JP2006347002A - 樹脂成形体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 軽量でありながら高剛性の取付座を備えた樹脂成形体を提供する。
【解決手段】 ドアインナパネル本体3の片面に貫通孔9を包囲するように一体に突設された環状取付座11を、内外2重の内側取付座部17及び外側取付座部19と、内側取付座部17及び外側取付座部19を4箇所で連結する連結取付座部とで構成する。ドアインナパネル1表面にスキン層23を形成する。パネル本体3内部に多数の空隙を有する膨張層25を形成する。取付座11及び内側取付座部17と外側取付座部19との間のパネル本体3を膨張層25を有しないソリッド層27で形成する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、成形体本体に取付座が一体に突設され、スキン層が表面に形成されるとともに多数の空隙を有する膨張層が内部に形成された樹脂成形体の改良に関するものである。
特許文献1では、成形面に凹部が形成された固定型と、スライド型を内蔵した可動型とを型閉じした状態で、キャビティ内に繊維入り熱可塑性樹脂を射出充填し、該キャビティ内で上記繊維入り熱可塑性樹脂が固化する過程で、上記可動型内でスライド型をキャビティ容積が拡大する方向に後退移動させて繊維入り熱可塑性樹脂を樹脂圧で圧縮されている繊維の弾性復元力(スプリングバック現象)で膨張させることにより、空隙がなく堅いスキン層が表面全体に形成されるとともに多数の空隙を有する膨張層が内部に形成された樹脂成形体を得るようにしている。そして、この成形体では上記膨張層により軽量化を図ることができる。
特開平11−179751号公報(第3,7頁、図1)
しかし、膨張層は軽量化を図るメリットがある反面、剛性の低下を招くことも事実である。したがって、成形体本体に取付座が一体に突設された成形体を上記の特許文献1のようにして成形すると、取付座の剛性が低下することになり、成形体を相手部材に取り付ける際、取付座に締結具の締付力が強く作用すると、取付座が割れたり変形してしまうおそれがある。
この発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、軽量でありながら高剛性の取付座を備えた樹脂成形体を提供することである。
上記の目的を達成するため、この発明は、取付座及び該取付座の外周りの成形体本体の構造に工夫を凝らしたことを特徴とする。
具体的には、この発明は、成形型のキャビティ内に射出充填した繊維入り熱可塑性樹脂が固化する過程でキャビティ容積を拡大させて上記繊維入り熱可塑性樹脂を膨張させることにより、スキン層が表面に形成されるとともに多数の空隙を有する膨張層が内部に形成されたパネル状の樹脂成形体を対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、請求項1に記載の発明は、貫通孔が形成された成形体本体と、該成形体本体の少なくとも一方の面において上記貫通孔周縁部に該貫通孔を包囲するように一体に突設された環状取付座とを備え、上記取付座は、上記貫通孔内周面を含む内側取付座部と、該内側取付座部の外側に間隔をあけて該内側取付座部を包囲するように設けられた外側取付座部と、これら内側取付座部及び外側取付座部を複数箇所で連結する連結取付座部とからなり、上記取付座及び内側取付座部と外側取付座部との間の成形体本体は、膨張層を有しないソリッド層で形成されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、取付座は成形体本体の両面に取付座の少なくとも内側取付座部及び外側取付座部が対向するように突設されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、成形体本体の取付座外周近傍部には、膨張層を有しないソリッド層が取付座を包囲するように所定幅に亘って形成されていることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、成形体表面にスキン層が形成されるとともに、成形体本体内部に多数の空隙が形成され、成形体の軽量化を図ることができる。また、取付座及び内側取付座部と外側取付座部との間の成形体本体が膨張層を有しないソリッド層で形成されているため、取付座の剛性を高めることができる。しかも、内側取付座部及び外側取付座部を連結取付座部により複数箇所で連結しているので、内外取付座部の貫通孔径方向における剛性が高くなり、これにより取付座全体の剛性がさらに向上し、締結具の締付力が強く作用しても内外取付座部が変形したり破損したりするのを防止することができる。
請求項2に係る発明によれば、取付座を成形体本体の両面に取付座の少なくとも内側取付座部及び外側取付座部が対向するように突設しているため、取付座を構成するソリッド層の肉厚が倍増して取付座の剛性をより一層向上させることができる。
請求項3に係る発明によれば、取付座を包囲するソリッド層により成形体本体の取付座外周近傍部の剛性を高めることができる。
以下、この発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。
(実施の形態1)
図3はこの発明の実施の形態1に係る樹脂成形体としての自動車のサイドドアの一部を構成する樹脂製ドアインナパネル(ドアモジュール)1を車室内側から見た斜視図である。このドアインナパネル1は、成形体本体としてのドアインナパネル本体(以下、パネル本体という)3を備え、該パネル本体3の車室内側の面には、ウインドガラス昇降用レール(図示せず)を取り付けるための円筒形の取付座5が4箇所に一体に突設されている。図3で左下隅に対応するパネル本体3の車外側の面には、円形植木鉢状のスピーカ収容部7が一体に突設されている。上記パネル本体3の周縁部内寄りには、複数個の円形貫通孔9が所定間隔をあけて全周に亘って形成され、パネル本体3の車室内側の面において上記貫通孔9周縁部には、該貫通孔9を包囲するように円環状取付座11が一体に突設されている。図3中、13はウインドガラス昇降用のモータ取付部である。
図2は上述した取付座11を拡大した平面図であり、図1は、ドアアウタパネル(図示せず)に固着されたドアインナパネル取付用パネル部材15にドアインナパネル1を取り付けた状態の取付座11部分を拡大した縦断面図である。この取付座11は、パネル本体3の車室内側の面において上記貫通孔9周縁部に該貫通孔9を包囲するように一体に突設され上記貫通孔9内周面を含む内側取付座部17と、該内側取付座部17の外側に間隔をあけて該内側取付座部17を包囲するように同心円状に一体に突設された外側取付座部19と、これら内側取付座部17及び外側取付座部19を4箇所で半径方向に連結する連結取付座部21とからなる。上記内側取付座部17、外側取付座部19及び連結取付座部21の突出高さは同一で面一に形成されている。なお、図3の取付座11には、上記各取付座部17,19,21を紙面の都合上図示していない。そして、上記ドアインナパネル1は、空隙がなく堅いスキン層23が表面に形成されるとともに、多数の空隙(図示せず)を有する膨張層25が内部に形成されている。また、上記取付座11及び内側取付座部17と外側取付座部19との間のパネル本体3は、膨張層25を有しないソリッド層27で形成されている。このようなドアインナパネル1は、後述するが、成形型37のキャビティ39内に射出充填した繊維入り熱可塑性樹脂Rが固化する過程でキャビティ容積を拡大させて上記繊維入り熱可塑性樹脂Rを繊維の弾性復元力で膨張させることにより成形される。図1中、29は弾性復元した状態の繊維を示す。
このような取付座11を備えたドアインナパネル1は次のようにして成形される。
成形に際し、図4に示すように、固定型としての第1金型31と、該第1金型31に対向配置された可動型としての第2金型33と、該第2金型33の挿入孔33aに移動可能に挿入され上記第1金型31側に対して突出するようにスプリング等の付勢手段(図示せず)で付勢された押さえブロック35とからなる成形型37を用意する。図4は図2のI−I線断面対応箇所の成形型37を示す。上記第1金型31には、ドアインナパネル1の貫通孔9に対応する円柱状凸部31aが形成されている。一方、上記押さえブロック35には、ドアインナパネル1の取付座11の内側取付座部17に対応する円環状凹部35aと、外側取付座部19に対応する円環状凹部35bと、連結取付座部21に対応する凹部(図示せず)とが形成されている。
そして、まず、図4に示すように、上記成形型37を型閉じした状態でキャビティ39内に射出機(図示せず)からガラス繊維等の繊維入り熱可塑性樹脂Rを射出充填する。その後、成形型37のキャビティ39内で繊維入り熱可塑性樹脂Rが固化する過程で、図5に示すように、第2金型33をキャビティ容積が拡大する方向Aに後退移動させる。つまり、第2金型33を第1金型31から僅かに離れさせ、押さえブロック35外側方のキャビティ容積を例えば2倍もしくはそれ以上に拡大させる。繊維入り熱可塑性樹脂Rは、成形型37の成形面と接触する部分が型温の影響により早期に冷却されて樹脂密度の高いスキン層23となって表面層を構成する。一方、繊維入り熱可塑性樹脂Rの内側部分は型温の影響を受け難く、粘度の高いゲル状態になっている。したがって、キャビティ容積の拡大により、それまで第1金型31及び第2金型33で圧縮されている繊維29が該圧縮から解放されて弾性的に復元し、この弾性復元力(スプリングバック現象)で上記繊維入り熱可塑性樹脂Rが膨張する。このことにより、空隙がなく堅いスキン層23が表面に形成されるとともに、上記取付座11及び内側取付座部17と外側取付座部19との間のパネル本体3を除くパネル本体3の内部に多数の空隙を有する膨張層25が形成されたドアインナパネル1となる。これにより、パネル本体3が膨張層25を有しないソリッド層のみからなりかつ本実施形態のパネル本体3と同一肉厚である場合に比べて、ドアインナパネル1の軽量化を図ることができる。
これに対し、第2金型33の上記後退移動時には上記押さえブロック35は第1金型31側に付勢されて後退しないので、成形時に上記取付座11及び内側取付座部17と外側取付座部19との間のパネル本体3に対応するキャビティ容積が拡大せず、繊維入り熱可塑性樹脂R中の繊維29は弾性復元が抑制されて、成形された取付座11及びパネル本体3の取付座対応箇所(内側取付座部17と外側取付座部19との間のパネル本体3)は、空隙のない堅いソリッド層27になって、取付座11の剛性を高めることができる。なお、繊維入り熱可塑性樹脂Rは、押さえブロック35の円環状凹部35bに対応するキャビティ39からその微少量が第2金型33の後退移動によって拡大されたキャビティ39に流出するものの、その流出は上記ソリッド層27の形成に悪影響を及ぼさない程度である。
成形されたドアインナパネル1のパネル本体3の車室内側の面には、内外2重の内側取付座部17及び外側取付座部19を連結取付座部21により4箇所で連結してなる取付座11が一体に突設されている。また、上記内側取付座部17で囲まれる内側には貫通孔9が形成されている。
このように成形されたドアインナパネル1は、図1に示すように、金属製の上記パネル部材15のボルト挿通孔15a周りにネジ孔41aを対応させて溶着されたウェルドナット41に貫通孔9から挿入したボルト43の軸部43aを螺合締結させることで上記パネル部材15に取り付けられる。また、ウェルドナット41とドアインナパネル1との間、及び内側取付座部17とボルト43の頭部43bとの間にワッシャ45をそれぞれ介在させている。この際、取付座11は内側取付座部17及び外側取付座部19を連結取付座部21により4箇所で連結しているので、内側取付座部17に作用するボルト43の締付力が連結取付座部21を介して外側取付座部19にも作用し、取付座11及び該取付座11の内側取付座部17と外側取付座部19との間のパネル本体3は膨張層25を有しないソリッド層27で形成されているため取付座11が高剛性となり、本実施形態の場合、内側取付座部17が変形したり破損したりすることを防止することができる。
(実施の形態2)
図6はこの実施の形態2に係る樹脂成形体としてのドアインナパネル1の図1相当図であり、図7及び図8は図4及び図5に相当する成形工程図である。
この実施の形態2では、取付座11がパネル本体3の両面に全ての取付座部17,19,21が対向して平面視で互いに重なるように一体に突設され、貫通孔9を共有している。
この実施の形態2で用いる成形型37は、取付座11がパネル本体3の両面に対向突設されていることから、第1金型31にも押さえブロック35と同様に凹部31b,31cが凹部35a,35bに対向して形成されている。
そのほかは実施の形態1と同様に構成されているので、同一の構成箇所には同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。成形方法においても同様に説明を省略する。
したがって、この実施の形態2では、上記の実施の形態1と同様の作用効果を奏することができるものである。
加えて、この実施の形態2では、取付座11をパネル本体3の両面に対向突設して、内側取付座部17、外側取付座部19及び連結取付座部21の全てをパネル本体3の両側で重ねているので、ソリッド層27の肉厚が実施の形態1のものに比べて倍増して取付座11の剛性をより一層向上させることができる。
(実施の形態3)
図9はこの実施の形態3に係る樹脂成形体としてのドアインナパネル1の図1相当図である。
この実施の形態3では、パネル本体3の取付座11外周近傍部に、膨張層25を有しないソリッド層27が取付座11を連続して包囲するように所定幅に亘って形成されている。これに対応して、この実施の形態3で用いる成形型37は、図示しないが、押さえブロック35の凹部35b外側にリング状の凸部が形成されている。
そのほかは実施の形態1と同様に構成されているので、同一の構成箇所には同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。成形方法においても同様に説明を省略する。
したがって、この実施の形態3では、上記の実施の形態1と同様の作用効果を奏することができるものである。
加えて、この実施の形態3では、取付座11を包囲するソリッド層27によりパネル本体3の取付座11外周近傍部の剛性を高めることができる。
なお、上記の各実施の形態では、取付座11に連結取付座部21を4箇所設けたが、2ないし3箇所又は5箇所以上であってもよい。
また、上記実施の形態2では、取付座11をパネル本体3の両面に突設して各々の連結取付座部17,19,21を平面視で互いに重なる位置に設けたが、互いに重ならない位置に設けてもよい。この場合には、ボルト43の締付力を受ける箇所が増加して取付座11のさらなる高剛性化を図ることができる。
さらに、上記の各実施の形態では、取付座11が環状に連続しているが、全体から見て環状になっていれば部分的に途切れていてもよい。実施の形態3におけるパネル本体3の取付座11外周近傍部のソリッド層27も部分的に途切れていてもよく、さらには当該ソリッド層27を実施の形態2のように取付座11がパネル本体3の両面に突設されたドアインナパネル1にも適用することができる。また、取付座11は内外3重以上であってもよく、この場合、内側から2番目以降の取付座部を外側取付座部という。
加えて、上記の各実施の形態では、ワッシャ45を内側取付座部17及び連結取付座部21に接触させてボルト43の締付力を上記内側取付座部17及び連結取付座部21で受けるようにしたが、ワッシャ43を外側取付座部19にも接触させてボルト39の締付力を取付座11全体で受けるようにしてもよい。
さらにまた、上記の各実施の形態では、繊維29のスプリングバック現象を利用してパネル本体3の内部に空隙を形成したが、繊維入り熱可塑性樹脂Rに発泡材を含有させれば、第2金型33の後退移動を大きくしてパネル本体3の第2金型後退方向の肉厚を厚くした場合、スプリングバック現象における繊維29の復元力が不足しても、発泡材の発泡力が繊維29の復元力を補完して空隙を確実に形成することができて好ましい。この場合、発泡材としては、化学反応によりガスを発生させる化学的発泡材や、二酸化炭素ガス及び窒素ガス等の不活性ガスを用いる物理的発泡材等がある。
また、上記の各実施の形態では、樹脂成形体が自動車のサイドドアのドアインナパネル1である場合を示したが、取付座を有する成形体であれば、他の自動車用パネルや自動車以外のパネルにも適用することができるものである。
この発明は、成形体本体に取付座が一体に突設され、スキン層が表面に形成されるとともに多数の空隙を有する膨張層が内部に形成された樹脂成形体について有用である。
ドアインナパネルをパネル部材に取り付けた状態の取付座部分における図2のI−I線に対応する断面図である。 実施の形態1に係るドアインナパネルの取付座を拡大した平面図である。 実施の形態1に係るドアインナパネルを車室内側から見た斜視図である。 実施の形態1において成形型のキャビティ内に繊維入り熱可塑性樹脂を射出充填した状態を示す図2のI−I線断面対応箇所の成形工程図である。 実施の形態1において第2金型をキャビティ容積が拡大する方向に僅かに後退移動させてドアインナパネルが成形された状態を示す図2のI−I線断面対応箇所の成形工程図である。 実施の形態2の図1相当図である。 実施の形態2の図4相当図である。 実施の形態2の図5相当図である。 実施の形態3の図1相当図である。
符号の説明
1 ドアインナパネル(樹脂成形体)
3 ドアインナパネル本体(成形体本体)
9 貫通孔
11 取付座
17 内側取付座部
19 外側取付座部
21 連結取付座部
23 スキン層
25 膨張層
27 ソリッド層
29 繊維
37 成形型
39 キャビティ
R 繊維入り熱可塑性樹脂

Claims (3)

  1. 成形型のキャビティ内に射出充填した繊維入り熱可塑性樹脂が固化する過程でキャビティ容積を拡大させて上記繊維入り熱可塑性樹脂を膨張させることにより、スキン層が表面に形成されるとともに多数の空隙を有する膨張層が内部に形成されたパネル状の樹脂成形体であって、
    貫通孔が形成された成形体本体と、該成形体本体の少なくとも一方の面において上記貫通孔周縁部に該貫通孔を包囲するように一体に突設された環状取付座とを備え、
    上記取付座は、上記貫通孔内周面を含む内側取付座部と、該内側取付座部の外側に間隔をあけて該内側取付座部を包囲するように設けられた外側取付座部と、これら内側取付座部及び外側取付座部を複数箇所で連結する連結取付座部とからなり、
    上記取付座及び内側取付座部と外側取付座部との間の成形体本体は、膨張層を有しないソリッド層で形成されていることを特徴とする樹脂成形体。
  2. 請求項1に記載の樹脂成形体において、
    取付座は成形体本体の両面に取付座の少なくとも内側取付座部及び外側取付座部が対向するように突設されていることを特徴とする樹脂成形体。
  3. 請求項1又は2に記載の樹脂成形体において、
    成形体本体の取付座外周近傍部には、膨張層を有しないソリッド層が取付座を包囲するように所定幅に亘って形成されていることを特徴とする樹脂成形体。
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