JP2528744Y2 - 工作機械のワーク仮受装置 - Google Patents

工作機械のワーク仮受装置

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JP2528744Y2
JP2528744Y2 JP9141991U JP9141991U JP2528744Y2 JP 2528744 Y2 JP2528744 Y2 JP 2528744Y2 JP 9141991 U JP9141991 U JP 9141991U JP 9141991 U JP9141991 U JP 9141991U JP 2528744 Y2 JP2528744 Y2 JP 2528744Y2
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和彦 加藤
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Okuma Corp
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【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、チャック、心押台、
及び刃物台を備えた工作機械のワ−ク仮受装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、前記ワ−ク仮受装置としては、例
えば図6に示される如く、チャック1と心押台4との間
へ、チャック側と心押台側とに夫々スタンドを介してV
字状の受け面を有する支持片10を固定したワ−ク仮受
台7を設け、心押台4の心押スリ−ブ5を前進させて前
記支持片10の受け面上に載置されたワ−クをチャック
1の当て金へ押付け、その状態でワ−クの端部を爪3に
より把握するものが知られている。又一部にはワ−ク仮
受台7がチャック側或は心押台側いずれか一方のみに設
けられたものも存在する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来のワ−ク仮受装置
は、ワ−ク仮受台が加工されるワ−クの真下に位置して
いるので、切粉が絡み付きやすく、その清掃を必要とし
ていた。又操作ミスにより刃物台を衝突させてしまう危
険性を含んでいた。更にワ−ク着脱操作は、加工済みの
ワ−クを取り出した後に未加工のワ−クを載置するの
で、それを片手のみ、或は重いものなら両手を使って行
なおうとすると、取り出した加工済みワ−クを工作機械
外の所定位置に置いてから、新たに未加工のワ−クを掴
んでワ−ク仮受台へ載置するといったように工作機械の
切削空間の内外を二往復させるため、作業効率が悪い。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案のワ−ク仮受装置
は、ワ−クを載置するワ−ク仮受台へ、そのワ−ク仮受
台のワ−ク載置部に連続してシュ−タ板を取付け、前記
ワ−ク仮受台を、載置されたワ−クがチャックの軸線に
整合する位置と、ワ−クの加工領域から退避した位置と
の相互間で、前記シュ−タ板と共に移動可能に設けると
共に、刃物台へ、前記チャックに把握されたワ−クを心
押台側へ引戻すワ−ク引抜部手段と、ワ−ク仮受台に載
置されたワ−クをシュ−タ板側へ押し出すワ−ク払出手
段とを設けたものである。
【0005】
【作用】ワ−ク仮受台は、載置されたワ−クがチャック
の軸線に整合する位置と、ワ−クの加工領域から退避し
た位置との相互間を移動可能となっているので、加工時
に、ワ−ク仮受台を加工領域から退避させておくことに
よって、ワ−ク仮受台への切粉の絡み付きが防止される
と共に、刃物台とワ−ク仮受台とが衝突する虞れはなく
なる。而も刃物台に設けられたワ−ク引抜部手段とワ−
ク払出手段とにより、加工済みワ−クがチャックから引
き抜かれてワ−ク仮受台に移され、そこからシュ−タに
押し出されることによって、未加工ワ−クをワ−ク仮受
台へ載置させてから加工済みワ−クを取り出すことがで
きるので、ワ−ク着脱操作は一往復で済む。
【0006】
【実施例】以下この考案を具体化した旋盤の実施例を図
面に基いて説明する。図1において、1は主軸台2から
回転可能に突設されたチャックで、先端にはチャック爪
3を備える。4は心押台であり、この心押台4には、前
記チャック1の軸心上に、チャック1に相対向して心押
スリ−ブ5が回転自在に突設され、前記軸心方向へ移動
可能となっている。6は主軸台2に固定され、後述する
ワ−ク仮受台7を旋回させる旋回駆動機構が収納された
ケ−シングであり、このケ−シング6からは旋回軸8が
前記チャック1の軸心と平行に突出している。そしてこ
の旋回軸8には、突出部分の基端位置と先端位置とに、
夫々旋回ア−ム9、9が互いに平行し、且つ旋回軸8と
直交状に固着されており、それら旋回ア−ム9、9の先
端部には、夫々ワ−ク載置部であるV字状の受け面を有
した支持片10、10が設けられ、これらの旋回軸8、
旋回ア−ム9、支持片10によって前記ワ−ク仮受台7
が構成されている。
【0007】ワ−ク仮受台7には、各旋回ア−ム9に沿
って夫々支持片10、10側が高く旋回軸8側が低くな
ったシュ−タ板11、11が取付けられており、それら
シュ−タ板11、11の旋回軸8側端部には停止板部1
1aが直交方向へ一体的に形成されている。前記ケ−シ
ング6内には、図2及び図3に示すように、旋回軸8の
上方側部に、ピストンロッド12aを下向きにしてシリ
ンダ機構12を固設し、ロッド12aの先端と前記旋回
軸8とがクランクブラケット13を介してリンク結合す
ることにより、前記シリンダ機構12の操作で旋回軸8
を所定角度往復回動させる旋回駆動機構が収容されてい
る。この所定角度は、前記ワ−ク仮受台7における支持
片10の受け面へワ−クを載置した場合、そのワ−クが
チャックの軸線に整合するワ−ク着脱位置と、支持片1
0がワ−クの加工領域外の退避位置に相当するよう設定
され、その角度はワ−クの径により適宜調整が可能であ
る。又ワ−ク仮受台7を、載置されたワ−クがチャック
1の軸線に整合する位置へ旋回させた状態では、シュ−
タ板11の上縁が旋回軸8側へ下り勾配となり、シュ−
タ板11の支持片側にワ−クを移動すれば、旋回軸8側
へころがり下りて停止板部11aで支持される。
【0008】チャック1と心押台4との間にあたるワ−
ク仮受台7の反対側には、刃物台14へ回転可能に装備
されたタレット15が配置されていて、このタレット1
5には、タレット15に対して放射方向に突出し、上面
が傾斜したすくい上げ板16aを備えたワ−ク払出ホル
ダ16が装着され、又そのワ−ク払出ホルダ16の端部
には、前記すくい上げ板16aと略同形状のワ−ク引抜
板17が取付けられている。
【0009】このように形成された、ワ−ク仮受装置に
よれば、先ずワ−ク仮受台7をワ−ク着脱位置に移動さ
せ、図4に示すように未加工のワ−クを支持片10の受
け面に載置し、心押台4の心押スリ−ブ5を前進させて
受け面に載置されている前記未加工のワ−クをチャック
1側へ押付け、その端部をチャック爪3にて把握させ
る。そこで旋回駆動機構によりワ−ク仮受台7を、図4
に実線で示す着脱位置から2点鎖線で示す退避位置へ移
動するよう旋回させる。この状態にて加工を開始し、加
工が完了したら、旋回駆動機構により前記とは逆にワ−
ク仮受台7を退避位置から着脱位置へ移動するよう旋回
させる。次に、タレット15を操作し、そのタレット1
5に装着されているワ−ク引抜板17を図5に実線で示
す加工済みワ−クに接触係止させ、心押台4側へ移動さ
せることによって、加工済みワ−クをチャックから引き
抜き、加工済みワ−クを支持片10の受け面に載置す
る。続いて同じくタレット15に装着されているワ−ク
払出ホルダ16を加工済みワ−クに押し当て、図5に2
点鎖線で示す前記加工済みワ−クを支持片10の受け面
からシュ−タ板11へ押し出す。シュ−タ板11に押し
出された加工済みワ−クは、図5に矢印で示すように傾
斜に沿ってころがり下り、停止板部11aに接触した状
態でストップする。
【0010】ここで次の未加工ワ−クをチャック3へ把
握させる場合、支持片10の受け面に加工済みワ−クが
載置されていないので、先に未加工ワ−クを支持片10
の受け面に載置し前記停止板部11aに接触した状態で
ストップしている加工済みワ−クを取り出すといったよ
うに、一往復の操作でワ−クの交換を完了させることが
できる。
【0011】本実施例は旋盤について説明したが、マシ
ンングセンタを始めとする他の工作機械にも適用でき、
ワ−ク仮受台を載置されたワ−クがチャックの軸線に整
合する着脱位置と、ワ−クの加工領域から退避した退避
位置との相互間を移動させる手段に用いるシリンダ機構
は、油圧でも空気圧でもかまわないし、旋回機構も、ク
ランク機構以外に、ラック、ピニオンや回転シリンダ機
構を利用したりしても差し支えないし、更には、レ−ル
に沿って直線的に進退させるなど、移動手段は適宜変更
できる。
【0013】
【考案の効果】本考案によれば、ワ−ク仮受台への切粉
の絡み付きが防止されるので、清掃する煩わしさから開
放されると共に、刃物台とワ−ク仮受台とが衝突する危
険性もなくなる。又ワ−ク着脱操作において、未加工ワ
−クをワ−ク仮受台へ載置させた帰りの過程で加工済み
ワ−クを取り出すといったように、ワ−クの着脱を無駄
な動きをすることなく連続して行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る工作機械のワ−ク仮受装置を示す
斜視図である。
【図2】旋回駆動機構の説明図である。
【図3】旋回駆動機構の説明図である。
【図4】ワ−ク装着操作の説明図である。
【図5】ワ−ク取出し操作の説明図である。
【図6】従来例の説明図である。
【符号の説明】
1・・チャック、2・・主軸台、3・・チャック爪、4
・・心押台、5・・心押スリ−ブ、6・・ケ−シング、
7・・ワ−ク仮受台、8・・旋回軸、9・・旋回ア−
ム、10・・支持片、11・・シュ−タ板、12・・シ
リンダ機構、12a・・ピストンロッド、13・・クラ
ンクブラケット、14・・刃物台、15・・タレット、
16・・ワイク払出しホルダ、17・・ワ−ク引抜板。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チャック、心押台、及び刃物台を備えた
    工作機械において、ワ−クを載置するワ−ク仮受台へ、
    そのワ−ク仮受台のワ−ク載置部に連続してシュ−タ板
    を取付け、前記ワ−ク仮受台を、載置されたワ−クがチ
    ャックの軸線に整合する位置と、ワ−クの加工領域から
    退避した位置との相互間で、前記シュ−タ板と共に移動
    可能に設けると共に、刃物台へ、前記チャックに把握さ
    れたワ−クを心押台側へ引戻すワ−ク引抜部手段と、ワ
    −ク仮受台に載置されたワ−クをシュ−タ板側へ押し出
    すワ−ク払出手段とを設けて成る工作機械のワ−ク仮受
    装置。
JP9141991U 1991-10-11 1991-10-11 工作機械のワーク仮受装置 Expired - Lifetime JP2528744Y2 (ja)

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JPH0531803U JPH0531803U (ja) 1993-04-27
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