JP2006509924A - 帽子のためのストレッチバンド構造 - Google Patents

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Abstract

本発明は、帽子(100)を補強及び支持するのに役立つような伸縮性のある材料で製造された追加の折り畳まれた層を含むような、帽子のためのストレッチバンド構造(110)を提供する。刺繍工程中に用いられるマンドレル(M)に帽子がより強固にかつ緊密に係止し得るように、ストレッチバンド構造は、帽子の開口部を囲繞し、追加の弾性支持を与える。これによって、帽子に対してより信頼性の高い刺繍及びより少ない糸の破損がもたらされる。ストレッチバンドは、ストレッチバンドの二重の裏打ち及び帽子材料への固定を可能にするようなリブ部分(124)を有する。

Description

本発明は、帽子の製作に関し、特に、縫い合わせた帽子のより良好な係止を可能にするような製造におけるストレッチバンド構成と、縫目を破損することなく帽子の刺繍を可能にするような内部ハットバンドのより弾性的な構造とに関する。
弾性バンド、特に弾性汗取りバンドは、野球帽を含む帽子と共に用いられており、帽子を被る者の目の中や顔に汗が流れ込むことを防止するのみならず、帽子が多様な頭のサイズに合うようにしている。野球帽は、しばしば日差しから帽子を被る者の目を守るのに役立つような正面のつばを有し、しばしばスポーツイベントや競技イベントと関連して用いられる。スポーツイベント及び競技イベントには明らかに野球が含まれるが、ランニング、サイクリング、バレーボール、ハイキング、等も含まれ得る。野球帽は、販売促進アイテム及び趣味として用いられ、しばしば「ギミー(gimme)」キャップの名称を与えられるほどまでに確実に標準アイテムになっている。
特に野球帽及び他の販売促進用つば付き帽子に関しては、好きな競技チーム、広告、または他のロゴまたは刺繍を示すような縫目または刺繍が、しばしば帽子の正面に付けられる。そのような刺繍または縫目は、帽子を装飾しかつ帽子を被る者または購買しそうな者に対して魅力が増すようにしばしば用いられる。
帽子の正面に縫目または刺繍を施すために、帽子はしばしばマンドレル(刺繍ホーンまたはツールとも呼ばれる)によって保持されるか、或いは、縫い付け装置、ミシン、または刺繍装置などの他の装置によって、刺繍を効果的にし得るような有色糸または他の材料が帽子に加えられる。帽子またはそれが有し得るハットバンドの弾性特性は、しばしば帽子をマンドレル上に保持するのに役立つ。帽子をマンドレル上に適合させる際に、人の頭が帽子に適合するのと概ね同一の位置で帽子に伸びが生じることもある。このプロセスの機械特性に起因して、帽子及び/または内部汗取りバンドで縫目が傷付けられることがあり、両者の弾性及び快適な装着に影響を与え得る。結果的に、ストレッチフィットキャップ及び同種のものが、マンドレル及び縫い付け工程によく耐えることができ、人々、消費者または利用者により良い究極の製品を提供するような方法を見付ける必要が生じる。
帽子がマンドレル上で引っ張られるとき、糸が裂けたり切れたりすることがあるが、これは帽子の内側を取り囲むような汗取りバンドまたはストレッチバンドの確実な保持を低下させる。これは、装着の悪さや使用期間の短縮をもたらす場合があり、人々が入手または購入した帽子を十分に使いこなすことを妨げ得る。更に、帽子をマンドレル上に合わせたときにそのように糸が切れると、マンドレル上の帽子がずれたり動いたりすることがある。縫い付け工程中に帽子が動くと、結果として得られる刺繍は、所望の結果から著しくかけ離れた出来の悪い部分またはエラーが生じ得る。
刺繍工程は重要な関心事の1つになったので、結果的に、先行技術マンドレル上での帽子の安定した位置決めが必要である。本発明は、帽子がマンドレルからの応力を伴う刺繍工程に耐えることができるのみならず、結果として得られる刺繍がより高品質かつより信頼性の高い結果を伴うものであり、出来の悪い部分のある縫目からの不良がほとんどなくすような方法を提供する。更に、帽子に刺繍が施されないときであっても、汗取りバンドまたは弾性バンドと上部帽子部分とがしっかり固定される。
帽子のための弾性バンドへのある種のアプローチは当該分野で既知であり、例えば以下の文献に開示されている。
米国特許第2,343,155号(特許文献1)は、特に女性が職場で着用するような髪を束ねるための作業帽であって、着用する者の髪などを入れられるように、正面クラウン部分が硬く、トップが緩く、後ろで調節可能な帽子に関する。
米国特許第2,810,913号(特許文献2)は、自由下部エッジを有する2層構造の帽子であって、一方の部分が弾性的であるような浸透性部分及び不浸透性部分を各層が有し、空気の通過を制限する手段を与えるべく層の不浸透性部分が相殺されるような帽子を対象にしている。
米国特許第5,615,415号(特許文献3)は、帽子のまびさしと反対側のクラウン部分が、複数の頭のサイズに適合するようにクラウン部分と関連して帽子が円周方向に伸びることを可能にするような、帽子の内部に取り付けられたバンドと同様に円周方向に伸縮可能な材料で作られた、特別仕様のフィットキャップに関する。
米国特許第5,715,540号(特許文献4)は、クラウン部分がまちで作られており、まちの1つが一軸方向に伸縮可能で、複数まちシェルの芯線に沿って引っ張られ得るようなフリーサイズの帽子に関連する。特許文献4の図9、10、11に最もよく示されているような1枚の折り畳まれていないシートの汗取りバンドがある。
米国特許第5,765,229号(特許文献5)は、帽子のバンド及び正面のつばが一体となっていてかつ一体構造で作られているようなあご紐を備えたサンバイザー帽子を対象にしている。
米国特許第5,926,850号(特許文献6)は、汗取りバンドがボトムエッジとトップエッジとを有し、クラウン部材の下部エッジに沿ってクラウン部材内面に取り付けられ、汗取りバンドがそのトップエッジでよりそのボトムエッジに沿って大きな円周であり、構造が特許文献6の図3及び4に最もよく示されているような、改良されたフィットキャップに関する。
米国特許第5,966,742号(特許文献7)は、本出願では考慮されていないような折り重なりエッジを有しない二部分周辺バンドが利用されているような、周辺バンドを用いた調節可能な帽子に関する。
米国特許第5,983,398号(特許文献8)は、特許文献8の図6、7、8に最もよく示されているような帽子を構成するような、帽子などの帽子部分に関する。
米国特許第6,119,273号(特許文献9)は、汗取りバンドが特定構造の伸縮可能な織布で出来ているようなフリーサイズの帽子に関する。
米国特許第6,131,202号(特許文献10)は、内部発泡性円周方向部材が伸縮可能な糸によって帽子の下辺縁部に接着されているような多軸方向に伸縮可能な織布を有する帽子を対象にしている。
米国特許出願第US2002/0129438A1(特許文献11)は、特許文献11の図3、4、5に最もよく示されているように伸縮可能部分と非伸縮可能部分の両方からなる円周方向バンドを有する調節可能なスポーツキャップに関連する。
米国特許第2,343,155号 米国特許第2,810,913号 米国特許第5,615,415号 米国特許第5,715,540号 米国特許第5,765,229号 米国特許第5,926,850号 米国特許第5,966,742号 米国特許第5,983,398号 米国特許第6,119,273号 米国特許第6,131,202号 米国特許出願第US2002/0129438A1
先行技術文献に開示された既知の種類の帽子及び縫い付け技法に固有の上述の不都合を考慮して、本発明は、帽子が縫い付け工程中にマンドレル上により安定的に保持され、そのようなマンドレルに適合されるときに蒙る破損または損傷を少なくし、より信頼性の高い縫い付けまたは刺繍が施され得るような新規な手段を提供する。
本明細書中に示されるストレッチバンド構造の一般的な目的は、以下に詳細に述べるが、帽子などのための従来のストレッチバンドと、弾性バンドの多くの利点と、先行技術ストレッチバンド構造の単独または組合せによって予測され、明らかにされ、示唆され、教示され、または暗示すらされていないような新規なストレッチバンド構造を結果的にもたらすような多くの新規な特徴とを有する新規なストレッチバンド構造を提供することである。
本明細書中に示されるストレッチバンド構造においては、帽子バンドに追加の補強及び追加の弾性を与えるために、ストレッチバンドが帽子のボトムエッジに取り付けられる位置であるような1つのエッジに沿った、補強用の折り返し部分が用いられる。特に野球帽または他の類似の帽子に対して、本明細書中に示されるストレッチバンド構造は、そのような帽子に用いられるための選択された種類の汗取りバンドまたは先行技術の弾性バンドの使用を可能にする。追加された長さ方向の折り曲げられた拡張部は、ひいてはバンドの一部になる。折り曲げられた拡張領域は、厚さがバンドの残りの部分より薄くかつリブを使うなどして形成され得るような独立したバンド領域を提供する。バンドが帽子に取り付けられるとき、より薄いストレッチバンド部分は折り重ねられ、頭を帽子のクラウンまたは内部に入れる位置であるような帽子のボトムエッジの内部に合わせて二重層の弾性材料を与える。弾性材料をこのように二重にすることは、バンド及び帽子に追加の支持を与え、また、帽子がマンドレル上に載置されるときに追加の支持及び圧力分布を供給する。汗取りバンド及び帽子エッジに対して追加されるストレッチバンド材料は、縫い付け工程においても帽子の着用時にも、より良好な結果のみならずより強い構造を提供する。
添付の図面に関連して以下に示す詳細な説明は、本発明の現下の好適実施例を説明するためのものであり、本発明が構築及び/または利用され得る唯一の形態を提示することを意図するものではない。説明は、図示された実施例に関連して本発明を構築及び実行するための機能及び一連の過程を示す。しかし、本発明の精神及び範囲内に含まれるように意図された異なる実施例によっても同一または同等の機能及び順序が達成され得ることを理解されたい。
全体を通して同様の参照番号が同様の要素に割り当てられているような図面を参照すると、図1は、半球形部分即ちクラウン102及びつば104を有する帽子100を示すことがわかるであろう。図1に示す野球帽は、概ね当該分野で公知であり、概ね種々の運動競技及びカジュアルな活動に用いられるのが通常であるが、独創的な内部ハットバンド110が示されている。帽子100の着用時に、クラウン102は帽子を被る者の頭を覆い、つば104は日差しから帽子を被る者の目を守る役目を果たす。
部分図に示されているのは、内部ハットバンド110である。そのようなハットバンドは、通常頭をクラウン102に入れる位置であるようなクラウン下部エッジ付近の内側で帽子100の垂下するクラウン部分103(図4)に結合されるか或いは縫い付けられる。そのような内部ハットバンド110は通常、弾性的な性質を有し、帽子100の開口端114のエッジ112(図4)において弾性を補い得る。或いは、内部ハットバンド110は、そのような弾性の唯一の供給源でありかつ帽子着用者の頭を囲繞する帽子102の織布を収縮させるのに役立ち得る。そのようなハットバンドの一例は、2002年9月11日に出願された米国特許出願第10/242,379号「Three Component Elastic Band」に開示されており、該特許出願は引用を以って本明細書の一部となす。当該技術の他の弾性ハットバンドは、ある期間一般的に用いられてきたものであり、所望の最終結果を達成するために組み込まれた独創的な構造を有し得る。
図2及び3では、内部ハットバンド110のストレッチバンド構造の様々な部品及び構成要素がより詳細に示されている。下部汗取りバンド部分(図2に示されているようなもの)は概ね、上述の特許出願によって示されるような従来技術のそれである。別の汗取りバンドも用いられ得る。図2に示される汗取りバンド120は、第1バンド部分を内部ハットバンド110に与え、汗取りバンド部分120に縫い付けられるか或いはその一部をなし得るようなロゴLを含み得る。図2に示されるように、ロゴLは、見るときに上下がそのままに見える構造である。実際には、ロゴLは、第1バンド部分120がクラウン102の内部に折り曲げらるときに上下がそのままになるように、第1バンド部分120に上下逆さまに縫い付けられるか或いは編み込まれ得る。
ストレッチバンド122は、内部ヘッドバンド110に第2バンド部分を提供する。第2バンド部分122は、長手方向リブ部分124によって第1バンド部分120に結合される。内部ヘッドバンド110全体は図6の断面図に示されているが、これによれば第2バンド部分122及び長手方向リブ部分124が第1バンド部分120よりもかなり薄くなり得ることがわかる。
図3は、図2の円3に沿って切り取られた3つのバンド部分の拡大したものである。長手方向リブ部分124は、第1及び第2バンド部分120、122を分割していることがはっきりと示されている。詳細に後述するように、リブ部分124は内部ヘッドバンド110の折り曲げを容易にすることができ、それによって第2バンド部分122は第1バンド部分120上に折り返され得る。
図4及び5において、内部ハットバンド110は、縫い付け等によって、垂下するクラウン部分103においてクラウン102に取り付けられる。図4では、内部ハットバンド110はリブ部分124で折り重ねられ、クラウン織布材料の1若しくは複数の層に縫目が作られ得るような二重に裏打ちされた領域を供給する。クラウン織布の一部をクラウン102の内側に折り返すことによってクラウン102のエッジ112を作るような実施例もある。これは図4に示されており、エッジ112はしばしば、例えば符号100で示される野球帽のような野球帽のクラウン102にしばしば存在する各れんげ(クラウンを構成するほぼ三角形に裁断された布片)間で継目と一致した断続的な縫目によって維持される。
図4では、本発明のストレッチバンド構造の断面図が、どのように縫い付けによって垂下するクラウン部分103に取り付けられるかを示している。内部ハットバンド110は、第2バンド部分122に結合された第1バンド部分120を有し、両者はリブ部分124を形成する一連の中間長手方向リブによって結合される。図3は、平らに広げられた内部ハットバンド110構造を示す。
図4に示されるように、内部ハットバンド110及び特に第1バンド部分120は、クラウン102の垂下するクラウン部分103と整合しかつ概ね帽子着用者の頭に係止される部分であるような内部ハットバンド110の部分を提供する。第2バンド部分122は、図4に示されるようにエッジで折り重ねられ、次に垂下するクラウン部分103に縫い付けられる。上述したように、長手方向リブ部分124は、第1及び第2バンド部分120、122の中間にある。
製造の問題、利便性及びアセンブリ要求は、垂下するクラウン部分103と共に内部ハットバンド110を形成する3つの構成材料の組合せ及び関連が重要な利点を与えることを示す。リブ部分124を設けることによって、図4に最もよく示されているように、内部ハットバンド110の折り重ねを容易にし、取り付けを容易にすることができる。内部ハットバンド110は、概ね、帽子の内側下部エッジ112に沿って帽子を一周するように延在する。
第2バンド部分122は、第1バンド部分120よりもかなり低い高さを有し得る(図6)。縫い付けによって内部ハットバンド110をクラウン102の垂下するクラウン部分103に取り付けることができる。そのような縫い付けは、好適実施例では、図4に示されるように、内部ハットバンド110のリブを使ったバンド部分124の中央に概ね近接して、折り重なり部分で内部ハットバンド110を通過し得る。
長手方向リブ124は、第1バンド部分120と第2バンド部分122の間における折り曲げを可能にし、同一または類似の材料で製造され得る。長手方向リブ部分124が与えられる限り、より優れて製造業者の目標に到達するべく、より良好なまたは特定の伸縮性を達成するために、バンド110の全体構造は変更され得る。縫い付け工程中の帽子の固定が改善されるようにマンドレルM上できつく伸ばし、かつバンド110を帽子100に固定するような縫目を傷付けないようにするべく、マンドレルM上で少なくとも15%の伸びが得られるように、リブはバンド110のエッジでの折り曲げを可能にする。
二重に裏打ちされた内部ハットバンド110にクラウン織布の1層のみが取り付けられる場合には、ハットバンド110は、図5に示されるように、帽子100の内部から外に広げられ得る。図5及び7に示されるように、このようにすることによって、刺繍工程中にクラウン102に内部ハットバンド110を縫い付けることもなく、帽子100、特にクラウン102の正面に刺繍またはデザインを縫い付けることを可能にする。図7に示されるように、任意でロゴLを有する内部ハットバンド110は、クラウン102にマンドレルMが挿入されるとき、邪魔にならないように動かされる。これは通常手動で行われる工程であり、外に広げられた内部ハットバンド110をマンドレルM上で帽子100に手Hによって手動で配置する様子が示されている。
刺繍工程が完了したら、帽子100はまたマンドレルMまたは刺繍ホーンから手で取り除かれ得る。内部ハットバンド110は次に、クラウン及びハットバンドが図4の断面図に示されるように配置されるように、クラウン102の内側に折り返される。
好適実施例ではレーヨン成分は30%であるが、一実施例ではバンド110はレーヨン100%であり得る。スパンデックスは第2バンド部分122で用いることができ、内部ハットバンド110は、マンドレルMを用いた縫い付け工程(図7)中及び装着されるときに遭遇する条件下でより良好に作用するために、3方向に伸び得る。バンド110において良好な効果を得るためにポリエステルが用いられてもよい。第2バンド部分122のエッジ140は、少なくとも50%、好適には50〜100%の範囲の伸びに十分なスパンデックス成分を有し得る。他のナイロン、ポリエステル、または合成布を第2バンド部分122に用いることもできる。更に、バンド110及び第2バンド部分122に弾性を与えるために、ポリエステル繊維が用いられてもよい。
更に、当業者であればわかるように、内部ハットバンド110は、独創的なバンド110の目的の最終機能を損なうことなく、緩衝層上または吸収層下に配置され得る。バンド110は、通常帽子100の内側に折り曲げられるが、帽子100の内部円周に確実に固定するために相互に離隔した糸タックを有し得る。
上述の折り重ねられたエッジバンド110を供給することによって、正面、後方または別の部分のいずれかでの帽子100の刺繍が達成され得る。というのも、マンドレルMの領域において縫目を破損する怖れなく、帽子とマンドレルMとの間により密接かつ良好な係止があるためである。
帽子100は、伸縮可能でない織布、1方向のみ(一軸)に伸縮可能な織布、または複数の方向(多軸)に伸縮可能な織布で製造され得る。
本明細書中で説明されたストレッチバンド構造を実現することによって、製造者は、帽子のより良好かつより信頼できる刺繍と、通常は先ず疲労を受ける部分である帽子100の弾性部分の統合性をより良好に確保及び維持し得る。
本発明について特定の実施例に関して述べてきたが、本発明の概念から逸脱することなく本発明の追加的な変形が考案され得ることが理解されよう。例えば、リブ構造以外の構造を用いて、より断面の薄いリブ部分124を得ることができる。

本発明のバンド110は、以下の材料を用いて作られた。
厚さ 幅 構造材料
第1バンド部分 2mm 1.2インチ 下記参照
(30mm)
第2バンド部分 1mm 6〜6.5mm 20%以上の
スパンデックス
リブ部分 0.5mm 0.5mm 50%以上の
スパンデックス
縫目
下表は、3つの列を有する第1バンド部分120の好適実施例(例えば2002年9月11日に出願された米国特許出願第10/242,379号「Three Component Elastic Band」に開示されたもの)の各列に対してポリエステル、綿及びラバースパンデックス(rubber spandex)の列百分率成分を示す。
ポリエステル 綿 ラバー 合計
スパンデックス
外側列 43.927% 25.715% 30.358% 100%
中間列 49.698% 29.089% 21.213% 100%
外側列 43.927% 25.715% 30.358% 100%
第1バンド部分120として用いられる3つの構成材料を有するバンドのそのような実施例の全体の百分率として百分率成分を以下に表形式で示す。
ポリエステル 綿 ラバー 厚さ
スパンデックス
外側列 13.820% 8.090% 9.550% 2.3mm
中間列 18.428% 10.786% 7.866% 2.0mm
外側列 13.820% 8.090% 9.550% 2.3mm
合計 46.068% 26.966% 26.966% 100%
第1バンド部分120として用いられる3つの構成材料を有するバンドのそのような実施例の各列に対する全体のラバースパンデックスの百分率を以下に表形式で示す。
ラバースパンデックス ラバースパンデックス
の直径 の割合(%)
外側列 0.6047mm 35.415% 合計7ピース
中間列 0.3175mm 29.170% 合計14ピース
外側列 0.6047mm 35.415% 合計7ピース
100%
本発明の目的は、帽子のより良好な刺繍を可能にするような技法を提供することである。
本発明の別の目的は、刺繍されるときに帽子への損傷を低減するような技法を提供することである。
本発明の更に別の目的は、特に縫い付け工程においてマンドレルに適合されるときに帽子への損害を低減するような技法を提供することである。
本発明の更に別の目的は、上記目的を達成するような新規なストレッチバンド構造を提供することである。
本発明の更に別の目的は、より良好な帽子構造及び処理を達成するために既知のバンドと関連し得るようなストレッチバンド構造を設けることである。
本発明の更に別の目的は、バンドのより確実な保持を帽子の主要部分に与えるために、折り曲げられたエッジ部分を備えた帽子と共に利用するための特定構造のストレッチバンドまたは汗取りバンドを提供することである。
これらの目的、他の目的、及び本発明の利点は、本明細書及び図面から明らかになるであろう。
2点鎖線で示されるマンドレルと、本明細書中で説明したストレッチバンド構造を組み入れている野球帽の右部分破断図である。 本発明の好適実施例におけるストレッチバンド/汗取りバンド構成の平面図である。 図2の円3に沿って切り取られたストレッチバンド構造の拡大図である。 本発明のストレッチバンド構造の断面図であって、帽子の下部エッジが折り曲げられかつ折り曲げられたストレッチバンド構造に取り付け及び縫い付けられていることを示す図である。 図1の線5−5に沿って切り取られたストレッチバンド構造の断面図である。 図2の線6−6に沿って切り取られたストレッチバンド/汗取りバンド構造の断面図である。 本発明のストレッチバンド構造を有する帽子が刺繍の準備のために刺繍ホーンまたはマンドレルにどのように適合されるかを示した図である。

Claims (14)

  1. 帽子のためのストレッチバンド構造であって、
    第1のバンド部分と、前記第1のバンド部分に対して一体的に結合された第2の部分と、前記両部分の中間にあって帽子の内周に縫い付けるためにそのエッジにて折り返すべく適合されたリブ部分とを有し、
    前記ストレッチバンドと前記帽子との間の改善された結合を達成し得るようなストレッチバンド構造。
  2. 前記中間リブ部分が、
    刺繍するために帽子がマンドレル上に載置されるときに前記ストレッチバンドに追加の支持及び圧力分布を供給するような二重層の弾性材料を与えるように前記ストレッチバンドの折り重ねを可能にするような、前記ストレッチバンドの長手方向に延在するリブを更に有することを特徴とする請求項1に記載のストレッチバンド構造。
  3. 前記中間リブ部分が自身の屈曲を可能にし、それによって、帽子が縫い付けまたは刺繍される工程においてマンドレルにより緊密に係止されることを可能にし、従って、信頼性が高くエラーが少ない縫い付けまたは刺繍を容易にし、かつ前記帽子が特に縫い付けまたは刺繍工程のためにマンドレルに適用されるとき前記帽子への損傷の頻度を低減することを特徴とする請求項1に記載のストレッチバンド構造。
  4. 帽子のためのストレッチバンド構造であって、
    第1のバンド部分と、
    前記第1のバンド部分に対して、隣接する中間一体リブ部分を介して横方向に結合された第2の部分とを有し、
    前記ストレッチバンドが弾性的であり、
    前記ストレッチバンドが前記リブ部分で折り返されかつ帽子に取り付けられることを特徴とするストレッチバンド構造。
  5. 前記ストレッチバンドが完全に弾性材料からなることを特徴とする請求項4に記載のストレッチバンド構造。
  6. 横方向にリブを有する材料によって相互に結合された前記第1及び第2のバンド部分が、前記中間リブ部分を構成し、かつ前記帽子への確実な取付けのために前記ストレッチバンドを折り畳むべく前記ストレッチバンドの折り曲げを容易にすることを特徴とする請求項4に記載のストレッチバンド構造。
  7. 前記ストレッチバンドが、縫い付けによって前記帽子に対して固定され得ることを特徴とする請求項4に記載のストレッチバンド構造。
  8. 帽子のためのストレッチバンド構造であって、
    第1の弾性バンド部分と、
    前記第1のバンド部分に対して、隣接する中間一体リブ部分を介して横方向に結合された第2の部分と、
    帽子とを有し、
    前記リブ材料が、前記バンドを折り畳むべく前記バンドの折り曲げを容易にし、
    前記バンドが折り畳まれて前記帽子に取り付けられ、前記バンドが縫い付けによって前記帽子に対して固定され、
    それによって、前記バンドに取り付けられた前記帽子のマンドレルへの係止をより良好に、損傷をより少なくし、かつ前記帽子の着用者による前記帽子の着用をより良好にすることを特徴とするストレッチバンド構造。
  9. 内部バンド構造を有する帽子であって、
    垂下するエッジを有する開口端及び前記垂下するエッジに隣接する内面を有する、人の頭に係止するためのクラウンと、
    前記内面を少なくとも部分的に囲繞するストレッチバンドとを有し、
    前記ストレッチバンドが第1及び第2のバンド部分と、その中間のリブ部分とを有し、
    前記ストレッチバンドが前記中間リブ部分で折り重ねられかつ前記帽子の前記内面に縫い付けによって固定され、
    それによって、前記ストレッチバンドが前記帽子に追加の支持及び弾性を与え、前記帽子がより良好に刺繍マンドレルに係止することを可能にすることを特徴とする帽子。
  10. 前記ストレッチバンドが弾性的であることを特徴とする請求項9に記載の帽子。
  11. 前記中間リブ部分が前記第1及び第2の部分より弾性的であることを特徴とする請求項10に記載の帽子。
  12. 前記リブ材料が横方向のリブを有し、前記内面への取付けのためにエッジでバンドを折り曲げることを容易にすることを特徴とする請求項9に記載の帽子。
  13. 前記バンドが、縫い付けによって前記帽子に対して固定されることを特徴とする請求項9に記載のストレッチバンド構造。
  14. 弾性ハットバンド構造を有する帽子であって、
    垂下するエッジを有する開口端及び前記垂下するエッジに隣接する内面を有する、人の頭に係止するためのクラウンと、
    前記内面を少なくとも部分的に囲繞する弾性ストレッチバンドとを有し、
    前記弾性ストレッチバンドが、中間リブ部分によって相互に横方向に結合された第1及び第2の部分を有し、前記リブ部分が、前記弾性バンドの前記エッジで折り畳むように折り曲げることを容易にし、
    前記弾性ストレッチバンドが縫い付けによって前記クラウンの前記内面にしっかり固定され、
    それによって、前記弾性ストレッチバンドが前記帽子に追加的な支持及び弾性を与えることを特徴とする帽子。



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