JP3348448B2 - 自動交換装置付加工機 - Google Patents

自動交換装置付加工機

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JP3348448B2
JP3348448B2 JP28388592A JP28388592A JP3348448B2 JP 3348448 B2 JP3348448 B2 JP 3348448B2 JP 28388592 A JP28388592 A JP 28388592A JP 28388592 A JP28388592 A JP 28388592A JP 3348448 B2 JP3348448 B2 JP 3348448B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は、複数種類のワークを
加工可能とするために、ワーククランプ用コレット又は
ワーク位置決め用ベースの自動交換が可能となっている
加工機に関する。
【0002】
【従来の技術】 一つのワークを複数種類の工具で加工
可能とするために、工具自動交換装置付加工機がよく知
られている。この加工機の場合には、工具の種類数だけ
ホルダを用意する。このホルダは少なくともその外形形
状が統一されており、共通的にホルダ収容用のマガジン
内にあるホルダ固定装置や工具回転軸に取付け可能とな
っている。各工具は各ホルダに取付けられ、かつ全ホル
ダがマガジンに収容されている。マガジンにはホルダ割
出装置が付設されており、任意のホルダが工具回転軸に
取付けられたり、あるいは取外されたりできる位置に位
置決めされる。
【0003】この装置を備えていると、マガジンに収容
されている任意の工具が工具回転軸に取付けられ、また
使用がすんだ工具はマガジンに返却される。このように
して工具が自動交換されながら、加工が行なわれる。こ
れに対し、多種類のワークを加工できる装置も知られて
いる。この種の装置では通常共通形状のパレットを用
い、予めワークをパレットに固定しておく。加工機の側
ではパレットを介してワークを固定するために、種類の
異なるワークを固定して加工することが可能となってい
る。
【0004】しかしながら作業環境や製品形状等によっ
ては共通形状のパレットが利用できない場合も存在す
る。この場合は種類の異なるワークのそれぞれに対応す
るパレットを人手によって交換するか、あるいはまたワ
ークをコレットによって直接的に加工機に固定する。コ
レットによってワークを固定する形式では、ワーク形状
が異なるのに対応してコレット形状も異にする必要があ
る。ところがこれらのコレットおよびパレットを交換す
る場合の自動交換装置はまだ実用化されておらず、人手
によって交換しているのが大部分である。また限られた
種類のワークしか加工しない場合には、いずれのワーク
をも固定できる共通コレットを用いることでこの問題に
対処している。
【0005】工具自動交換装置と同様にしてコレット等
自動交換装置を構成することも可能であろう。しかし
そのようにすると工具自動交換装置とコレット等自動交
換装置を別々に構成することになる。これは経済的でな
いし、またスペースの点から両方の交換装置を付設する
ことができない場合も存在する。そこで本発明では、よ
り経済的でより実際的な自動交換装置付加工機を開発す
ることにしたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】 そのために、本発明で
は、その概念が模式的に図1に示されているように、複
数のホルダ1・・・N+Mを収容しているマガジンB
と、マガジンBに収容されている任意の一つのホルダを
工具回転軸Cに脱着する位置に位置決めするホルダ割出
装置Aと、工作物固定体と、その工作物固定体に移動可
能に支持されているコレット操作部材Dとを備えた加工
機において、複数のホルダ1・・・N+Mのうちの1・
・・Nがコレット用ホルダとされ、コレット用ホルダ1
・・・Nのそれぞれに異なる種類の工作物(ワーク)を
クランプするためのコレット1・・・Nが着脱可能に
付けられており、任意の一つのコレット用ホルダJが工
具回転軸Cに取付け可能であるとともに、工具回転軸C
にコレット用ホルダJを介して取付けられたコレットJ
がコレット操作部材Dと係合可能となっており、コレッ
ト操作部材にコレットが係合した状態で工具回転軸が待
避することによってコレットがコレット用ホルダから離
脱して工作物固定体側に残され、コレット操作部材が工
作物固定体に対して移動することによってコレット操作
部材に係合したコレットと工作物固定体とによって工作
物がクランプされ、コレット操作部材との係合が解除さ
れたコレットをコレット用ホルダを介して収容した工具
回転軸が退避することによってコレットが工作物固定体
側から離脱して工具回転軸側に移ることを特徴とする自
動交換装置付加工機を開発した。なおここでNは2以上
の整数であり、またMは1以上の整数である。種々の工
作物に対して共通の工具が用いられる場合にはM=1で
あり、工作物毎に異なる工具が用いられる場合にはM=
Nとなる。また図1は模式図であり、ホルダ1・・・N
+Mは無秩序にマガジンB内に収容されていてもよい。
【0007】また請求項2に係る発明では、複数のホル
ダ1・・・N+Mのうちの1・・・Nがベース用ホルダ
とされ、ベース用ホルダ1・・・Nのそれぞれに異なる
種類の工作物を位置決めするベース1・・・Nが着脱可
能に取付けられており、任意の一つのベース用ホルダJ
が工具回転軸Cに取付け可能であるとともに、工具回転
軸Cにベース用ホルダJを介して取付けられたベースJ
がベース操作部材Dと係合可能となっており、ベース操
作部材にベースが係合した状態で工具回転軸が待避する
ことによってベースがベース用ホルダから離脱してベッ
ド側に残され、ベッド側に残されたベースによって工作
物が位置決めされ、ベース操作部材との係合が解除され
たベースをベース用ホルダを介して収容した工具回転軸
が退避することによってベースがベース取付体側から離
脱して工具回転軸側に移ることを特徴とする自動交換装
置付加工機を開発した。
【0008】
【作用】 請求項1の構成を備えていると、複数種類の
コレット用ホルダがマガジンB内に収容されており、こ
のうちの任意の一つが工具回転軸Cに取付けられる。こ
れは工具自動交換装置の場合と全く同様である。本発明
ではコレット用ホルダを介して工具回転軸Cに取付けら
れたコレットがコレット操作部材Dと係合して工具回転
軸Cから取外される。この状態では、コレットと工作物
固定体とによって、そのコレットに対応する種類の工作
物がクランプされる。工作物のクランプ・アンクランプ
は、コレット操作部材によって切りかえられる。また使
用済みコレットはコレット操作部材Dとの係合が解除さ
れてコレット用ホルダを介して工具回転軸Cに取付けら
れ、ついでマガジンBに返却される。このようにして本
構成によると、1つの交換装置によってコレットの自動
交換も可能となる。
【0009】また請求項2の構成を備えていると、複数
種類のベース用ホルダがマガジンB内に収容されてお
り、このうちの任意の一つが工具回転軸Cに取付けられ
る。これは工具自動交換装置の場合と全く同様である。
本発明ではベース用ホルダを介して工具回転軸Cに取付
けられたベースがベース操作部材と係合して工具回転軸
Cから取外される。この状態となると、ベッドに固定さ
れたベースによってそのベースに対応する種類の工作物
が位置決めされる。また使用済みベースはベース操作部
材との係合が解除されてベース用ホルダを介して工具回
転軸Cに取付けられ、ついでマガジンBに返却される。
このようにして本構成によると、1つの交換装置によっ
てベースの自動交換も可能となる。
【0010】
【実施例】 次に本発明を具現化した一実施例について
説明する。図2は加工機の全体構成を示しており、固定
ベット2にワーク14の固定用ポスト4が立設・固定さ
れている。ワーク14はこの実施例の場合はアルミホイ
ールであり、大別すると4種類が存在する。ワーク固定
用ポスト4に隣接してワーク14の位相を調整するため
の部材8,10がポール6を介して固定ベット2に固定
されている。
【0011】固定ベット2にはX方向スライダ12がX
方向(図の左右方向)に移動可能に取付けられてお
り、X方向スライダ12にY方向スライダ16がY方向
(図の紙面垂直方向)に移動可能に取付けられてお
り、Y方向スライダ16に工具回転軸18用ヘッド20
がZ方向(図の上下方向)に移動可能に取付けられて
いる。なおX方向スライダ12,Y方向スライダ16,
回転軸用ヘッド20はそれぞれ図示されていない電動モ
ータによってX,Y,Z方向にスライド移動する。この
ため、ワーク用ポスト4に固定されたワーク14に対し
て工具回転軸18がX,Y,Z方向に移動調整可能とな
っている。なお工具回転軸18はモータ22で回転駆動
される。
【0012】Y方向スライダ16にはマガジン28が取
付けられている。マガジン28はモータ24によって軸
26のまわりに回転可能になっているとともに、図示省
略のモータによってX方向に移動可能となっている。マ
ガジン28内には、工具用ホルダ63に取付けられた工
具とコレット用ホルダ58に取付けられたコレット56
がそれぞれ4種類ずつ収容されている。
【0013】図3はマガジン28を上方から見た図であ
り、一対のホルダ保持爪32a,32bが8組設けられ
ている。各爪32a,32bはディスク38の周囲に支
持ピン36a,36bによって回動可能に取付けられて
いる。1対の保持爪32a,32bの外側にそれぞれ隣
接する保持爪32b,32aから圧縮ばね34が取付け
られており、常時保持側に付勢されている。このマガジ
ン28は軸26によって回転可能であり、これから工具
回転軸18に取付けようとするホルダを図示P1の位置
に回転させておく。次に前記した図示されていないモー
タによってマガジン28をX方向に移動させる。このた
め図示P1に存在していたホルダは図示Pの位置に移動
する。この点Pは工具回転軸18の直下であり、この位
置でホルダは回転軸18に取付けられる。すなわちマガ
ジン28を回転させるモータ24とマガジン28をX方
向に送るモータとでホルダ割出装置が構成されている。
次にマガジン28がX方向に図示P1の位置に後退する
と、工具回転軸18に取付けられたホルダはマガジン2
8から取出される。逆の動作によって使用済みホルダは
工具回転軸側からマガジンに返却される。
【0014】図3によく示されているように、本実施例
のマガジン28は8個のホルダ収容箇所を備えており、
4種類の工具と4種類のコレットをホルダを介して収容
可能となっている。図4はコレット交換時の状態を示し
ている。図4によく示されているように、工具回転軸1
8はベアリング40を介して回転軸用ヘッド20に回転
可能となっている。工具回転軸18内には、チャック操
作ロッド18cとチャック18bとテーパ面18aが設
けられている。
【0015】マガジン28内では、コレット56がコレ
ット用ホルダ58に収容されている。コレット用ホルダ
58は、図4に示すように、工具用ホルダ63の後端部
62と同一形状を有する後端部52と、工具用ホルダ6
3のマガジン28への取付け溝64bと同一形状のマガ
ジン28への取付け溝54bを備えている。コレット用
ホルダ58の後端部52にはチャック18bでチャック
されるチャック首52aとテーパ面18aに密着するテ
ーパ面52bが形成されている。これらは後述のよう
に、工具用ホルダ63の後端部62と同一形状である。
またコレット用ホルダ58には工具用ホルダ63と同様
に、マガジン28の保持爪32a,32bが掴むための
溝54bが開けられている。またコレット用ホルダ58
の先端部54には先端から軸心に沿った開口54aが形
成されており、ここにコレット56が収容される。
【0016】コレット56の側面には係合溝56cが形
成されており、ここにコレット用ホルダ側のピン54e
が嵌まりこむことによってコレット56がコレット用
ルダ58から抜けないようになっている。ピン54eは
コレット用ホルダ58に固定されたキャップ54cとば
ね54dによって係合溝56cに嵌まりこむように付勢
されている。
【0017】一方コレット56には上側に段差孔56a
が形成され軸心に貫通孔56bが形成されている。貫通
孔56bは図5によく示されているように長孔状となっ
ており、段差孔56aは大径を直径とする円形の孔とな
っている。ワーク固定用ポスト4には図示しないシリン
ダが収容されており、そのピストン49がコレットの操
作部材としてポスト4中を上下動する。コレット操作部
材49の先端には前記貫通孔56bに対応する外形を有
する係合ヘッド44と、前記貫通孔56bの小径を直径
とする細首部43が形成されている。このために、係合
ヘッド44と貫通孔56bの位相があうと、係合ヘッド
44は貫通孔56bを挿通でき、挿通してしまうと係合
ヘッド44は段差孔56a中で回転できるし、また細首
部43は貫通孔56b中で回転できる。そして係合ヘッ
ド44と貫通孔56bが異なる位相となるように回転す
ると、もはや抜け出せなくなる。また、ポスト4の外周
にはワーク14を支持する基準プレート4aが形成され
ている。
【0018】固定ベット2に固定されているワークの位
相調整装置は図示しないシリンダによってその作動ポス
ト10がX,Y,Z方向に移動可能となっており、その
先端にワーク14に開けられている孔14a(図5に示
されている)に係合するピン15を固定したレバー11
が取付けられている。作動ポスト10がZ方向に動くこ
とによりピン15と孔14aの係合が行なわれ、その状
態でX,Y方向に動くことでワーク15の位相あわせが
行なわれる。
【0019】マガジン28に収容されている4種類の工
用ホルダの工具回転軸18に取付けられる後端部62
は共通形状であり、コレット用ホルダ58の後端部52
と同一形状である。すなわちチャック18bによってチ
ャックされるチャック首62aとテーパ面18cに密着
するテーパ面62bを有している。工具用ホルダ63の
先端部64は工具用ホルダ63の後端部62が工具回転
軸18に取付けられたときに工具回転軸18の端面に当
接する。工具(図示されていない)の刃先は工具ホル
ダ63の先端部に装着されており、この状態で工具は工
具用ホルダ6に支持された状態で工具回転軸18とと
もに共転する。
【0020】なお図4はコレット56とコレットホル
ダ58が工具回転軸18に取付けられた状態を示してお
り、工具と工具ホルダ63が取付けられた状態でな
い。ただし、工具と工具用ホルダ6が取付けられたと
きにも同一に図示される部分には工具用ホルダ63の番
号が付記されている。
【0021】さて次に本装置の作動の様子を説明する。
今4種類の工具62A,62B,62C,62Dが工具
用ホルダ6A,6B,6C,6Dに取付けられ
ており、4種類のワーク用コレット56A,56B,5
6C,56Dがコレット用ホルダ58A,58B,58
C,58Dに取付けられており、これらを用いてA,
B,C,Dという4種類のワークが加工されるものとす
る。そして工具62Aと工具用ホルダ6Aが工具回転
軸18に取付けられており、またコレット56Aがコレ
ット操作部材49に係合した状態で種類Aの加工が終
り、次に種類Bの加工のために交換する場合を例として
説明する。
【0022】 (1)まずホルダを収容していないマガジン28内の爪3
2a,32b(以下これを32Aという)を図3のP1
の位置に回転させる。(2) 次に回転軸用ヘッド20とともに工具回転軸18を
下降させる。すると工具62Aと工具用ホルダ6Aも
下降する。(3)次にマガジン28をX方向に動かして爪32Aを図
3のPの位置をおく。この結果、工具用ホルダ64Aの
溝63bが爪32Aに保持される。 (4)次にチャック操作ロッド18cを操作してチャック
18bによるチャックを解除する。 (5)そして回転軸用ヘッド20とともに回転軸18を上
昇させる。
【0023】 (6)これによって工具62Aとホルダ6Aはマガジン
28に残り、工具回転軸18から取外される。 (7)次にマガジン28を回転させ、コレット56A用の
コレット用ホルダ58Aを図3のP位置に位置決めす
る。 (8)次に工具回転軸18を下降させ、コレット用ホルダ
58Aの後端部52を工具回転軸18内に収容させる。 (9)チャック操作ロッド18cを操作してチャック首5
2aをチャックする。次にマガジン28をX方向に退避
させ、コレット用ホルダ58Aをマガジン28から取り
出す。 (10)工具回転軸18を下降させ、コレット用ホルダ58
の開口54d内にコレット56Aを収容する。ピン5
4eが係合溝56cに係合するまで下降させる。
【0024】 (11)次に工具回転軸8を回転させ、コレット56Aの
貫通孔56bの位相と係合ヘッド44の位相をあわせ
る。 (12)そして工具回転軸18を上昇させる。するとコレッ
ト56Aは係合ヘッド44を抜け出て上方に持ち上げら
れる。 (13)工具回転軸18が所定の高さまで上昇したら、マガ
ジン28をX方向に前進させ、保持爪32a,32bで
溝54bを掴む。その後に、チャック操作ロッド18c
を操作してチャック18bによるチャックが解除する。 (14)さらに工具回転軸18を上昇させると、コレット5
6Aとコレットホルダ58Aはマガジン28内に残さ
れ、工具回転軸18から取外される。 (15)次にマガジン28を回転させてコレット用ホルダ5
8Bを図3のPの位置におく。
【0025】 (16)工具回転軸18が下降してコレット用ホルダ58B
の後端部52を工具回転軸18中に収容する。 (17)チャック操作ロッド18cによってコレットホルダ
58Bを工具回転軸18にチャックする。 (18)マガジン28をX方向に退避させて、コレットホル
ダ58Bとコレット56Bをマガジン28から取出す。 (19)工具回転軸18を下降させ、コレット56Bの貫通
孔56bを係合ヘッド44が通り抜けるようにする。
【0026】 (20)工具回転軸18を回転させ、貫通孔56bと係合ヘ
ッド44の位相をずらす。 (21)工具回転軸18を上昇させる。するとコレット56
Bは係合ヘッド44と係合してワークBが固定可能とな
る。係合ヘッド44と係合したコレット56Bはコレッ
ト操作部材(ピストン)49の進退に追従してワーク固
定用ポスト(工作物固定体)4に対して上下動する。ワ
ーク14は、コレット操作部材49が下方に移動するこ
とでコレット56Bと固定ポスト4によってクランプさ
れ、コレット操作部材49が上方に移動することでアン
クランプされる。 (22)次ぎに主軸に残されたコレット用ホルダ58Bをマ
ガジン28に戻す。 (23)次に工具62Bを収容している工具用ホルダ63B
を図3のPに位置させておく。 (24)工具回転軸18を下降させ、 (25)チャック操作ロッド18cを操作して工具用ホルダ
63Bをチャックし、 (26)マガジン28をX方向に退避させて工具62Bと工
具用ホルダ63Bをマガジン28から抜き取る。これに
よってコレット56Bがコレット操作部材49に係合し
てワークBがコレット56Bでクランプ可能となり、ま
た工具52BによってワークBが加工可能となる。
【0027】なお以上の実施例にかえて、図6に示すよ
うに、ワークを位置決めクランプするベース(パレッ
ト)156dの全体を交換させることもできる。このた
めにはベース用ホルダ158に対してホルダ係合部15
6aや位相調整ピン156eが形成されたベース156
dを脱着可能とする。ベース用ホルダ158は第1実施
例と同様、工具回転軸18に取付ける後端部152とマ
ガジン28に収容するための取付け溝154が一体に形
成されたものであり、第1実施例と同様のものである。
このベース156dを固定ベット2にシリンダ5で開閉
する爪3で固定するようにすると、位相調整ピン156
eとベース156dの全体が交換される。
【0028】
【発明の効果】本発明によると、工具交換用マガジンと
ホルダ割出装置によって、工具のみならずワークのクラ
ンプ用コレットおよびワークの位置決め用ベースも自動
交換可能となるために、多種のワークを多種の工具で加
工することが可能となる。このため加工効率は大幅に向
上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概念を模式的に示す図
【図2】一実施例の全体図
【図3】マガジンの詳細図
【図4】一実施例の要部詳細図
【図5】コレットとワークの平面図
【図6】第二実施例の要部詳細図
【符号の説明】
A:ホルダ割出装置;モータ24等 B:マガジン;マガジン28 ホルダ:コレット用ホルダ;58 工具用ホルダ;63 ベース用ホルダ158 コレット:56ベース:156d C:工具回転軸;18 D:コレット操作部材;49
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−55399(JP,A) 特開 平4−164536(JP,A) 特開 昭61−293749(JP,A) 実開 平6−5839(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23Q 3/155 B23Q 3/06 B23Q 7/00 B23B 31/02 B23B 31/20

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のホルダを収容しているマガジン
    と、該マガジンに収容されている任意の一つのホルダを
    工具回転軸に脱着する位置に位置決めするホルダ割出装
    置と、ベッドに載置された工作物固定体と、その工作物
    固定体に移動可能に支持されているコレット操作部材
    を備えた加工機において、 該マガジンにコレット用ホルダを収容し、 該コレット用ホルダに工作物をクランプするためのコレ
    ットを着脱可能に取付け、 該コレット用ホルダが該工具回転軸に取付け可能である
    とともに、該工具回転軸に該コレット用ホルダを介して
    取付けられたコレットがコレット操作部材と係合可能
    あり、 コレット操作部材にコレットが係合した状態で工具回転
    軸が待避することによってコレットがコレット用ホルダ
    から離脱して工作物体側に残され、 コレット操作部材が工作物固定体に対して移動すること
    によってコレット操作部材に係合したコレットと工作物
    固定体とによって工作物がクランプされ、 コレット操作部材との係合が解除されたコレットをコレ
    ット用ホルダを介して収容した工具回転軸が退避するこ
    とによってコレットが工作物固定体側から離脱して工具
    回転軸側に移る ことを特徴とする自動交換装置付加工
    機。
  2. 【請求項2】 複数のホルダを収容しているマガジン
    と、該マガジンに収容されている任意の一つのホルダを
    工具回転軸に脱着する位置に位置決めするホルダ割出装
    置と、ベース取付用ベッドと、そのベース取付用ベッド
    に移動可能に支持されているベース操作部材とを備えた
    加工機において、 該マガジンにベース用ホルダを収容し、 該ベース用ホルダに工作物を位置決めするベースを着脱
    可能に取付け、 該ベース用ホルダが該工具回転軸に取付け可能であると
    ともに、該工具回転軸に該ベース用ホルダを介して取付
    けられたベースがベース操作部材と係合可能であり、 ベース操作部材にベースが係合した状態で工具回転軸が
    待避することによってベースがベース用ホルダから離脱
    してベッド側に残され、 ベッド側に残されたベースによって工作物が位置決めさ
    れ、 ベース操作部材との係合が解除されたベースをベース用
    ホルダを介して収容した工具回転軸が退避することによ
    ってベースがベース取付用ベッド側から離脱して工具回
    転軸側に移る ことを特徴とする自動交換装置付加工機。
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