JPS6311825Y2 - - Google Patents
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- JPS6311825Y2 JPS6311825Y2 JP349282U JP349282U JPS6311825Y2 JP S6311825 Y2 JPS6311825 Y2 JP S6311825Y2 JP 349282 U JP349282 U JP 349282U JP 349282 U JP349282 U JP 349282U JP S6311825 Y2 JPS6311825 Y2 JP S6311825Y2
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- Japan
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- damper
- cotton
- voice coil
- speaker
- cloth
- Prior art date
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- Expired
Links
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Landscapes
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案はボイスコイルを支持するスピーカ用ダ
ンパーに関するものである。
ンパーに関するものである。
一般にスピーカは第1図に示すように構成され
ている。すなわち、センターポール1を有するプ
レート2、リング状のマグネツト3、同じくリン
グ状の上部プレート4よりなる磁気回路5にフレ
ーム6を結合し、このフレーム6の周縁部にガス
ケツト7とともに振動板8の周縁部を接着結合
し、この振動板8の中央部にボイスコイル9を結
合し、このボイスコイル9の中間部をダンパー1
0によつて保持し、このボイスコイル9の下部を
上記磁気回路5の磁気ギヤツプ11に偏心するこ
となくはめこみ、上記振動板8の中央上面にダス
トキヤツプ12を貼付けて構成されていた。
ている。すなわち、センターポール1を有するプ
レート2、リング状のマグネツト3、同じくリン
グ状の上部プレート4よりなる磁気回路5にフレ
ーム6を結合し、このフレーム6の周縁部にガス
ケツト7とともに振動板8の周縁部を接着結合
し、この振動板8の中央部にボイスコイル9を結
合し、このボイスコイル9の中間部をダンパー1
0によつて保持し、このボイスコイル9の下部を
上記磁気回路5の磁気ギヤツプ11に偏心するこ
となくはめこみ、上記振動板8の中央上面にダス
トキヤツプ12を貼付けて構成されていた。
このようなスピーカにおいて、従来のスピーカ
用ダンパー10としては木綿や耐熱性ポリアミド
繊維の布にフエノール系樹脂を含浸して、これを
加熱加圧成形して構成されていた。
用ダンパー10としては木綿や耐熱性ポリアミド
繊維の布にフエノール系樹脂を含浸して、これを
加熱加圧成形して構成されていた。
木綿布を基材としたダンパーはフエノール系樹
脂の含浸濃度が高いともろくなり、ボイスコイル
9との接合部において亀裂破損を生じることが多
く、接着性も悪くなる傾向にあり、大入力スピー
カ用として適さないといつた欠点があつた。
脂の含浸濃度が高いともろくなり、ボイスコイル
9との接合部において亀裂破損を生じることが多
く、接着性も悪くなる傾向にあり、大入力スピー
カ用として適さないといつた欠点があつた。
また、耐熱性ポリアミド系繊維を基布としたダ
ンパーは物理的強度に優れているが、フエノール
系樹脂をはじめとする成形用樹脂の含浸性が悪
く、特に高濃度の樹脂含浸が困難で目的とする硬
度のダンパーが得がたく、接着性も木綿布ダンパ
ーより悪く、価格も高くなるといつた欠点があつ
た。
ンパーは物理的強度に優れているが、フエノール
系樹脂をはじめとする成形用樹脂の含浸性が悪
く、特に高濃度の樹脂含浸が困難で目的とする硬
度のダンパーが得がたく、接着性も木綿布ダンパ
ーより悪く、価格も高くなるといつた欠点があつ
た。
本考案は以上のような従来の欠点を除去するも
のであり、強度も大きく、接着性に優れたスピー
カ用ダンパーを提供することを目的とするもので
ある。
のであり、強度も大きく、接着性に優れたスピー
カ用ダンパーを提供することを目的とするもので
ある。
上記目的を達成するために本考案は、木綿基布
にフエノールを含浸し、ボイスコイルの接着部に
相当する部分にガラス繊維、木綿、化学繊維の補
強布をホツトメルト接着剤で貼付けて構成したこ
とを特徴とするものである。
にフエノールを含浸し、ボイスコイルの接着部に
相当する部分にガラス繊維、木綿、化学繊維の補
強布をホツトメルト接着剤で貼付けて構成したこ
とを特徴とするものである。
以下、本考案の実施例を図面第3図、第4図に
より説明する。
より説明する。
13は木綿に10wt%のフエノール系樹脂を含
浸して加熱加圧成形されたダンパー本体で、この
ダンパー本体13のボイスコイル9との接着部と
なる部分にガラス繊維、木綿、化学繊維などの補
強布14をエポキシ樹脂系、アクリル樹脂系、ウ
レタン樹脂系のホツトメルト接着フイルムを介し
て貼付けて構成されている。
浸して加熱加圧成形されたダンパー本体で、この
ダンパー本体13のボイスコイル9との接着部と
なる部分にガラス繊維、木綿、化学繊維などの補
強布14をエポキシ樹脂系、アクリル樹脂系、ウ
レタン樹脂系のホツトメルト接着フイルムを介し
て貼付けて構成されている。
このスピーカ用ダンパーを用いた状態が第4図
で、ボイスコイル9のコイルボビン9aとダンパ
ー本体13の補強布14との間にゴム系接着剤1
5を施して接着結合される。
で、ボイスコイル9のコイルボビン9aとダンパ
ー本体13の補強布14との間にゴム系接着剤1
5を施して接着結合される。
このスピーカ用ダンパーの製造は、木綿にフエ
ノール樹脂溶液を10wt%含浸させ予備乾燥した
もののボイスコイルとの接着部となる部分に40μ
厚のホツトメルトの接着フイルムを介してガラス
繊維の補強布を配置し、これを200〜240℃に加熱
された成形金型で5〜10秒間加熱加圧成形して行
われる。この加熱加圧成形時にホツトメルトの接
着フイルムが溶けて補強布をダンパー本体に接着
結合することができる。
ノール樹脂溶液を10wt%含浸させ予備乾燥した
もののボイスコイルとの接着部となる部分に40μ
厚のホツトメルトの接着フイルムを介してガラス
繊維の補強布を配置し、これを200〜240℃に加熱
された成形金型で5〜10秒間加熱加圧成形して行
われる。この加熱加圧成形時にホツトメルトの接
着フイルムが溶けて補強布をダンパー本体に接着
結合することができる。
次に、従来の木綿布を基材としたダンパー、耐
熱性ポリアミド繊維を基布としたダンパー、本考
案の木綿布を基材とし接着部にガラス繊維の補強
布をアクリル樹脂系の40μの接着フイルムを用い
て接着結合したダンパーを用いて30cm口径のスピ
ーカを製作し、80Wの入力を印加して最低共振周
波数付近での再生を行い、ダンパーの状況を見た
結果以下の通りであつた。
熱性ポリアミド繊維を基布としたダンパー、本考
案の木綿布を基材とし接着部にガラス繊維の補強
布をアクリル樹脂系の40μの接着フイルムを用い
て接着結合したダンパーを用いて30cm口径のスピ
ーカを製作し、80Wの入力を印加して最低共振周
波数付近での再生を行い、ダンパーの状況を見た
結果以下の通りであつた。
木綿布ダンパー:8時間後ダンパー破損
耐熱性ポリアミド
繊維布ダンパー:72時間後ボイスコイルとダン
パー間の接着剥れが発生 本考案のダンパー:250時間経過後異常なし また、上記と同じ3種類のダンパーを32mm口径
のボイスコイルにクロロプレン系の接着剤を0.15
g塗布して接着結合した後の引張強度を検討した
結果は以下の通りであつた。
パー間の接着剥れが発生 本考案のダンパー:250時間経過後異常なし また、上記と同じ3種類のダンパーを32mm口径
のボイスコイルにクロロプレン系の接着剤を0.15
g塗布して接着結合した後の引張強度を検討した
結果は以下の通りであつた。
木綿布ダンパー:12.5Kgでダンパー破損
耐熱ポリアミド
繊維布ダンパー:9.5Kgで接着剥れ
本考案のダンパー:18.0Kgでダンパー破損
以上のように本考案のスピーカ用ダンパーは構
成されるため、ボイスコイルとの接着部の強度の
向上が計れて亀裂などの発生が全く無くなり、接
着性能も向上し、高入力用スピーカにも十分使用
できるものとなり、コスト面でもさほど高くなら
ず、比較的安価に提供できるなどの利点をもち、
実用的価値の大なるものである。
成されるため、ボイスコイルとの接着部の強度の
向上が計れて亀裂などの発生が全く無くなり、接
着性能も向上し、高入力用スピーカにも十分使用
できるものとなり、コスト面でもさほど高くなら
ず、比較的安価に提供できるなどの利点をもち、
実用的価値の大なるものである。
第1図は一般的なスピーカを示す半断面図、第
2図は従来のスピーカ用ダンパーのボイスコイル
との結合状態を示す半断面正面図、第3図は本考
案のスピーカ用ダンパーの一実施例を示す断面
図、第4図は同ボイスコイルとの結合状態を示す
半断面正面図である。 13……ダンパー本体、14……補強布。
2図は従来のスピーカ用ダンパーのボイスコイル
との結合状態を示す半断面正面図、第3図は本考
案のスピーカ用ダンパーの一実施例を示す断面
図、第4図は同ボイスコイルとの結合状態を示す
半断面正面図である。 13……ダンパー本体、14……補強布。
Claims (1)
- 木綿にフエノール樹脂などの成形樹脂を含浸し
たダンパー本体のボイスコイルとの接着部にホツ
トメルトの接着フイルムを介してガラス繊維、木
綿、または化学繊維などよりなる補強布を接着結
合してなるスピーカ用ダンパー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP349282U JPS58107692U (ja) | 1982-01-14 | 1982-01-14 | スピ−カ用ダンパ− |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP349282U JPS58107692U (ja) | 1982-01-14 | 1982-01-14 | スピ−カ用ダンパ− |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58107692U JPS58107692U (ja) | 1983-07-22 |
JPS6311825Y2 true JPS6311825Y2 (ja) | 1988-04-06 |
Family
ID=30016420
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP349282U Granted JPS58107692U (ja) | 1982-01-14 | 1982-01-14 | スピ−カ用ダンパ− |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58107692U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006324769A (ja) * | 2005-05-17 | 2006-11-30 | Pioneer Electronic Corp | ダンパ、振動板、および、スピーカ装置 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002191094A (ja) * | 2000-10-12 | 2002-07-05 | Pioneer Electronic Corp | スピーカ用ダンパーならびにその製造方法 |
JP2005295452A (ja) * | 2004-04-05 | 2005-10-20 | Pioneer Electronic Corp | ダンパ、振動板およびスピーカ装置 |
JP2005303895A (ja) * | 2004-04-15 | 2005-10-27 | Pioneer Electronic Corp | ダンパ、振動板、およびスピーカ装置 |
-
1982
- 1982-01-14 JP JP349282U patent/JPS58107692U/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006324769A (ja) * | 2005-05-17 | 2006-11-30 | Pioneer Electronic Corp | ダンパ、振動板、および、スピーカ装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58107692U (ja) | 1983-07-22 |
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