JP2007004964A - 高いトラック横断分解能の読み取りヘッドおよび低ビットアスペクト比のディスクを有する磁気記録ディスクドライブ - Google Patents

高いトラック横断分解能の読み取りヘッドおよび低ビットアスペクト比のディスクを有する磁気記録ディスクドライブ Download PDF

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Abstract

【課題】低BARを備え、トラック横断空間分解能が高い磁気抵抗読み取りヘッドを有する、連続媒体またはパターンドメディアディスクドライブを提供する。
【解決手段】1インチ当たりビット数(BPI)でのトラック方向におけるリニアビット密度と、1インチ当たりトラック数(TPI)でのトラック横断方向におけるトラック密度との比が低い、連続媒体またはパターンドメディアのディスクドライブは、トラック横断方向の高空間分解能を備えた磁気抵抗読み取りヘッド100を有する。読み取りヘッド100は、2つの磁気シールドS1,S2の間に配置され、このシールドおよび読み取りヘッドは、ヘッドキャリア22のディスクに面する表面に垂直な側面26上に形成される。ヘッドキャリア22は、サスペンション20によって支持され、ヘッドキャリア22の側面26はデータトラック43’にほぼ平行に配向される。
【選択図】図6

Description

本発明は、磁気記録ディスクドライブに関し、より具体的には超高データ密度のディスクドライブに関する。
従来の磁気記録ディスクドライブは、連続磁性膜の記録層を備えた「連続媒体」ディスクを使用する。膜の領域が、誘導書き込みヘッドによって円周方向またはトラック平行方向に磁化されたときに、データは、連続膜の同心のデータトラックに記録または書き込まれ、その結果、書き込まれたデータ「ビット」が得られる。同心のデータトラックにパターニングされ、各トラックが、非磁性領域で分離された別個の磁気島、すなわち「ビット」を有する記録層を備えた「パターンドメディア」(特許文献1)を使用するディスクドライブが提案されてきた。データは、島の中にある磁性材料を磁化する誘導書き込みヘッドによって、予めパターニングされたデータトラックの別個の島に書き込まれ、その結果、書き込まれたデータ「ビット」が得られる。
いずれのタイプのディスクドライブでも、書き込まれたデータビットは、ビットからの磁界が磁気抵抗読み取りヘッドで検出されたときに読み返され、ディスクが回転して読み取りヘッドを通過する際に、ディスクドライブの回路構成によってデータに加工される。読み取りヘッドは、ヘッドキャリアの平坦面上で2つのシールド間に形成される薄膜のスタックであり、平坦面は、ディスクに垂直に、ならびにトラック横断方向または半径方向に平行に配向される。シールドは、ダウントラック方向への読み取りヘッドの空間応答を強化して、ダウントラックの分解能を改善する。読み取りヘッドの薄膜スタックにおける特定層の、リソグラフィによって決まった幅によって、トラック横断方向での空間応答がほぼ決定される。従来の読み取りヘッドは、固有の非対称の空間分解能、すなわち平坦面に垂直な横断方向(トラック平行方向または円周方向)では空間分解能が高く、平坦面に平行な方向(トラック横断方向または半径方向)では空間分解能が低い。
データ密度が常に増加し続けるディスクドライブに対する要求では、データビットがディスク上でさらに密集することが求められる。1インチ当たりビット数(BPI)でのトラック平行方向におけるリニアビット密度と、1インチ当たりトラック数(TPI)でのトラック横断方向におけるトラック密度との比は、ビットアスペクト比(BAR)と呼ばれる。従来の読み取りヘッドは本質的に非対称であり、また非常に狭いトラックを扱うのに好適なトラック追従サーボ系を実装することが困難なため、従来のディスクドライブのBARは、標準的には5よりも大きかった。
米国特許第5820769号明細書
超高データ密度、例えば約300Gbit/in以上の単位のデータ密度を達成するには、媒体粒度を縮小することが必要であって、結果として記録媒体が熱的に不安定なものになる可能性があるため、BPIをさらに増加させることがさらに困難になる。したがって、従来の媒体で密度をさらに増加することは、主に、TPIを増加させ、その結果BARを減少させることによって実施される場合が多い。リソグラフィによるパターニングでは、約2よりも大きいBAR値で媒体を作製することは大幅に困難になるため、パターンドメディアを使用するディスクドライブは、ほぼ1のBAR値を有する場合が多い。
低BARのディスク上に密集したビットを検出することができる読み取りヘッドを備えた、超高データ密度の磁気記録ディスクドライブが求められる。
本発明は、低BARを備え、トラック横断空間分解能が高い磁気抵抗読み取りヘッドを有する、連続媒体またはパターンドメディアディスクドライブである。読み取りヘッドは2つの磁気シールド間に配置され、シールドおよび読み取りヘッドは、ヘッドキャリアの側面上に、キャリアのディスクに面する面に垂直に形成される。キャリアは、ディスクドライブアクチュエータで支持され、キャリアの側面はデータトラックにほぼ平行に配向される。この配置では、読み取りヘッドの高空間分解能方向(ヘッドがその上に形成される側面に垂直な横断方向)は、半径方向またはトラック横断方向にある。読み取りヘッドがデータトラックからのデータビットを検出しているとき、ヘッドのいずれかの側のシールドは、近接するデータトラックのデータビットからのフラックスの量を減少させる。
トラック横断方向の高い空間分解能を備えた読み取りヘッドは、約3未満のBARを備えたディスクからのデータビットを検出するのには最適である。これにより、ビットがパターニングされた超高密度のパターンドメディアを使用して、1程度のBARを達成することが可能になる。十分な隣接トラック阻止を達成するには、読み取り装置の幅が、標準的にはトラックピッチのおよそ半分の幅である必要があるため、従来のように配向されたヘッドでは、(低BARの)パターンドメディアを使用するには非常に狭い読み取り素子が必要になる。良好な隣接トラック阻止は、トラックに平行に配向されたヘッドの固有の能力であり、読み取りヘッドの幅には大きく依存しないため、本発明により、大幅に広い読み取りヘッド幅が可能になる。狭い読み取りヘッドを作製することは、リソグラフィパターニングの観点から見て困難なので、本発明にしたがって作られるヘッドは、作製がより容易である。
読み取りヘッドは、導電性の非磁性スペーサ層で分離された自由強磁性層および固定強磁性層を有する、面内電流(CIP)型または面垂直電流(CPP)型の巨大磁気抵抗効果(GMR)読み取りヘッド、もしくは、電気絶縁性のトンネル障壁で分離された自由強磁性層および固定強磁性層を有する、磁気トンネル接合(MTJ)磁気抵抗読み取りヘッドであってもよい。
磁気記録ディスクは、データビットが記録層の面内で磁化される「水平」記録ディスク、もしくはデータビットが記録層の面に垂直に磁化される「垂直」記録ディスクであってもよい。
ディスクドライブは、ヘッドキャリアにおいて読み取りヘッドと同じ側面にやはり形成される、磁極先端部が一般に側面と同一平面内にある、誘導書き込みヘッドを有してもよい。連続媒体と共に使用されるとき、側面上の同一平面内にある磁極先端部の厚さは、一般にデータトラックの幅を画定する。
本発明の性質および利点のさらに十分な理解のため、添付図面と共に以下の詳細な説明を参照されたい。
本発明によれば、低BARのディスク上に密集したビットを検出することができる読み取りヘッドを備えた、超高データ密度の磁気記録ディスクドライブを提供することができる。
図1は、一般的な磁気記録ハードディスクドライブの平面図である。ディスクドライブは、磁気記録ディスク12、およびディスクドライブのハウジングまたは基部16上に支持された回転式のボイスコイルモータ(VCM)アクチュエータ14を包含する。ディスク12は、複数の同心のデータトラックを備えた磁気記録層を有する。ディスク12は、基部16に据え付けられたスピンドルモータ(図示せず)によって、回転軸13の周りで方向15に回転される。アクチュエータ14は、軸17の周りで旋回し、剛体のアクチュエータアーム18を包含する。一般に可撓性であるサスペンション20は、たわみ要素23を包含し、アーム18の端部に取り付けられる。ヘッドキャリアまたは空気軸受スライダ22は、たわみ部23に取り付けられる。ヘッドキャリアは、トラック円周方向にほぼ垂直な端面または後端面25と、トラック方向にほぼ平行な側面26とを有する。標準的には誘導書き込みヘッドおよび磁気抵抗読み取りヘッドを包含する、磁気記録読み取り/書き込みヘッド24は、スライダ22の端面または後端面25上に形成される。たわみ部23およびサスペンション20により、ディスク12が回転することで生成される空気軸受上で、スライダが「縦揺れ」および「横揺れ」できるようになる。
ディスク12が回転すると、アクチュエータ14が回転して、読み取り/書き込みヘッド24を、トラックを横切るほぼ半径方向に移動させることができ、データの読み取りおよび書き込みのために、ディスク12上の異なる同心のデータトラックにアクセスすることができる。標準的には、スピンドルモータによって回転するハブ上に複数のディスクが積み重ねられ、別個のスライダおよび読み取り/書き込みヘッドがそれぞれのディスク表面に関連付けられる。
図2Aは、図1の方向2−2で取ったディスクドライブヘッドアセンブリおよびディスク12の一部分の拡大端面図である。ヘッドアセンブリは、スライダの後端面25上に形成された読み取り/書き込みヘッド24を包含する。スライダ22は、たわみ部23に取り付けられており、ディスクに面する表面27、およびディスクに面する表面27にほぼ垂直であって半径方向またはトラック横断方向にほぼ平行な端面25を有する。スライダ22のディスクに面する表面27は、空気軸受面(ABS)であり、端面25は後端面である。ABS27は、回転するディスク12からの空気流が、ディスク12の表面に非常に近接してまたはそれとほぼ接触して、スライダ22を支持する空気のベアリングを生成するようにさせる。読み取り/書き込みヘッド24は、後端面25上に形成され、後端面25上の端子パッド29と電気的に接続することによって、ディスクドライブの読み取り/書き込みエレクトロニクスに接続される。
図2Aに示ように、ディスク12は、磁気記録層40および保護被膜42を有する。磁気記録層40は、従来の市販の磁気記録ディスクにおけるもののような、「連続」媒体と呼ばれることがあるスパッタ蒸着されたコバルト(Co)合金膜などの、磁気記録材料の連続層であってもよい。ディスク12が連続媒体である場合、ディスク12が回転するにしたがって書き込みヘッドを通る書き込み電流が磁界を生成すると、誘導書き込みヘッドは、円周方向(図2Aにおける紙面奥行き方向)にデータトラックを形成する。複数の同心のデータトラックの断面は、図2Aの半径方向に沿って示されており、読み取り/書き込みヘッド24の直下にあるデータトラックは、トラック43として規定されている。
図2Bは、データトラック43を備えた磁気記録層40の一部分を示すディスク12の平面図である。データトラックの各々は、層40の面内に、ならびに円周方向またはトラック平行方向に配向された、磁化領域または磁化(矢印で表される)を有する。データトラックは互いに物理的に分離されず、また、層40内に予め形成されないが、書き込みヘッドからの書き込み磁界が連続磁性層内に磁化を作成するときに形成されるので、磁性材料の記録層40は、連続磁性層と呼ばれる。図2Bでは、磁化領域はそれぞれ、標準的なビット45などの、書き込みヘッドから単一パルスによって作成されることができる最も小さな単一の「ビット」として表わされる。実際には、記録されるデータ内で1から0への、またはその逆の変化があるまで、磁化方向は切り替わらないので、矢印で表される磁化の多くはシングルビットサイズよりは長くなる。磁化領域は、ビットまたはビットセルと称されるが、それは、読み取りヘッドによってデータとして検出される、トラックに沿った隣接する磁化領域の間の転移である。図2Bでは、ビットは、記録層40の面内で磁化されているものとして示されており、すなわちディスク12は、水平または長手磁気記録ディスクである。しかしながら、記録ディスクは垂直磁気記録ディスクであってもよく、その場合、ビットの磁化は記録層40の面に垂直になる。
図2Bに示すように、標準的なビット45などのビットはそれぞれ、トラック横断幅Wおよびトラック平行長さLを有するので、個々のビットは、ほぼW/Lのビットアスペクト比(BAR)を有すると考えることができる。しかしながら、BARは、リニアビット密度、すなわち円周方向またはトラック平行方向における1インチ当たりビット数(BPI)と、トラック密度、すなわち半径方向またはトラック横断方向における1インチ当たりトラック数(TPI)との比として、より正確に決定される。ディスクの全体的なデータ密度を増加させるための従来の方策は、BPIを増加させることにより焦点を置いていたため、従来のディスクは、比較的高い、例えば5以上のBARを有する。
上述のように、従来の磁気記録ディスクドライブは連続媒体を使用している一方、「パターンド」メディアを使用するディスクドライブが提案された。パターンドメディアでは、ディスク上の記録層中の磁性材料は、各島または「ビット」内に単一の磁気ドメインが存在するように、小さな分離されたブロックまたは島にパターニングされる。単一の磁気ドメインは、単一の粒子であるか、または、単一の磁気ボリュームとして一斉に磁気状態が切り替わる、強く結合したいくつかの粒子からなることができる。これは、単一の「ビット」が磁区壁によって分離された複数の磁気ドメインを有してもよい従来の連続媒体と対照的である。パターニングされたブロックの必要な磁気分離を生成するために、ブロック間の領域の磁気モーメントは、これらの領域を本質的に非磁性にするように、破壊されるか大幅に低減されなければならない。あるいは、媒体は、ブロック間の領域内に磁性材料が存在しないように作製されてもよい。
特許文献1(米国特許第5820769号明細書)は、様々なタイプのパターンドメディアおよびそれらの作製方法の代表例である。「非磁性」という用語は、データブロック間の領域が、誘電体などの非強磁性材料、または、磁界が印加されていない状態で実質的に残留モーメントを有さない材料から形成されることを意味する。非磁性領域はまた、磁気記録層またはディスク基板中のグルーブまたはトラフなどの、磁性材料が存在しないところであってもよい。図2Cは、非磁性領域46によって分離された、標準的なビット45’などの磁性材料のデータブロックまたはビットにパターニングされた磁気記録層40’を備える、ディスク12’の平面図である。図2Cの例ではビットは円形状に形作られているが、ビットは、他の形状を有することができる。図2Cでは、トラック平行方向およびトラック横断方向におけるビットの間隔により、BARは約1になるので、ディスクは低BARのディスクである。パターニングされたビットは、水平記録用に記録層40’の面内で磁化されてもよく、また垂直記録用に記録層40’の面に垂直に磁化されてもよい。
図3は、図2Aの方向3−3における図であり、ディスク12から見た読み取り/書き込みヘッド24の端部を示す。読み取り/書き込みヘッド24は、スライダ22の後端面25上に蒸着され、リソグラフィでパターニングされた一連の薄膜である。書き込みヘッド28は、書き込みギャップ30によって分離された、書き込み磁極P1/S2およびP2を包含する。書き込み電流が書き込みヘッド28に導かれると、トラック43に沿った方向で、書き込みギャップ30を横切って磁界が生成される。磁気抵抗センサまたは読み取りヘッド100は、標準的にはアルミナ(Al)で形成される2つの絶縁ギャップ層G1、G2の間に配置される。ギャップ層G1、G2は、磁気シールドS1とP1/S2の間に配置され、P1/S2は、書き込みヘッドのための第1の書き込み磁極としても作用する。シールドS2が磁極P1としても作用するので、この種の読み取り/書き込みヘッド24は「組合せ」ヘッドとして知られている。S2およびP1が別個の層の場合、読み取り/書き込みヘッドは「ピギーバック」ヘッドとして知られている。書き込み磁極は、標準的にはめっきしたNiFeまたはCoFe合金から形成される。シールドは、標準的にはパーマロイ(NiFe)またはセンダスト(FeAlSi)から形成される。読み取りヘッド100がデータトラック43からの磁気転移を検出しているとき、シールドS1、S2は、データトラック内の近接する転移からの磁束が読み取りヘッドに達するのを防ぐ。
図4は、ヘッドを作る層の積み重なり、およびディスクからの磁界を検出するヘッドの操作を示す、従来の巨大磁気抵抗効果(GMR)スピンバルブ読み取りヘッド100の斜視図である。層は、スライダの端面25上に形成されたシールドS1の上に形成されており、端面25は、ABSに直角であって、トラック横断方向にほぼ平行である。ヘッド100は、ディスクに垂直な固定のまたは固着された磁気モーメントまたは磁化方向107を有する、固定強磁性層106、ディスクからの横方向外部磁界に応答して自由層110の面内で回転可能な磁気モーメントまたは磁化方向111を有する、センシングまたは「自由」強磁性層110、ならびに固定層106と自由層110の間の非磁性の導電性スペーサ層108を包含する。固定層106は、反強磁性(AFM)層104と交換結合されている。したがって、固定層106の磁化方向107は固定され、対象範囲内における外部磁界、すなわちディスク上の記録データからの磁界の存在下では回転しない。
トラック横断方向での自由層110の幅は、一般にデータトラック幅(TW)を画定する。センス電流Iは、一般に、読み取りヘッドの端部で接続された導線(図示せず)から自由層110および固定層106の面内に印加されるので、ディスクからの磁界による、固定層の磁化107に対する自由層の磁化111の回転は、電気抵抗の変化として検出できる。自由層110は、印加される磁界がない状態では、ABSおよびデータトラック43上のディスク表面にほぼ平行な、自身の磁化方向111を有する。磁気記録層の面内であってトラックに沿った2つの隣接する磁気転移47、48は、ディスクの面外であって自由層の磁化方向111にほぼ直交する磁界Hを作成する。この磁界Hにより、点線の矢印で示すように、磁界Hの方向によってディスクから「上向き」または「下向き」に、磁化方向111が自由層110の面内で回転する。
センス電流ISが自由層および固定層の面内で方向付けられるので、図4の読み取りヘッド100は、面内電流(CIP)型スピンバルブ(SV)読み取りヘッドである。しかしながら、読み取りヘッド100は、自由層および固定層の面にほぼ垂直に通るように方向付けられたセンス電流Iを有する、面垂直電流(CPP)型読み取りヘッドであってもよい。非磁性スペーサ層108が導電性であるので、上述の読み取りヘッド100はGMR読み取りヘッドである。しかしながら、読み取りヘッドはまた、周知の磁気トンネル接合(MTJ)磁気抵抗読み取りヘッドであってもよく、その場合には、スペーサ層は、標準的にはアルミナである電気絶縁性のトンネル障壁である。MTJ読み取りヘッドはCPP型読み取りヘッドでもある。
図5Aは、データトラック43上に載置されたCIP型磁気抵抗読み取りヘッドを示す。
読み取りヘッド100は、シールドS1、S2の間に位置する電気絶縁性のギャップ層G1、G2の間に配置される。ヘッド100のセンシング層の磁化方向は、強磁性バイアス層BL1、BL2によって偏向され、導線L1、L2によってヘッド100への電気的接続が作られて、センス電流をヘッド100の層の面に平行に導くことが可能になる。
図5Bは、データトラック43上に載置されたCPP型磁気抵抗読み取りヘッドを示す。読み取りヘッド100は、シールドS1、S2の間に位置する導電性層CL1、CL2の間に配置される。ヘッド100のセンシング層の磁化方向は、強磁性バイアス層BL1、BL2によって偏向され、シールドS1、S2および層CL1、CL2を介して電気的接続が作られて、センス電流をヘッド100の層の面に垂直に導くことが可能になる。
図5A、5Bに示すもののような薄膜読み取りヘッドは、一般に非対称の空間分解能を有し、特に、基板(すなわち、ヘッドがその上に形成されるヘッドキャリアの端面25)に垂直な横断方向において高空間分解能と、基板に平行な方向においてそれよりも低い空間分解能とを有する。この空間分解能が非対称なのは、横断方向の分解能が磁気シールド間のギャップ間隔によって制御され、平行方向の分解能が、リソグラフィで決まるセンシング層の幅によって制御されるためである。この固有の非対称性が、非常に狭いトラックにトラック追従サーボ系を実装することの難しさと相まって、磁気記録システムの設計者は、標準的には5を越える大きなBAR値を選択しようと考える。
より最近では、超常磁性効果が、リニアビット密度の継続的な増加を制限するようになってきた。この周知の効果により、(許容可能な媒体の転移ノイズレベルで増加したリニアビット密度を支持するために必要な)媒体の粒度の継続的な小型化が、結果として記録媒体の熱的安定性の損失につながる、すなわち、データは、記録媒体の予期される寿命以前にそれ自体を消去してしまう可能性がある。この問題を回避するために、トラック密度を、リニアビット密度よりも速く測ることができ、これがより低いBARにつながる。しかしながら最終的には、パターンドメディアは、300Gbit/in程度の面データ密度を達成することが求められる。1を大幅に越えるBARのこのデータ密度を達成することは、リソグラフィ技術に大きな負担をかけることになり、やはり低いBARへの動機付けとなる。
しかしながら、低BARのディスクは、トラック横断方向の分解能が低いため、読み取りヘッドの従来の配向が好ましくないものになる。これは、従来の磁気記録ディスクが、ヘッドのトラック平行方向の分解能がリニアビット間隔よりも大幅に低い場合に、符号間干渉を明らかにすることができ、うまくデータを復号することができる、部分応答(PR)データ検出および復号化スキームを使用しているためである。読み取りヘッドの分解能力は、一般に、ディスク上の非常に小さな磁性形体に対するヘッド応答の半値でのパルス幅(PW50)として測定される。PW50対ビット長の比は、従来のPRデータチャンネルでは約2〜4の範囲である。一方、PRチャンネルは、隣接するデータトラックからの信号に対して容易に修正することができないので、近接するデータトラックから何らかの顕著な応答があれば、エラー率が許容できないほど高くなる。したがって、近接するデータトラックからの応答が少なくとも20dB下がるように、読み取りヘッドのトラック横断方向の分解能は十分に高い必要がある。したがって、(1程度の)低いBARは、クロス平行方向のビット間隔の、またはそれよりも小さいトラック横断方向の分解能を備え、一方、トラック平行方向の分解能が標準的にはリニアビット間隔の2〜4倍である、読み取りヘッドを決定付ける。上述の理由から、優れたトラック横断方向分解能を備えたものよりも、優れたトラック平行方向分解能を備えた読み取りヘッドを選択することの分岐点は、約3のBARで生じる。
本発明は、読み取りヘッドとそのシールドがトラックに沿った方向に平行に配向されてその上に形成される、基板表面の面を備えた磁気記録ディスクドライブである。これは、ディスクドライブが、ディスク12’、およびサスペンション20で支持されたヘッドキャリアまたはスライダ22を備える図6に、概略的に示される。ディスク12’は、約3未満のBARを備え、標準的な低BARデータトラック43’などの、複数の同心のデータトラックを有するディスクである。シールドS1、S2(図示せず)を備えた読み取りヘッド100および書き込みヘッド28’は、スライダ22の側面26上に形成される。スライダ22の側面26は、一般にディスクに面する表面27と端面25の両方に直交し、また一般に、読み取られるデータトラック43’に平行である。
図7は、低BARのデータトラック43’上に載置されたCIP型磁気抵抗読み取りヘッドとしての、図6の読み取りヘッド100を示す。読み取りヘッド100は、シールドS1、S2の間に位置する電気絶縁性のギャップ層G1、G2の間に配置される。第1のシールドS1は、スライダ22の側面26上に形成される。ヘッド100内のセンシング層の磁化方向はデータトラック43’に平行であり、強磁性バイアス層BL1、BL2によって偏向される。導線L1、L2によって、ヘッド100への電気的接続が行われ、これによって、センス電流をヘッド100の層の面に平行に導くことが可能になる。データトラック43’は、約1のBARを備えるディスクにつながるほぼ等しいW寸法およびL寸法を有する、標準的なビット45’などのシングルビットで示される。シールドS1、S2は、データトラックの近接するデータトラック43’からの磁束が読み取りヘッド100に達するのを防ぐ。
図7のデータトラック43’のビットは、図5Aに示されるもののような、しかし低BARの連続媒体の磁化領域であっても、または図2Cに示すようなパターンドメディアの別個のブロックであってもよい。さらに、ディスクは、図7に示すような、ビットが記録層の面内で磁化された水平記録層を備えるものではなく、ビットが記録層に垂直に磁化された垂直磁化記録層を備えるものであってもよい。CIP型読み取りヘッドを図7に示しているものの、本発明は、スライダ22の側面26上のシールドS1、S2の間に配置されたCPP型読み取りヘッドに十分に適用可能である。
図7に示すように、読み取りヘッド100は、それが上に形成される表面26に平行な、かつデータトラック43’に平行な、幅WHを有する。従来の読み取りヘッド(図5に示すもののように、ヘッドがその上に形成される表面はトラック平行方向に垂直である)と共に使用されるパターンドメディアでは、Tがディスク上のデータトラックのトラック横断ピッチのとき、幅WHはTよりも小さいことが必要である。これは、WHがTよりも大きい場合、読み取りヘッドが、隣接するデータトラック上のデータから過剰な量の磁束を検出するためである。しかしながら、パターンドメディアと共に使用されるとき、本発明の読み取りヘッドはTよりも大きなWHを有することができ、このTは、BARが約1の場合、トラックに沿った島のダウントラックピッチにほぼ等しい。これは、複数のダウントラックデータビットから派生する信号を、読み取りチャンネルで同時に処理することができるためであり、この情報は、ビットデータを抽出するのに使用される。読み取りヘッドは、より広くすることができるので、基板表面上に形成し、リソグラフィでパターニングする方が容易である。
パターンドメディアを使用し、BAR=1で500Gbit/inの面密度に設計されたディスクドライブのための、読み取りヘッドおよび記録媒体の標準的な寸法は、次のとおりである。トラックピッチ=36nm、ビットピッチ=36nm、読み取りヘッド幅WH=80nm、読み取りヘッド高さ=50nm、シールド間隔またはギャップ=50nm、ヘッド・媒体間隔(ヘッドの底部から媒体の頂部まで)=10nm、パターニングされた記録媒体の島の直径=25nm、およびパターニングされた記録媒体の島の厚さ=10nm。
本発明の利点は、コンピュータモデリングによって実証された。このモデルでは、媒体は、磁束戻り経路を提供する軟磁性下地層の上に、パターニングされた垂直記録層を備えた垂直媒体であった。パターンドメディアは、各ビットが垂直磁化を有する、図2Cに示すようなものであった。各ビットの直径は23nm、ビットのトラック平行周期は38.6nm、トラック横断周期は33.4nmであり、その結果BARは0.87であった。
読み取りヘッドは、50nmの幅WHおよび3nmの厚さを有していた。2つのシールド間のギャップは50nmであった。この媒体および読み取りヘッドを用いて、従来の方式で、すなわち、ヘッドを支持する基板表面がトラック横断方向に平行に配向されるように(図5Aのように)ヘッドキャリアを配向して、データが読み取られ、本発明にしたがって、すなわち、基板表面がトラック平行方向に平行になるように(図7のように)ヘッドキャリアを配向して読み取ったデータと比較した。本発明は、大幅に良好なよいクロストラック阻止を提供した。具体的には、ヘッドは、ヘッドの中心からわずかに66nmしか離れていない、隣接トラックからの信号振幅の95%を阻止することができたのに対して、従来の配向のヘッドでは、同程度の隣接トラック阻止を達成するには、隣接トラックがヘッドの中心から119nm離れている必要がある。
コンピュータモデリングはさらに、トラック平行方向に平行な基板表面と共に配向されたヘッドの隣接トラック阻止に対する能力が、シールド間の間隔またはギャップに特に敏感ではないことを示した。このことは、リソグラフィで画定された読み取りセンサの幅が隣接トラック阻止の能力に大きく影響する従来のように配向されたヘッドでは、リソグラフィによるパターニング工程に対して厳しい許容差要件が与えられるのに比べて、非常に優れている。したがって、本発明の追加の利点は、シールド間隔またはギャップを、ディスク上のデータトラックのトラック横断ピッチTよりも大きくできることである。これは、S1とS2の間隔がデータトラックの幅Wよりも大きいものとして表されている図7に示される。絶縁層、比較的厚い反強磁性層、およびスタック内のバイアス層が必要なため、小さなシールド間ギャップを達成することは困難である。
さらに、モデリングは、読み取りヘッドの幅がディスク上のデータトラックのビットピッチの約2倍未満であれば、ヘッド基板の面とディスク上のデータトラックの接線との間の15°もの大きな斜角が、隣接トラック阻止に著しい悪影響を及ぼさないことを示している。
図6に概略的に示すように、書き込みヘッド28’は、読み取りヘッド100に隣接するスライダ22の側面26上に形成される。本発明のディスクドライブと共に使用するための書き込みヘッドを、図8A、8Bに示す。書き込みヘッド28’は、第1のパターニングされた銅層350、パターニングされたヨーク360、および第2のパターニングされた銅層370を包含し、これらはすべて、従来のリソグラフィパターニングおよび蒸着プロセスによって形成される。銅層350および370はそれぞれ、端部で接続されて、中間ヨーク360に巻き付くまたはこれを取り囲む完全なコイルを形成する1組のコイルセグメントを包含し、その結果、コイルを通して書き込み電流が生成されると、同一平面内にある書き込み磁極P1、P2によって書き込みギャップ330の両端間に磁界が生成される。図8Aに示すように、書き込み磁極P1、P2および書き込みギャップ330は、実質的に同一面内にあり、この面は、スライダの側面26に平行、すなわちトラック平行方向に平行である。書き込みギャップ330の両端間の磁界は、トラック方向に沿って配向され、データトラック内に磁化を作る。磁極P1、P2および書き込みギャップ330のデータトラックに対する関係を示すために、データトラック43’の一部分が図8Aに示される。図8Bは、ABSから見た書き込み磁極および書き込みギャップを示す。同一平面内にある書き込み磁極P1、P2の厚さまたは幅(WP)により、連続媒体のトラック幅(TW)が決まる。書き込み磁極の厚さを増加させると、記録層に印加される書き込み磁界の強度が増加する。
本発明を、好ましい実施形態を参照して具体的に示しかつ説明してきたが、本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく、形態および詳細の様々な変更が行なわれてもよいことが、当業者には理解されるであろう。したがって、開示される発明は単に例示目的のものであり、その範囲は、特許請求の範囲に明記されるものによってのみ制限されるものと見なされる。
カバーを取り外した、従来の磁気記録ハードディスクドライブの概略平面図である。 図1の方向2−2で取ったスライダおよびディスクの一部分の拡大端面図である。 高ビットアスペクト比(BAR)を有するデータビットを備えた連続磁気記録層上のデータトラックを示す従来技術のディスクドライブにおける磁気記録ディスクの平面図である。 低BARを有するデータビットを備えたパターニングされた磁気記録層上のデータトラックを示す従来技術の磁気記録ディスクの平面図である。 図2Aの方向3−3の図であり、従来技術のディスクドライブにおけるディスクから見た読み取り/書き込みヘッドの端部を示す。 従来技術のディスクドライブにおけるディスクからの磁界を検出する読み取りヘッドの操作を概略的に示すための、磁気抵抗読み取りヘッドおよびデータトラックの分解斜視図である。 従来技術による高BARを備えた連続媒体のデータトラック上に載置された面内電流(CIP)型磁気抵抗読み取りヘッドのABSを示す図である。 従来技術による高BARを備えた連続媒体のデータトラック上に載置された面垂直電流(CPP)型磁気抵抗読み取りヘッドのABSを示す図である。 トラックに沿った方向に平行に配向されたスライダの側面上にある読み取りヘッドを示す本発明のディスクドライブの一部分の概略図である。 低BARを備えたデータトラック上に載置されたCIP型磁気抵抗読み取りヘッドとしての図6の読み取りヘッドを示す図である。 本発明のスライダの側面に面し、側面上の書き込みヘッドおよびデータトラックを備えたディスクの一部分を示す図である。 スライダのディスクに面する表面に面し、図8Aの書き込みヘッドの磁極先端部を示す図である。
符号の説明
12,12’…磁気記録ディスク、
13…回転軸、
14…アクチュエータ、
16…基部、
17…軸、
18…アクチュエータアーム、
20…サスペンション、
22…ヘッドキャリア(空気軸受スライダ)、
23…たわみ要素、
24…磁気記録読み取り/書き込みヘッド、
26…側面、
25…後端面、
27…表面、
28’…書き込みヘッド、
29…端子パッド、
30…書き込みギャップ、
40…磁気記録層、
42…保護被膜、
43’…データトラック、
45’…ビット
S1、S2…シールド、
100…読み取りヘッド、
104…反強磁性(AFM)層、
106…固定強磁性層、
108…非磁性スペーサ層、
110…自由層、
350、370…銅層、
330…書き込みギャップ、
360…ヨーク、
BL1,BL2…強磁性バイアス層、
G1,G2…ギャップ層、
L1,L2…導線。

Claims (21)

  1. ディスクおよび該ディスク上に記録されたデータを読み取るための読み取りヘッドを有する磁気記録ディスクドライブであって、
    基板および該基板上の磁気記録層を備え、複数のほぼ同心のデータトラックを有する回転可能なディスクと、
    ディスクに面する表面および該ディスクに面する表面にほぼ直交する側面を有する前記読み取りヘッドのキャリアと、
    前記側面上の第1の磁気シールドと、
    前記第1のシールド上の、センシング層を備える読み取りヘッドと、
    前記読み取りヘッド上の第2の磁気シールドと、
    前記キャリアに接続された、前記読み取りヘッドを選択されたデータトラックに対して位置決めするためのアクチュエータであって、前記読み取りヘッドのセンシング層を読み取られる前記データトラックにほぼ平行にして前記キャリアを支持するアクチュエータと、を有することを特徴とする磁気記録ディスクドライブ。
  2. 前記磁気記録層内の前記データトラックが、前記磁気記録層の面内で磁化可能な磁性材料のビットを含むことを特徴とする請求項1に記載のディスクドライブ。
  3. 前記磁気記録層内の前記データトラックが、前記磁気記録層の面に垂直に磁化可能な磁性材料のビットを含むことを特徴とする請求項1に記載のディスクドライブ。
  4. 前記磁気記録層が磁性材料の連続層を有することを特徴とする請求項1に記載のディスクドライブ。
  5. 前記磁気記録層内の前記データトラックが、非磁性領域で分離された磁性材料の別個のデータビットにパターニングされていることを特徴とする請求項1に記載のディスクドライブ。
  6. 前記データビットが、トラックピッチTを有する円形状のトラックに配列され、前記センシング層が前記ディスクに面する表面に平行な幅WHを有し、WHがTよりも大きいことを特徴とする請求項5に記載のディスクドライブ。
  7. 前記シールド間の間隔がTよりも大きいことを特徴とする請求項6に記載のディスクドライブ。
  8. 前記磁気記録層内の前記データトラックが磁性材料のデータビットを含み、前記データトラックに沿ったビット密度と半径方向のトラック密度との比が約3よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載のディスクドライブ。
  9. 前記磁気記録層内の前記データトラックが、非磁性領域で分離された磁性材料の別個のデータビットにパターニングされていることを特徴とする請求項8に記載のディスクドライブ。
  10. 前記読み取りヘッドが磁気抵抗読み取りヘッドであり、前記センシング層が、外部磁界がない場合に前記ヘッドキャリアのディスクに面する表面にほぼ平行に配向され、前記データトラックからの磁界がある場合に実質的に自由に回転する、面内磁化方向を有する自由強磁性層であり、前記読み取りヘッドがさらに、
    前記ヘッドキャリアのディスクに面する表面にほぼ垂直に配向された面内磁化方向を有する固定強磁性層と、
    前記自由層と前記固定層の間の非磁性スペーサ層と、を有し、
    前記自由層、前記スペーサ層および前記固定層が、前記第1および第2のシールドの間に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のディスクドライブ。
  11. 前記磁気抵抗読み取りヘッドが面内電流(CIP)型読み取りヘッドであることを特徴とする請求項10に記載のディスクドライブ。
  12. 前記磁気抵抗読み取りヘッドが面垂直電流(CPP)型読み取りヘッドであることを特徴とする請求項10に記載のディスクドライブ。
  13. 前記側面上に形成された誘導書き込みヘッドをさらに有することを特徴とする請求項1に記載のディスクドライブ。
  14. 基板および該基板上の磁気記録層を備え、非磁性領域で分離された磁性材料の別個のデータビットを有する複数のほぼ同心のデータトラックにパターニングされた、回転可能なディスクと、
    ディスクに面する表面および該ディスクに面する表面にほぼ直交する側面を有するキャリアと、
    前記側面上にあり、該側面に垂直な方向に離間した、一対の磁気シールドと、
    前記シールドの間にあり、前記ディスク上のデータビットを検出するための、前記ディスクに面する表面に平行な幅WHを有する磁気抵抗読み取りヘッドと、
    前記側面上にあり、前記データビットを磁化するための誘導書き込みヘッドと、
    前記キャリアに接続された、前記ディスクを横切って前記キャリアをほぼ半径方向に移動させるためのアクチュエータであって、WHを有する前記キャリアを前記データトラックにほぼ平行に支持するアクチュエータと、
    を有することを特徴とする磁気記録ディスクドライブ。
  15. 前記データビットが前記磁気記録層の面内で磁化可能であることを特徴とする請求項14に記載のディスクドライブ。
  16. 前記データビットが前記磁気記録層の面に垂直に磁化可能であることを特徴とする請求項14に記載のディスクドライブ。
  17. 前記データビットがトラックピッチTを有する円形状のトラックに配置され、WHがTよりも大きいことを特徴とする請求項14に記載のディスクドライブ。
  18. 前記データトラックに沿ったビット密度と半径方向のトラック密度との比が約3よりも小さいことを特徴とする請求項14に記載のディスクドライブ。
  19. 前記読み取りヘッドが、
    外部磁界がない場合に前記ヘッドキャリアのディスクに面する表面にほぼ平行に配向され、前記データビットからの磁界がある場合に実質的に自由に回転する、面内磁化方向を有する自由強磁性層と、
    前記ヘッドキャリアのディスクに面する表面にほぼ垂直に配向された面内磁化方向を有する固定強磁性層と、
    前記自由層と前記固定層の間の非磁性スペーサ層と、
    を有することを特徴とする請求項14に記載のディスクドライブ。
  20. 前記読み取りヘッドが面内電流(CIP)型読み取りヘッドであることを特徴とする請求項19に記載のディスクドライブ。
  21. 前記読み取りヘッドが面垂直電流(CPP)型読み取りヘッドであることを特徴とする請求項19に記載のディスクドライブ。
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