JP2006321148A - 冊子作成方法及び冊子作成装置 - Google Patents

冊子作成方法及び冊子作成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】奇数頁、偶数頁又はこれらが混在する頁数の冊子を効率よく作成でき、ランダム製本も可能な冊子作成方法とする。
【解決手段】横2列かつ縦多数列の単位用紙を形成した一次用紙1を中央縦切取線から2分割して二次用紙8とし、上下に重ね合せるとともに先端を縦方向にシフトし、二次用紙を単位用紙の上下のものが順次に前進するように送り出し、進行方向最先端に位置する単位用紙毎に前方張力を与え、横切取線から順次に切断して送り出し、糊引後に単位用紙を順次に重合させて設定枚数毎に接着して冊子40を形成する。
【選択図】 図1

Description

発明は、単位用紙を左右並列に連結した帯状紙材から冊子を連続的に作成する冊子作成方法及び冊子作成装置に係り、特に奇数頁、偶数頁又はこれらが混在する頁数の冊子を作成できるとともに、ランダム製本も可能な冊子作成方法及び冊子作成装置に関するものである。
例えば納税通知書、クーポン券等の帳票等は、所定枚数の単位用紙が接着された冊子として構成されている。このような冊子については近年、単位用紙が順次に連結された帯状帳票用紙の切断及び接着により連続的に作成することが行われている(例えば、特許文献1参照)。
また、帯状紙材にミシン目状の横切取線、中央縦切取線及び両側縦切取線を施して帯状紙材に横2列かつ縦多数列の単位用紙と両縁マージナルとを形成した一次用紙を、中央縦切取線から2分割して二次用紙とし、この二次用紙を連続的に繰出しながら、用紙分割、重合、マージナル除去、糊引及び、接着を行って冊子を連続的に作成することも提案されている(例えば、特許文献1参照)。
但し、従来技術おいては、一般的に、重合した単位用紙毎に糊付けし、常に2枚の単位用紙を1セットとして送るようにしており、偶数頁の冊子を作成することが開示されている。即ち、従来技術として、奇数頁の冊子を作成することができる技術は開示されていない。また、奇数頁の冊子作成とともに、ランダム製本を可能とする冊子作成方法及び冊子作成装置も開示されていない。
特開平11−245538号公報 特許第2948781号公報
納税通知書、クーポン券その他各種の帳票等においては、偶数頁の冊子だけではなく、奇数頁の冊子として構成される場合もある。従来奇数頁の冊子を連続的に作成する場合には、偶数枚の単位用紙をもつ一次用紙で偶数頁の冊子を作り、余分な頁を除去する等の対策しか考えられていない。
そのため、用紙破棄等により経済性が低下したり、あるいは余分な工程が生じて冊子作成上の能率が低下する等の問題を生じている。
また、上述した従来の技術では、例えば1冊目が3枚綴り、2冊目が5枚綴りというような頁数の異なる冊子を連続的に作成するランダム製本をすることができない。即ち、従来では枚数が異なる冊子を作成する場合に、1枚の単位用紙を除去する等、それだけ材料及び作業上での無駄が生じる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、奇数頁、偶数頁又はこれらが混在する頁数の冊子を効率よく作成することができるとともに、ランダム製本も可能な冊子作成方法及び冊子作成装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するため、請求項1に係る発明では、帯状紙材にミシン目状の横切取線及び中央縦切取線を施して前記帯状紙材に横2列かつ縦多数列の単位用紙を形成した一次用紙を、前記中央縦切取線から2分割して二次用紙とする中央切断工程と、2分割された前記二次用紙を上下に重ね合せるとともに当該二次用紙の先端位置を縦方向に一定距離シフトして、前記各単位用紙の位置が前後にずれる状態とするシフト工程と、前記二次用紙を前記単位用紙の上下のものが順次に前進するように送り出す順送り工程と、順送りされる前記各二次用紙の進行方向最先端に位置する単位用紙毎に前方張力を与え、当該単位用紙を前記横切取線から順次に切断して送り出す横切断工程と、前記単位用紙の所定位置に設定枚数毎に糊引をする糊引工程と、糊引された前記単位用紙を順次に重合させて設定枚数毎に接着することにより冊子を形成する冊子形成工程と、を備えることを特徴とする冊子作成方法を提供する。
請求項2に係る発明では、帯状紙材にミシン目状の横切取線、中央縦切取線及び両側縦切取線を施して前記帯状紙材に横2列かつ縦多数列の単位用紙と両縁マージナルとを形成した一次用紙を、前記中央縦切取線から2分割して二次用紙とする中央切断工程と、2分割された前記各二次用紙を上下に重ね合せるとともに当該二次用紙の先端位置を縦方向に一定距離シフトし、前記各単位用紙の位置が前後にずれる状態として、前記各二次用紙をピントラクタにセットするシフト工程と、前記ピントラクタの回転により前記二次用紙を前記単位用紙の上下のものが順次に前進するように送り出す順送り工程と、前記二次用紙から前記マージナルを切断除去するマージナル除去工程と、前記マージナルが除去されて順送りされる前記二次用紙の進行方向最先端に位置する単位用紙毎に高速送り機構により前方張力を与え、当該単位用紙を前記横切取線から順次に切断して送り出す横切断工程と、切断により独立した前記各単位用紙を当該単位用紙毎にさらに高速送りを与えて前後の各単位用紙間に一定の間隔を設定する間隔設定工程と、前記単位用紙の所定位置に設定枚数毎に糊引をする糊引工程と、糊引された前記単位用紙を順次に重合させて設定枚数毎に接着することにより冊子を形成する冊子形成工程と、を備えることを特徴とする冊子作成方法を提供する。
請求項3に係る発明では、前記単位用紙に個性表示を施しておき、前記工程群の中から選定した1又は2以上の位置で前記個性表示を光学的観察手段により観察して、前記単位用紙の送り順位の監視、前記単位用紙の糊引設定、及び作成される冊子の頁丁合の少なくともいずれか1の監視を行う冊子作成方法を提供する。
請求項4に係る発明では、帯状紙材にミシン目状の横切取線、中央縦切取線及び両側縦切取線を施して前記帯状紙材に横2列かつ縦多数列の単位用紙と両縁マージナルとを形成した一次用紙を連続的に繰出しながら、用紙分割、重合、マージナル除去、糊引及び、接着を行って冊子を連続的に作成する冊子作成装置であって、前記中央縦切取線から2分割した前記二次用紙を上下に重ね合せるとともに当該二次用紙の先端位置を縦方向に一定距離シフトして前記各単位用紙の位置が前後にずれる状態で前記各二次用紙をシフトセットし得るとともに前記二次用紙を前記単位用紙の上下のものが順次に前進するように順送りするピントラクタ式の順送り機構と、前記二次用紙から前記マージナルを切断除去するマージナル除去機構と、前記マージナルが除去されて順送りされる前記二次用紙の進行方向最先端に位置する単位用紙毎に前方張力を与え、当該単位用紙を前記横切取線から順次に切断して送り出す横切断機構と、切断により独立した前記各単位用紙を当該単位用紙毎にさらに高速送りを与えて前後の各単位用紙間に一定の間隔を設定する間隔設定機構と、前記単位用紙の所定位置に設定枚数毎に糊引をする糊引機構と、糊引された前記単位用紙を順次に重合させて設定枚数毎の接着複数頁の冊子にする冊子形成機構とを備えることを特徴とする冊子作成装置を提供する。
請求項5に係る発明では、前記一次用紙における特定の、又は全ての単位用紙のいずれかの部位に施された個性表示と、前記順送り機構乃至前記糊引機構の前段又は後段における少なくともいずれかの部位に設けられ、前記個性表示を読取る光学的観察機構33と、この光学的観察機構33からの情報に基づいて前記冊子の製本状態を監視する監視手段とを備えた冊子作成装置を提供する。
請求項6に係る発明では、前記間隔設定機構の後段に、不要な単位用紙を排出する用紙排出機構を備えた冊子作成装置を提供する。
本発明によれば、一次用紙の切断及び二次用紙を切断し、単位用紙を1枚ずつ順次に独立して送るようにし、1枚ごとに糊引及び接着することにより、奇数頁、偶数頁又はこれらが混在する頁数の冊子であっても連続的に作成することができ、しかも冊子作成を効率よく行うことができる。同様に、ランダム製本も可能となる。
以下、本発明に係る冊子作成方法及び冊子作成装置の一実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態による冊子作成装置の構成を示す全体構成図である。図2は、帯状の一次用紙から二次用紙に分割され、その後単独の単位用紙として送給される様子を示す作用説明図である。図3及び図4は、ピントラクタ式の順送り機構を示す説明図である。図5は、単位用紙を示す斜視図である。
なお、以下の説明では簡便化のため、表紙を含めて単位用紙が3枚(3頁)の冊子(奇数)を作成する場合を例として説明する。但し、本発明では、これに限らず、他の奇数、偶数、それらを混合した頁数の冊子を作成する場合にも適用できることは勿論である。
図2に示すように、一次用紙1は、帯状紙材にミシン目状の横切取線2、中央縦切取線3及び両側縦切取線4を施して帯状紙材に横2列かつ縦多数列の単位用紙5と両縁マージナル6とを形成したものが適用される。
即ち、横切取線2は一次用紙1の長さ方向に一定の間隔で幅方向に横断するミシン目として多数形成されており、これらの横切取線2間の寸法が、本実施形態の冊子となる単位用紙5の天地高さとなる。また、中央縦切取線3は一次用紙1の幅方向の中心位置に長さ方向全体に亘ってミシン目状に形成され、横2列に並列する単位用紙5の幅方向区分用センタラインとなる。両縁マージナル6は中央縦切取線3と平行に一次用紙1の幅方向両縁部にミシン目状の両側縦切取線4によって区画された細帯状部分であり、このマージナル6の幅方向中心位置には、後述するピントラクタのピンに挿入されて用紙送り用のガイドとなる複数のピンホール7が、一次用紙1の長さ方向に一定の間隔をあけて左右対称配置で穿設されている。
なお、一次用紙1に形成される横2列の単位用紙5について説明する。本実施形態では、一次用紙1に形成される単位用紙5を全て使用して3枚綴りの冊子を作成する。例えば、図2及び図3に示すように、一つの一次用紙1には、第1頁(丸数字1)と第2頁(丸数字2)とが初めに横2列の配置で隣接した単位用紙5となり、次の横2列の単位用紙5においては、第3頁(丸数字3)と、別の冊子の第1頁(丸数字1)とが横2列の配置で隣接する。さらに、その次の横2列の単位用紙5においては、第2頁(丸数字2)と第3頁(丸数字3)が隣接する。このように、奇数枚の単位用紙5からなる冊子を作成する場合、本実施形態では、各頁の配列が順次に変化するものを使用し、全ての単位用紙5を無駄なく使用する。
次に、図1により、本実施形態の冊子作成装置10の構成及び作用を説明する。この冊子作成装置10は大別して、一次用紙1を搭載して繰出すための給紙装置11と、この給紙装置11から繰出された一次用紙1を冊子として形成する装置本体12とを備えている。
給紙装置11は、折り畳み状態の一次用紙1を載置する載置台13と、この載置台13の上方に設けられた縦切断装置としてのインタースリッタ14とを備えている。インタースリッタ14は、折り畳み状態の一次用紙1を引上げて横向きにガイドするガイドローラ15と、このガイドローラ15によって送り出される一次用紙1の中央縦切取線3部分を上方から加圧して分断する加圧機構16とを有している。
このインタースリッタ14から排出される用紙は、一次用紙1の中央縦切取線3に沿って幅方向に等分された二次用紙8となる。このように、一次用紙1が中央縦切取線3から2分割され、二次用紙8として、装置本体12に上下に分けて送られる。
装置本体12は、図1に示すように、二次用紙8の受け入れ側から排出側に向って順次に、用紙分割、重合、マージナル除去、糊引及び、接着を行って冊子を連続的に作成する機構が配置されている。
まず、装置本体12の入口部18には、上下に分かれた1対の帯状の二次用紙8を単位用紙5の上下のものが順次に前進するように順送りするピントラクタ式の順送り機構19が設けられている。この順送り機構19は、図3及び図4に示すように、トラクタ20の両側部に回転方向に沿って等ピッチでピン21を配置したものである。図3及び図4の例では、一方の二次用紙8(8a)を上側に配置し、他方の二次用紙8(8b)を下側に配置した状態を示している。この状態で、上側に配置される一方の二次用紙8(8a)に対し、下側に配置される他方の二次用紙8(8b)は、所定距離(シフト量S)、例えば単位用紙5の天地寸法の約1/2だけ、進行方向後側にシフトして配置される。具体例を示すと、天地寸法が4インチの単位用紙5の場合、シフト量Sは、2インチとする。
図3及び図4では、このようなシフト位置におけるピン21とピンホール7との係合状態を、符号a1〜a6及びb1〜b6、ならびにピンホール7の符号7a1〜7a6及び7b1〜7b6として示している。
このように、本実施形態では、中央縦切取線3から2分割した二次用紙8を上下に重ね合せるとともに、この二次用紙8の先端位置を縦方向に一定距離シフトして各単位用紙5の位置が前後にずれる状態で各二次用紙8をシフトセットする。これにより、二次用紙8における単位用紙5の上下のものが順次に前進するようにする。
そして、本実施形態では、順送り機構19の次段に、二次用紙8からマージナル6を切断除去するマージナル除去機構22を備えている。このマージナル除去機構22は、前進する二次用紙8の両側縦切取線4部位を上方から押圧するスリッタと、このスリッタの押圧力により両側縦切取線4から切断されたマージナル6(図2参照)を収容するマージナルボックス23とを有し、前進する二次用紙8の進行とともにマージナル6を切断除去、収容するようになっている。
次に、単位用紙5を横切取線2から順次に切断して送り出す横切断機構24が設けられている。この横切断機構24は、マージナル6が除去されて順送りされる二次用紙8の進行方向最先端位置で、単位用紙5毎に前方張力を与え、単位用紙5を横切取線2から順次に切断して送り出す機能を有する。即ち、この横切断機構24は、二次用紙8に一定速度の送り作用を与えるインフィードローラ25と、インフィードローラ25の前方に配置されて二次用紙8を上方から押圧するブレード26と、このブレード26の前方に配置されてインフィードローラ25よりも高速で紙送りする第1高速送り機構(第1ファーストローラ)27とにより構成されている。即ち、インフィードローラ25と第1ファーストローラ27との回転差により二次用紙8の縦方向に張力を与えるとともに、張力が与えられた部分にブレード26による上方からの加圧力を加えて二次用紙8を横切取線2から切断する。
この切断作用においては、上下に重合した単位用紙5の先端位置が上述のようにシフトされているので、例えば前方シフト位置にある上側の単位用紙5が切断された後、後方シフトされている下側の単位用紙5が切断され、その次に上側の単位用紙5が切断されるというように、1枚毎に切断が行われる。そして、切断された各単位用紙5が独立した用紙となって、それぞれ順次に前進してゆく。
横切断機構24の前方には、切断により独立した各単位用紙5を単位用紙5毎に、さらに高速送りを与えて、前後の各単位用紙5間に一定の間隔を設定する間隔設定機構28が設けられている。この間隔設定機構28は、第1高速送り機構27から一定距離前方に配置された例えば回転ローラ29とベルト30とからなる第2高速送り機構(ローラのみでもよい。)31として構成されている。即ち、1枚の単位用紙5が第1高速送り機構27により送られている時に、先に排出された先の単位用紙5が瞬時に第2高速送り機構31により高速送給される。この高速送給によって、前後の単位用紙5に所定の間隔(隙間)が形成され、前後の単位用紙5が重なることが確実に防止される。図2には、この用紙送りの様子が具体的に示されている。
第2高速送り機構31の上方部位には、一次用紙1における特定の、又は全ての単位用紙5のいずれかの部位に施された個性表示32を読取る第1の光学的観察機構33が設けられている。
図5は、この一次用紙1に施される個性表示32の位置及び形状等を例示している。即ち、一次用紙1の表面の天地部分又は側部に、例えばバーコードその他の個性表示32が形成されている。光学的観察機構33は、例えばバーコードリーダ(BCR)又はCCDカメラ等とされている。この光学的観察機構33により、例えば表紙となる単位用紙5又は全ての単位用紙5の個性表示32が読み取られ、単位用紙5の送り順に関する情報が取得、蓄積される。この情報により、連番チェック等も可能となる。本実施形態では、これらの情報について、後述する第2の光学的観察機構33によって照合、確認等が行われる。
光学的観察機構33の近傍、即ち間隔設定機構28の後段には、不要な単位用紙5を排出する用紙排出機構34が設けられている。この用紙排出機構34は、開閉可能な用紙導入部35と、導入した用紙を収容するダイバータボックス36とを備えた構成とされている。この用紙排出機構34は、例えば、枚数の異なる冊子を連続して作成するランダム製本等を行う場合(一例として、4枚綴りの製本と5枚綴りの製本とを同時に行う際に、4枚綴りの単位用紙5の1枚を排出するような場合)に適用される。なお、この際には上記の光学的観察機構33の併用も可能である。
光学的観察機構33の前方には、単位用紙5の所定位置に設定枚数毎に糊引をする糊引機構37が設けられている。この糊引機構37は、例えば液状の糊を噴射するアプリケーションノズルとして構成されている。
そして、糊引機構37のさらに前方には、糊引された単位用紙5を順次に重合させて設定枚数毎の接着複数頁の冊子にする冊子形成機構38が設けられている。この冊子形成機構38は、例えば下端開口のジョガー部として構成されており、糊引された単位用紙5が先頭頁の下へ、下へと順次に送り込まれ、積上げられてゆき、自動的に1冊毎の製本が行われるようになっている。
ジョガー部の上方には、回転ローラ等からなる冊子排出装置39が設けられ、ジョガー部で製本された冊子40が一定の高さまで積み上がると、この冊子排出装置39によって冊子が順に1冊ずつ順次に排出され、ベルトコンベア41上にスタックされるようになっている。
冊子排出装置39の近傍には、第2の光学的観察機構42が設けられている。この光学的観察機構42は、第1の光学的観察機構33と同様に、バーコードリーダ(BCR)又はCCDカメラ等により構成されている。そして、この第2の光学的観察機構42により例えば各冊子40の表紙が読取られ、この情報により、前述した第1の光学的観察機構33により取込まれたデータとの照合、確認等が行われる。これにより、製本の頁ずれ等が無いことをチェックすることができる。このチェックは、常時連続して行え、ログ管理可能となる。
以上のように、本実施形態においては、帯状紙材にミシン目状の横切取線2、中央縦切取線3及び両側縦切取線4を施して帯状紙材に横2列かつ縦多数列の単位用紙5と両縁マージナル6とを形成した一次用紙1を、中央縦切取線3から2分割して二次用紙8とし、2分割された各二次用紙8を上下に重ね合せるとともに二次用紙8の先端位置を縦方向に一定距離シフトし、各単位用紙5の位置が前後にずれる状態として、各二次用紙8をピントラクタにセットする。
そして、ピントラクタの回転により二次用紙8を単位用紙5の上下のものが順次に前進するように送り出し、二次用紙8からマージナル6を切断除去する。
この後、マージナル6が除去されて順送りされる二次用紙8の進行方向最先端に位置する単位用紙5毎に高速送り機構により前方張力を与えて単位用紙5を横切取線2から順次に切断して送り出す。そして、切断により独立した各単位用紙5を単位用紙5毎にさらに高速送りを与えて前後の各単位用紙5間に一定の間隔を設定し、その後単位用紙5の所定位置に設定枚数毎に糊引をする。糊引された単位用紙5は順次に重合され、設定枚数毎に接着されて冊子として形成される。
したがって、本実施形態によれば、横2列の単位用紙5を含む一次用紙1を使用して、単位用紙5を1枚ずつ順次に独立して送るようにし、1枚ごとに糊引及び接着することにより、奇数頁の製本を行うことが容易かつ確実に、能率よく、しかも無駄なく行える。これにより、従来のように奇数頁の冊子を連続的に作成する場合に偶数枚の単位用紙5をもつ一次用紙1で偶数頁の冊子を作り、余分な頁を除去するような経済性低下を招くこともなく、また余分な工程が生じることもなく、冊子作成上の能率向上を図ることができ、高機能を発揮する。
また、本実施形態によれば、一次用紙1における各冊子を構成する単位用紙5を、偶数枚、奇数枚又はこれらが混在するものとして設定することにより、偶数頁、奇数頁又はこれらが混在する頁数の冊子についても連続的に作成することができる。
さらに、従来の技術では、例えば1冊目が3枚綴り、2冊目が5枚綴りというような頁数の異なる冊子を連続的に作成するランダム製本をすることができないのに対し、本実施形態によれば、ランダム製本も可能となり、一層の高機能化が図れるとともに、従来における枚数が異なる冊子を作成する場合の単位用紙5を除去等の材料及び作業上での無駄の発生を防止することができる。
本発明の一実施形態による冊子作成装置の構成を示す全体構成図。 本発明の一実施形態による冊子作成方法を示す作用説明図。 本発明の一実施形態による順送り機構を示す斜視説明図。 本発明の一実施形態による順送り機構を示す断面図。 本発明の一実施形態による単位用紙を示す拡大斜視図。
符号の説明
1 一次用紙
2 横切取線
3 中央縦切取線
4 両側縦切取線
5 単位用紙
6 マージナル
7 ピンホール
8 二次用紙
10 冊子作成装置
11 給紙装置
12 装置本体
13 載置台
14 インタースリッタ
15 ガイドローラ
16 加圧機構
18 入口部
19 順送り機構
20 トラクタ
21 ピン
22 マージナル除去機構
23 マージナルボックス
24 横切断機構
25 インフィードローラ
26 ブレード
27 第1高速送り機構
28 間隔設定機構
29 回転ローラ
30 ベルト
31 第2高速送り機構
32 個性表示
33 光学的観察機構
34 用紙排出機構
35 用紙導入部
36 ダイバータボックス
37 糊引機構
38 冊子形成機構
39 冊子排出装置
40 冊子
41 ベルトコンベア
42 光学的観察機構

Claims (6)

  1. 帯状紙材にミシン目状の横切取線及び中央縦切取線を施して前記帯状紙材に横2列かつ縦多数列の単位用紙を形成した一次用紙を、前記中央縦切取線から2分割して二次用紙とする中央切断工程と、2分割された前記二次用紙を上下に重ね合せるとともに当該二次用紙の先端位置を縦方向に一定距離シフトして、前記各単位用紙の位置が前後にずれる状態とするシフト工程と、前記二次用紙を前記単位用紙の上下のものが順次に前進するように送り出す順送り工程と、順送りされる前記各二次用紙の進行方向最先端に位置する単位用紙毎に前方張力を与え、当該単位用紙を前記横切取線から順次に切断して送り出す横切断工程と、前記単位用紙の所定位置に設定枚数毎に糊引をする糊引工程と、糊引された前記単位用紙を順次に重合させて設定枚数毎に接着することにより冊子を形成する冊子形成工程と、を備えることを特徴とする冊子作成方法。
  2. 帯状紙材にミシン目状の横切取線、中央縦切取線及び両側縦切取線を施して前記帯状紙材に横2列かつ縦多数列の単位用紙と両縁マージナルとを形成した一次用紙を、前記中央縦切取線から2分割して二次用紙とする中央切断工程と、2分割された前記各二次用紙を上下に重ね合せるとともに当該二次用紙の先端位置を縦方向に一定距離シフトし、前記各単位用紙の位置が前後にずれる状態として、前記各二次用紙をピントラクタにセットするシフト工程と、前記ピントラクタの回転により前記二次用紙を前記単位用紙の上下のものが順次に前進するように送り出す順送り工程と、前記二次用紙から前記マージナルを切断除去するマージナル除去工程と、前記マージナルが除去されて順送りされる前記二次用紙の進行方向最先端に位置する単位用紙毎に高速送り機構により前方張力を与え、当該単位用紙を前記横切取線から順次に切断して送り出す横切断工程と、切断により独立した前記各単位用紙を当該単位用紙毎にさらに高速送りを与えて前後の各単位用紙間に一定の間隔を設定する間隔設定工程と、前記単位用紙の所定位置に設定枚数毎に糊引をする糊引工程と、糊引された前記単位用紙を順次に重合させて設定枚数毎に接着することにより冊子を形成する冊子形成工程と、を備えることを特徴とする冊子作成方法。
  3. 前記単位用紙に個性表示を施しておき、前記工程群の中から選定した1又は2以上の位置で前記個性表示を光学的観察手段により観察して、前記単位用紙の送り順位の監視、前記単位用紙の糊引設定、及び作成される冊子の頁丁合の少なくともいずれか1の監視を行う請求項1又は2記載の冊子作成方法。
  4. 帯状紙材にミシン目状の横切取線、中央縦切取線及び両側縦切取線を施して前記帯状紙材に横2列かつ縦多数列の単位用紙と両縁マージナルとを形成した一次用紙を連続的に繰出しながら、用紙分割、重合、マージナル除去、糊引及び、接着を行って冊子を連続的に作成する冊子作成装置であって、
    前記中央縦切取線から2分割した前記二次用紙を上下に重ね合せるとともに当該二次用紙の先端位置を縦方向に一定距離シフトして前記各単位用紙の位置が前後にずれる状態で前記各二次用紙をシフトセットし得るとともに前記二次用紙を前記単位用紙の上下のものが順次に前進するように順送りするピントラクタ式の順送り機構と、前記二次用紙から前記マージナルを切断除去するマージナル除去機構と、前記マージナルが除去されて順送りされる前記二次用紙の進行方向最先端に位置する単位用紙毎に前方張力を与え、当該単位用紙を前記横切取線から順次に切断して送り出す横切断機構と、切断により独立した前記各単位用紙を当該単位用紙毎にさらに高速送りを与えて前後の各単位用紙間に一定の間隔を設定する間隔設定機構と、前記単位用紙の所定位置に設定枚数毎に糊引をする糊引機構と、糊引された前記単位用紙を順次に重合させて設定枚数毎の接着複数頁の冊子にする冊子形成機構とを備えることを特徴とする冊子作成装置。
  5. 前記一次用紙における特定の、又は全ての単位用紙のいずれかの部位に施された個性表示と、前記順送り機構乃至前記糊引機構の前段又は後段における少なくともいずれかの部位に設けられ、前記個性表示を読取る光学的観察機構33と、この光学的観察機構33からの情報に基づいて前記冊子の製本状態を監視する監視手段とを備えた請求項4記載の冊子作成装置。
  6. 前記間隔設定機構の後段に、不要な単位用紙を排出する用紙排出機構を備えた請求項4記載の冊子作成装置。
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