JPS5838701Y2 - ド−ム型スピ−カ−の振動板 - Google Patents

ド−ム型スピ−カ−の振動板

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JPS5838701Y2
JPS5838701Y2 JP1980071107U JP7110780U JPS5838701Y2 JP S5838701 Y2 JPS5838701 Y2 JP S5838701Y2 JP 1980071107 U JP1980071107 U JP 1980071107U JP 7110780 U JP7110780 U JP 7110780U JP S5838701 Y2 JPS5838701 Y2 JP S5838701Y2
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JP
Japan
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diaphragm
loss material
dome
shaped speaker
speaker diaphragm
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JP1980071107U
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JPS56172089U (ja
Inventor
保 阿部
三千三 佐伯
研一 大木
Original Assignee
オンキヨー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は軟質振動板を用いた、いわゆるソフトドーム
型スピーカーの振動板の改良に関する。
従来この種の振動板としては次のような構成がある。
(1)綿、絹等の天然繊維の織編布を基体とし、これに
熱硬化樹脂を含浸してプレス成形した後、ロス材をコー
テングした振動板。
(2)ナイロン、ポリエステル等の合成繊維の織編布に
ロス材を含浸して加熱成形した振動板。
(3)ポリエステル、ポリプロピレン等の合成樹脂フィ
ルムを成形してなる振動板。
(4)前記合成樹脂フィルムを基体とし、これにロス材
をコーテングして成形してなる振動板。
上記従来例の振動板においては次のような欠点が明らか
にされている。
すなわち(1)の振動板は天然繊維の吸湿性が大なるた
め、湿度による劣化が発生し、これを抑制するために熱
硬化性樹脂の含浸量を太くすると、布基体が硬くなり、
急峻な共振等により周波数特性が乱れる。
(2)の振動板は布目の中に多量のロス材が充填される
ので振動板の重量が増加し、音響軸封能率が悪化する。
更に前記(1)、(2)のごとく織編布を基体としたも
のは、それぞれ直交する縦糸と横糸で構成されているの
で編目の方向によって剛性が変化するとともに、深絞り
加工にも限界があり、かつ成形後の雑留応力により形状
が経時変化する。
(3)の振動板は材料自体の内部ロスが小さい為、急峻
な共振により周波数特性が劣化する。
(4)の振動板は上記(3)の欠点を解決するために、
ロス材をコーテングしたものであるが、フィルムの表面
が疎水性であるのでロス材としては溶料タイプを使用し
なけれは゛ならない。
しかるに、上記溶剤によってフィルムが溶ける危険があ
り、使用できるロス材が限定される。
又フィルムを活性処理することによりエマルジョンタイ
プのロス材を用いることが試みられるがこれによっても
フィルム面上に均一厚さのコーテングを行うことが困難
である。
更に、表面のみにコーテングした振動板は(1)、(2
)のごとく基体内部までロス材が充填した振動板に比較
して吸振性が小さい。
この考案は活性処理をほどこしたマイクロポーラスポリ
プロピレンフィルムにエマルジョンタイプのロス材を含
浸した後加熱成形した振動板であり、以下図に示す実施
例について更に詳しく説明する。
マイクロポーラスポリプロピレンフィルムはボップロピ
レンを基材1aとし、直径100〜1ooo Aの微細
な孔1Cが空孔率35〜50%の範囲で形成された20
〜80μ厚のフィルムである。
当該マイクロポリプロピレンフィルムをエマルジョンタ
イプのロス材1bを含浸成層せしめたものを130〜1
40℃の温度に保持した金型でプレス成形し、ドーム状
又はコニカル状の振動板1を得る。
当該振動板1は第1図Bに示すように、振動板の表面に
ロス材1bが成層されるとともに、前記微細孔1C内に
ロス材が充填された構造となる。
そして充填の度合は振動板に要求される性質に応じて、
濃度等を選ぶことにより変化することができる。
このような構造の振動板は次のごと〈従来では得られな
かった種々の利点を有する。
(1)ポリプロピレンを活性処理することにより、親水
性となるとともに多数の微細孔の存在によりエマルジョ
ンタイプのロス材が均一にコーテングされる。
(2)ロス材が微細孔に充填されることにより、振動板
内部にロス材が介在するので振動エネルギー吸収効果が
極めて大きい。
(3)織編布を基体とした振動板のような方向性が全く
ない。
(4)マイクロポーラスポリプロピレンの密度が極めて
小さく(ρ=0.49〜0.56)で、かつ従来のロス
材をコーテングした構造のものに比較して、ロス材の量
が少なくてよいので振動板を軽量化することができる。
等振動板として要求される緒特性を飛躍的に向上せしめ
ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図A、Bはそれぞれこの考案のドーム状振動板の断
面図である。 1Cは微細孔、1aはポリプロピレンフィルム、1bは
ロス材である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 直径100〜1000 Aの微細孔ICを有するマイク
    ロポーラスポリプロピレンフィルム1aを基体とし、そ
    の表面にロス材1bを成層するとともに前記微細孔1C
    に前記ロス材1bを充填せしめてなることを特徴とする
    ドーム型スピーカーの振動板。
JP1980071107U 1980-05-22 1980-05-22 ド−ム型スピ−カ−の振動板 Expired JPS5838701Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5014138A (ja) * 1973-06-11 1975-02-14

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5014138A (ja) * 1973-06-11 1975-02-14

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