JP2006525848A - 空調空気を個人呼吸域へ送給するためのシステム - Google Patents
空調空気を個人呼吸域へ送給するためのシステム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006525848A JP2006525848A JP2006509797A JP2006509797A JP2006525848A JP 2006525848 A JP2006525848 A JP 2006525848A JP 2006509797 A JP2006509797 A JP 2006509797A JP 2006509797 A JP2006509797 A JP 2006509797A JP 2006525848 A JP2006525848 A JP 2006525848A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- flow path
- tower
- supply unit
- conditioned
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47C—CHAIRS; SOFAS; BEDS
- A47C21/00—Attachments for beds, e.g. sheet holders, bed-cover holders; Ventilating, cooling or heating means in connection with bedsteads or mattresses
- A47C21/04—Devices for ventilating, cooling or heating
- A47C21/042—Devices for ventilating, cooling or heating for ventilating or cooling
- A47C21/044—Devices for ventilating, cooling or heating for ventilating or cooling with active means, e.g. by using air blowers or liquid pumps
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24F—AIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
- F24F1/00—Room units for air-conditioning, e.g. separate or self-contained units or units receiving primary air from a central station
- F24F1/0007—Indoor units, e.g. fan coil units
- F24F1/0071—Indoor units, e.g. fan coil units with means for purifying supplied air
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24F—AIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
- F24F1/00—Room units for air-conditioning, e.g. separate or self-contained units or units receiving primary air from a central station
- F24F1/0007—Indoor units, e.g. fan coil units
- F24F1/0071—Indoor units, e.g. fan coil units with means for purifying supplied air
- F24F1/0073—Indoor units, e.g. fan coil units with means for purifying supplied air characterised by the mounting or arrangement of filters
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24F—AIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
- F24F3/00—Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems
- F24F3/12—Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems characterised by the treatment of the air otherwise than by heating and cooling
- F24F3/16—Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems characterised by the treatment of the air otherwise than by heating and cooling by purification, e.g. by filtering; by sterilisation; by ozonisation
- F24F3/163—Clean air work stations, i.e. selected areas within a space which filtered air is passed
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61F—FILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
- A61F7/00—Heating or cooling appliances for medical or therapeutic treatment of the human body
- A61F2007/0059—Heating or cooling appliances for medical or therapeutic treatment of the human body with an open fluid circuit
- A61F2007/006—Heating or cooling appliances for medical or therapeutic treatment of the human body with an open fluid circuit of gas
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61F—FILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
- A61F7/00—Heating or cooling appliances for medical or therapeutic treatment of the human body
- A61F2007/0094—Heating or cooling appliances for medical or therapeutic treatment of the human body using a remote control
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24F—AIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
- F24F2221/00—Details or features not otherwise provided for
- F24F2221/10—Details or features not otherwise provided for combined with, or integrated in, furniture
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24F—AIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
- F24F2221/00—Details or features not otherwise provided for
- F24F2221/12—Details or features not otherwise provided for transportable
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24F—AIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
- F24F2221/00—Details or features not otherwise provided for
- F24F2221/38—Personalised air distribution
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Ventilation (AREA)
- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
- Invalid Beds And Related Equipment (AREA)
- Accommodation For Nursing Or Treatment Tables (AREA)
- Central Air Conditioning (AREA)
- Duct Arrangements (AREA)
Abstract
個人呼吸環境における空気質を著しく改善するためのシステム。システムは、空調空気の流れを発生させる送風機ユニット(22)と、送風機ユニット(22)が発生させた空気を人の呼吸域へと送給する送給システムと、送風機ユニット(22)と送給システムとを相互に連結する、空調空気を送風機ユニット(22)から送給システムへと向けるための導管(26)とを含んでいる。送給システムは、空調空気を各人の頭の周りにかつ各人の個人呼吸域内へと送り、それにより各人の頭の周りに空調空気帯を作り出すように配置される。
Description
本発明は、空調空気を個人呼吸域へ送給するためのシステムに関する。特に、本発明は、健康状態または快適性を向上させるために空調空気を送給する、個人環境におけるシステムに関する。
本出願は、米国籍企業であるハローイノベーションズ,インコーポレイテッド(Halo Innovations, Inc.)の名で2004年4月7日付でPCT国際出願として出願するものであり、2004年1月27日付で出願した米国仮出願第60/539,360号および2003年4月8日付で出願した米国仮出願第60/461,306号に基づく優先権を主張するものである。
喘息は米国および世界中において最近20年にわたって驚くべき速度で増加しており、現在、米国人の罹患者は1500万人を超えている。この増加の原因については、新鮮な空気の少ない「気密性の高くなった」住居において室内で過ごす時間が多くなったことにせよ、病気の早期診断の向上にせよいくつかの推測がなされている。最近の調査では、住宅のアレルゲンおよび汚染物質への曝露によるリスクが米国の6歳未満の子供達では医師によって診断された喘息の39%を占めるとの結論が下された。今日、5,000,000人の米国の子供達(13人に1人)が喘息を患い、小児科救急室の受診者全体の17%を占めている。
アレルギー性鼻炎すなわち花粉症には4000万人の米国人が罹患している。それは、鼻副鼻腔炎(米国民の14%)だけでなく、医療機関の受診を必要とする最も一般的な小児期の病気である中耳炎(耳痛など)も引き起こす可能性がある。
これらの病気に関連する甚だしい不快さや非常に起こりがちな悲劇的結果(米国では年5,000件を超える喘息関連の死亡が起きている)に加えて、米国内の喘息の推定年間コストは、ほんの10年前は62億ドルであったのから増加して、本年は145億ドルになると予測される。
アレルギー専門医らが推奨しているこれらの病気の症状に対する最初の防衛線は環境曝露を減らすことである。これは、アレルゲン源(例えば、ネコ、たばこ、かびなど)およびその保有体(例えば、カーペット、カーテンなど)を除去することによって、また高効率空気清浄器を使用して空気を清浄化することによって達成することができる。
既存の空気清浄技術は、高効率微粒子空気(HEPA)フィルタや静電式集塵装置などを用いて通過する空気の流れの中の粒子を高い割合で除去する点で非常に効果的であり得る。
しかしながら、人々が実際に呼吸する粒子レベルでのこれらのフィルタの有効性は、フィルタの効率、1時間当たりの換気回数または空気流、ならびにドアまたは窓の開放や強制換気や室内の粒子源のような環境動態に直接左右される。調査によると、これらの変動要因は、ろ過された空気と混合することによって、室内の居住者が呼吸している場所においてHEPA(典型的には効率99.97%)フィルタの室内粒子数に対する効果を平均効率50%以下にまで低下させる可能性がある。
一例として、人々はよく、限定された領域内の粒子レベルを低減させようとして室内空気清浄器ユニットを利用する。これらの種類のユニットは、ユニットを流れる空気から有害粒子を高い割合で有効に除去する。しかしながら、ユニットの領域内の各人がこの粒子除去がもたらす有益な結果の全てを享受するわけではないことがある。なぜなら、ユニットから排出される空気は、各人に到達して吸い込まれる前に、別の有害粒子を周囲環境から取り込み得るからである。
本発明は、個人呼吸環境における空気質を著しく改善するためのシステムを提供する。
空気質は、空気の流れが個人呼吸環境に到達する前に空気の流れからアレルゲンなどの有害粒子を除去すること、アレルゲンなどの有害粒子が個人呼吸環境に到達するのを防止すること、個人呼吸環境において空調を行うことの1つ以上によって改善することができる。
本発明は、送風機ユニットと、送風機ユニットによって供給された空気を人の呼吸域へ送給する送給システムと、送風機ユニットと送給システムとを相互に連結し、空気を送風機ユニットから送給システムへと向けるための導管とを含んでいる。送給システムは、空調空気を人の頭の周りにかつその人の個人呼吸域内へ送るように配置される。送給システムによって送給された空気は、人の頭の周りに空調空気帯を作り出す。アレルゲンなどの有害粒子は空調空気帯に入ることができないので、人が吸い込む空気は実質的に送給システムによって送給された空調空気となる。
本発明の1つの局面において、送給システムは、空調空気をベッドに横たわっている1人または複数の人の頭の周りへ送給するためにベッドを基準にして配置される。送給システムは、空調空気を人の頭の周りへ送給するために椅子、ソファなどの家具に座っていたり横たわっていたりする人を基準にして配置することや、空調空気を車両の乗員の頭の周りへ送給するために車両内に配置することもできる。多くの変形が可能である。実際に、送給システムは、人が座っていたり、立っていたり、横たわっている際にその人の頭の周りへ空調空気を送給することが望ましい場所であればどこででも使用することができる。
送風機ユニットは、好ましくは、空気が呼吸域へ送給される前に空気をろ過する高効率フィルタを備えている。空調は、他の方法で、例えば、空気を加熱または冷却すること、空気を加湿すること、空気中に芳香および薬剤を導入することなどで行うこともできる。
本発明を特徴づけるこれらおよびその他の様々な利点および新規な特徴は、本明細書に添付され、本明細書の一部をなす特許請求の範囲において詳細に指摘する。しかしながら、本発明、本発明の利点および本発明の使用により達成される目的をより良く理解するために、本明細書のさらなる一部をなす図面と、本発明の好適な実施形態が記載された添付の説明を参照されたい。
本発明は、図1に模式的に示すように、空調空気を1人以上の人の頭の周り、すなわちこれらの人々の個人呼吸域内へ送給するためのシステム10を提供する。システム10は、送風機ユニット12と、送給システム14と、空気を送風機ユニットから送給システムへと向けるために、送風機ユニット12と送給システム14とを相互に連結した導管16とを含んでいる。
送風機ユニット12は、好ましくは、呼吸域へ送給される前に空気をろ過する高効率フィルタを備えている。空調は、他の方法で、例えば、空気を加熱または冷却すること、空気を加湿すること、空気中に芳香および薬剤を導入することなどの調節法の1つ以上によって行うこともできる。
送給システム14は、空調空気を人の頭の周りにかつその人の個人呼吸域内へと送給し、それによりその人が呼吸する空気の質を改善するように、人の頭付近に配置するのが好ましい。また、送給される空調空気は、人の頭の周りに空調空気帯を作り出すことによって、高レベルのアレルゲンを含んでいる可能性のある周囲空気が人に吸い込まれないようにするのに役立つ。
本明細書においては、ベッドに横たわっている人の個人呼吸域への空調空気の送給に関して(1つまたは複数の)好適な実施形態を説明する。当然ながら、システム10は、その他の環境、例えば、椅子またはソファに座っていたり横たわっていたりする人あるいは自動車の車内にいる人への空調空気の送給においても同様に利用可能である。
図2および図3において、システム10と同様のシステム20がベッド21を基準にして示されている。図示したベッド21は、大人が2人寝ることができるものである。しかし、当然ながら、ベッド21は、大人用あるいは子供用のシングル、ダブル、ツイン、クイーンまたはキングサイズを含むいかなるサイズのベッドであってもよい。
システム20は、送風機ユニット22と、送給システム24と、送風機ユニット22を送給システム24に連結する導管26とを含んでいる。送風機ユニット22は、空気の流れを生成するために、好ましくは電気モータ(図示せず)によって駆動される送風機ホイール(図示せず)を含んでいる。
空気をろ過するためのHEPAフィルタなどの高効率フィルタ28が送風機ユニット22内に配置されている。フィルタ28は、好ましくは、少なくとも0.3ミクロン以上の大きさの呼吸可能粒子の除去効率が約80%以上であり、より好ましくは、フィルタは、少なくとも0.3ミクロン以上の大きさの呼吸可能粒子の除去効率が約90%以上であり、最も好ましくは、フィルタ28は、少なくとも0.3ミクロン以上の大きさの呼吸可能粒子の除去効率が約95%以上である。
室内空気清浄器のような多くの従来の空気ろ過機構は95%といった高い効率を有していると宣伝されている。当然ながら、このような従来の機構において得られる効率はフィルタを出た直後の空気を基準にして測定されたものである。したがって、フィルタを離れた瞬間の空気は非常にろ過されたものであるが、ろ過された空気は、吸い込まれる前に室内空気と混じり合うので、アレルゲンなどの汚染物質を取り込むことになる。
その結果、このような機構を有する室内において、最終的に吸い込まれる空気は典型的にその機構の宣伝ろ過効率をはるかに下回るものである。対照的に、本明細書中に記載のシステムによると、最終的に人が吸い込む空気はフィルタ28を出る空気と実質的に同じろ過効率を有している。
したがって、フィルタ28を出たときの空気が少なくとも0.3ミクロン以上の大きさの呼吸可能粒子が95%除去されたものである(すなわち、フィルタの効率が95%である)場合には、空調空気帯内の人が吸い込む空気は、少なくとも0.3ミクロン以上の大きさの呼吸可能粒子が95%除去されたものとなる。
導管26は、送風機ユニット22に連結してそこから空気流を受け取るダクト30aを含んでいる。ベッド21の両側へ空気を送給するための第2のダクト30bがダクト30aに連結されている。
ダクト30bの各端部は上昇ダクト30cに連結され、上昇ダクトのそれぞれは床のベッド端部近傍から送給システム24まで上方に延び、空気を送給システム24へ送給する。送風機ユニット22、ダクト30aおよびダクト30bは、床に置かれたベッド21の下に収められる大きさとし、それによりできるだけ目立たないようにしている。
図示した実施形態において、送給システム24は、上昇ダクト30c間をベッド21の幅にわたって延びており、ヘッドボードがよく配置されることがあるベッドの先端に設置されている。本実施形態において、送給システムは、空調空気がベッドに横たわっている各人の頭の周りにかつ各人の個人呼吸域内へと送給されるように、それぞれの枕の上部全域に空気を吹き出すように配置される。
しかしながら、図5に示すように、送給システム24はベッドの幅の一部分のみに沿って延びていてもよく、その場合、空調空気は1人の人だけの頭の周りに送給されることになる。図5の実施形態においては第2の上昇ダクト30aは不要となる。
空気送給導管26の部分、例えば上昇ダクト30cは、ベッドの両側に配置されたものとして図示していた。しかしながら、ベッドの先端において、ヘッドボード(使用した場合)およびマットレスとベッドが置かれた部屋の壁との間に配置された配管を通してベッドの下からベッドの上へ空気の送給を行うことができると考えられる。
送給システム24は、空気が通過できるように設計された前面パネル32と空気不透過性の背面パネル34とによって形成された概ね中空の構造を含んでいる。送給システム24は、空調空気が上昇ダクトからシステム24の内部へと流れ込むことを可能にするように上昇ダクト30cに連結される。
前面パネル32は例えば空気透過性または有孔布で作られている。あるいは、前面パネル32は、空気が前面パネル32を通過できるようにするために穿孔つまり穴が設けられた硬質プラスチック材料で作られていてもよい。背面パネル34は、布または硬質プラスチックのような、いかなる適切な空気不透過性材料で形成してもよい。
布製前面パネル32と共に布製背面パネル34を使用すると、システム24は、送風機ユニット22によって空気流が供給されていないときは折りたたむことができ、空気流が供給されると再び広がるものとなる。プラスチック製前面パネルと共にプラスチック製背面パネル34を使用すると、システム24は、空気流が供給されていないときにその形状を維持するものとなる。
システム24は、システム24内に流れ込み前面パネル32を通過して出ていく空調空気がベッドに横たわっている各人の頭の周りにかつ各人の呼吸域内へと向けられるように配置される。その結果、各人は実質的にアレルゲンのない空調空気を吸い込むことになる。
システム24は、その上縁部に沿って、空気をベッド上の各人に向けて下方外側へと偏向するためのデフレクタ36も備えている。デフレクタ36に加えて、またはその代わりとして、前面パネル32にはその上縁部付近に通気孔38を設けることができる。通気孔38は、空気送給領域の上方に空気の障壁すなわち空気のデフレクタを生じさせる。デフレクタ36および/または通気孔38が生じさせる空気の障壁の重大な利点は、人の頭の周りに形成される清浄空気の覆いに悪影響を及ぼす恐れのある室内に存在する競合空気流の影響が低減されるということである。
送給システム24は、図2に示す位置に維持されるように設計することができる。あるいは、システム24は、前面パネル32が実質的にベッド上の枕の上に配置される不使用位置へと(図2の矢印で示すように)下向きに軸動するように設計することができる。
また、システム24は、図2に示すように、ベッドフレーム上に取り付けられることが多いヘッドボードの代わりとすることができる。ベッドフレームがヘッドボードを含んでいる場合は、システム24をヘッドボードの手前に配置することができる。また、システム24とヘッドボードは一体化させることができ、これにより、システム24はヘッドボードに内蔵され、その一体部品となる。
さらに、上昇ダクト30cは、システム24の垂直高さの調節を可能にするために垂直調節可能とすることができる。また、送風機ユニット22の動作を制御するための制御装置を上昇ダクト30cまたはシステム24に組み込むことができる。あるいは、送風機ユニット動作を制御するために適切な公知の無線技術によって動作する手持ち型の遠隔制御装置を設けることができる。
送給システムは、多数の構成が可能である。図4は、背面部の両端に側面部を含むU字襟状の送給システム44を示す。システム44は、好ましくは空気透過性布で作られた空気透過性の前面部分46(すなわち、各人に面する、つまり各人の方を向いている部分)と、好ましくは空気不透過性布で作られた空気不透過性の背面部分48(すなわち、各人と反対の方向を向いている部分)とを含んでいる。図5の実施形態と同様に、システム44がベッドの幅全体にわたって延びていなくてもよい。さらに、システム44は、有孔プラスチックまたは有孔布を含む前面部分46を利用することができる。
図6は、ベッドフレームまたはマットレスの側部に連結または一体化された送給システム54を示す。空調空気は、空調空気をシステム54へと向ける導管56内に導入される。導管56は、ベッドフレームまたはマットレスにその足側端部で連結または一体化されている。
図7は、直接にはベッドに連結されたり、ベッドによって支持されたりしていない送給システム64を示す。その代わりに、送給システム64は、各人の頭の周りに空調空気を向けるためにベッドの近傍で支持されている。
図8は、ベッド上の枕の上に延びる送給棒を含む送給システム74を示す。システム74は、空調空気を各人に向けて下方へ送給するように構成されている。
図9は、ベッド上の枕の上に延びるシャワーヘッド状の形態を有する送給システム84を示す。システム84は、空調空気を各枕に向けて下方へ送給する。
図10は、四半円構成を含む送給システム94を示し、システム94の平坦な側は実質的に空気不透過性であり、システム94の弓状の側は、空気を枕およびその上へと下方へ向けるために空気透過性である。
ここで、図11、図11aおよび図12〜18を参照しながら本発明の別の実施形態について説明する。本実施形態においては、空気送給システムは、片持ち梁式に支持されたブーム104の形態であり、ブーム104はブーム104を送風機ユニット108(図18〜20に示す)に連結する導管の一部を形成するタワー106に取り付けられ、そこから延びている。
図11に示すように、ブーム104は、後側ハウジング部110と、前側ハウジング部112と、空気出口部114とを含む多部品構成となっている。ハウジング部110、112は、互いに連結して、空気の流れの通路を形成する概ね中空の構造を形成する。ブーム104は、タワー106に連結する端部から自由な非取り付け端部にかけて大きさが小さくなり、つまり先細になり、それにより空気流路の大きさもまた小さくなる。
ブーム104内の空気流路は、ブームの長さに沿って空気を分散し、空気流路の先細になった形状は、ブームからの概ね一定の空気吐出圧、概ね一定の空気吐出速度および概ね一定の空気吐出量がブーム104の長さに沿った空気出口部114から得られるように、ブーム104の長さに沿って空気の圧力を維持するように構成されている。ブームはその連結端から自由端にかけて一定の大きさを有していてもよいが、ブームの空気流路は上記のように大きさが先細になるように適宜構成される。
前側ハウジング部112はその長さの大部分にわたって延びる開口部116を含んでおり、空気出口部114は開口部116に着脱可能に嵌合する。開口部116はその一端から他端にかけて概ね一定の大きさを有しているので、ブーム104の空気流路内の空気は、開口部116および開口部116を覆う空気出口部114を通ってブームから出ることができる。
出口部114の開口部への着脱可能な連結は、スナップ式嵌合連結によって、摩擦式嵌合によって、ねじを用いて、または着脱可能な連結手段のその他の形態を用いて達成することができる。図11、図11A、図12および図13に示すように、ハウジング部112は、使用者が出口部の取り外しに着手するために(1本または複数の)指を出口部114の端部の下に入れることを可能にする凹部118を含んでいる。
ハウジング部110、112は、ブーム104に入る空気の実質的に全てが開口部116および出口部114を通って出ていくように、空気に対して概ね不透過性である材料、例えばプラスチックで作ることができる。出口部114は、フレーム122上に支持された空気透過性の布材カバー120によって形成される。図11Aは、フレーム122上の正しい位置に取り付けたカバー120を示し、図11、図12および図13は、カバー120を取り付けていない状態のフレーム122を示す。
図示した実施形態において、フレーム122はプラスチックで形成されたグリル状構造である。使用時はフレーム122によって支持されるカバー120は、洗浄または交換のための取り外しを可能にするためにフレーム122上に取り外し可能に支持されるのが好ましい。
1つの実施例において、カバー120は、フレーム122上を摺動するスリーブとすることができる。別の実施例においては、カバー120は、フレーム122の外部に取り付けられるパネルである。カバー120がどのような構成であるかに関わらず、カバー120は、ブーム104の美的外観を改善するために少なくともフレーム122の外部を覆うものであるのが好ましい。
図14Bに示すように、出口部114は概ね湾曲した断面形状を有する。出口部114の断面形状は、単一の曲面、異なった曲率を有する複数の曲面、一連の相互に連結された直線部分、または直線部分と曲線状部分との組み合わせを含む多数の構成を有し得る。
いずれの構成を使用するにせよ、出口部114は、結果として得られる作り出される空調空気帯を改善する空気の障壁を生じさせるのに十分な弧にわたって空気を吐出するような構成とするのが好ましい。図14Aを参照すると、90°の弧にわたって空気を吐出する出口部の場合には、出口部の上部からの空気はベッド表面に対して概ね平行に出ていき、出口部の底部からの空気はベッド表面に対して概ね垂直に出ていく。
このような構成によると、出口部の底部からの空気は、ろ過されていない空気を同伴し、ろ過されていない空気をブーム104の背後からベッド表面に向けて下方へと引き寄せる傾向がある。この結果、空調空気帯に入る汚染空気の量が増加することになり、それにより空調空気帯内の空気の質が低下する。
対照的に、ブーム104は、ろ過された空気の一部115が出口部114からブーム104の背後にあるベッドフレームまたは壁に向かって吐出されるように構成されている。この吐出空気115は、ろ過されていない空気がブーム104の背後で下方へかつ空調空気帯内へと引き寄せられるのを防止する空気の障壁を生じさせる。
図14Bに示すように少なくとも約110°の弧にわたって空気を吐出させることによって満足な結果が得られることがわかった。好ましくは、図14Bに示すように、空気は、約7.0インチから約8.0インチの弧の長さ、約120°から約130°の弧の角度にわたって吐出され、弧のうちの約30°から約40°は垂直軸(破線で示す)の後方にある。しかし、当然ながら、空気の障壁効果が生じる限り、その他の弧にわたって空気の吐出が行われてもよい。
また、出口部114のカバー120を離れる空気は、図15に示すように、本明細書において後述する空気流量の範囲で出ていく表面に対して概ね垂直な一次速度ベクトルを有する傾向があることが発見された。また、カバー120に使用される布は、布面全体の圧力降下と布面を出る空気の速度との関係が、ΔPを水柱インチ単位の圧力降下、Vを布製カバーの面を離れる空気のフィート毎分単位の速度とすると、
ΔP=0.001415*V1.149
と規定されるものであるのが好ましい。したがって、布面を離れる空気速度が40フィート/分の場合には、カバー120の布面全体の圧力降下は、好ましくは約0.100水柱インチである。
ΔP=0.001415*V1.149
と規定されるものであるのが好ましい。したがって、布面を離れる空気速度が40フィート/分の場合には、カバー120の布面全体の圧力降下は、好ましくは約0.100水柱インチである。
ここで図11、図11A、図12および図13のブームに戻ると、ブーム104の支持端は、以下にさらに詳細に説明するように、ブーム104をタワー106に着脱可能に固定するために用いられる一対のフランジ124a、124bを含んでいる。フランジ124a、124bは、図11A中に見ることができ、図16中にも見ることができる。
図16のブームは、図11、図11A、図12および図13に示すブーム104と同様のブームを示してはいるが、ブーム内の空気吐出開口部の大きさがその一端から他端にかけて小さくなるように先細となっている。図16のブームと図11〜13のブーム104は、同一の方法でタワー106に取り付けられる。
タワー106も、図11および図17に示すように、上側タワー部126と下側タワー部128とを含む多部品構成である。好ましくはプラスチック材料で形成されるタワー部126、128は概ね円筒状であり、タワー部126は、図17に示すように、入れ子式に比較的密接してタワー部128上に嵌装されるように構成されている。タワー部126の内側に配置されたタワー部128は下から上まで概ね一定の直径を有しているが、タワー部126は、下側部分は概ね一定の直径を有し、直径が大きくなる上側部分へと遷移している。
このため、タワー部126、128によって形成される導管は、タワー部126の上部に近づくにつれて直径が大きくなる。直径が大きくなることで、空気流はブーム104に入る前にタワー106を通って減速および円滑化され、それにより乱流による騒音が低減される。タワー部126、128の図示した形状もタワー106の美観を高める。
タワー部126は、ブーム104がタワー106に取り付けられる場所であるその最上部に切欠き部130を有している。切欠き部130は、ブーム104の端部を受け入れる切込み134a、134bを有する穴部132を含んでいる。穴部132の直径(切込み134a、134bは無視する)が約3.5インチである場合、空気がブームに入る際の速度を極小化させるのに良好に機能することがわかった。
ブーム104の端部をタワー106に連結するには、ブーム104の端部を穴部132と位置合わせし、フランジ124a、124bをそれぞれ切込み134a、134bと位置合わせする。その後、ブーム104の端部を穴部に押し込み、45〜90°回転させ、それによりフランジ124a、124bを切込み134a、134bに対してずらせてブーム104をタワー106に固定する。
タワー106を通って上方へと流れる空気は、ブーム104の端部を通って流れることができ、ブームの長さに沿って分散する。ブームの端部への空気の移行を円滑化するために、タワー106の垂直軸に対して約45°に配置された偏向板(図12に破線で示す)または湾曲した偏向板(図12に破線で示す)を、空気をブーム104内へと移行させるためにタワー部126の上端に設けることができる。
下側タワー部128は、送風機ユニット108からつながるホース(図示せず)が連結する入口部138を含む基部136に連結されている。入口部138は直径が少なくとも約3.0インチである場合に良好に機能することがわかった。基部136は、好ましくは、装置の重心が低くなるような実質重量を有し、そのことにより装置の安定性が高められる。適切な重量とするには、基部136を金属のような比較的重い材料で形成することができる。あるいは、基部136をプラスチックで形成し、総重量を増やすためにおもりを取り付けることができる。
上側タワー部126と同様に、下側タワー部128には、入口部138からタワー内へと空気を移行させるために、タワー106の垂直軸に対して約45°に配置された偏向板または湾曲した偏向板をタワー部128の下端に設けることができる。
基部136の底面には床上で装置を支持するための一対の支持脚140a、140bが連結される。脚140a、140bは、基部136に対する位置および相互の位置を変更できるように調節可能に装着される。システムは、多数のベッドおよびヘッドボードの足部ならびにナイトテーブルなどのベッド近傍の家具の足部と互いに作用することが可能でなければならないため、支持脚140a、140bが調節可能であることは重要である。したがって、支持脚を調節可能とすることにより、そのような障害物を避けて脚を配置することができる。
上記のように、ブーム104は、ブーム104自体の長手方向軸laを中心とした調節が可能であるようにタワー106に取り付けられる。このため、ブーム104からの空気流の方向、そしてベッド上の人の周りに作り出される結果として得られる空調空気帯は、ブーム104をそれ自体の軸を中心として何らかの方法でわずかに回転させることによって変更することができる。
装置はまた、ベッドの左右いずれかの側での装置の使用を可能にするために、図13に矢印で示すようにブーム104がタワーの垂直軸vaを中心として回転できるように設計されるのが好ましい。これを達成するために、タワー部126は、ブーム104をタワー106に対して図12に示す位置とは反対の側に配置することができるように、下側タワー部128に対して垂直軸を中心に回転可能であるのが好ましい。空気が適切な方向に吐出されるようにブーム104を配置し直す必要があることもある。
タワー106も、タワー106の高さとそれに伴うべッド上のブーム104の高さとを使用者の要求に応じて調節することができるように高さ調節可能である。高さ調節は多くの方法で実行することができる。高さ調節の1つの方法を図17に示す。この方法では、タワー部128の上側部分の外部に、らせん状の溝を有するねじ部142を設けている。タワー部126の内部表面には、ねじ部142の溝と係合するねじ山144を設けている。
タワー部126をタワー部128に対して回転させると、ねじ山144と溝との係合によってタワー部126がその回転方向に応じてタワー部128に対して上昇または下降する。このような回転は使用者が手動で生じさせることができる。このため、図17に示すねじ式高さ調節は、ねじ部142およびねじ山144によって許容される高さ調節範囲内での有限な高さ調節を実現できる。
ここで、図18〜20を参照しながら送風機ユニット108について説明する。送風機ユニット108は、上側部分151a、151bを含む二分割上側ハウジング部150と、下側ハウジング部152とを含み、これらのハウジング部は、ファン154と、ファンモータと、空気をろ過するためのHEPAフィルタなどの一対の高効率フィルタ156と、送風機ユニット108の動作に必要なその他の構成要素とを内蔵するハウジングを共に形成している。ファンモータは、好ましくは、交流モータよりも熱の導入が少なく静音な直流モータである。
空気が高効率フィルタ156に到達する前に一部の汚染物質をろ過して空気流から取り除くために、容易に交換可能なプレフィルタ157をフィルタ156の手前に配置するのが好ましい。プレフィルタ157は、所望の間隔で、またはプレフィルタ157が非常に汚れたときに交換可能であるように装着される。
送風機ユニット108は、一端に空気入口部158を、他端に空気出口部160を含んでいる。図19に示すように、入口部158を通じて入る空気は強制的に流向を変えられ、そのことが送風機ユニットの騒音削減に役立っている。
送風機ユニットは、好ましくは、大半のベッドの下に配置することが可能となるような高さであるように構成されるが、その他の場所にも同様に設置可能である。送風機ユニットにはオン/オフスイッチ、速度制御装置などの多くの制御装置を設けることもできる。また、送風機ユニット108にはプレフィルタ157の交換が必要なことを示す表示灯を設けることができる。
図21は、タワーに片持ち梁式に装着されるブーム181の構成を示す。ブーム181は、布製スリーブ183が上に設けられた開放骨組み構造182(図21に破線で示す)の形態である。スリーブ183は、スリーブの清掃または交換を可能にするためにブーム181上に取り外し可能に配置されるのが好ましい。
スリーブの一部は、ブーム104に関して上記で説明したようにベッド方向への空気の吐出を可能にするために多孔性の布で作られている。多孔性部分は、好ましくは、出口部114と概ね同じ範囲を有している(例えば、約110°の弧にわたって延びている)。スリーブの残りの部分は、好ましくは、非多孔性の布で作られている。
図22A〜22Cにおいて、軸動可能な片持ち梁式ブーム184が図示されている。ブーム184は、図11、図16または図21に示すような構成あるいは別の構成を有し得る。本実施形態においては、タワー186はその上端に装着されたボールピボット188を含んでいる。ブーム184の端部は、ブーム184を格納位置(図22Aに示す)と使用位置(図22Bに示す)との間で軸動可能にするためにボールピボット188に取り付けられる。格納位置にあるときのブーム184を収容するために、タワー186の上端付近に凹所が設けられている。
ボールピボット188には、タワー空気路をブーム184の内部と連通するために複数の通気孔190および空気開口部が設けられている。ブーム184が図22Aに示す格納位置にあるとき、通気孔190は露出している。この位置では、送風機ユニットからの空気は通気孔190から室内へと流れ出ることができるので、システムは部屋全体の空気清浄器として機能する。
ブーム184を図22Bに示す使用位置へと軸動させると、ボールピボット188の通気孔190はタワーによって閉じられる位置へと軸動し、タワー空気路からの空気の概ね全てが強制的にブーム184内へと流される。
図23A〜23Cは、着脱可能かつ収容可能なブーム192の実施形態を示す。ブーム192は、図11、図16または図21に示すような構成あるいは別の構成を有し得る。本実施形態においては、ブーム192をタワー194から分離して(図23Aに示すように)タワー上に収容することができる。使用する場合は、ブーム192を収容位置から取り外し、その後(図23Cに示すように)タワーに取り付けることができる。タワー194は、収容時のブーム192を受け入れるための凹部196を含んでいる。
さらに、タワー194の最上端は、第1の雌型連結具198と第2の雌型連結具200とを含んでいる。ブーム192は、雄型連結具202をその端部付近に含んでいる。雄型連結具202は、ブームが収容されているときには第1の雌型連結具198に嵌合するように構成され、使用位置にあるときには第2の雌型連結具200に嵌合するように構成されている。
雄型連結具202は、スナップ式嵌合、摩擦式嵌合、またはブーム192を適切な収容位置および使用位置に固定するその他の種類の連結を介して雌型連結具198、200に嵌合可能である。
各実施形態において、いかなる通風感をも低減し、かつ皮膚刺激を最小限に抑えるために、送給システムによって呼吸域へと送給される空調空気は最低有効速度であるのが好ましい。空気が送給システムを出る際の送給システムの表面での空気速度は毎分15から100フィートが許容可能であると考えられる。
以下の表は、図11〜13および図18〜20に示すようなブーム、タワーおよび送風機ユニットを用いて得られる様々な空気流特性を示す。
上記の表中の最後の4項目は、布面を離れる空気速度と空気温度差の上限および下限であり、清浄空気の覆いが図11〜13および図18〜20のシステムを用いて適切に作り出される値の範囲を示している。布面を離れる空気の速度が30フィート/分を下回ると、例えば家庭用冷暖房空調システムからの外部空気流が清浄空気の覆いを縮小させてしまう可能性がある。
空気速度範囲の上端は、就寝中の人間をおそらく不快にさせてしまうほど強い場合の空気流に基づいている。不快レベルは人それぞれ異なり、各人の考えに基づくものであるため、空気速度範囲の上端は変動し得る。しかしながら、研究では、空気速度が60フィート/分を下回る場合には実質的に感知できず、大半の人々が不快感を覚えることはないことが示されている。
さらに、寝室環境において使用する場合には、システム10を可能な限り静音に設計しなくてはならない。システムの騒音レベルを低減する1つの方法は、導管16を騒音が低減するように設計することである。この概念は図3に示してあり、図3では、ダクト30aが、吸音材で包まれた音響的に透明な布からなる消音部31を含んでいる。布は、例えばスパンナイロンまたはポリエチレン材料とすることができる。吸音材は、例えばフェルト、羊毛または発泡体とすることができる。その他の布および吸音材も同様に利用することができる。
図示した消音部31の位置は単なる例にすぎない。消音部31については、ダクト30b内および/またはダクト30c内を含むその他の位置が可能である。さらに、2つ以上の消音部を利用することができる。
また、低騒音の送風機ユニット12を使用すると騒音レベルがさらに低減される。
また、発明者は、送給された空気の温度のわずかな差異によって、人の頭または肩の上に広がる際の清浄空気の輪郭すなわち覆いの大きさおよび形状に大きな差異が生じ得ることを発見した。ほぼすべての部屋には自然の温度勾配が存在しており、床付近の空気はそれより上の空気よりも冷たい。多くの寝室ではベッドの上とベッドの下では1〜4(Fの差がある。
清浄空気の覆いは、送給された空気が周囲空気より2(F以上低くはなく周囲空気より1(F以上高くはない場合に、許容可能な大きさおよび形状を維持するということがわかった。送給された空気がこの範囲を下回ると、清浄空気の覆いの高さは低くなり過ぎる。送給された空気がこの範囲よりも高いと、空気の覆いは使用者の上に水平に広がらずに上昇しがちである。
図11〜13および図18〜20のシステムを用いた様々な温度状態を示す図を図24に示す。本図は、ベッドを基準にしたシステムの側面図であり、ブームはベッド表面から約17インチ上方にある。各線は、特定の空気温度差において清浄空気の覆いと周囲の未浄化空気とを分離する境界を表している。送給されている空気と周囲空気の温度差が+1(Fである場合に形成される覆いの上方および下方境界を矢印で指示した破線で表す。
温度差がそれぞれ0(F、−1(Fおよび−2(Fの場合に形成される覆いの上方境界も矢印で指示した各線で表す。温度差がそれぞれ0(F、−1(Fおよび−2(Fの場合には各覆いの下方境界はマットレスおよび枕の表面となる。本図は、ブームからの空気の温度が低下し、それによってブーム空気と周囲空気の温度差が増加すると清浄空気の覆いの高さが減少することを示している。
システムにおいては、送風機ユニットによる空気の圧縮によって、送給される空気の温度が1(F上昇する可能性があり、送風機ユニットのモータが空気の流れの中にある場合には、全体で2〜4(Fの温度上昇となる可能性がある。利用する送給システムによっては、この温度上昇が人の頭および肩の周りに形成される清浄空気の覆いにとって有用となったり有害となったりする可能性があり、温度上昇を明らかにする必要がある。したがって、使用される空気送給システムの構成は、最適な性能を達成するために明らかにしなければならない空気温度条件に影響を及ぼす。
ヘッドボード送給システムの場合には、図2に示す送給システム24と同様に、送給された空気の温度は送給システム近傍の周囲温度に可能な限り近く、つまり±2(Fでなくてはならないと考えられる。したがって、送風機ユニットに用いられるモータは、いくらかの熱、例えば1度または2度を床から吸い込まれた空気に付加するように選択および設計するとよい。送給された空気を周囲気温に近い温度に保つことで清浄空気の覆いの形状が最適化される。
人の頭の上方に配置され、送給された空気を人の頭の方へと下方に向ける送給システムを有するように設計されたシステム、例えば図8に示すシステム74の場合には、送風機ユニットおよびモータは、床から吸い込まれる空気にほとんどまたは全く熱を付加しないように設計しなくてはならない。
その結果、より冷たい床の空気が人の頭の上に送給され、この空気は周囲の環境空気よりも冷たいために人の頭の方に向かって下降することになる。より冷たい空気が人の方へ向かって移動することは、所望の清浄空気の覆いを作り出すのに役立ち、モータの馬力要件を低減させ得る。
以上の明細書、実施例およびデータは本発明の製造および使用の詳細な説明を提供するものである。本発明の多くの実施形態は本発明の精神および範囲から逸脱することなく実施することができるので、本発明は以下に添付の特許請求の範囲によって定まるものである。
Claims (23)
- ベッドの表面の上に空調空気帯を作り出すための装置であって、
少なくとも一部分が前記ベッドの表面に対して概ね垂直に延びた部分を有したタワーであって、前記概ね垂直な部分は、空調空気が流れることができる流路を内部に有しているタワーと、
第1および第2の端部と、前記第1の端部から前記第2の端部へと延びる長手方向軸と、前記長手方向軸に対して概ね平行に延びる前記第1および第2の端部間の流路とを有する空気送給ユニットとを含み、
前記空気送給ユニットは、前記長手方向軸が前記タワーの概ね垂直な部分に対して概ね直交するように延びた状態で前記空気送給ユニットが前記タワーによって片持ち梁式に支持されるように前記タワーに連結するように構成されており、かつ前記空気送給ユニットが前記タワーに連結されたときに、前記空気送給ユニットの前記流路が前記タワーの流路と連通するように構成されており、
前記空気送給ユニットは、前記空気送給ユニットの流路を前記空気送給ユニットの外部と連通させるように構成された空気出口部を含んでおり、
前記空気出口部は、前記空気送給ユニットの長さの大部分にわたって延び、前記空気出口部から吐出される空気が前記長手方向軸に対して概ね直交するように構成されている装置。 - 空調空気の流れを発生させるように構成された送風機ユニットをさらに含み、前記タワーは、前記タワーの流路を前記送風機ユニットが発生させた前記空調空気の流れと連通させるために前記送風機ユニットに連結可能である請求項1に記載の装置。
- 前記空気送給ユニットの第1の端部が、前記タワーの概ね垂直な部分と着脱可能に連結するように構成されている請求項1に記載の装置。
- 前記空気送給ユニットの流路が前記第1および第2の端部間で前記空気送給ユニットの実質的に全長にわたって延び、前記空気出口部が前記空気送給ユニットの流路の実質的に全長にわたって延びている請求項1に記載の装置。
- ベッドの表面の上に空調空気帯を作り出すための装置であって、
第1の端部および第2の端部と、空調空気が流れることができる前記第1および第2の端部間の流路と、前記第2の端部付近で前記流路と連通した出口開口部とを有するタワーと、
第1および第2の端部と、前記第1の端部から前記第2の端部へと延びる長手方向軸と、前記長手方向軸に対して概ね平行に延びる前記第1および第2の端部間の流路と、前記第1の端部で前記流路と連通した入口開口部とを有する空気送給ユニットとを含み、
前記空気送給ユニットの第1の端部は、
i)前記空気送給ユニットが、前記長手方向軸が前記タワーに対して概ね直交するように延びた状態で前記タワーによって片持ち梁式に支持され、
ii)前記空気送給ユニットの入口開口部が前記タワーの出口開口部と連通し、これにより、前記タワーの流路が前記空気送給ユニットの流路と連通するように、前記タワーに着脱可能に連結するように構成されており、
前記空気送給ユニットは、前記空気送給ユニットの流路を前記空気送給ユニットの外部と連通させるように構成された空気出口部を含んでいる装置。 - 空調空気の流れを発生させるように構成された送風機ユニットをさらに含み、前記タワーは、前記タワーの流路を前記送風機ユニットが発生させた前記空調空気の流れと連通させるために前記送風機ユニットに連結可能である請求項5に記載の装置。
- 前記空気送給ユニットの流路が前記第1および第2の端部間で前記空気送給ユニットの実質的に全長にわたって延び、前記空気出口部が前記空気送給ユニットの流路の実質的に全長にわたって延びている請求項5に記載の装置。
- ベッドの表面の上に空調空気帯を作り出すのに用いる装置であって、
第1および第2の端部と、前記第1および第2の端部間の内部空気流路と、前記流路と連通し、空調空気が通って前記空気流路に入る空気入口開口部と、前記流路を外部と連通させるように構成された空気出口部とを有する空気送給ユニットを含み、前記流路は、前記流路の長さに沿って概ね一定の空気圧を維持するように構成されている装置。 - 前記流路が、前記空気出口部からの概ね一定の空気吐出圧、概ね一定の空気吐出速度および概ね一定の空気吐出量を達成するように構成されている請求項8に記載の装置。
- 前記空気出口部が、前記空気送給ユニットに着脱可能に連結するように構成されている請求項8に記載の装置。
- 前記空気出口部が、フレーム上に支持された空気透過性の布材を含む請求項10に記載の装置。
- 前記空気流路の大きさが前記第1の端部から前記第2の端部へと向かう方向に小さくなる請求項10に記載の装置。
- 前記空気送給ユニットの大きさが前記第1の端部から前記第2の端部へと向かって小さくなる請求項12に記載の装置。
- 前記布の面全体の空調空気の圧力降下が好ましくは約0.100水柱インチである請求項10に記載の装置。
- 前記布の面を離れる空調空気の速度が約30フィート/分から約60フィート/分の間である請求項10に記載の装置。
- 前記布の面を離れる空調空気が周囲空気より2(F以上低くはなく周囲空気より1(F以上高くはない請求項15に記載の装置。
- ベッドの表面の上に空調空気帯を作り出すのに用いる装置であって、
第1および第2の端部と、前記第1および第2の端部間の内部空気流路と、前記流路と連通し、空調空気が通って前記空気流路に入る空気入口開口部と、前記流路を外部と連通させるように構成された空気出口部とを有する空気送給ユニットを含み、前記空気出口部は約110°から約130°の弧の角度にわたって空調空気を吐出するように構成され、弧のうちの約30°から約40°は垂直軸の後方にある装置。 - 前記弧の角度が約120°から約130°である請求項17に記載の装置。
- 前記空気出口部が、約7.0インチから約8.0インチの弧の長さにわたって空調空気を吐出するように構成されている請求項18に記載の装置。
- ベッドの表面の上に空調空気帯を作り出すのに用いる装置であって、
第1および第2の端部と、前記第1および第2の端部間の内部空気流路と、前記流路と連通し、空調空気が通って前記空気流路に入る空気入口開口部と、前記流路を外部と連通させるように構成された空気出口部とを有する空気送給ユニットを含み、前記空気出口部を離れる空調空気の温度が周囲空気より2(F以上低くはなく周囲空気より1(F以上高くはない装置。 - 前記空気出口部を離れる空調空気の速度が約30フィート/分から約60フィート/分の間である請求項20に記載の装置。
- ベッドの表面の上に空調空気帯を作り出す方法であって、
第1および第2の端部と、前記第1および第2の端部間の流路と、前記流路と連通する空気入口開口部と、前記流路を外部と連通させるように構成された空気出口部とを有する空気送給ユニットを提供することと、
前記空調空気を、周囲空気より2(F以上低くはなく周囲空気より1(F以上高くはない温度で前記空気出口部から吐出することとを含む方法。 - 前記空調空気を、約30フィート/分から約60フィート/分の間の速度で前記空気出口部から吐出することをさらに含む請求項22に記載の方法。
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US46130603P | 2003-04-08 | 2003-04-08 | |
US53936004P | 2004-01-27 | 2004-01-27 | |
US10/820,083 US7037188B2 (en) | 2003-04-08 | 2004-04-06 | Systems for delivering conditioned air to personal breathing zones |
PCT/US2004/010782 WO2004092658A1 (en) | 2003-04-08 | 2004-04-07 | Systems for delivering conditioned air to personal breathing zones |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006525848A true JP2006525848A (ja) | 2006-11-16 |
Family
ID=33303900
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006509797A Withdrawn JP2006525848A (ja) | 2003-04-08 | 2004-04-07 | 空調空気を個人呼吸域へ送給するためのシステム |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US7037188B2 (ja) |
EP (1) | EP1611398A1 (ja) |
JP (1) | JP2006525848A (ja) |
WO (1) | WO2004092658A1 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008206818A (ja) * | 2007-02-27 | 2008-09-11 | Tadashi Tsunoda | 手術室 |
JP2012213638A (ja) * | 2010-03-16 | 2012-11-08 | Airsonett Ab | 温度制御された層状空気流治療法による、喘息およびアレルギー性鼻炎の治療、ならびに睡眠の質の改善 |
Families Citing this family (64)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3966007B2 (ja) * | 2002-02-08 | 2007-08-29 | ダイキン工業株式会社 | 睡眠カプセル |
SE526035C2 (sv) * | 2002-09-04 | 2005-06-21 | Johnson Medical Dev Pte Ltd | System, anordning och metod för ventilation |
US20050121530A1 (en) * | 2003-12-04 | 2005-06-09 | Thomas Song | System defined as thermoister for monitoring, controlling and adjusting a sleeper's environmental conditions of the space above entire bed surface |
US7543583B2 (en) * | 2004-07-28 | 2009-06-09 | Hill-Rom Services, Inc. | Forced air vent in siderail |
GB2416833B (en) * | 2004-07-30 | 2009-06-24 | David Derek Grant Spratley | Air circulation and bed-cover suspension unit for a bed |
US20060085911A1 (en) * | 2004-10-21 | 2006-04-27 | Tompkins Kurt W | Portable ventilation system |
FR2888098B1 (fr) * | 2005-07-06 | 2011-04-08 | Christine Nau | Dispositif de conditionnement de temperature pour des equipements de literie et de couchage |
US7360772B2 (en) * | 2005-07-20 | 2008-04-22 | Koch Hal D | Child transport air filtering system |
JP2007252453A (ja) * | 2006-03-22 | 2007-10-04 | Koken Ltd | 解剖実習室用有害ガス曝露防止装置 |
US20080307970A1 (en) | 2007-02-23 | 2008-12-18 | Augustine Biomedical And Design, Llc | Neck-worn air filtration device |
JP2010521641A (ja) | 2007-02-23 | 2010-06-24 | オーガスティン バイオメディカル アンド デザイン,リミティド ライアビリティー カンパニー | 個人用空気濾過装置 |
DE102007014274A1 (de) * | 2007-03-16 | 2008-09-25 | Ltg Aktiengesellschaft | Verfahren zum Temperieren von Luft in einem Raum sowie Wandelement zur Raumtemperierung |
KR100802632B1 (ko) * | 2007-03-23 | 2008-02-13 | 이정희 | 냉난방 수면장치 |
US20090223368A1 (en) * | 2008-03-07 | 2009-09-10 | Augustine Biomedical And Design, Llc | Distal hose end filter |
US20090233540A1 (en) * | 2008-03-17 | 2009-09-17 | Valentino Joseph A | Systems and methods for ventilation of a surgical table |
US8956442B2 (en) * | 2008-04-01 | 2015-02-17 | Airsonett Ab | Devices and methods for improvement of microvascular function |
NL1035802C2 (nl) * | 2008-08-08 | 2010-02-09 | Qrisp B V | Inrichting voor het aan een bed toevoeren van een luchtstroom, alsmede een daarmee voorzien bed. |
US10029797B2 (en) | 2008-09-30 | 2018-07-24 | The Boeing Company | Personal ventilation in an aircraft environment |
US20100081369A1 (en) * | 2008-09-30 | 2010-04-01 | Space David R | Personal ventilation in an aircraft environment |
US8414671B2 (en) * | 2008-10-06 | 2013-04-09 | Augustine Biomedical And Design, Llc | Personal air filtration device for use with bedding structure |
NL1037249C2 (nl) * | 2009-09-03 | 2011-03-08 | Qrisp B V | Inrichting en werkwijze voor het aan ten minste een te koelen locatie toevoeren van een gekoelde luchtstroom. |
WO2011042801A1 (en) | 2009-10-07 | 2011-04-14 | Airsonett Ab | Methods and devices for displacing body convection and providing a controlled personal breathing zone |
WO2011091526A1 (en) * | 2010-02-01 | 2011-08-04 | Afzaal Mustafa | Multiple usage of ac for bed and other confined areas in addition to its conventional usage through moving mechanism and by creating the bed enclosure and other areas as required |
US20110247134A1 (en) * | 2010-04-09 | 2011-10-13 | Howell Charles A | Siderail accessory module |
US8122540B2 (en) * | 2010-05-10 | 2012-02-28 | Furniture Traditions, Inc. | Bed headboard with ventilation system |
US9687415B2 (en) * | 2010-05-13 | 2017-06-27 | The Nemours Foundation | Extrathoracic augmentation of the respiratory pump |
US10010446B2 (en) | 2011-01-05 | 2018-07-03 | Hill-Rom Services, Inc. | Cooling system for an occupant of an occupant support and a cooling garment |
CN103608626A (zh) | 2011-04-06 | 2014-02-26 | 阿桑勒公司 | 温控分层气流装置 |
US20130025598A1 (en) * | 2011-07-25 | 2013-01-31 | Denise Eiseman | Oxygen delivery system |
US20130031722A1 (en) * | 2011-08-01 | 2013-02-07 | Tin Cheung Wong | Air-conditioning bed |
ES2410858B2 (es) * | 2011-12-29 | 2014-05-14 | Universidad Politécnica de Madrid | Banco con mecanismo de climatización |
US20130252524A1 (en) * | 2012-03-26 | 2013-09-26 | Richard Jerald Lavender | Beauty salon ventilator |
US8914922B1 (en) * | 2012-03-28 | 2014-12-23 | Charles D. Wells | Mountable fan for massage table |
US20130267162A1 (en) * | 2012-04-09 | 2013-10-10 | Chun Long Technology Co., Ltd. | Air discharge structure of industrial cabinet |
US8999027B1 (en) * | 2013-03-17 | 2015-04-07 | Randy Carroll Baxter | Self-contained system for scavenging contaminated air from above the water surface of an indoor swimming pool |
JP6416880B2 (ja) * | 2013-04-23 | 2018-10-31 | アルテックス・アーベー | 音減衰装置 |
FR3011161B1 (fr) * | 2013-09-25 | 2017-06-23 | Airbus Operations Sas | Coffret electronique avec systeme de ventilation |
US9456700B2 (en) | 2014-04-01 | 2016-10-04 | Bedair Breeze Llc | Bed apparatus |
US10179064B2 (en) | 2014-05-09 | 2019-01-15 | Sleepnea Llc | WhipFlash [TM]: wearable environmental control system for predicting and cooling hot flashes |
GB2526320B (en) * | 2014-05-21 | 2016-05-11 | Jeremy Worth Matthew | Apparatus for effecting temperature change in a bed |
DE102014017533A1 (de) | 2014-11-21 | 2016-05-25 | Jrp Vision Ltd. | Luftzuführeinrichtung |
WO2016078773A1 (de) | 2014-11-21 | 2016-05-26 | Red Gmbh | Luftzuführeinrichtung |
EP4173677A1 (en) | 2014-12-04 | 2023-05-03 | ResMed Pty Ltd | A multistage blower |
US20160174723A1 (en) * | 2014-12-17 | 2016-06-23 | Elwha Llc | Sleep zone air treatment systems and methods |
WO2016145515A1 (en) * | 2015-03-13 | 2016-09-22 | Solaeromed Inc. | Displacement ventilation assembly, methods and use for the treatment of sleep apnea |
US10935276B2 (en) | 2015-10-20 | 2021-03-02 | Steven Michalski | Air mixing device |
US20170191684A1 (en) * | 2015-11-16 | 2017-07-06 | Kurt West Tompkins | Portable Ventilation System |
CN109068857A (zh) | 2016-04-04 | 2018-12-21 | 阿希礼家具工业公司 | 允许用于加热和冷却的气流的床垫 |
US10808964B2 (en) * | 2016-05-09 | 2020-10-20 | John Polidoro | Wall mounted hospital bed, health care facility, or other wall (or surface) type light with Ultraviolet-C germicidal (or other) air decontamination system |
CN106168393A (zh) * | 2016-07-20 | 2016-11-30 | 苏州新区枫桥净化设备有限公司 | 一种移动式空气净化装置 |
US20180160819A1 (en) * | 2016-12-12 | 2018-06-14 | Helene F. RUTLEDGE | Sleep pod with controlled environment |
EP3427613B1 (de) * | 2017-07-13 | 2020-10-07 | Avea Capital Ltd | Vorrichtung zur zufuhr von atemluft zu einem atemluftbereich |
DE102017124362A1 (de) * | 2017-10-18 | 2019-04-18 | SLT Schanze Lufttechnik GmbH & Co. Vermögensverwaltungs-KG | Möbelsystem mit einer klimatechnischen Einrichtung |
US11045011B2 (en) * | 2019-01-09 | 2021-06-29 | Virgil Venditto | Apparatus, system, and method for providing a climate controlled environment surrounding a bed for healthy sleep |
KR102148613B1 (ko) * | 2019-01-28 | 2020-10-14 | 닉스 주식회사 | 이산화탄소를 이용한 수면 유도시스템 |
US20200289968A1 (en) * | 2019-03-12 | 2020-09-17 | Bissell Inc. | Air purifier in a furniture article |
CN110486868A (zh) * | 2019-08-23 | 2019-11-22 | 广州安捷生物安全科技股份有限公司 | 一种负压屏及其应用 |
US20210307523A1 (en) * | 2020-04-07 | 2021-10-07 | Lg Electronics Inc. | Bed |
US11813202B1 (en) * | 2020-04-14 | 2023-11-14 | Janice McLean | CPAP enclosure |
US10918758B1 (en) | 2020-05-19 | 2021-02-16 | Gregory Jerome Bess | Modular self-contained downdraft ventilation system to mitigate cross contamination of airborne pathogens |
US20230218463A1 (en) * | 2020-06-17 | 2023-07-13 | New York University | Containment, Treatment, and Removal of Aerosolized Viral Contamination |
CA3198450A1 (en) | 2020-10-14 | 2022-04-21 | Airsonett Ab | Improved device for providing a clean air zone, e.g. a controlled personal breathing zone |
WO2023081506A1 (en) * | 2021-11-08 | 2023-05-11 | AirTulip Inc. | Systems and methods for eliminating airborne contaminants |
WO2023114014A1 (en) * | 2021-12-15 | 2023-06-22 | Parachuteadams Llc | Systems and methods for regulating temperatures around extremities |
Family Cites Families (56)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US1503904A (en) * | 1920-08-20 | 1924-08-05 | Heywood Wakefield Co | Means for producing woven reed articles |
US1506904A (en) * | 1921-11-23 | 1924-09-02 | Drying Systems Inc | Equalized distribution system for fluids |
US2210458A (en) * | 1936-11-16 | 1940-08-06 | Lester S Keilholtz | Method of and apparatus for air conditioning |
US2243637A (en) * | 1937-11-19 | 1941-05-27 | Lincoln Electric Co | Air conditioner |
US3151929A (en) | 1961-02-13 | 1964-10-06 | Union Carbide Corp | Aseptic air isolation apparatus |
US3101488A (en) | 1961-07-10 | 1963-08-27 | Peebles David Meade | Air purifying and ventilating means for beds |
US3230556A (en) | 1962-05-07 | 1966-01-25 | Shippee Wiusor | Construction for maintaining a controlled temperature environment in a bed |
BE665084A (ja) | 1964-06-11 | 1965-10-01 | ||
US3385036A (en) | 1966-09-06 | 1968-05-28 | Nasa Usa | Portable superclean air column device |
GB1190380A (en) | 1966-12-16 | 1970-05-06 | Bell S Medical Products Ltd | Improvements in or relating to Gaseously Formed Curtains |
US3719136A (en) * | 1970-09-21 | 1973-03-06 | Nat Defence | Method and means for providing a clean area |
US3724172A (en) | 1971-06-16 | 1973-04-03 | W Wood | Filtered air breathing zone |
CH539823A (de) | 1971-06-17 | 1973-07-31 | Pielkenrood Vinitex Bv | Vorrichtung für die Zuleitung eines keimfreien Luftstromes über einen Operationstisch |
US3795092A (en) | 1971-09-02 | 1974-03-05 | R Deffeyes | Air filtering apparatus for allergy sufferers |
US3820536A (en) | 1972-01-10 | 1974-06-28 | W Anspach | Apparatus for providing clean air at a surgical area |
US3923482A (en) | 1972-04-12 | 1975-12-02 | James V Knab | Clean air directing apparatus |
US3935803A (en) | 1972-10-12 | 1976-02-03 | Flanders Filters, Inc. | Air filtration apparatus |
US3838556A (en) | 1973-04-06 | 1974-10-01 | Med Assists Inc | Air filtration device with oriented output |
US4140105A (en) | 1973-12-04 | 1979-02-20 | Zinon Duvlis | Gas curtain for shielding person on an operating table |
US4023472A (en) | 1974-06-04 | 1977-05-17 | Ciba-Geigy Corporation | Apparatus for producing a laminar flow |
US3973479A (en) * | 1975-06-23 | 1976-08-10 | Whiteley Isaac C | Floor-ceiling air circulating device |
DE2539743A1 (de) | 1975-09-06 | 1977-03-10 | Draegerwerk Ag | Bewegliches filtergeraet zur asepsis von patienten |
US4370155A (en) * | 1980-11-04 | 1983-01-25 | Armbruster Joseph M | Air circulating device |
US4841847A (en) * | 1983-06-21 | 1989-06-27 | Shoji Hirayama | Air cleaning apparatus and construction of clean room with the same |
FR2594668B1 (fr) | 1986-02-21 | 1988-05-13 | Chareire Jean Louis | Systeme portatif ou fixe de conditionnement d'air pour le sommeil |
DE3644417A1 (de) | 1986-12-24 | 1988-07-14 | Hoelter Heinz | Krankenhausbett mit kopf- und/oder fussseitig integriertem chemisorptionsfilter |
US4867764A (en) * | 1988-02-19 | 1989-09-19 | Mega/Erg Inc. | Convertible air cleaner fan |
JP2589773B2 (ja) * | 1988-06-28 | 1997-03-12 | 松下冷機株式会社 | 冷蔵庫等の製氷装置 |
US5160517A (en) | 1990-11-21 | 1992-11-03 | Hicks Richard E | System for purifying air in a room |
US5129928A (en) | 1991-06-26 | 1992-07-14 | Air Innovative Systems, Inc. | Environment treatment |
JPH05141729A (ja) | 1991-11-15 | 1993-06-08 | Aoki Corp | パーソナルクリーンブース |
US5225167A (en) * | 1991-12-30 | 1993-07-06 | Clestra Cleanroom Technology, Inc. | Room air sterilizer |
US5389037A (en) | 1993-07-15 | 1995-02-14 | Hale; Theodore M. | Method and apparatus for improving the respiratory efficiency of an infant |
US5453049A (en) * | 1994-02-23 | 1995-09-26 | Isolate, Inc. | Corner air filtration unit |
JPH07241318A (ja) | 1994-03-04 | 1995-09-19 | Hosokawa Micron Corp | 無菌ブース |
WO1995025250A1 (en) | 1994-03-15 | 1995-09-21 | Medical Air Technology Corporation | Source capture air filtering device |
US5564980A (en) * | 1995-02-09 | 1996-10-15 | Becker; Sydney J. | Room air quality conditioning system |
JPH0910075A (ja) | 1995-06-30 | 1997-01-14 | Mitsubishi Electric Corp | システムベッド |
CA2172929A1 (en) | 1996-03-28 | 1997-09-29 | Yoshimi Kano | Portable enclosure system and method for providing a suitable breathing environment therein |
FR2748048B1 (fr) * | 1996-04-25 | 1998-07-31 | Air Strategie | Gaine textile pour la protection rapprochee du convoyage de produits sensibles et hotte a flux laminaire comportant une telle gaine |
CA2259128A1 (en) | 1997-02-18 | 1998-08-18 | David J. Korman | Personal air filtering and delivery systems |
US6099607A (en) | 1998-07-22 | 2000-08-08 | Haslebacher; William J. | Rollably positioned, adjustably directable clean air delivery supply assembly, for use in weather protected environments to provide localized clean air, where activities require clean air quality per strict specifications |
GB2340219B (en) * | 1998-07-29 | 2000-10-11 | Chu Yun Yuan | Air conditioned bed hood apparatus |
US6261332B1 (en) | 1998-10-13 | 2001-07-17 | Bernard J. Richard | Filtration system for a bed |
JP2000116725A (ja) | 1998-10-19 | 2000-04-25 | Central Uni Co Ltd | 病 室 |
JP2000171067A (ja) | 1998-12-03 | 2000-06-23 | Imai Michiko | 空気清浄装置 |
US6473920B2 (en) * | 1999-11-12 | 2002-11-05 | Augustine Medical, Inc. | System for warming lower extremities of supine persons |
JP2002031382A (ja) | 2000-07-18 | 2002-01-31 | Taisei Corp | 住宅用クリーンルーム |
SE521052C3 (sv) | 2001-03-20 | 2003-10-22 | Toul Meditech Ab | Luftreningsanordning avsedd för rening av luft i känsliga miljöer, förfarande för att anordna luftrening i känsliga miljöer samt användning av nämnda luftreningsanordning |
US6484524B1 (en) * | 2001-07-12 | 2002-11-26 | Gennaty Ulanov | System of and a method of cooling an interior of a room provided with a wall air conditioning unit |
US20030033790A1 (en) | 2001-08-14 | 2003-02-20 | Stephen Hague | Bed air purification system |
FR2833844B1 (fr) * | 2001-12-21 | 2004-11-26 | Airinspace Ltd | Dispositif mobile d'isolement aeraulique contre la contamination aeroportee, a geometrie variable de diffusseur d'air |
US6711767B2 (en) * | 2002-01-30 | 2004-03-30 | Thomas Klamm | Apparatus for warming a bed |
US6739426B2 (en) * | 2002-05-31 | 2004-05-25 | Control Components, Inc. | Low-noise pressure reduction system |
US20060085911A1 (en) * | 2004-10-21 | 2006-04-27 | Tompkins Kurt W | Portable ventilation system |
GB0425089D0 (en) * | 2004-11-13 | 2004-12-15 | Lussier Jean | Bed ventilator |
-
2004
- 2004-04-06 US US10/820,083 patent/US7037188B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2004-04-07 WO PCT/US2004/010782 patent/WO2004092658A1/en active Application Filing
- 2004-04-07 JP JP2006509797A patent/JP2006525848A/ja not_active Withdrawn
- 2004-04-07 EP EP04759248A patent/EP1611398A1/en not_active Withdrawn
-
2005
- 2005-11-23 US US11/287,138 patent/US20060079170A1/en not_active Abandoned
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008206818A (ja) * | 2007-02-27 | 2008-09-11 | Tadashi Tsunoda | 手術室 |
JP2012213638A (ja) * | 2010-03-16 | 2012-11-08 | Airsonett Ab | 温度制御された層状空気流治療法による、喘息およびアレルギー性鼻炎の治療、ならびに睡眠の質の改善 |
JP2014168706A (ja) * | 2010-03-16 | 2014-09-18 | Airsonett Ab | 温度制御された層状空気流治療法による、喘息およびアレルギー性鼻炎の治療、ならびに睡眠の質の改善 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20060079170A1 (en) | 2006-04-13 |
WO2004092658A1 (en) | 2004-10-28 |
US20040242148A1 (en) | 2004-12-02 |
US7037188B2 (en) | 2006-05-02 |
EP1611398A1 (en) | 2006-01-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2006525848A (ja) | 空調空気を個人呼吸域へ送給するためのシステム | |
US7036163B2 (en) | Furniture cover sheet | |
US9375547B2 (en) | Personal air filtration device | |
WO2001084982A1 (en) | Ventilated sleep devices | |
US9724545B2 (en) | Neck-worn air filtration device | |
US8414671B2 (en) | Personal air filtration device for use with bedding structure | |
US6780213B2 (en) | Personal air cleaning apparatus | |
US20030033790A1 (en) | Bed air purification system | |
JP2012002393A (ja) | 空気清浄装置 | |
WO2014090188A1 (zh) | 便携式空气净化器 | |
JP2000171067A (ja) | 空気清浄装置 | |
JP2011247480A (ja) | 空気清浄装置 | |
CN203168575U (zh) | 空气净化床 | |
KR200308486Y1 (ko) | 공기청정기를 갖는 침대 | |
CN100430660C (zh) | 用于在床面上方形成经过调理的空气区域的设备及方法 | |
CN209341438U (zh) | 空气净化加湿器 | |
CN209341439U (zh) | 空气净化加湿器 | |
JPH07241340A (ja) | 喘息発作予防装置 | |
CA2485327A1 (en) | Portable breathing zone air cleaner | |
KR20020069779A (ko) | 개인대응형 공기조화장치 | |
JPH05141729A (ja) | パーソナルクリーンブース | |
JP2002039565A (ja) | 空気清浄器 | |
JP2012002392A (ja) | 空気清浄装置 | |
NL1019072C2 (nl) | Luchtbehandelingsinrichting. | |
JPH1172247A (ja) | 局所清浄型空気清浄機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070703 |