JP2002031382A - 住宅用クリーンルーム - Google Patents
住宅用クリーンルームInfo
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- JP2002031382A JP2002031382A JP2000217286A JP2000217286A JP2002031382A JP 2002031382 A JP2002031382 A JP 2002031382A JP 2000217286 A JP2000217286 A JP 2000217286A JP 2000217286 A JP2000217286 A JP 2000217286A JP 2002031382 A JP2002031382 A JP 2002031382A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 安心且つ快適な居住空間を確保しつつ低コス
ト化及び低騒音化を図れる住宅用クリーンルームを提供
する。 【解決手段】 室内にエアフィルタを介して清浄空気を
循環供給するクリーンユニットを複数台備え、複数台の
クリーンユニット7,12の内の一部を室内で人が最も
長い時間呼吸するベッド4の枕元の後方に配置して清浄
空気がベッド4に就寝する人の呼吸器の上方位置を頭部
後方から足元に向けて水平に流れるようにし、これによ
り、人の呼吸器の周囲の空気清浄度を他の空間より高く
する。
ト化及び低騒音化を図れる住宅用クリーンルームを提供
する。 【解決手段】 室内にエアフィルタを介して清浄空気を
循環供給するクリーンユニットを複数台備え、複数台の
クリーンユニット7,12の内の一部を室内で人が最も
長い時間呼吸するベッド4の枕元の後方に配置して清浄
空気がベッド4に就寝する人の呼吸器の上方位置を頭部
後方から足元に向けて水平に流れるようにし、これによ
り、人の呼吸器の周囲の空気清浄度を他の空間より高く
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、室内にエアフィル
タ介して清浄空気を循環供給するクリーンユニットを複
数台備えた住宅用のクリーンルームに関する。
タ介して清浄空気を循環供給するクリーンユニットを複
数台備えた住宅用のクリーンルームに関する。
【0002】
【従来の技術】半導体の生産工場のクリーンルーム等に
おいては、高性能なエアフィルタを備えたクリーンユニ
ットを複数台設置して室内に清浄空気を循環供給し、こ
れにより、室内全体の空気清浄度を高いレベルで均一に
維持して生産空間が塵埃等で汚染されないようにしてい
る。
おいては、高性能なエアフィルタを備えたクリーンユニ
ットを複数台設置して室内に清浄空気を循環供給し、こ
れにより、室内全体の空気清浄度を高いレベルで均一に
維持して生産空間が塵埃等で汚染されないようにしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
半導体工場等に設置されるクリーンルームを一般の住宅
に設置することができれば、花粉症や介護等の療養目的
の他、寝室や書斎等として安心且つ快適な居住空間を提
供することができる。しかしながら、住宅の室内全体の
空気清浄度を高レベルで均一に維持するにはクリーンユ
ニットが相当数必要となり、個人が負担する購入コスト
としては多大な額となり、しかも、相当数のクリーンユ
ニットの循環用ファンモータの騒音等で居住空間として
の低騒音性を確保することが難しいという問題が生じ
る。
半導体工場等に設置されるクリーンルームを一般の住宅
に設置することができれば、花粉症や介護等の療養目的
の他、寝室や書斎等として安心且つ快適な居住空間を提
供することができる。しかしながら、住宅の室内全体の
空気清浄度を高レベルで均一に維持するにはクリーンユ
ニットが相当数必要となり、個人が負担する購入コスト
としては多大な額となり、しかも、相当数のクリーンユ
ニットの循環用ファンモータの騒音等で居住空間として
の低騒音性を確保することが難しいという問題が生じ
る。
【0004】本発明はこのような不都合を解消するため
になされたものであり、居住空間の一部の空気清浄度を
他の空間より高くして安心且つ快適な居住空間を確保し
つつ低コスト化及び低騒音化を図ることができる住宅用
クリーンルームを提供することを目的とする。
になされたものであり、居住空間の一部の空気清浄度を
他の空間より高くして安心且つ快適な居住空間を確保し
つつ低コスト化及び低騒音化を図ることができる住宅用
クリーンルームを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る住宅用クリーンルームは、室内にエ
アフィルタを介して清浄空気を循環供給するクリーンユ
ニットを複数台備え、複数台のクリーンユニットの内の
一部を室内で人が滞在する場所の近傍に配置して人の呼
吸器の周囲の空気清浄度を他の空間より高くしたことを
特徴とする。
に、請求項1に係る住宅用クリーンルームは、室内にエ
アフィルタを介して清浄空気を循環供給するクリーンユ
ニットを複数台備え、複数台のクリーンユニットの内の
一部を室内で人が滞在する場所の近傍に配置して人の呼
吸器の周囲の空気清浄度を他の空間より高くしたことを
特徴とする。
【0006】請求項2に係る住宅用クリーンルームは、
請求項1において、室内で人が滞在する場所がベッドで
あることを特徴とする。請求項3に係る住宅用クリーン
ルームは、請求項2において、複数台のクリーンユニッ
トの内の一部をベッドの枕元の後方に配置して清浄空気
がベッドに就寝する人の呼吸器の上方位置を頭部後方か
ら足元に向けて水平に流れるようにしたことを特徴とす
る。
請求項1において、室内で人が滞在する場所がベッドで
あることを特徴とする。請求項3に係る住宅用クリーン
ルームは、請求項2において、複数台のクリーンユニッ
トの内の一部をベッドの枕元の後方に配置して清浄空気
がベッドに就寝する人の呼吸器の上方位置を頭部後方か
ら足元に向けて水平に流れるようにしたことを特徴とす
る。
【0007】請求項4に係る住宅用クリーンルームは、
請求項2又は3において、ベッドの人の足元側にプロジ
ェクタ用のスクリーンを設置したことを特徴とする。請
求項5に係る住宅用クリーンルームは、請求項2〜4の
いずれか一項において、ベッドの枕元の両側に清浄空気
の流れをガイドするガイド板を設けたことを特徴とす
る。
請求項2又は3において、ベッドの人の足元側にプロジ
ェクタ用のスクリーンを設置したことを特徴とする。請
求項5に係る住宅用クリーンルームは、請求項2〜4の
いずれか一項において、ベッドの枕元の両側に清浄空気
の流れをガイドするガイド板を設けたことを特徴とす
る。
【0008】請求項6に係る住宅用クリーンルームは、
請求項2〜4のいずれか一項ににおいて、ベッドの枕元
側に位置する壁部に凹部を設けて該凹部にベッドの枕元
側の端部を挿入し、該凹部の両側内壁面を利用して清浄
空気の流れをガイドするようにしたことを特徴とする。
請求項7に係る住宅用クリーンルームは、請求項1〜6
のいずれか一項において、室内の出入口にエアシャワー
室を設置したことを特徴とする。
請求項2〜4のいずれか一項ににおいて、ベッドの枕元
側に位置する壁部に凹部を設けて該凹部にベッドの枕元
側の端部を挿入し、該凹部の両側内壁面を利用して清浄
空気の流れをガイドするようにしたことを特徴とする。
請求項7に係る住宅用クリーンルームは、請求項1〜6
のいずれか一項において、室内の出入口にエアシャワー
室を設置したことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を図を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態の
一例である住宅用クリーンルームを説明するための説明
的概略図、図2は図1の平面図、図3はベッドとクリー
ンユニットとの間を仕切る間仕切り部材を説明するため
の図である。
を図を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態の
一例である住宅用クリーンルームを説明するための説明
的概略図、図2は図1の平面図、図3はベッドとクリー
ンユニットとの間を仕切る間仕切り部材を説明するため
の図である。
【0010】図1及び図2を参照して、この住宅用クリ
ーンルームは、床部1、天井部2及び前後左右の壁部3
a〜3dによって平面視して略正方形状の居住空間を構
成しており、床部1、天井部2及び壁部3a〜3d並び
に各部の接合部は高気密性且つ遮音性に優れた構造とさ
れている。ここで、説明の便宜上、図2において下側の
壁部を前壁部3a、上側の壁部を後壁部3b、左側の壁
部を左壁部3c及び右側の壁部を右壁部3dとする。
ーンルームは、床部1、天井部2及び前後左右の壁部3
a〜3dによって平面視して略正方形状の居住空間を構
成しており、床部1、天井部2及び壁部3a〜3d並び
に各部の接合部は高気密性且つ遮音性に優れた構造とさ
れている。ここで、説明の便宜上、図2において下側の
壁部を前壁部3a、上側の壁部を後壁部3b、左側の壁
部を左壁部3c及び右側の壁部を右壁部3dとする。
【0011】床部1には二台のベッド4が枕元側を右壁
部3dに向けた状態で前後壁部3a,3b方向に離間し
て設置されている。ベッド4の枕元側は多数の開口を有
する間仕切り部材5によって仕切られており、これによ
り、間仕切り部材5と右壁部3dとの間に収納空間6が
形成されている。収納空間6の床部1には、二台の床用
クリーンユニット7がそれぞれ各ベッド4の枕元の後方
に位置して設置され、収納空間6の右壁部3dの後壁部
3b側の上部に形成された張出し壁8には、HEPA
(high efficiency particulate air filter) 付のエア
コンディショナ9と、花粉フィルタ及びNOX フィルタ
付の固定式全熱交換器(商品名クリーンロスナイ)10
と、非常用の電動ダンパー11とが取り付けられてい
る。この電動ダンパー11は通常は閉じて室内の気密を
維持し、停電時に開いて室内に外気を導入するためのも
であり、これにより、長時間の停電によって室内の二酸
化炭素濃度が上昇するのを防止するようにしている。ま
た、天井部2には、天井用クリーンユニット12の給気
口13が各ベッド4の足元付近に位置して二カ所設けら
れている。
部3dに向けた状態で前後壁部3a,3b方向に離間し
て設置されている。ベッド4の枕元側は多数の開口を有
する間仕切り部材5によって仕切られており、これによ
り、間仕切り部材5と右壁部3dとの間に収納空間6が
形成されている。収納空間6の床部1には、二台の床用
クリーンユニット7がそれぞれ各ベッド4の枕元の後方
に位置して設置され、収納空間6の右壁部3dの後壁部
3b側の上部に形成された張出し壁8には、HEPA
(high efficiency particulate air filter) 付のエア
コンディショナ9と、花粉フィルタ及びNOX フィルタ
付の固定式全熱交換器(商品名クリーンロスナイ)10
と、非常用の電動ダンパー11とが取り付けられてい
る。この電動ダンパー11は通常は閉じて室内の気密を
維持し、停電時に開いて室内に外気を導入するためのも
であり、これにより、長時間の停電によって室内の二酸
化炭素濃度が上昇するのを防止するようにしている。ま
た、天井部2には、天井用クリーンユニット12の給気
口13が各ベッド4の足元付近に位置して二カ所設けら
れている。
【0012】床用クリーンユニット7は、給気口7aに
ULPA(ultra low penetrativeair filter) のエア
フィルタ14が取り付けられており、循環用ファンモー
タ15及びリターン用吸気口16が一体とされている。
リターン用吸気口16には、プレフィルタ及び脱臭フィ
ルタが取り付けられている。そして、循環用ファンモー
タ15の駆動により、リターン吸気口16に吸気された
室内の空気が、エアフィルタ14を通過して濾過された
後、清浄空気として給気口7aから間仕切り部材5の開
口を通ってベッド4に就寝する人の呼吸器の上方位置を
頭部後方から足元に向けて水平に流れ、これにより、呼
吸器の周囲の空気清浄度がクラス100程度になるよう
にしている。
ULPA(ultra low penetrativeair filter) のエア
フィルタ14が取り付けられており、循環用ファンモー
タ15及びリターン用吸気口16が一体とされている。
リターン用吸気口16には、プレフィルタ及び脱臭フィ
ルタが取り付けられている。そして、循環用ファンモー
タ15の駆動により、リターン吸気口16に吸気された
室内の空気が、エアフィルタ14を通過して濾過された
後、清浄空気として給気口7aから間仕切り部材5の開
口を通ってベッド4に就寝する人の呼吸器の上方位置を
頭部後方から足元に向けて水平に流れ、これにより、呼
吸器の周囲の空気清浄度がクラス100程度になるよう
にしている。
【0013】ここで、間仕切り部材5は、杉等の長尺板
材を前壁部3aから後壁部3b方向に所定の間隔で並設
して形成されており、図3に示すように、床用クリーン
ユニット7の給気口7aが面する部分の長尺板材5aの
板厚は上部の長尺板材5bの板厚に比べて薄くされ、且
つ、給気口7aが面する部分の長尺板材5aの間隔は上
部の長尺板材5bの間隔に比べて狭くされている。これ
により、給気口7aから間仕切り部材5の開口を通って
室内に給気される清浄空気を層流状態とすることがで
き、この結果、該清浄空気を人の呼吸器の上方位置に効
率よく流すことができる。
材を前壁部3aから後壁部3b方向に所定の間隔で並設
して形成されており、図3に示すように、床用クリーン
ユニット7の給気口7aが面する部分の長尺板材5aの
板厚は上部の長尺板材5bの板厚に比べて薄くされ、且
つ、給気口7aが面する部分の長尺板材5aの間隔は上
部の長尺板材5bの間隔に比べて狭くされている。これ
により、給気口7aから間仕切り部材5の開口を通って
室内に給気される清浄空気を層流状態とすることがで
き、この結果、該清浄空気を人の呼吸器の上方位置に効
率よく流すことができる。
【0014】二台のベッド4の内の後壁部3b側に設置
されたベッド4の足元側には、左壁部3cの上部に取り
付けられたプロジェクター(図示せず。)用のスクリー
ン17が設置されており、これにより、ベッド4に寝な
がらにして大画面の映像を鑑賞することができるように
なっている。なお、パソコンの映像信号をプロジェクタ
ーのビデオ端子に出力することにより、スクリーン17
でパソコンの画面も観れるようにすることもできる。ま
た、スクリーン17は、床用クリーンユニット7の給気
口7aから室内に給気された清浄空気の反射板としても
機能し、これにより、スクリーン17で反射した空気の
リターン用吸気口16への流れをつくり出すことがで
き、更には、仕切り板としても機能するため、天井用ク
リーンユニット12の給気口13から室内に給気された
清浄空気流が床用クリーンユニット7の給気口7aから
室内に給気された清浄空気の流れに与える影響を軽減す
ることができる。
されたベッド4の足元側には、左壁部3cの上部に取り
付けられたプロジェクター(図示せず。)用のスクリー
ン17が設置されており、これにより、ベッド4に寝な
がらにして大画面の映像を鑑賞することができるように
なっている。なお、パソコンの映像信号をプロジェクタ
ーのビデオ端子に出力することにより、スクリーン17
でパソコンの画面も観れるようにすることもできる。ま
た、スクリーン17は、床用クリーンユニット7の給気
口7aから室内に給気された清浄空気の反射板としても
機能し、これにより、スクリーン17で反射した空気の
リターン用吸気口16への流れをつくり出すことがで
き、更には、仕切り板としても機能するため、天井用ク
リーンユニット12の給気口13から室内に給気された
清浄空気流が床用クリーンユニット7の給気口7aから
室内に給気された清浄空気の流れに与える影響を軽減す
ることができる。
【0015】天井用クリーンユニット12は、上述した
ように、天井部2に二カ所の給気口13が各ベッド4の
足元付近に位置して設けられており、給気口13にはU
LPA(ultra low penetrative air filter) のエアフ
ィルタ20が取り付けられている。循環用ファンモータ
21は各給気口13に対して共通とされており、また、
リターン用吸気口22はプレフィルタ及び脱臭フィルタ
を備えて、左壁部3cの中央下部に開口している。更
に、リターン用吸気口22には室加圧用ファンモータ2
3によって強制的に外気が導入されるようになってお
り、リターン用吸気口22に導入された外気は循環用フ
ァンモータ21の駆動により該吸気口22に吸気された
室内空気と共にエアフィルタ20を通過して濾過された
後、清浄空気として給気口13から室内に給気され、こ
れにより、ベッド4で就寝する人の呼吸器の周囲以外の
室内空間の空気清浄度がクラス1000程度になるよう
にしている。
ように、天井部2に二カ所の給気口13が各ベッド4の
足元付近に位置して設けられており、給気口13にはU
LPA(ultra low penetrative air filter) のエアフ
ィルタ20が取り付けられている。循環用ファンモータ
21は各給気口13に対して共通とされており、また、
リターン用吸気口22はプレフィルタ及び脱臭フィルタ
を備えて、左壁部3cの中央下部に開口している。更
に、リターン用吸気口22には室加圧用ファンモータ2
3によって強制的に外気が導入されるようになってお
り、リターン用吸気口22に導入された外気は循環用フ
ァンモータ21の駆動により該吸気口22に吸気された
室内空気と共にエアフィルタ20を通過して濾過された
後、清浄空気として給気口13から室内に給気され、こ
れにより、ベッド4で就寝する人の呼吸器の周囲以外の
室内空間の空気清浄度がクラス1000程度になるよう
にしている。
【0016】また、室加圧用ファンモータ23によって
リターン用吸気口22に強制的に外気を導入しているた
め、リターン用吸気口22から吸気される室内空気の吸
気量に比べて導入外気量の分だけ給気口13から室内に
給気される清浄空気の量が増し、これにより、室内を正
圧状態にして外部から室内へ塵埃等が侵入するのを防止
している。更に、後壁部3bの間仕切り部材5側の上部
には、室内の正圧状態を均一に維持すべく、ダンパー2
4が取り付けられており、該ダンパー24は室内の正圧
により開いて室内の空気を外部に排出するようになって
いる。
リターン用吸気口22に強制的に外気を導入しているた
め、リターン用吸気口22から吸気される室内空気の吸
気量に比べて導入外気量の分だけ給気口13から室内に
給気される清浄空気の量が増し、これにより、室内を正
圧状態にして外部から室内へ塵埃等が侵入するのを防止
している。更に、後壁部3bの間仕切り部材5側の上部
には、室内の正圧状態を均一に維持すべく、ダンパー2
4が取り付けられており、該ダンパー24は室内の正圧
により開いて室内の空気を外部に排出するようになって
いる。
【0017】左壁部3cと後壁部3bとの間のコーナに
は机25及び椅子26が配置され、また、左壁部3cの
リターン用吸気口22の前壁部3a側には出入り用のド
ア27が取り付けられている。ドア27は気密構造とさ
れている。ドア27の外部側にはエアシャワー室28が
設置されており、これにより、室内に入る前に人に付着
した塵埃等を除去するようにしている。
は机25及び椅子26が配置され、また、左壁部3cの
リターン用吸気口22の前壁部3a側には出入り用のド
ア27が取り付けられている。ドア27は気密構造とさ
れている。ドア27の外部側にはエアシャワー室28が
設置されており、これにより、室内に入る前に人に付着
した塵埃等を除去するようにしている。
【0018】上記の説明から明らかなように、この実施
の形態では、室内で最も人が長い時間呼吸する場所であ
るベッド4の枕元の近傍に複数台のクリーンユニット
7,12の内の一部7を局所的に配置して人の呼吸器の
周囲の空気清浄度を他の空間より高くしているため、安
心且つ快適な居住空間を確保することができるのは勿論
のこと、室内全体の空気清浄度を高レベルで均一に維持
する場合に比べてクリーンユニットの設置台数を少なく
することができるので、コストを低く抑えることができ
ると共に、居住空間としての低騒音性を良好に確保する
ことができる。
の形態では、室内で最も人が長い時間呼吸する場所であ
るベッド4の枕元の近傍に複数台のクリーンユニット
7,12の内の一部7を局所的に配置して人の呼吸器の
周囲の空気清浄度を他の空間より高くしているため、安
心且つ快適な居住空間を確保することができるのは勿論
のこと、室内全体の空気清浄度を高レベルで均一に維持
する場合に比べてクリーンユニットの設置台数を少なく
することができるので、コストを低く抑えることができ
ると共に、居住空間としての低騒音性を良好に確保する
ことができる。
【0019】また、床用クリーンユニット7をベッド4
の枕元の後方に配置して清浄空気がベッド4に就寝する
人の呼吸器の上方位置を頭部後方から足元に向けて水平
に流れるようにしているため、呼吸器の周囲の高い空気
清浄度の形成空間を最小限にすることができ、この結
果、少ない台数のクリーンユニットで効率のよい空気清
浄を行うことができる。
の枕元の後方に配置して清浄空気がベッド4に就寝する
人の呼吸器の上方位置を頭部後方から足元に向けて水平
に流れるようにしているため、呼吸器の周囲の高い空気
清浄度の形成空間を最小限にすることができ、この結
果、少ない台数のクリーンユニットで効率のよい空気清
浄を行うことができる。
【0020】この場合、ベッド4の枕元の両側にガイド
板を設けて、給気口7aから給気される清浄空気の流れ
をガイドするようにしてもよい。また、ベッド4の枕元
側に位置する間仕切り部材5にベッド幅より若干広い凹
部を設けて該凹部にベッド4の枕元側の端部を挿入し、
該凹部の両側内壁面を利用して給気口7aから給気され
る清浄空気の流れをガイドするようにしてもよい。
板を設けて、給気口7aから給気される清浄空気の流れ
をガイドするようにしてもよい。また、ベッド4の枕元
側に位置する間仕切り部材5にベッド幅より若干広い凹
部を設けて該凹部にベッド4の枕元側の端部を挿入し、
該凹部の両側内壁面を利用して給気口7aから給気され
る清浄空気の流れをガイドするようにしてもよい。
【0021】なお、上記実施の形態では、主に療養目的
に利用する場合を想定して、室内で人が最も長い時間呼
吸する場所をベッドの枕元近傍としているが、これに限
定されず、書斎等に利用する場合には、椅子に座った人
の呼吸器の周囲の空気清浄度が他の空間より高くなるよ
うに複数台のクリーンユニットの内の一部を配置しても
よく、また、遮音性に優れていることから、楽器の練習
室やAVルームとして利用してもよい。
に利用する場合を想定して、室内で人が最も長い時間呼
吸する場所をベッドの枕元近傍としているが、これに限
定されず、書斎等に利用する場合には、椅子に座った人
の呼吸器の周囲の空気清浄度が他の空間より高くなるよ
うに複数台のクリーンユニットの内の一部を配置しても
よく、また、遮音性に優れていることから、楽器の練習
室やAVルームとして利用してもよい。
【0022】
【発明の効果】上記の説明から明らかなように、本発明
によれば、安心且つ快適な居住空間を確保しつつ低コス
ト化及び低騒音化を図ることができる住宅用クリーンル
ームを提供することができる。
によれば、安心且つ快適な居住空間を確保しつつ低コス
ト化及び低騒音化を図ることができる住宅用クリーンル
ームを提供することができる。
【図1】本発明の実施の形態の一例である住宅用クリー
ンルームを説明するための説明的概略図である。
ンルームを説明するための説明的概略図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】ベッドとクリーンユニットとの間を仕切る間仕
切り部材を説明するための図である。
切り部材を説明するための図である。
4…ベッド 7…床用クリーンユニット 12…天井用クリーンユニット 14,20…エアフィルタ 17…プロジェクタ用スクリーン 28…エアシャワー室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青木 正晴 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会 社内 (72)発明者 鴫原 新一 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会 社内 (72)発明者 藤井 博文 愛媛県新居浜市久保田町1−8−12 Fターム(参考) 3L058 BE08 BF04 BF06 BG03
Claims (7)
- 【請求項1】 室内にエアフィルタを介して清浄空気を
循環供給するクリーンユニットを複数台備え、複数台の
クリーンユニットの内の一部を室内で人が滞在する場所
の近傍に配置して人の呼吸器の周囲の空気清浄度を他の
空間より高くしたことを特徴とする住宅用クリーンルー
ム。 - 【請求項2】 請求項1記載の住宅用クリーンルームに
おいて、室内で人が滞在する場所がベッドであることを
特徴とする住宅用クリーンルーム。 - 【請求項3】 請求項2記載の住宅用クリーンルームに
おいて、複数台のクリーンユニットの内の一部をベッド
の枕元の後方に配置して清浄空気がベッドに就寝する人
の呼吸器の上方位置を頭部後方から足元に向けて水平に
流れるようにしたことを特徴とする住宅用クリーンルー
ム。 - 【請求項4】 請求項2又は3記載の住宅用クリーンル
ームにおいて、ベッドの人の足元側にプロジェクタ用の
スクリーンを設置したことを特徴とする住宅用クリーン
ルーム。 - 【請求項5】 請求項2〜4のいずれか一項に記載の住
宅用クリーンルームにおいて、ベッドの枕元の両側に清
浄空気の流れをガイドするガイド板を設けたことを特徴
とする住宅用クリーンルーム。 - 【請求項6】 請求項2〜4のいずれか一項に記載の住
宅用クリーンルームにおいて、ベッドの枕元側に位置す
る壁部に凹部を設けて該凹部にベッドの枕元側の端部を
挿入し、該凹部の両側内壁面を利用して清浄空気の流れ
をガイドするようにしたことを特徴とする住宅用クリー
ンルーム。 - 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか一項に記載の住
宅用クリーンルームにおいて、室内の出入口にエアシャ
ワー室を設置したことを特徴とする住宅用クリーンルー
ム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000217286A JP2002031382A (ja) | 2000-07-18 | 2000-07-18 | 住宅用クリーンルーム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000217286A JP2002031382A (ja) | 2000-07-18 | 2000-07-18 | 住宅用クリーンルーム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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-
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7037188B2 (en) | 2003-04-08 | 2006-05-02 | Halo Innovations, Inc. | Systems for delivering conditioned air to personal breathing zones |
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