JP2006500863A - チャネル事前選択周波数マルチプレクサの低ノイズコンバータを有する電波中継局 - Google Patents
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Abstract
電波中継局7は、1以上のユーザユニット3へのチャネルを含む信号帯を提供するための低ノイズコンバータ2を備える。この低ノイズコンバータは、1以上のユーザ事前選択されたチャネルをユーザユニット3へ多重化するための周波数多重化手段6を含む、低ノイズチャネルコンバータ2として配置されている。低ノイズチャネルコンバータ2における事前選択の効果により、電波中継局7とユーザユニット3との間の接続は、単一通信媒体5、一般的に既に設置されている同軸ケーブル5、のみを含む。例えば、あるテレビプログラムを見るための、そして、同時に他のプログラムを記録するための要求されたチャネルは、事前選択され、低ノイズブロックの側で1つのケーブルに入力される。
Description
本発明は、1つ以上のユーザユニット(user unit)へのチャネルを含む信号帯の提供のための低ノイズコンバータ(low noise converter)を備えた電波中継局(head end)に関し、このような電波中継局を備えた衛星受信システム(satellite receiver system)に関する。
このような電波中継局と衛星受信システムとは、EP-A-0 582 023.から知られている。この公知の衛星受信システムは、アンテナが接続され、そして低ノイズブロック(low noise block)または低ノイズコンバータとして知られている簡単なLNBによって構成された電波中継局を備えている。ユーザにある、現在に近いユーザテレビセットであれば、各々のLNBは、受信した衛星信号帯域を変換する、しばしはセットトップボックス(set-top box)と称される多くのユーザ制御受信ユニットに連結されている。そこで記述された4人のユーザのケースの場合、4つの受信装置と関連した個々の復調器とが接続されている。これらの受信装置は、単一共通ケーブルを通して個々のユーザに連結されている。求められたプログラムまたはチャネルのユーザによる選択は、各々の受信装置に付随する制御装置で実行される。
先行技術の衛星受信システムは、例えば、ユーザは一方のプログラムを見たいと要求しまたはインターネット接続を要求し、そして、同時に他方のプログラムの記録を要求する、ユーザが多様なサービスを要求する、例えば求められた多面的なユーザの拡大のケースでは、不順応性がもたらされる点で不利である。
それ故、改良されるとともにより順応的な、多様なユーザ受信に関する性能が拡大された電波中継局および衛星受信システムを提供することが本発明の目的である。
それに対し、本発明による電波中継局は、ユーザユニットへの1つ以上のユーザ事前選択チャネルを多重化するための周波数多重化手段を含む低ノイズコンバータは、 低ノイズチャネルコンバータ(low noise channel converter)として配置されることを特徴とする。
同様に、本発明による衛星受信システムは、そのような電波中継局を備え、この衛星受信システムは、1以上のユーザユニットに連結された低ノイズチャネルコンバータをさらに備えることを特徴とする。
本発明による電波中継局および衛星受信システムは、低ノイズチャネルコンバータの側の要求されたプログラムまたはチャネルの事前選択により、異なったユーザが選択したプログラムは、ユーザによって同時に受信される点で有利である。基本的に、LNBは、ここではチャネルコンバータとして動作し、すべての信号帯の代わりに要求されたチャネルのみが、ユーザユニットへの通信媒体でRF多重化される。言い方をかえると、低ノイズチャネルコンバータは、電波中継局において、チャネルの変換を行う。これは順応性と多様なユーザの申し出とを拡張し、加えて、ある普通の既に現存する通信媒体が使用される。それ故、拡張したユーザの申し出にもかかわらず、追加の通信手段は、衛星受信システムのユーザ端で、電波中継局と、ユーザユニットまたはセットトップボックスと、の間に配置されなくてもよい。
さらに、周波数多重化手段は、コストの削減に反して、電波中継局や衛星受信システムで実現することが単純でかつ簡単である。
本発明による電波中継局や衛星受信システムのさらなる利点は、実際に要求されたチャネルがこの媒体に入力されたときのみ、提供された解法が、ユーザユニットへの受信機および通信媒体の減らされた線形性の要求をもたらすことである。
本発明による衛星受信システムの実施例は、低ノイズチャネルコンバータとユーザユニットとの間の連結は、単一の通信媒体、一般的な同軸ケーブル、を含むことを特徴とする。
ユーザの家庭環境で、既に取付けられ、受け入れられ、集積された1つの同軸ケーブルは、困難で高価な適応または拡張を必要としない点で有利である。
本発明に各々従った電波中継局および衛星受信システムのさらなる実施例は、低ノイズチャネルコンバータに連結された局部発振手段を備えることを特徴とする。
低ノイズチャネルコンバータにあるそれらの局部発振手段は、通信媒体の上方アンテナ終端で周波数変換および事前選択を促進する。
本発明に各々従った電波中継局および衛星受信システムのよりさらなる実施例は、局部発振手段が、可変局部発振周波数(variable local oscillator frequency)を供給するために配置されることを特徴とする。
可変局部発振周波数を供給することにより、通信媒体またはケーブルのチャネル周波数は、自由に指定されることができる。
本発明に各々従った電波中継局および衛星受信システムの他の実施例は、局部発振手段が、1つ以上のフェイズロックループを備えることを特徴とする。
そのようなフェイズロックループの周波数の正確な、小型化の、低電力消費の集積回路実装は、容易に実行可能である点で有利である。
したがって、本発明による衛星受信システムによれば、電波中継局は、合成回路を含み、衛星受信システムは、この合成回路に接続された1つ以上のさらなる低ノイズコンバータの並列配置をさらに備えることを特徴とする。
本発明による衛星受信システムの利点は、そのような合成回路は、さらなるスレーブLNチャネルコンバータ(further slave LN channel converter)に関係せず、さらなる低ノイズ(LN)チャネルコンバータは、あるマスタ電波中継局に存在する1つの合成回路を使用するので、追加の順応性を提供することである。
代替的には、すべてのLNチャネルコンバータを同等に保持することは有利である。
本発明による衛星受信システムの他の実施例は、各々の更なる低ノイズチャネルコンバータが、個々のユーザ事前選択受信チャネルをオンするための更なる局部発振手段が備えられていることを特徴とする。
それらの局部発振手段は、異なったLNチャネルコンバータから単一通信ケーブルに出力される受信チャネルの混合を許容する点で有利である。
ここで、本発明による電波中継局と衛星受信システムは、添付された図面への参照が為されるとき、さらなるそれらの追加の有利さとともに、説明される。
図1は、アンテナ8に連結された低ノイズ(LN)コンバータ2の形の、低ノイズコンバータを備えた衛星受信システム1を示す。この衛星受信システム1は、普通、1つ以上のRFパワースプリッタ(RF power splitter)4を通して、LNチャネルコンバータ2に連結された1つ以上のユーザユニット3をさらに備えている。このユーザユニット3はまた、セットトップボックス(set-top box)と称される。これらのユニット3は、標準的に、ラジオ、テレビジョンセットTV、ビデオ装置などへのユーザが選択した入力信号を提供することができる。ユーザは、誰もが見たりビデオに記録したりしたいプログラムを運用するチャネルを選択することができる。図1に示すような衛星受信システム1の実施例において、LNチャネルコンバータ2とユーザユニット3との間の連結は、ここでは、単一の同軸ケーブル5の形の、単一の通信媒体を備えている。図示するLNチャネルコンバータ2は、図2において細部が示されている周波数多重化手段6を含む。この手段6は、ユーザユニット3にLNチャネルコンバータ2で1つ以上の事前選択されたチャネルを多重化する。このように、通常、LNチャネルコンバータ2とユーザユニット3との間にすでに配置された、単一の通信媒体またはケーブル5は、非常に多くの種類のプログラムを受信するのに用いられることができる。このように、すべてのGHz衛星周波数帯ではなく、要求されたチャンネルの事前選択は、ユーザユニット3に伝達される。LNチャネルコンバータ2の側における多重化手段6によるプログラムの事前選択は、LNチャネルコンバータ2とユーザユニット3との間のより硬く高価な通信ケーブル5の追加要求を回避する。ユーザユニット3とLNチャネルコンバータ2との間ではなく、空中を通した通信のいくつかの形式は、LNチャネルコンバータ2における要求された事前選択のための必要なデータを送信するのに用いられることができる。ユーザユニット3からLNチャネルコンバータ2への上流に向かう通信に適したプロトコルは、デジタル衛星機器制御(Digital Satellite Equipment Control(DiSEqC ))プロトコルである。
図2は、衛星受信システム1の細部を概略的に示す。図示されるシステム1は、アンテナ8を開示しており、このアンテナ8の個々の水平の出力信号Hと垂直の出力信号Vとが個々に概略的にのみ図示された低ノイズの、例えば、GaAs増幅器9とフィルタ10に送られる。断路器/スイッチ11を通過した後、周波数多重化手段6はさらに変換し、単一ケーブル5に選択されたチャネルを入力するためにプログラム周波数を選択する。周波数多重化手段6は、通常、通信媒体5の通過帯域への事前選択されたチャネルの周波数低下変換のためのミキサ12とフィルタ13の組合せである、チャネルコンバータを備えている。システム1は、局部発振手段14を備えており、この手段14はLNチャネルコンバータ2内のミキサ12に連結されている。この局部発振手段14は、選択されたプログラム周波数がケーブル通過帯域に配分されるようにするため、可変局部発振周波数を供給すべく配置されている。もちろん、この周波数下降変換(frequency down conversion)は、適切な局部発振手段14を有する幾つか直列に接続されたミキサ段の手段によって実行されることができる。集積容易で低電力消費な、局部発振手段14のIC実装は、1つ以上のフェーズロックループを備えている。衛星受信システム1は、選択されたチャネルを単一ケーブル媒体5に入力するために、媒体5に連結された周波数変換回路15を備えている。この場合には、2つの並列に接続されたLNチャネルコンバータ6の出力信号は、合成回路15によって合成される。図1において、連結されたLNチャネルコンバータ2と合成回路15とは、電波中継局を示すのに用いられる、参照符号7で一緒に設けられている。
さらに他の可能な実施例において、衛星受信システム1は、あるLNチャネルコンバータ2と合成回路15と含むあるマスタ装置2、15を備え、加えて、さらなるLNチャネルコンバータ2の形のスレーブ装置(slave unit)を備えている。このさらなるLNチャネルコンバータ2は、電波中継局7の今の拡張された合成回路15に連結されている。さらなる並列接続のLNチャネルコンバータ2は、他の個々の受信チャネル周波数をオンするためのさらなる局部発振手段14が備えられている。
既述のシステムの実施例において、衛星受信システムの動作は、すべての4GHz衛星帯域を媒体5で伝達する代わりに、例えば4チャネルの事前選択のみが媒体5で伝達されるようになっている。この事前選択は、例えば、図2に示された上部のLNチャネルコンバータ2により受信された垂直偏向されたチャネルの高周波数部分と、中間部のLNチャネルコンバータ2により受信された水平偏向されたチャネルの低周波数部分と、下部のLNチャネルコンバータ2の水平偏向および垂直偏向されたチャネルの高周波数部分と、を備えるかも知れない。事前選択は、簡単で可変のではあるが、正確なPLL出力周波数により、媒体5の通過帯域において自由に配分されると有利であり、そして、費用効率の高い周波数多重化手段6だけではく、手段を小型化することができる。LNB2とユーザユニット3との間の単一媒体5には要求されたチャネルのみが入力されるので、これは、システム部品と媒体間の減少された線形性の要求をもたらす。所望により、媒体5の信号のレベル制御の形式は、システム1に集積されるかも知れない。
衛星受信システム1のさらに他の実施例は、既述の部品11、12、および13をチャネル変換手段6と確認することによって、説明されることができる。2つのチャネル変換手段6の並列配置は、ここでは、図2において点線で示され、6’で示された2つのさらなるチャネル変換手段を加えることにより拡張されることができる。この効果は、その場合において、あるアンテナ8が異なったチャネルを受信するために用いられることができるものである。例えば、電波中継局7の一部である4つのチャネル変換手段の並列配置は、それ故、同時に、4つのチャネルを処理する能力がある。さらに、点線は、合成回路15への関連した入力を示す。
Claims (11)
- 1以上のユーザユニットへのチャネルを含む信号帯を提供するための低ノイズコンバータを備え、
前記低ノイズコンバータは、1以上のユーザ事前選択されたチャネルをユーザユニットに多重化するための周波数多重化手段含む、低ノイズチャネルコンバータとして配置されることを特徴とする電波中継局。 - 低ノイズチャネルコンバータに連結された局部発振手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の電波中継局。
- 前記局部発振手段は、可変局部発振周波数を供給するために配置されていることを特徴とする請求項2に記載の電波中継局。
- 前記局部発振手段は、1つ以上のフェイズロックループを備えることを特徴とする請求項2又は3に記載の電波中継局。
- 請求項1ないし4の何れか1項に記載の電波中継局を備え、
前記低ノイズチャネルコンバータに連結された1つ以上のユーザユニットをさらに備えることを特徴とする衛星受信システム。 - 低ノイズチャネルコンバータとユーザユニットとの間の連結は、単一通信媒体、一般的な同軸ケーブル、を含むことを特徴とする請求項5に記載の衛星受信システム。
- 低ノイズチャネルコンバータに連結された局部発振手段を備えることを特徴とする請求項5または6に記載の衛星受信システム。
- 前記局部発振手段は、可変局部発振周波数を供給するために配置されていることを特徴とする請求項7に記載の衛星受信システム。
- 前記局部発振手段は、1つ以上のフェイズロックロープを備えることを特徴とする請求項8に記載の衛星受信システム。
- 前記電波中継局は、合成回路を含み、
前記衛星受信システムは、前記合成回路に連結された1つ以上の更なる低ノイズコンバータの並列配置をさらに備えることを特徴とする請求項5ないし9の何れかに記載の衛星受信システム。 - 各々の更なる低ノイズコンバータは、個々のユーザ事前選択受信チャネルをオンするための更なる局部発振手段が備えられていることを特徴とする請求項10に記載の衛星受信システム。
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