JP7465529B2 - 帽子 - Google Patents
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Description
着用者の頭部を覆う半球状のクラウンと、
クラウン前部の下縁から前方に突出して設けられた前鍔と
を備えた帽子であって、
クラウン後部の下縁に後側切欠部を有し、
通気性を有するベンチレーション用メッシュ生地が、クラウン後部の内側に重なる状態で、後側切欠部の周辺に設けられ、
クラウン後部における後側切欠部との境界となる端縁(以下「クラウン後部の切欠端縁」という。)に、ベンチレーション用メッシュ生地に縫合されない非縫合区間が設けられ、
後側切欠部の周辺の空気を前記非縫合区間からベンチレーション用メッシュ生地とクラウン後部との隙間に導入、又は、クラウン内部の空気を、ベンチレーション用メッシュ生地とクラウン後部との隙間を通じて前記非縫合区間から排出できるようにした
ことを特徴とする帽子
を提供することによって解決される。
クラウン10は、図1に示すように、半球状を為している。クラウン10は、通常、複数枚の生地を繋ぎ合わせることによって形成される。本実施形態の帽子においても、クラウン左前部11を形成する生地と、クラウン右前部12を形成する生地と、クラウン左横部13を形成する生地と、クラウン右横部14を形成する生地と、クラウン左後部15を形成する生地と、クラウン右後部16を形成する生地との計6枚の生地(れんげ)を繋ぎ合わせることによって、クラウン10を形成している。以下においては、クラウン左前部11及びクラウン右前部12を「クラウン前部11,12」と表記し、クラウン左横部13及びクラウン右横部14を「クラウン横部13,14」と表記し、クラウン左後部15及びクラウン右後部16を「クラウン後部15,16」と表記することがある。
前鍔20は、クラウン前部11,12の下縁から前方に突出して設けられている。本実施形態の帽子においては、図6に示すように、前鍔20を、前鍔20の保形を行う保形芯21と、保形芯21の上側を覆う上側生地22a,22bと、保形芯21の下側を覆う下側生地23とで構成している。保形芯21は、樹脂やエラストマーや厚紙等、ある程度の厚みと硬さを有する素材で形成される。また、上側生地22aは、薄手のメッシュ生地となっており、上側生地22bは、厚手のメッシュ生地となっている。さらに、下側生地23は、薄手のメッシュ生地となっている。
前立て30は、保形性を有するメッシュ生地によって形成されている。前立て30の縁部には、縁取りを施しており、解れが生じないようにしている。一般的な前立て付きの帽子では、前立て30は、その下縁全体を、クラウン10に対して縫着されるところ、本実施形態の帽子では、クラウン前部11,12の下縁中央部に前側切欠部10bを設けたため、前側切欠部10bが存在する区間では、前立て30の下縁をクラウン10に縫着することができない。このため、本実施形態の帽子では、前立て30の下縁は、その左右両端部(図1における区間δ)では、クラウン10に対して縫着しているものの、その間の区間(前側切欠部10bが存在する区間)では、クラウン10に対して縫着せず、前鍔20の基端縁(後端縁)に対して縫着している。
ビン皮40は、図3に示すように、クラウン10の内側でクラウン10の下縁に沿って環状に設けられた帯状の素材となっている。図6に示すように、ビン皮40の下縁は、クラウン10の下縁に沿って縫着(固着)される。前立て30は、クラウン10とビン皮40との間に挟まれた状態に設けられる。ビン皮40の上縁部は、クラウン10に対して縫着されておらず、ふらされた状態となっている。
サイズ調節ベルト50は、クラウン10の下縁の周長を、帽子の着用者の頭囲に応じて調節するためのものとなっている。サイズ調節ベルト50は、従来の帽子で採用されている各種のものを用いることができる。本実施形態の帽子では、サイズ調節ベルト50を、左右一対のベルトで構成している。一方のベルトには、複数の凸部が所定間隔で設けられており、他方のベルトには、複数の凹部(前記凸部に嵌合可能な凹部)が所定間隔で繰り返し設けられている。このサイズ調節ベルト50は、嵌合させる凹凸を切り替えることによって、長さを調節することができるものとなっている。
続いて、上記の帽子の製造方法について説明する。既に述べたように、一般的な前立て付きの帽子では、クラウン10に対して前立て30と前鍔20とを同時に縫着するところ、本発明に係る帽子を製造する際には、クラウン10に対して前立て30が位置ずれしないようにクラウン10に対して前立て30を縫着する前立て位置決め工程を行ってから、クラウン10に対して前鍔20を縫着する前鍔縫着工程を行うようになっている。これにより、前鍔縫着工程で前鍔20とクラウン10とをミシン掛けする際に、ミシンの操作者が手で押さえなければならない部材の数を少なくすることができる。
クラウン第一部分形成工程は、図7に示すように、クラウン前部11,12を構成する2枚の生地(れんげ)を繋ぎ合わせたクラウン第一部分10cを得る工程である。図7は、本発明の帽子におけるクラウン10を下方から見た状を示した底面図であって、クラウン10に対して前立て30等を縫着する前の状態を示した図である。クラウン左前部11とクラウン右前部12との縫合部分には、内側から裏打ちテープ(バイアステープ)を縫着している。
クラウン第二部分形成工程は、図7に示すように、クラウン横部13,14及びクラウン後部15,16を構成する複数枚の生地(れんげ)を繋ぎ合わせたクラウン第二部分10dを得る工程である。ベンチレーション用メッシュ生地縫着工程は、ベンチレーション用メッシュ生地60をクラウン10に対して縫着する工程である。本実施形態においては、クラウン第二部分形成工程を行う際に、ベンチレーション用メッシュ生地縫着工程も行うようにしている。
クラウン全体形成工程は、図7に示すクラウン第一部分10cとクラウン第二部分10dとを縫合し、図8に示すように、半球状のクラウン10を得る工程である。また、前立て位置決め工程は、クラウン10に対して前立て30が位置ずれしないようにクラウン10に対して前立て30を縫着する工程である。図8は、本発明の帽子におけるクラウン10を下方から見た状態を示した底面図であって、クラウン10に対して前立て30等を縫着した後の状態を示した図である。本実施形態においては、クラウン全体形成工程を行う際に、前立て位置決め工程も行うようになっている。
前鍔縫着工程は、クラウン10の下縁に対して前鍔20を縫着する工程である。また、ビン皮縫着工程は、クラウン10の下縁に対してビン皮40を縫着する工程である。本実施形態においては、前鍔縫着工程を行う際に、ビン皮縫着工程も行うようになっている。
マーク入れ工程は、クラウン前部11,12にマーク70(図1)を入れる工程である。これにより、帽子の意匠性を高めることができる。マーク70は、通常、クラウン前部11,12における、その内側(裏側)に前立て30が重ねられる範囲に施される。マーク70は、熱転写等によって入れてもよいが、本実施形態においては、刺繍により入れている。この刺繍は、クラウン前部11,12及び前立て30を貫通した状態で行う。これにより、刺繍を施した部分(前立て30の中央部分)でも、クラウン前部11,12に対して前立て30を縫合することができ、クラウン前部11,12に対して前立て30をさらにしっかりと固定することができる。
以上のように、本実施形態の帽子の製造方法では、前立て位置決め工程において、クラウン10に対して前立て30を位置ずれしないように縫着してから、その後に行われる前鍔縫着工程において、クラウン10に対して前鍔20を縫着するようにしたことから、その前鍔縫着工程で前鍔20とクラウンとをミシン掛けする際に、ミシンの操作者が前立て30を手で押さえなくて済む。したがって、前立て30を備えた帽子であっても容易に製造することができる。
本発明の製造方法で製造された帽子は、その用途を特に限定されず、各種の用途で用いることができる。なかでも、暑い環境下で着用されることが多い運動帽や作業帽や通学帽として好適に用いることができる。特に、野球帽として好適である。野球帽は、クラウンの前面部の内面に沿って前立てが設けられることが一般的であり、本発明の帽子に係る構成を無理のない自然な状態で実現することができるからである。
10a 後側切欠部(切欠部)
10b 前側切欠部(切欠部)
10c クラウン第一部分
10d クラウン第二部分
11 クラウン左前部(クラウン前部)
12 クラウン右前部(クラウン前部)
13 クラウン左横部(クラウン横部)
14 クラウン右横部(クラウン横部)
15 クラウン左後部(クラウン後部)
16 クラウン右横部(クラウン後部)
20 前鍔
20a 空気透過部
21 保形芯
22a 上側生地
22b 上側生地
23 下側生地
30 前立て
40 ビン皮
50 サイズ調節ベルト
60 ベンチレーション用メッシュ生地
61 露出部
62 非露出部
70 マーク
Claims (5)
- 着用者の頭部を覆う半球状のクラウンと、
クラウン前部の下縁から前方に突出して設けられた前鍔と
を備えた帽子であって、
クラウン後部の下縁に後側切欠部を有し、
通気性を有するベンチレーション用メッシュ生地が、クラウン後部の内側に重なる状態で、クラウン後部における後側切欠部よりも左側に位置する部分の下縁(以下「クラウン後部の左側下縁」という。)から、クラウン後部における後側切欠部よりも右側に位置する部分の下縁(以下「クラウン後部の右側下縁」という。)に至るまで、クラウン後部における後側切欠部との境界となる端縁(以下「クラウン後部の切欠端縁」という。)に沿って帯状に設けられ、
クラウン後部の切欠端縁に、ベンチレーション用メッシュ生地に縫合されない非縫合区間が設けられ、
後側切欠部の周辺の空気を前記非縫合区間からベンチレーション用メッシュ生地とクラウン後部との隙間に導入、又は、クラウン内部の空気を、ベンチレーション用メッシュ生地とクラウン後部との隙間を通じて前記非縫合区間から排出できるようにした
ことを特徴とする帽子。
- ベンチレーション用メッシュ生地が、クラウン後部の左側下縁及び右側下縁に対して縫着された請求項1記載の帽子。
- ベンチレーション用メッシュ生地が、クラウン後部の切欠端縁の中間部周辺に対してスポット的に縫着された請求項1記載の帽子。
- ベンチレーション用メッシュ生地に、クラウン後部の切欠端縁から下側に露出する露出部が設けられた請求項1~3いずれか記載の帽子。
- 後側切欠部が半円状に形成され、
前記露出部が、クラウン後部の切欠端縁に沿って円弧状に形成された
請求項4記載の帽子。
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