JP3161483U - 帽子 - Google Patents

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Abstract

【課題】締付け感を受けることなく被れ、着用場所、季節、時間帯、服装等に応じ、サンバイザータイプ、頭頂部を有する通常の帽子とし、さらに、素材、色、柄を変えて、幾通りにも使用できるようにした帽子を提供する。【解決手段】硬い可撓性の生地からなり頭部に被せられるつば本体、覆い布止め具によりつば本体の上に着脱可能な柔軟な布製のつば覆い布、およびつば本体に着脱可能な頭頂部覆い布からなり、つば本体の後端部が開いており、その開いた両後端部が長さ調節可能なゴム部材によりつながっており、つば覆い布がゴム部材をカバーする延長部材を具備し、延長部材の先端部とそれに対向する箇所とを係合する延長部材止め具を有している。【選択図】図1

Description

本考案は帽子に関する。より詳しくは、本考案は、着用者が不快な締付け感を受けることなく、スッポリと被ることができる帽子であって、所謂PTOに応じて、サンバイザー(目庇のみを有する帽子)のような帽子としたり、頭頂部を有する通常の形態としたりできる帽子に関する。
従来からの帽子において、陽射しに応じて紫外線防止効果を調節するようにしたものが種々提案されている。
例えば、特開2002−155415号公報(特許文献1)には、帽子のつばの上に、巾の広い大きなつばを重ねるようにして、紫外線を防止すると共に、大きなつばを容易に着脱可能にすることが開示されている。
また、特開2002−294510号公報(特許文献2)には、帽子のつばの上に、日除けつばを必要に応じて取外し可能に載置して、強い陽射しや紫外線を防いだり、小雨を凌いだりすることが開示されている。
さらに、実用新案登録第3147008号公報(特許文献3)には、帽子を、メッシュ部材からなる本体部とつば部とつば部の下面に取付けたシート部材から構成して、帽子本体部の通気性を維持しつつ着用者の顔や首に当たる紫外線の遮蔽率を高めることが開示されている。
また、帽子の用途に応じて、帽子の頭部を覆う頭頂部を帽子本体に着脱可能とし、帽子本体に頭頂部を取付けた状態で使用したり、帽子本体のみで使用できるようにした帽子も種々提案されている。
例えば、実用新案登録第3006721号公報(特許文献4)には、帽子の頭部のサイズリボンの下部にボタン穴を開け、ひさしの立上がりの部分の外側にボタンを付けて、帽子本体に対して帽子の頭部を分離又は結合可能な構造とすることにより、幾種類もの用途の帽子に使い分けるようにした帽子が開示されている。
実用新案登録第3144605号公報(特許文献5)には、略半球状の帽子本体の下部に、内側にゴム弾性体が設けられた布製の環状つば部を組合わせ、ゴム弾性体により環状つば部を帽子本体に着脱可能に組合わせることが開示されている。
帽子の着用者の頭の大きさに応じて帽子本体の周方向長さを調節できるようにした帽子も広く使用されている。このような帽子において、周方向長さを調節する締付け具が外から見えないようにしたものとして、例えば、実公平7−30655号公報(特許文献6)には、頭部を覆う本体部と、この本体部の側面部に形成された切込部と、本体部の側面部に設けられ切込部を跨ぐ状態で取付けられる締付具と、本体部に設けられて締付具を係止する係止手段と、環状の挿入部を有し締付具を挿入部に挿入することにより締付具に取付けられる装飾体とを有してなり、装飾体により締付具を隠して外観を向上するようにした装飾体付き帽子が開示されている。
特開2002−155415号公報 特開2002−294510号公報 実用新案登録第3147008号公報 実用新案登録第3006721号公報 実用新案登録第3144605号公報 実公平7−30655号公報
上述した特許文献1〜3に開示された帽子のつばにおいては、紫外線が強い場合に、帽子のつばの上または下に、別のつばを重ねるようにして、紫外線を防止するようにしている。
しかし、これら特許文献1〜3に開示された帽子のつばは、頭頂部のある普通の帽子と組合わせることにより使用可能であり、単独でサンバイザーとして使用することはできない。
さらに、特許文献1〜3に開示された帽子では、帽子の着用者の頭の大きさに応じて帽子本体の周方向長さを調節する構造となっていないという問題がある。
一方、特許文献4、5に開示された帽子によれば、帽子の頭部を覆う頭頂部を帽子本体から取外すことによりサンバイザータイプの帽子としたり、頭頂部を帽子本体に取付けることにより、頭頂部のある普通の帽子として使用することができる。
しかし、上述した特許文献4、5に開示された帽子においては、帽子本体のつばにおける紫外線遮蔽率についての配慮がされておらず、特にサンバイザータイプの帽子として使用する際に強い紫外線を十分に防止できないと言う問題がある。
さらに、特許文献4、5に開示された帽子では、帽子の着用者の頭の大きさに応じて帽子本体の周方向長さを調節する構造となっていないという問題がある。なお、特許文献5に開示されたゴム弾性体は環状つば部を帽子本体に組合わせるものであり、着用者の頭の大きさに応じて帽子本体の周方向長さを調節するものではない。
特許文献6に開示された帽子では、帽子の着用者の頭の大きさに応じて帽子本体の周方向長さを長くしたり縮めたりして調節する構造としている。そのため、特許文献6に開示された帽子の着用者は、頭の大きさに合わせて周方向長さが縮められた帽子本体を被ることになり、このような帽子本体により頭を押さえ付けられ、快適な着用感が得られないという問題がある。
また、特許文献6に開示された帽子によれば、帽子の頭部を覆う頭頂部を帽子本体から取外すことによりサンバイザータイプの帽子としたり、頭頂部を帽子本体に取付けることにより、頭頂部のある普通の帽子として使用することについての配慮がされておらず、このように使用することができないという問題がある。
本考案は、上述した従来技術に付随する問題をなくし、着用者が不快な締付け感を受けることなくスッポリと被ることができ、所謂PTO(着用場所、着用する季節や時間帯、着用時の服装等)に応じて、サンバイザー(目庇のみを有する帽子)のような帽子としたり、頭頂部を有する通常の帽子の形態とし、さらには、素材、色、柄を変えて、幾通りにも使用できるようにした帽子を提供することを目的とする。
本考案においては、硬い可撓性の生地からなり着用者の頭部に被せられるつば本体、覆い布止め具により該つば本体の上に着脱可能な柔軟な布製のつば覆い布、および前記つば本体に着脱可能な頭頂部覆い布からなり、前記つば本体の後端部が開いており、該つば本体の開いた両後端部が長さ調節可能なゴム部材によりつながっており、前記つば覆い布が前記ゴム部材をカバーする延長部材を具備し、該延長部材の先端部と該先端部に対向する前記つば覆い布の箇所とを係合する延長部材止め具を有していることを特徴とする帽子により、上述の目的を達成する。
前記つば本体の両後端部に前記ゴム部材の端部がそれぞれ取着され、該ゴム部材の両端部間に該ゴム部材の長さを調節する部材が取付けられていることが好ましい。また、つば本体の両後端部に複数のゴム部材を平行に取着してもよい。
前記頭頂部覆い布が、前記つば覆い布に縫い付けられていてもよいし、前記つば覆い布に頭頂部覆い布止め具により着脱自在に取付けられていてもよい。
前記つば本体が着用者の頭部に係合する立上がり部を具備しており、該立上がり部の内側に着用者の汗を吸取る汗止め材が設けられていることが好ましい。
前記つば覆い布は筒状に形成されており、前記つば本体を筒状としたつば覆い布により包み込んでいることにより、つば覆い布が風によりあおられることがないようにすることが好ましい。この場合に、着用者の額側のつば覆い布が着用者の額に接触するようにして、汗止め材を省略できる。
前記延長部材が、着用者の後頭部または首部を覆う大きさを有し、前記つば覆い布と一体でもよいし、或いは別体に作られ、つば覆い布に縫付けられまたは着脱可能に取付けられていてもよい。
本考案の帽子は、着用者の頭部に被せられる硬い可撓性の生地からなるつば本体、覆い布止め具によりつば本体の上に着脱可能な柔軟な布製のつば覆い布、およびつば本体に着脱可能な頭頂部覆い布から構成されている。このため、つば覆い布および/または頭頂部覆い布を、つば本体に、適宜、取付け、または取外すことができる。
これにより、所謂PTO(着用場所、着用する季節や時間帯、着用時の服装等)に応じて、頭頂部覆い布をつば本体から外して、本考案は、サンバイザー(目庇のみを有する帽子)のような帽子とすることができる。一方、頭頂部覆い布をつば本体に取付けることにより、本考案は頭頂部を有する通常の帽子の形態とすることができる。
本考案においては、つば本体の上につば覆い布を取付けることにより、全体として日除け効率(遮光効率)を高めることができる。
さらに、本考案は、つば覆い布や頭頂部覆い布に夏用生地や秋冬用生地を使用して何種類も用意したり、適宜飾りを付けたり、頭頂部覆い布に彩色したり模様を描いたりすることもできる。このようにして、つば覆い布や頭頂部覆い布を取付けたり、交換することにより、種々の雰囲気とすることができ、着用場所、着用する季節や時間帯、着用時の服装等に応じて、一つの帽子を幾通りにも使用できる。
本考案においては、つば本体の後端部が開いており、つば本体の開いた両後端部が長さ調節可能なゴム部材によりつながっている。このため、帽子の着用者の頭の大きさに応じて帽子本体の周方向長さを長くしたり縮めたりして調節する構造となっている従来の帽子のように、着用者は頭の大きさに合わせて周方向長さが縮められた帽子本体により押さえ付けられることがない。すなわち、本考案においては、ゴム部材が着用者の頭の周囲長に応じて伸縮して、つば本体が帽子の着用者の頭をソフトに押さえるので、快適な着用感が得られる。
また、本考案においては、つば覆い布がゴム部材をカバーする延長部材を具備し、延長部材の先端部と先端部に対向するつば覆い布の箇所とを係合する延長部材止め具を有している。このため、本考案においては、つば本体の開いた両後端部やゴム部材が露出せず、見栄えがよい帽子が得られる。
特に、つば本体の両後端部にゴム部材の端部がそれぞれ取着され、ゴム部材の両端部間にゴム部材の長さを調節する部材が取付けられていることが好ましい。このような構造とすることにより、着用者の着用感を損ねることなく、つば本体の大きさの調節が容易に行える。また、つば本体の両後端部に複数のゴム部材を平行に取着してもよく、この場合に複数のゴム部材の長さを変えることにより、つば本体のつばの向きを容易に所望方向とすることができる。
前記頭頂部覆い布が、前記つば覆い布に縫い付けられていてもよいし、前記つば覆い布 本考案の延長部材は、着用者の後頭部または首部を覆う大きさを有しており、着用者の後頭部または首部の日焼けを防止するようになっていることが好ましい。この場合に、容易に製作にするために、延長部材は、つば覆い布と別体に作られて、つば覆い布に縫付けられ、または着脱可能に取付けられていることが好ましい。
また、つば覆い布を筒状にして、つば本体をスッポリ覆うようにした場合は、強風が吹いてもつば覆い布が風にあおられることがない。
本考案の帽子の使用状態を示す斜視図であり、(a)はつば本体の上につば覆い布を取付け、頭頂部覆い布を外してサンバイザータイプとした状態を示し、(b)はつば本体の上につば覆い布と頭頂部覆い布とを取付けて、通常の帽子の形態とした状態を示す。 本考案の帽子に用いるつば本体の一実施例の斜視図である。 本考案の帽子に用いるつば覆い布の一実施例の平面図である。 頭頂部覆い布とつば覆い布を、つば本体に取付けた本考案の帽子の実施例の側面図であり、(a)においては頭頂部覆い布がつば覆い布に縫い付けられ、(b)においては頭頂部覆い布がつば覆い布に頭頂部覆い布止め具により着脱可能に取付けられている。 本考案に係る帽子のつば本体およびつば覆い布の後端部付近を示す拡大図であり、(a)はつば覆い布に設けられた延長部材を開いた状態、(b)はつば覆い布を取外した状態のつば本体、(c)はつば覆い布の延長部材を閉じた状態を示し、(d)はつば本体に設けられるゴム部材の長さ調節部材の一実施例の拡大斜視図である。 本考案に係る他の実施例における帽子のつば覆い布の後端部を示す拡大図であり、(a)においては大きな延長部材が開いており、その一部分のみが示されており、(b)においては延長部材を閉じて、この実施例の帽子を着用した状態の側面図としている。 本考案に係るつば本体の一実施例の断面図である。 本考案に係るつば覆い布を別の方法によりつば本体へ取着した実施例の一部を示す断面図である。
以下、本考案の実施例を図示した添付図面を参照して、本考案を詳細に説明する。
図1は、本考案の帽子の使用状態を示す斜視図であり、(a)はつば本体の上につば覆い布を取付け、頭頂部覆い布を外してサンバイザータイプとした状態(髪の毛Hが見えている)を示し、(b)はつば本体の上につば覆い布と頭頂部覆い布とを取付けて、通常の帽子の形態とした状態(髪の毛は頭頂部覆い布の中に入っていて見えない)を示す。
図1(a)、(b)において、本考案に係る帽子20は、着用者の頭に装着されるつば本体1を含んでいる。つば本体1は、ポリエステル、アクリルなどの合成繊維の生地、好ましくは、ポリエステル、アクリルなどのモノフィラメントなどの太めの糸をネット状に編んで製作した比較的網目が粗く硬い可撓性のネットからなっている。
このような生地から、着用者の頭部形状に合わせて、図2に示すように、ネット1eからなり、後端部1aが開き、外周部1cおよび内周部1dからなる馬蹄形状のつば本体1を製作する。
すなわち、生地を、着用者の頭部形状に合わせて、馬蹄形状に裁断し、接触した際に傷が付かないように馬蹄形状の外周部1cに縁かがり等の仕上げ処理をする。または、略長方形形状をした生地を、馬蹄形状の外周部1cとなる長手方向の折曲げ線に沿って折曲げ線の回りに緩く折曲げつつ長手方向の両端部を縮縫(いせ)て互いに縫い合わせて内周部1dとする。なお、図2に示すようにつば本体1の目庇部のつばを他の箇所のつばよりも広くしてもよいが、つば本体1のつばを略一様な幅としてもよい。
着用者が本考案の帽子を着用した際に、着用者の頭部に接するつば本体1の内周部1dを、つば本体1のつばに対して直角または直角に近い角度をなして立上げさせて3〜5cm程度の適宜の幅hの立上がり部1bとし、着用者の頭部に係合するようにしている。なお、本実施例の立上がり部1bはつば本体1と同様にネット1eにより製作されているが、図示を明瞭にするために、図2においては立上がり部1bの斜線は省略している。
図1(a)、(b)において、つば本体1の上に、レース生地や通常の織物または編物生地製でつば本体1よりも柔軟な布のつば覆い布2を、覆い布止め具3(図2、図3参照)により着脱可能に取付けている。
本考案の帽子をサンバイザーのように使用する場合には、つば覆い布2は、つば本体1のネット生地に比較して柔軟なものとすることが好ましく、レースなどであると夏らしくて好ましい。
一方、本考案の帽子を、頭頂部を有し通常の帽子のように使用する場合には、つば覆い布2は、通常の織物または編物生地としてもよい。
また、図3につば覆い布2の実施例を示す。この実施例においては、つば覆い布2は、つば本体1と同様に、馬蹄形状としている。しかし、本考案のつば本体1の立上がり部1bに係合する楕円状開口を有する楕円形状としてもよい。また、つば覆い布2に、適宜、飾り花のような飾り2aを付けてもよい。
上述した覆い布止め具3としては、つば本体1とつば覆い布2とにそれぞれ取付けられた凹凸のホックの組合せ、ボタンとボタン穴の組合せ、面状ファスナーテープなどとすることができる。
覆い布止め具3の一実施例として、例えば凸ホック3aを図2に示すようにつば本体1に設け、凹ホック3bを図3に示すようにつば覆い布2に設けている。
つば覆い布2をつば本体1の上に取付けることにより、つば本体1のみの場合に比較して、よりお洒落な雰囲気にできるとともに、日除け効率(遮光効率)を高めることができる。さらに、つば覆い布2として、日除け効率(遮光効率)がつば本体1のものより大きいものを選択することにより、日除け効率(遮光効率)をさらに一層高められる。
さらに、図1(b)に示す実施例においては、つば本体1に頭頂部覆い布4を着脱可能に取付けている。
この場合に、図4(a)に示すように、頭頂部覆い布4が、つば覆い布2に縫い目4aで縫い付けられていて、つば覆い布2とともに頭頂部覆い布4が、覆い布止め具3により、つば本体1に着脱可能であってもよい。または、図4(b)に示すように、頭頂部覆い布4が、つば覆い布2に頭頂部覆い布止め具5により着脱自在に取付けられていて、つば覆い布2とともに頭頂部覆い布4が、覆い布止め具3により、つば本体1に着脱可能であってもよい。
頭頂部覆い布止め具5としては、覆い布止め具3と同様な、つば覆い布2と頭頂部覆い布4とにそれぞれ取付けられた凹凸のホックの組合せ、ボタンとボタン穴の組合せ、面状ファスナーテープなどとすることができる。
頭頂部覆い布4は、つば覆い布2と同様に、レース生地や通常の織物または編物生地としてもよい。
また、頭頂部覆い布4に、つば覆い布2と同様に、適宜、飾り花のような飾り2aを付けてもよい。また、頭頂部覆い布4が織物または編物生地からなる場合に、織りもしくは編みまたは染色により適宜の模様を生地に付けてもよい。
つば本体1の後端部1aは、図2および図5(b)に示す実施例においては、つば本体1のつば部および立上がり部1bの後端部1aが互いに開いている。
ゴム部材(好ましくは平たいゴム紐)6を準備し、ゴム部材6の両端部6a、6bをそれぞれ、図5(b)に示すように、つば本体1の立上がり部1bの開いた両後端部1a、1aに縫着する。次いで、ゴム部材6の両端部6a、6b間にゴム部材の長さ調節部材11を取付ける。なお、実施例のように、つば本体1の立上がり部1bの開いた両後端部1a、1a間に2本(またはそれ以上)のゴム部材6を平行に設け、それぞれのゴム部材6にゴム部材の長さ調節部材11を設けることが好ましいが、ゴム部材6の本数を1本としてもよい。
また、ゴム部材6のつば本体1への取着方法は、上述した縫着のほか、凹凸のホックの組合せ、ボタンとボタン穴の組合せ、面状ファスナーテープなどとすることができる。
図示した長さ調節部材11は、図5(d)に示すように、中空筒体12と、摺動体13と、スプリング14とからなっている。中空筒体12の一端には、底12cが形成され、中空筒体12の対向する中空壁面12aに開口12aaが形成されている。摺動体13は、中空筒体12の中空部12bに沿って摺動可能で且つ中空筒体12の開口12aaに対応する開口13aを有する。スプリング14は、中空筒体12の底12cと中空筒体12に挿着された摺動体13との間に装着されており、摺動体13を中空筒体12の反底側に付勢する。
この長さ調節部材11においては、スプリングの付勢力に抗して摺動体13を押し込んだ状態で、閉ループ状部分のゴム部材6を折返したままで、中空筒体12の開口12aaから摺動体13の開口13aへ、さらに中空筒体11の他の開口12aaに通し摺動体13を所定位置とし、摺動体13の押圧を解くことにより、所定のゴム部材6の長さとする。このようにして、ゴム部材6の長さを着用者の頭の周囲長に応じて調節して、ゴム部材6の弾性力により、つば本体1が帽子の着用者の頭をソフトに押さえるようにするので、快適な着用感が得られる。
なお、本考案のゴム部材の長さ調節部材は上記のものに限定されず、他の公知のものを用いることもできる。
図5(a)につば覆い布2の実施例を示す。この実施例においては、つば覆い布2は、つば本体1と同様に、後端部2b、2cが開いた馬蹄形状としている。長さ調節部材11のゴム部材6をカバーするために、延長部材7の一端部7bがつば覆い布2の開口部2bに、縫い目7cにより縫着されている。
延長部材7の先端部7aに、ホックからなる延長部材止め具8aが設けられている。また、図5(c)において延長部材7の先端部7aに対向するつば覆い布2の開口部2cの近傍に、ホックからなる延長部材止め具8bが設けられている。
本実施例においては、前述のように、つば覆い布止め具3により、つば覆い布2をつば本体1に取付けて、延長部材止め具8の係合を解くと、図5(a)に示すように、延長部材7は開く。一方、延長部材止め具8を係合させると、図5(c)に示すように、延長部材7が閉じる。
図5(a)のように、つば覆い布2の延長部材7を開いた状態で、図5(d)に示されるつば本体1のゴム部材の長さ調節部材11を操作してゴム部材6を所定の長さとする。また、図5(c)のように、つば覆い布2の延長部材7を閉じると、つば本体1のゴム部材の長さ調節部材11が隠れて見栄えが良くなる。
なお、延長部材止め具8としては、上述の凹凸のホックの組合せに限られず、ボタンとボタン穴の組合せ、面状ファスナーテープなどの、公知のものとすることもできる。
上記実施例においては、延長部材7が、つば覆い布2と別体に作られ、つば覆い布2に縫付けられいた。しかし、延長部材7が、つば覆い布2に着脱可能に取付けられていてもよく、或いは、つば覆い布2と一体に形成されていてもよい。
また、図6に示すように、本考案の延長部材7が、着用者の後頭部または首部を覆う大きさを有することが好ましく、このようにすることにより、着用者の後頭部または首部を覆い、その部分の日焼けを防ぐことができる。
図7に示す本考案の実施例においては、つば本体1の立上がり部1bの内側の着用者の額が当たる箇所に、木綿やレーヨンなどの不織布や織物をテープ状としたものからなり、着用者の汗を吸取る汗止め材9が接着または縫着により設けられている。
前述した実施例と同様に、図7に示す実施例においても、覆い布止め具3により柔軟な布製のつば覆い布2がつば本体1の上に着脱可能であり、頭頂部覆い布4がつば本体1に直接にまたはつば覆い布2を介してつば本体1に着脱可能である。
図8に示す実施例においては、柔軟な生地からなるつば覆い布2は、幅方向の端部が縫合わされて長さ方向の両端が開いた筒状に形成されている。
この実施例においては、ゴム部材6の両端部6a、6bを、つば本体1の両端部1a、1bに縫着などにより固着する代りに、前述したように凹凸のホックの組合せ、ボタンとボタン穴の組合せ、面状ファスナーテープなどを採用してつば本体1の両端部1a、1bに着脱可能に取着し、一旦、ゴム部材6の一方の端をつば本体1から外してつば本体1の両端部を開いた状態とし、筒状のつば覆い布2につば本体1を挿入し、その後に、ゴム部材6をつば本体1に係合することにより、筒状のつば本体1をゴム部材6に簡単に挿着できる。
筒状としたつば覆い布2によりつば本体1のつばおよび立上がり部1bを包み込んでおり、つば覆い布2の着用者の額側の部分2dが着用者の額に接触するので、図7に示した汗止め材9を省略することができる。また、つば覆い布2が風によりあおられることが防止できる。
前述した実施例と同様に、図8に示す実施例においても、頭頂部覆い布4がつば本体1に直接にまたはつば覆い布2を介してつば本体1に着脱可能である。
1 つば本体
1a つば本体の後端部
1b つば本体の立上がり部
1c つば本体の外周部
1d つば本体の内周部
1e ネット
2 つば覆い布
2b、2c つば覆い布の後端部
3 覆い布止め具
3a 凸ホック
3b 凹ホック
4 頭頂部覆い布
5 頭頂部覆い布止め具
6 ゴム部材
7 延長部材
8 延長部材止め具
8a、8b ホック
9 汗止め材
11 ゴム部材の長さ調節部材
12 中空な筒体
12a 中空壁面
12aa 開口
12b 中空部
12c 底
13 摺動体
13a 開口
14 スプリング
20 本考案に係る帽子

Claims (8)

  1. 硬い可撓性の生地からなり着用者の頭部に被せられるつば本体、覆い布止め具により該つば本体の上に着脱可能な柔軟な布製のつば覆い布、および前記つば本体に着脱可能な頭頂部覆い布からなり、前記つば本体の後端部が開いており、該つば本体の開いた両後端部が長さ調節可能なゴム部材によりつながっており、前記つば覆い布がゴム部材をカバーする延長部材を具備し、該延長部材の先端部と該先端部に対向する前記つば覆い布の箇所とを係合する延長部材止め具を有していることを特徴とする帽子。
  2. 前記つば本体の両後端部に前記ゴム部材の端部がそれぞれ取着され、該ゴム部材の両端部間に該ゴム部材の長さを調節する部材が取付けられていることを特徴とする請求項1に記載の帽子。
  3. 前記頭頂部覆い布が前記つば覆い布に縫い付けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の帽子。
  4. 前記頭頂部覆い布が頭頂部覆い布止め具により前記つば覆い布に着脱自在に取付けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の帽子。
  5. 前記つば本体が着用者の頭部に係合する立上がり部を具備しており、該立上がり部の内側に着用者の汗を吸取る汗止め材が設けられていることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の帽子。
  6. 前記つば覆い布は筒状に形成されており、前記つば本体を筒状のつば覆い布により包み込んでいることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の帽子。
  7. 前記延長部材が、着用者の後頭部または首部を覆う大きさを有し、前記つば覆い布と別体に作られ、該つば覆い布に縫付けられまたは着脱可能に取付けられていることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の帽子。
  8. 前記延長部材が、着用者の後頭部または首部を覆う大きさを有し、前記つば覆い布と一体に作られていることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の帽子。
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