JP2006329455A - レシピ作成キッチンシステムおよび調理機器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 各調理機器10〜13は、調理制御信号をホーム端末1に送信可能に構成される。ホーム端末1は、調理制御情報を経過時間と共にレシピの手順に対応付けてレシピデータを作成する制御回路2を備える。調理作業者が各調理機器10〜13を操作すると、その操作により各調理機器10〜13に与えられた調理制御情報はホーム端末1に送信される。ホーム端末1の制御回路2は、受信した調理制御情報を経過時間と共にレシピの手順に対応付けて、各調理機器10〜13に対して行われた操作内容とその操作が行われたタイミングとが付加されたレシピデータを自動的に作成する。
【選択図】 図1
Description
このようなレシピを作成するに際して、例えば、調理機器メーカーなどでは、レシピ作成のために費用や人手をかけて、器材や食材などを十分に整えた環境で、しかも、作業を分担しながら(例えば、調理を進行する作業と調理内容やそのタイミングなどを記録する作業とを分担しながら)レシピを作成することができる。従って、調理内容やそのタイミングなどが詳しく記載されたレシピを比較的容易に作成することができる。
しかしながら、調理を進行しながら調理手順を書き残すという方法では、調理手順を詳しく記録することは困難であり、また、どのように調理したのかを思い出せないこともあるので、上記したように調理内容が詳しく記載されたレシピを作成することができない場合が多かった。また、作成したレシピを、例えば、インターネットで公開するような場合には、いくつもの調理手順をPC端末に入力してレシピをデータ化しなければならず手間のかかるものであった。
以下、本発明の第1の実施形態について図1ないし図12を参照して説明する。まず、本実施形態の構成について図1および図2を参照して説明する。
図1は、レシピ作成キッチンシステムの電気的なブロック構成を概略的に示すものである。図1において、制御装置としてのホーム端末1は、CPUを主体としてROM、RAMや各種インターフェース回路などから構成された制御回路2が設けられると共に、この制御回路2に接続される各種回路から構成されている。この制御回路2は、レシピ作成手段としての機能を有するものである。
冷蔵庫10(電子レンジ11、IHクッキングヒータ12、炊飯器13)は、制御回路10a(11a、12a、13a)、通信回路10b(11b、12b、13b)、表示部10c(11c、12c、13c)、操作部10d(11d、12d、13d)などから構成される。
通信回路10b(11b、12b、13b)は、送信手段としての機能を有するものであり、制御回路10a(11a、12a、13a)に与えられた調理制御情報をホーム端末1に送信することができると共に、各種の情報の授受を行うための機能を備えている。
表示部10c(11c、12c、13c)は、小型の液晶表示器であり、制御回路10a(11a、12a、13a)に与えられた調理制御情報や各種の設定情報などの表示を行うものである。操作部10d(11d、12d、13d)は、調理作業者による操作に応じた調理制御情報を制御回路10a(11a、12a、13a)に与えるものである。
(1)レシピデータ作成の概略的な全体の流れ
まず、全体の概略的な流れについて図3を参照して説明する。ホーム端末1にはメイン制御プログラムが格納されており、調理作業者が入力したレシピの手順を表示部3に表示するレシピ手順入力ルーチンS1、入力されたレシピの手順に調理機器の操作内容などを対応付けてレシピデータを作成するレシピデータ作成ルーチンS2、作成したレシピデータに修正を加えるレシピデータ修正ルーチンS3、完成したレシピデータをレシピ公開サイト9などのサーバにアップロードするアップロードルーチンS4を順次実行する。これらの各ルーチンS1〜S4については、以下に詳述する。
レシピ手順入力ルーチンS1では、制御回路2は、まず、表示部3に複数の文字キーなどが設けられた入力画面(図示せず)を表示する。そして、調理作業者が文字キーを操作して入力画面にレシピの手順を入力すると、制御回路2は、図6に示すように、入力されたレシピの手順の全体を表示部3に表示する(図6中符号aで示す部分)。図6中右側に示す部分には、タイマ6が計時する調理開始からの経過時間(図6中符号bで示す部分)や「次へ」ボタン(図6中符号cで示す部分)が表示される。なお、図6中右側に示す部分のうち、その他の部分は、レシピデータを作成する場合に、実際に調理作業者が行った調理動作(各調理機器10〜13の操作の記録)などを表示する部分であるので、詳細については、レシピデータ作成ルーチンS2の処理において説明する。
次に、上記したレシピの手順に従って調理作業者が各調理機器10〜13を使用しながら調理作業を実行したときに、そのレシピデータを作成するレシピデータ作成ルーチンS2について説明する。ここでは、図6に示したレシピの手順4を実施する場合を例にとり、IHクッキングヒータ12を使用する場合の具体的内容を図4のフローチャートを参照して説明する。なお、手順4では、「バターを熱して、野菜とベーコンを入れて炒め、米を加えて、米が透き通るまで炒める」という調理作業を実施する。
制御回路2は、レシピデータ作成ルーチンS2によりレシピデータを作成すると、続いて、レシピデータ修正ルーチンS3を実行する。以下、レシピデータ修正ルーチンS3について図5および図7を参照して説明する。
上記したレシピデータ修正ルーチンS3が終了すると、制御回路2は、アップロードルーチンS4を実行する。アップロードルーチンS4では、制御回路2は、図8に示すようなアップロード画面を表示部3に表示する。このアップロード画面には、「アップロード」ボタンa、「キャンセル」ボタンb、「戻る」ボタンcなどが備えられている。そして、「アップロード」ボタンaが押された場合には、制御回路2は、通信端末7を介して、作成したレシピデータをインターネット8に接続されているレシピ公開サイト9のサーバにアップロードする。一方、「キャンセル」ボタンbが押された場合には、制御回路2は、作成したレシピデータのアップロードを行わずに、ホーム端末1に備えられたハードディスクなどの記憶装置(図示せず)に記憶する。また、「戻る」ボタンcが押された場合には、制御回路2は、再度、レシピデータ修正ルーチンS3を実行する。
上記したアップロードルーチンS4で作成したレシピデータをレシピ公開サイト9で公開しておけば、そのレシピデータを他のユーザがダウンロードして利用することができる。ここでは、さらに、調理作業者がレシピを作成したものと同様のレシピ作成キッチンシステムを有するユーザが、レシピデータをダウンロードして利用する場合について図9を参照して具体的に説明する。
第1に、調理作業者が各調理機器10〜13を操作すると、その操作内容やタイミングがレシピの手順に対応付けられたレシピデータが自動的に作成されるように構成したので、煩わしい作業を伴うことなく調理手順を記録することができ、レシピデータを容易に作成することができる。
第3に、レシピをデータとしてホーム端末1で作成するので、作成されたレシピデータについて、インターネット8などを介してそのまま配信可能であり、レシピ公開サイト9を利用してレシピを公開したいというニーズに対応することができる。
次に、本発明の第2の実施形態について図13ないし図21を参照して説明する。なお、上記した第1の実施形態に記載したものと同一の部分については説明を省略し、以下、異なる部分についてのみ説明する。
(1)本実施形態の全体の流れ
まず、本実施形態の全体の流れについて説明する。本実施形態においても、ホーム端末1にはメイン制御プログラムが格納されており、レシピ手順入力ルーチンS1、レシピデータ作成ルーチンS2、レシピデータ修正ルーチンS3、アップロードルーチンS4を順次実行する(図3参照)。各ルーチンS1〜S4については、以下に詳述する。
レシピ手順入力ルーチンS1では、制御回路2は、まず、第1の実施形態に示したものと同様の入力画面(図示せず)を表示する。そして、調理作業者が文字キーを操作して入力画面にレシピの手順を入力すると、制御回路2は、入力されたレシピの手順の全体を表示部3の左側に表示する(図16中符号aで示す部分)。各手順は、手順中の調理動作ごとに下線を付した状態に表示されていている。例えば、手順6の「沸騰したら弱火にして、米の中心にわずかに芯が残る程度まで炊く」や「水分が少なくなったら水を足す」という調理動作が夫々1つの調理動作ブロックb、cとして選択可能に表示されている。また、表示部3には、チェックポイントボタンP、調理開始ボタンe、調理終了ボタンf、調理情報表示部gおよび調理記録表示部hが表示される。
次に、上記したレシピの手順に従って調理作業者が各調理機器10〜13やチェックポイントボタンPを使用しながら調理作業を実行したときに、そのレシピデータを作成するレシピデータ作成ルーチンS2について説明する。
制御回路2は、各調理機器10〜13の操作によるアクションについては、図19に示すように、調理動作(図19中符号aで示す部分)、経過時間(図19中符号bで示す部分)、操作記録(図19中符号cで示す部分)、検出データおよび必要度(図19中符号dで示す部分)を<action></action>タグでまとめて1つのアクション記録として記録する。また、チェックポイントボタンPによるアクションについては、図20に示すように、調理動作(図20中符号aで示す部分)、経過時間(図20中符号bで示す部分)、チェックポイントボタンPが押された旨の情報(図20中符号cで示す部分)、検出データおよび必要度(図20中符号dで示す部分)を<action></action>タグでまとめて1つのアクション記録として記録する。このとき、制御回路2は、必要度については、‘◎’‘○’‘×’のマークを夫々数値に対応付けて(必要度の高い方から順に‘1’‘2’‘3’に対応付けて)記録する。制御回路2は、アクションごとに図19および図20に示すような形式でアクション記録を作成していく。そして、調理が終了すると、制御回路2は、第1の実施形態の図12に示すような態様で、レシピの手順に記述されている料理名(「リゾット」)及び調理開始から終了までの総経過時間の情報(00:61)を付加してレシピの手順全体のレシピデータを作成する。
制御回路2は、レシピデータ作成ルーチンS2によりレシピデータを作成すると、続いて、レシピデータ修正ルーチンS3を実行する。以下、レシピデータ修正ルーチンS3について図17を参照して説明する。なお、レシピデータ作成ルーチンS2で行われる処理の流れは、第1の実施形態の図5に示したものと同様であるので、説明に際しては図5を流用しながら説明する。
上記したレシピデータ修正ルーチンS3が終了すると、制御回路2は、第1の実施形態に示したものと同様にしてアップロードルーチンS4を実行する。アップロードルーチンS4では、制御回路2は、アップロード画面(図8参照)を表示部3に表示する。そして、「アップロード」ボタンaが押された場合には、制御回路2は、作成したレシピデータをレシピ公開サイト9にアップロードする。一方、「キャンセル」ボタンbが押された場合には、制御回路2は、作成したレシピデータをホーム端末1に備えられたハードディスクなどの記憶装置(図示せず)に記憶する。また、「戻る」ボタンcが押された場合には、制御回路2は、再度、レシピデータ修正ルーチンS3を実行する。
次に、アップロードしたレシピデータを、ダウンロードして利用する場合について図18を参照して具体的に説明する。なお、第2の実施形態においても、ユーザは、調理作業者がレシピを作成したものと同様のレシピ作成キッチンシステムを有するものとする。
第1に、レシピの各手順について、その手順中に各調理機器10〜13に対して行われた操作内容とその操作が行われたタイミングの他に、そのときの各センサ10e〜13eやカメラ14の検出データ(つまり、その時点での被調理物の調理状態)が付加されたレシピデータが自動的に作成されるので、より詳しいレシピデータを自動的に作成することができる。
第3に、各センサ10e〜13eやカメラ14に対して必要度を設定する構成としたので、その手順において、どの検出データが必要であるのかをも記録することができる。どのセンサにどのような意味があるのかは調理の内容や調理作業者の感覚によって異なるので、このように、調理作業者にセンサの意味付けを行ってもらい、その情報をも記録することにより、検出データを有効に活用することができる。
第6に、図18において、レシピデータに記録されている検出データと実際に各センサ10e〜13eが検出する検出データとを表示する構成としたので、ユーザは、これらの検出データを比較することにより、レシピデータに対して忠実に調理を行うことができる。
次に、本発明の第3の実施形態について図22ないし図27を参照して説明する。なお、上記した第1の実施形態および第2の実施形態に記載したものと同一の部分については説明を省略し、以下、異なる部分についてのみ説明する。
(1)第3の実施形態の全体の流れ
まず、第3の実施形態の全体の流れについて図23を参照して説明する。第3の実施形態では、上記した第1の実施形態および第2の実施形態で示したものとは異なり、ホーム端末1は、レシピ手順入力ルーチンS1を単独で実行することなく、レシピ手順入力ルーチンS1を兼ねたレシピデータ作成ルーチンS5を実行し、これに続けて、レシピデータ修正ルーチンS3、アップロードルーチンS4を順次実行する。これらの各ルーチンS5、S3、S4については、以下に詳述する。
次に、調理作業者が各調理機器10〜13および調理者用マイク16を使用しながら調理作業を実行したときに、そのレシピデータを作成するレシピデータ作成ルーチンS5について図24および図25を参照して説明する。なお、このレシピデータ作成ルーチンS5は、上記した第1の実施形態および第2の実施形態で示した各ルーチンS1〜S4のうちレシピ手順入力ルーチンS1およびレシピデータ作成ルーチンS2に相当する処理を行うものである。
レシピデータ作成ルーチンS5によりレシピデータを作成すると、制御回路2は、第2の実施形態に示したものと同様にして、レシピデータ修正ルーチンS3を実行する。以下、レシピデータ修正ルーチンS3について図26を参照して説明する。
(4)アップロードルーチンS4の処理
上記したレシピデータ修正ルーチンS3が終了すると、制御回路2は、第1の実施形態および第2の実施形態に示したものと同様にしてアップロードルーチンS4を実行する。アップロードルーチンS4では、制御回路2は、アップロード画面(図8参照)を表示部3に表示する。そして、「アップロード」ボタンaが押された場合には、制御回路2は、作成したレシピデータをレシピ公開サイト9にアップロードする。一方、「キャンセル」ボタンbが押された場合には、制御回路2は、作成したレシピデータをホーム端末1に備えられたハードディスクなどの記憶装置(図示せず)に記憶する。また、「戻る」ボタンcが押された場合には、制御回路2は、再度、レシピデータ修正ルーチンS3を実行する。
次に、アップロードしたレシピデータを、ダウンロードして利用する場合について説明する。なお、第3の実施形態においても、ユーザは、調理作業者がレシピを作成したものと同様のレシピ作成キッチンシステムを有するものとする。
ユーザが、レシピ公開サイト9からレシピデータをホーム端末1にダウンロードすると、制御回路2は、第2の実施形態で示したものと同様にして、レシピの手順を図18に示すように調理動作ブロックごとに表示部3の左側に表示する。表示部3の右側の部分には、調理動作ブロックの調理動作に関する情報が順次表示されるので、ユーザは、調理動作ブロックを順次押していくことにより、調理を進行することができる。
第1に、レシピの各手順について、その手順中に各調理機器10〜13に対して行われた操作内容とその操作が行われたタイミングやそのときの各センサ10e〜13eやカメラ14の検出データ(つまり、その時点での被調理物の調理状態)の他に、調理作業者の音声情報が付加されたレシピデータが自動的に作成されるので、より詳しいレシピデータを自動的に作成することができる。
第2に、調理者用マイク16を介して、調理手順を入力しながらレシピデータを作成することができ、事前に調理手順を記述する必要がない。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について図28ないし図33を参照して説明する。なお、上記した第1の実施形態ないし第3の実施形態に記載したものと同一の部分については説明を省略し、以下、異なる部分についてのみ説明する。
(1)本実施形態の全体の流れ
まず、本実施形態の全体の流れについて説明する。本実施形態においても、ホーム端末1にはメイン制御プログラムが格納されており、第3の実施形態に示したものと同様にして、レシピデータ作成ルーチンS5、レシピデータ修正ルーチンS3、アップロードルーチンS4を順次実行する(図23参照)。これらの各ルーチンS5、S3、S4については、以下に詳述する。
次に、調理作業者が各調理機器10〜13、調理者用マイク16および各種調理器具を使用しながら調理作業を実行したときに、そのレシピデータを作成するレシピデータ作成ルーチンS5について図30および図31を参照して説明する。
次に、制御回路2がアクションを記録し表示する場合に行う処理について具体的に説明する。調理作業者が、アクションとして、例えば、調理開始から38分後に‘フライ返し’を使って炒める操作を終えて‘おたま’を使って混ぜる操作を始めると共に、「ブイヨンを加え塩・コショウして強火にかける」と音声入力し、IHクッキングヒータ12の火力設定を火力17に操作すると、制御回路2は、‘フライ返し’の加速度センサ17から送信されていた動作信号および‘おたま’の加速度センサ17から送信された動作信号の動作パターンを記録する(ステップS74で「YES」、ステップS79)。このとき、制御回路2は、動作パターンを、例えば、‘フライ返し’から受信した動作信号については「炒める」と認識し、‘おたま’から受信した動作信号については「混ぜる」と認識して記録する。続いて、調理開始からの経過時間(0:38)を記録し(ステップS80)、その時点の検出データおよび必要度を記録する(ステップS81)。そして、このアクションの記録を調理記録表示部bに表示する(ステップS82、図31中符号eで示す部分)。
レシピデータ作成ルーチンS5によりレシピデータを作成すると、制御回路2は、第3の実施形態に示したものと同様にして、レシピデータ修正ルーチンS3を実行する。以下、レシピデータ修正ルーチンS3について図32を参照して説明する。
このようにして、レシピデータの修正が行われ、最後に「確認」ボタンaが押されると、制御回路2は、レシピデータ修正ルーチンS3を終了する。
上記したレシピデータ修正ルーチンS3が終了すると、制御回路2は、第3の実施形態に示したものと同様にしてアップロードルーチンS4を実行する。これにより、本実施形態においても、調理作業者は、アップロード画面(図8参照)を介して作成したレシピデータをアップロードすることができる。
次に、アップロードしたレシピデータを、ダウンロードして利用する場合について説明する。なお、第4の実施形態においても、ユーザは、調理作業者がレシピを作成したものと同様のレシピ作成キッチンシステムを有するものとする。
なお、本発明は、上記した各実施形態に限定されるものではなく、次のように変形または拡張することができる。
各センサ10e〜13eは、各調理機器10〜13に組み込んだ構成としているが、被調理物の調理状態を検出できる態様であれば、例えば、センサ単独で独立して備える構成であってもよい。
加速度センサ17を各調理器具に備えて調理器具の動きを介して調理作業者の動作を記録する構成としたが、例えば、調理作業者の腕などに加速度センサ17を備えて調理作業者の動作を記録する構成であってもよい。
レシピデータの自動修正では、データサーバ15からアクション記録をダウンロードする構成としているが、これに限らず、必要度提供手段の機能をホーム端末1内に設けてもよいし、あるいは、メモリ素子などを装着することで同様の機能を果たすようにしてもよい。
レシピ手順入力ルーチンS1においてレシピの手順を入力する方法としては、ホーム端末1にキーボードなどの入力装置を備えて、この入力装置を介して入力する構成であってもよいし、インターネット8に公開されているレシピの手順をダウンロードして入力する構成であってもよい。また、以前に入力したレシピの手順をメモリに記憶しておき、これを再度入力する構成であってもよいし、CD−ROMなどの媒体から外部入力する構成であってもよい。
作成されたレシピデータに対して、各種の加工を加える構成であってもよい。例えば、調理作業者が1人分のレシピデータを作成した場合に、変換プログラムにより4人分のレシピデータに変換する構成であってもよい。
Claims (8)
- 操作に応じた調理制御情報が与えられると、これに応じて調理動作を実施するように設けられた少なくとも1つの調理機器と、
前記調理機器が接続され前記調理制御情報を受信可能に設けられた制御装置とを備え、
前記調理機器は、前記調理制御情報が与えられるとその調理制御情報を前記制御装置に送信する送信手段を備え、
前記制御装置は、
調理開始からの経過時間を計時する計時手段と、
前記送信手段から前記調理制御情報を受信すると、その調理制御情報を前記計時手段の前記経過時間と共にレシピの手順に対応付けてレシピデータを作成するレシピ作成手段とを備えたことを特徴とするレシピ作成キッチンシステム。 - 請求項1に記載のレシピ作成キッチンシステムにおいて、
被調理物の調理状態を検出するように設けられた少なくとも1つの検出手段を備え、
前記レシピ作成手段は、
前記送信手段から前記調理制御情報を受信すると、その調理制御情報を前記計時手段の前記経過時間と前記検出手段の検出データと共にレシピの手順に対応付けてレシピデータを作成することを特徴とするレシピ作成キッチンシステム。 - 請求項2に記載のレシピ作成キッチンシステムにおいて、
前記制御装置は、
前記検出手段の検出データがレシピの各手順において必要であるか否かの度合いを示す必要度を設定可能に構成され、
前記レシピ作成手段は、前記制御手段により設定された前記検出手段の検出データの必要度をレシピの手順に対応付けてレシピデータを作成することを特徴とするレシピ作成キッチンシステム。 - 請求項3に記載のレシピ作成キッチンシステムにおいて、
レシピの手順に含まれているキーワードに対応して前記検出手段の検出データの必要度を提供する必要度提供手段を備え、
前記制御装置は、
前記キーワードが与えられると、前記必要度提供手段から提供される前記キーワードに対応した前記必要度を前記検出手段の検出データの必要度として設定することを特徴とするレシピ作成キッチンシステム。 - 請求項1ないし4の何れかに記載のレシピ作成キッチンシステムにおいて、
調理作業者の音声を入力するための音声入力手段を備え、
前記レシピ作成手段は、
前記音声入力手段から音声情報を受信すると、その音声情報を前記計時手段の前記経過時間と共にレシピの手順に対応付けてレシピデータを作成することを特徴とするレシピ作成キッチンシステム。 - 請求項1ないし5の何れかに記載のレシピ作成キッチンシステムにおいて、
調理作業者および調理器具の少なくとも一方に設けられ調理作業の動作を検出する加速度センサを備え、
前記レシピ作成手段は、
前記加速度センサの検出信号に基づいてその調理作業を認識し、前記計時手段の前記経過時間と共にレシピの手順に対応付けてレシピデータを作成することを特徴とするレシピ作成キッチンシステム。 - 請求項1ないし6の何れかに記載のレシピ作成キッチンシステムにおいて、
前記レシピ作成手段に対してレシピデータを作成するタイミングを指定する指定手段を備え、
前記レシピ作成手段は、
前記指定手段によりタイミングが指定されると、少なくともその指定されたタイミングに相当する前記計時手段の経過時間と共にレシピデータを作成することを特徴とするレシピ作成キッチンシステム。 - 操作に応じた調理制御情報が与えられるとこれに応じて調理動作を実施するように設けられた調理機器において、
前記調理制御情報が与えられるとその調理制御装置を送信可能な送信手段を備え、
レシピ作成キッチンシステムの制御装置に接続された状態では、前記送信手段を介して前記調理制御情報を送信することにより、前記制御装置に設けられたレシピ作成手段が調理開始からの経過時間と共にレシピの手順に対応付けたレシピデータを作成するためのデータとして提供可能に構成されていることを特徴とする調理機器。
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