JPS5931112Y2 - スピ−カ−用コルゲ−ションダンパ− - Google Patents

スピ−カ−用コルゲ−ションダンパ−

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Publication number
JPS5931112Y2
JPS5931112Y2 JP7110580U JP7110580U JPS5931112Y2 JP S5931112 Y2 JPS5931112 Y2 JP S5931112Y2 JP 7110580 U JP7110580 U JP 7110580U JP 7110580 U JP7110580 U JP 7110580U JP S5931112 Y2 JPS5931112 Y2 JP S5931112Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
damper
nonwoven fabric
speakers
polyimide resin
fibers
Prior art date
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Expired
Application number
JP7110580U
Other languages
English (en)
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JPS56172093U (ja
Inventor
三千三 佐伯
Original Assignee
オンキヨー株式会社
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Publication date
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Priority to JP7110580U priority Critical patent/JPS5931112Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はスピーカー用コルゲーションダンパーの改良
に関する。
スピーカーのコルゲーションダンパー4は第1図に示す
ように、磁気回路1の磁気空隙に配置されるボイスコイ
ル3を巻回したコイルボビン2を、前記ボイスコイルが
磁気空隙内において上下方向のみに振動するごとく支承
する部材である。
したがって、ダンパー4の性質としては軸方向にはコイ
ルボビン3に印加される電流の大きさに比例した振動を
得るに必要なコンプライアンスと径方向にはコイルボビ
ン2を偏心せしめないだけのステイフネスが要求される
このようなダンパー4は、従来綿、絹等の天然繊維、ポ
リエステル、ナイロン等の合成繊維よりなる織編布を基
体とし、これにフェノール等の熱硬化性樹脂を含浸して
加熱成形することにより得られていた。
上記従来例におけるダンパー4においては、基体に天然
繊維を用いたダンパー4は繊維の吸湿性が大であるため
に湿度によりダンパー4の特性が劣化する。
又合成繊維を用いたダンパー4は前記湿度の影響は少な
いものの耐熱性(せいぜい200〜300℃)が悪い欠
点がある。
すなわち、ボイスコイル3に発生するジュール熱により
ダンパー4の温度上昇が起る。
したがって、ダンパー4も一定の耐熱性を有していない
と、前記ボイスコイル3の発熱によりダンパー4が熱変
形を起す恐れがある。
特に近年大出力動作を行うスピーカーが多々現出してい
るが、この種のスピーカーにおいてはボイスコイル3の
発熱量が極めて犬であるので従来のダンパー4ではこれ
に対処することは困難である。
更に、基体となる織編布はそれぞれ直交する縦糸と横糸
とで構成されているので、これを円形のダンパー4に形
成した場合、周方向に沿った部分でそれぞれ糸の方向が
異なり、これにより周方向に沿ってコンプライアンスの
不均一が生じる。
この考案は往来の上記ダンパーの諸欠点を一拠に解決し
たものであり、以下第2図について更に詳しく説明する
この考案のダンパー21はガラス繊維等の無機質繊維の
不織布を基体とし、これに芳香族ポリイミド樹脂を含浸
せしめたものである。
すなわち第2図a及びbにおいて21bはガラス繊維等
の無機質繊維よりなる不織布、21aは硬化した芳香族
ポリイミド樹脂であって、当該不織布21bの片面若し
くは両面(図は両面)に成層、かつ不織布2Ib内の全
部若しくは表層部(図は全部)に含浸せしめである。
当該構成のダンパー21は無機質不織布21bに硬化前
の芳香族ポリイミド樹脂溶液を含浸せしめた後、加熱プ
レス成形することにより成形と硬化を同時に行う。
含浸工程はポリイミド樹脂溶液中に浸漬して不織布21
bの両面に及び内部全部に含浸するか、溶液を塗布する
ことにより片面及び内部の表層部のみに含浸せしめる。
又は、溶液を用いないで、半硬化状態の芳香族ポリイミ
ド樹脂フィルムを前記不織布21bの片面若しくは両面
に積層して加熱プレス成形することにより同様の構成の
ダンパー21を得ることができる。
このような構成のダンパー21は基体となる無機質繊維
の吸湿性が極めて小さいのでダンパー21の湿気による
影響は皆無である。
又、基体となる不織布21bは繊維がランダムにからま
り合っているので織編布のごとく繊維の方向性が全くな
いので、ダンパー21の周方向のコンプライアンスの不
均一を防止することができる。
更に、無機質繊維の耐熱性は約400°C以上でかつ、
芳香族ポリイミド樹脂の耐熱性が約420°C程度であ
るのでダンパー21の耐熱特性を著しく向上せしめるこ
とができ特に大出力動作を行うスピーカーに最適である
以上のごとく、この考案は実用的に極めて有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図はスピーカーの断面図、第2図a、bはそれぞれ
この考案のダンパーの断面図である。 21は無機質繊維の不織布、21aは芳香族ポリイミド
樹脂である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 無機質繊維の不織布21bを基体とし、これに芳香族ポ
    リイミド樹脂21aを前記不織布21bの片面若しくは
    両面に成層し、かつ不織布21bの内部の全部若しくは
    表層部に含浸せしめた事を特徴舌するスピーカー用コル
    ゲーションダンパー。
JP7110580U 1980-05-22 1980-05-22 スピ−カ−用コルゲ−ションダンパ− Expired JPS5931112Y2 (ja)

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