JPH1058256A - 円柱状ワーク保持具 - Google Patents
円柱状ワーク保持具Info
- Publication number
- JPH1058256A JPH1058256A JP23974196A JP23974196A JPH1058256A JP H1058256 A JPH1058256 A JP H1058256A JP 23974196 A JP23974196 A JP 23974196A JP 23974196 A JP23974196 A JP 23974196A JP H1058256 A JPH1058256 A JP H1058256A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- casing
- piston
- cylindrical
- work
- piston body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 金属製パイプ等の円柱状ワークを研磨または
切断等機械加工するに際して該ワークを変形させること
なく確実に保持し得る保持具を提供する。 【解決手段】 両端部内に夫々環状ガイド体2a,2b
が嵌着された円筒状ケーシング1と、該環状ガイド体に
気密に内接して軸方向に進退自在なるように支持され長
手方向中間部の外周に一体に形成された鍔部6が前記ケ
ーシングの内周面と気密に摺接すると共に内周はテーパ
面8状に形成された筒状ピストン体5と、前記環状ガイ
ド体および前記ケーシングの内側で前記鍔部により仕切
られた2つの気密室9a,9bに外部から圧縮空気を送
給して前記ピストン体を軸方向に進退動させる給気手段
と、前記ピストン体の内側に配設された弾性コレット1
7,18とからなり、前記ピストン体が進退動すること
により該弾性コレットが該ピストン体の内周のテーパ面
8により押圧されて拡縮し該弾性コレット中に挿通した
円柱状ワーク23を保持する。
切断等機械加工するに際して該ワークを変形させること
なく確実に保持し得る保持具を提供する。 【解決手段】 両端部内に夫々環状ガイド体2a,2b
が嵌着された円筒状ケーシング1と、該環状ガイド体に
気密に内接して軸方向に進退自在なるように支持され長
手方向中間部の外周に一体に形成された鍔部6が前記ケ
ーシングの内周面と気密に摺接すると共に内周はテーパ
面8状に形成された筒状ピストン体5と、前記環状ガイ
ド体および前記ケーシングの内側で前記鍔部により仕切
られた2つの気密室9a,9bに外部から圧縮空気を送
給して前記ピストン体を軸方向に進退動させる給気手段
と、前記ピストン体の内側に配設された弾性コレット1
7,18とからなり、前記ピストン体が進退動すること
により該弾性コレットが該ピストン体の内周のテーパ面
8により押圧されて拡縮し該弾性コレット中に挿通した
円柱状ワーク23を保持する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属製パイプ等の
円柱状ワークを研磨または切断等機械加工するに際して
着脱自在に保持する円柱状ワーク保持具に関するもので
ある。
円柱状ワークを研磨または切断等機械加工するに際して
着脱自在に保持する円柱状ワーク保持具に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】例えば金属製パイプの内面を研磨するホ
ーニング加工機において、ワークを保持するのに従来で
はチャックにより強力に挟んで不動に固定していた。
ーニング加工機において、ワークを保持するのに従来で
はチャックにより強力に挟んで不動に固定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来の保持具の
ようにワークを強力に挟んで固定する構造のものでは、
ワークを変形させるおそれがあり、特に肉薄の金属製パ
イプを加工するような場合は従来の保持具では変形がさ
けられないという問題があった。
ようにワークを強力に挟んで固定する構造のものでは、
ワークを変形させるおそれがあり、特に肉薄の金属製パ
イプを加工するような場合は従来の保持具では変形がさ
けられないという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
しようとするもので、両端部内に夫々環状ガイド体が嵌
着された円筒状ケーシングと、該環状ガイド体に気密に
内接して軸方向に進退自在なるように支持され長手方向
中間部の外周に一体に形成された鍔部が前記ケーシング
の内周面と気密に摺接すると共に内周はテーパ面状に形
成された筒状ピストン体と、前記環状ガイド体および前
記ケーシングの内側で前記鍔部により仕切られた2つの
気密室に外部から圧縮空気を送給して前記ピストン体を
軸方向に進退動させる給気手段と、前記ピストン体の内
側に配設された弾性コレットとからなり、前記ピストン
体が進退動することにより該弾性コレットが該ピストン
体の内周のテーパ面により押圧されて拡縮し該弾性コレ
ット中に挿通した円柱状ワークを着脱自在に保持するよ
うにしたことを特徴とする。
しようとするもので、両端部内に夫々環状ガイド体が嵌
着された円筒状ケーシングと、該環状ガイド体に気密に
内接して軸方向に進退自在なるように支持され長手方向
中間部の外周に一体に形成された鍔部が前記ケーシング
の内周面と気密に摺接すると共に内周はテーパ面状に形
成された筒状ピストン体と、前記環状ガイド体および前
記ケーシングの内側で前記鍔部により仕切られた2つの
気密室に外部から圧縮空気を送給して前記ピストン体を
軸方向に進退動させる給気手段と、前記ピストン体の内
側に配設された弾性コレットとからなり、前記ピストン
体が進退動することにより該弾性コレットが該ピストン
体の内周のテーパ面により押圧されて拡縮し該弾性コレ
ット中に挿通した円柱状ワークを着脱自在に保持するよ
うにしたことを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】次に図面と共に本発明の実施の形
態を説明する。図1,図2において、1は取付基盤12
上に水平に固設された円筒状ケーシング、2a,2bは
該円筒状ケーシング1の両端部内に外周の螺子部3を螺
合することにより嵌着した環状ガイド体である。該各環
状ガイド体2a,2bの内周にはOリング4が装着され
ている。5は該環状ガイド体2a,2bに気密に内接し
て軸方向に進退自在なるように支持された筒状ピストン
体で、該ピストン体5の長手方向中間部の外周に鍔部6
が一体に形成され該鍔部6に装着されたOリング7が円
筒状ケーシング1の内周面と気密に摺接する。なおピス
トン体5の内周はテーパ面8状に形成されている。これ
によって環状ガイド体2a,2bおよび円筒状ケーシン
グ1の内側に鍔部6によって仕切られた2つの気密室9
a,9bが形成され、該気密室9a,9bに連通するよ
うにケーシング1壁を貫通する給気口10a,10bが
形成され、該給気口10a,10bに外部から圧縮空気
を送給し得るようにホース11a,11bが夫々接続さ
れている。
態を説明する。図1,図2において、1は取付基盤12
上に水平に固設された円筒状ケーシング、2a,2bは
該円筒状ケーシング1の両端部内に外周の螺子部3を螺
合することにより嵌着した環状ガイド体である。該各環
状ガイド体2a,2bの内周にはOリング4が装着され
ている。5は該環状ガイド体2a,2bに気密に内接し
て軸方向に進退自在なるように支持された筒状ピストン
体で、該ピストン体5の長手方向中間部の外周に鍔部6
が一体に形成され該鍔部6に装着されたOリング7が円
筒状ケーシング1の内周面と気密に摺接する。なおピス
トン体5の内周はテーパ面8状に形成されている。これ
によって環状ガイド体2a,2bおよび円筒状ケーシン
グ1の内側に鍔部6によって仕切られた2つの気密室9
a,9bが形成され、該気密室9a,9bに連通するよ
うにケーシング1壁を貫通する給気口10a,10bが
形成され、該給気口10a,10bに外部から圧縮空気
を送給し得るようにホース11a,11bが夫々接続さ
れている。
【0006】また、15a,15bは該ケーシング1の
両端部にボルト16により固着された環状の端板であ
る。17,18は前記ピストン体5の内側に配設された
弾性コレットで、弾性コレット17はナイロン製で図3
に示したように外周面19がピストン体5の内周面に倣
うテーパ面状に形成され、長手方向に沿う切欠20が形
成されていると共に外周面に長手方向に沿う溝21が形
成され外周面19を押圧することで弾性的に内径が収縮
し易いような形態である。また弾性コレット18は発泡
ウレタン製で図4に示したように弾性コレット17の内
側に装填し得る円筒形を呈しその長手方向に沿う切欠2
2が形成され、内外径が自由に拡縮する形態に形成され
ている。そして該弾性コレット17,18は図1に示し
たように軸方向に動かないように端板15a,15b間
に挟持される。
両端部にボルト16により固着された環状の端板であ
る。17,18は前記ピストン体5の内側に配設された
弾性コレットで、弾性コレット17はナイロン製で図3
に示したように外周面19がピストン体5の内周面に倣
うテーパ面状に形成され、長手方向に沿う切欠20が形
成されていると共に外周面に長手方向に沿う溝21が形
成され外周面19を押圧することで弾性的に内径が収縮
し易いような形態である。また弾性コレット18は発泡
ウレタン製で図4に示したように弾性コレット17の内
側に装填し得る円筒形を呈しその長手方向に沿う切欠2
2が形成され、内外径が自由に拡縮する形態に形成され
ている。そして該弾性コレット17,18は図1に示し
たように軸方向に動かないように端板15a,15b間
に挟持される。
【0007】このように構成した保持具では図6にも示
したように円柱状ワーク23を弾性コレット18中に挿
通し、ホース11bを通して圧縮空気を気密室9bに圧
送し鍔部6に加わる空圧により図5に示したようにピス
トン体5を矢印の方向に進出動させれば該ピストン体5
のテーパ面8が弾性コレット17の外周面19を押圧し
該弾性コレット17および弾性コレット18の内径を収
縮させるため円柱状ワーク23の外周面の全体を均一に
包持することができる。このため例えばホーニング加工
機においてこうして保持されたワークに加工中回転砥石
から加わる外力により該ワークを変形させることなく確
実に保持でき、肉薄なワークにも容易にホーニング加工
することを可能にする。
したように円柱状ワーク23を弾性コレット18中に挿
通し、ホース11bを通して圧縮空気を気密室9bに圧
送し鍔部6に加わる空圧により図5に示したようにピス
トン体5を矢印の方向に進出動させれば該ピストン体5
のテーパ面8が弾性コレット17の外周面19を押圧し
該弾性コレット17および弾性コレット18の内径を収
縮させるため円柱状ワーク23の外周面の全体を均一に
包持することができる。このため例えばホーニング加工
機においてこうして保持されたワークに加工中回転砥石
から加わる外力により該ワークを変形させることなく確
実に保持でき、肉薄なワークにも容易にホーニング加工
することを可能にする。
【0008】また長尺なワークでもこの保持具に貫通さ
せることでそのワークの中間部を必要に応じ保持できる
ので使い勝手が良い。なお、気密室9aにホース11a
を通して圧縮空気を圧送すればピストン体5は退動する
ので、テーパ面8による弾性コレット17の押圧は解除
され弾性コレット18の内径が拡大するので円柱状ワー
ク23の保持が解かれる。
せることでそのワークの中間部を必要に応じ保持できる
ので使い勝手が良い。なお、気密室9aにホース11a
を通して圧縮空気を圧送すればピストン体5は退動する
ので、テーパ面8による弾性コレット17の押圧は解除
され弾性コレット18の内径が拡大するので円柱状ワー
ク23の保持が解かれる。
【0009】
【発明の効果】このように本発明の円柱状ワーク保持具
では、弾性コレットによって円柱状ワークの外周面を包
むように保持し得るので、ワークを変形させることなく
確実に保持できその内面研磨等の機械加工を容易ならし
める顕著な効果がある。
では、弾性コレットによって円柱状ワークの外周面を包
むように保持し得るので、ワークを変形させることなく
確実に保持できその内面研磨等の機械加工を容易ならし
める顕著な効果がある。
【図1】本発明に係る円柱状ワーク保持具の縦断面図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】弾性コレットの斜視図。
【図4】弾性コレットの斜視図。
【図5】図1の作動状態図。
【図6】本発明に係る円柱状ワーク保持具の外観斜視
図。
図。
1 円筒状ケーシング 2a,2b 環状ガイド体 5 筒状ピストン体 6 鍔部 8 テーパ面 9a,9b 気密室 10a,10b 給気口 15a,15b 端板 17,18 弾性コレット 23 円柱状ワーク
Claims (1)
- 【請求項1】 両端部内に夫々環状ガイド体が嵌着され
た円筒状ケーシングと、該環状ガイド体に気密に内接し
て軸方向に進退自在なるように支持され長手方向中間部
の外周に一体に形成された鍔部が前記ケーシングの内周
面と気密に摺接すると共に内周はテーパ面状に形成され
た筒状ピストン体と、前記環状ガイド体および前記ケー
シングの内側で前記鍔部により仕切られた2つの気密室
に外部から圧縮空気を送給して前記ピストン体を軸方向
に進退動させる給気手段と、前記ピストン体の内側に配
設された弾性コレットとからなり、前記ピストン体が進
退動することにより該弾性コレットが該ピストン体の内
周のテーパ面により押圧されて拡縮し該弾性コレット中
に挿通した円柱状ワークを着脱自在に保持することを特
徴とした円柱状ワーク保持具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23974196A JPH1058256A (ja) | 1996-08-21 | 1996-08-21 | 円柱状ワーク保持具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23974196A JPH1058256A (ja) | 1996-08-21 | 1996-08-21 | 円柱状ワーク保持具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1058256A true JPH1058256A (ja) | 1998-03-03 |
Family
ID=17049249
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23974196A Pending JPH1058256A (ja) | 1996-08-21 | 1996-08-21 | 円柱状ワーク保持具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1058256A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007015097A (ja) * | 2005-06-10 | 2007-01-25 | Nippon Spindle Mfg Co Ltd | ワーク固定装置 |
CN103252658A (zh) * | 2013-04-12 | 2013-08-21 | 湖北文理学院 | 突缘零件端面齿拉削夹具 |
CN103419033A (zh) * | 2013-07-26 | 2013-12-04 | 江苏神马电力股份有限公司 | 用于中心架的辅助工装 |
CN103551617A (zh) * | 2013-08-30 | 2014-02-05 | 贵州航天工业学校 | 一种车床镗刀刀座 |
CN108214046A (zh) * | 2016-12-09 | 2018-06-29 | 北京中科三环高技术股份有限公司 | 一种圆管旋转夹紧机构和圆管内圆加工设备及方法 |
CN108406461A (zh) * | 2018-03-12 | 2018-08-17 | 浙江德美轴承有限公司 | 一种轴承套圈抛光装置 |
CN109866043A (zh) * | 2019-04-11 | 2019-06-11 | 上海宁远精密机械股份有限公司 | 自带油缸筒夹 |
CN110948302A (zh) * | 2019-12-13 | 2020-04-03 | 潘苗妃 | 一种石油化工槽罐连接法兰加工处理系统 |
JP2020534171A (ja) * | 2018-01-04 | 2020-11-26 | 華南理工大学 | 薄肉管状部品回転加工時の内外挟持方法及び装置 |
-
1996
- 1996-08-21 JP JP23974196A patent/JPH1058256A/ja active Pending
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007015097A (ja) * | 2005-06-10 | 2007-01-25 | Nippon Spindle Mfg Co Ltd | ワーク固定装置 |
JP4509049B2 (ja) * | 2005-06-10 | 2010-07-21 | 日本スピンドル製造株式会社 | ワーク固定装置 |
CN103252658A (zh) * | 2013-04-12 | 2013-08-21 | 湖北文理学院 | 突缘零件端面齿拉削夹具 |
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CN103551617A (zh) * | 2013-08-30 | 2014-02-05 | 贵州航天工业学校 | 一种车床镗刀刀座 |
CN108214046A (zh) * | 2016-12-09 | 2018-06-29 | 北京中科三环高技术股份有限公司 | 一种圆管旋转夹紧机构和圆管内圆加工设备及方法 |
CN108214046B (zh) * | 2016-12-09 | 2021-03-23 | 北京中科三环高技术股份有限公司 | 一种圆管旋转夹紧机构和圆管内圆加工设备及方法 |
JP2020534171A (ja) * | 2018-01-04 | 2020-11-26 | 華南理工大学 | 薄肉管状部品回転加工時の内外挟持方法及び装置 |
CN108406461A (zh) * | 2018-03-12 | 2018-08-17 | 浙江德美轴承有限公司 | 一种轴承套圈抛光装置 |
CN109866043A (zh) * | 2019-04-11 | 2019-06-11 | 上海宁远精密机械股份有限公司 | 自带油缸筒夹 |
CN110948302A (zh) * | 2019-12-13 | 2020-04-03 | 潘苗妃 | 一种石油化工槽罐连接法兰加工处理系统 |
CN110948302B (zh) * | 2019-12-13 | 2020-11-10 | 绍兴集知汇信息科技有限公司 | 一种石油化工槽罐连接法兰加工处理系统 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050221 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050712 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051115 |