JP2006331519A - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】SRAMのスタンドバイ電圧を効果的に緩和してリークを削減する。
【解決手段】半導体記憶装置は、第1及び第2の駆動電位VDD、VSSをSRAMの各メモリセル24に供給する電位線DL、SLの一方の上に並列に配設された第1及び第2の追加FET・N1、P1を有する。メモリセルの選択時に、第1の追加FETをオン状態とする選択信号SELを、選択信号供給線L1を介して第1の追加FET・N1のゲート端子に供給する。メモリセルの非選択及び選択に夫々対応して第1及び第2のレベルを有するバイアス電位Vbsを、バイアス供給線L2を介して第2の追加FET・P1のゲート端子に供給する。
【選択図】図6

Description

本発明は、半導体記憶装置に関し、特に、スタティック型半導体記憶装置、即ちSRAM(SRAM: Static Random Access Memory)のスタンドバイ電流の低減に関する。
SRAM(典型的には6個のトランジスタで1ビットを記憶する)は、LSI(LSI: Large Scale Integrated circuit)全般で広く使用されている。しかし、SRAMでは、LSIの微細化及び低電圧化に伴って、スタンドバイ時のメモリセルにおけるリーク電流増加が問題となっている。ここで、スタンドバイ時とは、メモリセルが非選択状態にある時を意味する。
即ち、LSIの微細化及び高集積化に伴って、SRAM内で使用されるMOSFET(MOSFET: Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)のゲート酸化膜の膜厚が減少している。このため、ゲート酸化膜をトンネルして流れるリーク電流(ゲートリーク)が大きくなり、スタンドバイ時のリーク電流全体が増大する原因となっている。また、LSIの低電圧化に伴い、MOSFETの閾値電圧も低下し、オフ時の漏れ電流(サブスレッショルドリーク)も大きくなっている。
SRAMにおけるスタンドバイリークを減少させるための対策として、回路的な観点から、スタンドバイ時にセルアレイの電位を制御して、MOSFETに掛る電界を緩和する方法が用いられている(例えば、非特許文献1参照)。
また、同一発明者に係る未公開の関連出願として、下記の特許文献1が存在する。
Masanao Yamada et al.、" A 300MHz 25μA/Mb Leakage On-Chip SRAM Module ...", ISSCC 2004/ SESSION 27/ SRAM/ 27.2, pp. 494-495. 特願2004-253221号明細書
本発明は、スタンドバイ時においてメモリセルに掛る電圧(スタンドバイ電圧)を効果的に緩和し、スタンドバイリークを削減することが可能なSRAM型の半導体記憶装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の視点は、半導体記憶装置であって、複数のメモリセルが配列されたメモリセルアレイと;前記メモリセルを選択する複数のワード線と;前記メモリセルに対するデータの送受を行う複数のデータ線と;第1の駆動電位を各メモリセルに供給する第1の電位線と;前記第1の駆動電位よりも低い第2の駆動電位を各メモリセルに供給する第2の電位線と;前記第1及び第2の電位線の一方の電位線上に配設され、前記一方の電位線を選択的に導通させる第1の追加FET(FET: Field-Effect Transistor)と;前記メモリセルの選択時に前記第1の追加FETをオン状態とする選択信号を、前記第1の追加FETのゲート端子に供給する選択信号供給線と;前記第1の追加FETと並列となるように前記一方の電位線上に配設され、前記一方の電位線を選択的に導通させる第2の追加FETと;前記メモリセルの非選択及び選択に夫々対応して第1及び第2のレベルを有するバイアス電位を前記第2の追加FETのゲート端子に供給するバイアス供給線と、前記第2の追加FETは、前記メモリセルに生じる電圧降下により前記バイアス電位を基準としてオン状態となることと、前記バイアス電位の第1のレベルは前記第1及び第2の駆動電位間の電位であり、前記バイアス電位の第2のレベルは、前記第1のレベルと比較して、前記一方の電位線に対応する前記第1及び第2の駆動電位の内の一方の電位に近いことと、を具備することを特徴とする。
本発明の第2の視点は、半導体記憶装置であって、複数のメモリセルが配列されたメモリセルアレイと、前記メモリセルの夫々は、第1乃至第4のNMIS(MIS: Metal-Insulator-Semiconductor)FETと第1及び第2のPMISFETとを含むことと、前記第1のNMISFETのドレイン端子と前記第1のPMISFETのドレイン端子とが接続されることと、前記第2のNMISFETのドレイン端子と前記第2のPMISFETのドレイン端子とが接続されることと、前記第1のNMISFET及び前記第1のPMISFETのゲート端子は、前記第2のNMISFET及び前記第2のPMISFETの前記ドレイン端子と前記第3のNMISFETのソース端子とに接続されることと、前記第2のNMISFET及び前記第2のPMISFETのゲート端子は、前記第1のNMISFET及び前記第1のPMISFETの前記ドレイン端子と前記第4のNMISFETのソース端子とに接続されることと;前記メモリセルを選択する複数のワード線と、各ワード線は前記第3のNMISFET及び前記第4のNMISFETのゲート端子に接続されることと;前記メモリセルに対するデータの送受を行う複数のデータ線と、各データ線は前記第3のNMISFET及び前記第4のNMISFETのドレイン端子に夫々接続されることと;前記第1のPMISFET及び前記第2のPMISFETのソース端子を第1の駆動電位の供給源に接続する第1の電位線と;前記第1のNMISFET及び前記第2のNMISFETのソース端子を前記第1の駆動電位よりも低い第2の駆動電位の供給源に接続する第2の電位線と;前記第2の電位線上に配設され、前記第2の電位線を選択的に導通させる第5のNMISFETと;前記メモリセルの選択時に前記第5のNMISFETをオン状態とする選択信号を、前記第5のNMISFETのゲート端子に供給する選択信号供給線と;前記第5のNMISFETと並列となるように前記第2の電位線上に配設され、前記第2の電位線を選択的に導通させる第3のPMISFETと;前記メモリセルの非選択及び選択に夫々対応して第1及び第2のレベルを有するバイアス電位を前記第3のPMISFETのゲート端子に供給するバイアス供給線と、前記バイアス電位の第1のレベルは前記第1及び第2の駆動電位間の電位であり、前記バイアス電位の第2のレベルは前記第2の駆動電位であることと;前記メモリセルの非選択及び選択を切替えるモード切替え信号によって駆動され、前記バイアス電位の第1及び第2のレベルを前記バイアス供給線に選択的に供給する選択回路と;前記バイアス電位の第1のレベルを生成すると共に、前記選択回路の一方の入力に供給するバイアス生成回路と、を具備する。
更に、本発明に係る実施の形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施の形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が省略されることで発明が抽出された場合、その抽出された発明を実施する場合には省略部分が周知慣用技術で適宜補われるものである。
本発明に係る半導体記憶装置によれば、スタンドバイ電圧を効果的に緩和し、スタンドバイリークを削減することが可能となる。
本発明者は、本発明の開発の過程において、SRAMにおけるスタンドバイリークを減少させるための回路的な対策について研究を行った。その結果、以下に述べるような知見を得た。
図1は、本発明の開発の過程において本発明者によって提案された、SRAMにおけるスタンドバイリークを減少させるための回路的な対策の一例を示す図である(特許文献1参照)。SRAMのメモリセルアレイMCAには、複数のメモリセルがマトリックス状に配列される。しかし、図1においては、便宜上、1つのメモリセルのみを拡大した状態で示す。
図1に示すように、各メモリセルは、6つのトランジスタ、即ち2つのドライバトランジスタDV1、DV2と、2つのロードトランジスタLD1、LD2と、2つのトランスファーゲートトランジスタXF1、XF2を含む。トランジスタDV1、DV2、XF1、XF2はN(Nチャネル型)MOSFETからなり、トランジスタLD1、LD2はP(Pチャネル型)MISFETからなる。ドライバトランジスタDV1、DV2とロードトランジスタLD1、LD2とは、交差帰還回路を形成するように接続される。
メモリセルの選択時には、トランジスタLD1、LD2のソース電位(高電位側)VDD_cell、及びトランジスタDV1、DV2のソース電位(低電位側)VSS_cellが、夫々電源電位VDD及び接地電位VSSとなる。スタンドバイリークを減少させるための回路的な対策のない通常のSRAMでは、スタンドバイ時でも、電位VDD_cell及び電位VSS_cellが、夫々電源電位VDD及び接地電位VSSのままである。しかし、図1に示す装置では、スタンドバイ時に、低電位VSS_cellのレベル(高電位VDD_cellのレベルであってもよい)を制御することにより、スタンドバイリークを減少させる。
具体的には、低電位VSS_cell側のノードとVSS電位源とを接続する電位線上に、これを選択的に導通させる第1の追加トランジスタ(NMOSFET)NA及び第2の追加トランジスタ(PMOSFET)PAが並列に配設される。一方の追加トランジスタNAは、メモリセルの選択(アクティブモード)時にオン状態となり、非選択(スリープモード)時にオフ状態となるように、そのゲート端子にモード切替え信号/SLPが供給される。また、他方の追加トランジスタPAのゲート端子には、バイアス回路BCからバイアス電位Vcgが供給される。バイアス電位Vcgは、一方のトランジスタNAのオフ状態において、トランジスタPAが、対応するメモリセルに生じる電圧降下によりバイアス電位Vcgを基準としてオン状態となるように設定される。
図2は、図1に示す装置のスタンドバイ時におけるメモリセルの電位関係を示す図である。メモリセルの選択時には、オン状態のトランジスタNAを通して、低電位VSS_cell側のノードに接地電位VSSが印加される。一方、メモリセルの非選択時に、トランジスタNAがオフ状態となると、リークにより、低電位VSS_cell側のノードの電位レベルは、VSSから次第に上昇する。低電位VSS_cellがバイアス電位VcgとトランジスタPAの閾値電圧Vth(PA)との和を越えると、トランジスタPAがターンオンする。その結果、このターンオンしたトランジスタPAによって、スタンドバイ時においてメモリセルに掛る電圧(スタンドバイ電圧VSB)がクランプされる。
図1に示す装置においては、しかし、モード遷移時(メモリセルの選択から非選択への遷移時、及び非選択から選択への遷移時)に、メモリセルに記憶されたデータがノイズの悪影響を受ける可能性がある。図3は、図1に示す装置における信号波形を示す図であり、図3を参照してこの問題を説明する。
メモリセルの選択(アクティブモード)から非選択(スリープモード)への遷移時に、図3に示すように、モード切替え信号/SLPがHレベルからLレベルに変わってトランジスタNAがオフ状態となると、メモリセルに生じる電圧降下により低電位VSS_cellのレベルが上昇する。この際、図3の部分Z1に示すように、クランプ用のPMOSトランジスタPAのゲートPAGの電位が、同トランジスタPAの寄生容量(C3)による容量結合により、本来のバイアス電位Vcgからわずかに上昇する。ゲートPAGの電位がバイアス電位Vcgから上昇すると、低電位VSS_cellのクランプレベルが高くなる。このため、メモリセルに掛る電圧(スタンドバイ電圧VSB)が一時的に低下し、保持データが破壊される恐れがある。
また、メモリセルの非選択(スリープモード)から選択(アクティブモード)への遷移時に、図3に示すように、モード切替え信号/SLPがLレベルからHレベルに変わってトランジスタNAがオン状態となると、低電位VSS_cellのレベルが接地電位VSSにディスチャージされる。この際、図3の部分Z2に示すように、セルの内部ノードn1、n2に、メモリセルを構成するNMOSトランジスタDV1、DV2の寄生容量(C1、C2)によるカップリングノイズが発生する。このため、このようなカップリングノイズによりセルデータが誤って反転してしまう恐れがある。
以下に、このような知見に基づいて構成された本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明において、略同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。
(第1の実施形態)
図4は、本発明の第1の実施形態に係るSRAM(半導体記憶装置)を示すブロック図である。このSRAMは、マトリクス状に配置されたアドレス毎に、メモリセル24が配設されたメモリセルアレイ21を有する。メモリセルアレイ21の行毎にメモリセルを選択するワード線WLが接続される。また、メモリセルアレイ21の列毎にメモリセルに対するデータの送受を行う相補対のデータ線BL、/BLが接続される。
ワード線WLを選択するため、行アドレスバッファ11及び行デコーダ13が配設される。データ線BL、/BLを選択するため、列アドレスバッファ15及び列デコーダ17が配設される。また、データ線BL、/BLには、記憶データの読み出しを行うためのセンス回路19が接続される。行アドレスバッファ11及び列アドレスバッファ12は、アドレス信号及びデータ信号等を生成する制御部CS1に接続される。制御部CS1は、メモリセルアレイ21等と同一基板上に混載されるか、或いはメモリセルアレイ21等とは別の素子として形成される。
図5は、図4に示すメモリセルアレイ21内の1つのメモリセル24を拡大して示す図である。図5に示すように、各メモリセルは、6つのトランジスタ、即ち2つのドライバトランジスタDV1、DV2と、2つのロードトランジスタLD1、LD2と、2つのトランスファーゲートトランジスタXF1、XF2とを含む。トランジスタDV1、DV2、XF1、XF2は、NMIS(MIS: Metal-Insulator-Semiconductor)FET、典型的にはNMOSFETからなる。トランジスタLD1、LD2は、PMISFET、典型的にはPMOSFETからなる。
ドライバトランジスタDV1、DV2とロードトランジスタLD1、LD2とは、交差帰還回路を形成するように接続される。即ち、トランジスタDV1、LD1のドレイン端子が互いに接続される。トランジスタDV2、トランジスタLD2のドレイン端子が互いに接続される。トランジスタDV1、LD1のゲート端子が、トランジスタDV2、LD2のドレイン端子とトランスファーゲートトランジスタXF2のソース端子とに接続される。トランジスタDV2、LD2のゲート端子が、トランジスタDV1、LD1のドレイン端子とトランスファーゲートトランジスタXF1のソース端子とに接続される。
ワード線WLの夫々は、トランジスタXF2、XF1のゲート端子に接続される。相補対のデータ線BL、/BLの各対は、トランジスタXF2、XF1のドレイン端子に夫々接続される。トランジスタLD1、LD2のソース端子は、電位線DLを介して、電源電位(第1の駆動電位)VDDの供給源に接続される。トランジスタDV1、DV2のソース端子は、電位線SLを介して、接地電位(第1の駆動電位よりも低い第2の駆動電位)VSSの供給源に接続される。
図6は、第1の実施形態に係るSRAM(半導体記憶装置)を、スタンドバイ電圧をクランプするための回路構成を中心として示す図である。図6に示すように、接地電位VSSに接続された電位線SL上に、電位線SLを選択的に導通させる第1の追加トランジスタN1が配設される。トランジスタN1は、NMISFET、典型的にはNMOSFETからなる。トランジスタN1のゲート端子には、メモリセルの選択時に、トランジスタN1をオン状態とする選択信号SELが、選択信号供給線L1を介して供給される。即ち、トランジスタN1は、概略的には、メモリセルの選択時にオン状態となり、非選択時にオフ状態となる。メモリセルの選択時には、オン状態のトランジスタN1を通して、低電位VSS_cell側のノードに接地電位VSSが印加される。
選択信号供給線L1には、遅延素子42及びANDゲート44を含む遅延回路40が配設される。ANDゲート44の一方の入力にはモード切替え信号/SLPが供給され、他方の入力には遅延素子42を介してモード切替え信号/SLPが供給される。遅延回路40は、メモリセルの非選択から選択への遷移時において、トランジスタN1をオン状態とする選択信号SELのレベルをトランジスタN1のゲート端子に供給するタイミングを時間tdだけ遅延させるように構成される。この点に関する動作の詳細は後述する。
電位線SL上にはまた、電位線SLを選択的に導通させる第2の追加トランジスタP1が、第1の追加トランジスタN1と並列となるように配設される。トランジスタP1は、PMISFET、典型的にはPMOSFETからなる。トランジスタP1のゲート端子には、メモリセルの非選択及び選択に夫々対応して第1及び第2のレベルを有するバイアス電位Vbsが、バイアス供給線L2を介して供給される。第2の追加トランジスタP1は、第1の追加トランジスタN1のオフ状態において、メモリセルに生じる電圧降下によりバイアス電位Vbsを基準としてオン状態となる。バイアス電位Vbsの第1のレベルは、電源電位(第1の駆動電位)VDDと接地電位(第1の駆動電位よりも低い第2の駆動電位)VSSとの間の電位である。バイアス電位Vbsの第2のレベルは、バイアス電位Vbsの第1のレベルと比較して、接地電位VSSに近い電位であり、本実施形態においては、接地電位VSSからなる。
バイアス供給線L2には、バイアス電位Vbsの第1及び第2のレベルを選択的に供給するため、マルチプレクサ52を含む選択回路50が配設される。マルチプレクサ52の一方の入力にはバイアスジェネレータ31の出力(バイアス電位Vbsの第1のレベル)が供給され、他方の入力には接地電位VSS(バイアス電位Vbsの第2のレベル)が供給される。更に、マルチプレクサ52の制御端子にはモード切替え信号/SLPが供給される。即ち、マルチプレクサ52は、モード切替え信号/SLPによって駆動され、バイアス供給線L2にバイアス電位Vbsの第1及び第2のレベルを選択的に供給する。
バイアスジェネレータ31は、バイアス電位Vbsの第1のレベル(ここでは、仮にバイアス電位Vbs1とする)が、電源電位(第1の駆動電位)VDDと接地電位(第2の駆動電位)VSSとの間の電位差の変動と、トランジスタの閾値電圧Vthの変動(主にプロセスによる誤差)とを反映するように構成される。このため、バイアスジェネレータ31は、電源電位VDD及び接地電位VSSを両端に供給されるパス(バイアス生成回路)33を有し、パス33上には、下記のような所定のデバイスが配設される。バイアス電位Vbs1は、電源電位VDD及び接地電位VSS間の電位であり、パス33上の可変的に位置設定される出力ノードO1から出力される。
具体的には、パス33上には、電源電位VDDの供給端側から順に、トランジスタRepLD、RepP1、複数の抵抗器Rmが直列に配設される。トランジスタRepLD、RepP1は、PMISFET、典型的にはPMOSFETからなる。各トランジスタRepLD、RepP1は、そのゲート端子とドレイン端子とが接続されたダイオード接続状態でパス33上に配設される。
トランジスタRepLDは、メモリセルの交差帰還回路を形成するロードトランジスタ(LD1またはLD2)のレプリカトランジスタからなる。トランジスタRepP1は、電位線SL上に配設された追加トランジスタP1のレプリカトランジスタからなる。即ち、トランジスタRepLD、RepP1は、夫々、トランジスタLD1(またはLD2)、P1と同じ仕様(サイズ、レイアウトパターンなど)で同じ閾値電圧を有するように設計される(同じプロセス工程で形成される)。
ここで、本発明の理解を容易にするため、先ず、図6に示す装置において、スタンドバイ時にメモリセルに掛る電圧(スタンドバイ電圧VSB)が決定される原理について説明する。図7は、図6に示す装置のスタンドバイ時におけるメモリセルの電位関係を示す図である。メモリセルの選択時には、オン状態のトランジスタN1を通して、低電位VSS_cell側のノードに接地電位VSSが印加される。一方、メモリセルの非選択時に、トランジスタN1がオフ状態となると、リークにより、低電位VSS_cell側のノードの電位レベルは、VSSから次第に上昇する。低電位VSS_cellがバイアス電位Vbs1とトランジスタP1の閾値電圧Vth(P1)との和を越えると、トランジスタP1がターンオンする。その結果、このターンオンしたトランジスタP1によって、スタンドバイ時においてメモリセルに掛る電圧(スタンドバイ電圧VSB)がクランプされる。
より具体的には、上述のように、ダイオード接続されたレプリカトランジスタRepLDは、ロードトランジスタ(LD1またはLD2)と同じ閾値電圧を有する(Vth(RepLD)=Vth(LD))。ダイオード接続されたレプリカトランジスタRepP1は、追加トランジスタP1と夫々同じ閾値電圧を有する(Vth(RepP1)=Vth(P1))。更に、トランジスタRepP1と出力ノードO1との間には、総数Xの抵抗器Rmの内で所定数(Y)が介在する。
このため、電源電位VDDと出力ノードO1の電位との差は、閾値電圧Vth(LD)、Vth(P1)の和に、抵抗分割によるマージン(IRm×Rm×(Y/X))を加えた値となる。ここで、IRmは抵抗器Rmに流れる電流を示す。従って、パス33によって生成されるバイアス電位Vbs1は、以下の式(1)で表される。
Vbs1=VDD−Vth(LD)−Vth(P1)−IRm×Rm×(Y/X) …(1)
ここで、Vth(LD)、Vth(P1)、IRm×Rm×(Y/X)はトランジスタLD1(またはLD2)の閾値電圧、トランジスタP1の閾値電圧、抵抗分割によるマージンを夫々表す。
バイアス電位Vbs1がゲート端子に印加されたトランジスタP1は、メモリセルの低電位VSS_cellが以下の式(2)を満足するようになった時にターンオンする。
VSS_cell−Vbs1>Vth(P1) …(2)
この結果、低電位VSS_cellのレベルは、以下の式(3)で表されるように、バイアス電位Vbs1及び閾値電圧Vth(P1)によってクランプされる。
VSS_cell=Vbs1+Vth(P1)
=VDD−Vth(LD)−Vth(P1)−IRm×Rm×(Y/X)+Vth(P1) …(3)
従って、スタンドバイ時においてメモリセルに掛る電圧(スタンドバイ電圧VSB)は、以下の式(4)で表される値にクランプされる。
VSB=VDD−VSS_cell=Vth(LD)+IRm×Rm×(Y/X) …(4)
バイアス電位Vbs1は、対応するメモリセルに記憶されたデータが破壊されるほど低電位VSS_cellのレベルの上昇(即ちメモリセルの電圧降下)が進行する前に、トランジスタP1の一方がオン状態となるように設定される。スタンドバイ(WL=L)時にSRAMのメモリセルがデータ保持できる条件は、一方のロードトランジスタLD1(またはLD2)と、他方のドライバトランジスタDV2(またはDV1)とがオン状態を維持することである。従って、バイアス電位Vbs1は、トランジスタLD1、LD2、DV1、DV2の1つが電圧降下によりターンオフする前に、トランジスタP1の一方がオン状態となって電圧降下を止めるように設定されることが望ましい。また、製造上のばらつきにより同一アレイを構成するメモリセルであっても、閾値電圧にはばらつきが生じる。このため、トランジスタLD1、LD2の閾値電圧のばらつきを考慮し、抵抗分割によるマージン(IRm×Rm×(Y/X))を設定することができる。
上述のように、図6に示す構成では、バイアスジェネレータ31は、バイアス電位Vbs1が、電源電位(第1の駆動電位)VDDと接地電位(第2の駆動電位)VSSとの間の電位差の変動と、トランジスタの閾値電圧Vthの変動(主にプロセスによる誤差)とを反映するように構成される。このため、VDD変動、閾値電圧Vth変動などがあった場合でも、VSS_cellはそれら変動に追随して変化するので、メモリセルに印加されるスタンドバイ電圧は常に適切な値となる。この場合、従来のように、大きなマージン確保する必要がないため、スタンドバイ電圧を効果的に緩和することが可能となり、スタンドバイリークを更に削減することが可能となる。
図6示す構成では、バイアスジェネレータ31は、ロードトランジスタLD1、LD2を対象としたパス(即ち、第1のパスまたはバイアス生成回路)33のみを有する。しかし、同様な構成で、ドライバトランジスタDV1、DV2を対象としたパス(即ち、第2のパスまたはバイアス生成回路)を、第1のパスに対して並列にバイアスジェネレータ31に形成することができる(特許文献1参照)。この場合、電位線SL上に、第2の追加トランジスタP1と並列に第3の追加トランジスタ(PMISFET)P2(図示せず)を配設し、そのゲートに第2のパスで生成したバイアス電圧を付与する。
このような2パスの構成の場合、実際の低電位VSS_cellのレベルは、2つのP型トランジスタP1、P2の内、より低いほうのレベルでターンオンするトランジスタによってクランプされる。このため、スタンドバイ時においてメモリセルに掛る電圧(スタンドバイ電圧VSB)は、この際に有効となる一方のパス(一方のバイアス生成回路)のバイアス電圧を基準として決定される。なお、典型的には、2パスの抵抗分割によるマージン(IRm×Rm×(Y/X))は同じ値に設定することができる。この場合、2つのP型トランジスタP1、P2の内でスタンドバイ電圧VSBをクランプするのに有効となるトランジスタは、ロードトランジスタLD1、LD2及びドライバトランジスタDV1、DV2の閾値電圧の高低関係で決定されることとなる。
このような2パスの構成により、スタンドバイ電圧VSBの設定を、トランジスタの閾値電圧Vthの変動(主にプロセスによる誤差)をより確実に反映して行うことができる。なお、このような2パスの構成は、ロードトランジスタLD1、LD2及びドライバトランジスタDV1、DV2の内で閾値電圧Vthの高低が予め把握できていないことを想定している。もし、閾値電圧Vthの高低が予め把握できている場合は、閾値電圧Vthが高い方のトランジスタ用のパスのみを配設すればよいこととなる。
次に、図6に示す装置において、モード遷移時に、クランプ用のPMOSトランジスタP1の寄生容量(図1のC3参照)やメモリセルを構成するNMOSトランジスタDV1、DV2の寄生容量(図1のC1、C2参照)が、メモリセルに記憶されたデータに悪影響を及ぼすことを回避することができる理由ついて説明する。図8は、図6に示す装置における信号波形を示す図である。上述のように、図6に示す装置においては、図1に示す装置と異なり、クランプ用のトランジスタP1のゲート端子には、メモリセルの非選択時及び選択時に、夫々バイアス電位Vbsの第1のレベル(上述の電位Vbs1)及び第2のレベル(接地電位VSS)が供給される。また、接地電位VSS供給用のトランジスタN1のゲート端子には、メモリセルの非選択から選択への遷移時に、選択信号SELが遅延されたタイミングで供給される。
具体的には、図8に示すように、メモリセルの選択(アクティブモード)時において、モード切替え信号/SLPはHレベルにある。この時、トランジスタN1のゲート端子に供給される選択信号SELはHレベルとなり、トランジスタN1がオン状態にあることから、低電位VSS_cellがLレベル(接地電位VSS)となる。なお、この時、トランジスタP1のゲート端子に供給されるバイアス電位Vbsは第2のレベル即ちLレベル(接地電位VSS)にある。
メモリセルの選択(アクティブモード)から非選択(スリープモード)への遷移時に、モード切替え信号/SLPがHレベルからLレベルに変わると、選択信号SELはANDゲート44によってHレベルからLレベルに切替えられる。この信号の変化はトランジスタN1のゲート端子に速やかに伝達され、トランジスタN1がターンオフされる。一方、トランジスタP1のゲート端子に供給されるバイアス電位Vbsは、マルチプレクサ52によって第2のレベル即ちLレベル(接地電位VSS)から第1のレベル即ちHレベル(上述の電位Vbs1)に切替えられる。しかし、この時、トランジスタP1のゲート端子における電位P1Gは、図8に示すように、LレベルからHレベルへ緩やかに変化する(低い変化レートで)。
この低い変化レートは、バイアスジェネレータ31の低駆動能力や、トランジスタP1のゲート端子に至るまでのバイアス電位Vbsに対する大きな抵抗(典型的には配線長が長いこと)を要素として設定される。必要であれば、バイアス供給線L2に、意図的に抵抗素子Rdを付加することで、変化レートを更に低くすることができる。換言すると、いずれの場合も、マルチプレクサ52からトランジスタP1のゲート端子に至るまでのバイアス供給線L2上におけるバイアス電位Vbsの伝達レートは、ANDゲート44からトランジスタN1のゲート端子に至るまでの選択信号供給線L1上における選択信号SELの伝達レートより十分に低くなるように設定される。
トランジスタP1のゲート端子の電位P1Gの変化レートは、このゲート電位P1G及び低電位VSS_cellにオーバーシュートノイズを発生させない程度に低い。具体的には、メモリセルの選択から非選択への遷移時において、ゲート電位P1Gは、バイアス電位VbsのLレベルからHレベルまで単調変化する一方、一方の低電位VSS_cellは、接地電位VSSからクランプ電位まで単調変化するように設定される。また、ゲート電位P1Gがバイアス電位VbsのHレベルで安定するタイミングと、低電位VSS_cellがクランプ電位で安定するタイミングとが実質的に一致するように設定される。
前述のように、メモリセルの非選択時に、トランジスタN1がオフ状態となると、メモリセルに生じる電圧降下により低電位VSS_cellのレベルが上昇する。この際、トランジスタP1は、そのゲート端子の電位P1G(定常状態では、これに付与されたバイアス電位VbsのHレベル即ち第1のレベルVbs1)を基準として、メモリセルに生じる電圧降下によりオン状態となる。これにより、低電位VSS_cellのレベルがクランプされ、そのレベルは、トランジスタP1のゲート端子の電位P1GとトランジスタP1の閾値電圧との和で表される。
本実施形態において、メモリセルの選択から非選択への遷移時に、トランジスタP1のゲート端子の電位P1Gは、直ぐにHレベル(第1のレベルVbs1)に到達するのではなく、LレベルからHレベルへ緩やかに変化する。このため、低電位VSS_cellのレベルも、ゲート電位P1Gに先導された状態で緩やかに変化する。これにより、ゲート電位P1G及び低電位VSS_cellに、トランジスタP1の寄生容量(図1のC3参照)に起因するオーバーシュートノイズが発生するのが防止される。
一方、メモリセルの非選択(スリープモード)から選択(アクティブモード)への遷移時に、モード切替え信号/SLPがLレベルからHレベルに変わると、トランジスタP1のゲート端子に供給されるバイアス電位Vbsは、マルチプレクサ52によって第1のレベル即ちHレベル(上述の電位Vbs1)から第2のレベル即ちLレベル(接地電位VSS)に切替えられる。しかし、上述のように、トランジスタP1のゲート端子における電位P1Gは、図8に示すように、HレベルからLレベルへ緩やかに変化する(低い変化レートで)。一方、トランジスタN1のゲート端子に供給される選択信号SELは、モード切替え信号/SLPがLレベルからHレベルに変わっても、遅延回路40によって、しばらくの間(遅延時間tdの間)はLレベルに維持される。
上述のように、トランジスタN1がオフ状態の時、低電位VSS_cellのレベルは、トランジスタP1のゲート端子の電位P1GとトランジスタP1の閾値電圧との和で表される。従って、メモリセルの非選択から選択への遷移時において、遅延回路40によって選択信号SELがLレベルに維持され、トランジスタN1がオフ状態である間は、低電位VSS_cellのレベルは、ゲート電位P1Gと共に変化する。即ち、ゲート電位P1Gは、HレベルからLレベルへ緩やかに変化するため、低電位VSS_cellのレベルも、ゲート電位P1Gに先導された状態でクランプ電位から緩やかに低下する。ゲート電位P1Gがバイアス電位Vbsの第2のレベル即ちLレベル(接地電位VSS)に到達すると、低電位VSS_cellのレベルがトランジスタP1の閾値電圧に対応する電位まで低下する。
次に、遅延時間tdの経過後に選択信号SELがHレベルとなり、トランジスタN1がオン状態となると、低電位VSS_cellのレベルが、トランジスタP1の閾値電圧に対応する電位から更に接地電位VSSにディスチャージされる。このようにVSS_cellのレベルが緩やかに変化することにより、セルの内部ノードn1、n2の電位レベルも緩やかに変化する。従って、ノードn1、n2に、メモリセルを構成するNMOSトランジスタDV1、DV2の寄生容量(図1のC1、C2参照)によるカップリングノイズが発生するのが防止される。なお、この効果を十分に得るため、遅延時間tdによって決定される選択信号SELがHレベルとなるタイミングは、ゲート電位P1Gがバイアス電位Vbsの第2のレベル即ちLレベル(接地電位VSS)に到達した以降であることが望ましい。
(第2の実施形態)
図9は、本発明の第2の実施形態に係るSRAM(半導体記憶装置)を、スタンドバイ電圧をクランプするための回路構成を中心として示す図である。図9に示す装置では、接地電位VSSに接続された電位線SL上に、図6に示す第1の追加トランジスタN1に代えて、2つのトランジスタN11、N12が並列に配設される。これらの2つのトランジスタN11、N12に関連する点を除いて、図9に示す装置は、図6に示す装置と同じ構成を有する。
具体的には、トランジスタN11、N12は共に、NMISFET、典型的にはNMOSFETからなる。しかし、トランジスタN12は、トランジスタN11よりも電流駆動力が小さくなるように設定される。トランジスタN11、N12のゲート端子には、メモリセルの選択時に、トランジスタN11、N12をオン状態とする選択信号SEL11、SEL12が、選択信号供給線L11、L12を介して供給される。即ち、トランジスタN11、N12は、概略的には、メモリセルの選択時にオン状態となり、非選択時にオフ状態となる。メモリセルの選択時には、オン状態のトランジスタN11、N12を通して、低電位VSS_cell側のノードに接地電位VSSが印加される。
選択信号供給線L11には、遅延素子42及びANDゲート44を含む遅延回路40が配設される。ANDゲート44の一方の入力にはモード切替え信号/SLPが供給され、他方の入力には遅延素子42を介してモード切替え信号/SLPが供給される。遅延回路40は、メモリセルの非選択から選択への遷移時において、トランジスタN11をオン状態とする選択信号SEL11のレベルをトランジスタN11のゲート端子に供給するタイミングを時間tdだけ遅延させるように構成される。一方、選択信号供給線L11には、遅延回路40を経ずに、モード切替え信号/SLPがそのまま選択信号SEL12として供給される。
図10は、図9に示す装置における信号波形を示す図である。図9に示す装置において、メモリセルの選択(アクティブモード)から非選択(スリープモード)への遷移時には、図6に示す装置と同じ態様で、ゲート電位P1G及び低電位VSS_cellに、トランジスタP1の寄生容量(図1のC3参照)に起因するオーバーシュートノイズが発生するのが防止される。一方、メモリセルの非選択から選択への遷移時には、図6に示す装置よりもより効果的に、セルの内部ノードn1、n2に、メモリセルを構成するNMOSトランジスタDV1、DV2の寄生容量(図1のC1、C2参照)によるカップリングノイズが発生するのが防止される。
即ち、第1の実施形態に係る図6に示す装置においては、メモリセルの選択から非選択への遷移時には、低電位VSS_cellのレベルが、ゲート電位P1Gに先導された状態でトランジスタP1の閾値電圧に対応する電位まで緩やかに低下する。しかし、次に、選択信号SELがHレベルとなり、トランジスタN1がオン状態となると、低電位VSS_cellのレベルは、比較的高い変化レートで、更に接地電位VSSにまで低下する。トランジスタP1の閾値電圧が大きい(即ち、低電位VSS_cellのレベルの最後の段階の変化幅が大きい)場合には、この比較的高い変化レートにより生ずるカップリングノイズは無視できなくなる。
これに対して、第2の実施形態に係る図9に示す装置においては、メモリセルの非選択(スリープモード)から選択(アクティブモード)への遷移時に、モード切替え信号/SLPがHレベルになると、先ず、電流駆動力が小さいトランジスタN12のみがターンオンされる。低電位VSS_cellのレベルは、ゲート電位P1Gの低下に連動して低下するが、トランジスタN12がオン状態にあることから、トランジスタP1の閾値電圧に対応する電位でクランプされずに、そのままLレベル(接地電位VSS)まで低下する。その後、電流駆動力が大きいトランジスタN11もターンオンされるが、その際に、低電位VSS_cellのレベルの変化は実質的にないため、セルの内部ノードn1、n2に、カップリングノイズが発生することはない。
(第3の実施形態)
図11は、本発明の第3の実施形態に係るSRAM(半導体記憶装置)を、スタンドバイ電圧をクランプするための回路構成を中心として示す図である。図11に示す装置では、トランジスタN1のゲート端子に接続された選択信号供給線L1上に、図6に示す遅延回路40に代えて、インバータ回路60が配設される。このインバータ回路60に関連する点を除いて、図11に示す装置は、図6に示す装置と同じ構成を有する。なお、効果の面からみると、図11に示す装置は、図9に示す装置と類似するが、より簡便な回路で同様の効果を得ることができる。
具体的には、インバータ回路60は、NOTゲート64と、夫々電源電位VDD及び接地電位VSSに接続されたプルアップトランジスタN61及びプルダウントランジスタN62とを具備する。トランジスタN61、N62は共に、NMISFET、典型的にはNMOSFETからなる。しかし、プルアップトランジスタN61は、プルダウントランジスタN62よりも電流駆動力が小さくなるように設定される。これにより、トランジスタN1のオフ状態からオン状態への切り替えが、オン状態からオフ状態への切り替えよりも遅くなる。
図12は、図11に示す装置における信号波形を示す図である。図11に示す装置において、メモリセルの選択(アクティブモード)から非選択(スリープモード)への遷移時には、プルダウントランジスタN62の電流駆動力が大きいため、トランジスタN1のゲート端子の電位は、速やかに選択信号SELのLレベルへと変化する。これに対して、トランジスタP1のゲート端子の電位P1Gは、前述のようにLレベルからHレベルへ緩やかに変化する。このため、図11に示す装置においても、図6に示す装置と実質的に同じ態様で、ゲート電位P1G及び低電位VSS_cellに、トランジスタP1の寄生容量(図1のC3参照)に起因するオーバーシュートノイズが発生するのが防止される。
一方、メモリセルの非選択から選択への遷移時には、プルアップトランジスタN61の電流駆動力が小さいため、選択信号SELは緩やかにHレベルへと変化する。この際、低電位VSS_cellのレベルは、トランジスタP1のゲート電位P1Gの低下に連動して低下するが、トランジスタN1が弱いオン状態にあることから、トランジスタP1の閾値電圧に対応する電位でクランプされずに、そのままLレベル(接地電位VSS)まで低下する。その後、選択信号SELがHレベルとなり、トランジスタN1が完全なオン状態となるが、その際に、低電位VSS_cellのレベルの変化は実質的にないため、セルの内部ノードn1、n2にカップリングノイズが発生することはない。
(第4の実施形態)
図13は、本発明の第4の実施形態に係るSRAM(半導体記憶装置)を、スタンドバイ電圧をクランプするための回路構成を中心として示す図である。第1乃至第3の実施形態では、スタンドバイ電圧をクランプするため(即ち、スタンドバイリークを減少させるため)、メモリセルの低電位VSS_cellのレベルを制御しているが、同様な思想で高電位VDD_cellのレベルを制御することもできる。図13に示すSRAMはかかる観点に基づいて構成される。なお、このSRAMのメモリセルアレイ21及びメモリセル24の構成は、図4及び図5に示すそれらと同一である。
図13に示すように、電源電位VDDに接続された電位線DL上に、電位線DLを選択的に導通させる第1の追加トランジスタP21が配設される。トランジスタP21は、PMISFET、典型的にはPMOSFETからなる。トランジスタP21のゲート端子には、メモリセルの選択時に、トランジスタP21をオン状態とする選択信号SEL21が、選択信号供給線L21を介して供給される。即ち、トランジスタP21は、概略的には、メモリセルの選択時にオン状態となり、非選択時にオフ状態となる。メモリセルの選択時には、オン状態のトランジスタP21を通して、高電位VDD_cell側のノードに電源電位VDDが印加される。
選択信号供給線L21には、遅延素子142及びORゲート144を含む遅延回路140が配設される。ORゲート144の一方の入力にはモード切替え信号SLP(第1の実施形態の信号/SLPの反転信号)が供給され、他方の入力には遅延素子142を介してモード切替え信号SLPが供給される。遅延回路140は、メモリセルの非選択から選択への遷移時において、トランジスタP21をオン状態とする選択信号SEL21のレベルをトランジスタP21のゲート端子に供給するタイミングを遅延させるように構成される。この点に関する動作の詳細は、第1実施形態に係る図6に示す装置と実質的に同じである。
電位線DL上にはまた、電位線DLを選択的に導通させる第2の追加トランジスタN21が、第1の追加トランジスタP21と並列となるように配設される。トランジスタN21は、NMISFET、典型的にはNMOSFETからなる。トランジスタN21のゲート端子には、メモリセルの非選択及び選択に夫々対応して第1及び第2のレベルを有するバイアス電位Vbsxが、バイアス供給線L22を介して供給される。第2の追加トランジスタN21は、第1の追加トランジスタP21のオフ状態において、メモリセルに生じる電圧降下によりバイアス電位Vbsxを基準としてオン状態となる。バイアス電位Vbsxの第1のレベルは、電源電位(第1の駆動電位)VDDと接地電位(第1の駆動電位よりも低い第2の駆動電位)VSSとの間の電位である。バイアス電位Vbsxの第2のレベルは、バイアス電位Vbsxの第1のレベルと比較して、電源電位VDDに近い電位であり、本実施形態においては、電源電位VDDからなる。
バイアス供給線L22には、バイアス電位Vbsxの第1及び第2のレベルを選択的に供給するため、マルチプレクサ152を含む選択回路150が配設される。マルチプレクサ152の一方の入力にはバイアスジェネレータ131の出力(バイアス電位Vbsxの第1のレベル)が供給され、他方の入力には電源電位VDD(バイアス電位Vbsxの第2のレベル)が供給される。更に、マルチプレクサ152の制御端子にはモード切替え信号SLPが供給される。即ち、マルチプレクサ152は、モード切替え信号SLPによって駆動され、バイアス供給線L2にバイアス電位Vbsxの第1及び第2のレベルを選択的に供給する。
図13に示す装置においても、メモリセルの選択から非選択への遷移時には、図6に示す装置と同じ態様で(極性は反転するが)、トランジスタN21のゲート端子の電位及び高電位VDD_cellに、トランジスタN21の寄生容量に起因するオーバーシュートノイズが発生するのが防止される。一方、メモリセルの非選択から選択への遷移時には、図6に示す装置と同じ態様で(極性は反転するが)、セルの内部ノードn1、n2に、メモリセルを構成するPMOSトランジスタLD1、LD2の寄生容量によるカップリングノイズが発生するのが防止される。
(第1乃至第4の実施形態に共通の事項)
上述の実施形態において、SRAMのメモリセル24は、図5に示すように、6個のトランジスタにより形成される。しかし、上述の実施形態に示された思想は、他のタイプのSRAM、例えば、2つのロードトランジスタを置換する2個の抵抗器と4個のトランジスタとでメモリセルが形成されるタイプのSRAMにも同様に適用することができる。また、バイアスジェネレータ31は、バイアス電位Vbsの第1のレベルが、電源電位(第1の駆動電位)VDDと接地電位(第2の駆動電位)VSSとの間の電位差の変動と、トランジスタの閾値電圧Vthの変動(主にプロセスによる誤差)とを反映するように構成される。しかし、上述の実施形態に示された思想は、バイアスジェネレータがこれらの変動を反映しないように構成されている場合にも同様に適用することができる。
その他、本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。
本発明の開発の過程において本発明者によって提案された、SRAMにおけるスタンドバイリークを減少させるための回路的な対策の一例を示す図 図1に示す装置のスタンドバイ時におけるメモリセルの電位関係を示す図。 図1に示す装置における信号波形を示す図。 本発明の第1の実施形態に係るSRAM(半導体記憶装置)を示すブロック図。 図4に示すメモリセルアレイ内の1つのメモリセルを拡大して示す図。 第1の実施形態に係るSRAM(半導体記憶装置)を、スタンドバイ電圧をクランプするための回路構成を中心として示す図。 図6に示す装置のスタンドバイ時におけるメモリセルの電位関係を示す図。 図6に示す装置における信号波形を示す図。 本発明の第2の実施形態に係るSRAM(半導体記憶装置)を、スタンドバイ電圧をクランプするための回路構成を中心として示す図。 図9に示す装置における信号波形を示す図。 本発明の第3の実施形態に係るSRAM(半導体記憶装置)を、スタンドバイ電圧をクランプするための回路構成を中心として示す図。 図11に示す装置における信号波形を示す図。 本発明の第4の実施形態に係るSRAM(半導体記憶装置)を、スタンドバイ電圧をクランプするための回路構成を中心として示す図。
符号の説明
21…メモリセルアレイ;24…メモリセル;WL…ワード線;BL、/BL…相補対のデータ線;DV1、DV2…ドライバトランジスタ;LD1、LD2…ロードトランジスタ、XF1、XF2…トランスファーゲートトランジスタ;SL…接地電位に接続された電位線;DL…電源電位に接続された電位線;31、131…バイアスジェネレータ;40、140…遅延回路;42、142…遅延素子;50、150…選択回路;52、152…マルチプレクサ;60…インバータ回路;N1、P1、N11、N12…接地電位とメモリセルの低電位ノードとの間に配設されたトランジスタ;P21、N21…電源電位とメモリセルの高電位ノードとの間に配設されたトランジスタ;N61…プルアップトランジスタ;N62…プルダウントランジスタ。

Claims (5)

  1. 複数のメモリセルが配列されたメモリセルアレイと、
    前記メモリセルを選択する複数のワード線と、
    前記メモリセルに対するデータの送受を行う複数のデータ線と、
    第1の駆動電位を各メモリセルに供給する第1の電位線と、
    前記第1の駆動電位よりも低い第2の駆動電位を各メモリセルに供給する第2の電位線と、
    前記第1及び第2の電位線の一方の電位線上に配設され、前記一方の電位線を選択的に導通させる第1の追加FET(FET: Field-Effect Transistor)と、
    前記メモリセルの選択時に前記第1の追加FETをオン状態とする選択信号を、前記第1の追加FETのゲート端子に供給する選択信号供給線と、
    前記第1の追加FETと並列となるように前記一方の電位線上に配設され、前記一方の電位線を選択的に導通させる第2の追加FETと、
    前記メモリセルの非選択及び選択に夫々対応して第1及び第2のレベルを有するバイアス電位を前記第2の追加FETのゲート端子に供給するバイアス供給線と、前記第2の追加FETは、前記メモリセルに生じる電圧降下により前記バイアス電位を基準としてオン状態となることと、前記バイアス電位の第1のレベルは前記第1及び第2の駆動電位間の電位であり、前記バイアス電位の第2のレベルは、前記一方の電位線に対応する前記第1及び第2の駆動電位の内の一方の電位であることと、
    を具備することを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 前記選択信号供給線に接続された遅延回路を更に具備し、前記遅延回路は、前記メモリセルの非選択から選択への遷移時において、前記第1の追加FETをオン状態とする前記選択信号のレベルを前記第1の追加FETのゲート端子に供給するタイミングを遅延させることを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 前記第1の追加FETと並列となるように前記一方の電位線上に配設され、前記一方の電位線を選択的に導通させる第3の追加FETと、前記の第3の追加FETは前記第1の追加FETよりも電流駆動力が小さいことと、
    前記メモリセルの選択時に前記第3の追加FETをオン状態とする選択信号を、前記遅延回路を経ずに前記第3の追加FETのゲート端子に供給する選択信号供給線と、
    を更に具備することを特徴とする請求項2に記載の半導体記憶装置。
  4. 前記選択信号供給線に接続されたインバータ回路を更に具備し、前記インバータ回路は、電流駆動力が異なるプルアップFETとプルダウンFETとを具備し、前記第2の追加FETのオフ状態からオン状態への切り替えが、オン状態からオフ状態への切り替えよりも遅くなるように設定されることを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  5. 複数のメモリセルが配列されたメモリセルアレイと、前記メモリセルの夫々は、第1乃至第4のNMIS(MIS: Metal-Insulator-Semiconductor)FETと第1及び第2のPMISFETとを含むことと、前記第1のNMISFETのドレイン端子と前記第1のPMISFETのドレイン端子とが接続されることと、前記第2のNMISFETのドレイン端子と前記第2のPMISFETのドレイン端子とが接続されることと、前記第1のNMISFET及び前記第1のPMISFETのゲート端子は、前記第2のNMISFET及び前記第2のPMISFETの前記ドレイン端子と前記第3のNMISFETのソース端子とに接続されることと、前記第2のNMISFET及び前記第2のPMISFETのゲート端子は、前記第1のNMISFET及び前記第1のPMISFETの前記ドレイン端子と前記第4のNMISFETのソース端子とに接続されることと、
    前記メモリセルを選択する複数のワード線と、各ワード線は前記第3のNMISFET及び前記第4のNMISFETのゲート端子に接続されることと、
    前記メモリセルに対するデータの送受を行う複数のデータ線と、各データ線は前記第3のNMISFET及び前記第4のNMISFETのドレイン端子に夫々接続されることと、
    前記第1のPMISFET及び前記第2のPMISFETのソース端子を第1の駆動電位の供給源に接続する第1の電位線と、
    前記第1のNMISFET及び前記第2のNMISFETのソース端子を前記第1の駆動電位よりも低い第2の駆動電位の供給源に接続する第2の電位線と、
    前記第2の電位線上に配設され、前記第2の電位線を選択的に導通させる第5のNMISFETと、
    前記メモリセルの選択時に前記第5のNMISFETをオン状態とする選択信号を、前記第5のNMISFETのゲート端子に供給する選択信号供給線と、
    前記第5のNMISFETと並列となるように前記第2の電位線上に配設され、前記第2の電位線を選択的に導通させる第3のPMISFETと、
    前記メモリセルの非選択及び選択に夫々対応して第1及び第2のレベルを有するバイアス電位を前記第3のPMISFETのゲート端子に供給するバイアス供給線と、前記バイアス電位の第1のレベルは前記第1及び第2の駆動電位間の電位であり、前記バイアス電位の第2のレベルは前記第2の駆動電位であることと、
    前記メモリセルの非選択及び選択を切替えるモード切替え信号によって駆動され、前記バイアス電位の第1及び第2のレベルを前記バイアス供給線に選択的に供給する選択回路と、
    前記バイアス電位の第1のレベルを生成すると共に、前記選択回路の一方の入力に供給するバイアス生成回路と、
    を具備する。
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