JP2003176713A - 排気ガス処理装置 - Google Patents

排気ガス処理装置

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JP2003176713A
JP2003176713A JP2001377442A JP2001377442A JP2003176713A JP 2003176713 A JP2003176713 A JP 2003176713A JP 2001377442 A JP2001377442 A JP 2001377442A JP 2001377442 A JP2001377442 A JP 2001377442A JP 2003176713 A JP2003176713 A JP 2003176713A
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Nobumasa Miyazaki
信政 宮崎
Takanobu Yamaguchi
隆信 山口
Yuji Shioda
雄二 塩田
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  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)
  • Processes For Solid Components From Exhaust (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Separation Of Particles Using Liquids (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理水の消費を抑えつつ排気ガス中の煤塵,
SOx,NOxを効率良く除去できる省スペースの排気ガ
ス処理装置を提供する。 【解決手段】 底部に水Wを貯え、下部に排気ガス流入
口2を、上部に排気ガス流出路3を夫々有する本体1内
に、両側の壁面に基部4aを固定して複数の斜板4を斜
め下方へ交互に延設する。各斜板4上に、水を滝状に流
下させる複数の堰5を設ける。循環ポンプ6によって、
本体底部の水Wを汲み上げて最上部の斜板4の基部4a
上面の桝9に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関等の排気
ガス処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、内燃機関の排気ガス処理装置とし
て、例えば出願人の登録実用新案に係る水スクラバー方
式の図4に示すようなものがある。この排気ガス処理装
置は、上部の一側にガス流入口32を、上部の他側にガ
ス排出口33を夫々有する容器31の底部に水Wを貯え
るとともに、容器31内を仕切板37,38,39で縦方
向に区切り、区切られた中央の室の上部に散水管43,
44を設ける一方、中央室の下部の仕切板37,38,3
9の間にフィルタとしてステンレス鋼製の金網40,4
1を横設している。ガス流入口32から流入した排気ガ
ス中の煤塵、硫黄酸化物SOx、窒素酸化物NOxは、矢印
X,Zの如く金網40,41を通るとき、網目に付着した
水滴に吸着され、また、矢印Yの如く散水管43,44
から噴射される水滴に接触するとき、この水滴に吸着さ
れて除去され、最後に、排気ガス中の水分が、ジグザグ
に配列された除水板36に接触して除去され、有害物の
少ない排気ガスとなってガス排出口33から排出され
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
排気ガス処理装置は、水スプレーと濡れ金網に接触させ
ることによって排気ガス中の煤塵、硫黄酸化物NOx、窒
素酸化物SOxを除去するものであるが、ディーゼル機
関からの大量の排気ガスを処理しようとすると、散水管
43,44から噴射される水量および金網の表面積が不
足し、また、金網に付着した水滴が大流量の排気ガスで
吹き飛ばされてしまうため、煤塵、硫黄酸化物SOx、窒
素酸化物NOxを十分に除去できなくなるという問題が
ある。また、散水管13,14から水を常時噴射してい
るため、水の消費量が多くなるという問題もある。さら
に、上記排気ガス処理装置で大量の排気ガスを敢えて処
理するとすれば、処理効率が著しく低下するうえ、装置
が大型化して設備費の増大を招くという問題がある。
【0004】そこで、本発明の目的は、排気ガスと処理
水が可能な限り接触するように流路構造を工夫すること
によって、処理水の消費を抑えつつ排気ガス中の煤塵、
硫黄酸化物SOx、窒素酸化物NOxを効率良く除去する
ことができる排気ガス処理装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の排気ガス処理装置は、底部に水を貯えると
ともに、下部に排気ガス流入口を、上部に排気ガス流出
口を夫々有する本体と、この本体の両側の壁面に基部を
固定して斜め下方へ交互に延設された複数の斜板と、こ
の斜板上に設けられて、水を滝状に流下させる堰と、上
記本体の底部の水を汲み上げて最上部に位置する上記斜
板の上に供給するポンプとを備えたことを特徴とする。
【0006】上記排ガス処理装置において、ポンプによ
って本体の底部から汲み上げられた水は、最上部の斜板
上に供給され、斜板に沿って流下する。流下する水は、
斜板上に設けられた堰を越える度に小さな滝となり、本
体の一側の壁面に基部を固定した斜板の先端から、他側
の壁面に基部を固定した斜板に落下する度に大きな滝と
なって夫々微細な水滴や水煙を生じる。一方、下部の排
気ガス流入口から流入した排気ガスは、本体の両側の壁
面に交互に設けられた斜板の上面に沿って両壁面近傍で
Uターンを繰り返しながら上昇する。上昇する排気ガス
は、上記堰で生じる滝の水滴や水煙を巻き込み、水滴や
水煙と十分に接触,混合しながら斜板上面に沿って進む
ので、排気ガス中の煤塵、硫黄酸化物、窒素酸化物が水に
吸収されて除去される。また、排気ガスがUターンする
際、排ガス中の煤塵に大きな慣性力が働くうえ、Uター
ンが大きな滝のできる両壁面近傍で生じるので、煤塵が
水滴や水煙および濡れた斜板や壁面などに十分接触,衝
突してさらに捕集,除去される。処理に用いられる水
は、本体の底部からポンプで汲み上げて循環させられる
ので、処理水に含まれる煤塵または硫黄酸化物や窒素酸
化物の濃度が上限値以上になったとき入れ替えばよく、
水の浪費を抑えることができる。なお、循環ポンプ6の
上流側の配管にフィルタを設ければ、更に水の浪費が抑
えられる。さらに、堰をもつ傾斜板を本体の両側の壁面
に交互に設けた構造なので、処理装置の設置面積が小さ
くて済む。
【0007】本発明の排気ガス処理装置の一実施形態
は、上下に隣接する2つの上記斜板の間に流速調整板を
設け、この流速調整板とこの流速調整板の上に位置する
上記斜板との間に排気ガス流路を設けたことを特徴とす
る。
【0008】上記実施形態では、上下に隣接する2つの
斜板の間に流量調整板を設けているので、堰をもつ斜板
に沿って流れる排気ガスの流速が均一化され、水滴や水
煙との接触,混合が促進されるとともに、流量調整板と
上方の斜板との間の排気ガス流路を流れる排気ガスに渦
が生じて、排気ガス流路内の水滴や水煙との接触,混合
も促進される。従って、煤塵や硫黄酸化物、窒素酸化物
の除去効率が更に向上する。
【0009】本発明の排気ガス処理装置の一実施形態
は、上記流速調整板と上記斜板との間の排気ガス流路
に、フィルタを設けたことを特徴とする。
【0010】上記実施形態では、流速調整板と斜板との
間の排気ガス流路にフィルタを設けているので、この排
気ガス流路を流れる排気ガス中の煤塵や硫黄酸化物、窒
素酸化物がフィルタで濾過され、煤塵、硫黄酸化物、窒素
酸化物の捕集効率が更に向上する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
により詳細に説明する。図1は、本発明の排気ガス処理
装置の一実施形態を示す縦断面図である。この排気ガス
処理装置は、底部に水Wを貯えるとともに、下部の一側
に排気ガス流入口2を、上部の他側に排気ガス流出口3
を夫々有する本体1と、この本体1の両側の壁面に基部
4aを固定して斜め下方へ交互に延設された複数の斜板
4と、この斜板4上に複数設けられて、水を滝状に流下
させる堰5と、上記本体1の底部の水Wを汲み上げて最
上部に位置する斜板4の上に供給する循環ポンプ6を備
えている。
【0012】各斜板4は、先端部4bが下方に隣接する
斜板4の基部4a近傍に達していて、排気ガス流入口2
から矢印X1の如く流入する排気ガスを、両壁面近傍で
矢印X2,X3の如くUターンさせながら上昇させる。最
上部の斜板4の上方の両側壁面には、基部を固定して1
対の水切板7を斜め下方に交互に設けて、排気ガス流出
口3へ向かう排気ガスを矢印X4の如くUターンさせ
て、排気ガス中の水分を除去するようにしている。
【0013】最上部の斜板4の基部上面には、循環ポン
プ6から水量調整バルブ8を経て送られて来る水を貯え
る桝9を設けている。本体1の底部には、貯えられた水
をスラッジタンク10に排出するドレンバルブ12が介
設された排水管11と、溢水をスラッジタンク10に排
出するオーバーフロー管13を夫々設け、本体1の上部
には、不足する処理水を補給する給水バルブ15が介設
された給水管14を設けている。
【0014】図2(A)は、図1のIIaで示す堰5の部分
詳細図である。この堰5は、L字状の断面を有し、斜板
4の全幅に亘って傾斜方向に直交して所定間隔をおいて
設けられ、流下する水を、図示の水平線の如く堰き止め
て、頂部から矢印で示すように小さな滝にして落とすよ
うになっている。堰5の直角底部と斜板4との間には、
捕集されて沈殿したスラッジ状の煤塵等を本体底部まで
洗い流すための隙間16を設けている。この隙間16
は、堰5の頂部まで水が貯まるよう、桝9からの供給水
量に比して十分狭くなっている。
【0015】図2(B)〜(D)は、堰の変形例を示してお
り、図2(B)は、鋭角をなすL字状の断面形状をもつ堰
17、図2(C)は、斜板4に直角に平板を突設してなる
堰18、図2(D)は。斜板自体をジグザグに折り曲げて
作った階段堰19である。なお、階段堰19は、他の堰
のように水を貯めないが、矢印で示すように各段部で流
下する水を小さな滝にして落下させる。
【0016】上記構成の排気ガス処理装置は、次のよう
に排気ガスを処理する。本体の底部に貯えられた水は、
循環ポンプ6で汲み上げられ、水量調整バルブ8で適切
な流量に調整された後、桝9に供給され、桝9を矢印Y
1の如くオーバーフローして最上部の斜板4へ流れ落ち
る。流れ落ちた水は、斜板4上の各堰5で、図2(A)の
如く堰き止められて矢印の如く小さな滝となって流れ下
り、その際、微細な水滴や水煙を生じる。また、斜板の
先端部4bから下方の斜板の基部4aに落下する度に、矢
印Y2の如く大きな滝となって水滴や水煙を多量に生じ
て、斜板4の表裏面や本体1の壁面を水滴で濡らす。
【0017】一方、本体下部の排気ガス流入口2から矢
印X1の如く流入したディーゼル機関等からの排気ガス
は、本体1の両側壁面付近で矢印X2,X3の如くUター
ンを繰り返しながら堰5をもつ斜板4の斜面に沿って上
昇する。上昇する排気ガスがUターンするとき、排気ガ
ス中の煤塵は、大きな慣性力によって排気ガスから分離
し、この箇所で大きな滝によって生じた多量の水滴や水
煙あるいは斜板や壁面の水滴と十分に接触,混合して、
これらの水に捕集され、排気ガス中の硫黄酸化物や窒素
酸化物も、水滴や水煙と十分に接触,混合して、この水
に吸収される。次いで、流下する水に逆行して斜板4の
斜面を登り上がる排気ガスは、流下する水および複数の
堰5の小さな滝によって生じた微細な水滴や水煙を吹き
上げて巻き込みながら流れるので、排気ガス中の煤塵、
硫黄酸化物、窒素酸化物は、同様にこれらの水と接触,混
合して排気ガスから除去される。こうして煤塵、硫黄酸
化物、窒素酸化物が効率良く除去された排気ガスは、上
部の除水板7,7を通る際に水分が除去され、排気ガス
流出口3から矢印X5のように外部へ排出される。
【0018】排気ガス中の煤塵を捕集し、硫黄酸化物や
窒素酸化物を吸収した水は、本体1の底部に集まり、煤
塵が底部に沈殿した上澄み水は、再び循環ポンプ6で桝
9に汲み上げられる。本体1の底部に貯まった水Wに含
まれる塵芥、硫黄酸化物、窒素酸化物の濃度が、上限値を
超えると、上記水Wを排水管11のドレンバルブ12を
開いてスラッジタンク10に排出した後、給水バルブ1
5を開いて給水管14から本体1内へ所定量の水を供給
する。このように、処理に用いる水を本体1の底部から
ポンプ6で汲み上げて循環,再利用しているので、図4
で述べた従来例に比して、水の浪費を大幅に抑えること
ができる。また、本体1の両側壁面に縦方向に交互に斜
板を設けているので、処理装置の設置面積を小さくする
ことができる。さらに、堰5の底部と斜板4の間に僅か
な隙間16を設けているので、堰5内に捕集された煤塵
が溜まらず、煤塵を本体1の底部の水中に総て集めて沈
殿させることができる。なお、水切板7は、気流のUタ
ーンにより水滴に働く慣性力で水分を除去するものであ
るが、これに代えて脱水作用を奏する他の手段を設けて
もよい。
【0019】図3は、本発明による排気ガス処理装置の
他の実施形態を示す縦断面図である。この排気ガス処理
装置は、上下に隣接する斜板5,5の間に流量調整板2
0を設け、この流量調整板20と上方の斜板4との間を
排気ガス流路とし、ここにフィルタ21を設けた点のみ
が図1で述べた実施形態と異なる。従って、図1と同じ
部材には同一参照番号を付して説明を省略する。
【0020】上記流量調整板20は、両端外側に流路が
形成されるような長さを有して、下方の斜板4から間隔
をおいてこれと略平行に3箇所設けられていて、本体1
の両側壁面の近傍でX2,X3の如くUターンする排気ガ
スの一部を矢印X2',X3'で示すように上部の排気ガス
流路に分流させる。各排気ガス流路には、表面に付着し
た微細水滴によって排気ガス中の煤塵、硫黄酸化物、窒素
酸化物を捕集,吸収する金網またはスチールウールなど
からなるフィルタ21を充填している。
【0021】上記構成の排気ガス処理装置のうち図1と
同じ部材は、図1と同様に処理作用および効果を奏する
ので、図1と異なる作用効果のみを説明する。この排気
ガス処理装置では、斜板4の上方に間隔を隔てて略平行
に流速調整板20を設けているので、堰5をもつ斜板4
に沿って流れる排気ガスの流速が均一化されるから、堰
5によって生じる微細な水滴や水煙と排気ガスとの接
触,混合が促進される。また、斜板4の上部の排気ガス
流路に分流する排気ガスは、渦を生じつつ、この排気ガ
ス流路に充填されたフィルタ21に付着する多数の微細
な水滴と接触,混合する。従って、排気ガス中の煤塵、硫
黄酸化物、窒素酸化物の除去効率が一層向上し、より清
浄な処理後の排気ガスを得ることができる。なお、上記
実施形態では、流速調整板20の上部の排気ガス流路に
フィルタ21を充填したが、これを省略することもでき
る。また、フィルタとして、金網やスチールウール以外
の材料を用いることもできる。
【0022】本発明の排気ガス処理装置は、複数の堰5
をもつ斜板4を本体1の両側壁面に交互に多段で設けて
いるので、両側壁面近傍における排気ガス中の煤塵の慣
性作用と相俟って、堰5および各斜板の先端部4bから
落下する滝による微細な水滴や水煙の多量発生によっ
て、排気ガス中の煤塵、硫黄酸化物、窒素酸化物を接触,
混合によって効率的に捕集,吸収して除去できるととも
に、本体内を流れる排気ガスの圧力損失が比較的小さ
く、噴水ノズルなしで比較的低圧の循環ポンプ6で処理
水を循環できて、ランニングコストを低減することがで
きる。また、流速調整板20の上部の排気ガス流路にフ
ィルタ21を設けない場合は、煤塵による目詰まりの虞
がなくなる。なお、本発明の排気ガス処理装置は、被処
理ガスと処理水との接触,混合効果が高いので、化学工
業で多用されるガス吸収塔にも用いることが可能であ
る。
【0023】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
の排気ガス処理装置は、底部に水を貯えるとともに、下
部に排気ガス流入口を、上部に排気ガス流出口を夫々有
する本体と、この本体の両側の壁面に基部を固定して斜
め下方へ交互に延設された複数の斜板と、この斜板上に
設けられて、水を滝状に流下させる堰と、上記本体の底
部の水を汲み上げて最上部に位置する上記斜板の上に供
給するポンプとを備えているので、滝による微細な水滴
や水煙の多量発生と排気ガスのUターン貫流によって、
排気ガス中の煤塵、硫黄酸化物、窒素酸化物をこれらの水
との接触,混合によって効率的に捕集,吸収して除去でき
るとともに、ポンプによる水の循環再利用で水の浪費を
抑え、処理装置の設置面積を小さくすることができる。
【0024】請求項2の排気ガス処理装置は、上下に隣
接する2つの上記斜板の間に流速調整板を設け、この流
速調整板とこの流速調整板の上に位置する上記斜板との
間に排気ガス流路を設けているので、堰をもつ斜板に沿
って流れる排気ガスの流速が均一化され、水滴や水煙と
の接触,混合が促進され、排気ガス流路内でも水滴や水
煙との接触,混合が行なわれて、煤塵、硫黄酸化物、窒素
酸化物の除去効率が更に向上する。
【0025】請求項3の排気ガス処理装置は、上記流速
調整板と上記斜板との間の排気ガス流路に、フィルタを
設けているので、排気ガス流路を流れる排気ガス中の煤
塵や硫黄酸化物、窒素酸化物がフィルタで濾過され、煤
塵、硫黄酸化物、窒素酸化物の除去効率が更に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の排気ガス処理装置の一実施形態を示
す縦断面図である。
【図2】 図2(A)〜(D)は、斜板に設けた堰の種々の
例を示す図である。
【図3】 本発明の排気ガス処理装置の他の実施形態を
示す縦断面図である。
【図4】 従来の排気ガス処理装置を示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 本体 2 排気ガス流入口 3 排気ガス流出口 4 斜板 4a 基部 4b 先端部 5,17,18 堰 6 循環ポンプ 7 水切板 8 水量調整バルブ 9 桝 10 スラッジタンク 11 排水管 12 ドレンバルブ 13 オーバーフロー管 14 給水管 15 給水バルブ 16 隙間 19 階段堰 W 水 X1,X2,X3,X4 排気ガスの流れ Y1,Y2,Y3 水の流れ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F01N 3/02 301 (72)発明者 塩田 雄二 大阪府大阪市中央区徳井町2丁目4番14号 ダイハツディーゼル株式会社内 Fターム(参考) 3G090 AA01 AA06 3G091 AA06 AB15 BA13 BA14 4D002 AA02 AA12 AC10 BA02 BA14 CA04 DA35 GA03 GB01 4D032 AB01 AB07 AB09 BB01 BB05 CA01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部に水を貯えるとともに、下部に排気
    ガス流入口を、上部に排気ガス流出口を夫々有する本体
    と、 この本体の両側の壁面に基部を固定して斜め下方へ交互
    に延設された複数の斜板と、 この斜板上に設けられて、水を滝状に流下させる堰と、 上記本体の底部の水を汲み上げて最上部に位置する上記
    斜板の上に供給するポンプとを備えたことを特徴とする
    排気ガス処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の排気ガス処理装置にお
    いて、上下に隣接する2つの上記斜板の間に流速調整板
    を設け、この流速調整板とこの流速調整板の上に位置す
    る上記斜板との間に排気ガス流路を設けたことを特徴と
    する排気ガス処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の排気ガス処理装置にお
    いて、上記流速調整板と上記斜板との間の排気ガス流路
    に、フィルタを設けたことを特徴とする排気ガス処理装
    置。
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