JP2003048736A - ガラス管チャック装置 - Google Patents

ガラス管チャック装置

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JP2003048736A
JP2003048736A JP2001234097A JP2001234097A JP2003048736A JP 2003048736 A JP2003048736 A JP 2003048736A JP 2001234097 A JP2001234097 A JP 2001234097A JP 2001234097 A JP2001234097 A JP 2001234097A JP 2003048736 A JP2003048736 A JP 2003048736A
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gripping
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正明 浦井
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    • C03B35/26Transporting of glass tubes or rods
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    • C03B23/04Re-forming tubes or rods
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長尺のガラス管を着脱可能に精度
良く把持することができ、かつガラス管の荷重負担を分
散可能なガラス管チャック装置を提供する。 【解決手段】 本発明のガラス管用チャック装
置10は、円筒状ガイドパイプ13に挿入された略垂直
状態のガラス管1を着脱可能に把持する上部把持部20
と下部把持部40がそれぞれ配置されており、把持部2
0、40に把持したガラス管1の管軸を中心に回転自在
に支持する回転支持部25と、把持部20、40を回転
駆動する回転駆動部30とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はガラス管の加工機に
用いられるガラス管チャック装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、長尺のガラス管を、その端部を成
形・加工した後、所定の長さに切断する縦型加工機で
は、図5に示すように、回転テーブル2上に等間隔で設
けたガラス管チャック装置6に長尺のガラス管1を略垂
直に把持して、回転テーブル2を間歇に所定角度回転さ
せ、各ステーションで長尺のガラス管1の加工部分を寸
法決め、加熱、成形、口焼き及び切断などの各工程を逐
次自動的に行うようになっている。 【0003】上記縦型加工機が備えるガラス管チャック
装置6では、図6に示すように、上下に開口端を有する
円筒状のガイドパイプ7の上部ガイド8上からガラス管
1が挿入され、ガイドパイプ7の下部に配した複数の把
持部材9aを備えたコレットチャック9によって下部を
所定の長さ突き出した状態でガラス管1が把持される。
このように把持されガラス管1は、その管軸を中心に回
転されながら、コレットチャック9から下部へ突き出し
たガラス管1の部分は、例えば、図5に示すように、バ
ーナー炎等により熱加工される。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上記のガラス管チャッ
ク装置6では、ガラス管1の支持状態は、ガイドパイプ
7の上部ガイド8によるガイドと、ガイドパイプ7の下
部に配した把持部材9aを備えたコレットチャック9の
みによる把持であり、上部ガイド8の内径はガラス管1
を挿入するためにガラス管1の外径より若干大きく作製
されガラス管1と上部ガイド8には間隙がある。このた
め、ガラス管1が長尺になると、管軸を中心にガラス管
1を回転させた場合、ガラス管1の上部が間隙の分だけ
偏心し、成形・加工されるガラス管1の切断面等に傾き
が生じる問題がある。 【0005】また、近年のブラウン管の高精細化によ
り、ブラウン管の部材であるネック管に対して要求され
る精度が一段と高くなり、ネック管を作製する際に、ガ
ラス管の切断端面の直角度に対する要求が更に厳しくな
ってきている。その上、近年のブラウン管の低価格化に
より、従来よりも長尺のガラス管1を使用し、かつ生産
性向上のために加工速度を上げる傾向にある。 【0006】このような条件下で長尺のガラス管1を切
断して、所定の寸法形状を有するブラウン管用のネック
管に加工する場合、長尺のガラス管1に僅かでも曲がり
1aがあると、図5及び図6に示すように、ガラス管1
の上部が弓なりになりながら回転して振動するスリコギ
や縄跳びと呼ばれる状態が起き、ガラス管1から作製さ
れるネック管の端面直角度等の寸法品位が低下し、要求
品位を満足することが困難となる問題がある。 【0007】上記のような長尺のガラス管1の曲がり1
a対策として、ガイドパイプ7の長さをガラス管1に振
動がほとんど発生しなくなる長さまで延長すると、加工
されずに無駄になるガラス管1の部分が多くなり材料歩
留まりが低下する。 【0008】さらに、従来のガラス管チャック装置6で
は、上部が弓なりになりながら回転して振動するガラス
管1の荷重負担が下部の把持部材9aに集中するので、
把持部材9aの磨耗が激しく、ガラス管チャック装置6
の部品交換の頻度が高くなり、結果的にガラス管チャッ
ク装置6の寿命も短いという問題がある。 【0009】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、長尺のガラス管を着脱可能に精度良く把持
することができ、かつガラス管の荷重負担を分散可能な
ガラス管チャック装置の提供を目的とする。 【0010】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係るガラス管のチャック装置は、挿入部
に挿入された略垂直状態のガラス管を着脱可能に把持す
る把持部と、把持したガラス管の管軸を中心に該把持部
を回転自在に支持する回転支持部と、該把持部を回転駆
動する回転駆動部とを具備するガラス管チャック装置に
おいて、前記把持部が、前記挿入部の上下にそれぞれ配
置されていることを特徴とする。 【0011】本発明のガラス管のチャック装置で、把持
部が、挿入部の上下にそれぞれ配置されているとは、所
定の長さを有する挿入部の上下に、互いに所定の間隔で
把持部がそれぞれ配置され、把持した長尺のガラス管
を、ガラス管の管軸と把持部の回転中心とがほぼ一致す
るように安定して把持できるものであることが重要であ
る。上下の把持部が配置される所定の間隔としては、把
持部から突き出したガラス管の加工部分に、寸法精度に
影響する程度の振れや傾きが生じなければよく、例え
ば、直径20〜30mmのガラス管を把持する場合、3
00mm以上の間隔であれば好ましい。 【0012】 【作用】本発明のガラス管のチャック装置は、ガラス管
の把持部が挿入部の上下にそれぞれ配置されているの
で、ガイドパイプの長さを延長することなく、ガラス管
を安定して把持し、芯振れなく回転支持させることが可
能になり、ガイドパイプの下端に突き出ているガラス管
の回転精度を高い状態に維持することができる。また、
上下2カ所でガラス管1を把持することにより、ガラス
管1の荷重負担を分散することが可能になり、下部の把
持部材への負荷集中を解消することができる。 【0013】 【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態の一例
について図を参照しながら説明する。 【0014】図1は本発明のガラス管のチャック装置1
0を具備する縦型加工機を示す斜視図であり、先記の図
5と同一部位には同一符号を付して示す。 【0015】縦型加工機は、図1に示すように、回転テ
ーブル2上に、略垂直にガラス管1を回転可能に把持す
るチャック装置10が等間隔に、例えば、16個(一部
図示省略)取り付けられており、チャック装置10に長
尺のガラス管1を略垂直に把持して、回転テーブル2を
間歇に22.5°ずつ回転させ、各ステーションで停止
している間に長尺のガラス管1の加工部分を寸法決め、
加熱、成形、口焼き及び切断などの各工程を逐次自動的
に行うようになっている。 【0016】次に、本発明に係るガラス管のチャック装
置10の詳細を図2に示す。チャック装置10の本体1
1は上部把持部20、中央部のガラス管回転駆動部30
及び下部把持部40、これらを回転自在に支持する回転
支持部25で構成され、挿入部として、本体11の中心
軸であるステンレス製の円筒状ガイドパイプ13は開口
端を上下に有して、その中にガラス管1が略垂直に挿入
されている。ガイドパイプ13の上部に連接する上部把
持部20にはガラス管1の把持部である上部テーパーコ
レットチャック21が、ガイドパイプ13の下部に連接
する下部把持部40にはガラス管1の把持部である下部
コレットチャック41が600mmの間隔でそれぞれ取
り付けられている。ガイドパイプ13と各コレットチャ
ック21、41との間にはカーボン樹脂製の円筒状のカ
ーボンガイド14、15が取り付けられておりガラス管
1の挿入を容易にし、かつコレットチャック21、41
による固定時のガラス管1の芯ずれを防ぐようになって
いる。 【0017】上部把持部20は、上部テーパーコレット
チャック21がガラス管1に傷をつけない材質弾性を有
する硬質ナイロン樹脂製からなり、図3に示すように、
4つのスリット21aが切られており4爪のチャックに
なっている。その外周上部は45°のテーパーに仕上げ
てあり、図2に示すリフトカップ22のフランジ22a
を図示されていない空気シリンダーにより下降させる
と、スプリング24の復元力でリフトカップ21が下が
りテーパーガイド23aが下がりコレットチャック21
はガラス管1を把持するようになっている。また、空気
シリンダーがリフトカップ22のフランジ22aを押し
上げるとリフトカップ22に取り付けられているテーパ
ーキャップ23のテーパーガイド23aが上がり、弾性
のある上部コレットチャック21の爪が開いてガラス管
1を開放するようになっている。 【0018】下部把持部40は、図2及び図4に示すよ
うに、ガイドパイプ13の外側を把持しているスリーブ
16の下端に板バネ42が固定されており、板バネ42
の他端に把持部材として把持時の傷を防止するために硬
質ナイロン樹脂製のアタッチメント43が固定されてお
り、3爪の下部コレットチャック41を構成している。
下部コレットチャック41の開閉はチャックスリーブ4
4のフランジ44aを図示されない外部の空気シリンダ
ーで下降させると、スプリング45の復元力でチャック
スリーブ44が下降し、下部コレットチャック41が閉
じることによってガラス管1を把持し、空気シリンダー
でチャックスリーブ44のフランジ44aを上昇させる
ことによりチャックスリーブ44が上昇すると板バネ4
2の復元力でガラス管1を開放するようになっている。 【0019】チャック装置10の本体11は、図2に示
すように、回転テーブル2に固定されており、ガラス管
1をその管軸を中心に回転させる上下の把持部20、4
0及びガイドパイプ13は、回転支持部25の玉軸受け
26、27により本体11に回転自在に支持されてい
る。上下の把持部20、40に把持されたガラス管1
は、図1に示すように、回転テーブル2の回転胴3のリ
ングギア4、および図2に示す本体11の中間ギア31
を介してチャックヘッド用ギア32を駆動することによ
り自転するようになっている。また、中央の回転駆動部
30は、リングギア4が駆動装置5によって駆動され中
間ギア31を介してチャックヘッド用ギア32を駆動す
るようになっている。通常、スプリング33によって圧
接された摩擦クラッチ34によりチャックヘッド用ギア
32の回転がスリーブ16及びガイドパイプ13に伝達
するようになっている。また、摩擦クラッチ34のフラ
ンジ35を上昇させると、摩擦クラッチ34が切れてス
リーブ16及びガイドパイプ13の回転が停止し、ガラ
ス管1も回転を停止するようになっている。 【0020】次に、図1に示す本発明のガラス管のチャ
ック装置10を具備する縦型加工機を用いてガラス管1
を加工する場合について説明する。 【0021】まず、停止している回転テーブル2上に等
間隔に16個取り付けられたチャック装置10の一つ
に、長尺のガラス管1を略垂直に、図2に示すように、
ガイドパイプ13と各コレットチャック21、41、カ
ーボンガイド14、15が取り付けられた本体11に挿
入する。この際、カーボンガイド14、15がガラス管
1の挿入を容易にし、かつコレットチャック21、41
によるガラス管1の固定時の芯ずれを防いでいる。 【0022】次に、上部把持部20のリフトカップ22
のフランジ22aを図示されていない空気シリンダーに
より下降するとスプリング24の復元力でリフトカップ
21が下がってテーパーガイド23aが下がりコレット
チャック21はガラス管1を把持し、同時に下部把持部
40のチャックスリーブ44のフランジ44aを図示さ
れない外部の空気シリンダーで下降させると、スプリン
グ45の復元力でチャックスリーブ44が下降し、下部
コレットチャック41が閉じることによってガラス管1
を把持する。 【0023】次いで、駆動装置5によって回転テーブル
2の回転胴3のリングギア4が駆動し、中央の回転駆動
部30の中間ギア31を介してチャックヘッド用ギア3
2を駆動し、スプリング33によって圧接された摩擦ク
ラッチ34によりチャックヘッド用ギア32の回転がス
リーブ16及びガイドパイプ13に伝達してガラス管1
をその管軸を中心に、例えば、100rpmで回転させ
る。 【0024】この際、先記した従来のガラス管のチャッ
ク装置6ではガラス管1の芯振れが0.5mm以上であ
ったものが、チャック装置10ではガラス管1の芯振れ
は0.2mm以下と小さくなり、ガイドパイプ13の下
端から突き出て回転するガラス管1の切り口直角度を
0.1mm以下に仕上げることが可能になった。またガ
ラス管1の芯振れや曲がりによる負荷を上部把持部20
と下部把持部40に分散させることができ、把持部材の
交換頻度が従来の1/5となった。 【0025】このように、ガラス管1をチャック装置1
0に把持して、回転テーブル2を間歇に22.5°ずつ
回転させ、各ステーションで停止している間に長尺のガ
ラス管1の加工部分を寸法決め、加熱、成形、口焼き及
び切断などの各工程を逐次自動的に行うことにより、ネ
ック管に要求される切り口の直角度等の寸法精度を十分
満たすことが可能となった。 【0026】その後、摩擦クラッチ34のフランジ35
を上昇させ、摩擦クラッチ34が切れてスリーブ16及
びガイドパイプ13の回転停止させてガラス管1の回転
を停止させ、上部把持部20のリフトカップ22のフラ
ンジ22aを空気シリンダーが押し上げると、リフトカ
ップ22に取り付けられているテーパーキャップ23の
テーパーガイド23aが上がり、弾性のある上部コレッ
トチャック21の爪が開いてガラス管1を開放し、同時
に空気シリンダーでチャックスリーブ44のフランジ4
4aを上昇させることによりチャックスリーブ44が上
昇すると板バネ42の復元力でガラス管1を開放する。 【0027】このように、ガラス管1は上下の把持部2
0、40によって広いピッチで強固に把持固定され、ガ
ラス管1は振動及び芯振れがなく理想的な回転を与えら
れ、下部把持部40の直下での熱加工を高精度に行うこ
とかできる。また、下部把持部40のみに負荷がかかる
のでなく上下の上部把持部20および下部把持部40に
負荷が分散されて、長期間に亘って把持部材を交換する
ことなく安定して稼働させることが可能となる。 【0028】 【発明の効果】本発明によれば、ガラス管のチャック装
置は、ガラス管の把持部が、挿入部の上下にそれぞれ配
置されているので、ガイドパイプの長さを延長すること
なく、ガラス管を安定して把持して芯振れなく回転運動
させることが可能になり、ガイドパイプ下端に突き出て
いるガラス管の回転精度を上げることができる。また、
チャック装置の回転速度を上げても加工精度を高精度に
維持可能となるので、加工速度を上げ、従来よりもさら
に長尺のガラス管が使用可能になり生産性の向上が実現
できる。 【0029】また、本発明によれば、上下2カ所でガラ
ス管を把持部することにより、回転する長尺のガラス管
の荷重負担を分散することが可能になり、下部の把持部
への負荷集中を解消して、長期間に亘って把持部材を交
換することなく安定して稼働させることが可能となり、
ガラス管のチャック装置の寿命を延長することが可能と
なる実用的に優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明のガラス管のチャック装置を備えた縦型
加工機の斜視図。 【図2】本発明に係るガラス管のチャック装置の一実施
形態を示す説明図。 【図3】本発明のガラス管のチャック装置が具備する上
部把持部の上部テーパーコレットチャックの説明図。 【図4】本発明のガラス管のチャック装置が具備する下
部把持部の説明図であって、(A)は断面図、中心線左
側はガラス管開放状態、中心線右側はガラス管把持状態
を示す。(B)は(A)を下方から見た平面図。 【図5】従来の縦型ガラス管加工機を示す斜視図。 【図6】従来のガラス管チャック装置の説明図。 【符号の説明】 1 ガラス管 6、10 チャック装置 11 本体 7、13 ガイドパイプ 8、14、15 カーボンガイド 16 スリーブ 20 上部把持部 21 上部テーパーコレットチャック 22 リフトカップ 22a、35、44a フランジ 23 テーパーキャップ 23a テーパーガイド 24、33、45 スプリング 25 回転支持部 26、27 玉軸受け 30 回転駆動部 31 中間ギア 32 チャックヘッド用ギア 34 摩擦クラッチ 40 下部把持部 41 下部コレットチャック 42 板バネ 43 アタッチメント 44 チヤックスリーブ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 挿入部に挿入された略垂直状態のガラス
    管を着脱可能に把持する把持部と、把持したガラス管の
    管軸を中心に該把持部を回転自在に支持する回転支持部
    と、該把持部を回転駆動する回転駆動部とを具備するガ
    ラス管チャック装置において、 前記把持部が、前記挿入部の上下にそれぞれ配置されて
    いることを特徴とするガラス管用チャック装置。
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