給するために
この工作物を載置するとともに、主軸の下端に設けられ
たチャックとの間で工作物を授受するための工作物載置
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】工作機械のうちたとえば旋盤は、主軸の
先端にチャックが取付けられ、このチャックで工作物を
把持し回転させて切削加工を行う。旋盤など工作機械で
これから加工する未加工工作物(たとえば、素材ワー
ク)は、チャックの爪の端面に確実に密着して把持され
ていることが、高精度な加工を行うための重要な条件の
一つである。そのため、従来の工作機械では、ローダな
ど搬送手段で未加工工作物をチャックに一旦把持させた
後、チャックの爪に対して未加工工作物を密着させるた
めに、旋盤の刃物台などにワークプッシャを設け、この
ワークプッシャで未加工工作物をチャック側に押圧した
状態で、チャックの爪の開閉動作を行って再把持するこ
とが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この場
合、ワークプッシャを刃物台に設けているために、刃物
台に取付けできる工具の数が一本少なくなってしまうと
いう課題がある。一方、本出願人の出願にかかる特公平
2−46321号公報に開示された工作機械は、主軸を
回転可能に支持する主軸台が主軸軸線方向および主軸軸
線と直交する方向に移動して、主軸の下方端部のチャッ
クが工作物(被加工物)を直接把持して搬送および加工
を行うようになっている。この工作機械には、チャック
の把持動作に応じて工作物の受け渡しを行うワークスト
ッカが設けられている。この工作機械でも、チャックが
ワークストッカから直接工作物を把持する場合、工作物
をチャック側に押し付けた状態で行うことが好ましい。
【0004】また、特公平3−51524号公報には、
ワークインデックステーブル付立型数値制御式旋盤のチ
ャック口に材料(工作物)を押込むのに、油圧シリンダ
による押出ピンの上方への突出動作によって行う技術が
開示されている。この公報の旋盤では、油圧シリンダ,
油圧供給源,油圧制御手段などが必要であり、チャック
との材料の受け渡しをするための複雑な制御が必要であ
る。そのため、この旋盤は構成が複雑でコスト高になっ
ている。しかも、主軸台フレームは主軸軸線と直交する
方向に移動できない構成であり、切屑,切削油剤などが
飛散,堆積する可能性が大きい加工領域内で、チャック
への嵌入,つかみ動作を行っているので、この動作の信
頼性の低下,把持精度(つかみ精度)の低下等を起こす
恐れがあるという課題があった。
【0005】本発明は、このような課題を解決するため
になされたもので、未加工工作物をチャックで受け取る
時に、簡素な構成で未加工工作物をチャックの爪に確実
に密着させた状態で把持することができる主軸移動型工
作機械における工作物載置装置を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明にかかる主軸移動型工作機械における工作物
載置装置は、主軸を回転可能に支持する主軸台が少なく
とも前記主軸の軸線方向である第1の方向およびこの第
1の方向と直交する第2の方向に移動する主軸移動型工
作機械に供給するための工作物の載置を行うとともに、
前記主軸移動型工作機械の前記主軸の下端に設けられた
チャックとの間で前記工作物の授受を行う工作物載置装
置であって、前記主軸が移動する前記第2の方向と平行
な移動軌跡上に設けられ、前記チャックが把持している
前記工作物を前記第1の方向と平行な方向にかつ前記チ
ャック側に押圧した状態で前記チャックが前記工作物を
つかみ直しできるようにした工作物押圧手段を備えてい
る。好ましい一実施態様として、前記工作物押圧手段
は、この工作物押圧手段の基体に対して少なくとも前記
第1の方向とほぼ平行な方向に移動可能に設けられ、前
記主軸台が前記第1の方向に移動して、前記チャックに
把持されている前記工作物が押圧したとき移動する工作
物押圧台と、この工作物押圧台を常時前記チャック側に
付勢している付勢部材とを備えている。たとえば、前記
チャックと前記工作物載置装置との間で前記工作物を授
受するために前記移動軌跡上に位置する工作物授受位置
は、前記主軸移動型工作機械でまだ未加工の工作物を前
記チャックが工作物載置台から受け取る未加工工作物受
け取り位置と、この未加工工作物受け取り位置に併設さ
れ、前記主軸移動型工作機械での加工が完了した加工済
工作物を前記チャックが工作物載置台に渡す加工済工作
物渡し位置とからなり、前記工作物押圧手段は、前記未
加工工作物受け取り位置に位置している前記工作物載置
台と、前記加工済工作物渡し位置に位置している前記工
作物載置台との間に配設されているのが好ましい。好ま
しくは、前記工作物押圧手段は、連鎖状をなして旋回移
動可能に設けられた前記工作物載置台を旋回させるため
の旋回運動用中心軸の上部に設けられている。また、前
記チャックが前記工作物押圧台上で前記工作物をつかみ
直す動作を行う時に、前記未加工工作物受け取り位置お
よび前記加工済工作物渡し位置における前記工作物およ
びこの工作物を支持するための部材のいずれにも、前記
チャックの把持している前記工作物が干渉しないよう
に、前記工作物押圧台は、前記工作物および前記部材よ
り上方の所定の高さ位置に位置しているのが好ましい。
たとえば、前記工作物載置装置は、前記工作物載置台に
複数の前記工作物を積み重ねた状態で載置するとともに
ガイド部材で前記工作物の外周部または内周部をガイド
し、順次チャックとの間で前記工作物の授受動作を行う
リフト式工作物載置装置であり、前記チャックが前記工
作物押圧台上で前記工作物のつかみ直しを行う時に、前
記未加工工作物受け取り位置および前記加工済工作物渡
し位置における前記工作物および前記ガイド部材のいず
れにも、前記チャックの把持している前記工作物が干渉
しないように、前記工作物押圧台は、前記工作物および
前記ガイド部材より上方の所定の高さ位置に位置してい
るのが好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる実施の形態
の一例を図1から図6を参照して説明する。この実施形
態では、NC(数値制御)装置により制御される主軸移
動型の工作機械として立て旋盤の場合を示している。こ
の主軸移動型工作機械は、主軸を回転可能に支持する主
軸台が少なくとも主軸の軸線方向と平行な方向である第
1の方向およびこの主軸軸線(第1の方向)と直交する
第2の方向に移動して、主軸の下端(下方端部)に設け
られたチャックと工作物載置装置との間で工作物を授受
(受け渡し)するとともに、主軸台が、加工領域外にあ
る工作物授受領域と加工領域との間を移動するようにな
っている。この主軸台が少なくとも主軸軸線方向および
この主軸軸線と直交する方向に移動可能な工作機械であ
れば、たとえば、ターニングセンタ,研削盤,マシニン
グセンタなどのように、直交2軸方向または直交3軸方
向に移動する他の種類の工作機械であってもよい。な
お、工作機械の主軸の軸線は、床面に対して垂直方向を
向いている場合を示しているが、この垂直方向に対して
所定角度傾斜した方向を向いた場合でもよい。
【0008】図1および図2は、それぞれ主軸移動型の
立て旋盤に工作物載置装置を付属させた平面図および正
面図である。まず最初に、主軸移動型の立て旋盤(以
下、旋盤と記載)1について説明する。図1および図2
に示すように、旋盤1には、旋盤1との間で工作物の授
受を行うための所定の位置に工作物の載置を行うととも
にその所定の位置に工作物を搬送する動作を行う工作物
載置装置の機能を兼ねた工作物搬送装置(以下、工作物
搬送装置と記載)3が備えられている。この工作物搬送
装置3は機械本体2の近傍に設けられている。旋盤1に
おいては、主軸台4および主軸5など可動体が、主軸軸
線CL方向と平行な方向であるZ軸方向(第1の方向)
に移動するとともに、Z軸方向と直交するX軸方向(第
2の方向)に移動する。すなわち、主軸5は、主軸中心
がX軸方向と平行な移動軌跡C上を移動し、加工領域
17内で加工が行われる位置(以下、加工位置と記載)
と、工作物授受領域18内にある工作物搬送装置3の工
作物授受位置Dとの間で移動する。チャック6は、この
旋盤1でこれから加工を行う予定の未加工の工作物(た
とえば、素材ワーク)7を直接把持して工作物搬送装置
3から受け取り、旋盤1の加工領域内で加工した後は、
加工が終了した加工済工作物(たとえば、完成品ワー
ク)8の把持を解除してこの加工済工作物8を工作物搬
送装置3に渡す。主軸5を含む主軸台4がX軸方向およ
びZ軸方向に移動するこの旋盤1では、主軸台4の移動
動作が工作物搬送の機能も果している。
【0009】旋盤1には、加工位置で加工が行われると
ともにスプラッシュガード9,仕切りカバー9aで遮蔽
された加工領域17と、加工領域17に隣接し、チャッ
ク6と工作物搬送装置3との間で工作物の授受が行われ
る工作物授受領域18とが設けられており、主軸台4は
両方の領域17,18間を移動する。工作物授受領域1
8もスプラッシュガード9でカバーされている。仕切り
カバー9aには、主軸台4の移動のための開口部が設け
られている。主軸台4が少なくとも加工領域17側で加
工を行っている時、前記開口部より加工領域17側の切
屑,切削油剤が外部に飛散しないようなカバーまたは開
閉カバー等が、サドル12,主軸台4等と仕切りカバー
9aとの間に、または仕切りカバー9aに設けられてい
る。工作物搬送装置3は工作物授受領域18側に設置さ
れて、チャック6との間で未加工工作物7や加工済工作
物8の授受を行う。工作物搬送装置3の一部(たとえ
ば、工作物授受位置D側の部分)は工作物授受領域18
に位置し、他の部分は、作業者による加工済工作物8の
取り外し作業,および未加工工作物7の載置作業等が行
われる領域(スプラッシュガード9の外方の領域)に位
置している。
【0010】工作物搬送装置3には、工作物授受領域1
8にある工作物授受位置Dが設定されており、この工作
物授受位置Dには、未加工工作物受け取り位置30と加
工済工作物渡し位置31とがある。工作物授受位置Dで
は、チャック6と工作物搬送装置3との間で、工作物搬
送装置3に載置された未加工工作物7および加工済工作
物8の授受動作が行われる。未加工工作物受け取り位置
30では、旋盤1でこれから未加工工作物7を加工する
ために、チャック6と対向するように工作物載置台32
が位置決めされ、チャック6の複数の爪(たとえば、三
つの爪)27で、工作物載置台32に載置された未加工
工作物7を把持して受け取る。
【0011】工作物載置台32が未加工工作物受け取り
位置30に位置決めされた時、未加工工作物受け取り位
置30に併設された加工済工作物渡し位置31において
も、チャック6と対向するように工作物載置台32が位
置決めされるようになっている。この加工済工作物渡し
位置31では、旋盤1での加工が完了した加工済工作物
8をチャック6が工作物載置台32に載置して渡すよう
になっている。すなわち、チャック6は、加工済工作物
8の把持を加工済工作物渡し位置31で解除して、この
加工済工作物8を工作物載置台32上に載置する。その
ために、工作物授受位置Dすなわち未加工工作物受け取
り位置30および加工済工作物渡し位置31は、主軸5
の移動軌跡C上に設けられている。
【0012】旋盤1のベッド10はほぼL字状になって
おり、このベッド10の後部側の上面には、X軸方向に
一対のガイドレール11が平行に取付けられている。二
本のガイドレール11上には、図示しないスライド本体
を介して、サドル12がX軸方向に移動可能に配置され
ている。ベッド10の工作物搬送装置3側にはブラケッ
ト10aが固定されており、ガイドレール11,11
は、ベッド10とブラケット10aとにより支持されて
いる。なお、ブラケット10aはベッド10と一体に形
成してもよい。二本のガイドレール11の間には、X軸
用ボールねじのねじ軸13がガイドレール11と平行に
配置され、ねじ軸13には、サドル12に固定されたナ
ット14がねじ込まれている。ねじ軸13の両端部は、
軸受を内蔵した軸受装置15,16により回転可能に軸
支されている。ねじ軸13は、歯付プーリ13a,13
bおよび歯付ベルト13cを介して、X軸用サーボモー
タ20により正逆方向に回転駆動される。X軸用サーボ
モータ20に駆動されてねじ軸13が回転すると、ナッ
ト14が固定されているサドル12が、ガイドレール1
1に案内されてX軸方向に往復移動し、この移動動作が
工具22に対する主軸台4のX軸方向の移動となる。こ
の旋盤1は、X軸方向へのサドル12の移動可能距離が
工作物搬送装置3の方向に長くなっている。
【0013】ベッド10の後部側の前面10bには刃物
台21が取付けられている。刃物台21にはタレット2
3が所定の方向たとえばX軸軸線と平行な軸線を中心に
旋回割出し可能に設けられ、タレット23には複数の工
具22が放射状に取付けられている。サドル12の前面
には、Z軸方向に一対のZ軸ガイドレール24が平行に
設けられ、主軸台4にはスライド本体25,25が固定
されている。スライド本体25,25と一対のZ軸ガイ
ドレール24,24によって、主軸台4がZ軸方向に移
動可能に設けられている。サドル12の上部にはZ軸用
サーボモータ26が取付けられている。Z軸用サーボモ
ータ26には、Z軸用ボールねじ(図示せず)のねじ軸
が直結されて回転駆動されるようになっている。Z軸用
ボールねじのねじ軸には、主軸台4に固定されたナット
(図示せず)がねじ込まれているので、Z軸用サーボモ
ータ26によりねじ軸が回転すれば、前記ナットを介し
て主軸台4がZ軸ガイドレール24に案内されてZ軸方
向に移動する。主軸台4には主軸5が主軸受(図示せ
ず)等により回転可能に支持されており、主軸5は、そ
の下端に設けられたチャック6で工作物を把持した状態
で回転する。主軸5は主軸モータ(図示せず)により回
転駆動される。チャック6には、工作物を把持するため
の複数の爪27が設けられている。主軸5の上部にはチ
ャックシリンダ28が設けられており、所定の圧力の流
体を供給してチャックシリンダ28を駆動し、爪27を
同時に径方向に開閉移動させることにより、工作物が把
持または把持解除される。
【0014】次に、工作物搬送装置3について説明す
る。図3は工作物授受位置Dにおける工作物搬送装置3
の部分正面断面図、図4は図3のIV部拡大断面図、図5
は、工作物授受位置Dにおける工作物の授受,搬送およ
びつかみ直しの動作手順を示す説明図である。図1から
図3に示すように、工作物搬送装置3は、所定の位置
(すなわち、未加工工作物受け取り位置30および加工
済工作物渡し位置31)にそれぞれ未加工工作物7およ
び加工済工作物8を載置して移動する移動部36を順次
位置決めするための動作を行う。工作物搬送装置3は、
旋盤1の機械本体2の近傍の所定の位置に設置された工
作物搬送装置基体(以下、基体と記載)34を備えてお
り、基体34は、機械本体2とは別体に立設されてい
る。基体34は、機械本体2に対して所定位置に設けら
れていればよいので、機械本体2と一体でも別体でもよ
い。たとえば、基体34を、ベッド10またはブラケッ
ト10a等に一体に設けてもよい。また、別体に設けら
れた基体34を、ベッド10等に直接または連結部材を
介して固定してもよい。
【0015】工作物搬送装置3は、移動台駆動手段37
によって駆動されて基体34の上面35上を移動する移
動部36を備えている。基体34には、移動台用駆動モ
ータ40により駆動力伝達機構を介して駆動される駆動
スプロケット38が設けられており、駆動スプロケット
38によりエンドレスチェーン(以下、チェーンと記
載)39が移動動作する。このチェーン39に複数の移
動部36が所定のピッチPで取付けられている。
【0016】工作物搬送装置3は、未加工工作物7,加
工済工作物8を載置する工作物載置台32を昇降移動さ
せるための昇降手段45を備えており、昇降手段45
は、工作物載置台32上の工作物を順次授受させる高さ
位置に昇降させる。昇降手段45は、チャック6との間
で工作物7,8を授受するために移動部36が位置決め
される工作物授受位置Dに配設されて基体34に設けら
れ、移動部36が工作物授受位置Dに位置決めされた時
に工作物載置台32を主軸軸線CLと平行な方向に昇降
移動させる。これにより、工作物授受位置Dで工作物
7,8の授受を行えるようにしている。一つの昇降手段
45は未加工工作物受け取り位置30に設けられてお
り、未加工工作物受け取り位置30に位置決めされた工
作物載置台32を昇降移動可能にしている。本実施形態
では、この昇降手段45と実質的に同じ構成の別の昇降
手段45が、加工済工作物渡し位置31にも設けられて
いる。加工済工作物渡し位置31に設けられた前記別の
昇降手段45は、加工済工作物渡し位置31に位置決め
された工作物載置台32を昇降移動可能に支持するよう
になっている。
【0017】基体34には、連鎖状をなして旋回移動可
能に設けられた移動部36すなわち工作物載置台32を
旋回動作させるための旋回運動用中心軸(以下、旋回用
軸と記載)48が非回転状態で設けられている。移動台
駆動手段37は、基体34に取付けられ減速機を有する
移動台用駆動モータ40および駆動力伝達機構と、旋回
用軸48に回動可能に軸支され、移動台用駆動モータ4
0に駆動されて駆動力伝達機構を介して駆動側の一方の
回転中心C(すなわち、旋回用軸48の中心)まわり
に正逆方向に回転する駆動スプロケット38と、基体3
4に軸支され、他方の回転中心Cまわりに正逆方向に
回転する従動スプロケット(または、回転リング)51
とを有している。
【0018】駆動スプロケット38と従動スプロケット
51には、チェーン39が巻き掛けられている。駆動ス
プロケット38には、大径の歯車49が同心状に平行に
取付けられて一体的に回転するようになっている。大径
の歯車49と、移動台用駆動モータ40の出力軸に取付
けられた小径の歯車41とが噛み合って駆動力伝達機構
を構成している。移動台用駆動モータ40の回転駆動力
は、このモータ40の出力軸,小径の歯車41,大径の
歯車49,駆動スプロケット38を介して減速された状
態でチェーン39に伝達され、チェーン39は移動動作
を行う。
【0019】基体34を構成するフレームには、移送面
としての上面35が形成されており、チェーン39は上
面35と平行に配設されている。上面35は、チェーン
39の全体形状に対応して長細い矩形状をなして水平方
向に配設されている。移動部36は、移動台駆動手段3
7によって駆動され基体34の上面35上を移動動作す
る移動台54と、移動台54の上方に、かつ移動台54
に対して主軸軸線CLと平行な方向に移動可能に各々設
けられ、載置面に工作物7,8を載置するための工作物
載置台32とを備えている。このリフト式工作物搬送装
置(リフト式工作物載置装置)3の工作物載置台32に
は、複数の未加工工作物7,加工済工作物8を積み重ね
た状態(すなわち、段積み状態)で載置できるようにな
っている。移動台54は、チェーン39に連結されて複
数個連鎖状に設けられている。旋回用軸48には、移動
台54の割出し位置を検出するための近接スイッチ,光
電センサなど割出し位置検出手段50が設けられてい
る。
【0020】移動台54の下部には、上面35上を任意
の方向に自在に転動する複数(たとえば、四個)のキャ
スタ53が取付けられている。チェーン39に連結され
た複数の移動部36は、同一ピッチPで上面35上に配
設されキャスタ53を介して移動動作を行う。移動部3
6は複数(たとえば、三つ)のガイド部材55を備えて
いる。ガイド部材55は、移動台54に設けられるとと
もに、工作物7,8の外周部または内周部の直径(外径
寸法または内径寸法)に対応させて工作物載置台32の
半径方向に工作物ガイド連動手段(図示せず)によって
位置調整可能になっている。これにより、ガイド部材5
5は、複数の工作物7,8を工作物載置台32に積み重
ねた状態で所定位置にガイドしている。工作物載置台3
2は円板状に形成されており、複数(たとえば、三個)
の溝56は、工作物載置台32の中心軸線Cの周囲に
均等に配置されている。溝56には、各々ガイド部材5
5が貫通している。移動台54のほぼ中央部には空間部
(図示せず)が設けられている。工作物載置台32を支
持可能な昇降手段45の昇降部46が、前記空間部を通
過して工作物載置台32を昇降させるようになってい
る。工作物7,8の外周部または内周部が三本のガイド
部材55にガイドされるので、工作物7,8の直径が異
なる場合でもまた工作物載置台32が昇降移動しても、
工作物7,8は常に工作物載置台32の中心位置に心出
しされる。
【0021】移動台54は、移動台駆動手段37に駆動
されて矢印Eに示すように反時計回りに移動するととも
に、割出し位置検出手段50によりその割出し位置が検
出され、一ピッチPずつ間欠的にまたは連続的に送られ
て所定位置に割出される。なお、必要に応じて移動台用
駆動モータ40を逆転させれば、移動台54は時計回り
に移動動作を行うこともできる。
【0022】未加工工作物受け取り位置30と加工済工
作物渡し位置31にそれぞれ配設された昇降手段45,
45のうち前者を例にとって説明すると、未加工工作物
受け取り位置30では、開口部57が基体34の上板
(上面35を有する板)に形成されている。開口部57
は、未加工工作物受け取り位置30の中心軸線C30
中心とする円形状をなしている。昇降手段45の昇降部
46は、開口部57を通って上昇し、未加工工作物受け
取り位置30に停止している移動台54の空間部を通っ
て、工作物載置台32の下部側に当接可能になってい
る。
【0023】次に、工作物搬送装置3に設けられた工作
物押圧手段60について説明する。工作物押圧手段60
は、主軸5が移動するX軸方向(第2の方向)と平行な
移動軌跡C上に設けられている。工作物押圧手段60
は、工作物のうち未加工工作物7を、主軸軸線CL方向
(第1の方向)と平行な方向にかつチャック6側に押圧
した状態で、チャック6が未加工工作物7をつかみ直し
できるようにしている。工作物押圧手段60は、未加工
工作物受け取り位置30に位置している工作物載置台3
2と、加工済工作物渡し位置31に位置している工作物
載置台32との間に配設されている。本実施形態では、
工作物押圧手段60が、旋回用軸48の上部に設けられ
ている場合を示している。なお、工作物押圧手段60
は、工作物搬送装置3または工作物搬送装置3の近傍
に、かつ、主軸5の移動軌跡C上の所定位置に設けら
れていればよい。したがって、たとえば、未加工工作物
受け取り位置30に位置している工作物載置台32の外
方でかつ加工位置より遠い方の所定位置Baでもよい
が、加工済工作物渡し位置31に位置している工作物載
置台32の外方でかつ加工位置に近い方の所定位置Bb
であってもよい。
【0024】図3および図4に示すように、工作物押圧
手段60は、この工作物押圧手段60の基体に対して少
なくとも主軸軸線CL方向(第1の方向)とほぼ平行な
方向に移動可能に設けられ、主軸台4のZ軸方向の下降
移動によりチャック6に把持されている未加工工作物7
が押圧したとき移動する工作物押圧台61と、工作物押
圧台61を常時チャック6側に付勢している付勢部材と
しての圧縮ばね62とを有している。本実施形態では、
工作物押圧台61を圧縮ばね62で昇降移動可能にかつ
傾き動作可能にチャック6側に付勢している。工作物押
圧手段60は、旋回用軸48と同心状に一方の回転中心
を中心とする位置に配置されている。工作物押圧台
61は、チャック6が未加工工作物受け取り位置30お
よび加工済工作物渡し位置31で工作物の授受動作を行
う際に、チャック6およびこれに把持された工作物など
と干渉しない形状、たとえば平面視の形状がほぼ三角形
など所定の形状になっている。さらに、工作物押圧手段
60は、旋回用軸48の上部に固定された筒状部材63
と、筒状部材63の上部に固定されたロッド64と、筒
状部材63およびロッド64に係合し、圧縮ばね62の
たわみにより中心軸線(すなわち、一方の回転中心)C
方向に移動可能な昇降可能部65とを備えている。筒
状部材63は、旋回用軸48の上部に上方に向けて配置
されるとともに、締め付けボルト66,回り止め用止め
ねじ67により固定されている。ロッド64の大径部6
8は、筒状部材63の上端部に形成された嵌合孔69内
に装着されるとともに、止めねじ70により固定されて
いる。ロッド64の小径部71は、大径部68から上方
に向けて一体的に成形されている。
【0025】昇降可能部65は、工作物押圧台61と、
工作物押圧台61の下面側に固定されたホルダ72と、
ホルダ72に当接し、筒状部材63およびロッド64に
対して中心軸線C方向に摺動自在に嵌合する摺動部材
73とを備えている。摺動部材73の外周面74は筒状
部材63の嵌合孔69に嵌合し、内周面75は、ロッド
64の小径部71の外周面71aに摺接している。圧縮
ばね62は、摺動部材73の内周面75側に形成された
段部76と、ロッド64の大径部68の上面77との間
に、圧縮された状態で装着されている。摺動部材73は
圧縮ばね62により上方に付勢されており、摺動部材7
3の上端面78は、たとえばJ点(図4参照)を中心と
する球面凹状に形成されている。ロッド64の小径部7
1の上端部には、ストッパ79がボルト80により固定
されている。ホルダ72の内側に段状に形成された当接
部81が、ストッパ79に対して当接,離脱可能になっ
ている。当接部81がストッパ79に当接した位置が上
昇端となって、上方への昇降可能部65の移動動作を規
制している。
【0026】ホルダ72の上部には、工作物押圧台61
が締結用止めねじ83により締結固定されている。ホル
ダ72の下端面82は、たとえばJ点(図4参照)を中
心とする球面凸状に形成されており、摺動部材73の球
面凹状に形成された上端面78と摺接している。球面凸
状の下端面82と球面凹状の上端面78により、球面状
すべり面86が形成されている。工作物押圧台61は、
球面状すべり面86によって摺動部材73に対してホル
ダ72が傾くことで、中心軸線Cに対して矢印Gに示
すように自在に傾き動作できる。ホルダ72の内周面7
2aと、ロッド64の小径部71の外周面71aとの間
には、ホルダ72が傾き動作可能なように間隙部が形成
されている。ホルダ72には、係合部材84が、当接部
81より下方に位置して中心軸線C方向に向けて挿入
されている。係合部材84は、ホルダ72より抜け出な
いように止めねじ84aによって固定されている。ロッ
ド64の小径部外周面71aには、中心軸線Cと平行
に長溝85が形成され、この長溝85内に係合部材84
が昇降移動自在に緩く係合している。摺動部材73が、
ロッド64の外周面71aと筒状部材63の嵌合孔69
に嵌合しており、係合部材84が長溝85に案内されて
移動する。したがって、昇降可能部65は、中心軸線C
まわりに回転することなく、矢印Kに示すように、上
限位置Sと下限位置Sで示された所定のストローク
Sの範囲内で上昇端と下降端の間を上下方向のみに移動
動作する。
【0027】ホルダ72および工作物押圧台61は、圧
縮ばね62により摺動部材73で常に上方に押圧されて
おり、上方への移動動作は当接部81がストッパ79に
当接することにより規制されている。主軸台4の下降動
作により、未加工工作物7を工作物押圧台61に当接さ
せてさらに下方に押圧すると、ホルダ72を介して、摺
動部材73は圧縮ばね62のばね力に抗して下方に移動
することになる。
【0028】次に、工作物搬送装置3に設けられた工作
物上昇位置検出手段90について、図1から図3により
説明する。工作物上昇位置検出手段90は、移動台54
が所定の位置(すなわち、未加工工作物受け取り位置3
0,加工済工作物渡し位置31)に位置決めされた後、
工作物載置台32の上面または工作物の上面が所定の高
さ位置(すなわち、チャック6が工作物7,8の授受動
作を行うことができる高さ位置)F,Fに上昇して
いるか否かを検出する。この工作物上昇位置検出手段9
0は、未加工工作物上昇位置検出手段91と加工済工作
物上昇位置検出手段92により構成されている。
【0029】未加工工作物上昇位置検出手段91には透
過形の光電センサが使用されており、この未加工工作物
用光電センサ(未加工工作物上昇位置検出手段)91
は、基体34に取付け部材を介して取付けられた投光器
93および受光器94を備えている。未加工工作物用光
電センサ91は、未加工工作物受け取り位置30に移動
台54が位置決めされた時、工作物載置台32に載置さ
れた未加工工作物7が昇降手段45によって所定の高さ
位置まで移動したか否かを検知するものである。すなわ
ち、未加工工作物用光電センサ91によって最上部の未
加工工作物7の上端が検出されたときに、昇降手段45
による上昇動作を停止する。また、昇降手段45が上昇
端に移動しても未加工工作物7の上端が検出されない時
には、この工作物載置台32上には未加工工作物7は載
置されていないと判断し、昇降手段45を下降端まで下
降させた後、次の移動台54を未加工工作物受け取り位
置30に移動させる。
【0030】加工済工作物上昇位置検出手段92にも透
過形の光電センサが使用されている。この加工済工作物
用光電センサ(加工済工作物上昇位置検出手段)92
は、基体34に取付け部材を介して取付けられた投光器
95および受光器96を備えている。加工済工作物用光
電センサ92は、加工済工作物渡し位置31に移動台5
4が位置決めされた時、工作物載置台32に載置された
加工済工作物8または空の工作物載置台32が、昇降手
段45によって所定の高さ位置まで移動しているか否か
を検知するものである。たとえば、昇降手段45によっ
て一旦工作物載置台32を下降端位置まで下降させた
後、再び上昇させる。加工済工作物用光電センサ92に
よって、加工済工作物8または工作物載置台32の上面
が検出された時に、昇降手段45による上昇動作を停止
する。この時、加工済工作物8または工作物載置台32
の上端が所定の高さ位置Fに達している。また、昇降
手段45が下降端に移動しても加工済工作物8が投光器
95の光を遮断している状態が継続している場合には、
この工作物載置台32には、所定数の加工済工作物8が
積み重ねて載置されたとの判断を行うことができる。な
お、光電センサ91,92は、透過形のほか回帰反射形
や拡散反射形等であってもよい。また、非接触式,接触
式で物の有無が判別できるセンサであってもよく、たと
えば、レーザセンサなどの光センサ,超音波センサ,磁
気センサ,リミットスイッチ等であってもよい。
【0031】次に、旋盤1と工作物搬送装置3の全体の
動作について、図1から図5により説明する。工作物搬
送装置3において、運転開始時には、少なくとも一つの
工作物載置台32を空の状態にし、残りの工作物載置台
32の全部または一部には、工作物載置台32ごとに複
数の段積み状態で未加工工作物7が載置されている。そ
して、工作物搬送装置3から順次供給される未加工工作
物7を旋盤1で加工し、加工済工作物8は工作物搬送装
置3に戻していく。待機状態の工作物搬送装置3では、
未加工工作物7が載置されている工作物載置台32と加
工済工作物8を載置するための工作物載置台32が、未
加工工作物受け取り位置30と加工済工作物渡し位置3
1にそれぞれ位置決めされている。未加工工作物受け取
り位置30の工作物載置台32には一つ以上の未加工工
作物7が載置され、加工済工作物渡し位置31の工作物
載置台32は、満杯にならない状態で一つまたは複数の
加工済工作物8が載置されているかまたは空になってい
る。段積みされた未加工工作物7は、位置調整可能な三
本のガイド部材55によりガイドされて、工作物載置台
32の中心位置に心出しされた状態で載置されている。
【0032】一方、旋盤1においては、チャック6によ
って工作物が把持された主軸5を主軸モータにより回転
駆動する。また、X軸用サーボモータ20およびZ軸用
サーボモータ26により、主軸台4およびサドル12を
X軸方向,Z軸方向に移動・位置決め制御する。すなわ
ち、チャック6に把持された工作物を工具22に対して
X軸方向およびZ軸方向に移動・位置決め制御するとと
もに主軸5の回転数を制御して、工具22により工作物
を切削加工する。また、加工の種類に対応して、タレッ
ト23に取付けられた所望の工具を割出す。
【0033】切削加工後、主軸台4を加工領域17から
工作物授受領域18に移動させる移動指令が出力され
る。工作物搬送装置3の制御部は、加工済工作物渡し位
置31の所定の高さ位置Fに、加工済工作物8の上端
または工作物載置台32の上端が位置するように、昇降
手段45を制御する。加工済工作物用光電センサ92
が、加工済工作物8の上端または工作物載置台32の上
端が所定の高さ位置Fに位置したことを検出するま
で、昇降手段45は下降端側から工作物載置台32を上
昇移動させる。一方、未加工工作物用光電センサ91
が、最上部に載っている未加工工作物7の上端が未加工
工作物受け取り位置30の所定の高さ位置Fに位置し
たことを検出するまで、昇降手段45は下降端側から工
作物載置台32を上昇移動させる。この状態の時にの
み、主軸台4は工作物授受位置Dに移動して工作物の受
け渡しを行う。
【0034】図5(A)に示すように、主軸台4が加工
済工作物渡し位置31の上方に到着し、主軸軸線CLが
工作物載置台32の中心軸線Cに一致すると、主軸台
4を下降させて、工作物載置台32上または以前の加工
済工作物8上に加工済工作物8を載置し、チャック6の
爪27を把持解除方向に移動させ、加工済工作物8の把
持を解除して渡す。次いで、主軸台4を、所定の高さ位
置(チャック6の爪27が、渡した加工済工作物8やガ
イド部材55および工作物押圧手段60と干渉しない位
置)まで少し上昇させ、加工済工作物渡し位置31から
未加工工作物受け取り位置30に移動させる。また、加
工済工作物渡し位置31にある工作物載置台32を下降
端まで下降させる。
【0035】図5(B)に示すように、主軸台4の主軸
軸線CLが、未加工工作物受け取り位置30における工
作物載置台の中心軸線Cに一致すると、主軸台4を下
降させて、この未加工工作物受け取り位置30にある工
作物載置台32上に載置されている未加工工作物7を、
チャック6の爪27で把持する。未加工工作物7は、未
加工工作物受け取り位置30で工作物載置台32上にガ
イド部材55でガイドされ心出しされた状態で載置され
ており、しかも、未加工工作物用光電センサ91で、段
積みの最上部に載っている未加工工作物7の上端が所定
の高さ位置Fにあるように位置決めされているので、
チャック6により容易に未加工工作物7を把持すること
ができる。
【0036】次に、主軸台4を、所定の高さ位置(把持
した未加工工作物7が、ガイド部材55などと干渉しな
い位置)まで少し上昇させ、未加工工作物受け取り位置
30から旋回用軸48の上部にある工作物押圧台61の
上方に移動させる。図5(C)に示すように、主軸軸線
CLが工作物押圧手段60の中心軸線Cに一致する
と、主軸台4を下降させて、工作物押圧台61に未加工
工作物7を押し当てる。こうして、未加工工作物7を工
作物押圧台61に押し当てた後、さらに所定距離(たと
えば、数ミリメートル)、圧縮ばね62のばね力に抗し
て下方に押し込む。
【0037】すると、工作物押圧台61,ホルダ72,
摺動部材73など昇降可能部65が、圧縮ばね62のば
ね力に抗して一体的に下方に若干移動する(矢印K)。
これにより、図5(D)に示すように、未加工工作物7
は、工作物押圧台61によりチャック6の爪27に所定
の荷重(すなわち、圧縮ばね62のばね力)Pで押し付
けられる。この状態で、矢印mに示すように爪27を
把持解除方向に移動させて未加工工作物7の把持状態を
解除する。爪27による未加工工作物7の拘束は解除さ
れるので、工作物押圧台61上の未加工工作物7の上部
端面部7bは、圧縮ばね62のばね力により所定の荷重
Pで爪27の端面29に強く密着する。
【0038】図5(E)に示すように、この密着状態で
矢印mに示すように爪27を再び把持方向に移動させ
て未加工工作物7をつかみ直すと、未加工工作物は、爪
27の端面29に良好に密着した状態でチャック6によ
り再把持される。次いで、図5(F)に示すように、主
軸台4を所定の高さ位置(チャック6で把持した未加工
工作物7が加工済工作物渡し位置31の加工済工作物8
やガイド部材55と干渉しない位置)まで少し上昇させ
た後、主軸台4を加工領域17側に移動させて切削加工
を開始する。工作物押圧台61は、圧縮ばね62のばね
力により元の上昇端まで戻って待機する。また、加工済
工作物渡し位置31,未加工工作物受け取り位置30に
ある工作物載置台32,32を、それぞれ所定の高さ位
置F,Fまで上昇させる。
【0039】ところで、未加工工作物7は、その形状や
寸法(たとえば、直径寸法,軸線方向寸法H)にばらつ
きがあることが多い。特に、軸線方向寸法Hのばらつき
は大きく、両方の端面が平行でないことも多い。そのた
め、上述のように、工作物押圧台61は、圧縮ばね62
で昇降移動動作に加えて矢印G(図4)に示すように傾
き動作可能に支持されている。端面部7a,7bが平行
でないことなどがあっても、未加工工作物7を圧縮ばね
62のばね力に抗して下方に押付けると、摺動部材73
の上端面78に対してホルダ72の下端面82が球面状
すべり面86で摺動して、工作物押圧台61,ホルダ7
2等は傾いた姿勢になる。その結果、未加工工作物7の
形状や軸線方向寸法Hのばらつき等が吸収されて、未加
工工作物7の上部端面部7bが、チャック6の爪27の
端面29に圧縮ばね62のばね力により均一にかつ強く
密着するので、未加工工作物7の把持を高精度にかつ確
実に行うことができる。
【0040】このようにして、工作物搬送装置3を待機
状態にした後、前記と同様の工作物授受およびつかみ直
しの動作手順を繰り返して未加工工作物7を順次加工す
る。加工作業が進行し、やがて、未加工工作物受け取り
位置30の工作物載置台32にあった未加工工作物7が
全てなくなる。すると、この工作物載置台32が最も上
昇した状態で、未加工工作物用光電センサ91が未加工
工作物7を検出できないので、この工作物載置台32上
には未加工工作物7がなくなったことが分かる。この場
合、加工済工作物渡し位置31にある工作物載置台32
には、加工済工作物8が満杯に段積み状態で載置されて
いる。このことも、工作物載置台32が下降端に下降し
ても、加工済工作物用光電センサ92の透過光を加工済
工作物8が遮断し続けることで分かる。
【0041】すると、工作物載置台割出し指令が出力さ
れる。この工作物載置台割出し指令が出力されると、未
加工工作物受け取り位置30と加工済工作物渡し位置3
1における各昇降手段45を駆動して、昇降部46を、
基体34の上面35より下方の所定位置まで下降させて
退避させる。これにより、移動部36は、昇降部46に
邪魔されることなく移動動作することができる。次い
で、未加工工作物7が段積みされた次の工作物載置台3
2を、未加工工作物受け取り位置30に割出す。この割
り出し動作は割り出し位置検出手段50により検出され
る。そのために、移動台用駆動モータ40を駆動する
と、この回転駆動力は、移動台用駆動モータ40の出力
軸の小径の歯車41,大径の歯車49など歯車機構を介
して伝達され、駆動スプロケット38を回転させる。
【0042】駆動スプロケット38の回転によりチェー
ン39が移動すると、チェーン39に取付けられた移動
台54が一体的に移動する。移動台54の下部のキャス
タ53は、基体34の上面35上を転動しながら移動す
る。移動台54が一ピッチPだけ移動すると、未加工工
作物受け取り位置30にあった空の工作物載置台32
が、加工済工作物渡し位置31に移動する。そして、次
の複数の未加工工作物7を載せた工作物載置台32が、
未加工工作物受け取り位置30に移動する。
【0043】未加工工作物受け取り位置30では、未加
工工作物7を載せた工作物載置台32が所定位置に位置
決めされ、加工済工作物渡し位置31の工作物載置台3
2は空になっているので、工作物載置台割出し指令の実
行が完了する。次いで、未加工工作物受け取り位置30
と加工済工作物渡し位置31の各昇降手段45を駆動し
て、両方の工作物載置台32を所定の高さ位置に上昇移
動させる。その後は、未加工工作物受け取り位置30の
工作物載置台32の未加工工作物7がなくなるまで前記
と同様の手順を繰り返す。
【0044】未加工工作物受け取り位置30および加工
済工作物渡し位置31は、主軸台4の主軸軸線CLと直
交する方向と平行な移動軌跡C上にあり、主軸台4が
加工位置から最初に到着する加工済工作物渡し位置31
が、加工位置に近い方に配置されている。したがって、
加工済工作物8の渡し動作および未加工工作物7の受け
取り動作のために主軸台4がX軸方向に移動する移動動
作には無駄がなく好ましい。工作物押圧台61は、移動
軌跡C上で、かつ未加工工作物受け取り位置30と加
工済工作物渡し位置31との間に配設され、未加工工作
物受け取り位置30より加工位置に近い方に位置してい
る。したがって、工作物搬送装置3は大型化することが
なく、工作物搬送装置3自体の大幅な設計変更は不要な
ので、工作物押圧手段60を容易に設置することができ
好ましい。また、主軸台4が未加工工作物受け取り位置
30で未加工工作物を受け取ったのち加工位置に移動す
る途中で工作物押圧手段60により未加工工作物7のつ
かみ直しを行うことができるので、主軸台4がX軸方向
に移動する移動動作には無駄がなく、未加工工作物7の
つかみ直しを行っても主軸台4のX軸方向の移動距離は
長くならず好ましい。
【0045】前記説明では、工作物押圧手段60を、工
作物を段積みできるリフト式の工作物搬送装置3に設け
る場合を示したが、工作物載置台の載置面に工作物を一
個置きする工作物搬送装置(工作物載置装置)に設ける
場合であってもよい。また、工作物の搬送を行うことな
く、未加工工作物受け取り位置,加工済工作物渡し位置
に工作物載置部を有し、その近傍に工作物押圧手段を設
けた工作物載置装置であってもよい。なお、この工作物
載置装置でも、未加工工作物受け取り位置,加工済工作
物渡し位置および工作物押圧手段は、主軸の移動軌跡上
にあることが必要である。さらに、工作物載置台を付勢
している付勢部材を圧縮ばねで説明を行っているが、流
体圧シリンダなどアクチュエータで付勢するものであっ
てもよい。すなわち、工作物載置台をチャック側に常時
付勢できるものであればよい。
【0046】図6は工作物押圧手段60の工作物押圧台
61の高さ位置関係を示す説明図であり、図中(A),
(B)は、それぞれ段積みの前記工作物搬送装置3およ
び平積み(一個置き)の工作物搬送装置(工作物載置装
置)3aの場合を示している。図6(A),(B)に示
すように、チャック6が工作物押圧台61上で未加工工
作物7のつかみ直しを行う時に、未加工工作物受け取り
位置30および加工済工作物渡し位置31における工作
物7,8およびこの工作物7,8を支持するための部材
(たとえば、ガイド部材55)のいずれにも、チャック
6の把持している未加工工作物7が干渉しないように、
工作物押圧台61(特に、その載置面61a)は、工作
物7,8およびガイド部材55より上方の所定の高さ位
置hより常に上部に位置するように配設されている。
【0047】図6(A)は上述のリフト式の工作物搬送
装置3の場合を示している。この場合には、チャック6
が工作物押圧台61上で未加工工作物7のつかみ直しを
行う時に、未加工工作物受け取り位置30および加工済
工作物渡し位置31における工作物7,8およびガイド
部材55の両方の上端位置より高い所定の高さ位置hよ
り常に上部に位置するように工作物押圧台61が配設さ
れていれば、干渉を防止することができる。工作物押圧
台61を図6(A),(B)に示すような高さ位置関係
に配置すれば、主軸台4のZ軸方向の移動動作を利用し
て、チャック6による工作物押圧台61上での未加工工
作物7のつかみ直しの動作を、干渉を起こすことなく工
作物授受位置Dの上方で行うことができる。その結果、
工作物押圧手段60を設けても、未加工工作物受け取り
位置30および加工済工作物渡し位置31の間の距離L
を広げる必要がなくなるので、工作物搬送装置のX軸方
向の寸法を広げる必要がなく、工作物搬送装置を大型化
させない。また、主軸台4のX軸方向の移動距離が長く
ならず好ましい。なお、工作物押圧手段60を昇降可能
にし、流体圧シリンダ,モータなどアクチュエータで昇
降させるようにしてもよい。この場合は、工作物のつか
み直しを行うためにアクチュエータで工作物押圧手段を
上昇させた時、工作物押圧台61が工作物およびガイド
部材と干渉しない高さ位置に位置するようにしておけば
よい。
【0048】上述のように、本発明によれば、未加工工
作物7をチャック6で受け取る時に、簡素な構成の工作
物押圧手段60により、未加工工作物7をチャック6の
爪27に確実に密着させた状態でしっかりと把持するこ
とができるので、旋盤1で工作物を精度よく加工するこ
とができる。しかも、この把持動作は、切粉などが存在
しない工作物授受領域18で行っているので把持動作の
信頼性が高い。チャック6は工作物押圧手段60で未加
工工作物7のつかみ直しを行うので、未加工工作物受け
取り位置30で未加工工作物7を仮把持する時には、チ
ャック6の爪27と未加工工作物7との密着の程度は比
較的ラフでよい。したがって、リフト式工作物載置装置
(または、リフト式工作物搬送装置)における昇降手段
45などの機構を簡素化することができる。さらに、ワ
ークプッシャを刃物台に設ける従来の構成では、刃物台
に取付け可能な工具の数が一本少なくなっていたが、本
発明では、工作物押圧手段60を刃物台21に設けない
ので、このような不具合は生じない。なお、各図中同一
符号は同一または相当部分を示す。
【0049】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したので、未
加工工作物をチャックで受け取る時に、簡素な構成で未
加工工作物をチャックの爪に確実に密着させた状態で把
持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1から図6は本発明の実施形態の一例を示す
図で、図1は主軸移動型立旋盤に工作物搬送装置を付属
させた平面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】工作物授受位置における工作物搬送装置の部分
正面断面図である。
【図4】図3のIV部拡大断面図である。
【図5】工作物の搬送およびつかみ直しの動作手順を示
す説明図である。
【図6】工作物押圧台の高さ位置関係を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 主軸移動型立て旋盤(主軸移動型工作機械) 3,3a 工作物搬送装置(工作物載置装置) 4 主軸台 5 主軸 6 チャック 7 未加工工作物(工作物) 8 加工済工作物(工作物) 30 未加工工作物受け取り位置 31 加工済工作物渡し位置 32 工作物載置台 48 旋回運転用中心軸 55 ガイド部材(工作物を支持するための部材) 60 工作物押圧手段 61 工作物押圧台 62 圧縮ばね(付勢部材) CL 主軸軸線 C 移動軌跡 D 工作物授受位置 h 所定の高さ位置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主軸を回転可能に支持する主軸台が少な
    くとも前記主軸の軸線方向である第1の方向およびこの
    第1の方向と直交する第2の方向に移動する主軸移動型
    工作機械に供給するための工作物の載置を行うととも
    に、前記主軸移動型工作機械の前記主軸の下端に設けら
    れたチャックとの間で前記工作物の授受を行う工作物載
    置装置であって、 前記主軸が移動する前記第2の方向と平行な移動軌跡上
    に設けられ、前記チャックが把持している前記工作物を
    前記第1の方向と平行な方向にかつ前記チャック側に押
    圧した状態で前記チャックが前記工作物をつかみ直しで
    きるようにした工作物押圧手段を備えていることを特徴
    とする主軸移動型工作機械における工作物載置装置。
  2. 【請求項2】 前記工作物押圧手段は、 この工作物押圧手段の基体に対して少なくとも前記第1
    の方向とほぼ平行な方向に移動可能に設けられ、前記主
    軸台が前記第1の方向に移動して、前記チャックに把持
    されている前記工作物が押圧したとき移動する工作物押
    圧台と、 この工作物押圧台を常時前記チャック側に付勢している
    付勢部材とを備えていることを特徴とする請求項1に記
    載の主軸移動型工作機械における工作物載置装置。
  3. 【請求項3】 前記チャックと前記工作物載置装置との
    間で前記工作物を授受するために前記移動軌跡上に位置
    する工作物授受位置は、 前記主軸移動型工作機械でまだ未加工の工作物を前記チ
    ャックが工作物載置台から受け取る未加工工作物受け取
    り位置と、 この未加工工作物受け取り位置に併設され、前記主軸移
    動型工作機械での加工が完了した加工済工作物を前記チ
    ャックが工作物載置台に渡す加工済工作物渡し位置とか
    らなり、 前記工作物押圧手段は、前記未加工工作物受け取り位置
    に位置している前記工作物載置台と、前記加工済工作物
    渡し位置に位置している前記工作物載置台との間に配設
    されていることを特徴とする請求項1または2に記載の
    主軸移動型工作機械における工作物載置装置。
  4. 【請求項4】 前記工作物押圧手段は、連鎖状をなして
    旋回移動可能に設けられた前記工作物載置台を旋回させ
    るための旋回運動用中心軸の上部に設けられていること
    を特徴とする請求項1,2または3に記載の主軸移動型
    工作機械における工作物載置装置。
  5. 【請求項5】 前記チャックが前記工作物押圧台上で前
    記工作物をつかみ直す動作を行う時に、前記未加工工作
    物受け取り位置および前記加工済工作物渡し位置におけ
    る前記工作物およびこの工作物を支持するための部材の
    いずれにも、前記チャックの把持している前記工作物が
    干渉しないように、 前記工作物押圧台は、前記工作物および前記部材より上
    方の所定の高さ位置に位置していることを特徴とする請
    求項3または4に記載の主軸移動型工作機械における工
    作物載置装置。
  6. 【請求項6】 前記工作物載置装置は、前記工作物載置
    台に複数の前記工作物を積み重ねた状態で載置するとと
    もにガイド部材で前記工作物の外周部または内周部をガ
    イドし、順次チャックとの間で前記工作物の授受動作を
    行うリフト式工作物載置装置であり、 前記チャックが前記工作物押圧台上で前記工作物のつか
    み直しを行う時に、前記未加工工作物受け取り位置およ
    び前記加工済工作物渡し位置における前記工作物および
    前記ガイド部材のいずれにも、前記チャックの把持して
    いる前記工作物が干渉しないように、 前記工作物押圧台は、前記工作物および前記ガイド部材
    より上方の所定の高さ位置に位置していることを特徴と
    する請求項3,4または5に記載の主軸移動型工作機械
    における工作物載置装置。
JP11074930A 1999-03-19 1999-03-19 主軸移動型工作機械における工作物載置装置 Pending JP2000263360A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11074930A JP2000263360A (ja) 1999-03-19 1999-03-19 主軸移動型工作機械における工作物載置装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11074930A JP2000263360A (ja) 1999-03-19 1999-03-19 主軸移動型工作機械における工作物載置装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000263360A true JP2000263360A (ja) 2000-09-26

Family

ID=13561577

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11074930A Pending JP2000263360A (ja) 1999-03-19 1999-03-19 主軸移動型工作機械における工作物載置装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000263360A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002120122A (ja) * 2000-10-12 2002-04-23 Central Motor Co Ltd 傾斜ブロック
JP2002346831A (ja) * 2001-05-17 2002-12-04 Amada Co Ltd ワーク切断管理装置
CN116765249A (zh) * 2023-05-08 2023-09-19 东莞海雅特汽车科技有限公司 一种汽车零部件加工用冲压模具及成型方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002120122A (ja) * 2000-10-12 2002-04-23 Central Motor Co Ltd 傾斜ブロック
JP2002346831A (ja) * 2001-05-17 2002-12-04 Amada Co Ltd ワーク切断管理装置
JP4580586B2 (ja) * 2001-05-17 2010-11-17 株式会社アマダ ワーク切断管理装置
CN116765249A (zh) * 2023-05-08 2023-09-19 东莞海雅特汽车科技有限公司 一种汽车零部件加工用冲压模具及成型方法
CN116765249B (zh) * 2023-05-08 2024-03-15 东莞海雅特汽车科技有限公司 一种汽车零部件加工用冲压模具及成型方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7013544B2 (en) Machine tool and pallet changer for machine tool
JP3396154B2 (ja) 主軸移動型立形工作機械におけるワークフィーダ
EP1952938B1 (en) Workpiece machining apparatus with a plurality of workpiece support devices
US6257108B1 (en) Work transfer method and apparatus in machine tool with movable spindle and machining system
JPH03170246A (ja) ワークステーションとこれに隣接するパレット積卸しステーションとの間にパレットを移送する1個のパレット移送装置を具える工作機械によってパレット上のワークピースを加工する装置
JP4668026B2 (ja) 旋盤
JP3357364B2 (ja) 工作機械に使用される自動化された加工用品取扱システム
WO2022190176A1 (ja) ワーククランプ装置
JP5843452B2 (ja) ロボットおよびワーク加工システム
JP2000263360A (ja) 主軸移動型工作機械における工作物載置装置
JPH0763911B2 (ja) ワーク加工用トランスファ装置
CN214326144U (zh) 一种工件自动化上下料装置
JP2003048137A (ja) 工作機械の工作物反転装置およびこの装置における工作物反転方法。
JP7545488B2 (ja) 自動工具交換装置
JP2000052103A (ja) 主軸移動型工作機械における工作物搬送装置
JP4100645B2 (ja) 工作機械のパレット交換装置
JP3922606B2 (ja) 主軸移動型立形工作機械における心出し装置付きワークフィーダ
JP2000079501A (ja) 主軸移動型立形工作機械用の棒状工作物供給装置および主軸移動型立形工作機械における棒状工作物供給方法
JPH0722867B2 (ja) ワ−ク移送装置
JPH0890302A (ja) 金属工作機械
JP2001341003A (ja) 棒状工作物供給方法および装置
JPH1119802A (ja) 主軸移動型立形工作機械におけるワーク載置装置
JPH11170101A (ja) 主軸移動型立形工作機械における工作物交換装置
JP7282542B2 (ja) 貯蔵装置及び移送システム
JP2003334737A (ja) ワーク受渡し装置

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20060216

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090113

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090519