JP2006347680A - ウインチと該ウインチを備える杭打機 - Google Patents
ウインチと該ウインチを備える杭打機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006347680A JP2006347680A JP2005175299A JP2005175299A JP2006347680A JP 2006347680 A JP2006347680 A JP 2006347680A JP 2005175299 A JP2005175299 A JP 2005175299A JP 2005175299 A JP2005175299 A JP 2005175299A JP 2006347680 A JP2006347680 A JP 2006347680A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- winch
- wire rope
- spacer
- winch drum
- drum
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
【解決手段】 両端にフランジ部12を有するウインチドラム11の一端部側にワイヤロープWの先端が取り付けられ、巻き取ったワイヤロープWをウインチドラム11の回転によって巻出し巻戻しするものであって、ウインチドラム11のフランジ部に対し、環状のスペーサ21,22が着脱可能に設けられ、スペーサ21は、ウインチドラム11との間に巻き取ったワイヤロープWが入る隙間ができる大きさの径で内周面が形成されたウインチ10。
【選択図】 図1
Description
杭打機100は、クローラ101によって移動が可能であり、旋回する杭打機本体102の前方には、オーガ200などの作業装置を装着するリーダ103が起立して設けられている。リーダ103は、フロントブラケット104によって下端が回転可能に支持され、バックステー105によって起伏可能に支えられている。
ウインチドラム115には、その端部に図10(a)に示しように、開口部117a,117bの大きさが異なる先細りした取付孔117が形成され、楔形をしたコッタ118が差し込まれる。コッタ118は、取付孔117の大開口部117aから挿入されるが、小開口部117bから入れられたワイヤロープWの先端部を巻き込んでいる。従って、ワイヤロープWは、小開口部117bから引き出される方向に力がかかっても、コッタ118の食い込みによって更に強固に締め付けられて外れないようになっている。
先ず、従来のウインチ110は、スペーサ120を着脱する際にワイヤロープWを一旦取り外す必要があった。スペーサ120は、その円筒部121がウインチドラム115を直接覆ってしまうからである。従って、スペーサ120は、ワイヤロープWがウインチドラム115に取り付けられるよう、円筒部121に切欠き123,124が形成され、そこからコッタ118を取付孔117に差し込んでワイヤロープWが取り付けられるようになっている。
更には、一旦ワイヤロープWを全部取り外して巻き直す必要があるが、テンションかけながら丁寧に巻き取らなければならないことから、ワイヤロープWの全長が例えば40mにもなるもあって、巻き取り作業が非常に手間を要していた。
また、本発明に係るウインチは、前記スペーサが複数のスペーサ部材を突き合わせて環状にし、前記ウインチドラムのフランジ部に対して固定するようにしたものであることが好ましい。
また、本発明に係る杭打機は、前記ウインチがフランジ部に取り付けられた前記スペーサが複数のスペーサ部材を突き合わせて環状にし、前記ウインチドラムのフランジ部に対して固定するようにしたものであることが好ましい。
図7に示す長尺リーダ103の場合、ウインチ10からはスペーサ21,22が外され、ワイヤロープWは、ウインチドラム11の左右のフランジ12による最大の巻胴幅で巻き取られる。このとき、ウインチ10と第1シーブ112との距離が十分あるため、フリートアングルは規定内にあって、ワイヤロープWは、フランジ12の間を左右に振れ、ウインチドラム11に整然と巻き取られる。
更に、コッタによる取り付け側のワイヤロープWをスペーサ21とウインチドラム11との隙間Sに入れるようにしたため、従来のスペーサ120(図12参照)のようにワイヤロープWに無理な変形を与えることもなくなった。
従って、短尺リーダ113の場合にワイヤロープWの引っ張り位置がウインチドラム11の回転中心により近づき、ラインプルを極端に落とすことなくウインチ10の回転トルクを有効に活かせるようになった。
更に、コッタによる取り付け側のワイヤロープWをスペーサ23とウインチドラム11との隙間S1に入れるようにしたため、従来のスペーサ120(図12参照)のようにワイヤロープWに無理な変形を与えることがなくなった。
例えば、第2実施形態ではスペーサとウインチドラムとの隙間がワイヤロープ2本分のものを示したが、ワイヤロープが長いため不使用分が二層分或いはそれ以上の場合には、その不使用分に応じて隙間を更に大きくしてもよい。
また、前記実施形態ではスペーサを半円形の2分割としたが、3分割、4分割にしたものであってもよく、環状にする取り付け方法もボルトの他にバンドで全体を締め付けるようにしたものであってもよい。
11 ウインチドラム
12 フランジ部
21,22 スペーサ
100 杭打機
103 長尺リーダ
113 短尺リーダ
W ワイヤロープ
Claims (6)
- 両端にフランジ部を有するウインチドラムの一端部側にワイヤロープ先端が取り付けられ、巻き取った当該ワイヤロープをウインチドラムの回転によって巻出し巻戻しするウインチにおいて、
前記ウインチドラムのフランジ部に対し、環状のスペーサが着脱可能に設けられ、当該スペーサは、前記ウインチドラムとの間に巻き取ったワイヤロープが入る隙間ができる大きさの径で内周面が形成されたものであることを特徴とするウインチ。 - 請求項1に記載するウインチにおいて、
前記スペーサは、前記ワイヤロープ先端が取り付けられた側のフランジ部に対して着脱可能に設けられたものであることを特徴とするウインチ。 - 請求項1又は請求項2に記載するウインチにおいて、
前記スペーサは、複数のスペーサ部材を突き合わせて環状にし、前記ウインチドラムのフランジ部に対して固定するようにしたものであることを特徴とするウインチ。 - 複数の分割リーダを任意に連結して長さを設定することができるリーダを有し、そのリーダに作業装置を昇降可能に装着し、ウインチから巻出されたワイヤロープがリーダ上端のシーブを介して掛け渡され、巻出し巻戻しによって対象物を昇降させる杭打機において、
前記ウインチは、両端にフランジ部を有するウインチドラムの一端部側にワイヤロープ先端が取り付けられ、ウインチドラムのフランジ部に対して環状のスペーサが着脱可能に設けられ、当該スペーサは、前記ウインチドラムとの間に巻き取ったワイヤロープが入る隙間ができる大きさの径で内周面が形成されたものであることを特徴とする杭打機。 - 請求項4に記載する杭打機において、
前記ウインチは、前記ワイヤロープ先端が取り付けられた側のフランジ部に対して前記スペーサが着脱可能に設けられたものであることを特徴とする杭打機。 - 請求項4又は請求項5に記載する杭打機において、
前記ウインチは、フランジ部に取り付けられた前記スペーサが複数のスペーサ部材を突き合わせて環状にし、前記ウインチドラムのフランジ部に対して固定するようにしたものであることを特徴とする杭打機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005175299A JP2006347680A (ja) | 2005-06-15 | 2005-06-15 | ウインチと該ウインチを備える杭打機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005175299A JP2006347680A (ja) | 2005-06-15 | 2005-06-15 | ウインチと該ウインチを備える杭打機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006347680A true JP2006347680A (ja) | 2006-12-28 |
Family
ID=37643926
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005175299A Pending JP2006347680A (ja) | 2005-06-15 | 2005-06-15 | ウインチと該ウインチを備える杭打機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006347680A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014047576A (ja) * | 2012-09-03 | 2014-03-17 | Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd | 杭打機 |
JP2016120979A (ja) * | 2014-12-24 | 2016-07-07 | 日本車輌製造株式会社 | ウインチドラム |
CN114341047A (zh) * | 2019-08-19 | 2022-04-12 | 利勃海尔比伯拉赫零部件有限公司 | 用于缆索绞盘的缆索卷筒和具有该缆索卷筒的缆索驱动器 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4979956U (ja) * | 1972-10-31 | 1974-07-11 | ||
JPS5867890U (ja) * | 1981-10-29 | 1983-05-09 | 日立建機株式会社 | ワイヤロ−プ巻取ドラム |
JP2004183312A (ja) * | 2002-12-03 | 2004-07-02 | Chuo Jidosha Kogyo Kk | 杭打ち装置 |
-
2005
- 2005-06-15 JP JP2005175299A patent/JP2006347680A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4979956U (ja) * | 1972-10-31 | 1974-07-11 | ||
JPS5867890U (ja) * | 1981-10-29 | 1983-05-09 | 日立建機株式会社 | ワイヤロ−プ巻取ドラム |
JP2004183312A (ja) * | 2002-12-03 | 2004-07-02 | Chuo Jidosha Kogyo Kk | 杭打ち装置 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014047576A (ja) * | 2012-09-03 | 2014-03-17 | Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd | 杭打機 |
JP2016120979A (ja) * | 2014-12-24 | 2016-07-07 | 日本車輌製造株式会社 | ウインチドラム |
CN114341047A (zh) * | 2019-08-19 | 2022-04-12 | 利勃海尔比伯拉赫零部件有限公司 | 用于缆索绞盘的缆索卷筒和具有该缆索卷筒的缆索驱动器 |
CN114341047B (zh) * | 2019-08-19 | 2023-12-12 | 利勃海尔比伯拉赫零部件有限公司 | 用于缆索绞盘的缆索卷筒和具有该缆索卷筒的缆索驱动器 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5540074B2 (ja) | ウインチ及びこれを含む自律移動装置 | |
JP2007191233A (ja) | ワイヤロープのテンション装置 | |
JP4953127B2 (ja) | Pc鋼より線の供給装置及び敷設方法 | |
EP3071781B1 (en) | Planetary gear assembly | |
US8808130B2 (en) | Gear reduction assembly and winch including gear reduction assembly | |
JP2010222111A (ja) | 溶接ワイヤ素材または溶接ワイヤ用繰出機 | |
JP2006347680A (ja) | ウインチと該ウインチを備える杭打機 | |
JP5057758B2 (ja) | ワイヤリーリング設備のアンコイラ | |
DE60007094T2 (de) | Vorrichtung und verfahren zum gebrauch bei der handhabung einer last | |
JP2000247578A (ja) | 簡易型ワイヤ緊張機 | |
JP2955141B2 (ja) | ホース類の巻取・脱着装置 | |
KR20190057298A (ko) | 비드 와이어 페이오프 시스템 | |
JP2005350265A5 (ja) | ||
JP2008308294A (ja) | 帯状部材結束体の施工装置 | |
JP7167741B2 (ja) | ロープ繰り出し装置および作業機械のウインチドラムのロープ巻き取り方法 | |
JP7269752B2 (ja) | ワイヤロープテンション治具及びこれを用いたワイヤロープの巻替え方法 | |
JP2007099522A (ja) | 起伏式ジブクレーンのワイヤリング方法 | |
JP7428086B2 (ja) | ロープ巻取ドラム、およびロープ巻取装置 | |
JP2004224530A (ja) | 玉掛けワイヤー装置 | |
JPH0543193A (ja) | 防球ネツト等の自動昇降システムに使用されるキヤプスタン式ウインチ及びそのキヤプスタン式ウインチのキヤプスタン構造 | |
JP2672744B2 (ja) | ウインチ装置 | |
JP2001247292A (ja) | ロープ固定装置および建設機械とその作業方法 | |
JPS597355Y2 (ja) | 大型クレ−ン等における起伏装置の輸送時ロ−プ巻取り装置 | |
JP2023107360A (ja) | ドラム | |
KR100920588B1 (ko) | 씨-훅크의 코일 내경부 조정장치 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20080108 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20100727 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110215 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110415 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20111011 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20120306 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |