JPH04340898A - スピーカ用ダンパ - Google Patents
スピーカ用ダンパInfo
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- JPH04340898A JPH04340898A JP3141243A JP14124391A JPH04340898A JP H04340898 A JPH04340898 A JP H04340898A JP 3141243 A JP3141243 A JP 3141243A JP 14124391 A JP14124391 A JP 14124391A JP H04340898 A JPH04340898 A JP H04340898A
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- Japan
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- speaker
- epoxy resin
- damper
- resin
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- Pending
Links
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、スピーカ用ダンパに関
するものである。
するものである。
【０００２】
【従来の技術】スピーカ用ダンパは、周知のように、ボ
イスコイルを正しく保持しながら往復運動をさせるため
の中心保持能力と振幅直線性、ダンパ自体の共振やダン
パと振動部の共振を防止するための適当な内部損失が要
求される。
イスコイルを正しく保持しながら往復運動をさせるため
の中心保持能力と振幅直線性、ダンパ自体の共振やダン
パと振動部の共振を防止するための適当な内部損失が要
求される。
【０００３】従来におけるスピーカ用ダンパは、木綿布
にフェノールなどの熱硬化性樹脂を含浸し、これを２０
０℃前後の高温で加熱成形して構成されていた。
にフェノールなどの熱硬化性樹脂を含浸し、これを２０
０℃前後の高温で加熱成形して構成されていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】この様な構造を有する
従来のスピーカ用ダンパは、木綿自体の耐熱性が低く、
２００℃前後で加熱加圧成形されているため木綿の物理
的強度が低下し、更に熱硬化性樹脂が含浸されているた
め脆くなっており、スピーカの大入力時にダンパが破損
してしまうものであった。
従来のスピーカ用ダンパは、木綿自体の耐熱性が低く、
２００℃前後で加熱加圧成形されているため木綿の物理
的強度が低下し、更に熱硬化性樹脂が含浸されているた
め脆くなっており、スピーカの大入力時にダンパが破損
してしまうものであった。
【０００５】また、木綿が吸湿性に富むため、吸湿によ
る剛性の低下や永久変形などが起こり、ボイスコイルを
安定して保持することができない等の解決すべき課題が
あった。
る剛性の低下や永久変形などが起こり、ボイスコイルを
安定して保持することができない等の解決すべき課題が
あった。
【０００６】そこで本発明は、上記従来例に付する欠点
を解消し、耐熱性、耐湿性に優れ、十分な物理的強度を
持つスピーカ用ダンパを提供することを目的とする。
を解消し、耐熱性、耐湿性に優れ、十分な物理的強度を
持つスピーカ用ダンパを提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係るスピーカ用ダンパは、第一発明では、中
空ポリイミド繊維と、上記中空ポリイミド繊維を結合す
るための熱可塑性樹脂或いは熱硬化性樹脂とにより構成
されていることを特徴とする。
の本発明に係るスピーカ用ダンパは、第一発明では、中
空ポリイミド繊維と、上記中空ポリイミド繊維を結合す
るための熱可塑性樹脂或いは熱硬化性樹脂とにより構成
されていることを特徴とする。
【０００８】次に、第二発明では、ポリイミド繊維と、
上記ポリイミド繊維を結合するための熱可塑性樹脂或い
は熱硬化性樹脂とにより構成され、かつ、適当な弾性を
有する弾性エポキシ樹脂がコーティングされていること
を特徴とする。
上記ポリイミド繊維を結合するための熱可塑性樹脂或い
は熱硬化性樹脂とにより構成され、かつ、適当な弾性を
有する弾性エポキシ樹脂がコーティングされていること
を特徴とする。
【０００９】また、第三発明では、第二発明におけるポ
リイミド繊維が、中空ポリイミド繊維であることを特徴
とする。
リイミド繊維が、中空ポリイミド繊維であることを特徴
とする。
【００１０】そして、第二発明における弾性エポキシ樹
脂の内部損失を示す値ｔａｎδが０．０５以上を有する
ことを特徴とする。
脂の内部損失を示す値ｔａｎδが０．０５以上を有する
ことを特徴とする。
【００１１】次いで、第二発明におけるポリイミド繊維
が同心円状と上記同心円の径方向とに織られ織布とされ
ていることを特徴とする。
が同心円状と上記同心円の径方向とに織られ織布とされ
ていることを特徴とする。
【００１２】
【作用】そして、この様な構成のスピーカ用ダンパでは
、ポリイミド繊維が耐熱性、耐湿性に優れ、また、中空
ポリイミド繊維と弾性を有するエポキシ樹脂が適当な内
部損失を有するため、ダンパ自体が耐熱性、耐湿性に優
れ、かつ、十分な物理的強度と適当な内部損失を有する
ものとなる。
、ポリイミド繊維が耐熱性、耐湿性に優れ、また、中空
ポリイミド繊維と弾性を有するエポキシ樹脂が適当な内
部損失を有するため、ダンパ自体が耐熱性、耐湿性に優
れ、かつ、十分な物理的強度と適当な内部損失を有する
ものとなる。
【００１３】
【実施例】本発明の実施例を詳述すると、実施例１にお
いては、中空ポリイミド繊維を同心円状と上記同心円の
径方向とに織り織布とし、エポキシ樹脂により結合させ
たものをコルゲーション状に加熱加圧成形することによ
り、本願に係るスピーカ用ダンパが得られた。
いては、中空ポリイミド繊維を同心円状と上記同心円の
径方向とに織り織布とし、エポキシ樹脂により結合させ
たものをコルゲーション状に加熱加圧成形することによ
り、本願に係るスピーカ用ダンパが得られた。
【００１４】実施例２においては、ポリイミド繊維を同
心円状と上記同心円の径方向とに織り織布とし、エポキ
シ樹脂により結合させたものをコルゲーション状に加熱
加圧成形して得られたものに、ビスフェノールＡ系エポ
キシ樹脂をシリコン変成ポリマーで硬化させる弾性エポ
キシ樹脂を１０μｍの厚さでコーティングすることによ
り、本願に係るスピーカ用ダンパが得られた。
心円状と上記同心円の径方向とに織り織布とし、エポキ
シ樹脂により結合させたものをコルゲーション状に加熱
加圧成形して得られたものに、ビスフェノールＡ系エポ
キシ樹脂をシリコン変成ポリマーで硬化させる弾性エポ
キシ樹脂を１０μｍの厚さでコーティングすることによ
り、本願に係るスピーカ用ダンパが得られた。
【００１５】実施例３においては、実施例２のポリイミ
ド繊維に中空ポリイミド繊維を用いて実施例２と同様に
成形したことにより、本願に係るスピーカ用ダンパが得
られた。
ド繊維に中空ポリイミド繊維を用いて実施例２と同様に
成形したことにより、本願に係るスピーカ用ダンパが得
られた。
【００１６】ここで、上記実施例２及び３で用いた弾性
エポキシ樹脂の内部損失を示す値ｔａｎδは０．２であ
った。
エポキシ樹脂の内部損失を示す値ｔａｎδは０．２であ
った。
【００１７】以上、本発明に係るスピーカ用ダンパにつ
いて代表的と思われる実施例を基に詳述したが、本発明
によるスピーカ用ダンパの実施態様は、例えば、当該ポ
リイミド繊維の織り合わせ方法等の構成方法、結合樹脂
である熱可塑性樹脂或いは熱硬化性樹脂の種類、ダンパ
の形状及び成形方法、弾性エポキシ樹脂の種類及びその
内部損失を示す値ｔａｎδの数値、弾性エポキシを塗布
する量等、上記実施例の構造に限定されるものではなく
、前記した特許請求の範囲に記載の構成要件を具備し、
本発明にいう作用を呈し、以下に述べる効果を有する限
りにおいて、適宜改変して実施しうるものである。
いて代表的と思われる実施例を基に詳述したが、本発明
によるスピーカ用ダンパの実施態様は、例えば、当該ポ
リイミド繊維の織り合わせ方法等の構成方法、結合樹脂
である熱可塑性樹脂或いは熱硬化性樹脂の種類、ダンパ
の形状及び成形方法、弾性エポキシ樹脂の種類及びその
内部損失を示す値ｔａｎδの数値、弾性エポキシを塗布
する量等、上記実施例の構造に限定されるものではなく
、前記した特許請求の範囲に記載の構成要件を具備し、
本発明にいう作用を呈し、以下に述べる効果を有する限
りにおいて、適宜改変して実施しうるものである。
【００１８】
【効果】前記各実施例と木綿布にフェノール樹脂を含浸
して成形して得られた従来例のスピーカ用ダンパの物理
的特性の特性比較図を図１〜３に示す。ここで、図１は
屈曲疲労試験における特性比較図、図２は成形収縮試験
における特性比較図、図３は高湿放置試験における特性
比較図である。
して成形して得られた従来例のスピーカ用ダンパの物理
的特性の特性比較図を図１〜３に示す。ここで、図１は
屈曲疲労試験における特性比較図、図２は成形収縮試験
における特性比較図、図３は高湿放置試験における特性
比較図である。
【００１９】図１に示すように各実施例とも従来例より
かなり高い剛性を示す。次に図２より、各実施例は成形
温度範囲内において、収縮率がかなり小さく成形後の変
形もほとんど見られず、優れた耐熱性を示している。そ
して図３より、各実施例は高湿（温度４５℃、湿度９５
％）内において、ほとんど収縮が見られず、優れた耐湿
性を示している。
かなり高い剛性を示す。次に図２より、各実施例は成形
温度範囲内において、収縮率がかなり小さく成形後の変
形もほとんど見られず、優れた耐熱性を示している。そ
して図３より、各実施例は高湿（温度４５℃、湿度９５
％）内において、ほとんど収縮が見られず、優れた耐湿
性を示している。
【００２０】また、中空ポリイミド繊維と弾性エポキシ
樹脂が適当な弾性と大きい内部損失を有しているため、
各実施例のスピーカ用ダンパにおいて、優れた中心保持
能力と振幅直線性及び適当な内部損失が得られた。
樹脂が適当な弾性と大きい内部損失を有しているため、
各実施例のスピーカ用ダンパにおいて、優れた中心保持
能力と振幅直線性及び適当な内部損失が得られた。
【００２１】以上のように本発明におけるスピーカ用ダ
ンパは、耐熱性、耐湿性及びダンパとしての物理的特性
に優れたものである。
ンパは、耐熱性、耐湿性及びダンパとしての物理的特性
に優れたものである。
【図１】各実施例と従来例のスピーカ用ダンパの屈曲疲
労試験における特性比較図。
労試験における特性比較図。
【図２】各実施例と従来例のスピーカ用ダンパの成形収
縮試験における特性比較図。
縮試験における特性比較図。
【図３】各実施例と従来例のスピーカ用ダンパの高湿放
置試験における特性比較図。
置試験における特性比較図。
Claims (5)
- 【請求項１】 中空ポリイミド繊維と、当該中空ポリ
イミド繊維を結合するための熱可塑性樹脂或いは熱硬化
性樹脂とにより構成されていることを特徴とするスピー
カ用ダンパ。 - 【請求項２】 ポリイミド繊維と、上記ポリイミド繊
維を結合するための熱可塑性樹脂或いは熱硬化性樹脂と
により構成され、かつ、適当な弾性を有する弾性エポキ
シ樹脂がコーティングされていることを特徴とするスピ
ーカ用ダンパ。 - 【請求項３】 前記ポリイミド繊維が、中空ポリイミ
ド繊維であることを特徴とする請求項２記載のスピーカ
用ダンパ。 - 【請求項４】 前記弾性エポキシ樹脂の内部損失を示
す値ｔａｎδが０．０５以上を有することを特徴とする
請求項２記載のスピーカ用ダンパ。 - 【請求項５】 前記ポリイミド繊維が同心円状と上記
同心円の径方向とに織られ織布とされていることを特徴
とする請求項２記載のスピーカ用ダンパ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3141243A JPH04340898A (ja) | 1991-05-16 | 1991-05-16 | スピーカ用ダンパ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3141243A JPH04340898A (ja) | 1991-05-16 | 1991-05-16 | スピーカ用ダンパ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04340898A true JPH04340898A (ja) | 1992-11-27 |
Family
ID=15287420
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3141243A Pending JPH04340898A (ja) | 1991-05-16 | 1991-05-16 | スピーカ用ダンパ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04340898A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6626262B1 (en) * | 2002-08-06 | 2003-09-30 | Ting-Pang Chen | Waterproof speaker |
| US9763012B2 (en) | 2011-03-30 | 2017-09-12 | Bose Corporation | Monofilament fabric acoustic suspension elements |
-
1991
- 1991-05-16 JP JP3141243A patent/JPH04340898A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6626262B1 (en) * | 2002-08-06 | 2003-09-30 | Ting-Pang Chen | Waterproof speaker |
| US9763012B2 (en) | 2011-03-30 | 2017-09-12 | Bose Corporation | Monofilament fabric acoustic suspension elements |
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