JP3375675B2 - 魚の砂取り装置 - Google Patents
魚の砂取り装置Info
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- JP3375675B2 JP3375675B2 JP09855993A JP9855993A JP3375675B2 JP 3375675 B2 JP3375675 B2 JP 3375675B2 JP 09855993 A JP09855993 A JP 09855993A JP 9855993 A JP9855993 A JP 9855993A JP 3375675 B2 JP3375675 B2 JP 3375675B2
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Description
ある砂取りを効率的に行う砂取り装置に関するものであ
る。 【0002】 【従来の技術】魚には砂が多数付着しており、魚を食品
用に加工する際、加工処理する前に砂を落とす必要があ
る。簡単な洗浄だけでは表面の砂しか取り除くことがで
きず、不十分であり、手作業によって行われているため
処理時間が多くかかっていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、魚を痛めずに魚に付着している砂を確実に
除去できる装置を開発し、砂取り工程を自動化すること
にある。 【0004】 【課題を解決するための手段】水の入った容器の水中を
上下に仕切るように多数の孔の開いた仕切を設け、仕切
上部に、一端をポンプに接続した二本で一組となる水管
を、水管同士が平行になるように配置し、水管の向かい
合った面に、斜め下方へ向けて水噴射用の孔を設け、水
管と水管の中央に底辺が仕切に接した三角形状の突起物
を設けておき、魚を仕切上部に投入し、水管から水を噴
射させることで水を攪拌させ、水流によって砂と魚を分
離し、重量の重い砂だけを仕切下部へ沈澱させて容器下
部より排出する。また、二本一組の水管を設けた砂取り
用の部屋を、水管設置方向に対して横方向に垂直に複数
設置し、魚の流路がジグザグになるように砂取り用の部
屋同士の接続口を交互に付ける。砂取り用部屋内での装
置にとって下流側となる水管は接続口分短くし、流れを
良くする。 【0005】 【作用】水管内の水に圧力を加え、水噴射用の孔から水
を噴射させると、噴射された水は多数の孔の開けられた
仕切に沿って流れ、三角形状の突起物に達し、突起物の
ために水流は上昇方向に向かう。対向する水管からも同
じように水流が作られており、突起物上方で互いにぶつ
かりあい、水流が攪拌される。多数の孔の開いた仕切の
上に投入された魚は、攪拌されている水流によって砂を
除去される。 【0006】 【実施例】直方体状容器(1)には水が入れられてお
り、容器内をメッシュ製の仕切(2)によって上下に区
切り、上部を魚流動部(3)、下部を砂沈澱部(4)と
する。さらに直方体状容器を垂直方向にも区切り、直方
体状の複数の砂取り室(5)に分割する。それぞれの砂
取り室下部には砂の排出管(6)を設けておく。一番端
にある砂取り室の短側面の一方端へ魚を投入するように
し、砂取り室の他の短側面付近での隣砂取り室との区切
りの上部を接続口(7)として開け、次の接続口は逆側
短側面付近とするように接続口の位置を交互にする。砂
取り装置の最下流である最後の砂取り室以外は、砂取り
室内での上流側を底辺(8)、砂取り装置にとって上流
側を長辺(9)、下流側を接続口分短くした短辺(1
0)とし、最後の砂取り室だけ短辺と長辺の区別がなく
同じ長さとした先を締め切ったU字型の水管を設け、水
管の向かい合った側には水噴射用孔(11)を斜め下方
に向けて開ける。メッシュ製仕切の上にはU字管の短管
に長さを合わせた三角形状の突起物(12)を設ける。
底辺(8)にあたる水管中央の上部に他端をポンプに接
続された給水管(15)を接続し、運転時にはポンプに
よって水管内の水に圧力がかけられ、噴射用孔より水が
噴射される。 【0008】砂取り室内では、水管から噴射されている
水流が三角形状の突起物にぶつかった後、対向する水流
とぶつかることになり、水流は攪拌される。長辺側水管
の先端付近から噴射された水流は、三角形状の突起物に
も、対向する水流にも当たらないために直進し、次の砂
取り室へ向かう。コンベアによって投入された魚は攪拌
されている水流によって踊らされ、砂を分離することが
でき、砂はメッシュの仕切を通過して下部へ沈澱する。
魚は水管に沿って流れながら接続口へ向かい、接続口よ
り次の砂取り室へと送られ、最終的には砂が完全に取れ
た魚が搬出口(14)から装置外へ送り出される。砂沈
澱部にためられた砂は下部に設けていた排出管より排出
される。 【0009】 【発明の効果】本発明の装置を利用することで、大量の
魚を処理することができ、魚に傷を付けること無く、付
着した砂を完全に除去することができる。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 水をためることのできる容器、容器内を
上下に仕切る多数の孔を開けた仕切、仕切より上方に設
置しており一端をポンプに接続した二本一組の平行な水
管を設けておき、水管の向かい合った面には水を斜め下
方へ噴射する水噴射用孔を設け、二本の水管間の中央に
は底面が仕切に接するように設置した三角形状の突起物
を設けたことを特徴とする魚の砂取り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09855993A JP3375675B2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 魚の砂取り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09855993A JP3375675B2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 魚の砂取り装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06276923A JPH06276923A (ja) | 1994-10-04 |
JP3375675B2 true JP3375675B2 (ja) | 2003-02-10 |
Family
ID=14223048
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09855993A Expired - Fee Related JP3375675B2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 魚の砂取り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3375675B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106538660A (zh) * | 2015-09-21 | 2017-03-29 | 王天龙 | 一种高效去鱼鳞机 |
CN107751337A (zh) * | 2017-12-08 | 2018-03-06 | 柳州市螺状元食品有限公司 | 一种用于螺蛳粉制作的螺蛳清洗装置 |
CN112205328B (zh) * | 2020-09-02 | 2022-06-07 | 广西大学 | 一种催促螺蛳吐出泥沙的方法及其装置 |
-
1993
- 1993-03-31 JP JP09855993A patent/JP3375675B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06276923A (ja) | 1994-10-04 |
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Legal Events
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