JPH04340895A - スピーカ用ダストキャップ - Google Patents
スピーカ用ダストキャップInfo
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- JPH04340895A JPH04340895A JP14124591A JP14124591A JPH04340895A JP H04340895 A JPH04340895 A JP H04340895A JP 14124591 A JP14124591 A JP 14124591A JP 14124591 A JP14124591 A JP 14124591A JP H04340895 A JPH04340895 A JP H04340895A
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- Japan
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- dust cap
- speaker
- epoxy resin
- internal loss
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
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Landscapes
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
- Artificial Filaments (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、スピーカ用ダストキャ
ップに関するものである。
ップに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】スピーカ用ダストキャップは、周知のよ
うに、磁気回路に対する防塵効果のために用いられるだ
けでなくスピーカの高域再生のために用いられる。その
ため、スピーカ用ダストキャップとしては、高域の再生
帯域を広げるために弾性（ヤング率）が大きく、音圧周
波数特性を平坦化するためにも内部損失（ｔａｎδ）が
大きいことが要求される。
うに、磁気回路に対する防塵効果のために用いられるだ
けでなくスピーカの高域再生のために用いられる。その
ため、スピーカ用ダストキャップとしては、高域の再生
帯域を広げるために弾性（ヤング率）が大きく、音圧周
波数特性を平坦化するためにも内部損失（ｔａｎδ）が
大きいことが要求される。
【０００３】従来におけるスピーカ用ダストキャップは
、ガラス繊維や炭素繊維等の高弾性繊維の単体あるいは
異種高弾性繊維から成る複合物を織布、不織布等とし、
熱可塑性樹脂あるいは熱硬化性樹脂により結合させたも
のや、ポリプロピレン等の合成樹脂の単体あるいは無機
材料を混入したもの等が用いられている。
、ガラス繊維や炭素繊維等の高弾性繊維の単体あるいは
異種高弾性繊維から成る複合物を織布、不織布等とし、
熱可塑性樹脂あるいは熱硬化性樹脂により結合させたも
のや、ポリプロピレン等の合成樹脂の単体あるいは無機
材料を混入したもの等が用いられている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】この様な構造を有する
従来のスピーカ用ダストキャップにおいて、ガラス繊維
や炭素繊維を用いたものは弾性は大きいが内部損失が小
さいため、高域の再生帯域は広くなるがスピーカの周波
数特性において高域でピークやディップを生じるという
欠点がある。また、ポリプロピレンを用いたものは内部
損失は大きいが弾性が小さいため、周波数特性は平坦化
されるが高域の再生帯域が狭くなってしまい、弾性を高
くするために無機材料を混入しても混入量に限界があり
十分な弾性が得られず高域の再生帯域を広くすることが
できないという欠点があった。
従来のスピーカ用ダストキャップにおいて、ガラス繊維
や炭素繊維を用いたものは弾性は大きいが内部損失が小
さいため、高域の再生帯域は広くなるがスピーカの周波
数特性において高域でピークやディップを生じるという
欠点がある。また、ポリプロピレンを用いたものは内部
損失は大きいが弾性が小さいため、周波数特性は平坦化
されるが高域の再生帯域が狭くなってしまい、弾性を高
くするために無機材料を混入しても混入量に限界があり
十分な弾性が得られず高域の再生帯域を広くすることが
できないという欠点があった。
【０００５】そこで本発明は、上記従来例に付する欠点
を解消し、弾性が大きく、内部損失が大きい、音響特性
の優れたスピーカ用ダストキャップを提供することを目
的とする。
を解消し、弾性が大きく、内部損失が大きい、音響特性
の優れたスピーカ用ダストキャップを提供することを目
的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係るスピーカ用ダストキャップは、第一発明
では、引っ張り強度３００ｋｇ／ｍｍ２ 以上、弾性率
１４０００ｋｇ／ｍｍ２ 以上を有するポリイミド繊維
を用いた高弾性繊維群と、前記高弾性繊維群を結合させ
るための熱可塑性樹脂あるいは熱硬化性樹脂とにより構
成されるとともに、一方の面に適当な内部損失を有する
弾性エポキシ樹脂が塗布されていることを特徴とする。
の本発明に係るスピーカ用ダストキャップは、第一発明
では、引っ張り強度３００ｋｇ／ｍｍ２ 以上、弾性率
１４０００ｋｇ／ｍｍ２ 以上を有するポリイミド繊維
を用いた高弾性繊維群と、前記高弾性繊維群を結合させ
るための熱可塑性樹脂あるいは熱硬化性樹脂とにより構
成されるとともに、一方の面に適当な内部損失を有する
弾性エポキシ樹脂が塗布されていることを特徴とする。
【０００７】また第二発明では、第一発明の弾性エポキ
シ樹脂の内部損失を示す値ｔａｎδが０．０５以上を有
することを特徴とする。
シ樹脂の内部損失を示す値ｔａｎδが０．０５以上を有
することを特徴とする。
【０００８】
【作用】そして、この様な構成のスピーカ用ダストキャ
ップでは、ポリイミド繊維を用いた高弾性繊維群を用い
るため弾性が大きくなり、弾性エポキシ樹脂を塗布する
ために内部損失が大きくなる。また、ポリイミド繊維自
体がある程度の内部損失を有するために、弾性エポキシ
樹脂をあまり多量に塗布する必要がなく、ダストキャッ
プの密度があまり大きくならず、音圧レベルを下げるこ
とがない。
ップでは、ポリイミド繊維を用いた高弾性繊維群を用い
るため弾性が大きくなり、弾性エポキシ樹脂を塗布する
ために内部損失が大きくなる。また、ポリイミド繊維自
体がある程度の内部損失を有するために、弾性エポキシ
樹脂をあまり多量に塗布する必要がなく、ダストキャッ
プの密度があまり大きくならず、音圧レベルを下げるこ
とがない。
【０００９】
【実施例】本発明の実施例を詳述すると、引っ張り強度
３００ｋｇ／ｍｍ２ 、引っ張り弾性率１４０００ｋｇ
／ｍｍ２ を有するポリイミド繊維のポリイミド繊維束
（１０００フィラメント）と炭素繊維束（１０００フィ
ラメント）とを互いに交錯するように繊維束密度１２．
５本／ｉｎｃｈで平織しエポキシ樹脂により結合させた
ものを、ダストキャップ状に加熱加圧成形して得られた
もののボイスコイル側にビスフェノールＡ系エポキシ樹
脂をシリコン変成ポリマーで硬化させる弾性エポキシ樹
脂を３０μｍの厚さで塗布することにより、本願に係る
スピーカ用ダストキャップが得られた。
３００ｋｇ／ｍｍ２ 、引っ張り弾性率１４０００ｋｇ
／ｍｍ２ を有するポリイミド繊維のポリイミド繊維束
（１０００フィラメント）と炭素繊維束（１０００フィ
ラメント）とを互いに交錯するように繊維束密度１２．
５本／ｉｎｃｈで平織しエポキシ樹脂により結合させた
ものを、ダストキャップ状に加熱加圧成形して得られた
もののボイスコイル側にビスフェノールＡ系エポキシ樹
脂をシリコン変成ポリマーで硬化させる弾性エポキシ樹
脂を３０μｍの厚さで塗布することにより、本願に係る
スピーカ用ダストキャップが得られた。
【００１０】ここで、前記弾性エポキシ樹脂の内部損失
を示す値ｔａｎδは０．２０であった。
を示す値ｔａｎδは０．２０であった。
【００１１】以上、本発明に係るスピーカ用ダストキャ
ップについて代表的と思われる実施例を基に詳述したが
、本発明によるスピーカ用ダストキャップの実施態様は
、例えば、ポリイミド繊維と組み合わせる他の高弾性繊
維の有無やその種類又は組み合わせ方法、ポリイミド繊
維を用いた高弾性群を結合させる熱可塑性樹脂あるいは
熱硬化性樹脂の材質、ダストキャップの形状、弾性エポ
キシの種類または内部損失を示す値ｔａｎδの数値、ダ
ストキャップに塗布する弾性エポキシ樹脂の量、弾性エ
ポキシ樹脂が塗布されているダストキャップの面等にお
いて、前記した特許請求の範囲に記載の構成要件を具備
し、本発明にいう作用を呈し、以下に述べる効果を有す
る限りにおいて、適宜改変して実施しうるものである。
ップについて代表的と思われる実施例を基に詳述したが
、本発明によるスピーカ用ダストキャップの実施態様は
、例えば、ポリイミド繊維と組み合わせる他の高弾性繊
維の有無やその種類又は組み合わせ方法、ポリイミド繊
維を用いた高弾性群を結合させる熱可塑性樹脂あるいは
熱硬化性樹脂の材質、ダストキャップの形状、弾性エポ
キシの種類または内部損失を示す値ｔａｎδの数値、ダ
ストキャップに塗布する弾性エポキシ樹脂の量、弾性エ
ポキシ樹脂が塗布されているダストキャップの面等にお
いて、前記した特許請求の範囲に記載の構成要件を具備
し、本発明にいう作用を呈し、以下に述べる効果を有す
る限りにおいて、適宜改変して実施しうるものである。
【００１２】
【効果】本発明に係るスピーカ用ダストキャップにおい
て、従来の炭素繊維織布をエポキシ樹脂で結合させたダ
ストキャップと前記実施例のダストキャップとを弾性（
ヤング率Ｅ）と内部損失（ｔａｎδ）において比較する
と、従来のダストキャップでは、Ｅ＝１５００ｋｇ／ｍ
ｍ２ 、ｔａｎδ＝０．０１８であるのに対し、実施例
のダストキャップでは、Ｅ＝１２００ｋｇ／ｍｍ２ 、
ｔａｎδ＝０．０３６であり、実施例の振動板では弾性
（ヤング率Ｅ）においては従来の振動板よりやや小さく
なったがそれでも十分な高弾性が得られ、内部損失（ｔ
ａｎδ）においてはかなり従来の振動板より大きくなっ
た。
て、従来の炭素繊維織布をエポキシ樹脂で結合させたダ
ストキャップと前記実施例のダストキャップとを弾性（
ヤング率Ｅ）と内部損失（ｔａｎδ）において比較する
と、従来のダストキャップでは、Ｅ＝１５００ｋｇ／ｍ
ｍ２ 、ｔａｎδ＝０．０１８であるのに対し、実施例
のダストキャップでは、Ｅ＝１２００ｋｇ／ｍｍ２ 、
ｔａｎδ＝０．０３６であり、実施例の振動板では弾性
（ヤング率Ｅ）においては従来の振動板よりやや小さく
なったがそれでも十分な高弾性が得られ、内部損失（ｔ
ａｎδ）においてはかなり従来の振動板より大きくなっ
た。
【００１３】次に、図１に、炭素繊維により構成された
振動板に、従来の炭素繊維織布をエポキシ樹脂で結合さ
せたダストキャップを接着したものと、本発明の実施例
におけるダストキャップを接着したものとの音圧周波数
特性を示す。
振動板に、従来の炭素繊維織布をエポキシ樹脂で結合さ
せたダストキャップを接着したものと、本発明の実施例
におけるダストキャップを接着したものとの音圧周波数
特性を示す。
【００１４】図２より明らかなように、前記実施例にお
けるダストキャップは、大きい内部損失が得られたため
、実施例におけるダストキャップを用いたものは、従来
のダストキャップを用いたものにみられた高域における
ピークやディップが無くなり、高域における周波数特性
が平坦化され、音響特性に優れたものとなった。
けるダストキャップは、大きい内部損失が得られたため
、実施例におけるダストキャップを用いたものは、従来
のダストキャップを用いたものにみられた高域における
ピークやディップが無くなり、高域における周波数特性
が平坦化され、音響特性に優れたものとなった。
【図１】本発明の実施例におけるスピーカ用ダストキャ
ップの音圧周波数特性。
ップの音圧周波数特性。
Claims (2)
- 【請求項１】 引っ張り強度３００ｋｇ／ｍｍ２ 以
上、弾性率１４０００ｋｇ／ｍｍ２ 以上を有するポリ
イミド繊維を用いた高弾性繊維群と、前記高弾性繊維群
を結合させるための熱可塑性樹脂あるいは熱硬化性樹脂
とにより構成されるとともに、一方の面に適当な内部損
失を有する弾性エポキシ樹脂が塗布されていることを特
徴とするスピーカ用ダストキャップ。 - 【請求項２】 前記弾性エポキシ樹脂の内部損失を示
す値ｔａｎδが０．０５以上を有することを特徴とする
請求項１記載のスピーカ用ダストキャップ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14124591A JPH04340895A (ja) | 1991-05-16 | 1991-05-16 | スピーカ用ダストキャップ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14124591A JPH04340895A (ja) | 1991-05-16 | 1991-05-16 | スピーカ用ダストキャップ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04340895A true JPH04340895A (ja) | 1992-11-27 |
Family
ID=15287461
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14124591A Pending JPH04340895A (ja) | 1991-05-16 | 1991-05-16 | スピーカ用ダストキャップ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04340895A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6594155B2 (en) | 2001-03-21 | 2003-07-15 | Nec Corporation | Mounting structure of electronic parts |
| CN103047926A (zh) * | 2012-12-20 | 2013-04-17 | 宁波更大集团有限公司 | 轴承防尘盖检测装置 |
-
1991
- 1991-05-16 JP JP14124591A patent/JPH04340895A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6594155B2 (en) | 2001-03-21 | 2003-07-15 | Nec Corporation | Mounting structure of electronic parts |
| CN103047926A (zh) * | 2012-12-20 | 2013-04-17 | 宁波更大集团有限公司 | 轴承防尘盖检测装置 |
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