JP2007013003A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】Nチャネル縦型MOSトランジスタとPチャネル縦型MOSトランジスタが1チップ上に形成された半導体装置であって、小型化で安価な半導体装置およびその製造方法を提供する。
【解決手段】半導体基板4の主面側にソース領域が形成され、半導体基板4の裏面側にドレイン領域が形成され、ソース領域とドレイン領域に挟まれ、基板断面において短冊状となり、基板面内において少なくとも一方が繰り返しパターンとなるP導電型領域とN導電型領域で構成されるPNコラム層4aをドリフト層とする縦型MOSトランジスタを備えた半導体装置であって、高濃度N導電型領域をソースおよびドレインとする縦型MOSトランジスタ(Nチャネル)11Nと高濃度P導電型領域をソースおよびドレインとする縦型MOSトランジスタ(Pチャネル)11Pとが、半導体基板4に一体形成されてなる半導体装置101とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、縦型MOSトランジスタを備えた半導体装置に関する。
縦型MOSトランジスタは、横型MOSトランジスタに較べて高集積化することができ、電力制御等の電力用途に適している。
図16は、一般的な縦型MOSトランジスタの一例で、図16(a)はNチャネル縦型MOSトランジスタ9Nの模式的な断面図であり、図16(b)はPチャネル縦型MOSトランジスタ9Pの模式的な断面図である。
図16(a)に示すNチャネル縦型MOSトランジスタ9Nは、高濃度N導電型(N+)の半導体基板1dを裏面側のドレイン領域とし、半導体基板1d上に形成された低濃度N導電型(N−)のエピタキシャル層1aをドリフト領域としている。また、エピタキシャル層1aの表層部に形成された中濃度P導電型(P)のウエル1cをチャネル領域とし、ウエル1c内に形成された高濃度N導電型(N+)の領域1sを主面側のソース領域としている。
反対に、図16(b)に示すPチャネル縦型MOSトランジスタ9Pは、高濃度P導電型(P+)の半導体基板2dを裏面側のドレイン領域とし、半導体基板2d上に形成された低濃度P導電型(P−)のエピタキシャル層2aをドリフト領域としている。また、エピタキシャル層2aの表層部に形成された中濃度N導電型(N)のウエル2cをチャネル領域とし、ウエル2c内に形成された高濃度P導電型(P+)の領域2sを主面側のソース領域としている。
図16(a),(b)の縦型MOSトランジスタ9N,9Pは、低オン抵抗が得られるトレンチゲート構造を有しており、各ゲートが、それぞれ図に示すようにチャネル領域であるウエル1c,2cを貫通し、ドリフト領域であるエピタキシャル層1a,2aに突き出るように形成されている。
近年、電力用途に用いられる半導体装置の分野では、高耐圧で低オン抵抗が可能なPNコラム層からなるスーパージャンクション(SJ)構造部を持つ縦型MOSトランジスタが知られており、例えば、特開2000−260984号公報(特許文献1)に開示されている。
図17は、特許文献1に開示されたSJ構造部を持つNチャネル縦型MOSトランジスタ10Nを模式的に示した斜視図である。尚、図17のNチャネル縦型MOSトランジスタ10Nにおいて、図16(a)のNチャネル縦型MOSトランジスタ9Nの各構成要素と対応する部分に、同じ符号を付けた。
図17に示すNチャネル縦型MOSトランジスタ10Nは、半導体基板3の断面中間部に形成され、基板断面において短冊状となり、基板面内においてp導電型領域とn導電型領域がストライプ状の繰り返しパターンとなるpnコラム層3aを有している。pnコラム層3aは、ドリフト層として機能する。
図17のSJ構造部を持つNチャネル縦型MOSトランジスタ10Nでは、ソース領域1sから流れ出た電子が、トレンチゲートGの周囲にあるp導電型領域1cに形成されるチャネルを通って、ドリフト領域であるpnコラム層3aのn導電型領域に流れ込む。従って、ドリフト領域であるn導電型領域の不純物濃度を高くすることで、図17のNチャネル縦型MOSトランジスタ10Nのオン抵抗を低くすることができる。一方、オフ状態では、pnコラム層3aを完全に空乏化して、高耐圧にすることができる。このようにして、pnコラム層の幅、深さおよび不純物濃度を適宜設定することで、所望のオン抵抗と耐圧を持つNチャネル縦型MOSトランジスタが得られる。同様にして、図17に示すNチャネル縦型MOSトランジスタ10Nの各構成要素の導電型を全て逆転することにより、SJ構造部を持つPチャネル縦型MOSトランジスタが得られる。
特開2000−260984号公報
縦型MOSトランジスタを電力制御等の電力用途に適用するにあたって、図16(a)のNチャネルMOSトランジスタ9Nと図16(b)のPチャネルMOSトランジスタ9Pの両方を必要とする場合がある。
図18は、上記NチャネルMOSトランジスタとPチャネルMOSトランジスタの両方を必要とする半導体装置の例で、モータ等を駆動するためのH型ブリッジ回路が形成された半導体装置90の等価回路図である。
図18に示すH型ブリッジ回路が形成された半導体装置90では、電源VddとグランドGND間で、モータ(M)および2個のPチャネル縦型MOSトランジスタ9Pと2個のNチャネル縦型MOSトランジスタ9Nが、図のようにH型をなすように回路構成されている。NチャネルMOSトランジスタ9NとPチャネルMOSトランジスタ9Pは、各々電流回路のスイッチとなっている。ローサイドスイッチであるNチャネルMOSトランジスタ9NとハイサイドスイッチであるPチャネル縦型MOSトランジスタ9pを適宜切り替えることで、図中の太線矢印のようにモータMに逆向きの電流を流し、モータを反転駆動させることができる。
一方、H型ブリッジ回路を構成している2個のNチャネル縦型MOSトランジスタ9Nと2個のPチャネル縦型MOSトランジスタ9Pとでは、図16(a),(b)に示すように、各構成要素の導電型が完全に逆転している。このため、両チャネルの縦型MOSトランジスタ9N,9Pを1チップ上に形成することは困難で、従来の半導体装置90においては、Nチャネル縦型MOSトランジスタ9NとPチャネル縦型MOSトランジスタ9Pをそれぞれ別のチップで形成し、それらを組み合わせて使用している。従って、従来の半導体装置90においては、トランジスタを別に実装する必要があり、さらに各トランジスタを繋ぐ配線も長くなることから、小型化の制約、製造コストの増大、配線の寄生インダクタンスの増大などの問題がある。
そこで本発明は、Nチャネル縦型MOSトランジスタとPチャネル縦型MOSトランジスタが1チップ上に形成された半導体装置であって、小型化で安価な半導体装置およびその製造方法を提供することを目的としている。
請求項1に記載した本発明の半導体装置は、半導体基板の主面側にソース領域が形成され、前記半導体基板の裏面側にドレイン領域が形成され、前記ソース領域と前記ドレイン領域に挟まれ、基板断面において短冊状となり、基板面内において少なくとも一方が繰り返しパターンとなるP導電型領域とN導電型領域で構成されるPNコラム層をドリフト層とする縦型MOSトランジスタを備えた半導体装置であって、高濃度N導電型領域をソースおよびドレインとする前記縦型MOSトランジスタ(Nチャネル)と、高濃度P導電型領域をソースおよびドレインとする前記縦型MOSトランジスタ(Pチャネル)とが、前記半導体基板に一体形成されてなることを特徴としている。
上記本発明の半導体装置は、PNコラム層を持つ縦型MOSトランジスタが形成された半導体装置であって、NチャネルとPチャネルでPNコラム層が同じであることを利用して、Nチャネル縦型MOSトランジスタとPチャネル縦型MOSトランジスタを同じ半導体基板上に形成するものである。このため、上記半導体装置は、Pチャネル縦型MOSトランジスタとNチャネル縦型MOSトランジスタが1チップ上に形成された半導体装置であって、小型化で安価な半導体装置とすることができる。また、上記半導体装置におけるPNコラム層は、スーパージャンクション(SJ)構造部として利用することができる。このため、上記半導体装置を構成するNチャネル縦型MOSトランジスタとPチャネル縦型MOSトランジスタを、高耐圧で低オン抵抗のトランジスタとすることができる。
請求項2と3に記載のように、上記半導体装置において、前記繰り返しパターンは、例えばストライプ状の繰り返しパターンであってもよいし、円もしくは多角形の繰り返しパターンであってもよい。上記いずれの繰り返しパターンであってもPNコラム層をSJ構造部として機能させることができ、上記半導体装置を構成するNチャネル縦型MOSトランジスタとPチャネル縦型MOSトランジスタを、高耐圧で低オン抵抗のトランジスタとすることができる。
請求項4に記載のように、上記半導体装置においては、前記縦型MOSトランジスタのゲート構造が、トレンチゲート構造であり、前記Nチャネル縦型MOSトランジスタのトレンチゲートおよび前記Pチャネル縦型MOSトランジスタのトレンチゲートが、それぞれ、前記基板の主面側に形成されたP導電型ウエルおよびN導電型ウエルを貫通し、前記PNコラム層におけるN導電型領域およびP導電型領域に突き出るように形成されてなるよううに構成することができる。
上記のようなトレンチゲート構造を採用することにより、縦型MOSトランジスタのゲート構造を平面ゲート構造とする場合に較べて、高集積化、および単位面積当りのオン抵抗を低減することができる。
尚、請求項5に記載のように、前記トレンチゲートと前記繰り返しパターンをいずれもストライプ状として、トレンチゲートのストライプと繰り返しパターンのストライプが平行になるように配置することができる。この場合には、PNコラム層に対する最短電流経路で、最大電流を確保することができる。また、請求項6に記載のように、トレンチゲートのストライプと繰り返しパターンのストライプが交わるように配置することができる。この場合には、PNコラム層に対してトレンチゲートを精密にアライメントする必要がなく、当該半導体装置を安価に製造することができる。
また、請求項7に記載のように、前記縦型MOSトランジスタのゲート構造を、平面ゲート構造とし、前記Nチャネル縦型MOSトランジスタおよび前記Pチャネル縦型MOSトランジスタのチャネル領域が、それぞれ、前記基板の主面側の前記PNコラム層上にある、N導電型領域内のP導電型ウエルの表層部およびP導電型領域内のN導電型ウエルの表層部であるように構成することもできる。
平面ゲート構造の場合には、平面ゲートとPNコラム層が離れるため、トレンチゲート構造の場合ほどには、平面ゲートとPNコラム層のアライメント精度は要求されない。しかしながら、平面ゲートと繰り返しパターンをいずれもストライプ状とした場合には、トレンチゲートの場合と同様に、次の効果を得ることができる。すなわち、請求項8に記載のように、平面ゲートのストライプと繰り返しパターンのストライプを平行になるように配置する場合には、PNコラム層に対する最短電流経路で、最大電流を確保することができる。また、請求項9に記載のように、平面ゲートのストライプと繰り返しパターンのストライプを交わるように配置する場合には、PNコラム層に対して平面ゲートを精密にアライメントする必要がなく、当該半導体装置を安価に製造することができる。
上記半導体装置においては、半導体基板に一体形成されるNチャネル縦型MOSトランジスタとPチャネル縦型MOSトランジスタの終端部を共有化して近接配置し、請求項10に記載のように、所定の基板断面において、前記P導電型ウエルとN導電型ウエルの外周最短間隔が、前記PNコラム層深の2倍より、小さく設定されてなるように構成することができる。
これにより、当該半導体装置を小型化することができる。
請求項11に記載の発明は、前記基板の裏面側において、前記縦型MOSトランジスタのドレイン領域が、支持基板である真性半導体層と前記PNコラム層の間に形成されてなり、前記真性半導体層を貫通し、前記ドレイン領域に達するトレンチが形成され、当該トレンチ内に、金属が埋め込まれてなるように半導体装置を構成することを特徴としている。
上記半導体装置においては、ドレイン領域に達するトレンチ内に埋め込まれた金属によって、ドレイン電極が形成される。従って、上記半導体装置においては、PNコラム層下の基板の裏面側にドレイン領域を配置するにあたって、基板の裏面側を研削・研磨してウエハを薄くする
必要がない。このため、製造が容易で、安価な半導体装置とすることができる。
上記半導体装置においては、Nチャネル縦型MOSトランジスタとPチャネル縦型MOSトランジスタのドレイン領域を短絡して共通化してもよいが、請求項12に記載のように、前記基板の裏面側に、前記PNコラム層に達する絶縁分離トレンチを形成し、当該絶縁分離トレンチにより、少なくとも一つの前記縦型MOSトランジスタのドレイン領域が、他の縦型MOSトランジスタのドレイン領域から絶縁分離されてなるように構成してもよい。また、請求項13に記載のように、前記基板の裏面側に、表面から前記PNコラム層に達する真性半導体領域を形成し、当該真性半導体領域により、少なくとも一つの前記縦型MOSトランジスタのドレイン領域が、他の縦型MOSトランジスタのドレイン領域から絶縁分離されてなるように構成してもよい。
これらにより、同じ半導体基板に一体形成されたNチャネル縦型MOSトランジスタとPチャネル縦型MOSトランジスタの任意の組み合わせ接続が可能となり、種々の回路を構成することができる。
上記半導体装置は、請求項14に記載のように、一つの前記Nチャネル縦型MOSトランジスタと一つの前記Pチャネル縦型MOSトランジスタを一組とする縦型MOSトランジスタのペアが、前記半導体基板に2組形成されてなり、前記2組のペアのドレイン領域が、前記絶縁分離トレンチまたは前記真性半導体領域により、互いに絶縁分離されてなり、前記2組のペアにより、H型ブリッジ回路が形成されてなる半導体装置として好適である。
また、上記半導体装置は、請求項15に記載のように、一つの前記Nチャネル縦型MOSトランジスタと一つの前記Pチャネル縦型MOSトランジスタを一組とする縦型MOSトランジスタのペアにおいて、前記Nチャネル縦型MOSトランジスタのゲートと前記Pチャネル縦型MOSトランジスタのゲートが短絡され、前記ペアにより、CMOSインバータ回路が形成されてなる半導体装置として、好適である。
請求項16と17に記載の発明は、上記半導体装置の製造方法に関する発明である。
請求項16に記載の製造方法は、半導体基板の主面側にソース領域が形成され、前記半導体基板の裏面側にドレイン領域が形成され、前記ソース領域と前記ドレイン領域に挟まれ、基板断面において短冊状となり、基板面内において少なくとも一方が繰り返しパターンとなるP導電型領域とN導電型領域で構成されるPNコラム層をドリフト層とする縦型MOSトランジスタを備え、高濃度N導電型領域をソースおよびドレインとする前記縦型MOSトランジスタ(Nチャネル)と、高濃度P導電型領域をソースおよびドレインとする前記縦型MOSトランジスタ(Pチャネル)とが、前記半導体基板に一体形成されてなる半導体装置の製造方法であって、半導体基板の一方の面側に形成されたN導電型層またはP導電型層にトレンチを形成し、前記トレンチに異なる導電型のエピタキシャル層を埋め込んで、前記PNコラム層とするPNコラム層形成工程と、前記PNコラム層の表面を研磨して平坦化した後、PNコラム層上にエピタキシャル層を形成するエピタキシャル層形成工程と、前記エピタキシャル層に、P導電型およびN導電型の不純物を高濃度にイオン注入して、前記基板の主面側のソース領域とするソース領域形成工程と、前記半導体基板をもう一方の面側から研削・研磨して、前記PNコラム層下にある半導体基板を所定の厚さに設定し、P導電型およびN導電型の不純物を高濃度にイオン注入して、前記基板の裏面側のドレイン領域とするドレイン領域形成工程とを有することを特徴としている。
これによって、請求項1〜10に記載の半導体装置が製造される。
また、請求項17に記載の製造方法は、半導体基板の主面側にソース領域が形成され、前記半導体基板の裏面側にドレイン領域が形成され、前記ソース領域と前記ドレイン領域に挟まれ、基板断面において短冊状となり、基板面内において少なくとも一方が繰り返しパターンとなるP導電型領域とN導電型領域で構成されるPNコラム層をドリフト層とする縦型MOSトランジスタを備え、高濃度N導電型領域をソースおよびドレインとする前記縦型MOSトランジスタ(Nチャネル)と、高濃度P導電型領域をソースおよびドレインとする前記縦型MOSトランジスタ(Pチャネル)とが、前記半導体基板に一体形成され、前記基板の裏面側において、前記縦型MOSトランジスタのドレイン領域が、支持基板である真性半導体層と前記PNコラム層の間に形成されてなり、前記真性半導体層を貫通し、前記ドレイン領域に達するトレンチが形成され、当該トレンチ内に、金属が埋め込まれてなる半導体装置の製造方法であって、真性半導体基板の一方の表面に、P導電型およびN導電型の不純物を高濃度にイオン注入して、前記基板の裏面側のドレイン領域とするドレイン領域形成工程と、前記半導体基板の一方の表面上に、N導電型またはP導電型のエピタキシャル層を形成した後、前記N導電型またはP導電型のエピタキシャル層にトレンチを形成し、前記トレンチに異なる導電型のエピタキシャ層を埋め込んで、前記PNコラム層とするPNコラム層形成工程と、前記PNコラム層の表面を研磨して平坦化した後、PNコラム層上にエピタキシャル層を形成するエピタキシャル層形成工程と、前記エピタキシャル層に、P導電型およびN導電型の不純物を高濃度にイオン注入して、前記基板の主面側のソース領域とするソース領域形成工程と、前記半導体基板のもう一方の表面に、前記ドレイン領域に達するトレンチを形成し、当該トレンチ内に金属を埋め込んでドレイン電極とするドレイン電極形成工程とを有することを特徴としている。
これによって、請求項11に記載の半導体装置が製造される。
尚、請求項16と17の製造方法により製造される半導体装置の効果については、それぞれ前述したとおりであり、その説明は省略する。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図に基づいて説明する。
図1は、本発明の半導体装置の一例で、半導体装置101の模式的な断面図である。
図1に示す半導体装置101は、Nチャネル縦型MOSトランジスタ11NとPチャネル縦型MOSトランジスタ11Pとが、同じ半導体基板4に一体形成されてなる半導体装置である。図1の半導体装置101に形成されたNチャネル縦型MOSトランジスタ11NとPチャネル縦型MOSトランジスタ11Pにおいて、それぞれ、図16(a),(b)のNチャネル縦型MOSトランジスタ9NとPチャネル縦型MOSトランジスタ9Pの各構成要素と対応する部分に、同じ符号を付けた。
図1の半導体装置101を構成するNチャネル縦型MOSトランジスタ11Nは、半導体基板4の主面側に形成された高濃度N導電型領域1sをソース領域とし、半導体基板4の裏面側に形成された高濃度N導電型領域1dをドレイン領域とする縦型のMOSトランジスタである。Pチャネル縦型MOSトランジスタ11Pは、半導体基板4の主面側に形成された高濃度P導電型領域2sをソース領域とし、半導体基板4の裏面側に形成された高濃度P導電型領域2dをドレイン領域とする縦型のMOSトランジスタである。Nチャネル縦型MOSトランジスタ11NとPチャネル縦型MOSトランジスタ11Pは、いずれも、ソース領域1s,2sとドレイン領域1d,2dに挟まれ、基板断面において短冊状となり、基板面内においてP導電型領域とN導電型領域が繰り返しパターンとなっているPNコラム層4aを、共通のドリフト層としている。
Nチャネル縦型MOSトランジスタ11NとPチャネル縦型MOSトランジスタ11Pのゲート構造は、トレンチゲート構造である。Nチャネル縦型MOSトランジスタ11NとPチャネル縦型MOSトランジスタ11PのトレンチゲートとPNコラム層4aの繰り返しパターンの基板面内における形状はストライプ状で、トレンチゲートのストライプと繰り返しパターンのストライプが平行になるように配置されている。これによって、PNコラム層4aに対する最短電流経路で、最大電流を確保することができる。
また、Nチャネル縦型MOSトランジスタ11Nのトレンチゲートは、PNコラム層4a上に形成された極低濃度P導電型(P−−)領域4b内のチャネル領域であるP導電型ウエル1cを貫通し、PNコラム層4aにおけるN導電型領域に突き出るように形成されている。Pチャネル縦型MOSトランジスタ11Pのトレンチゲートは、PNコラム層4a上に形成された極低濃度N導電型(N−−)領域4c内のチャネル領域であるN導電型ウエル2cを貫通し、PNコラム層4aにおけるP導電型領域に突き出るように形成されている。このようなトレンチゲート構造を採用することにより、後述する平面ゲート構造を採用する場合に較べて、縦型MOSトランジスタ11N,11Pの高集積化と単位面積当りのオン抵抗を低減することができる。尚、両縦型MOSトランジスタ11N,11Pのチャネル領域であるP導電型ウエル1cとN導電型ウエル2cの先端は、PNコラム層4aに達している。このため、PNコラム層4a上にある低濃度P導電型領域4bと低濃度N導電型領域4cは、極低濃度であれば任意の導電型の共通層でもよく、導電性のない真性半導体層であってもよい。
図1の半導体装置101は、PNコラム層4aを持つ縦型のMOSトランジスタが形成された半導体装置であって、NチャネルとPチャネルでPNコラム層4aが同じであることを利用して、Nチャネル縦型MOSトランジスタ11NとPチャネル縦型MOSトランジスタ11Pを同じ半導体基板4上に形成するものである。
半導体装置101におけるPNコラム層4aは、スーパージャンクション(SJ)構造部として利用することができる。このため、上記半導体装置を構成するNチャネル縦型MOSトランジスタ11NとPチャネル縦型MOSトランジスタ11Pを、高耐圧で低オン抵抗のトランジスタとすることができる。
図2(a),(b)は、図1の半導体装置101を図18のH型ブリッジ回路に適用した場合において、その動作状態を説明する図である。図2(a)は、ローサイドスイッチであるNチャネル縦型MOSトランジスタ11Nがオンした時の状態を示しており、図2(b)は、ハイサイドスイッチであるPチャネル縦型MOSトランジスタ11Pがオンした時の状態を示している。
図2(a)に示すように、Nチャネル縦型MOSトランジスタ11NのゲートGがオンした時は、Nチャネル縦型MOSトランジスタ11Nのドレイン領域1dから、PNコラム層4aのN導電型領域を経由して、ソース領域1sに向かって電流が流れる。この時、Pチャネル縦型MOSトランジスタ11Pおよびその周囲は、完全空乏化され、Pチャネル縦型MOSトランジスタ11Pの耐圧がPNコラム層4aによって支えられる。逆に、図2(b)に示すように、Pチャネル縦型MOSトランジスタ11PのゲートGがオンした時は、Pチャネル縦型MOSトランジスタ11Pのソース領域2sから、PNコラム層4aのP導電型領域を経由して、ドレイン領域2dに向かって電流が流れる。この時、Nチャネル縦型MOSトランジスタ11Nおよびその周囲は、完全空乏化され、Nチャネル縦型MOSトランジスタ11Nの耐圧がPNコラム層4aによって支えられる。このように、図1の半導体装置101においては、同じ半導体基板4上に形成されたNチャネル縦型MOSトランジスタ11NとPチャネル縦型MOSトランジスタ11Pを、独立にオン、オフさせることができる。
従って、図18のH型ブリッジ回路のようにNチャネル縦型MOSトランジスタとPチャネル縦型MOSトランジスタの両方が必要な回路であっても、従来のように、図16(a),(b)のNチャネル縦型MOSトランジスタ9NとPチャネル縦型MOSトランジスタ9Pを、それぞれ別のチップで形成する必要がない。このように、従来、Nチャネル縦型MOSトランジスタとPチャネル縦型MOSトランジスタの2つのMOSトランジスタが必要であったシステムにおいて、部品数を1つにすることができ、システムの小型化が可能となる。さらに、図1の半導体装置101においては、Nチャネル縦型MOSトランジスタ11NとPチャネル縦型MOSトランジスタ11Pの一体化により、ドレイン間の配線が不要となるため、寄生インダクタンス、寄生容量も低減することができる。
図3は、別の半導体装置の例で、半導体装置101aの模式的な断面図である。
図3の半装置装置101aでは、2個のNチャネル縦型MOSトランジスタ11Nと2個のPチャネル縦型MOSトランジスタ11Pが交互に配置され、同じ半導体基板4に一体形成されている。尚、図3の半装置装置101aでは、PNコラム層4a上にある層を、共通した導電性のない真性(I)半導体層4cとしている。
図3の半導体装置101aでは、半導体基板4に一体形成されるNチャネル縦型MOSトランジスタ11NとPチャネル縦型MOSトランジスタ11Pの終端部を共有化し、Nチャネル縦型MOSトランジスタ11NとPチャネル縦型MOSトランジスタ11Pを近接配置している。従って、図3のように、所定の基板断面において、P導電型ウエル1cとN導電型ウエル2cの外周最短間隔L1〜L3が、PNコラム層4aの深さdの2倍より、小さく設定されるように配置することができる。これにより、図3の半装置装置101aのように、Nチャネル縦型MOSトランジスタとPチャネル縦型MOSトランジスタが同じ半導体基板に一体形成されてなる半導体装置を、さらに小型化することができる。
次に、図1に示す半導体装置101の製造方法を説明する。
図4(a)〜(e)は、半導体装置101の製造方法を示す工程別断面図である。
最初に、図4(a)に示すように、一方の面側に形成されたN導電型層4nが形成された半導体基板4を準備する。このN導電型層4nが形成された半導体基板4は、シリコン(Si)単結晶基板にN導電型のエピタキシャル層4nを形成しものであってもよいし、全体がN導電型の単結晶基板であってもよい。また、N導電型層4nではなく、P導電型層が一方の面側に形成された半導体基板であってもよい。
次に、図4(b)に示すように、N導電型層(またはP導電型層)4nにトレンチを形成し、トレンチに異なる導電型のエピタキシャ層を埋め込んで、PNコラム層を形成する。PNコラム層4aの形成後には、PNコラム層4aの表面を研磨して、平坦化する。
次に、図4(c)に示すように、PNコラム層4a上に、極低濃度P導電型(P−−)のエピタキシャル層を形成した後、部分的にN導電型不純物をイオン注入する。これにより、PNコラム層4a上に、極低濃度P導電型(P−−)領域4bと極低濃度N導電型(N−−)領域4cが形成される。
次に、図4(d)に示すように、PNコラム層4a上のエピタキシャル層に形成された極低濃度P導電型(P−−)領域4bと極低濃度N導電型(N−−)領域4cに、P導電型およびN導電型の不純物をイオン注入しP導電型ウエルおよびN導電型ウエルを形成し、P導電型およびN導電型の不純物を高濃度にイオン注入して、P導電型ソースおよびN導電型ソースを形成する。
これによって、チャネル領域であるP導電型ウエル1cとN導電型ウエル2cおよびソース領域である高濃度N導電型領域1sと高濃度P導電型領域2s等を形成する。また所定位置に、PNコラム層4aのP導電型領域とN導電型領域に達するトレンチゲートを形成する。
次に、ソース配線およびゲート配線等を形成して、図4(d)に示す半導体基板4の主面側における工程が終了する。
次に、図4(e)に示すように、半導体基板4を裏面側から研削・研磨して薄くし、PNコラム層4a下にある半導体基板を所定の厚さに設定する。次に、P導電型およびN導電型の不純物を高濃度にイオン注入して、ドレイン領域である高濃度N導電型領域1dと高濃度P導電型領域2dを基板4の裏面側に形成する。
次に、ドレイン配線を形成して、図4(e)に示す半導体基板4の裏面側における工程が終了する。
以上で、図1に示す半導体装置101が製造される。
図4(a)〜(e)に示す半導体装置101の製造方法においては、Nチャネル縦型MOSトランジスタ11NとPチャネル縦型MOSトランジスタ11Pを別々に形成する必要がなくなり、製造工程が簡素化される。
以上のようにして、図1に示す半導体装置101は、Nチャネル縦型MOSトランジスタ11NとPチャネル縦型MOSトランジスタ11Pが1チップ上に形成された半導体装置であって、小型化で安価な半導体装置とすることができる。
図1の半導体装置101において、SJ構造部として機能するPNコラム層4aは、基板断面において短冊状となり、基板面内においてP導電型領域とN導電型領域が繰り返しパターンとなっている。この基板面内における繰り返しパターンは、例えばストライプ状の繰り返しパターンであってもよいし、円もしくは多角形の繰り返しパターンであってもよい。
図5は、上記基板面内における繰り返しパターンの例で、図5(a)では、基板面内においてP導電型領域とN導電型領域がストライプ状の繰り返しパターンとなっている。図5(b)では、基板面内においてN導電型領域が円の繰り返しパターンとなっている。また、図5(c)では、基板面内においてP導電型領域が正方形の繰り返しパターンとなっており、図5(d)では、基板面内においてN導電型領域が六角形の繰り返しパターンとなっている。図5(b)〜(d)に示す繰り返しパターンは、P導電型領域もしくはN導電型領域のいずれか一方が、他方中に対称的にドット状に配置された繰り返しパターンであり、P導電型領域とN導電型領域が逆転していてもよい。また、ドットの形状は、特に限定されない。
図5(a)〜(d)に示すいずれの繰り返しパターンも、基板面内においてP導電型領域とN導電型領域の少なくとも一方が繰り返しパターンとなっており、図1に示すように、基板断面において短冊状となる。図5(a)〜(d)のいずれの繰り返しパターンであっても、図1に示すPNコラム層4aをSJ構造部として機能させることができ、半導体装置101を構成するNチャネル縦型MOSトランジスタ11NとPチャネル縦型MOSトランジスタ11Pを、高耐圧で低オン抵抗のトランジスタとすることができる。
図6〜図8は、別の半導体装置102〜104の断面を示した斜視図である。
図6〜図8に示す半導体装置102〜104においては、いずれも、PNコラム層4aが、図5(a)に示す基板面内においてストライプ状の繰り返しパターンとなっている。また、各半導体装置102〜104に形成されたNチャネル縦型MOSトランジスタ12N〜14NとPチャネル縦型MOSトランジスタ12P〜14Pは、いずれも、ストライプ状のトレンチゲートを有している。一方、各半導体装置102〜104は、それぞれ、Nチャネル縦型MOSトランジスタ12N〜14NとPチャネル縦型MOSトランジスタ12P〜14Pの配置関係が異っている。
図6の半導体装置102では、図1の半導体装置101と同様に、Nチャネル縦型MOSトランジスタ12NおよびPチャネル縦型MOSトランジスタ12Pのストライプ状のトレンチゲートが、PNコラム層4aのストライプ状の繰り返しパターンに対して、平行に配置されている。図1の半導体装置101では、Nチャネル縦型MOSトランジスタ11NとPチャネル縦型MOSトランジスタ11Pが、PNコラム層4aのストライプ状の繰り返しパターンに対して、横に並んで配置されている。これに対して、図6の半導体装置102では、Nチャネル縦型MOSトランジスタ12NとPチャネル縦型MOSトランジスタ12Pが、PNコラム層4aのストライプ状の繰り返しパターンに対して、縦に並んで配置されている。
一方、図7,8の半導体装置103,104では、図1,6の半導体装置101,102と異なり、Nチャネル縦型MOSトランジスタ13N,14NおよびPチャネル縦型MOSトランジスタ13P,14Pのストライプ状のトレンチゲートが、PNコラム層4aのストライプ状の繰り返しパターンに対して、直交するように配置されている。また、図7の半導体装置103では、Nチャネル縦型MOSトランジスタ13NとPチャネル縦型MOSトランジスタ13Pが、PNコラム層4aのストライプ状の繰り返しパターンに対して、横に並んで配置されている。これに対して、図8の半導体装置104では、Nチャネル縦型MOSトランジスタ14NとPチャネル縦型MOSトランジスタ14Pが、PNコラム層4aのストライプ状の繰り返しパターンに対して、縦に並んで配置されている。
図7,8に示す半導体装置103,104のように、トレンチゲートのストライプとPNコラム層4aの繰り返しパターンのストライプが交わるように配置した場合には、PNコラム層4aに対してトレンチゲートを精密にアライメントする必要がない。このため、図7,8に示す半導体装置103,104は、安価に製造することができる。
図9(a),(b)は、それぞれ、別の半導体装置105a,105bの断面を示した斜視図である。尚、図9(a),(b)の半導体装置105a,105bにおいて、図1の半導体装置101の各構成要素と対応する部分に、同じ符号を付けた。
図9(a),(b)に示す半導体装置105a,105bは、いずれも、Nチャネル縦型MOSトランジスタ15aN,15bNとPチャネル縦型MOSトランジスタ15aP,15bPのゲートを、平面ゲート構造としている。図9(a)の半導体装置105aにおいては、Nチャネル縦型MOSトランジスタ15aNとPチャネル縦型MOSトランジスタ15aPのストライプ状の平面ゲートが、基板面内におけるPNコラム層4aの繰り返しパターンのストライプと平行になるように配置されている。図9(b)の半導体装置105bにおいては、Nチャネル縦型MOSトランジスタ15bNとPチャネル縦型MOSトランジスタ15bPのストライプ状の平面ゲートが、基板面内におけるPNコラム層4aの繰り返しパターンのストライプと交わるように配置されている。
平面ゲート構造の場合には、平面ゲートとPNコラム層4aが離れるため、トレンチゲート構造の場合ほどには、平面ゲートとPNコラム層4aのアライメント精度は要求されない。しかしながら、トレンチゲートの場合と同様に、次の効果を得ることができる。すなわち、図9(a)に示す半導体装置105aのように、平面ゲートのストライプとPNコラム層4aの繰り返しパターンのストライプを平行になるように配置する場合には、PNコラム層4aに対する最短電流経路で、最大電流を確保することができる。また、図9(b)に示す半導体装置105bのように、平面ゲートのストライプとPNコラム層4aの繰り返しパターンのストライプを交わるように配置する場合には、PNコラム層4aに対して平面ゲートを精密にアライメントする必要がなく、半導体装置105bを安価に製造することができる。
図10は、別の半導体装置の例で、半導体装置106の模式的な断面図である。尚、図10の半導体装置106において、図1の半導体装置101の各構成要素と対応する部分に、同じ符号を付けた。
図10の半装置装置106では、基板の裏面側において、縦型MOSトランジスタ16N,16Pのドレイン領域である高濃度N導電型領域1dと高濃度P導電型領域2dが、支持基板である真性半導体(I)層5dとPNコラム層4aの間に形成されている。また、真性半導体層5dを貫通し、ドレイン領域1d,2dに達するトレンチが形成され、トレンチ内に、金属5mが埋め込まれている。尚、支持基板である真性半導体(I)層5dは、十分に大きな抵抗値を有していれば、極低濃度の不純物を含有する層(基板)であってもよい。
図1の半装置装置101では、半導体基板4の裏面側を研削・研磨した後、N導電型とP導電型の不純物をイオン注入してドレイン領域1d,2dを形成するため、半導体基板4が全体的に薄くなっていた。これに対して、図10の半装置装置106では、以下に示すように、半導体基板5の裏面側を研削・研磨することなく厚いままで利用し、ドレイン領域1d,2dに達するトレンチ内に埋め込まれた金属5mによって、ドレイン電極が形成される。
図11(a)〜(d)は、半導体装置106の製造方法を示す工程別断面図である。
最初に、図11(a)に示すように、真性半導体(I)基板5dの一方の表面に、P導電型およびN導電型の不純物を高濃度にイオン注入して、ドレイン領域である高濃度N導電型領域1dと高濃度P導電型領域2dを形成する。次に、高濃度N導電型領域1dと高濃度P導電型領域2dが形成された真性半導体(I)基板5d上に、N導電型のエピタキシャル層4nを形成する。N導電型のエピタキシャル層4nではなく、P導電型のエピタキシャル層を形成してもよい。
次の図11(b)に示すPNコラム層4aの形成工程と、図11(c)に示す半導体基板5の半導体基板5の主面側における工程は、図4(b)〜(d)で説明した工程と同様であり、その説明は省略する。
次に、図11(d)に示すように、半導体基板5の裏面側の表面に、ドレイン領域1d,2dに達するトレンチを形成し、トレンチ内に金属5mを埋め込んでドレイン電極とする。
次に、ドレイン配線を形成して、図11(d)に示す半導体基板5の裏面側における工程が終了する。
以上で、図10に示す半導体装置106が製造される。
図10の半導体装置106の製造においては、図11(a)〜(d)に示したように、PNコラム層4a下の基板5dの裏面側にドレイン領域1d,2dを配置するにあたって、基板5dの裏面側を研削・研磨する必要がない。このため製造が容易で、半導体装置106は、安価な半導体装置とすることができる。
図12は、モータ等を駆動するためのH型ブリッジ回路が形成された半導体装置の例で、図12(a)は、半導体装置107の等価回路図であり、図12(b)は、半導体装置107の模式的な断面図である。尚、図12(b)の半導体装置107において、図1の半導体装置101の各構成要素と対応する部分に、同じ符号を付けた。
図12(a)に示すように、H型ブリッジ回路が形成された半導体装置107では、左側にあるNチャネル縦型MOSトランジスタ11NLとPチャネル縦型MOSトランジスタ11PLの短絡された共通ドレインD1と、右側にあるNチャネル縦型MOSトランジスタ11NRとPチャネル縦型MOSトランジスタ11PRの短絡された共通ドレインD2は、分離される必要がある。
図12(b)に示すように、半導体装置107においては、半導体基板4の裏面側に、PNコラム層4aに達する絶縁分離トレンチ4tを形成し、この絶縁分離トレンチ4tにより、ドレインD1とドレインD2を分離するようにしている。
このように、Nチャネル縦型MOSトランジスタとPチャネル縦型MOSトランジスタが同じ半導体基4に一体形成されてなる半導体装置においては、半導体基板4の裏面側にPNコラム層4aに達する絶縁分離トレンチ4tを形成することで、少なくとも一つの縦型MOSトランジスタのドレイン領域を、他の縦型MOSトランジスタのドレイン領域から絶縁分離することができる。
図13は、別の半導体装置の例で、半導体装置108の模式的な断面図である。
図13に示すように、半導体装置108においては、PNコラム層4a下にある半導体基板4の裏面側を真性半導体層4dとし、ドレイン領域である高濃度N導電型領域1dと高濃度P導電型領域2dを小さく形成して真性半導体領域4d1〜4d3を残している。この真性半導体領域4d1〜4d3によって高濃度N導電型領域1dと高濃度P導電型領域2dの各ドレイン領域が分離されている。
このように、Nチャネル縦型MOSトランジスタとPチャネル縦型MOSトランジスタが同じ半導体基4に一体形成されてなる半導体装置においては、半導体基板4の裏面側にPNコラム層4aに達する真性半導体領域を形成することで、少なくとも一つの縦型MOSトランジスタのドレイン領域を、他の縦型MOSトランジスタのドレイン領域から絶縁分離することができる。
図14(a),(b)は、図13の半導体装置108を用いてモータを駆動するためのH型ブリッジ回路を形成したときの動作状態の一例で、図14(a)は、半導体装置108の等価回路において電流の流れを示す図であり、図14(b)は、半導体装置108の断面において、電流の流れと空乏化領域の形成状態を示す図である。
図12と図13に示す半導体装置107,108のように、絶縁分離トレンチ4tや真性半導体領域4d1〜4d3を用いて、同じ半導体基板4に一体形成されたNチャネル縦型MOSトランジスタとPチャネル縦型MOSトランジスタを絶縁分離することで、配線により任意の組み合わせ接続が可能となり、種々の回路を構成することができる。
図12と図13に示す半導体装置107,108のように、本発明の半導体装置は、一つのNチャネル縦型MOSトランジスタと一つのPチャネル縦型MOSトランジスタを一組とする縦型MOSトランジスタのペア(11PL,11NL),(11PR,11NR),(12PL,12NL),(12PR,12NR)が、半導体基板に2組(11PL,11NL),(11PR,11NR)および(12PL,12NL),(12PR,12NR)形成されてなり、この2組のペアのドレイン領域D1,D2が、絶縁分離トレンチ4tまたは真性半導体領域4d1〜4d3により、互いに絶縁分離されてなり、2組のペアにより、H型ブリッジ回路が形成されてなる半導体装置として好適である。
図15は、図1の半導体装置101をCMOSインバータ回路として用いる場合の例で、図15(a)は、等価回路で半導体装置101の配線を示す図であり、図15(b)は、断面において半導体装置101の配線を示す図である。
図15に示す半導体装置101のように、本発明の半導体装置は、一つのNチャネル縦型MOSトランジスタ11Nと一つのPチャネル縦型MOSトランジス11Pを一組とする縦型MOSトランジスタのペア(11P,11N)において、Nチャネル縦型MOSトランジスタ11NのゲートとPチャネル縦型MOSトランジスタ11Pのゲートが短絡され、ペア(11P,11N)により、CMOSインバータ回路が形成されてなる半導体装置として、好適である。
以上のようにして、上記した本発明の半導体装置およびその製造方法は、Nチャネル縦型MOSトランジスタとPチャネル縦型MOSトランジスタが1チップ上に形成された半導体装置であって、小型化で安価な半導体装置およびその製造方法となっている。
本発明の半導体装置の一例で、半導体装置101の模式的な断面図である。 図1の半導体装置101を図18のH型ブリッジ回路に適用した場合において、その動作状態を説明する図である。(a)は、ローサイドスイッチであるNチャネル縦型MOSトランジスタ11Nがオンした時の状態を示しており、(b)は、ハイサイドスイッチであるPチャネル縦型MOSトランジスタ11Pがオンした時の状態を示している。 別の半導体装置の例で、半導体装置101aの模式的な断面図である。 (a)〜(e)は、図1の半導体装置101の製造方法を示す工程別断面図である。 (a)〜(d)は、PNコラム層のP導電型領域とN導電型領域の基板面内における繰り返しパターンの例である。 別の半導体装置102の断面を示した斜視図である。 別の半導体装置103の断面を示した斜視図である。 別の半導体装置104の断面を示した斜視図である。 (a),(b)は、それぞれ、別の半導体装置105a,105bの断面を示した斜視図である。 別の半導体装置の例で、半導体装置106の模式的な断面図である。 (a)〜(d)は、図10の半導体装置106の製造方法を示す工程別断面図である。 モータ等を駆動するためのH型ブリッジ回路が形成された半導体装置の例で、(a)は、半導体装置107の等価回路図であり、(b)は、半導体装置107の模式的な断面図である。 別の半導体装置の例で、半導体装置108の模式的な断面図である。 図13の半導体装置108を用いてモータを駆動するためのH型ブリッジ回路を形成したときの動作状態の一例で、(a)は、半導体装置108の等価回路において電流の流れを示す図であり、(b)は、半導体装置108の断面において、電流の流れと空乏化領域の形成状態を示す図である。 図1の半導体装置101をCMOSインバータ回路として用いる場合の例で、(a)は、等価回路で半導体装置101の配線を示す図であり、(b)は、断面において半導体装置101の配線を示す図である。 一般的な縦型MOSトランジスタの一例で、(a)はNチャネル縦型MOSトランジスタ9Nの模式的な断面図であり、(b)はPチャネル縦型MOSトランジスタ9Pの模式的な断面図である。 特許文献1に開示されたSJ構造部を持つNチャネル縦型MOSトランジスタ10Nを模式的に示した斜視図である。 NチャネルMOSトランジスタとPチャネルMOSトランジスタの両方を必要とする半導体装置の例で、モータ等を駆動するためのH型ブリッジ回路が形成された半導体装置90の等価回路図である。
符号の説明
90,101,101a,102〜104,105a,105b,106〜108 半導体装置
9N,10N,11N〜14N,15aN,15bN,16N,11NL,11NR,12NL,12NR Nチャネル縦型MOSトランジスタ
9P,11P〜14P,15aP,15bP,16P,11PL,11PR,12PL,12PR Pチャネル縦型MOSトランジスタ
3,4,5 半導体基板
3a,4a PNコラム層(SJ構造部)
1s 高濃度N導電型領域(ソース領域)
1d 高濃度N導電型領域(ドレイン領域)
1c P導電型ウエル(チャネル領域)
2s 高濃度P導電型領域(ソース領域)
2d 高濃度P導電型領域(ドレイン領域)
2c N導電型ウエル(チャネル領域)
4t 絶縁分離トレンチ
4d 真性半導体層
4d1〜4d3 真性半導体領域
5d 真性半導体層(支持基板)
5m 金属

Claims (17)

  1. 半導体基板の主面側にソース領域が形成され、前記半導体基板の裏面側にドレイン領域が形成され、前記ソース領域と前記ドレイン領域に挟まれ、基板断面において短冊状となり、基板面内において少なくとも一方が繰り返しパターンとなるP導電型領域とN導電型領域で構成されるPNコラム層をドリフト層とする縦型MOSトランジスタを備えた半導体装置であって、
    高濃度N導電型領域をソースおよびドレインとする前記縦型MOSトランジスタ(Nチャネル)と、高濃度P導電型領域をソースおよびドレインとする前記縦型MOSトランジスタ(Pチャネル)とが、前記半導体基板に一体形成されてなることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記繰り返しパターンが、ストライプ状の繰り返しパターンであることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記繰り返しパターンが、円もしくは多角形の繰り返しパターンであることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  4. 前記縦型MOSトランジスタのゲート構造が、トレンチゲート構造であり、
    前記Nチャネル縦型MOSトランジスタのトレンチゲートおよび前記Pチャネル縦型MOSトランジスタのトレンチゲートが、それぞれ、
    前記基板の主面側に形成されたP導電型ウエルおよびN導電型ウエルを貫通し、
    前記PNコラム層におけるN導電型領域およびP導電型領域に突き出るように形成されてなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の半導体装置。
  5. 前記トレンチゲートと前記繰り返しパターンが、いずれもストライプ状であり、トレンチゲートのストライプと繰り返しパターンのストライプが平行に配置されてなることを特徴とする請求項4に記載の半導体装置。
  6. 前記トレンチゲートと前記繰り返しパターンが、いずれもストライプ状であり、トレンチゲートのストライプと繰り返しパターンのストライプが交わるように配置されてなることを特徴とする請求項4に記載の半導体装置。
  7. 前記縦型MOSトランジスタのゲート構造が、平面ゲート構造であり、
    前記Nチャネル縦型MOSトランジスタおよび前記Pチャネル縦型MOSトランジスタのチャネル領域が、それぞれ、
    前記基板の主面側の前記PNコラム層上にある、N導電型領域内のP導電型ウエルの表層部およびP導電型領域内のN導電型ウエルの表層部であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の半導体装置。
  8. 前記平面ゲートと前記繰り返しパターンが、いずれもストライプ状であり、平面ゲートのストライプと繰り返しパターンのストライプが平行に配置されてなることを特徴とする請求項7に記載の半導体装置。
  9. 前記平面ゲートと前記繰り返しパターンが、いずれもストライプ状であり、平面ゲートのストライプと繰り返しパターンのストライプが交わるように配置されてなることを特徴とする請求項7に記載の半導体装置。
  10. 所定の基板断面において、前記P導電型ウエルとN導電型ウエルの外周最短間隔が、前記PNコラム層の深さの2倍より、小さく設定されてなることを特徴とする請求項4乃至9のいずれか一項に記載の半導体装置。
  11. 前記基板の裏面側において、前記縦型MOSトランジスタのドレイン領域が、支持基板である真性半導体層と前記PNコラム層の間に形成されてなり、
    前記真性半導体層を貫通し、前記ドレイン領域に達するトレンチが形成され、
    当該トレンチ内に、金属が埋め込まれてなることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の半導体装置。
  12. 前記基板の裏面側に、前記PNコラム層に達する絶縁分離トレンチが形成され、
    当該絶縁分離トレンチにより、少なくとも一つの前記縦型MOSトランジスタのドレイン領域が、他の縦型MOSトランジスタのドレイン領域から絶縁分離されてなることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載の半導体装置。
  13. 前記基板の裏面側に、表面から前記PNコラム層に達する真性半導体領域が形成され、
    当該真性半導体領域により、少なくとも一つの前記縦型MOSトランジスタのドレイン領域が、他の縦型MOSトランジスタのドレイン領域から絶縁分離されてなることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載の半導体装置。
  14. 一つの前記Nチャネル縦型MOSトランジスタと一つの前記Pチャネル縦型MOSトランジスタを一組とする縦型MOSトランジスタのペアが、前記半導体基板に2組形成されてなり、
    前記2組のペアのドレイン領域が、前記絶縁分離トレンチまたは前記真性半導体領域により、互いに絶縁分離されてなり、
    前記2組のペアにより、H型ブリッジ回路が形成されてなることを特徴とする請求項12または13に記載の半導体装置。
  15. 一つの前記Nチャネル縦型MOSトランジスタと一つの前記Pチャネル縦型MOSトランジスタを一組とする縦型MOSトランジスタのペアにおいて、
    前記Nチャネル縦型MOSトランジスタのゲートと前記Pチャネル縦型MOSトランジスタのゲートが短絡され、
    前記ペアにより、CMOSインバータ回路が形成されてなることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載の半導体装置。
  16. 半導体基板の主面側にソース領域が形成され、前記半導体基板の裏面側にドレイン領域が形成され、前記ソース領域と前記ドレイン領域に挟まれ、基板断面において短冊状となり、基板面内において少なくとも一方が繰り返しパターンとなるP導電型領域とN導電型領域で構成されるPNコラム層をドリフト層とする縦型MOSトランジスタを備え、
    高濃度N導電型領域をソースおよびドレインとする前記縦型MOSトランジスタ(Nチャネル)と、高濃度P導電型領域をソースおよびドレインとする前記縦型MOSトランジスタ(Pチャネル)とが、前記半導体基板に一体形成されてなる半導体装置の製造方法であって、
    半導体基板の一方の面側に形成されたN導電型層またはP導電型層にトレンチを形成し、前記トレンチに異なる導電型のエピタキシャル層を埋め込んで、前記PNコラム層とするPNコラム層形成工程と、
    前記PNコラム層の表面を研磨して平坦化した後、PNコラム層上にエピタキシャル層を形成するエピタキシャル層形成工程と、
    前記エピタキシャル層に、P導電型およびN導電型の不純物を高濃度にイオン注入して、前記基板の主面側のソース領域とするソース領域形成工程と、
    前記半導体基板をもう一方の面側から研削・研磨して、前記PNコラム層下にある半導体基板を所定の厚さに設定し、P導電型およびN導電型の不純物を高濃度にイオン注入して、前記基板の裏面側のドレイン領域とするドレイン領域形成工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  17. 半導体基板の主面側にソース領域が形成され、前記半導体基板の裏面側にドレイン領域が形成され、前記ソース領域と前記ドレイン領域に挟まれ、基板断面において短冊状となり、基板面内において少なくとも一方が繰り返しパターンとなるP導電型領域とN導電型領域で構成されるPNコラム層をドリフト層とする縦型MOSトランジスタを備え、
    高濃度N導電型領域をソースおよびドレインとする前記縦型MOSトランジスタ(Nチャネル)と、高濃度P導電型領域をソースおよびドレインとする前記縦型MOSトランジスタ(Pチャネル)とが、前記半導体基板に一体形成され、
    前記基板の裏面側において、前記縦型MOSトランジスタのドレイン領域が、支持基板である真性半導体層と前記PNコラム層の間に形成されてなり、
    前記真性半導体層を貫通し、前記ドレイン領域に達するトレンチが形成され、
    当該トレンチ内に、金属が埋め込まれてなる半導体装置の製造方法であって、
    真性半導体基板の一方の表面に、P導電型およびN導電型の不純物を高濃度にイオン注入して、前記基板の裏面側のドレイン領域とするドレイン領域形成工程と、
    前記半導体基板の一方の表面上に、N導電型またはP導電型のエピタキシャル層を形成した後、前記N導電型またはP導電型のエピタキシャル層にトレンチを形成し、前記トレンチに異なる導電型のエピタキシャ層を埋め込んで、前記PNコラム層とするPNコラム層形成工程と、
    前記PNコラム層の表面を研磨して平坦化した後、PNコラム層上にエピタキシャル層を形成するエピタキシャル層形成工程と、
    前記エピタキシャル層に、P導電型およびN導電型の不純物を高濃度にイオン注入して、前記基板の主面側のソース領域とするソース領域形成工程と、
    前記半導体基板のもう一方の表面に、前記ドレイン領域に達するトレンチを形成し、当該トレンチ内に金属を埋め込んでドレイン電極とするドレイン電極形成工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
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