JP4054823B2 - 冠り物 - Google Patents

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本発明は、帽子やサンバイザーのような冠り物に関するもので、主として女性用の冠り物に関する。
帽子は、クラウンと、このクラウンの下端周縁部に突設されたツバとから構成される。図9には従来のサンバイザーK0を示しているが、このサンバイザーK0は、帽子の場合のクラウンの一部を形成するような長さ調整自在のバンド部材(冠り物本体)1と、このバンド部材1の下端周縁部の前半部側に突設されたヒサシ2とから構成される。
帽子も同じことであるが、サンバイザーK0は、図9から分かるように、被った時に、ヒサシ2の裏面側内周縁部が使用者の額4の中程にくっつくようになっていることから、このヒサシ2の裏面側内周縁部分、及びバンド部材1の内側に付けられるサイズリボンの下の付け根部分が皮脂やファンデーションなどで汚れ易く、特に夏季においては汗が多く出るため、その汚れがひどくなる。また、ヒサシ2の内周縁部が額4にくっつことは、皮脂やファンデーションによる汚れのうっとうしさに加えて、額4に対する圧迫感や暑苦しさをもらたし、同時にまた額4、つまりオデコにシワが入らないかという不安感を誘い、女性にとってはむしろこの不安感の方が大きいと言える。さらにまた、図9に示すように額4の中程にヒサシ2の内周縁部がくっつくことによって、視野が狭くなり、目線の点からも問題がある。このような問題は、帽子についても同様である。
本発明は、上記の課題に鑑み、ヒサシやツバ裏の汚れ、額の不快感や圧迫感を無くすると共に、視野が広くなり、目線に無理がないようにすることのできる帽子やサンバイザーのような冠り物を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための手段を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明は、下端周縁部の概ね前半部を使用者の額の髪の生え際に位置させた状態で固定して装着されるようになされたクラウン等の冠り物本体1,11,21と、冠り物本体1,11,21の下端周縁部の概ね前半部側において、内周縁部の一部が離間されつつ、突設されたヒサシ2又はツバ12とからなる帽子等の冠り物K1,K2であって、冠り物本体1,11,21の下端周縁部の概ね前半部側と、ヒサシ2又はツバ12の内周縁部の一部との間に、平面視略弓形でヒサシ2又はツバ12よりも突出長の小さい細長三日月状をなすとともに、前方にヒサシ2又はツバ12の内周縁部の一部を周着して保持するためのステップ部材3,13を、このステップ部材3,13の表面と冠り物本体1,11の立上部外周面との対向角度αが鈍角を成し且つステップ部材3,13の裏面とヒサシ2又はツバ12の裏面との対向角度βが鈍角を成すように介設し、使用にあたり、前記ステップ部材3,13の裏面の内周縁部を冠り物使用者の額4の髪の生え際5に位置させて被るようにしたことを特徴とする。
請求項2は、請求項1に記載の帽子等の冠り物において、前記冠り物本体21は、冠り物使用者の頭部に巻き付けて後ろで縛る鉢巻き部材14又は頭部に嵌める長さ調整自在のバンド部材15と、鉢巻き部材14又はバンド部材15の略々前半部表面側に係止布16,17を介して着脱自在に取り付けられる帯状本体18とからなるもので、この帯状本体18の下端周縁部とヒサシ2の内周縁部との間に前記ステップ部材3を介設してなることを特徴とする。
請求項3は、請求項1又は2に記載の帽子等の冠り物において、前記ステップ部材3,13は、表面側被材3aと裏面側被材3bと両被材3a,3b間に介挿された芯材3cとからなることを特徴とする。
上記解決手段による発明の効果を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明によれば、下端周縁部の概ね前半部を使用者の額の髪の生え際に位置させた状態で固定して装着されるようになされたクラウン等の冠り物本体1,11,21と、冠り物本体1,11,21の下端周縁部の概ね前半部側において、内周縁部の一部が離間されつつ、突設されたヒサシ2又はツバ12とからなる帽子等の冠り物K1,K2であって、冠り物本体1,11,21の下端周縁部の概ね前半部側と、ヒサシ2又はツバ12の内周縁部の一部との間に、平面視略弓形でヒサシ2又はツバ12よりも突出長の小さい細長三日月状をなすとともに、前方にヒサシ2又はツバ12の内周縁部の一部を周着して保持するためのステップ部材3,13を、このステップ部材3,13の表面と冠り物本体1,11の立上部外周面との対向角度αが鈍角を成し且つステップ部材3,13の裏面とヒサシ2又はツバ12の裏面との対向角度βが鈍角を成すように介設して、ステップ部材3,13の裏面の内周縁部3o,13oを冠り物使用者の額4の髪の生え際5に位置させて被るようになっているから、冠り物はヒサシ2又はツバ12の裏側が額4の皮脂やファンデーションなどで汚れることがほとんどなくなり、特に汗をかき易い夏季等においてはこの汚れ防止効果が顕著となる。そして、この場合、額4の髪の生え際5は、発汗も少なく、ファンデーションも塗られていない状態にあるため、ステップ部材3,13裏面の内周縁部3o,13oやサイズリボンの下の付け根部分が汚れることはほとんどなくなる。
また、ヒサシ2又はツバ12の裏面側内周縁部分が額4にくっつかないために、額4に対する圧迫感や暑苦しさがなく、額4のうっとうしさの問題が解消されると共に、オデコにシワが入らないかという不安感が安心感に変わり、気持ち良く着用できるようになる。さらに、この発明に係る冠り物では、ヒサシ2又はツバ12の裏面の上端部側が使用者の額4から離間した状態となって、ヒサシ2又はツバ12の裏面と使用者の額4との間の空間が、従来の例えばサンバイザーK0におけるヒサシ2の裏面と額4との間の空間よりも大きくなることから、視野が広く、目線に無理がなくなって、被り心地が非常に良好となる。さらにまた、ステップ部材3,13裏面の内周縁部3o,13oを額4の髪の生え際5に位置させた状態で被るようにした本発明の冠り物によれば、鉢巻きを締めたような快感が、頭に伝わって、気持ちまで引き締まるようになる。
請求項2に記載のように、冠り物本体21が、鉢巻き部材14又は長さ調整自在のバンド部材15と、鉢巻き部材14又はバンド部材15の略々前半部表面側に係止布16,17を介して着脱自在に取り付けられる帯状本体18とからなるものによれば、鉢巻き部材14又はバンド部材15と、ヒサシ2とステップ部材3と帯状本体18との結合体19とが互いに着脱自在であるから、ヒサシ2を使用しない時は、結合体19の帯状本体18を鉢巻き部材14又はバンド部材15から引き剥がし、鉢巻き部材14又はバンド部材15を頭部に付けたままにしておけば、その結合体19を取り外す時に、鉢巻き部材14又はバンド部材15によって髪が乱れるようなことがない。
請求項3に記載のように、ステップ部材3,13を、表面側被材3aと裏面側被材3bと両被材3a,3b間に介挿した芯材3cとから構成すれば、このステップ部材3,13が丈夫でしかも腰を有するものとなり、それによって形崩れすることがない。
以下に本発明の好適実施形態を図1〜図8に基づいて説明すると、先ず図1は本発明に係る冠り物としてのサンバイザーK1の使用状態を示す側面図、図2の(a) は同サンバイザーK1を斜め上方から見た斜視図、(b) は同サンバイザーK1を斜め下方から見た斜視図であり、図3は同サンバイザーK1の一部拡大縦断面図である。
このサンバイザーK1は、帽子の場合のクラウンの一部を形成する、冠り物本体としての長さ調整自在のバンド部材1と、このバンド部材1の下端周縁部の前半部側から突出するようなヒサシ2とからなるもので、バンド部材1の下端周縁部の概ね前半部側と、ヒサシ2の内周縁部との間には、図3にから分かるように、平面視略弓形のステップ部材3が、このステップ部材3の表面とバンド部材1の立上部外周面との対向角度αが鈍角を成し且つステップ部材3の裏面とヒサシ2の裏面との対向角度βが鈍角を成すように介設されていて、その使用にあたって、ステップ部材3の裏面の内周縁部3oをサンバイザー使用者の額4の髪の生え際5に位置させた状態で使用者の頭部に被せられるようになっている。
上記サンバイザーK1の構造について更に詳しく説明すれば、バンド部材1は、図2の(a) ,(b) に示すように、帯状本体6と、この帯状本体4の両端部間に介装されたゴム紐7とからなる。この帯状本体6は、図3に示すように、表面側被材6aと裏面側被材6bと両被材6a,6b間に介挿された軟質の芯材6cとからなる。この軟質の芯材6cとしては、キルト綿、不織布、接着芯等が使用される。帯状本体6の両端部は、夫々折り返して縫合することによって折り返し筒部6o,6oを形成し、両折り返し筒部6o,6oにゴム紐7が挿通されて、伸縮できるようになっている。尚、このようなサンバイザーには一般に帯状本体6の内側にサイズリボンが付けられるが、この実施形態ではサイズリボンを省略している。
ヒサシ2は、図3に示すように、表面側被材2aと裏面側被材2bと両被材2a,2b間に介挿された軟質の芯材2cとからなり、そしてステップ部材3も、帯状本体6やヒサシ2と同様に、表面側被材3aと裏面側被材3bと両被材3a,3b間に介挿された軟質の芯材3cとからなる。このステップ部材3及びヒサシ2の芯材3c,2cには、上記帯状本体6の芯材6cと同様に、キルト綿、不織布、接着芯等の軟質芯材が使用される。
このようにヒサシ2、ステップ部材3及び帯状本体6を夫々、表面側被材2a,3a,6aと裏面側被材2b,3b,6bと軟質の芯材2c,3c,6cとから構成することにより、ヒサシ2、ステップ部材3及び帯状本体6が夫々丈夫でしかも腰を有するものとなって、形崩れすることがなく、そして使用しない時には折り畳んでバッグ等の中に仕舞うことができて、非常に便利である。尚、この実施形態では軟質の芯材について説明しているが、サンバイザー(あるいは帽子)のデザインによっては、硬質の芯材を使用することもある。
また、図示は省略するが、ヒサシ2、ステップ部材3及び帯状本体6の全てをメッシュ材料で形成するか、あるいは少なくともステップ部材3をメッシュ材料によって形成することにより、風通しが良く、汗をかきにくくなる上に、サンバイザーK1が風邪で飛ばされにくくなる利点がある。
このサンバイザーK1の作製において、平面視略弓形のステップ部材3の内周縁部が、バンド部材1の帯状本体6下端周縁部の前半部側にわたって縫着され、またステップ部材3の外周縁部が、ヒサシ2の内周縁部に縫着され、それによってステップ部材3の表面とバンド部材1の立上部外周面との対向角度αが鈍角を成し且つステップ部材3の裏面とヒサシ2の裏面との対向角度βが鈍角を成すようになっている。このステップ部材3の内周縁部の長さは、バンド部材1の全周長さの概ね1/2とされるが、必要に応じて、それより短くしてもよいし、長くしてもよい。
上記ステップ部材3の表面とバンド部材1の立上部外周面との対向角度αは、120°〜150°程度とされ、またステップ部材3の裏面とヒサシ2の裏面との対向角度βは、例えば130°〜160°程度とされる。
尚、バンド部材1の帯状本体6を作製するにあたっては、この帯状本体6の下端周縁部の概ね前半部側に平面視略弓形のステップ部材3が取り付けられることから、この帯状本体6の前部側を幅狭く、この前部側から後部側にわたって幅広く形成することによって、サンバイザーK1の着用時に、バンド部材1の前部側の立ち上がり高さが目立って高くならず、体裁が良く、格好が良くなる。
上記のような構成よりなるサンバイザーK1の使用にあたっては、図1及び図3に示すように、冠り物本体としての長さ調整自在なバンド部材1を使用者の頭部に嵌め込んで、ステップ部材3の裏面の内周縁部3oが使用者の額4の髪の生え際5に位置させた状態とする。
このようにステップ部材3裏面の内周縁部3oを使用者の額4の髪の生え際5に位置させた状態で被ることによって、サンバイザーK1は、ヒサシ2の裏側やサイズリボンが額4の皮脂やファンデーションなどで汚れることがほとんどなくなり、特に汗をかき易い夏季等においてはこの汚れ防止効果が顕著となる。この場合、額4の髪の生え際5は、発汗も少なく、ファンデーションも塗られていない状態にあるため、ステップ部材3裏面の内周縁部3oやサイズリボンの付け根部分がほとんど汚れない。
また、ヒサシ2の裏面側内周縁部分が額4にくっつかないことから、額4に対する圧迫感や暑苦しさがなく、額4のうっとうしさの問題が解消されると共に、オデコにシワが入らないかという不安感が安心感に変わり、気持ち良く着用することができるようになる。そしてさらに、従来のサンバイザーK0の着用状態を示す図6と、本発明のサンバイザーK1の着用状態を示す図2及び図3とを比較すれば明らかなように、本発明に係るサンバイザーK1では、ヒサシ2の裏面の上端部側が使用者の額4から離間した状態となって、ヒサシ2裏面と使用者の額4との間の空間が、従来のサンバイザーK0におけるヒサシ2裏面と額4との間の空間よりも大きくなることから、従来よりも視野が広く、目線に無理がなくなって、被り心地が非常に良好となる。
さらにまた、ステップ部材3裏面の内周縁部3oを額4の髪の生え際5に位置させた状態で被るようにしたサンバイザーK1によれば、鉢巻きを締めたような快感が、頭に伝わって、気持ちまで引き締まるようになる。
図4は本発明に係る冠り物としての帽子K2の使用状態を示す斜視図、図5は同帽子K2の使用状態を示す縦断面図である。この帽子K2は、冠り物本体としてのクラウン11と、このクラウン11の下端周縁部にその全周にわたって突設されたツバ12とからなるもので、クラウン11の下端周縁部の前半部側とツバ12の内周縁部との間には、前記サンバイザーK1のステップ部材3と同様な平面視略弓形のステップ部材13が、このステップ部材13の表面とクラウン11の立上部外周面との対向角度αが鈍角を成し且つステップ部材13の裏面とツバ12の裏面との対向角度βが鈍角を成すように介設されている。対向角度α及びβについては、サンバイザーK1の場合と同様とする。尚、このような帽子K2のクラウン11には、一般にクラウン11の下端部内周面に沿ってサイズリボンが付けられるが、この実施形態ではそれを省略している。
このステップ部材13の内周縁部の長さは、クラウン11の下端周縁部の全周長さの概ね1/2とされるが、必要に応じて、それより短くしてもよいし、長くしてもよい。尚、図示は省略するが、ステップ部材13は、サンバイザーK1のステップ部材3と同様に、表面側被材と裏面側被材と両被材間に介挿された軟質の芯材(あるいは硬質の芯材)とからなるものとする。
しかして、この帽子K2の使用にあたっては、図5から分かるように、冠り物本体としてのクラウン11を使用者の頭部に被せて、ステップ部材13の裏面の内周縁部13oが使用者の額4の髪の生え際5に位置させた状態とすればよい。
このように帽子K2をステップ部材13の裏面の内周縁部13oが額4の髪の生え際5に位置するように被ることにより、この帽子K2は、サンバイザーK1の場合と同様に、ツバ12の裏側が額4の皮脂やファンデーションなどで汚れることがほとんどなくなり、汗をかき易い夏季等においては特にこの汚れ防止効果が顕著となる。
また、ツバ12の裏面側内周縁部分が額4にくっつかないことから、額4に対する圧迫感や暑苦しさがなく、額4のうっとうしさの問題が解消されると共に、オデコにシワが入らないかという不安感が安心感に変わり、気持ち良く着用することができるようになる。また、従来のサンバイザーK0の着用状態を示す図6と、本発明の帽子K2の着用状態を示す図5とを対比しても分かるように、本発明に係る帽子K2は、ツバ12の裏面の上端部側が使用者の額4から離間した状態となって、ツバ12裏面と使用者の額4との間の空間が大きくなることから、視野が広く、目線に無理がなくなって、被り心地が非常に良好となる。
図6〜図8は本発明の更に他の実施形態によるサンバイザーとしての冠り物K3示す。この冠り物K3は、冠り物本体21とヒサシ2とからなるもので、冠り物本体21は、図8から分かるように、冠り物使用者の頭部に巻き付けて後ろで縛る鉢巻き部材14(図6の(a) 参照)、又は冠り物使用者の頭部に嵌める長さ調整自在のバンド部材15(図6の(b) 参照))と、鉢巻き部材14又はバンド部材15の略々前半部表面側に係止布16,17を介して着脱自在に取り付けられる帯状本体18と、からなるもので、この帯状本体18の下端周縁部とヒサシ2の内周縁部との間にステップ部材3が介設されている。
鉢巻き部材14は比較的厚手の生地で形成されたもので、図6及び図8に示すように、その表側には、冠り物使用者の頭部に巻き付けた時に正面部から両耳の上側位置に亘って一連の係止布16が取り付けられている。またバンド部材15は、図6の(b) に示すように、鉢巻き部材14と同様な生地で帯状に形成された本体15aと、この本体15aの両端部に連結されたゴム紐15bとからなるもので、本体15aの表面側には、その正面部から両耳の上側位置に亘って鉢巻き部材14と同様な係止布16が取り付けてある。
冠り物本体21の帯状本体18は、サンバイザーK1の帯状本体6と同じ様な材質からなるもので、この帯状本体18の裏面側には、図7の(a) ,(b) に示すように、正面部位と両耳の上側位置とに、鉢巻き部材14やバンド部材15に取り付けられた係止布16に対し係脱自在に係止し得る係止布17が取り付けられている。これらの係止布16,17はマジックファスナー(登録商標)からなる。
この冠り物K3のヒサシ2及びステップ部材3の構造ならびに製作方法については、前述した冠り物K1,K2の場合と同様である。
この冠り物K3の使用にあたっては、図8に示すように、冠り物本体21の一部を構成する例えば鉢巻き部材14を使用者の頭部に巻き付けて後ろでしっかりと縛る。この鉢巻き部材14を巻き付ける際には、図8から分かるように、鉢巻き部材14の下端縁が冠り物使用者の額4の髪の生え際5から若干上方へ離れるようにして巻き付ける。こうして、鉢巻き部材14を頭部に巻き付けた後、帯状本体18とステップ部材3とヒサシ2との結合体19を頭部に近づけて、その帯状本体18の裏面側を鉢巻き部材14の表面側に当て付け、係止布16,17を介して帯状本体18を鉢巻き部材14に接合し、同図の仮想線図示の状態とする。この時、ステップ部材3のステップ部材3の裏面の内周縁部が、使用者の額4の髪の生え際5に位置する状態とする。
この鉢巻き部材14に代えて、バンド部材15(図6の(b) 参照)を使用する場合も、使用方法は上記同様である。
この冠り物K3は、上記のように鉢巻き部材14又はバンド部材15と、ヒサシ2とステップ部材3と帯状本体18との結合体19とを互いに着脱自在にしたもので、ヒサシ2を使用しない時は、その結合体19の帯状本体18を鉢巻き部材14又はバンド部材15から引き剥がし、鉢巻き部材14又はバンド部材15を頭部に付けたままにしておけば、この鉢巻き部材14又はバンド部材15によって、髪が乱れるようなことがなくなり、髪を直す手間も少なくなる。
以上説明した本発明の実施形態の冠り物K1〜K3は、何れも布地を縫製加工して形成した場合であるが、本発明の冠り物は、このような縫製による他に、ポリプロピレン等のプラスチックシート又は所要の厚紙を成形型に入れてプレス成形することにより形成してもよいし、また冠り物の全体を所要の編み糸で編むことによって形成することができる。例えばサンバイザーK1を型成形する場合は、バンド部材1の帯状本体6とステップ部材3とヒサシ2とをプラスチック等で一体に形成し、帯状本体6の両端部にゴム紐7を取り付ければ良い。また、帽子K2の型成形する場合は、クラウン11、ツバ12及びステップ部材3の全体をプラスチック等で一体に形成することができる。
本発明に係る冠り物としてのサンバイザーK1の使用状態を示す側面図である。 (a) は同サンバイザーK1を前部斜め上方から見た斜視図、(b) は同サンバイザーK1を後ろ斜め下方から見た斜視図である。 同サンバイザーK1の一部拡大縦断面図である。 本発明に係る冠り物としての帽子K2の使用状態を示す斜視図である。 同帽子K2の使用状態を示す縦断面図である。 (a) は本発明に係る冠り物K3の一部を構成する鉢巻き部材14を示す斜視図、(b) はバンド部材15を示す斜視図である。 (a) は冠り物K3の主要部を前部斜め上方から見た斜視図、(b) は同冠り物K3を後ろ斜め下方から見た斜視図である。 冠り物K3の使用方法を示す側面図である。 従来のサンバイザーK0の使用状態を示す側面図である。
符号の説明
K1 サンバイザー(冠り物)
1 サンバイザーのバンド部材(冠り物本体)
2 サンバイザーのヒサシ
3 サンバイザーのステップ部材
3a ステップ部材の表面側被材
3b ステップ部材の裏面側被材
3c ステップ部材の硬質芯材
4 使用者の額
5 額の髪の生え際
K2 帽子(冠り物)
11 帽子のクラウン(冠り物本体)
12 帽子のツバ
13 帽子のステップ部材
K3 冠り物
14 鉢巻き部材
15 バンド部材
16,17 係止布
18 帯状本体

Claims (3)

  1. 下端周縁部の概ね前半部を使用者の額の髪の生え際に位置させた状態で固定して装着されるようになされたクラウン等の冠り物本体と、
    該冠り物本体の下端周縁部の概ね前半部側において、内周縁部の一部が離間されつつ、突設されたヒサシ又はツバとからなる帽子等の冠り物であって、
    冠り物本体の下端周縁部の概ね前半部側と、ヒサシ又はツバの内周縁部の一部との間に、平面視略弓形で該ヒサシ又はツバよりも突出長の小さい細長三日月状をなすとともに、前方に該ヒサシ又はツバの該内周縁部の一部を周着して保持するためのステップ部材を、このステップ部材の表面と冠り物本体の立上部外周面との対向角度が鈍角を成し且つステップ部材の裏面とヒサシ又はツバの裏面との対向角度が鈍角を成すように介設し、
    使用にあたり、前記ステップ部材の裏面の内周縁部を冠り物使用者の額の髪の生え際に位置させて被るようにしたことを特徴とする帽子等の冠り物。
  2. 前記冠り物本体は、冠り物使用者の頭部に巻き付けて後ろで縛る鉢巻き部材又は頭部に嵌める長さ調整自在のバンド部材と、鉢巻き部材又はバンド部材の略々前半部表面側に係止布を介して着脱自在に取り付けられる帯状本体とからなるもので、この帯状本体の下端周縁部とヒサシの内周縁部との間に前記ステップ部材を介設してなることを特徴とする請求項1に記載の帽子等の冠り物。
  3. 前記ステップ部材は、表面側被材と裏面側被材と両被材間に介挿された芯材とからなることを特徴とする請求項1又は2に記載の帽子等の冠り物。
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