JPS6210772B2 - - Google Patents

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JPS6210772B2
JPS6210772B2 JP24113183A JP24113183A JPS6210772B2 JP S6210772 B2 JPS6210772 B2 JP S6210772B2 JP 24113183 A JP24113183 A JP 24113183A JP 24113183 A JP24113183 A JP 24113183A JP S6210772 B2 JPS6210772 B2 JP S6210772B2
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JP
Japan
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tool
shaft
spindle
arm
machine tool
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JP24113183A
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English (en)
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JPS60135153A (ja
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Yoshito Kitamura
Shinjiro Mochizuki
Jiro Watanabe
Susumu Teruya
Chikashi Nishi
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Nissan Motor Co Ltd
Hitachi Seiki Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Hitachi Seiki Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP24113183A priority Critical patent/JPS60135153A/ja
Publication of JPS60135153A publication Critical patent/JPS60135153A/ja
Publication of JPS6210772B2 publication Critical patent/JPS6210772B2/ja
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  • Automatic Tool Replacement In Machine Tools (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は工具交換装置付工作機械に関し、特に
生産ラインに設けられる工具交換装置付工作機械
に関するものである。
従来複数のカツターをアーバで支持する重量物
工具を扱う工具交換装置として最適なものはなく
重量物を支持するためにはアームの剛性を持たせ
ると共にグリツパの把持力を強固にするために大
形化し、余分な動力源を必要としていた。このた
めエネルギーロスや干渉問題が起る欠点が生じて
いた。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、
本発明の目的は工具交換装置の持つべき機能を分
散するために工具交換アームを工作機械と工具マ
ガジンの中間に配置すること、即ち工具交換アー
ムは工作機械と工具マガジンとの間で旋回動作の
みを行い、工作機械側では主軸ヘツドを主軸軸線
に対し垂直方向(Y軸)及び主軸軸線方向(X
軸)に移動することで工具の着脱を行い、更に、
工具マガジン側では該工具マガジンの工具受け台
の上下動並びに旋回動作で工具交換アーム上の工
具と交換を行う様各機能を分散することで工具交
換アームを単純構造とし、軽量化による省エネル
ギー化を図ると共に異種工具との工具交換及び工
具破損、工具摩耗時における工具交換を可能と
し、専用機のFMS化に適した工具交換装置付工
作機械を提供することにある。
本発明は上記の目的を達成するため、工具の一
端を着脱自在に保持する主軸を回転可能に支承し
且つ主軸の軸線に対し垂直方向及び主軸の軸線方
向に移動自在の主軸ヘツドと、前記工具の他端を
主軸の軸線方向に着脱自在に軸支するアーバサポ
ートブラケツトと、ワークの搬送路を挾んで主軸
の反対側に設けられた位置において旋回割出し及
び昇降動自在であり且つ複数の工具を載置する工
具受け台を有する工具マガジンと、該工具マガジ
ンの工具受け台に載置した工具の交換位置と主軸
に取付けた工具の交換位置との間で前記ワークの
搬送路を越えて旋回自在のアームと、該アームに
載置された工具を係脱自在に係止するストツパー
とを有することを特徴とする工具交換装置付工作
機械という構成をとる。
以下本発明の実施例について図面に基づいて説
明をする。第1図は生産ラインに設けられた本発
明の一実施例に係る工具交換装置付工作機械1の
全体概要図を示す平面図、第2図は第1図の矢
視正面図である。該工作機械1においてベツド2
上にベース3が載設され、該ベース3の具備する
Z方向のガイド4にはコラム5が載置され、且つ
該コラム5はZ方向移動用のサーボモータ6の駆
動するボールスクリユー(図示省略)の回転によ
りZ方向移動自在となつている。第3図は第2図
の−線断面図である。前記コラム5の正面に
具備するY方向のガイド7にはサドル8が案内さ
れ、且つ該サドル8はY方向移動用のサーボモー
タ9の駆動するボールスクリユー10の回転によ
りY方向移動自在となつている。また該サドル8
の正面に具備するX方向のガイド11には左右一
対の主軸ヘツド12,12が案内され、且つサド
ル8には左右対称位置に左螺子部13aと右螺子
部13bとを具備するボールスクリユー13が回
転自在に支承され、更に該ボールスクリユー13
の左螺子部13aと右螺子部13bには前記主軸
ヘツド12,12の夫々に固着したナツト14,
14が螺合している。従つて左右の主軸ヘツド1
2,12は、X方向移動用のサーボモータ15で
前記ボールスクリユー13を回転することによ
り、X方向に且つ両主軸ヘツド12,12が対称
に互いに接近し又は遠去かる向きに移動自在とな
つている。
第4図は第3図の−線断面図である。第4
図は前記左右一対の主軸ヘツドのうち右の主軸ヘ
ツド12について内部構造を示すものであるが、
左の主軸ヘツド12は右の主軸ヘツド12と対称
の構造とすることができるから、左の主軸ヘツド
12について内部構造の図示を省略する。主軸ヘ
ツド12の内部には主軸16が回転可能に支承さ
れている。主軸16は駆動用のモータ17により
ベルト伝動装置18及び歯車装置19を経て回転
駆動される。該主軸16に装着されるべき工具の
一例としてサイドカツター20は、アーバ21の
一方端に溝をなす把持部23付きのフランジ部2
4及びテーパシヤンク25と他方端に螺子部22
を設け、アーバ21に任意長のスペーサ26,2
7及びスペーサを兼ねるスリーブ28を介装した
カツター29,30を着脱自在にキー21aを介
して嵌合し、前記アーバ21の螺子部22に螺合
したナツト31の締付力によりカツター29,3
0をアーバ21に固定するものである。該サイド
カツター20の前記スリーブ28は、前記サドル
8に取付けられたアーバサポートブラケツト32
に設けた軸受33に嵌合支持されている。またサ
イドカツター20の前記テーパシヤンク25は、
前記主軸16に設けたテーパ孔34に嵌合してい
る。主軸16には貫通孔35が設けられており、
該貫通孔35内に工具緊締用のバー36が軸方向
移動自在に挿入されている。該バー36の一方端
には螺子部37が螺設され、該螺子部37は前記
サイドカツター20のアーバ21の他方端に螺設
した螺子孔38に螺合している。前記バー36の
他方端にはスプライン39が設けられ、該スプラ
イン39は、主軸ヘツド12の側方に取付けられ
た工具着脱用のモータ40の出力軸に、軸方向移
動自在且つ回転伝動可能に係合している。バー3
6の中間部にはフランジ41が設けられており、
該フランジ41の後方に備える軸受42と主軸1
6との間にはコイルスプリング43が介装され、
該コイルスプリング43は前記バー36をサイド
カツター20に向けて付勢している。またフラン
ジ41の前面と主軸16との間には当て板44,
45を介して前記コイルスプリング43よりもば
ね係数の大きい皿ばね46が介装され、該皿ばね
46はサイドカツター20を主軸16内に引込む
付勢力を発生する。47は、主軸に工具を装着し
ていない状態において当て板45が当接すること
によりバー36の軸方向の位置決めをなす主軸1
6の貫通孔35の肩部である。
48は、主軸16の主軸端49に固着されてサ
イドカツター20のフランジ部24の切欠溝50
に係合するキーである。
第1図及び第2図において、ベツド2上には工
作機械1と該工作機械1の前後に設けられた他の
専用工作機械又はワークフイーダー若しくはワー
クストツカー等とを結ぶワーク搬送装置51が設
けられている。該ワーク搬送装置51は、工作機
械1の前面に近接する位置でベツド2上にベース
52が載設され、ベース52に設けられたレール
54に案内されながらワーク搬送用パレツト55
が一端を駆動源に接続されたトランスフアーバー
53によりワーク搬送路56に沿つて移動可能で
ある。57は、ワーク搬送用パレツト55が工作
機械1に対応する位置に来たとき該ワーク搬送用
パレツト55を位置決めするロケートピンであ
る。
ベツド2上にはワーク搬送路56を挾んで工作
機械1とは反対の側即ち他方側にスタンド58が
立設され、該スタンド58上に工具マガジン59
及び自動工具交換装置60が装着されている。
工具マガジン59について説明をする。第5図
は第1図の−線断面図、第6図は第5図の
−線断面図、第7図は第5図の矢視平面図、
第8図は第7図の矢視正面図、第9図は第7図
の矢視側面図である。工具マガジン59に於い
てスタンド58の側方に筒体61が縦方向に取付
けられており、該筒体61の下部は油圧シリンダ
62をなす。該油圧シリンダ62の備えるピスト
ン63の上下に構成されている油室64,65に
は、ポート66,67を経て圧油が供給される。
また該ピストン63に固着したピストンロツド6
8は油圧シリンダ62を上方に油密に貫通すると
共に前記筒体61を貫通する。ピストンロツド6
8の上部は筒体61の上端外方に臨み、ピストン
ロツド68の上端に工具受け台69が取付けら
れ、該工具受け台69上には一対の工具受け部7
0,70が第7図に示す如く前記ピストンロツド
68の軸心に対し互いに180度位相のずれた位置
に設けられている。各工具受け部70は、工作機
械1に装着される前記サイドカツター20又は類
似の工具を受けるために、第1ブラケツト71と
第2ブラケツト72と第3ブラケツト73とを有
する。第1ブラケツト71はサイドカツター20
のスリーブ28を、該スリーブ28の全長の一部
について3点71a,71b,71cにて受ける
ものである。第2ブラケツト72はサイドカツタ
ー20のフランジ部24の一部をそのほぼ半周に
わたつて受けるテーパー段付きの凹溝72aを有
する。第3ブラケツト73はサイドカツターのフ
ランジ部24に設けた凹溝74に嵌合するテーパ
付きのキー73aを有する。
主として第6図を参照して前記筒体61には前
記ピストンロツド68の軸心に食い違い直角をな
す方向に油圧シリンダ75が形成されている。該
油圧シリンダ75の備えるラツク付きのピストン
76の両側に構成されている油室77,78に
は、ポート79,80を経て圧油が供給される。
81は、筒体61に螺合されて、前記ピストン7
6のラツク部82の背面に設けた溝83に係合す
る回り止め用の棒先ねじである。前記ピストンロ
ツド68には、該ラツク部82に噛合し、且つピ
ストン63の作動によるピストンロツド68の昇
降動の全範囲に渡つて該噛合を維持し得る長さを
有するピニオン84が取付けられている。前記工
具受け台69には各工具受け部70に対応する位
置検出用のドツグ85が設けられ、一方前記スタ
ンド58上に立設したブラケツト86には、工具
受け台69の上昇位置検出用の近接センサ87と
工具受け台69の下降位置検出用の近接センサ8
8が設けられている。
本実施例の工具マガジン59は、シリンダ75
の作動にてピストンロツド68を180度旋回させ
即ち工具受け台69を反転させることにより、各
工具受け部70を、X方向に平行で且つワーク搬
送路56に近付いた位置即ち工具交換位置89と
ワーク搬送路56から遠去つた位置即ち工具待避
位置90に夫々割出すことができる。また各工具
受け部70は、シリンダ62の作動により、近接
センサ87,88の位置が規定する範囲で上昇位
置と下降位置とをとり得る。
以上工作機械1の右の主軸ヘツド12に対応す
る位置にある右の工具マガジン59について説明
をしたが、左の主軸ヘツド12に対応する位置に
ある左の工具マガジン59の構造は、右の工具マ
ガジン59の構造と対称である構造をとり得るか
ら、その詳細な図示を省略する。
次に工具交換装置60について説明をする。第
10図は第1図の−線断面図、第11図は第
10図のXI矢視による一部破断した平面図、第1
2図は第11図のXII−XII線断面図、第13図は第
12図の−線断面図である。前記スタン
ド58には、前記主軸16が工具交換を行なうと
きに該主軸16の軸心の位置即ち工具交換位置9
1と前記工具マガジン側の工具交換位置89との
中間位置であつてワーク搬送路56に対して工作
機械1とは反対側に位置する軸と平行する直線
即ちアーム旋回中心線92上に軸心を有する如
く、回転軸93が回転自在に支承されている。該
回転軸93は主として3つの部分即ち第1部材9
3a、第2部材93b及び第3部材93cから成
つている。第1部材93aの一端には、規制部材
94を介して第2部材93b及び第1のアーム9
5が、第1部材93aと一体回転をするように固
着されている。第2部材93bの一端には、規制
部材96を介して第3部材93c及び第2のアー
ム97が、第2部材93bと一体回転をするよう
に固着されている。
一方前記スタンド58上には油圧シリンダ98
が立設されており、該油圧シリンダ98の備える
ピストン99の上下に構成されている油室10
0,101には、ポート102,103を経て圧
油が供給される。また該ピストン99に固着した
ラツク付きのピストンロツド104は油圧シリン
ダ98を下方に油密に貫通して前記スタンド58
内に臨み、該ピストンロツド104のラツク部1
05にピニオン106が噛合しており、該ピニオ
ン106は前記回転軸93の第1部材93aにキ
ー止めされている。従つて油圧シリンダ98の作
動により各アーム95,97は主軸16の軸心9
1と工具マガジン側の工具交換位置89との間で
旋回することにより振り込み可能である。従つて
各アーム95,97が主軸16の軸心91に振込
まれたときのアーム95,97が位置する軸心9
1上の位置は工作機械1側の工具交換位置とな
る。またこの実施例では工作機械1の加工中アー
ム95,97は工具マガジン側の工具交換位置8
9に振り込まれているから、89はまたアーム9
5,97の待避位置をも示すことになるが、この
ことは本発明におけるアームの待避位置を限定す
るものではない。107は、回転軸93の第3部
材93cに取付けられた位置検知用のドツグであ
り、108はアーム95,97が工作機械1側の
工具交換位置91に振込まれた状態において前記
ドツグ107に対応する近接センサである。近接
センサ108は前記ブラケツト86に取付けられ
ている。
スタンド58には、回転軸93の軸心92の延
長線上に油圧シリンダ109が取付けられてお
り、該油圧シリンダ109の備える両ロツド型の
ピストン110の両側に構成されている油室11
1,112にはポート113,114を経て圧油
が供給される。該ピストン110に固着した一方
側のピストンロツド115は油圧シリンダ109
を油密に貫通して前記回転軸93の第1部材93
aの貫通孔116内に軸方向移動自在に貫入して
いる。該貫通孔116内にはまた第1軸117が
軸方向移動自在に嵌合しており、該第1軸117
はスプリング118により前記ピストンロツド1
15に接近する方向に付勢されている。該第1軸
117の一方端即ち前記ピストンロツド115側
端部にはボルト119が螺合されている。前記ピ
ストン110が第11図に示す後退位置をとり且
つ第1軸117がスプリング118の付勢力によ
りピストンロツド115に接近した状態におい
て、第1軸117のボルト119とピストンロツ
ド115との間には一定の隙間120が設けられ
ている。121は、回転軸93に螺合され且つ第
1軸117の溝122に係合して、第1軸117
が回転軸93に対して一定範囲内で軸方向移動を
することを許容しながら回転軸93に対する第1
軸117の相対回転を規制するキーである。前記
第1軸117の他方端は、回転軸93の第2部材
93aに設けた貫通孔123内に軸方向移動自在
に貫入している。該貫通孔123内にはまた第2
軸124が軸方向移動自在に嵌合しており、該第
2軸124はスプリング125により前記第1軸
117に接近する方向に付勢されている。該第2
軸124の一方端即ち前記第1軸117側端部に
はボルト126が螺合されている。第1軸117
及び第2軸124がスプリング118,125の
付勢力によりそれぞれピストンロツド115及び
第1軸に接近した状態において、第2軸124の
ボルト126と第1軸117との間には一定の隙
間127が設けられている。128は、回転軸9
3に螺合され且つ第2軸124の溝129に係合
して、第2軸124が回転軸93に対して一定範
囲内で軸方向移動することを許容しながら回転軸
93に対する第2軸124の相対回転を規制する
キーである。前記ピストン110に固着した他方
側のピストンロツド130は位置検出用のドツグ
131が取付けられており、また油圧シリンダ1
09の側壁に設けたブラケツト132にはピスト
ン110が第11図示の如く後退位置をとるとき
前記ドツグ131に対応する近接センサ133が
取付けられている。
次に主として第12図及び第13図を参照し
て、アーム95は、その先端部に、サイドカツタ
ー20のフランジ部24の把持部23を受ける凸
部134と、キー135を有する。アーム95及
び回転軸93の第1部材93aは、回転軸93の
軸心92に直交する方向に貫通孔136及び孔1
37を有する。両孔136,137内には工具緊
締用のロツド138が軸方向移動自在に嵌合して
いる。該ロツド138の一方端はアーム95の前
記凸部134側外方に臨み、ロツド138の一方
端には工具に対するストツパー139が取付けら
れ、該ストツパー139はサイドカツター20に
接触するための円弧面140を有する。該ロツド
138はスプリング141によりストツパ139
がサイドカツター20に接触する方向に付勢され
ている。142は、アーム95に螺合され且つロ
ツド138の溝143に係合して、ロツド138
がアーム95に対して一定範囲内で軸方向移動す
ることを許容しながらアーム95に対するロツド
138の相対回転を規制するキーである。回転軸
93の第1部材93aの孔137内に位置するロ
ツド138の端部には、第11図においてシリン
ダ109に背離する向きの傾斜面144が形成さ
れている。第1軸117の側面にはロツド138
の該傾斜面144に対応する傾斜面145が形成
されている。第1軸117には、また該傾斜面1
45に対しシリンダ109に近い側で隣接する位
置に、該第1軸117がシリンダ109の作動に
よりスプリング118の付勢力に抗して押し込ま
れたとき、前記ロツド138の軸心の延長線上に
位置してロツド138がスプリング141の付勢
力に抗して軸方向に押し込まれることを許容し得
る穴146が穿設されている。以上がアーム95
においてサイドカツター20を把持しまた解放す
るための構造である。アーム97についても、ア
ーム95について上記したと同様のサイドカツタ
ー20を把持しまた解放するための構造が設けら
れる。アーム97におけるこれらの構造のうち、
第11図にあつてはアーム95におけるサイドカ
ツター20を把持しまた解放するための構造に付
した符号と同一の符号を以つて示してあり、第1
2図に対応するものは図示を省略する。
以上工作機械1の右の主軸ヘツド12及び右の
工具マガジン59に対応する右の工具交換装置6
0について説明をしたが、左の主軸ヘツド12及
び左の工具マガジン59に対応する左の工具交換
装置60の構造は、右の工具交換装置60の構造
と対称である構造をとり得るから、その詳細な図
示を省略する。
次に本発明の実施例に係る工具交換装置付工作
機械1の作用について説明をする。ワーク搬送路
56に沿つてワークが搬入される際各工具交換装
置60のアーム95,97は工具を把持しない状
態で待避位置89に振り込まれている。加工位置
に搬入されたワークが工作機械1に装着されてい
る工具即ちサイドカツター20により加工される
間、前記アーム95,97は待避位置89に振り
込まれたままであり、また工具待避位置90に割
出された工具マガジン59の一方の工具受け部7
0には、次に加工に使用すべき工具即ちサイドカ
ツター20が作業者により又は他のツールローダ
により装着されて待機する。他方の工具受け部7
0は工具を装着されていない状態で工具交換位置
89に位置する。工作機械1による加工が終了す
ると加工済みのワークが搬出されるが、次に搬入
されるワークを加工するために工具交換を行なう
べき場合には次のようにして工具交換を行なう。
ワークの搬出作業が終了した後、工作機械1のZ
軸及びY軸制御により、主軸16の軸心を工作機
械における工具交換位置91に位置せしめる。次
にX軸制御にて左右の主軸ヘツド12,12を相
互に離隔する方向に移動せしめることにより、各
主軸16,16に装着された状態のサイドカツタ
ー20,20をアーバサポートブラケツト32か
ら抜き出し、且つアーム95,97により把持さ
れるべきサイドカツター20の部分である把持部
23及びスリーブ28が各アーム95,97の回
転平面上に位置するように、主軸ヘツド12,1
2を位置せしめる。次に油圧シリンダ98の作動
にてアーム95,97を旋回せしめることによ
り、該アーム95,97を工作機械における工具
交換位置91に振り込む。このとき、遅くともア
ーム95,97が工具交換位置91に接近する前
に、油圧シリンダ109のピストン110が前進
移動を行なつて第1軸117及び第2軸124を
順次押し込むことにより、第1軸117及び第2
軸124のそれぞれの穴146が各アーム95,
97のロツド138の軸心の延長線上に位置する
ように、両軸117,124を位置せしめる。な
お、ピストンロツド115と第1軸117との間
に隙間120が設けられており且つ第1軸117
と第2軸124との間に隙間127が設けられて
いるから、上記の如く油圧シリンダ109の作動
により第1軸117及び第2軸124を順次押し
込む際、ピストンロツド115が第1軸117に
衝撃を与えまた第1軸117が第2軸124に衝
撃を与える。
上記の如くアーム95,97が工具交換位置9
1に振り込まれようとするとき、各アーム95,
97のストツパー139がサイドカツター20に
衝突するので、アーム95,97の振り込みのた
めの駆動力により、サイドカツター20はストツ
パー139及びロツド138に対しこれらを後退
させる力を付与する。アーム95,97が工具交
換位置91に振り込まれるときは、上記の如く第
1軸117及び第2軸124の穴146がロツド
138の軸心の延長線上に位置するからロツド1
38が穴146内に逃げることができ、従つてス
トツパー139及びロツド138は該ストツパー
139の円弧面をサイドカツター20の側面に沿
つて摺動しながら後退移動を行なう。アーム9
5,97が工具交換位置91に振り込まれたと
き、サイドカツター20はアーム95,97の凸
部134に嵌入し、且つストツパー139及びロ
ツド138はスプリング141の付勢力により前
進復帰して、ストツパー139がサイドカツター
20を係止する。この状態を確認して油圧シリン
ダ109のピストン110が後退復帰移動を行な
い、従つて第1軸117及び第2軸124はそれ
ぞれスプリング118,125により復帰移動を
行ない、傾斜面145が傾斜面144に当接する
ことにより両軸117,124はロツド138を
錠止する。以上により使用済みのサイドカツター
20はアーム95,97に把持される。
次にモータ40の駆動によりバー36を回転さ
せて、バー36の螺子部37とサイドカツター2
0の螺子孔38との螺合を解く。次にX軸制御に
て左右の主軸ヘツド12,12を相互に更に離隔
する方向に移動せしめることにより、サイドカツ
ター20,20を工作機械1から離脱せしめる。
次に油圧シリンダ98の作動により、アーム9
5,97を工具マガジン側の工具交換位置89に
振り込む。このとき、使用済みのサイドカツター
20は、アーム95,97に把持され、且つ工具
交換位置89にある工具受け部70に載置された
状態となる。この状態で再び油圧シリンダ109
のピストン110が前進移動を行なつて第1軸1
17及び第1軸124を順次押し込むことによ
り、第1軸117及び第2軸124のそれぞれの
穴146がロツド138の軸心線上に位置するよ
うに、両軸117,124を位置せしめ、従つて
ストツパー139の錠止が解かれる。なお上記の
如くサイドカツター20がアーム95,97に把
持され且つ工具受け部70に載置された状態で
は、サイドカツター20がストツパー140及び
ロツド138を第1軸117又は第2軸124に
向けて押し込む力によりロツド138と第1軸1
17又は第2軸124との間に強い圧接力が生じ
ていることがあるが、上記の如く第1軸117及
び第2軸124を押し込む際前記したと同様にピ
ストンロツド115が第1軸117に衝撃を与え
また第1軸117が第2軸124に衝撃を与える
こと、並びにロツド138と第1軸117又は第
2軸124との間における接触は傾斜面144,
145間にて行なわれていることであるから、油
圧シリンダ109の作動により、上記ロツド13
8と第1軸117又は第2軸124との間の圧接
力に抗して、ストツパー139を錠止解除状態に
導くことは容易且つ確実である。
次にアーム95,97を工具交換位置89に振
り込んだ状態にとどめたまま、油圧シリンダ62
の作動により工具受け台69を上昇位置まで上昇
移動させる。このとき工具即ち使用済みのサイド
カツター20は、工具受け部70に載置された状
態で、工具受け台69の上昇駆動力によりアーム
95,97のストツパー139を押し込みなが
ら、アーム95,97から上方に離脱する。次に
シリンダ75の作動により工具受け台69が反転
をし、従つて使用済みのサイドカツター20が載
置された工具受け部70は工具待避位置90に位
置し、未使用のサイドカツター20が載置された
工具受け部70は工具交換位置89に位置する。
油圧シリンダ62の作動により工具受け台69
を下降位置まで降下移動させる。このとき未使用
のサイドカツター20は、工具受け部70に載置
された状態で、サイドカツター20自身の重量に
基づく重力によりアーム95,97のストツパー
139を押し込みながら、アーム95,97の凸
部134に着座し、ストツパー139はスプリン
グ141の付勢力によりサイドカツター20を係
止する。この状態を確認して油圧シリンダ109
のピストン110が再び後退復帰移動を行ない、
従つて各ロツド138は第1軸117及び第2軸
124に錠止される。以上により未使用のサイド
カツター20はアーム95,97に把持される。
次に油圧シリンダ98の作動により、アーム9
5,97を工作機械側の工具交換位置91に振り
込む。次にX軸制御にて左右の主軸ヘツド12,
12を相互に接近する方向に移動せしめることに
より、サイドカツター20,20を主軸16,1
6に挿入する。次にモータ40の作動によりサイ
ドカツター20にバー36の螺子部37を螺合さ
せる。以上により未使用のサイドカツター20は
主軸16,16に装着される。
次に再び油圧シリンダ109の作動により、ア
ーム95,97の各ロツド138の錠止を解除す
る。油圧シリンダ98の作動によりアーム95,
97を待避位置89に振り込む。X軸制御にて左
右の主軸ヘツド12,12を相互に更に接近する
方向に移動せしめることにより、各サイドカツタ
ー20,20のスリーブ28をアーバサポートブ
ラケツト32に挿入する。その後工作機械1にお
けるZ軸及びY軸制御と組合わせてワークの搬入
及び加工を行ない、上記に説明した作動を繰返す
ことにより、各種ワーク毎に応じた工具を使用し
た加工を自動工具交換と共になし得るものであ
る。
本発明は以上説明をしたことから明らかなよう
に工作機械と工具マガジンとの間で重量物工具交
換を行うに際し、工作機械側では主軸ヘツドの移
動で工具の交換ができ、またマガジン側では工具
受け台の上下動および旋回動作で工具交換を行う
べく、工具交換機能を分散し、工具交換アームを
単純構造となし得ることにより省エネルギー化を
図ることが可能となる。
また、前述した様な工具交換装置の配置をとる
ことにより、異種工具との交換、工具摩耗、工具
破損時の交換を行うことができるので、複雑な形
状、構造の加工対象物の加工を能率化することが
でき、各専用工作機械により行なうべき加工作業
が一層柔軟性を有するため、専用工作機械の生産
ラインのFMS化に最も適した構成となる。更に
工具マガジンが工作物の搬送路を挾んで工作機械
の反対側に設けられるため、工具マガジンにおけ
る段取り換えに作業者が関与する場合における工
具マガジンの周辺での作業を、主軸による加工位
置から遠い位置で行なうことができ、且つ工具マ
ガジンの周辺での作業が工作機械の各部の移動と
干渉することがなく、従つて作業のより一層の安
全を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図は平面
図、第2図は第1図の矢視正面図、第3図は第
2図の−線断面図、第4図は第3図の−
線断面図、第5図は第1図の−線断面図、第
6図は第5図の−線断面図、第7図は第5図
の矢視平面図、第8図は第7図の矢視正面
図、第9図は第7図の矢視側面図、第10図は
第1図の−線断面図、第11図は第10図の
XI矢視による一部破断した平面図、第12図は第
11図のXII−XII線断面図、第13図は第12図の
−線断面図である。 1……工作機械、12……主軸ヘツド、16…
…主軸、20……サイドカツター、56……ワー
クの搬送路、59……工具マガジン、60……工
具交換装置、69……工具受け台、70……工具
受け部、89……工具マガジンにおける工具交換
位置及び工具交換装置の待避位置、91……工作
機械における工具交換位置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ベース上に移動可能に載置されたコラムと、
    該コラムの移動方向と直交する垂直案内面上に上
    下に案内される移動台と、該移動台にあつて前記
    コラムの垂直案内面と直交する水平案内面に案内
    される主軸ヘツドと、該主軸ヘツドに前記水平案
    内面と平行に駆動手段により回転自在に軸承され
    工具の一端を着脱自在に保持する主軸とで構成さ
    れる工作機械において、一端に前記主軸端の工具
    挿着孔に挿着すべく挿着部を形成し中央にカツタ
    ーを保持すると共に他端に支持部を有するアーバ
    ーサポートと、前記移動台にあつて前記アーバー
    サポートの他端支持部を前記主軸の軸線方向にの
    み着脱自在に軸支するアーバーサポートブラケツ
    トと、主軸ヘツドによる加工領域内にあつて主軸
    軸線と平行に設けられたワーク搬送路と、該ワー
    ク搬送路を挟んで前記主軸台に対向して設けられ
    たスタンド上にあつて一端を前記主軸軸線と平行
    な旋回軸に軸承され他端に把持部を有する旋回ア
    ームと、前記スタンド上にあつて旋回割出し及び
    昇降自在に設けられ複数の工具を載置する工具受
    け台を有する工具マガジンとから成り、該工具マ
    ガジンの工具受け台に載置した工具の交換位置と
    主軸に取付けた工具の交換位置との間で前記ワー
    クの搬送路を越えて旋回アームの旋回動作と前記
    主軸台の水平移動で工具の交換を行うことを特徴
    とする工具交換装置付工作機械。
JP24113183A 1983-12-21 1983-12-21 工具交換装置付工作機械 Granted JPS60135153A (ja)

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