JP2006510801A5

JP2006510801A5 -

Info

Publication number: JP2006510801A5
Application number: JP2004559500A
Authority: JP
Filing date: 2003-12-17
Publication date: 2010-01-21

Description

この問題は、本発明に従い冒頭に記載されたような方法により解決されるものであり、この方法はさらに、
− 金属ワイヤおよび／またはストリップごとに、前記進行方向を横断する方向に従って流れる酸洗い液の少なくとも１つの乱流を酸洗い液浴中で形成するステップと、
− 前記進行の間、各金属ワイヤおよび／またはストリップを、それに対応する前記少なくとも１つの乱流に通すステップとを含む。
浴中を通過する各ワイヤおよび／またはストリップはこのようにして個別に処理され、ワイヤおよび／またはストリップに作用する乱流は、進行方向を横断する方向に向けられ、これにより酸洗い液の作用の程度が決定的に増大される。

本発明の１つの優先的な実施形態によれば、前記進行の間、各金属ワイヤおよび／またはストリップは、複数の前記乱流を連続して通過する。有利には、上記の各流れは、断面が丸いジェットの形状を有しており、このジェットは、対応する静止浴の水位を超えて、間欠泉型の乱流の瘤を形成する。このようにして各ワイヤおよび／またはストリップは、各間欠泉の上昇流だけでなく、各間欠泉の頂点から浴へ向かう酸洗い液の落下により引き起こされる中間的乱流も横断しつつ、規則的な一連の小さい間欠泉を横断する。

Claims

− 少なくとも１つの金属ワイヤ／ストリップを酸洗い液浴を通して、進行方向に従って進行させるステップを含む金属ワイヤ／ストリップの酸洗い方法であって、
− 金属ワイヤおよび／またはストリップごとに、前記進行方向を横断する方向に従って流れ、対応する静止浴の水位を超えて、間欠泉型の乱流の瘤を形成する酸洗い液の少なくとも１つの乱流を酸洗い液浴中で形成するステップと、
− 前記進行の間、各金属ワイヤおよび／またはストリップを、それに対応する前記少なくとも１つの乱流に通すステップとをさらに含むことを特徴とする方法。
前記各乱流は、前記横断方向に従って上昇的に流れることを特徴とする請求項１に記載の方法。
前記進行の間、各金属ワイヤおよび／またはストリップは、複数の前記乱流を連続して通過することを特徴とする請求項１および２のいずれか１項に記載の方法。
前記各流れは、断面が丸いジェットの形状を有していることを特徴とする請求項３に記載の方法。
前記各流れは、進行方向に沿った細長い断面を有するジェットの形状を有しており、該ジェットは、対応する静止浴の水位を超えて延びていることを特徴とする請求項３に記載の方法。
前記進行の間、各金属ワイヤおよび／またはストリップは、金属ワイヤおよび／またはストリップに沿って長手方向に延び前記横断方向に従って上昇的に流れる１つの乱流を通過することを特徴とする請求項１および２のいずれか１項に記載の方法。
前記各連続的な乱流は、進行方向を横断する細長い断面を有するカーテンの形状を有し対応する静止浴の水位を超えて延びていることを特徴とする請求項３に記載の方法。
酸洗い液浴の下流および／または上流に、複数の連続したすすぎ液カーテンを通して前記少なくとも１つの金属ワイヤおよび／またはストリップをすすぐステップを含み、すすぎ液カーテンは乱流的に流れ、該すすぎ液カーテンを通って前記少なくとも１つの金属ワイヤおよび／またはストリップが進行することを特徴とする請求項１〜７のいずれか１項に記載の方法。
すすぎは、１つの上昇乱流に沿った前記すすぎ液カーテンの噴出を含むことを特徴とする請求項８に記載の方法。
− 少なくとも１つの金属ワイヤおよび／またはストリップ（３）の進行駆動手段（４，５）と、
− 前記少なくとも１つの金属ワイヤおよび／またはストリップが進行方向に従って横断する酸洗い液浴（２）を含む槽（１）とを備える金属ワイヤおよび／またはストリップの酸洗い装置であって、
− 金属ワイヤおよび／またはストリップ（３）ごとに、前記進行方向を横断する方向に沿って流れ、対応する静止浴の水位を超えて、間欠泉型の乱流の瘤を形成する酸洗い液の少なくとも１つの乱流（２９）を浴中で形成する手段をさらに含み、この形成手段は、各金属ワイヤおよび／またはストリップが、その進行の間、これに対応する前記少なくとも１つの乱流（２９）を通過するように槽（１）中に配置されていることを特徴とする装置。
前記形成手段は、
酸洗い浴（２）中で前記少なくとも１つの金属ワイヤおよび／またはストリップ（３）の下方に配置された１つのケーソン（６）と、
酸洗い液を圧力下でケーソン（６）内へ導入する１つの供給ポンプ（９）と、
前記少なくとも１つのワイヤおよび／またはストリップに面してケーソンを閉鎖し、前記乱流が上昇移動に従って流出する複数の開口（１１）を備える１つの閉鎖カバー（１０）とを備えることを特徴とする請求項１０に記載の装置。
閉鎖カバー（１０）における前記複数の開口（１１）は、断面が円形のオリフィスであることを特徴とする請求項１１に記載の装置。
閉鎖カバー（１０）は、各金属ワイヤおよび／またはストリップの進行方向に沿って規則的間隔で複数の開口（１１）を有することを特徴とする請求項１２に記載の装置。
閉鎖カバー（１０）における前記複数の開口（１１）は、水平投射した場合に、酸洗いされた各金属ワイヤおよび／またはストリップ（３）の進行方向に沿って延びていることを特徴とする請求項１１に記載の装置。
形成された乱流（２９）からの液体を、前記少なくとも１つの金属ワイヤおよび／またはストリップ（３）との接触後に、供給ポンプ（９）へ戻す酸洗い液の循環手段を備えることを特徴とする請求項１０〜１４のいずれか１項に記載の装置。
槽（１）は、外気に対して閉じられていること、および該槽は、向かい合う側壁中に、前記少なくとも１つの金属ワイヤおよび／またはストリップの各々の１つの入口（１２）および１つの出口（１３）用に適合された１つの開口を有していることを特徴とする請求項１０〜１５のいずれか１項に記載の装置。
前記入口（１２）の上流および／または前記出口（１３）の下流に、１つのすすぎ装置を備え、該すすぎ装置は、すすぎ液が入っている１つの槽（１５）を備え、該槽中では、一定数のすすぎ液の連続したカーテン（２４）が乱流的に流れ、該カーテンを通って前記少なくとも１つの金属ワイヤおよび／またはストリップ（３）が進行することを特徴とする請求項１６に記載の装置。