JP2014066000A - 帽子 - Google Patents

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Abstract

【課題】高温時、多湿時、雨天時等の悪条件下でスポーツを行う場合であっても、汗や雨による障害を可能な限り排除し、快適にスポーツをプレイすることが可能な帽子を提供する。
【解決手段】帽子10は、帽子本体20とパッド本体30を備える。帽子本体20は、頭部を収容するための帽子開口部22が形成されており、帽子開口部の内面に配置された雌マジックテープ(登録商標)を有する。パッド本体30は、環状形状を有し、水分を吸収する素材で構成されたパッド本体と、パッド本体31上に配置され、雌マジックテープ21と着脱可能に締結される雄マジックテープと、を有する。そして、パッド本体30は、帽子本体20の開口部22の端部、帽子エッジ25からはみ出している。
【選択図】図1

Description

本発明は、人の頭を保護するためにかぶる帽子に関するものである。
従来、帽子は、人の頭部を保護する基本的な装飾具として、古今東西の別を問わず広く用いられている。帽子は、ファッションアイテムの一つとしても用いられているが、基本的な用途としては、雨天時に視界近傍に直接雨が侵入するのを防いだり、太陽光線から頭部を保護するために頭部を覆って頭部の急激な温度上昇を防いだり、また気温の低い寒い地方においては、頭部を冷気から保護するために頭部を覆って、寒さをしのぐ等の目的のために用いられる。
一般に、スポーツの分野においては、帽子はその機能の面からも、また伝統的なファッションの一部としても当然使用すべきアイテムとして広く用いられている。帽子を使用するスポーツの例としては、例えば、野球、ゴルフ、つり、テニス等が挙げられ、これら屋外で日の当たる場所で行うスポーツでは、当然被るものとされているものが多い。中でも、野球においては、野球帽はユニフォームの一つとして装着しないことはなく、同じようにゴルフにおいてもドレスコードの要件の一つして、帽子の着用が義務づけられるような場面が多い。
これら屋外で行うスポーツの場合に起こる、帽子をかぶる弊害としては、帽子の縁から流れ落ちる汗の問題がある。帽子をかぶると帽子と頭との間で発生する汗の蒸発が抑制され、これらの汗が頭部をつたって流れ落ちてくるため、不快に感じる場面に遭遇する。特に、汗が額から目に向かって流れ落ちるような場面では、スポーツ時の集中の妨げとなる場合も散見される。たとえば、ゴルフにおいて、スイングの途中で汗が目に入り、これがミスショットの原因となる可能性もある。
これらの帽子着用時の弊害を予防するため、すなわち流れ落ちる汗を食い止めるために、汗が流れ落ちないようにする汗止め機能を有する帽子が従来提案されている(特許文献1参照)。本特許文献1に記載の帽子では、帽子内側にタオルパットを装着し、流れ落ちる汗を食い止めるように構成されている。
実登3120991号公報
しかしながら、特許文献1に記載の帽子では、帽子の内部から流れ落ちる汗についてはある程度、額側への流出を抑制することができるが、真夏の高温時、または高湿度時等の高い発汗時には、十分な抑制が期待できるかといえば十分ではない。実際には、汗は頭部のみならず、帽子の縁から目の間の額部分からも発生し、額の汗が目に浸入するような場面も見受けられる。
また、雨天時には、たとえ帽子の内側にタオルパットが装着されていても、帽子の下部の額近傍に雨が付着し、それが水滴となって目に侵入するような状況も発生する。
以上のように、高温時、多湿時、雨天時等の悪条件下でスポーツを行う場合には、どうしても汗や雨といった二次的な障害との戦いをプレーヤーは強いられざるを得ず、ベストコンディションでプレイを行いにくいという問題が発生する。
そこで、本発明は、一例として、高温時、多湿時、雨天時等の悪条件下でスポーツを行う場合であっても、汗や雨による障害を可能な限り排除し、快適にスポーツをプレイすることが可能な帽子を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明に関わる帽子は、 頭部を収容するための開口部を有し、開口部内面に配置された第一の締結部材を有する帽子本体と、 環状形状を有し、水分を吸収する素材で構成されたパッド本体と、パッド本体上に配置され、第一の締結部材と着脱可能に締結される第二の締結部材と、を有するパッドと、を備え、 パッド本体は、開口部の端部からはみ出していることを特徴とする。
上記本発明に関わる帽子によれば、パッド本体が帽子の開口部の端部からはみ出しているので、帽子の装着者の額の一部または全部を覆うことが可能である。したがって、額からにじみ出た汗、帽子の縁からしたたり落ちる汗、および額にふりかかる雨滴が額をつたって目に向かって流れ落ちようとした場合であっても、目に流れ込むこれら水分を抑制または皆無とすることができる。これにより、汗や雨による障害を可能な限り排除し、快適にスポーツをプレイすることが可能となる。
また、パッドは、第一の締結部材及び第二の締結部材を介して、帽子本体に対して着脱可能に取り付けられているので、パッド本体が汗や皮脂によって汚れた場合であっても、簡単に取り外しを行い、パッド単独で洗濯を行い、常に快適な状態で帽子を装着することが可能となる。
また本発明に関わる帽子において、第一の締結部材は、帽子本体の前方側内面に配置されていることが好ましい。
上記本発明に関わる帽子によれば、帽子本体とパッド本体とは、帽子の前方部分で締結されているので、帽子の両側方部分及び後方部分は、帽子本体とパッド本体とが離れる方向に移動可能なように構成することができる。したがって、帽子装着時には、帽子本体とパッドとを同時に装着する必要がなく、パッド本体と帽子本体とが締結された状態で、パッドを装着者それぞれの頭部の形状に応じた最適な状態で取り付けた後、帽子本体をかぶることができる。これにより、帽子本体とパッドとの相対的な位置関係、およびパッドと頭部との相対的な位置関係、ひいては帽子本体と頭部との相対的な位置関係を最適化することができ、装着感に違和感がない状態で帽子を装着することができる。
また本発明に関わる帽子において、パッド本体は、変形可能な素材で構成され、第一の締結部材と第二の締結部材で締結された部位以外は、帽子本体から離れる方向に移動可能なことが好ましい。
上記本発明に関わる帽子によれば、パッド本体が変形な素材で構成されているので、装着時に容易に変形させて好みの形状に装着することができる。また、第一の締結部材と第二の締結部材で締結された部位以外は、帽子本体から離れる方向に移動可能なため、帽子装着時には、帽子本体とパッドとを同時に装着する必要がなく、パッド本体と帽子本体とが締結された状態で、パッドを装着者それぞれの頭部の形状に応じた最適な状態で取り付けた後、帽子本体をかぶることができる。これにより、帽子本体とパッドとの相対的な位置関係、およびパッドと頭部との相対的な位置関係、ひいては帽子本体と頭部との相対的な位置関係を最適化することができ、装着感に違和感がない状態で帽子を装着することができる。
また本発明に関わる帽子において、 パッドは、パッド本体の一端部に取り付けられた第三の締結部材と、パッド本体の他端部に取り付けられ、第三の締結部材と着脱可能に締結される第四の締結部材とを有し、 パッド本体は第三の締結部材と第四の締結部材とが締結されたときに環状形状を成し、パッド本体は第三の締結部材と第四の締結部材とが締結されないときには長手形状を有することが好ましい。
上記本発明に関わる帽子によれば、パッドは、第三の締結部材と第四の締結部材により着脱可能に構成され、かつこれら第三の締結部材と第四の締結部材とが締結されたときに環状形状を成すように構成されているので、装着前はパッドを被るような動作をすることなく、パッドを額側に引っかけて、パッドの両端部を両手度それぞれ後頭部側に回し、後頭部側で第三の締結部材と第四の締結部材とを締結させることで容易に装着することが可能となる。
また本発明に関わる帽子において、 第三の締結部材および第四の締結部材の何れか一方は、他方の締結部材と着脱可能に締結される締結部品と、締結部品とパッド本体のそれぞれに取り付けられ、締結部品とパッド本体との間の距離を可変とするように構成された接続部を有することが好ましい。
上記本発明に関わる帽子によれば、パッドは、第三の締結部材と第四の締結部材の何れか一方を介して、締結部品とパッド本体との間の距離が可変であるので、第三の締結部材と第四の締結部材とを締結し、環状形状を成したときの環の周長を調整することができる。したがって、頭の大きさの個人差をこの周長を調整することでうめることができ、万人にとって装着感のよいパッド、ひいてはパッド付き帽子を提供し、どのような人であっても、目に流れ込む汗や雨といった水分を抑制または皆無とすることができる。これにより、汗や雨による障害を可能な限り排除し、快適にスポーツをプレイすることが可能となる。
また本発明に関わる帽子において、接続部は、例えば、ひもであることが好ましい。
また本発明に関わる帽子において、パッド本体は、装着時に額を覆うように開口部の端部からはみ出していることが好ましい。パッド本体は、額を覆うように開口部の端部からはみ出す問いことは、実質的に、少なくとも帽子の前方側の領域においてパッド本体が開口部の端部からはみ出していることを意味する。このように構成されていることで、帽子の装着者の額の一部または全部を覆うことが可能である。したがって、額からにじみ出た汗、帽子の縁からしたたり落ちる汗、および額にふりかかる雨滴が額をつたって目に向かって流れ落ちようとした場合であっても、目に流れ込むこれら水分を抑制または皆無とすることができる。これにより、汗や雨による障害を可能な限り排除し、快適にスポーツをプレイすることが可能となる。
また本発明に関わる帽子において、パッド本体は、長手方向に伸縮性を有する素材によって構成されていることが好ましい。
上記本発明に関わる帽子によれば、 パッドの周長調整としては、上述したように締結部品とパッド本体との間に接続部を設ける形状も考えられるが、パッド本体自身が、伸縮性を持ち、たとえば、パッドの両端を互いに離れる方向にひっぱったときに、パッド本体が1.5倍程度伸縮するように構成されているようにすることもできる。これにより、頭の大きさの個人差をこの周長を調整することでうめることができ、また頭部に対して張り付く方向に作用するように構成されることとなるので、万人にとって装着感のよいパッド、ひいてはパッド付き帽子を提供し、どのような人であっても、目に流れ込む汗や雨といった水分を抑制または皆無とすることができる。これにより、汗や雨による障害を可能な限り排除し、快適にスポーツをプレイすることが可能となる。
また本発明に関わる帽子において、第一の締結部材は、フック上に起毛された第一の面ファスナー及びループ上に起毛された第二の面ファスナーのいずれか一方で構成され、 第二の締結部材は、第一の面ファスナー及び第二の面ファスナーのいずれか他方で構成され、 第一の面ファスナーと第二の面ファスナーは、形状に依存して帽子本体の上下方向に対して相対位置を可変させて装着させて、パッド本体の前記開口部からのはみ出し量を調節可能に構成されていることが好ましい。
上記本発明に関わる帽子によれば、第一の締結部材及び第二の締結部材がそれぞれ面ファスナー、たとえばマジックテープ(登録商標)等で構成されているので、面ファスナーの形状によって、それぞれの締結部材を帽子の上下方向に多少ずらして配置することができる。したがって、面ファスナーを利用することにより、パッド本体の前記開口部からのはみ出し量を調整でき、人によって大きさの違う額形状に応じて、装着者がはみ出し量を適切に設定し、帽子を装着することで、どのような人であっても、目に流れ込む汗や雨といった水分を抑制または皆無とすることができる。これにより、 汗や雨による障害を可能な限り排除し、快適にスポーツをプレイすることが可能となる。
本発明に関わる帽子は、その用途として、帽子を被る必要性がある状況下で汗や雨滴が作業に障害
となるような場面で用いると効果的である。そのような場面としては、野球やゴルフ等のスポーツ時、農作業時、炎天下での工事作業現場等が考えられる。
本発明に関わる帽子は、頭部に装着する保護具を意味するものであって、布製の等の柔らかい帽子に限られることはなく、例えば布よりも堅い素材で構成されたヘルメット等に適用してもよい。
上記本発明に関わる帽子によれば、帽子本体とパッド本体とは、帽子の前方部分で締結されているので、帽子の両側方部分及び後方部分は、帽子本体とパッド本体とが離れる方向に移動可能なように構成することができる。したがって、帽子装着時には、帽子本体とパッドとを同時に装着する必要がなく、パッド本体と帽子本体とが締結された状態で、パッドを装着者それぞれの頭部の形状に応じた最適な状態で取り付けた後、帽子本体をかぶることができる。これにより、帽子本体とパッドとの相対的な位置関係、およびパッドと頭部との相対的な位置関係、ひいては帽子本体と頭部との相対的な位置関係を最適化することができ、装着感に違和感がない状態で帽子を装着することができる。
以下、本発明に係る帽子の実施の形態の例について、図面を参照しつつ詳細に説明する。 図1から図8は、本発明に係る帽子の実施の一形態としての帽子を示したものであって、図1は本実施形態の帽子を装着した状況を示す側面図、図2は本実施形態の帽子の斜視図、図3は本実施形態の帽子本体を下方から内側を見る方向にみた図、図4は本実施形態のパッドを示す図、図5は本実施形態の帽子本体とパッドとの相対関係を示す概略側面図、図6は図5においてパッドが変形した状態における本実施形態の帽子本体とパッドとの相対関係を示す概略側面図、図7は本実施形態の帽子を装着する状態を示す側面図、図8は、本実施形態の帽子を装着する状態を示す背面図(後頭部側から見た図)である。
本実施の形態の帽子は、一例として、野球やゴルフ等のスポーツ時に着用されるキャップ型の帽子である。
本発明にかかわる実施の形態として示した帽子10は、図1に示すように、人100の頭部に装着され頭部を保護する、いわゆるキャップである。帽子10は、目前の太陽光や雨滴の目への進入を防ぐつば23がついたものであって、さらに帽子エッジ(帽子縁)25からパッド30が下方向にはみ出した構造を有している。
パッド30の帽子エッジ25からのはみ出し量としては、例えば、人100の耳101が半分隠れる程度、人100の目102が隠れない程度に額を覆う程度のはみ出し量が好ましい。より好ましくは、額のほぼすべてを覆い目102の上部の眉毛にかかるかかからないかくらいの程度のはみ出し量が好ましい。額の大きさは、個人差が大きいので一概には言えないが、例えば平均的なはみ出し量としては、2cm以上で5cm以下が好ましく、さらに3cm以上で5cm以下がさらに好ましい。
図2は、帽子10の斜視図である。帽子10の帽子本体20は、例えば布地または合成化学繊維を素材とする生地で構成され、外部で使用する場合には、たとえば図2にしめすように通気性のよい小さな開口部が多数設けられたメッシュ生地を採用することもできる。パッド30のパッド本体31の帽子本体20の後方側には、パッド本体31を円環形状に着脱可能に締結するパッド締結部30aが設けられている。
図3は、帽子本体20を下部から頭部を収容する内側に向かって見た平面図である。帽子本体20には、頭部の大きさに合わせて形成され頭部を収容する頭部開口部22が開口している。帽子本体20の前方側には、太陽光や雨滴が目に直接進入することを防ぐつば23が形成されている。帽子開口部22の頭部との接触面となる帽子内面24上の帽子前方側、すなわちつば23の中央に位置近傍には、締結部材として構成される雌マジックテープ21が縫い付けまたは貼り付けられている。
雌マジックテープ21は、いわゆる面ファスナーの一種であって、多数のループ上に起毛され表面形状を有する。この雌マジックテープ21は、後述するパッド30上に取り付けられた雄マジックテープ37と着脱可能に締結される。この説明については、後述する。
図4は、パッド30の形状を表す平面図である。パッド30は、柔軟性を有し、形状が変化可能なパッド本体31とパッド本体31の一方の端部38と他方の端部39とを締結するパッド締結部30aと備えている。
パッド本体31は、単体では、長手形状を有するタオル地を成す布製の生地で構成されており、柔らかく布のねじれのびの範囲で変形可能に構成されている。このパッド本体31は、たとえば一般にタオル地に使用されるような綿糸、化学合成繊維等を編むまたは所定の生地に植毛して構成されたもので、水分を吸収して保持する機能を有している。具体的には、パッド本体31は、 吸水性や肌触りに特化するため、その多くでは表面にループ状の細かい糸(輪奈)が飛び出している布地で、基となっている布地は粗く通気性に富むものを使用することができる。緯糸を織り込む際に、たて糸の一部(パイル糸)を緩めて布地にループ状の部分を形成し、保温性、保湿性、吸水性を高めたものを使用することができ、パイルが片面のものと両面のものであってもよい。パッド本体31は、その吸湿性から、タオル、子供服、帽子、夏用衣類に使用されるものを用いることができ、抗菌加工が施されていてもよい。
パッド30は、パッド本体31を円環形状に締結するためのパッド締結部30aが設けられている。このパッド締結部30aは、パッド本体31の長手方向における一方の端部38に取り付けられた第一のパッド締結部材35と、パッド本体31の長手方向における他方の端部39に取り付けられた第二のパッド締結部材32とを備えている。
第一のパッド締結部材35は、パッド本体31の一方の端部38に縫い付けられて固定されたひも36bと、ひも36bに係合した締結部品としての雌フック36aとを有している。また、第二のパッド締結部材32は、パッド本体31の他方の端部39に取り付けられたひも33と、ひも33に対して相対移動および位置固定可能に係合した締結部品としての雄フック34とを備えている。
雌フック36aおよび雄フック34は、それぞれプラスチック樹脂製であって、互いに着脱可能に締結される係合部品である。雌フック36aと雄フック34とが互いに係合するように締結すると、パッド本体31は、両端部38,39が結びつけられ円環形状を成すように構成することができる。この円環形状、帽子本体20の帽子開口部22の帽子エッジ25の帽子内径面側周方向形状とほぼ一致するまたは80%から100%弱ほどの範囲で若干小さくなるような形状を成している。
また、雄フック34には、ひも33の係合位置が相対的に位置可変に締結するためのひも長さ調整ホール34aが設けられている。ひも33は、このひも長さ調整ホール34aに自分自身の摩擦力ですべりどめとなるように通されて固定されることにより、雄フック34とパッド本体31の他方の端部39との相対距離、すなわちひも33の実質的なひも長さが調整される。
また、パッド本体31は、生地そのものまたはパッド本体31の内部に伸縮性のあるゴムが埋め込まれており、その長手方向に伸縮可能に構成されている。パッド本体31の長さとしては、帽子10を装着すると考えられるターゲットの頭部サイズに応じて調整可能であるが、たとば、ターゲットとして想定する頭部サイズよりも80〜90%程度短くしておくことが好ましい。そして、パッド本体31の伸縮の幅としては、例えば、力を加えないフリーな状態でのパッド本体31の長手方向長さに対して、1.1〜1.8倍程度伸縮する構成とすることが好ましく、1.2〜1.5倍程度伸縮するように構成しておくことがより好ましい。これは、パッド本体31の頭部に装着したときの装着感および後述する汗や雨滴等の吸収に関わるものであって、パッド本体31の伸縮性が少なすぎると、個々にことなる頭部のサイズや形状に応じてパッド31の装着感が悪くなり、伸縮性が多すぎるとパッド本体31と頭部との間に隙間ができることを予防するものである。
また図4に示すように、パッド本体31の長手方向中央近傍には、雄パッド本体31の幅方向の一方側には、雄マジックテープ37が縫い付けまたは貼り付けにより取り付けられている。雄マジックテープ37は、いわゆる面ファスナーの一種であって、多数のフック上に起毛され表面形状を有する。この雄マジックテープ37は、先述したパッド30上に取り付けられた雄マジックテープ37と着脱可能に締結されるものであって、雄マジックテープ37の多数のフック上に起毛された部位と雌マジックテープ21の多数のループ上に起毛された部位が互いに人手により着脱可能な程度で係合することにより締結され、帽子本体20に対してパッド30が着脱可能に取り付けられる。
この雄マジックテープ37は、パッド本体31の幅方向の一方側のエッジ側に、すなわち幅方向において偏った位置に取り付けられている。幅方向において、マジックテープ37が取り付けられた側と反対側、パッド下部31aが帽子本体20への取り付け時の帽子エッジ25からのはみ出し部分となる。
また、これら雄マジックテープ37と雌マジックテープ21とは、それぞれパッド本体31の幅方向に対して、それぞれの取り付け領域が幅を持って構成されている。この幅は、10mmから20mm程度設けられていることが好ましいが、これに限るものではない。そして、雄マジックテープ37と雌マジックテープ21とは、パッド本体31の幅方向に対して、その取り付け領域の範囲内で上下方向に互いの相対位置を適宜ずらして締結させることが可能である。これにより、パッド30を帽子本体20に取り付けたときに、パッド本体31のパッド下部31aのはみ出し量をこの雄マジックテープ37と雌マジックテープ21の取り付け領域の範囲に応じて微調整することができる。また、これら雄マジックテープ37と雌マジックテープ21とは、帽子10の装着者が帽子10を脱いだときに、簡単には外れない程度の締結力でパッド30と締結されている。このような締結力は、一般的に市場に出回っているマジックテープ同士の締結力で実現可能である。
図5は、帽子本体20とパッド30との相対的位置関係を示す概略側面図であり、図6は、図5においてパッドが変形した状態における帽子本体20とパッド30との相対的位置関係を示す概略側面図である。
図5に示すように、帽子本体20のつば23側、すなわち帽子本体20の帽子内面24の前方側においてパッド30に設けられた雄マジックテープ37と帽子本体に設けられた雌マジックテープ21が締結され、 帽子本体・パッド締結部40を構成する。このとき、パッド30のパッド下部31aが帽子本体20の帽子エッジ25からはみだす。
また、図6に示すように、パッド30のパッド本体31は、タオル地を成す布製の生地で構成されており、柔らかく布のねじれのびの範囲で変形可能に構成されているため、帽子本体・パッド締結部40を基準として、パッド本体31は帽子本体20に対して変形可能である。例えば、つば23のみを手で持って帽子10を持ち上げた場合には、帽子本体・パッド締結部40を基準として、パッド本体31は、重力により下方に垂れ下がる。このような状態は、重力によってのみならず、パッド本体31と帽子本体20とをそれぞれ両手で持った場合等でも構成することができ、つば23を一方の手で持ち、他方の手でパッド本体31を持って動かすことが可能である。この特徴は、帽子10を装着する時の装着性を高める効果をもたらす。
図7は、帽子10を装着する状態を示す概略側面図であり、図8は、帽子10を装着する状態を示す概略背面図(後頭部側
から見た図)である。 帽子10を装着するときには、まず図6に示すように、雄マジックテープ37と雌マジックテープ21とを締結させて、帽子本体20に対してパッド30を取り付けておく。そして、また、装着前に、ひも33とひも長さ調整ホール34aとを用いてひも33の実質的な長さ、すなわち 雄フック34とパッド本体31の他方の端部39との相対距離を調整し、装着者100の頭部110のサイズに応じてパッド30の円環形状の大きさを調整する。その後、雄フック34と雌フック36aとを係合・締結させ、パッド30を円環形状に構成し、頭部100上方からかぶるようにしてパッド30のみを装着する。ここで装着者によっては、パッド30が長手形状の状態でパッド30を頭部110に沿わせるように配置し、装着時に 雄フック34と雌フック36aとを係合・締結させてもよい。このパッド30を頭部110に装着させた状態が図7、図8に示されている。
その後、図8の矢印200に示す方向に、帽子本体20を下方に押し下げて帽子本体20を頭部110にかぶる。このとき、帽子本体20の帽子エッジ25がパッド30の外側面に覆い被さるようにすると、図1に示すような、帽子装着状態をとることができる。この状態で、額が十分に覆われていない、または装着感に違和感がある場合には、雄マジックテープ37と雌マジックテープ21との取り付け位置を微調整したり、ひも33の長さを調整したりすることにより、装着感が増すようにするとよい。
図1の状態となった時には、パッド30が適宜円環形状のサイズを調整することにより、パッド本体31の伸縮性によって頭部110が窮屈または苦しくない程度に適度に付勢していることが好ましい。このような状態であれば、頭部または額で発生した汗、または進入した雨滴が帽子10から頭部110の表面を伝って目、鼻または頬等に流れ出ることが無く、スポーツ時であっても、自身の汗や雨滴に邪魔されず、快適にプレイを行うことが可能である。
以上説明したように本実施形態に関わる帽子10は、頭部110を収容するための帽子開口部22を有し、帽子開口部22の帽子内面24に配置された雌マジックテープ21を有する帽子本体20と、環状形状を有し、水分を吸収する素材で構成されたパッド本体31と、パッド本体31上に配置され、雌マジックテープ21と着脱可能に締結される雄マジックテープ37と、を有するパッド30と、を備えている。そして、パッド本体31は、帽子10の帽子開口部22の帽子エッジ25からはみ出している。
これにより、パッド本体31が帽子本体21の帽子開口部22の帽子エッジ25からはみ出しているので、帽子10の装着者の額の一部または全部をパッド30で覆うことが可能である。したがって、額からにじみ出た汗、帽子の縁からしたたり落ちる汗、および額にふりかかる雨滴が額をつたって目に向かって流れ落ちようとした場合であっても、目に流れ込むこれら水分を抑制または皆無とすることができる。これにより、汗や雨による障害を可能な限り排除し、快適にスポーツをプレイすることが可能となる。
また、パッド30は、マジックテープを介して、帽子本体に対して着脱可能に取り付けられているので、パッド30が汗や皮脂によって汚れた場合であっても、簡単に取り外しを行い、パッド本体単独で洗濯を行い、常に快適な状態で帽子を装着することが可能となる。一方で、帽子10を脱いだときに、簡単には外れない程度の締結力でパッド30と締結されているので、帽子10を脱いだときに簡単に外れることが無く、スポーツ時等で少し帽子を脱ぎたいと思った場合でも、帽子本体20とパッド30とが一体となった状態で頭から帽子10を脱ぐことができるので、再度かぶる場合でも容易にかぶることができる。
また、帽子10において、雌マジックテープ21は、帽子本体20の前方側内面に配置されていることが好ましい。 これによれば帽子本体20とパッド30とは、帽子本体20の前方部分で締結されているので、帽子の両側方部分及び後方部分は、帽子本体20とパッド30とが離れる方向に移動可能なように構成することができる。したがって、帽子装着時には、帽子本体20とパッド30とを同時に装着する必要がなく、パッド30と帽子本体20とが締結された状態で、パッド30を装着者それぞれの頭部の形状に応じた最適な状態で取り付けた後、帽子本体をかぶることができる。これにより、帽子本体20とパッドとの相対的な位置関係、およびパッド30と頭部との相対的な位置関係、ひいては帽子本体20と頭部との相対的な位置関係を最適化することができ、装着感に違和感がない状態で帽子を装着することができる。
また、パッド本体31は、変形可能な素材で構成され、マジックテープ同士で締結された 帽子本体・パッド締結部40以外は、帽子本体から離れる方向に移動可能なことが好ましい。
上記本実施形態に関わる帽子10によれば、パッド本体31が変形な素材で構成されているので、装着時に容易に変形させて好みの形状に装着することができる。また、帽子本体・パッド締結部40以外は、帽子本体20からパッド30が離れる方向に移動可能なため、帽子装着時には、帽子本体20とパッド30とを同時に装着する必要がなく、パッド30と帽子本体20とが締結された状態で、パッド30を装着者それぞれの頭部の形状に応じた最適な状態で取り付けた後、帽子本体20をかぶることができる。これにより、帽子本体20とパッド30との相対的な位置関係、およびパッド30と頭部との相対的な位置関係、ひいては帽子本体20と頭部との相対的な位置関係を最適化することができ、装着感に違和感がない状態で帽子を装着することができる。
上記本実施形態に関わる帽子10によれば、パッド30は、雌フック36aを備えた第一のパッド締結部材35と雄フック34を備えた第二のパッド締結部材32とにより着脱可能に構成され、かつこれら締結部材同士が締結されたときに環状形状を成すように構成されているので、装着前はパッド30を被るような動作をすることなく、パッド30を額側に引っかけて、パッド本体31の両端部を両手度それぞれ後頭部側に回し、後頭部側で両締結部材32,35とを締結させることで容易に装着することが可能となる。
上記本実施形態に関わる帽子10によれば、パッド30は、ひも33の長さを調整することにより雄フック34とパッド本体31との距離が可変であるので、パッド30が環状形状を成したときの環の周長を調整することができる。したがって、頭の大きさの個人差をこの周長を調整することでうめることができ、万人にとって装着感のよいパッド、ひいてはパッド付き帽子10を提供し、どのような人であっても、目に流れ込む汗や雨といった水分を抑制または皆無とすることができる。これにより、汗や雨による障害を可能な限り排除し、快適にスポーツをプレイすることが可能となる。
また、本実施形態の帽子10によれば、帽子本体20とパッド30とをマジックテープ、すなわち面ファスナーで構成しているので、マジックテープの形状によって、パッド30を帽子本体20の上下方向に多少ずらして配置することができる。したがって、パッド本体31の前記開口部からのはみ出し量を調整でき、人によって大きさの違う額形状に応じて、装着者がはみ出し量を適切に設定し、帽子を装着することで、どのような人であっても、目に流れ込む汗や雨といった水分を抑制または皆無とすることができる。これにより、 汗や雨による障害を可能な限り排除し、快適にスポーツをプレイすることが可能となる。
本実施形態の帽子10は、その用途として、帽子を被る必要性がある状況下で汗や雨滴が作業に障害となるような場面で用いると効果的である。そのような場面としては、野球やゴルフ等のスポーツ時、農作業時、炎天下での工事作業現場等が考えられる。
図9は、上記実施形態と別の実施形態におけるパッド130の形状を表す平面図である。パッド130は、柔軟性を有し、形状が変化可能なパッド本体131とパッド本体131の一方の端部138と他方の端部139とを締結するパッド締結部130aと備えている。
パッド本体131は、単体では、長手形状を有するタオル地を成す布製の生地で構成されており、柔らかく布のねじれのびの範囲で変形可能に構成されている。このパッド本体131は、たとえば一般にタオル地に使用されるような綿糸、化学合成繊維等を編むまたは所定の生地に植毛して構成されたもので、水分を吸収して保持する機能を有している。具体的には、パッド本体131は、 吸水性や肌触りに特化するため、その多くでは表面にループ状の細かい糸(輪奈)が飛び出している布地で、基となっている布地は粗く通気性に富むものを使用することができる。緯糸を織り込む際に、たて糸の一部(パイル糸)を緩めて布地にループ状の部分を形成し、保温性、保湿性、吸水性を高めたものを使用することができ、パイルが片面のものと両面のものであってもよい。パッド本体131は、その吸湿性から、タオル、子供服、帽子、夏用衣類に使用されるものを用いることができ、抗菌加工が施されていてもよい。
本実施形態のパッド130におけるパッド本体131は、先の実施形態におけるパッド30のパッド本体131と比べて長手方向長さWが短く、装着者が装着したときに、概ね額の部分だけがパッド131に覆われ、額から左右両側方をそれぞれ回って後頭部でパッド締結部130aの第一のパッド締結部材135と第二のパッド締結部材132とで互いに係合して固定される迄の間の部分は、パッドに比べて相対的に細いひも133,136bで構成されている。
より詳細に説明すると、パッド130は、パッド本体131を円環形状に締結するためのパッド締結部130aが設けられている。このパッド締結部130aは、パッド本体131の長手方向における一方の端部138に取り付けられた第一のパッド締結部材135と、パッド本体131の長手方向における他方の端部39に取り付けられた第二のパッド締結部材132とを備えている。
第一のパッド締結部材135は、パッド本体131の一方の端部138に縫い付けられて固定されたひも136bと、ひも136bに係合した締結部品としての雌フック136aとを有している。また、第二のパッド締結部材132は、パッド本体131の他方の端部139に取り付けられたひも133と、ひも133に対して相対移動および位置固定可能に係合した締結部品としての雄フック134とを備えている。
雌フック136aおよび雄フック134は、それぞれプラスチック樹脂製であって、互いに着脱可能に締結される係合部品である。雌フック136aと雄フック134とが互いに係合するように締結すると、パッド本体131は、両端部138,139が結びつけられ円環形状を成すように構成することができる。この円環形状、帽子本体20の帽子開口部22の帽子エッジ25の帽子内径面側周方向形状とほぼ一致するまたは80%から100%弱ほどの範囲で若干小さくなるような形状を成している。
また、雄フック134には、ひも133の係合位置が相対的に位置可変に締結するためのひも長さ調整ホール134aが設けられている。ひも133は、このひも長さ調整ホール134aに自分自身の摩擦力ですべりどめとなるように通されて固定されることにより、雄フック134とパッド本体131の他方の端部139との相対距離、すなわちひも133の実質的なひも長さが調整される。
また、パッド本体131は、生地そのものまたはパッド本体131の内部に伸縮性のあるゴムが埋め込まれており、その長手方向に伸縮可能に構成されている。本実施形態におけるパッド本体131の長さとしては、帽子10を装着すると考えられるターゲットの頭部サイズに応じて調整可能であるが、平均的な頭部の外周径を想定した場合に、一方のこめかみから他方のこめかみ
程度までにわたる長さとしておくことが好ましい。より具体的にいえば、力を加えないフリーな状態で15〜25cm程度、より好ましくは、18〜22cmとしておくことが好ましい。そして、パッド本体131の伸縮の幅としては、例えば、力を加えないフリーな状態でのパッド本体131の長手方向長さに対して、1.1〜1.5倍程度伸縮する構成とすることが好ましく、1.1〜1.3倍程度伸縮するように構成しておくことがより好ましい。これは、パッド本体131の頭部に装着したときの装着感および後述する汗や雨滴等の吸収に関わるものであって、パッド本体131の伸縮性が少なすぎると、個々にことなる頭部のサイズや形状に応じてパッド131の装着感が悪くなり、伸縮性が多すぎるとパッド本体131と頭部との間に隙間ができることを予防するものである。
また図9に示すように、パッド本体131の長手方向中央近傍には、雄パッド本体131の幅方向の一方側には、雄マジックテープ137が縫い付けまたは貼り付けにより取り付けられている。雄マジックテープ137は、いわゆる面ファスナーの一種であって、多数のフック上に起毛され表面形状を有する。この雄マジックテープ137は、先述したパッド30上に取り付けられた雄マジックテープ137と着脱可能に締結されるものであって、雄マジックテープ137の多数のフック上に起毛された部位と雌マジックテープ21の多数のループ上に起毛された部位が互いに人手により着脱可能な程度で係合することにより締結され、帽子本体20に対してパッド130が着脱可能に取り付けられる。
この雄マジックテープ137は、パッド本体131の幅方向の一方側のエッジ側に、すなわち幅方向において偏った位置に取り付けられている。幅方向において、マジックテープ137が取り付けられた側と反対側、パッド下部131aが帽子本体20への取り付け時の帽子エッジ25からのはみ出し部分となる。
また、これら雄マジックテープ137と雌マジックテープ21とは、それぞれパッド本体131の幅方向に対して、それぞれの取り付け領域が幅を持って構成されている。この幅は、10mmから20mm程度設けられていることが好ましいが、これに限るものではない。そして、雄マジックテープ137と雌マジックテープ21とは、パッド本体131の幅方向に対して、その取り付け領域の範囲内で上下方向に互いの相対位置を適宜ずらして締結させることが可能である。これにより、パッド130を帽子本体20に取り付けたときに、パッド本体131のパッド下部131aのはみ出し量をこの雄マジックテープ137と雌マジックテープ21の取り付け領域の範囲に応じて微調整することができる。また、これら雄マジックテープ137と雌マジックテープ21とは、帽子10の装着者が帽子10を脱いだときに、簡単には外れない程度の締結力でパッド130と締結されている。このような締結力は、一般的に市場に出回っているマジックテープ同士の締結力で実現可能である。
なお、本発明に関わる帽子は、頭部に装着する保護具を意味するものであって、布製の等の柔らかい帽子に限られることはなく、例えば布よりも堅い素材で構成されたヘルメット等に適用してもよい。また、本実施形態では、例として、キャップ型の帽子を用いて説明を行ったが、これ以外のつばがエッジに沿って一周回っているいわゆるハット型の帽子であっても、またつばが無いタイプの帽子であっても適用することができる。
また、本発明に関わる帽子は、帽子本体とパッドとの締結に面ファスナーを、そして面ファスナーとしてマジックテープを例示しているが、これに限られる物ではなく、帽子とパッドとを適宜着脱可能に取り付けられるものであっても良い。たとえば、凹凸2種のボタン等も考えられるが、取り付け位置をずらせるものとしては、マジックテープがより好ましい。
また、本発明に関わる帽子は、帽子前面側にマジックテープを取り付ける構成を例示したが、これに限られるものではなく、帽子周方向の複数箇所にマジックテープ等の締結部材を取り付ける構成であってもよい。ただし、帽子の着脱性を考えると、少なくとも前方側に締結部材があるのが好ましく、前方側にのみあることにより着脱性がさらに向上する。
本発明に関わる実施形態の帽子を装着した状況を示す側面図である。 本発明に関わる実施形態の帽子の斜視図である。 本発明に関わる実施形態の帽子本体を下方から内側を見る方向にみた図である。 本発明に関わる実施形態のパッドを示す図である。 本発明に関わる実施形態の帽子本体とパッドとの相対関係を示す概略側面図である。 図5においてパッドが変形した状態における本発明に関わる実施形態の帽子本体とパッドとの相対関係を示す概略側面図である。 本発明に関わる実施形態の帽子を装着する状態を示す側面図である。 本発明に関わる実施形態の帽子を装着する状態を示す背面図(後頭部側から見た図)である。
10 帽子20 帽子本体21 雌マジックテープ22 帽子開口部23 つば24 帽子内面25 帽子エッジ(帽子縁)26 帽子前方側内径面30 パッド30a パッド締結部31 パッド本体31a パッド下部32 第二のパッド締結部材33 ひも34 雄フック34a ひも長さ調整ホール35 第一のパッド締結部材36a 雌フック36b ひも37 雄マジックテープ38 パッド一端部39 パッド他端部40 帽子本体・パッド締結部
本発明に関わる実施形態の帽子を装着した状況を示す側面図である。 本発明に関わる実施形態の帽子の斜視図である。 本発明に関わる実施形態の帽子本体を下方から内側を見る方向にみた図である。 本発明に関わる実施形態のパッドを示す図である。 本発明に関わる実施形態の帽子本体とパッドとの相対関係を示す概略側面図である。 図5においてパッドが変形した状態における本発明に関わる実施形態の帽子本体とパッドとの相対関係を示す概略側面図である。 本発明に関わる実施形態の帽子を装着する状態を示す側面図である。 本発明に関わる実施形態の帽子を装着する状態を示す背面図(後頭部側から見た図)である。 本発明に関わる別の実施形態におけるパッドの形状を表す平面図である。

Claims (9)

  1. 頭部を収容するための開口部を有し、前記開口部の内面に配置された第一の締結部材を有する帽子本体と、 環状形状を有し、水分を吸収する素材で構成されたパッド本体と、前記パッド本体上に配置され、前記第一の締結部材と着脱可能に締結される第二の締結部材と、を有するパッドと、を備え、 前記パッド本体は、前記開口部の端部からはみ出していることを特徴とする帽子。
  2. 請求項1に記載の帽子において、 前記第一の締結部材は、前記帽子本体の前方側内面に配置されていることを特徴とする帽子。
  3. 請求項1または2に記載の帽子において、 前記パッド本体は、伸縮性を有する変形可能な素材で構成され、前記第一の締結部材と前記第二の締結部材で締結された部位以外は、前記帽子本体から離れる方向に移動可能なことを特徴とする帽子。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の帽子において、 前記パッドは、前記パッド本体の一端部に取り付けられた第三の締結部材と、前記パッド本体の他端部に取り付けられ、前記第三の締結部材と着脱可能に締結される第四の締結部材とを有し、 前記パッド本体は前記第三の締結部材と前記第四の締結部材とが締結されたときに環状形状を成し、前記パッド本体は前記第三の締結部材と前記第四の締結部材とが締結されないときには長手形状を有することを特徴する帽子。
  5. 請求項4に記載の帽子において、 前記第三の締結部材および前記第四の締結部材の何れか一方は、他方の締結部材と着脱可能に締結される締結部品と、前記締結部品と前記パッド本体のそれぞれに取り付けられ、前記締結部品と前記パッド本体との間の距離を可変とするように構成された接続部を有することを特徴とする帽子。
  6. 請求項5に記載の帽子において、 前記接続部は、ひもであることを特徴とする帽子。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載の帽子において、 前記パッド本体は、装着時に額を覆うように前記開口部の端部からはみ出していることを特徴とする帽子。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載の帽子において、 前記パッド本体は、伸縮性を有する素材によって構成されていることを特徴とする帽子。
  9. 請求項1から8のいずれかに記載の帽子において、 前記第一の締結部材は、フック上に起毛された第一の面ファスナー及びループ上に起毛された第二の面ファスナーのいずれか一方で構成され、 前記第二の締結部材は、前記第一の面ファスナー及び前記第二の面ファスナーのいずれか他方で構成され、 前記第一の面ファスナーと前記第二の面ファスナーは、形状に依存して前記帽子本体の上下方向に対して相対位置を可変させて装着させて、前記パッド本体の前記開口部からのはみ出し量を調節可能に構成されていることを特徴とする帽子。
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