JP2006324769A - ダンパ、振動板、および、スピーカ装置 - Google Patents
ダンパ、振動板、および、スピーカ装置 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】コイルボビンを良好に嵌合できるスピーカ装置を提供する。
【解決手段】スピーカ装置のダンパ700に、コイルボビンと当接した状態で接着されてコイルボビンを保持する可撓性のインサート部720を設けた。このため、例えばインサート部最小内径寸法R24がコイルボビンの非コイル部外径寸法と略等しくなる形状にインサート部720を形成することにより、インサート部720の可撓変形によりインサート部最小内径寸法R24を拡径させてコイルボビンのボイスコイルが設けられた部分を嵌通させることができる。また、従来の構成を有するダンパにコイルボビンに保持させる場合のように、コイルボビンとの間にクリアランスが生じることがない。したがって、インサート部720およびコイルボビンの当接部分に接着剤を充填することにより接着剤のボイスコイルの方向への流れ込みを防止できる。
【選択図】 図2
Description
図1において、100はスピーカ装置で、このスピーカ装置100は、電気的に接続される再生装置からの電気信号である音声データを発音により出力する。このスピーカ装置100は、本体部200と、キャンセルマグネット300と、マグネット400と、振動板500と、ボイスコイルボビン600と、ダンパ700と、図示しない保護部材と、を備えている。
次に、スピーカ装置100の作用として、ダンパ700のボイスコイルボビン600,650への取付動作について図面を参照して説明する。図4は、ダンパ700の錦糸線を有さないボイスコイル620が設けられたボイスコイルボビン600への取付動作を示す模式図であり、(A)は取付前の状態であり、(B)は取付後の状態である。図5は、ダンパ700の錦糸線671を有するボイスコイル670が設けられたボイスコイルボビン650への取付動作を示す模式図であり、(A)は取付前の状態であり、(B)は取付後の状態である。図6は、ダンパ700の作用を説明するための比較例1,2のダンパ800,850の概略構成を示す平面図である。図7は、ダンパ700の作用を説明するための比較例1のダンパ800の錦糸線を有さないボイスコイル620が設けられたボイスコイルボビン600への取付動作を示す模式図であり、(A)は取付前の状態であり、(B)は取付後の状態である。図8は、ダンパ700の作用を説明するための比較例2のダンパ850の錦糸線671を有するボイスコイル670が設けられたボイスコイルボビン650への取付動作を示す模式図であり、(A)は取付前の状態であり、(B)は取付後の状態である。
上述したように、上記実施の形態では、スピーカ装置100のダンパ700に、コイルボビン610,660と当接した状態で接着されてコイルボビン610,660を保持する可撓性のインサート部720を設けている。このため、例えばインサート部最小内径寸法R24がコイルボビン610,660の非コイル部外径寸法R11と略等しくなる形状にインサート部720を形成することにより、インサート部720の可撓変形によりインサート部最小内径寸法R24を拡径させてコイルボビン610,660のボイスコイル620,670が設けられた部分を嵌通させることができる。また、従来の構成を有するダンパ800,850にコイルボビン610,660に保持させる場合のように、コイルボビン610,660との間にクリアランスS1,S2が生じることがない。したがって、インサート部720およびコイルボビン610,660の当接部分に接着剤を充填することにより接着剤のボイスコイル620,670の方向への流れ込みを防止でき、コイルボビン610,660を良好に保持できる。また、クリアランスS1,S2をなくすことができるため、ダンパ800,850と比べて使用する接着剤の量を少なくでき、生産コストを低減できる。さらに、ダンパ700をコイル部外径寸法R12,R32が異なるボイスコイルボビン600,650を保持可能な構成としているため、部品の共有化を図ることができる。したがって、部品管理を容易にでき、かつ、コストを低減できる。
なお、本発明は、上述した各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲で以下に示される変形をも含むものである。
上述したように、上記実施の形態では、スピーカ装置100のダンパ700に、コイルボビン610と当接した状態で接着されてコイルボビン610を保持する可撓性のインサート部720を設けている。このため、例えばインサート部最小内径寸法R24がコイルボビン610の非コイル部外径寸法R11と略等しくなる形状にインサート部720を形成することにより、インサート部720の可撓変形によりインサート部最小内径寸法R24を拡径させてコイルボビン610のボイスコイル620が設けられた部分を嵌通させることができる。また、従来の構成を有するダンパ800にコイルボビン610に保持させる場合のように、コイルボビン610との間にクリアランスS1が生じることがない。したがって、インサート部720およびコイルボビン610の当接部分に接着剤を充填することにより接着剤のボイスコイル620の方向への流れ込みを防止でき、コイルボビン610を良好に保持できる。
220……フレーム
230……磁気回路を構成する磁気回路部
400……磁気回路を構成するマグネット
500……振動板
510……振動部
610,660……コイルボビン
620,670……コイルであるボイスコイル
700……ダンパ
711……内環部としての内周枠
712……外環部としての外周枠
713……弾性変形部としてのアーム部
720……接着補助部材としてのインサート部
Claims (13)
- コイルが巻装されたコイルボビンを保持するダンパであって、
前記コイルボビンと当接した状態で接着されて前記コイルボビンを保持する可撓性を有した接着補助部材を具備した
ことを特徴としたダンパ。 - 請求項1に記載のダンパであって、
前記接着補助部材は、内周側が前記コイルボビンの嵌挿により拡径可能な略環状に形成された
ことを特徴としたダンパ。 - 請求項2に記載のダンパであって、
前記接着補助部材は、内周側が前記コイルボビンの嵌挿方向に可撓変形することにより拡径可能に形成された
ことを特徴としたダンパ。 - 請求項2または請求項3に記載のダンパであって、
前記接着補助部材は、一部が内周縁から外方に向けて切り込まれたまたは切り欠かれた
ことを特徴としたダンパ。 - 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のダンパであって、
前記接着補助部材は、前記コイルボビンに対向する部分における前記コイルボビンの嵌挿方向側または前記嵌挿方向と反対方向側のうちいずれか一方が前記コイルボビンに当接し、他方が前記コイルボビンに当接しない形状に形成された
ことを特徴としたダンパ。 - 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のダンパであって、
環状の外環部と、
この外環部に内方に向けて突出する状態に設けられた弾性変形可能な弾性変形部と、
を具備し、
前記接着補助部材は、前記弾性変形部の内周縁近傍に設けられた
ことを特徴としたダンパ。 - 請求項6に記載のダンパであって、
前記弾性変形部の内周縁に設けられた環状の内環部を具備し、
前記接着補助部材は、前記内環部の内周縁に臨んで設けられた
ことを特徴としたダンパ。 - 請求項1ないし請求項7のいずれかに記載のダンパであって、
前記接着補助部材は、多孔性素材で形成された
ことを特徴としたダンパ。 - 請求項8に記載のダンパであって、
前記多孔性素材は、織布または不織布である
ことを特徴としたダンパ。 - 請求項8または請求項9に記載のダンパであって、
前記接着補助部材は、インサート成形により一体的に設けられた
ことを特徴としたダンパ。 - コイルボビンと、
このコイルボビンに鍔状に設けられた振動部と、
前記コイルボビンを保持する請求項1ないし請求項10のいずれかに記載のダンパと、
を具備したことを特徴とした振動板。 - フレームと、
このフレームに配設される磁気回路と、
前記フレームに取り付けられる振動板と、
前記フレームに取り付けられる請求項1ないし請求項10のいずれかに記載のダンパと、
前記振動板および前記ダンパに取り付けられ前記磁気回路に近接して配設されるボイスコイルが巻装されたコイルボビンと、
を具備したことを特徴としたスピーカ装置。 - フレームと、
このフレームに配設される磁気回路と、
前記フレームに取り付けられる請求項11に記載の振動板と、
を具備したことを特徴としたスピーカ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005144161A JP2006324769A (ja) | 2005-05-17 | 2005-05-17 | ダンパ、振動板、および、スピーカ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006324769A true JP2006324769A (ja) | 2006-11-30 |
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ID=37544142
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2005144161A Pending JP2006324769A (ja) | 2005-05-17 | 2005-05-17 | ダンパ、振動板、および、スピーカ装置 |
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JP (1) | JP2006324769A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011166722A (ja) * | 2009-07-24 | 2011-08-25 | Minebea Co Ltd | スピーカ |
KR101100122B1 (ko) | 2009-11-10 | 2011-12-29 | 주식회사 삼진 | 스피커 |
KR101481650B1 (ko) | 2013-07-22 | 2015-01-14 | 주식회사 이엠텍 | 진동 모듈을 개선한 마이크로스피커 |
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KR20190139497A (ko) | 2018-06-08 | 2019-12-18 | 이은호 | 서스펜션 및 이를 포함하는 스피커 장치 |
KR102132706B1 (ko) * | 2019-02-28 | 2020-07-13 | 에스텍 주식회사 | 진동기용 스프링 장치 |
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JP3505037B2 (ja) * | 1996-05-23 | 2004-03-08 | パイオニア株式会社 | スピーカ |
-
2005
- 2005-05-17 JP JP2005144161A patent/JP2006324769A/ja active Pending
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