JPS634584Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS634584Y2
JPS634584Y2 JP1982162797U JP16279782U JPS634584Y2 JP S634584 Y2 JPS634584 Y2 JP S634584Y2 JP 1982162797 U JP1982162797 U JP 1982162797U JP 16279782 U JP16279782 U JP 16279782U JP S634584 Y2 JPS634584 Y2 JP S634584Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
workpiece
chuck
arm
axis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1982162797U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5966549U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP16279782U priority Critical patent/JPS5966549U/ja
Publication of JPS5966549U publication Critical patent/JPS5966549U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS634584Y2 publication Critical patent/JPS634584Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Turning (AREA)
  • Feeding Of Workpieces (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、旋盤、円筒研削盤、スピニング加工
機等回転加工機械の主軸の一端に設けられたチヤ
ツクに工作物を取り付け、かつそのチヤツクから
工作物を取り外す装置に関するものである。
この種の工作物取付け取外し装置の1つに、実
開昭56−2301号公報によつて知られているものが
ある。この装置は一軸線まわりに回動可能に設け
られ、自由端部に円形断面の工作物を軸心方向に
移動可能に支持するV溝を有するアームを備え、
このアームが上記V溝に支持された工作物の軸心
がその工作物を取り付けるべきチヤツクの軸心と
一致する原位置にある状態において、工作物を芯
押軸が軸心方向に移動させてチヤツクに挿入し、
加工後においてはチヤツク内にスプリングによつ
て突出方向に付勢されて設けられたチヤツクセン
タが工作物をチヤツク外に押し出し、押し出され
た工作物をアームが支持し、その状態から上方へ
回動することによつて工作物を半径方向に排出す
るものである。また、このアームは工作物の加工
中においては加工具との干渉を回避し、また、切
粉等の排出を容易にするために下方へ回動退避さ
せられるようになつている。
この装置は構造が簡単なものでありながら、容
易に且つ確実に工作物の自動取付け取外しを行な
い得、実用価値の高いものである。
しかしながら、この装置は工作物をチヤツクに
挿し込み得る芯押軸と、チヤツクから工作物を押
し出し得るチヤツクセンタとを備えた回転加工機
械にのみ使用し得るものである。しかるに回転加
工機械は必ずこれらのものを備えているとは限ら
ず、特に工作物の押出しが可能なチヤツクセンタ
を有しないチヤツクを備えた回転加工機械も多く
使用されているのが実情である。
本考案は、このような回転加工機械にも使用し
得、しかも構造が簡単な工作物取付け取外し装置
を提供することを目的としてなされたものであ
る。
この目的を達成するために本考案に係る工作物
取付け取外し装置は、(a)工作物を取り付けるべき
チヤツクの軸心に平行に配設された軸と、(b)その
軸を軸心方向に移動可能かつ軸心まわりに回転可
能に支持する支持部材と、(c)前記軸から半径方向
に延び出させられ、自由端部にその軸と平行に形
成されて工作物をそれの軸心方向に移動可能に支
持するV溝を備えた少なくとも1個のアームと、
(d)そのアームが支持した工作物を前記チヤツクに
挿入すべくチヤツクに接近する向きに前記軸を前
進させ、その後の一定作動期間中軸を前進端位置
に保持し、アームがチヤツクから工作物を引き出
すべくチヤツクから離れる向きに軸を後退させ、
その後の一定作動期間中軸を後退端位置に保持す
る軸心方向移動制御カム装置と、(e)その軸心方向
移動制御カム装置が前記軸を前進させる間は前記
アームが前記V溝に支持された工作物の軸心が前
記チヤツクの軸心とほぼ一致する原位置を保持
し、軸心方向移動制御カム装置が軸を前進端位置
に保持している間にアームが原位置より下方の退
避位置へ回動した後原位置へ復帰し、軸心方向移
動制御カム装置が軸を後退させる間はアームが原
位置を保持し、軸心方向移動制御カム装置が軸を
後退端位置に保持している間にアームがV溝に支
持された工作物をその工作物の半径方向に排出す
べく前記原位置より上方へ回動した後原位置へ復
帰するように、前記軸の回転を制御する回転制御
カム装置と、(f)それら軸心方向移動制御カム装置
および回転制御カム装置に共通に設けられ、両カ
ム装置を同時に駆動する駆動装置とを含むように
構成される。
このように構成された装置によれば、原位置に
あるアームに工作物を支持させ、そのアームをチ
ヤツクに接近させて工作物をチヤツクに挿入し、
これをチヤツクに把持させた後アームを下方へ回
動退避させてその工作物に所定の加工を施すこと
ができる。そして、加工後にはアームを再び原位
置へ回動させ、チヤツクを緩めて工作物をアーム
に支持させ、その状態でアームをチヤツクから遠
ざかる方向に移動させることによりアームに支持
された工作物をチヤツクから抜き出し、その後ア
ームを上方へ回動させて工作物をそれの半径方向
に排出させることができる。すなわち、工作物の
取付け取外しには芯押し軸やチヤツクセンタ等の
助けを必要とせず、これらを備えない回転加工機
械に対してもこの工作物取付け取外し装置は使用
が可能なのである。
しかも、上記アームの複雑な動きが軸心方向移
動制御カム装置と、回転制御カム装置とによつて
与えられ、それら両カム装置が共通の駆動装置に
よつて駆動されるため、装置の構造が簡単であ
り、装置の制御も簡単であつて、装置コストを低
減させ、しかも信頼性を高め得る効果を得ること
ができる。
以下、本考案を旋盤用の工作物取付け取外し装
置に適用した場合を例として、図面に基いて詳細
に説明する。
第1図において2は旋盤の主軸台であり、4は
芯押台である。主軸台2には図示しない主軸が回
転可能に支持されており、その一端にチヤツク6
が取り付けられている。また、芯押台4には芯押
軸8がチヤツク6と同心に且つ軸心方向に移動可
能に設けられている。
上記主軸台2に第1ブラケツト10が、また芯
押台4に第2ブラケツト12がそれぞれ固定され
ている。第2ブラケツト12はチヤツク軸心に平
行な複数本の連結ロツド14によつて互に連結さ
れた2枚のプレート18及び20を備えており、
プレート18において芯押台4に固定されてい
る。
上記第1ブラケツト10及び第2ブラケツト1
2によつて円形断面の長い軸22が自身の軸心ま
わりに回転可能かつ軸心方向に移動可能に支持さ
れている。すなわち、軸22の一端部は球面軸受
24を介して第1ブラケツト10に支持されてお
り、他端部はプレート18及び20を貫通して第
2ブラケツト12に支持されているのである。こ
の軸22の中間部には2本のアーム26及び28
が固定されている。これらアーム26,28は軸
22の軸心方向に一定距離隔たつた部位から半径
方向に互に平行に延び出させられている。そし
て、これらアーム26,28の上面には第3図に
示すようにV溝30が形成されている。このV溝
30は一方の溝壁面の勾配が急で、他方の溝壁面
の勾配が緩やかなV溝とされており、アーム2
6,28が第3図に実線で示す原位置にある状態
においては、このV溝30に支持された円形断面
の工作物32の軸心がチヤツク6の軸心と一致す
るようにされている。アーム26,28は軸22
が回転させられることによつて第3図に二点鎖線
で示す排出位置まで回転させられることが可能で
あり、この状態においてはV溝30の勾配が緩や
かな側の溝壁面が、アーム26,28の自由端側
より軸22に固定された基端側の方が低くなるよ
うに傾斜させられるため、工作物32はアーム2
6,28上を転動して自身の半径方向に排出され
る。この排出された工作物32は、軸22に近接
して配設された一対の固定受け板34,36のV
溝38に支持される。アーム26,28はまた、
第3図に一点鎖線で示す退避位置まで下方へ回動
することが可能である。
上記アーム26,28の回動運動は、第1図及
び第2図に示す油圧シリンダ40と第1カム42
及び第1カムフオロワ44から成る回転制御カム
装置46とによつて与えられる。油圧シリンダ4
0は、前記連結ロツド14とこれに平行に配設さ
れた補助ロツド48並びにこれら両ロツドに対し
て直角に固定された取付板50によつて第2ブラ
ケツト12に固定されている。また、第1カム4
2は前記軸22上を摺動可能な円筒部材に第2図
に二点鎖線で示すようなカム溝52が形成された
ものであり、連結板54によつて上記油圧シリン
ダ40のピストンロツド56に連結されている。
カム溝52は、第5図に展開して示すように軸2
2の軸心に平行な第1平行部52A、第2平行部
52B及び第3平行部52Cと、これら平行部を
繋ぐ第1傾斜部52D及び第2傾斜部52Eとを
備えている。このカム溝52の作用については、
後に詳述する。また、前記第1カムフオロワ44
は、第4図に最も明瞭に示されているように、軸
22に半径方向に立設されたピン58とそれに回
転可能に取り付けられたローラ60とから成つて
おり、このローラ60は上記カム溝52に嵌入す
るとともにその外側へ一定量突出させられてい
る。このローラ60の第1カム42から突出した
部分は、第1図に示す位置決め部材62とも係合
可能である。位置決め部材62は第1カム42に
固定されており、この第1カム42の第2平行部
52Bの一部に対応する位置に第4図に示すよう
な位置決め溝64を備えている。アーム26,2
8は原位置においてはそのV溝30に支持された
工作物の軸心が正確にチヤツク6の軸心と一致す
るように位置決めされることが必要なのである
が、カム溝52をそのような条件を満たし得るほ
ど十分にローラ60を位置決めし得る精度で加工
することは困難であるため、カム溝52自体はや
や広めに加工しておき、その第2平行部52Bに
よつてほぼ位置決めされたローラ60を加工の容
易な位置決め溝64によつて一層正確に位置決め
し、それによつてアーム26,28に要求される
上述の位置決め精度を達成するようにされている
のである。
アーム26,28は上述の回転制御カム装置4
6によつて所定の回転運動を与えられるのである
が、更に、軸心方向移動制御カム装置66によつ
てチヤツク6の軸心に平行な方向の運動を与えら
れる。この軸心方向移動制御カム装置66は、前
述の油圧シリンダ40によつて駆動される。すな
わち、本実施例においては同一の油圧シリンダ4
0が、回転制御カム装置46と軸心方向移動制御
カム装置66との共通の駆動装置として利用され
ているのである。第2カム68は、第2図から明
らかなように軸22の下方にこれと平行に配設さ
れ、カム溝72を備えた板カムであつて、前記第
1カム42と同じ連結板54によつてピストンロ
ツド56に連結されている。一方、第2カムフオ
ロワ70は、第2ブラケツト12に立設された耳
板74に軸22の軸心に対して直角な回動中心線
まわりに回動可能に取り付けられたベルクランク
レバー76と、そのベルクランクレバー76の2
つのアームの自由端部にそれぞれ回転可能に取り
付けられたローラ78及び80とから成つてい
る。ローラ78はカム溝72に嵌入しており、ロ
ーラ80は軸22の端部に形成された円周方向の
環状溝82に嵌入している。カム溝72は、第5
図に示すように軸22の軸心に平行な第1平行部
72A及び第2平行部72Bと、これらを連結す
る傾斜部72Cとを備えている。カム溝72とカ
ム溝52とは、第2図から明らかなように軸22
の軸心方向に互にずれた位置に配置されている
が、理解を容易にするために第5図においてはア
ーム26,28が原位置にある状態においてロー
ラ60及び78がそれぞれのカム溝52及び72
に嵌入する位置(図中原位置と表示されている位
置)を一致させて示してある。これら第1カム4
2及び第2カム68は油圧シリンダ40によつて
一体的に軸22の軸心方向に移動させられ、ロー
ラ78は軸22の軸心に平行な方向に関してはほ
ぼ一定の位置でカム溝72と係合するのである
が、ローラ60は軸22と共に移動する。従つ
て、第2カム68及び第2カムフオロワ70によ
つて軸22が軸心方向に移動させられている状態
においては、ローラ60はカム溝52に対して第
1カム42と軸22との相対移動量に相当する量
だけ移動することとなる。第5図において第2カ
ム溝52の第2平行部52Bの一部が二点鎖線と
されているのは、上記のような事情があるにもか
かわらずカム溝52及び72とローラ60及び7
8とがそれぞれ係合する位置を一致させるため
に、この部分を実際の長さとは異ならせたことを
示すためである。
次に作動を説明する。
まず、アーム26,28が第3図に実線で示さ
れている原位置にある状態において、これらアー
ム26,28に適宜の手段によつて工作物32が
供給される。このときには油圧シリンダ40のピ
ストンロツド56は前進端位置近くまで突出させ
られており、第1カムフオロワ44のローラ60
と第2カムフオロワ70のローラ78とがそれぞ
れカム溝52の第2平行部52B及びカム溝72
の第1平行部72Aと係合した状態にある。この
ときの各ローラの位置が第5図に原位置として示
されている。
この状態から油圧シリンダ40のピストンロツ
ド56が後退させられるとローラ78がカム溝7
2の傾斜部72Cと係合するに至り、第2カム6
8の移動に伴つてベルクランクレバー76が第2
図において反時計方向へ回動させられ、それに伴
つて軸22が第1回および第2回において左方へ
移動(これを前進する)させられる。その結果ア
ーム26,28がチヤツク6に接近し、これらに
よつて支持されている工作物32の一端部がチヤ
ツク6に挿入される。尚、このときローラ60は
位置決め部材62の位置決め溝64に嵌入して正
確に位置決めされているため、アーム26,28
の原位置は正確に規定されており、工作物32の
チヤツク6への挿入はスムーズに行なわれる。ま
た、上記第2カム68の移動とともに第1カム4
2も左方へ移動させられるのであるが、このとき
には軸22も左方へ移動させられるため第1カム
フオロワ44と第1カム42との間には殆んど相
対移動が生ぜず、ローラ60はカム溝52の第2
平行部52Bと係合したままの状態に保たれる。
従つて、アーム26,28は回動することなく原
位置を保つたままでチヤツク6に接近させられる
のである。
工作物32がチヤツク6に挿入されたとき、連
結板54に固定されている図示しないドグがチヤ
ツク作動指令用のリミツトスイツチを作動させ、
そのリミツトスイツチの信号に基いてチヤツク6
に工作物32を把持させる。その後は第2カムフ
オロワ70のローラ78がカム溝72の第2平行
部72Bと係合するに至るため、更にピストンロ
ツド56が後退してもベルクランク76は回動せ
ず、軸22も左方へ移動することはない。軸22
は前進端位置に維持されるのである。
しかし、更にピストンロツド56が後退すると
第1カムフオロワ44のローラ60がカム溝52
の第2傾斜部52Eと係合するに至り、軸22を
第3図において時計方向へ回転させるため、これ
に伴つてアーム26,28が第3図に一点鎖線で
示す退避位置まで回動させられる。このとき連結
板54とともに移動するドグが後退端位置検出用
のリミツトスイツチを作動させ、そのリミツトス
イツチからの信号に基いて油圧シリンダ40の作
動が停止させられる。この状態においてチヤツク
6が回転させられ、工作物32に対する旋削加工
が行なわれる。
旋削加工が終了したならば、再び油圧シリンダ
40が前述の場合とは反対方向に作動させられ、
ピストンロツド56が前進させられる。これに伴
つてアーム26,28が退避位置から原位置まで
回動させられ、これらのV溝30が工作物32に
接触する寸前となる。このとき連結板54ととも
に移動するドグがチヤツク作動指令用のリミツト
スイツチを作動させ、そのリミツトスイツチの信
号に基いてチヤツク6による工作物の把持が解除
される。その結果、工作物32はアーム26,2
8のV溝30によつて支持される。
この状態から更にピストンロツド56が前進さ
せられれば、第2カムフオロワ70がカム溝72
の傾斜部72Cと係合するに至り、軸22が第2
図において右方へ移動後退させられる。これに伴
つてアーム26,28が原位置を保つたままでチ
ヤツク6から遠ざかる方向へ移動し、これらに支
持されている工作物32はチヤツク6から抜き出
される。
その後、更にピストンロツド56が前進させら
れれば、第2カムフオロワ70はカム溝72の第
1平行部72Aと係合するに至るため、軸22は
もはや右方へ移動せず、後退位置に保たれること
となるが、一方、第1カムフオロワ44はカム溝
52の第1傾斜部52Dと係合するに至り、軸2
2を第3図において反時計方向へ回転させる。こ
れに伴つてアーム26,28が第3図において二
点鎖線で示す排出位置まで回動させられ、V溝3
0によつて支持されていた工作物32は第3図に
矢印で示すようにアーム26,28上を転動して
排出され、固定受け板34,36に受けられる。
固定受け板34,36に受けられた工作物32は
適宜の手段によつて排出されることとなるが、一
方、ピストンロツド56が前進端に達したことを
前進端検出用リミツトスイツチが検出し、その検
出信号に基いて油圧シリンダ40の作動方向が反
転させられてピストンロツド56が後退させられ
る。その結果、第1カム42と第2カム68と
が、それぞれ第2平行部52B及び第1平行部7
2Aにおいて第1カムフオロワ44及び第2カム
フオロワ70と係合する状態となつたとき、連結
板54とともに移動するドグが原位置検出用のリ
ミツトスイツチを作動させ、そのリミツトスイツ
チの信号に基いて油圧シリンダ40の作動が停止
させられる。
以上で1サイクルの作動が終了し、アーム2
6,28は次の工作物32を受け取るべく待機す
る。
以上の説明から明らかなように、本実施例の工
作物取付け取外し装置はアーム26,28を原位
置に保つた状態でチヤツク6に接近させて工作物
をチヤツク6に挿入し、その後アーム26,28
を下方の退避位置へ回動させ、工作物32の加工
終了後、再びアーム26,28を原位置まで回動
復帰させ、更にこれらをチヤツク6から遠ざかる
方向へ移動させて工作物32をチヤツク6から抜
き出し、抜き出し後アーム26,28を上方の排
出位置へ回動させて工作物32を排出した後、再
びアーム26,28を原位置へ回動復帰させると
いう複雑な運動を1個の油圧シリンダ40の一往
復作動によつて与えることができるものであり、
この間油圧シリンダ40はピストンロツド56の
前進端位置において作動方向を反転させられると
ともに、ピストンロツド56の後退端位置及び原
位置において作動を停止させられるのみである。
従つて、本装置を作動させるためには、これらの
三位置を検出するリミツトスイツチ以外は必要で
なく、電気的な制御回路が極めて簡単となり、ま
た、アーム26,28の1つの動作から次の動作
に至る際に、通常の取付け取外し装置のようにリ
ミツトスイツチ等を用いてインターロツクをとる
必要がなく、サイクルタイムを短縮することが可
能である。
本実施例装置は上記のような利点を備え、本考
案の実施例として特に優れたものであるが、本考
案は上記実施例に限定して解釈されるものではな
い。たとえば第1及び第2のカムは前記実施例に
おいては別体のものとされているが、一体に構成
することも可能であり、また、カムの種類も上記
実施例のものに限定されるわけではない。また、
第1カム及び第2カムを移動させるための駆動源
として専用の油圧シリンダ40が使用されていた
が、芯押台4の芯押軸8を前進後退させるための
油圧シリンダをこれらカム駆動用の油圧シリンダ
として利用することも可能である。
また、工作物を支持するためのアームは、工作
物が長い場合には前記実施例におけるように2個
またはそれ以上設けることが必要であるが、工作
物が比較的短い場合は1個の比較的幅広のアーム
にV溝を形成して工作物を支持させることも可能
である。
更に、アームを支持する軸に回転と軸心方向の
移動とを与えるためには、軸自体を回転させ且つ
軸心方向に移動させることが装置の構造を簡単に
する上で推奨されるのであるが、軸を支持部材に
よつて回転のみ可能に支持し、その支持部材を軸
の軸心に平行な方向に移動させることによつても
同様の目的を達成することができる。
その他、当業者の知識に基いて種々の改良・変
形を施した態様で本考案を実施し得ることは勿論
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である工作物取付け
取外し装置の要部を断面にして示す平面図であ
り、第2図は同じく要部を断面にして示す正面図
である。第3図は第1図における−断面図で
あり、第4図は同じく−断面図である。第5
図は、上記装置における第1カムと第2カムのカ
ム溝を対応させて示す説明図である。 2:主軸台、4:芯押台、6:チヤツク、1
0:第1ブラケツト、12:第2ブラケツト、2
2:軸、26,28:アーム、30:V溝、3
2:工作物、40:油圧シリンダ、42:第1カ
ム、44:第1カムフオロワ、46:回転制御カ
ム装置、52,72:カム溝、66:軸心方向移
動制御カム装置、68:第2カム、70:第2カ
ムフオロワ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 旋盤、円筒研削盤、スピニング加工機等回転加
    工機械の主軸の一端に設けられたチヤツクに円形
    断面の工作物を取り付け、かつチヤツクから工作
    物を取り外す装置であつて、 チヤツクの軸心に平行に配設された軸と、 その軸をそれの軸心方向に移動可能かつ軸心ま
    わりに回転可能に支持する支持部材と、 その軸から半径方向に延び出させられ、自由端
    部にその軸と平行に形成されて前記工作物をそれ
    の軸心方向に移動可能に支持するV溝を備えた少
    なくとも1個のアームと、 そのアームが支持した工作物を前記チヤツクに
    挿入すべくチヤツクに接近する向きに前記軸を前
    進させ、その後の一定作動期間中軸をその前進端
    位置に保持し、アームがチヤツクから工作物を引
    き出すべくチヤツクから離れる向きに軸を後退さ
    せ、その後の一定作動期間中軸を後退端位置に保
    持する軸心方向移動制御カム装置と、 その軸心方向移動制御カム装置が前記軸を前進
    させる間は前記アームが前記V溝に支持された工
    作物の軸心が前記チヤツクの軸心とほぼ一致する
    原位置を保持し、軸心方向移動制御カム装置が軸
    を前進端位置に保持している間にアームが原位置
    より下方の退避位置へ回動した後原位置へ復帰
    し、軸心方向移動制御カム装置が軸を後退させる
    間はアームが原位置を保持し、軸心方向移動制御
    カム装置が軸を後退端位置に保持している間にア
    ームがV溝に支持された工作物をその工作物の半
    径方向に排出すべく前記原位置より上方へ回動し
    た後原位置へ復帰するように、前記軸の回転を制
    御する回転制御カム装置と、 それら軸心方向移動制御カム装置および回転制
    御カム装置に共通に設けられ、両カム装置を同時
    に駆動する駆動装置と を含むことを特徴とする工作物取付け取外し装
    置。
JP16279782U 1982-10-27 1982-10-27 工作物取付け取外し装置 Granted JPS5966549U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16279782U JPS5966549U (ja) 1982-10-27 1982-10-27 工作物取付け取外し装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16279782U JPS5966549U (ja) 1982-10-27 1982-10-27 工作物取付け取外し装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5966549U JPS5966549U (ja) 1984-05-04
JPS634584Y2 true JPS634584Y2 (ja) 1988-02-05

Family

ID=30357392

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16279782U Granted JPS5966549U (ja) 1982-10-27 1982-10-27 工作物取付け取外し装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5966549U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5757887Y2 (ja) * 1978-12-27 1982-12-11

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5966549U (ja) 1984-05-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US2782689A (en) Gear cutting machine with automatic loader
US4827815A (en) Hollow-spindle method of machining a short-length workpiece
US5832590A (en) System for machining workpieces
JPH0246322B2 (ja)
JP3408899B2 (ja) 中空管の自動切断装置における工作物の給排装置
JPS6359820B2 (ja)
US7243583B2 (en) Lathe, in particular multi-spindle automatic lathe
JPS634584Y2 (ja)
JP2528744Y2 (ja) 工作機械のワーク仮受装置
JP3628785B2 (ja) 旋盤のローディング・アンローディング装置
JPS6049535B2 (ja) ワ−ク供給装置
JP2011110611A (ja) 加工方法及び加工装置
JP3187740B2 (ja) 多工程研削盤
EP0040012A1 (en) Automatic tool changer for rotary tool head with cross-feed tool slide
EP1203634B1 (en) Transfer type machine tool
DK164396B (da) Automatisk drejebaenk med flere spindler
JP3594325B2 (ja) 複合加工装置
JPH067843Y2 (ja) 短尺鋼管加工用センタ保持具の自動交換装置
JP3875176B2 (ja) ホイール加工用チャック
JPS5856082Y2 (ja) 工作物装入排出装置
SU1569175A1 (ru) Загрузочно-разгрузочное устройство
KR900003464B1 (ko) NC선반의 공작물 척킹(Chucking)장치
JPH0748329Y2 (ja) 裏面取り加工装置
JP2577402Y2 (ja) 自動工具交換装置
GB2061158A (en) Work holding device for the tool turret of a turret lathe