JP2007008484A - プラスチックパウチの製造方法 - Google Patents

プラスチックパウチの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007008484A
JP2007008484A JP2005188351A JP2005188351A JP2007008484A JP 2007008484 A JP2007008484 A JP 2007008484A JP 2005188351 A JP2005188351 A JP 2005188351A JP 2005188351 A JP2005188351 A JP 2005188351A JP 2007008484 A JP2007008484 A JP 2007008484A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plastic pouch
folded portion
manufacturing
folded
surface material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005188351A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4760159B2 (ja
Inventor
Kazuyuki Kurosawa
和之 黒澤
Keizo Kanzaki
敬三 神崎
Shie Nishimoto
史絵 西本
Takehito Sakurai
毅人 桜井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Seikan Group Holdings Ltd
Original Assignee
Toyo Seikan Kaisha Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2005188351A priority Critical patent/JP4760159B2/ja
Application filed by Toyo Seikan Kaisha Ltd filed Critical Toyo Seikan Kaisha Ltd
Priority to US11/660,154 priority patent/US8157445B2/en
Priority to CN2005800365461A priority patent/CN101052574B/zh
Priority to CA002577367A priority patent/CA2577367C/en
Priority to CN200910179293A priority patent/CN101670892A/zh
Priority to AU2005275647A priority patent/AU2005275647B2/en
Priority to EP05776978.8A priority patent/EP1783064B1/en
Priority to KR1020077004148A priority patent/KR100878786B1/ko
Priority to PCT/JP2005/015965 priority patent/WO2006022435A1/ja
Publication of JP2007008484A publication Critical patent/JP2007008484A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4760159B2 publication Critical patent/JP4760159B2/ja
Priority to US13/418,303 priority patent/US8951178B2/en
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Package Specialized In Special Use (AREA)
  • Bag Frames (AREA)

Abstract

【課題】 効率良くプラスチックパウチを製造することができるプラスチックパウチの製造方法を提供すること。
【解決手段】 表面材21と裏面材22との少なくとも一方に内部と連通する幅方向の折返し部23を少なくとも1箇所備えて周縁部がヒートシール24されるとともに、この折返し部23のシール部外側の幅方向両端23aを表面材21または裏面材22と固定したプラスチックパウチ10を製造するに際し、表面材21に一部を折り込んで折返し部23を形成することで、連続送りや間欠送りされるウエブによる表面材21や裏面材22に簡単に折返し部23を形成できるようになる。
これにより、折返し部23を備えたプラスチックパウチを簡単に製造できるようになる。
【選択図】 図3

Description

この発明はプラスチックパウチの製造方法に関し、液状物や固形物、あるいはこれらの混合物、特にレトルト食品などの容器として好適なパウチを効率的に製造できるようにしたものである
液状物や固形物、あるいはこれらの混合物、例えばレトルト食品や冷凍食品などの容器の1つとしてプラスチックフィルムの周縁部をヒートシールしたプラスチックパウチが用いられており、そのまま電子レンジでの加熱調理用として利用することも多い。
このようなプラスチックパウチを電子レンジで加熱すると、加熱にともなって発生する水蒸気などで内部の圧力が上昇し、パウチが破裂する恐れがあり、予め部分的に開封したり、孔を開けて使用する方法をとる必要があるが、消費者にとっては、煩雑である。
そこで、内圧上昇で自動的に開口する機構を備えたパウチも提案されている(例えば特許文献1、2、3)。
特開2002−249176号公報 特開2003−192042号公報 特開2003−170930号公報
ところが、自動開口部をパウチの高い位置に保持しておかないと、開口後、内容物が噴き出したり、漏れ出したりするため、適用できるパウチとしては、自立性のあるスタンディングパウチに自動開口機構を設けたり、自立性のない平パウチには、箱などの補助具を備えて自動開口部を高い位置に保つようにしなければならないという問題がある。
そこで、平パウチであってもそのまま電子レンジで加熱でき、自動開口部を備えていても高い位置に保つことができる平パウチタイプのプラスチックパウチについて、本願発明者等によってすでに提案しているが、このパウチを効率よく製造する方法の開発が望まれている。
この発明は、上記従来技術の課題と要望に鑑みてなされたもので、効率良くプラスチックパウチを製造することができるプラスチックパウチの製造方法を提供しようとするものである。
すなわち、すでに提案しているプラスチックパウチでは、平パウチの一方の面材の途中に内部と連通する幅方向の折返し部を形成しておき、この折返し部を内圧で膨らませることで幅直角方向の面材を長くして起き上がるようにすることで、自動開口部を備える場合でも高い位置に保持できるようにするものである。
このプラスチックパウチでは、自動開口部を高い位置に確実に保持できるようにするため折返し部のヒートシールからの破損を防止したり、自動開口部を設ける必要がない場合でも内容物の充填の際や充填後の流通の際に折返し部が外側に突き出して邪魔にならないようにするため、折返し部の幅方向外側両端をパウチに固定しておくことが一層有効であることがわかり、このようなプラスチックパウチの効率的な製造方法を完成したものであり、具体的構成は以下の通りである。
上記従来技術の有する課題を解決するためこの発明の請求項1記載のプラスチックパウチの製造方法は、表面材と裏面材との少なくとも一方に内部と連通する幅方向の折返し部を少なくとも1箇所備えて周縁部がヒートシールされるとともに、この折返し部のシール部外側の幅方向両端を前記表面材または裏面材と固定したプラスチックパウチを製造するに際し、前記表面材と前記裏面材との少なくとも一方の一部を折り込んで前記折返し部を形成するようにしたことを特徴とするものである。
このプラスチックパウチの製造方法によれば、表面材と裏面材との少なくとも一方に内部と連通する幅方向の折返し部を少なくとも1箇所備えて周縁部がヒートシールされるとともに、この折返し部のシール部外側の幅方向両端を前記表面材または裏面材と固定したプラスチックパウチを製造するに際し、前記表面材と前記裏面材との少なくとも一方の一部を折り込んで前記折返し部を形成するようにしており、表面材か裏面材のいずれかあるいは両方の一部を折り込んで折返し部を形成することで、連続送りや間欠送りされるウエブによる表面材や裏面材に簡単に折返し部を形成できるようにしている。
また、この発明の請求項2記載のプラスチックパウチの製造方法は、請求項1記載の構成に加え、前記折返し部の形成を、連続して送られる前記表裏面材に行うようにしたことを特徴とするものである。
このプラスチックパウチの製造方法によれば、前記折返し部の形成を、連続して送られる前記表裏面材に行うようにしており、連続送りされる表裏面材からも簡単に折返し部を形成できるようになる。
さらに、この発明の請求項3記載のプラスチックパウチの製造方法は、請求項1記載の構成に加え、前記折返し部の形成を、連続して送られる前記表裏面材を間欠送りとして行うようにしたことを特徴とするものである。
このプラスチックパウチの製造方法によれば、前記折返し部の形成を、連続して送られる前記表裏面材を間欠送りとして行うようにしており、連続送りされる表裏面材でも間欠送りとすることで一層簡単に折返し部を形成できるようにしている。
また、この発明の請求項4記載のプラスチックパウチの製造方法は、請求項1〜3のいずれかに記載の構成に加え、前記折返し部を、前記表裏面材のいずれか一方に2箇所、あるいはそれぞれに1箇所形成して2列取りで製造するようにしたことを特徴とするものである。
このプラスチックパウチの製造方法によれば、前記折返し部を、前記表裏面材のいずれか一方に2箇所、あるいはそれぞれに1箇所形成して2列取りで製造するようにしており、表裏面材の2箇所あるいはそれぞれの1箇所の折返し部を形成することで、幅方向に2列ずつプラスチックパウチを製造する2列取りでの製造が簡単にできるようになる。
さらに、この発明の請求項5記載のプラスチックパウチの製造方法は、請求項1〜4のいずれかに記載の構成に加え、前記表裏面材に加え、前記折返し部を形成する折返し用面材を用いて製造するようにしたことを特徴とするものである。
このプラスチックパウチの製造方法によれば、記表裏面材に加え、前記折返し部を形成する折返し用面材を用いて製造するようにしており、表裏面材だけでなく、折返し部に別部材として折返し用面材を組み合わせて製造できるようになり、通常のスタンディングパウチ用の製袋機を用いて製造できるようになる。
また、この発明の請求項6記載のプラスチックパウチの製造方法は、請求項1〜3のいずれかに記載の構成に加え、前記折返し部を、前記表裏面材のいずれか一方に3箇所、あるいはいずれか一方の2箇所といずれか他方の1箇所に形成して3列取りで製造するようにしたことを特徴とするものである。
このプラスチックパウチの製造方法によれば、前記折返し部を、前記表裏面材のいずれか一方に3箇所、あるいはいずれか一方の2箇所といずれか他方の1箇所に形成して3列取りで製造するようにしており、3箇所の折返し部を形成することで、幅方向に3列ずつのプラスチックパウチを製造する3列取りでの製造が簡単にできるようになる。
さらに、この発明の請求項7記載のプラスチックパウチの製造方法は、請求項1〜6のいずれかに記載の構成に加え、前記折返し部の折り込み方向を、同一方向、異なる方向、あるいはこれらの組み合わせとして形成するようにしたことを特徴とするものである。
このプラスチックパウチの製造方法によれば、前記折返し部の折り込み方向を、同一方向、異なる方向、あるいはこれらの組み合わせとして形成するようにしており、折返し部の折返し方向にかかわらずプラスチックパウチを製造できるようにしている。
また、この発明の請求項8記載のプラスチックパウチの製造方法は、請求項1〜7のいずれかに記載の構成に加え、前記折返し部の形成を、タイミングを前後させて行うようにしたことを特徴とするものである。
このプラスチックパウチの製造方法によれば、前記折返し部の形成を、タイミングを前後させて行うようにしており、一度に折返し部を形成することなくタイミングをずらすことでテンションが加わる面材に対しても容易に折返し部を形成できるようにしている。
さらに、この発明の請求項9記載のプラスチックパウチの製造方法は、請求項1〜8のいずれかに記載の構成に加え、前記折返し部のシール部外側の幅方向両端の固定を、前記折返し部で挟まれる2枚の面材部分に穴を開けたのち、ヒートシールして固定するようにしたことを特徴とするものである。
このプラスチックパウチの製造方法によれば前記折返し部のシール部外側の幅方向両端の固定を、前記折返し部で挟まれる2枚の面材部分に穴を開けたのち、ヒートシールして固定するようにしており、2枚の面材の穴を介して上下の面材の内面同士を接触させてヒートシールして固定できるようになる。
また、この発明の請求項10記載のプラスチックパウチの製造方法は、請求項9記載の構成に加え、前記穴を、前記2枚の面材あるいは前記折返し面材のそれぞれ、あるいは2枚の面材に跨って形成するようにしたことを特徴とするものである。
このプラスチックパウチの製造方法によれば、前記穴を、前記2枚の面材あるいは前記折返し面材のそれぞれ、あるいは2枚の面材に跨って形成するようにしており、2枚の面材に跨る穴によっても上下の面材の内面同士を接触させてヒートシールして固定できるようになる。
さらに、この発明の請求項11記載のプラスチックパウチの製造方法は、請求項9または10記載の構成に加え、前記穴の形成を、前記表裏面材、あるいは折返し面材の連続送り中あるいは間欠送り中に行うようにしたことを特徴とするものである。
このプラスチックパウチの製造方法によれば、前記穴の形成を、前記表裏面材、あるいは折返し面材の連続送り中あるいは間欠送り中に行うようにしており、連続送りの場合や間欠送りのいずれの場合でも穴を形成して折返し部の固定ができるようになる。
また、この発明の請求項12記載のプラスチックパウチの製造方法は、請求項1〜8のいずれかに記載の構成に加え、前記折返し部のシール部外側の幅方向両端の固定を、接着剤、機械的固定、溶着のいずれかで行うようにしたことを特徴とするものである。
このプラスチックパウチの製造方法によれば、前記折返し部のシール部外側の幅方向両端の固定を、接着剤、機械的固定、溶着のいずれかで行うようにしており、接着剤、ホッチキスやリベットなどの機械的固定、超音波シールなどの溶着のいずれでも固定できるようになる。
さらに、この発明の請求項13記載のプラスチックパウチの製造方法は、請求項1〜12のいずれかに記載の構成に加え、前記プラスチックパウチのヒートシールされた周縁部の内側に、内部の蒸気圧で開口し得る自動開口部を形成するようにしたことを特徴とするものである。
このプラスチックパウチの製造方法によれば、前記プラスチックパウチのヒートシールされた周縁部の内側に、内部の蒸気圧で開口し得る自動開口部を形成するようにしており、自動開口部を簡単に形成でき、電子レンジでの加熱も簡単にできるようになる。
また、この発明の請求項14記載のプラスチックパウチの製造方法は、請求項13記載の構成に加え、前記自動開口部を、前記周縁部のヒートシールと同時にヒートシール部を形成した後、このヒートシール部に貫通孔を開けて形成するようにしたことを特徴とするものである。
このプラスチックパウチの製造方法によれば、前記自動開口部を、前記周縁部のヒートシールと同時にヒートシール部を形成した後、このヒートシール部に貫通孔を開けて形成するようにしており、ヒートシール部に形成した貫通孔で自動開口部を形成できるようになる。
この発明の請求項1記載のプラスチックパウチの製造方法によれば、表面材と裏面材との少なくとも一方に内部と連通する幅方向の折返し部を少なくとも1箇所備えて周縁部がヒートシールされるとともに、この折返し部のシール部外側の幅方向両端を前記表面材または裏面材と固定したプラスチックパウチを製造するに際し、前記表面材と前記裏面材との少なくとも一方の一部を折り込んで前記折返し部を形成するようにしたので、表面材か裏面材のいずれかあるいは両方の一部を折り込んで折返し部を形成することで、連続送りや間欠送りされるウエブによる表面材や裏面材に簡単に折返し部を形成することができる。
これにより、折返し部を備えたプラスチックパウチを簡単に製造することができる。
また、この発明の請求項2記載のプラスチックパウチの製造方法によれば、前記折返し部の形成を、連続して送られる前記表裏面材に行うようにしたので、連続送りされる表裏面材からも簡単に折返し部を形成することができる。
さらに、この発明の請求項3記載のプラスチックパウチの製造方法によれば、前記折返し部の形成を、連続して送られる前記表裏面材を間欠送りとして行うようにしたので、連続送りされる表裏面材でも間欠送りとすることで一層簡単に折返し部を形成することができる。
また、この発明の請求項4記載のプラスチックパウチの製造方法によれば、前記折返し部を、前記表裏面材のいずれか一方に2箇所、あるいはそれぞれに1箇所形成して2列取りで製造するようにしたので、表裏面材の2箇所あるいはそれぞれの1箇所の折返し部を形成することで、幅方向に2列ずつプラスチックパウチを製造する2列取りでの製造を簡単に行うことができる。
さらに、この発明の請求項5記載のプラスチックパウチの製造方法によれば、前記表裏面材に加え、前記折返し部を形成する折返し用面材を用いて製造するようにしたので、表裏面材だけでなく、折返し部に別部材として折返し用面材を組み合わせて製造することができ、折返し部を備えたパウチを通常のスタンディングパウチ用の製袋機を用いて製造することができる。
また、この発明の請求項6記載のプラスチックパウチの製造方法によれば、前記折返し部を、前記表裏面材のいずれか一方に3箇所、あるいはいずれか一方の2箇所といずれか他方の1箇所に形成して3列取りで製造するようにしたので、3箇所の折返し部を形成することで、幅方向に3列ずつのプラスチックパウチを製造する3列取りでの製造を簡単におこなうことができる。
さらに、この発明の請求項7記載のプラスチックパウチの製造方法によれば、前記折返し部の折り込み方向を、同一方向、異なる方向、あるいはこれらの組み合わせとして形成するようにしたので、折返し部の折返し方向にかかわらず折返し部を備えたプラスチックパウチを簡単に製造することができる。
また、この発明の請求項8記載のプラスチックパウチの製造方法によれば、前記折返し部の形成を、タイミングを前後させて行うようにしたので、一度に折返し部を形成することなくタイミングをずらすことでテンションが加わる面材に対しても容易に折返す部を形成することができ、容易に折返し部を備えたパウチを製造することができる。
さらに、この発明の請求項9記載のプラスチックパウチの製造方法によれば、前記折返し部のシール部外側の幅方向両端の固定を、前記折返し部で挟まれる2枚の面材部分に穴を開けたのち、ヒートシールして固定するようにしたので、2枚の面材の穴を介して上下の面材の内面同士を接触させてヒートシールして固定することができる。
また、この発明の請求項10記載のプラスチックパウチの製造方法によれば、前記穴を、前記2枚の面材あるいは前記折返し面材のそれぞれ、あるいは2枚の面材に跨って形成するようにしたので、2枚の面材に跨る穴によっても上下の面材の内面同士を接触させてヒートシールして固定することができる。
さらに、この発明の請求項11記載のプラスチックパウチの製造方法によれば、前記穴の形成を、前記表裏面材、あるいは折返し面材の連続送り中あるいは間欠送り中に行うようにしたので、連続送りの場合や間欠送りのいずれの場合でも穴を形成して折返し部を固定することができる。
また、この発明の請求項12記載のプラスチックパウチの製造方法によれば、前記折返し部のシール部外側の幅方向両端の固定を、接着剤、機械的固定、溶着のいずれかで行うようにしたので、接着剤、ホッチキスやリベットなどの機械的固定、超音波シールなどの溶着のいずれでも固定することができる。
さらに、この発明の請求項13記載のプラスチックパウチの製造方法によれば、前記プラスチックパウチのヒートシールされた周縁部の内側に、内部の蒸気圧で開口し得る自動開口部を形成するようにしたので、自動開口部を簡単に形成でき、電子レンジでの加熱も安全かつ簡単に行うことができる。
また、この発明の請求項14記載のプラスチックパウチの製造方法によれば、前記自動開口部を、前記周縁部のヒートシールと同時にヒートシール部を形成した後、このヒートシール部に貫通孔を開けて形成するようにしたので、ヒートシール部に形成した貫通孔で自動開口部を簡単に形成することができる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。
まず、通常の平形パウチの一般的な製造ラインについて図1に示す同時に2つのパウチを製造する2列取りの場合で説明すると、少なくとも内面が熱接着性を有するプラスチックフィルム積層体をロール状にした原反1を巻き戻しロール機構2で水平状態から垂直状態に巻き戻しながら送り出し、レザースリッタ3で切断された後、水平に送られ対向面が熱接着性を有した上下2枚のフィルム4,5とされる。
これら2枚のフィルム4,5は、それぞれ間欠送り用のダンサーロール6を経てフィードロール7で送られ、印刷合わせを行って重ね合わせ、ヒートシール用のシール装置8でパウチ底部とパウチ両側部とがシールされたのち、カッターユニット9でそれぞれのパウチに切断され、同時に2列のパウチが製造されるようになっている。
このような製造ラインで製造しようとするプラスチックパウチについて、図2により説明する。
図2はプラスチックパウチにかかり、(a)は表面材の斜視図、(b)は裏面材の斜視図、(c)は組立状態の底面図、(d)は電子レンジでの加熱状態の斜視図である。
このプラッチックパウチ10は、例えば図2に示すように、表面材11と裏面材12とで構成され、裏面材12の中間部に幅方向の折返し部13が設けられ、裏面材12を幅直角方向途中(裏面材12の長手方向途中)で略Z字状に折り込むことで形成してあり、周縁部がヒートシールされてシール部14とされ、内容物の充填前のパウチ単体では、パウチの底部となる1辺がヒートシールされずに充填口15としてある。
さらに、このパウチ10では、折返し部13のシール部14の外側の幅方向両端13aが裏面材12に固定してある。
また、電子レンジで加熱する必要がある内容物を充填するパウチとする場合など必要に応じて内圧上昇で自動開口する開口部16がヒートシール部17を貫通する貫通孔として形成され、例えばヒートシール部17をパウチ周縁部のヒートシール部14とは別に形成し、この部分に開口部16が形成してある。
このようなパウチ10では、平パウチの一方の面材12の途中に内部と連通する幅方向の折返し部13が形成してあるので、この折返し部13を内圧で膨らませることで幅直角方向の面材12を長くして起き上がるようにすることで、自動開口部16を備える場合でも高い位置に保持することができる(図2(d)参照)。
次に、このような折返し部13を備えるとともにその外側端部13aを固定したパウチ10の製造には、折返し部13の作り方および折返し部13の両端13aの固定のし方が生産効率に大きな影響を及ぼす。
そこで、この発明のプラスチックパウチの製造方法20では、図3に示すように、例えば表面材21と裏面材22のうち、表面材21の一部を折り込んで折り返し部23を形成するものであり、同時に2つのパウチを製造する2列取りの場合には、表裏面材21、22上にパウチの底部分を外側にして天部分を対向させて横に並べた状態で製造するようにしている。
この製造方法20では、すでに図1で説明した製造ラインなどによって内面が熱接着性を有するプラスチックフィルム積層体が切断されて内面同士が対向するように供給されて表面材21と裏面材22とされ、折返し部23の両端23aをヒートシールで固定するための穴23bの穴加工が行われる。
この折返し部23の両端23aをヒートシールで固定するための穴加工は、図4(a)に示すように、折り込むことで表裏面材21、22で挟まれる表面材21の内側となる2枚の面材21a、21bに穴23bを加工することで、表面材21と裏面材22とが穴23bを介して直接接触してヒートシールされることで折返し部23の両端23aを固定することができる。
この折返し部23の両端23aをヒートシールで固定するための穴23bは、図4(b)に示すように、2枚の面材21a、21bにそれぞれ円形の穴を形成したり、2枚の面材21a、21bに跨る長円形の穴23bを形成するようにしても良い。
さらに、同図(c)に示すように、製造ライン上で前後して製造されるパウチに跨るように穴23bを形成してそれぞれのパウチに半円形あるいは半長円形の穴23bが形成されるようにしても良く、この場合には、穴あけ装置の設置台数を半減することができる。
この後、表面材21に2列の折り込みが行われて折り込み部23が形成された後、パウチの周縁部の縦シール24aと横シール24bがヒートシール24によって行われ、充填口25を開口したままとするとともに、折返し部23の端部23aも穴23bを介して横シール24bによって固定される。
また、パウチの周縁部のヒートシール24の際に、縦シール24aと横シール24bのいずれか近い方のヒートシール24と同時に自動開口部を形成するためのヒートシール26を行う。
すなわち、自動開口部27を形成するためのヒートシール26は、図5(a)に示すように、縦シール24aと横シール24bとの隅部の場合には、縦シール24aの際、あるいは横シール24bの際いずれの工程でも良く、同図(b)に示す縦シール24aの中央部に隣接してヒートシール26を行う場合には、縦シール24aの際に行うようにすれば良い。
そして、自動開口部を形成するためのヒートシール26によるヒートシール部分に穴加工を行って自動開口部27を形成する。
こののち、カッターユニットで切断することで各パウチに切り離され、同時に2列ずつ製造される。
このようなプラスチックパウチの製造方法20によれば、表面材21と裏面材22とのうち表面材21に内部と連通する幅方向の折返し部23を1箇所備えて周縁部がヒートシール24されるとともに、この折返し部23のシール部外側の幅方向両端23aを表面材21と固定したプラスチックパウチを製造する場合に、表面材21の一部を折り込んで折返し部23を形成するようにしたので、連続送りや間欠送りされるウエブによる表面材21に簡単に折返し部23を形成することができる。
これにより、折返し部23を備えたプラスチックパウチを2列取りで簡単に製造することができる。
なお、折返し部23の両端23aの固定のため穴23bの穴加工工程は、表裏面材21、22の連続送り工程中にロータリーダイカットなどで行うようにしたり、間欠送りとしてパンチ機構で行うようにするいずれの場合でも良い。
また、この表面材21の一部の折り込みによる折返し部23の形成は、表面材21の連続送り中に折り込むようにしても、ダンサーロールなどで間欠送り状態を作り出した後に折り込むようにするいずれの場合でも良く、連続送り中に折り込むようにすれば折り込み工程の安定性を確保できる点で望ましい。
さらに、折返し部23の両端23aの固定のため穴23bの穴加工工程を設けて折り返し部23の間に挟まれる2枚の表面材21に穴を開けてヒートシールで固定する場合(図3に示す場合)には、間欠送りとした後に表面材21を折り込むようにすることで、間欠送り状態を有効に利用することができ、能率良く製造することができる。
なお、折返し部23の両端23aの固定は、穴23bを形成して周縁部のヒートシール24と同時に行うようにする場合に限らず、図6に示すように、ホットメルトなどの接着剤28を用いて固定するようにしても良く、また、ホッチキスやリベットなどの機械的に固定する機械的固定、あるいは超音波シールによる溶着などで行うようにしたり、これらに限らず他の固定方法を用いて固定するようにしても良い。
さらに、この実施の形態では、2列取りの場合に、表面材21に2箇所の折返し部23を形成するようにしたが、裏面材21の2箇所を折り込んで折返し部23を形成したり、表面材21と裏面材22にそれぞれ1箇所ずつ折返し部23を形成するようにしても良い。
また、2列ずつ折り込む折返し部23の向きも対称に配置する場合でも、非対称に配置する場合のいずれでも良い。
さらに、2列取りで2列の折返し部23を折り込む場合に、2列を同時に折り込む必要はなく、タイミングを前後させて折り込むようにし、ヒートシール24を行うまでに2列の折返し部23が形成できれば良い。
また、1列取りとして表面材21または裏面材22のいずれかの一部を折り込んで折返し部23を形成するようにしても良く、2列取りの場合と同様の製造工程でプラスチックパウチを製造することができる。
次に、この発明のプラスチックパウチの製造方法の他の一実施の形態について、図7および図8により説明するが、すでに説明した実施の形態と同一部分には同一記号を記し、重複する説明は省略する。
この製造方法30では、同時に3つのプラスチックパウチ10を製造する3列取りとする場合であるが、表面材21あるいは裏面材22の一方に3箇所の折り込みを形成して3列の折返し部23を形成してプラスチックパウチを製造する場合には、図示省略したが、すでに説明した2列取りの場合と同様の工程で製造することができる。
なお、この表面材21あるいは裏面材22の一方に3箇所の折り込みを形成して3列の折返し部23を形成しながらプラスチックパウチを製造する場合には、同時に3箇所の折り込みを開始する必要はなく、例えば2箇所の折り込みを開始した後、もう1箇所の折り込みを行うようにタイミングを変えて行うようにしても良く、表裏面材21,22の幅方向に対する折り込み位置、折り込み量の調整が容易にできる。
次に、3列取りの場合で、表面材21に2箇所の折返し部23を形成し、裏面材22に1箇所の折り返し部23を形成する場合に、例えば図7(a)、(b)に示すように、2つのパウチのヒートシールしない充填口とする開口部25同士を対向させるとともに、このうちの1つと残りの1つで2つのヒートシールによって塞がれる底部同士を対向させるように3列のパウチを配置すると、例えば図7(a)の場合には、表面材21に形成する2つの折返し部23の折り込み方向が非対称となり、同図(b)の場合には、表面材21に形成する2つの折返し部23の折り込み方向を対称として製造することができる。
また、例えば図7(a)の場合には、裏面材22に形成する1つの折返し部23を裏面材22の幅方向の略中央部に配置して形成することができ、同図(b)の場合には、裏面材22に形成する1つの折返し部23を大きく中央部からずれた端部分に配置して形成することができる。
また、このような図7(a),(b)に示すように、3つのパウチの配列を、2つのパウチのヒートシールしない開口部25同士を対向させるとともに、このうちの1つと残りの1つで2つのヒートシールする底部同士を対向させるように配置すると、製造ラインの最終工程で個々のパウチにカッターユニットで切り離す場合に、切断のために無駄となるトリミング部分がほとんどなく、効率的にプラスチックフィルム積層体を使用することができる。
さらに、3列取りの場合で、表面材21に2箇所の折返し部23を形成し、裏面材22に1箇所の折り返し部23を形成する場合に、例えば図8(a)に示すように、2つのパウチのヒートシールしない開口部25同士を対向させるとともに、中央部の1つのヒートシールする底部分と残りの1つのヒートシールしない開口部25を対向させるように3列のパウチを配置すると、表面材21に形成する2つの折返し部23を幅方向両端部に形成できるとともに、折り込み方向を対称に形成でき、しかも裏面材22に形成する1つの折返し部23を幅方向略中央部に形成して製造することができる。
これにより、表面材21や裏面材22の送り方向にフィードロールなどによってテンションが加わる状態であっても幅方向に均等に分散しながら折返し部23を形成することが可能となる。
なお、この3列のパウチの配列の場合には、製造ラインの最終工程で個々のパウチにカッターユニットで切り離す場合に、中央部の1つのヒートシールした底部分と残りの1つのヒートシールしない開口部25を対向させた部分では、図8(b)に示すように、底部分にヒートシール24を残し、開口部25にヒートシール24が残らないように切断する必要があり、トリミングによる無駄部分が僅かに発生する。
このような3列取りのプラスチックパウチの製造方法の他の工程は、すでに説明した2列取りの場合と同様にして行うことができ、ここでは説明を省略する。
以上のように、表面材21と裏面材22とに3列の折り込みを形成して折返し部23を形成することで、3列取りでプラスチックパウチを製造することができる。
次に、この発明のプラスチックパウチの製造方法の他の一実施の形態について、図9により説明する。
この製造方法40では、製造されるプラスチックパウチ10Aがこれまでの表面材11と裏面材12に加えて別に折返し用面材19を用いて構成され、折返し部13の先端部がヒートシール14Aで密封される。
このようなプラスチックパウチ10Aは、製造ラインとしてスタンディングパウチを製造する設備を利用して底部分の代わりに折返し用面材19(29)を供給することで製造することができる。
すなわち、この製造方法40では、例えば2列取りとする場合、すでに説明した製造ライン20において、内面が熱接着性を有するプラスチックフィルム積層体が折返し用面材29として2枚に分けて供給され、それぞれの端部を一回折り曲げて重ねることで折返し部23を形成したのち、この折返し部23の両端23aの2枚の重なり部分にヒートシールで固定するための穴23bの穴加工が行われる。
この折返し部23の両端23aをヒートシールで固定するための穴加工は、すでに説明した穴の配置や形状などで形成するようにすれば良い。
この後、折返し用面材29の上に表面材21を重ねるとともに、下に裏面材22を重ねるようにした後、パウチの周縁部の縦シール24aと横シール24bに加えて折返し部23の頂部のシール24cがヒートシール24によって行われ、充填口となる開口部25を開口したままとするとともに、折返し部23の端部23aも穴23bを介して横シール24bによって固定される。
こうしてヒートシールすることで別部材としての折返し用面材29を用いた場合にもパウチとして必要な部分をシールすることができる。
なお、これ以降の自動開口部のためのヒートシールや開口部の形成、個々のパウチへの切断などは、すでに説明した2列取りの製造方法20と同様にして行うことができる。
この場合、折返し部23の頂部にヒートシール24によるシール部24cが形成されるので、必要に応じてトリミング工程を設けてトリミングするようにすれば良い。
このようなプラスチックパウチの製造方法40によれば、折返し部23を別部材の折返し用面材29を供給して形成するので、表面材21や裏面材22の供給とは別に折り込みや穴23bの加工ができる。
なお、穴23bの加工に代え、接着剤28の塗布工程を設けるようにして折返し部23の端部23aを固定するようにしても良く、他の固定方法で固定することもできる。
以上、実施の形態とともに、詳細に説明したように、この発明のプラスチックパウチの製造方法によれば、表面材か裏面材のいずれかあるいは両方の一部を折り込んで折返し部を形成することで、連続送りや間欠送りされるウエブによる表面材や裏面材に簡単に折返し部を形成でき、折返し部を備えたプラスチックパウチを簡単に製造することができる。
また、この発明のプラスチックパウチの製造方法によれば、折返し部を、連続送りされる表裏面材からも簡単に形成することができる。
さらに、この発明のプラスチックパウチの製造方法によれば、折返し部を、連続送りされる表裏面材でも間欠送りとすることで一層簡単に形成することができる。
また、この発明のプラスチックパウチの製造方法によれば、折返し部を、表裏面材の2箇所あるいはそれぞれの1箇所に形成することで、幅方向に2列ずつプラスチックパウチを製造する2列取りでの製造を簡単に行うことができる。
さらに、この発明のプラスチックパウチの製造方法によれば、表裏面材だけでなく、折返し部に別部材として折返し用面材を組み合わせてパウチを製造することができ、折返し部を備えたパウチを通常のスタンデイングパウチ用の製袋機を用いて製造することができる。
また、この発明のプラスチックパウチの製造方法によれば、折返し部を、表裏面材のいずれか一方に3箇所、あるいはいずれか一方の2箇所といずれか他方の1箇所に形成して3箇所の折返し部を形成することで、幅方向に3列ずつのプラスチックパウチを製造する3列取りでの製造を簡単に行うことができる。
さらに、この発明のプラスチックパウチの製造方法によれば、折返し部の折り込み方向を、同一方向、異なる方向、あるいはこれらの組み合わせとして形成することで、折返し部の折返し方向にかかわらず折返し部を備えたプラスチックパウチを簡単に製造することができる。
また、この発明のプラスチックパウチの製造方法によれば、折返し部の形成を、タイミングを前後させて行うことで、一度に折返し部を形成することなくタイミングをずらすことでテンションが加わる面材に対しても容易に折返し部を形成することができ、容易に折返し部を備えたパウチを製造することができる。
さらに、この発明のプラスチックパウチの製造方法によれば、折返し部のシール部外側の幅方向両端の固定を、折返し部で挟まれる2枚の面材部分に穴を開けたのち、ヒートシールして固定することで、2枚の面材の穴を介して上下の面材の内面同士を接触させてヒートシールで簡単に固定することができる。
また、この発明のプラスチックパウチの製造方法によれば、穴を、2枚の面材あるいは折返し面材のそれぞれ、あるいは2枚の面材に跨って形成することで、上下の面材の内面同士を接触させてヒートシールで固定することができる。
さらに、この発明のプラスチックパウチの製造方法によれば、穴の形成を、表裏面材、あるいは折返し面材の連続送り中あるいは間欠送り中に行うことでで、連続送りの場合や間欠送りのいずれの場合でも穴を形成してヒートシールで簡単に折返し部を固定することができる。
また、この発明のプラスチックパウチの製造方法によれば、折返し部のシール部外側の幅方向両端の固定を、接着剤、機械的固定、溶着のいずれかで行うことで、いずれでも簡単に固定することができる。
さらに、この発明のプラスチックパウチの製造方法によれば、プラスチックパウチのヒートシールされた周縁部の内側に、内部の蒸気圧で開口し得る自動開口部を形成することで、自動開口部を簡単に形成でき、電子レンジでの加熱も安全かつ簡単に行うことができる。
また、この発明のプラスチックパウチの製造方法によれば、自動開口部を、周縁部のヒートシールと同時にヒートシール部を形成した後、このヒートシール部に貫通孔を開けて形成することで、自動開口部を簡単に形成することができる。
通常の平形パウチの一般的な製造ラインの概略構成図である。 この発明の製造対象となるプラスチックパウチにかかり、(a)は表面材の斜視図、(b)は裏面材の斜視図、(c)は組立状態の底面図、(d)は電子レンジでの加熱状態の斜視図である。 この発明のプラスチックパウチの製造方法の一実施の形態にかかる工程の概略説明図である。 この発明のプラスチックパウチの製造方法の一実施の形態にかかる折返し部の固定用の穴の配置の概略説明図である。 この発明のプラスチックパウチの製造方法の一実施の形態にかかる自動開口部の配置の概略説明図である。 この発明のプラスチックパウチの製造方法の一実施の形態にかかる折返し部の他の固定方法の概略説明図である。 この発明のプラスチックパウチの製造方法の他の一実施の形態にかかり、それぞれが工程の概略説明図である。 この発明のプラスチックパウチの製造方法の一実施の形態にかかる工程の概略説明図および切断部分の説明図である。 この発明のプラスチックパウチの製造方法の他の一実施の形態にかかるパウチの概略説明図および工程の概略説明図である。
符号の説明
1 原反
2 巻き戻しロール機構
3 レザースリッタ
4,5 フィルム
6 ダンサーロール
7 フィードロール
8 ヒートシール装置
9 カッターユニット
10 プラスチックパウチ
11 表面材
12 裏面材
13 折返し部
13a 幅方向端部
14 ヒートシール部
15 充填口
16 開口部
17 シール部
20、40 製造方法
21 表面材
22 裏面材
23 折返し部
23a 両端
23b 穴
24 ヒートシール
24a 縦シール
24b 横シール
24c 頂部シール
25 充填口
26 ヒートシール
27 自動開口部
28 接着剤
29 折返し用面材

Claims (14)

  1. 表面材と裏面材との少なくとも一方に内部と連通する幅方向の折返し部を少なくとも1箇所備えて周縁部がヒートシールされるとともに、この折返し部のシール部外側の幅方向両端を前記表面材または裏面材と固定したプラスチックパウチを製造するに際し、
    前記表面材と前記裏面材との少なくとも一方の一部を折り込んで前記折返し部を形成するようにしたことを特徴とするプラスチックパウチの製造方法。
  2. 前記折返し部の形成を、連続して送られる前記表裏面材に行うようにしたことを特徴とする請求項1記載のプラスチックパウチの製造方法。
  3. 前記折返し部の形成を、連続して送られる前記表裏面材を間欠送りとして行うようにしたことを特徴とする請求項1記載のプラスチックパウチの製造方法。
  4. 前記折返し部を、前記表裏面材のいずれか一方に2箇所、あるいはそれぞれに1箇所形成して2列取りで製造するようにしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のプラスチックパウチの製造方法。
  5. 前記表裏面材に加え、前記折返し部を形成する折返し用面材を用いて製造するようにしたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のプラスチックパウチの製造方法。
  6. 前記折返し部を、前記表裏面材のいずれか一方に3箇所、あるいはいずれか一方の2箇所といずれか他方の1箇所に形成して3列取りで製造するようにしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のプラスチックパウチの製造方法。
  7. 前記折返し部の折り込み方向を、同一方向、異なる方向、あるいはこれらの組み合わせとして形成するようにしたことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のプラスチックパウチの製造方法。
  8. 前記折返し部の形成を、タイミングを前後させて行うようにしたことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のプラスチックパウチの製造方法。
  9. 前記折返し部のシール部外側の幅方向両端の固定を、前記折返し部で挟まれる2枚の面材部分に穴を開けたのち、ヒートシールして固定するようにしたことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のプラスチックパウチの製造方法。
  10. 前記穴を、前記2枚の面材あるいは前記折返し面材のそれぞれ、あるいは2枚の面材に跨って形成するようにしたことを特徴とする請求項9記載のプラスチックパウチの製造方法。
  11. 前記穴の形成を、前記表裏面材、あるいは折返し面材の連続送り中あるいは間欠送り中に行うようにしたことを特徴とする請求項9または10記載のプラスチックパウチの製造方法。
  12. 前記折返し部のシール部外側の幅方向両端の固定を、接着剤、機械的固定、溶着のいずれかで行うようにしたことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のプラスチックパウチの製造方法。
  13. 前記プラスチックパウチのヒートシールされた周縁部の内側に、内部の蒸気圧で開口し得る自動開口部を形成するようにしたことを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載のプラスチックパウチの製造方法。
  14. 前記自動開口部を、前記周縁部のヒートシールと同時にヒートシール部を形成した後、このヒートシール部に貫通孔を開けて形成するようにしたことを特徴とする請求項13記載のプラスチックパウチの製造方法。

JP2005188351A 2004-08-25 2005-06-28 プラスチックパウチの製造方法 Active JP4760159B2 (ja)

Priority Applications (10)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005188351A JP4760159B2 (ja) 2005-06-28 2005-06-28 プラスチックパウチの製造方法
PCT/JP2005/015965 WO2006022435A1 (ja) 2004-08-25 2005-08-25 プラスチックパウチおよびその製造方法
CA002577367A CA2577367C (en) 2004-08-25 2005-08-25 Plastic pouch and manufacturing method therefor
CN200910179293A CN101670892A (zh) 2004-08-25 2005-08-25 塑料袋及其制造方法
AU2005275647A AU2005275647B2 (en) 2004-08-25 2005-08-25 Plastic pouch and method of producing the same
EP05776978.8A EP1783064B1 (en) 2004-08-25 2005-08-25 Plastic pouch and method of producing the same
US11/660,154 US8157445B2 (en) 2004-08-25 2005-08-25 Plastic pouch and manufacturing method therefor
CN2005800365461A CN101052574B (zh) 2004-08-25 2005-08-25 塑料袋及其制造方法
KR1020077004148A KR100878786B1 (ko) 2004-08-25 2005-08-25 플라스틱 파우치와 그 제조 및 충전방법
US13/418,303 US8951178B2 (en) 2004-08-25 2012-03-12 Plastic pouch and manufacturing method therefor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005188351A JP4760159B2 (ja) 2005-06-28 2005-06-28 プラスチックパウチの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007008484A true JP2007008484A (ja) 2007-01-18
JP4760159B2 JP4760159B2 (ja) 2011-08-31

Family

ID=37747489

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005188351A Active JP4760159B2 (ja) 2004-08-25 2005-06-28 プラスチックパウチの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4760159B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021038027A (ja) * 2020-12-10 2021-03-11 株式会社サンエー化研 加熱処理用包装体

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10152165A (ja) * 1996-11-20 1998-06-09 Toho Jushi Kogyo Kk 直線易裂性のリップ付きフィルムの製造方法
JPH1128773A (ja) * 1997-07-10 1999-02-02 Fuji Seal Co Ltd 包装袋の製造方法、並びに包装体の製造方法及び製造装置
JP2002029574A (ja) * 2000-05-11 2002-01-29 Toppan Printing Co Ltd プラスチック包装材料と該プラスチック包装材料を用いて製袋した食品包装袋。
JP2003182778A (ja) * 2001-12-19 2003-07-03 Dainippon Printing Co Ltd 電子レンジ用包装袋
JP2005059867A (ja) * 2003-08-08 2005-03-10 Toppan Printing Co Ltd 蒸気抜き機能を有する包装袋とそれを用いた包装体

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10152165A (ja) * 1996-11-20 1998-06-09 Toho Jushi Kogyo Kk 直線易裂性のリップ付きフィルムの製造方法
JPH1128773A (ja) * 1997-07-10 1999-02-02 Fuji Seal Co Ltd 包装袋の製造方法、並びに包装体の製造方法及び製造装置
JP2002029574A (ja) * 2000-05-11 2002-01-29 Toppan Printing Co Ltd プラスチック包装材料と該プラスチック包装材料を用いて製袋した食品包装袋。
JP2003182778A (ja) * 2001-12-19 2003-07-03 Dainippon Printing Co Ltd 電子レンジ用包装袋
JP2005059867A (ja) * 2003-08-08 2005-03-10 Toppan Printing Co Ltd 蒸気抜き機能を有する包装袋とそれを用いた包装体

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021038027A (ja) * 2020-12-10 2021-03-11 株式会社サンエー化研 加熱処理用包装体
JP7116773B2 (ja) 2020-12-10 2022-08-10 株式会社サンエー化研 加熱処理用包装体

Also Published As

Publication number Publication date
JP4760159B2 (ja) 2011-08-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4526592B1 (ja) 製袋機
KR102568473B1 (ko) 지퍼 테이프를 갖는 주머니체, 주머니체, 주머니체의 제조 방법 및 주머니체의 제조 장치
JP2016137929A (ja) 電子レンジ用包装袋及び製袋方法
BR112018004140B1 (pt) Método de formar um tubo de material polimérico
CN107107521A (zh) 底部带有撑板的包装和热封方法
JP6487215B2 (ja) ジッパーテープ、ジッパーテープ付袋体、および、ジッパーテープ付袋体の製造方法
JP2009051522A (ja) ジッパー付袋の製造方法および製造装置
JP2005178068A (ja) 包装用袋の製造方法およびその装置
JP4644048B2 (ja) 縦形製袋充填機
JP4760159B2 (ja) プラスチックパウチの製造方法
JP2008155963A (ja) チャックテープ付きピロー包装用巻取原反
JP2009073550A (ja) スパウト付きパウチ容器及びその製袋充填方法
JP2016117525A (ja) ガセット包装袋
JP2006213368A (ja) ピロー包装体
JP3844828B2 (ja) ガセット袋及びその製造方法
JP6969937B2 (ja) スパウト装着装置
JP2005178856A (ja) 包装用袋およびその製造方法
JP2008056345A (ja) ファスナ付き袋とその製造方法
JP5478414B2 (ja) 包装袋および縦形製袋充填包装装置
JP4287252B2 (ja) チャックテープ付き包装体の製造方法
JP6857323B2 (ja)
JP6935211B2 (ja) 複合刃部
JP7029265B2 (ja) パウチ容器の製造方法及び製造装置
JP4543872B2 (ja) 電子レンジ加熱調理用の軟包装袋の製造方法
JP2018030602A (ja) 注出口付き包装袋及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080526

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110120

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110315

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110510

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110523

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140617

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4760159

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140617

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140617

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140617

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350