JP2006318844A - コネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】 ロックアームとハウジングとの衝突音の増大を図る。
【解決手段】 ロックアーム16には、ロックアーム16のロック部19と第2ハウジング30のロック部33とが干渉する状態において第1ハウジング10に当接することで弾性撓みさせられる弾性撓み部21を設けた。両ハウジング10,30が正規嵌合してロックアーム16が弾性復帰するとき、ロックアーム16には、ロックアーム16自体の弾性撓みに起因する弾性復元力に加えて、弾性撓み部21の弾性撓みに起因する弾性復元力も蓄勢されているので、その分、第2ハウジング30とロックアーム16との間の衝突音が増幅される。
【選択図】 図4
Description
しかしながら、例えば騒音が大きい環境下では、作業者が衝突音を明確に認識できないことが懸念される。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、ロックアームとハウジングとの衝突音の増大を図ることを目的とする。
両ハウジングが正規嵌合してロックアームが弾性復帰するとき、ロックアームには、ロックアーム自体の弾性撓みに起因する弾性復元力に加えて、弾性撓み部の弾性撓みに起因する弾性復元力も蓄勢されているので、その分、ハウジングとロックアームとの間の衝突音が増幅される。
ロック部同士の干渉によってロックアームが弾性撓みするときに、弾性撓み部が第1ハウジングの外面から離間する方向へ変位する形態のものでは、ロックアームを挟んで第1ハウジングの外面とは反対側に弾性撓み部との当接部を設ける必要があるため、コネクタ全体として大型化する。これに対し、本発明では、弾性撓み部が第1ハウジングの外面に当接するようになっているので、上記のような当接部は不要であり、大型化を回避することができる。
第1ハウジングにおける弾性撓み部との当接部が、既存の保護壁を利用して設けられているので、保護壁とは別に専用の当接部を設ける場合に比べて、第1ハウジングの形状を簡素することができる。
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1乃至図5を参照して説明する。本実施形態のコネクタは、互いに嵌合可能とされた第1ハウジング10と第2ハウジング30とを備えて構成されている。
両ハウジング10,30の嵌合が開始されると、第2ハウジング30のフード部32が第1ハウジング10の端子保持部11と筒状嵌合部12との間の嵌合空間内に進入し、ロックアーム16の前端の第1ロック部19と第2ハウジング30の第2ロック部33の誘導斜面34とが干渉(当接)する。この状態から、両ハウジング10,30の嵌合を進めると、図4に示すように、第1ロック部19(ロックアーム16の前端部)が誘導斜面34に摺動しつつ乗り上がり、それに伴なってロックアーム16が脚部17を支点として前上がりの姿勢をとるように弾性変位する。つまり、ロックアーム16の後端側のロック解除操作部20と弾性撓み部21は下方(第1ハウジング10の外面に接近する方向)へ変位する。そして、ロックアーム16が弾性変位している途中で、左右両弾性撓み部21の係止部22が当接部15の上面に当接し、それ以降は、ロックアーム16の弾性変位が進むのに伴ない、弾性撓み部21がロックアーム16に対して相対的に上方へ弾性撓みし、弾性撓み部21には弾性復元力が蓄勢されていく。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態ではロック部同士の干渉によってロックアームが弾性撓みするときに弾性撓み部が第1ハウジングの外面に接近する形態とし、弾性撓み部との当接部を第1ハウジングの外面に設けたが、本発明によれば、ロック部同士の干渉によってロックアームが弾性撓みするときに、弾性撓み部が第1ハウジングの外面から離間する方向へ変位する形態とし、弾性撓み部との当接部を、ロックアームを挟んで第1ハウジングの外面とは反対側に設けてもよい。
(2)上記実施形態ではロックアームがシーソー状に変位する場合について説明したが、本発明は、ロックアームが第1ハウジングに対して片持ち状に延出する形態のコネクタにも適用できる。
(3)上記実施形態ではロックアームのロック部が第1ハウジングの外面から離間しつつ第1ハウジングのロック部と干渉するようにしたが、本発明によれば、ロックアームのロック部が第1ハウジングの外面に接近しつつ第1ハウジングのロック部と干渉するようにしてもよい。
(4)上記実施形態では保護壁の一部に弾性撓み部を当接させるようにしたが、本発明によれば、保護壁以外の部位に弾性撓み部を当接させてもよい。
(5)上記実施形態では弾性撓み部をロック解除操作部の近傍に配したが、本発明によれば、弾性撓み部をロック解除操作部から離間した位置に配することもできる。
14…保護壁
15…当接部
16…ロックアーム
19…第1ロック部
20…ロック解除操作部
21…弾性撓み部
30…第2ハウジング
33…第2ロック部
Claims (3)
- ロックアームが設けられている第1ハウジングと、
前記第1ハウジングとの嵌合を可能とされた第2ハウジングとを備え、
前記両ハウジングの嵌合過程では、前記ロックアームに設けたロック部と前記第2ハウジングに設けたロック部とが干渉することにより前記ロックアームが弾性撓みし、
前記両ハウジングが正規嵌合状態に至ると、前記ロックアームが弾性復帰して前記ロック部同士が係止状態となることで前記両ハウジングが離脱規制状態にロックされるようになっているコネクタにおいて、
前記ロックアームには、前記ロック部同士が干渉する状態において前記第1ハウジングに当接することで弾性撓みさせられる弾性撓み部が設けられていることを特徴とするコネクタ。 - 前記ロックアームが、前記第1ハウジングの外面に沿った形態とされており、
前記ロック部同士の干渉によって前記ロックアームが弾性撓みするときには、前記弾性撓み部が前記第1ハウジングの外面に当接して弾性撓みする形態とされていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。 - 前記弾性撓み部が、前記ロックアームにおけるロック解除操作部の近傍に配されており、
前記第1ハウジングには、前記ロック解除操作部の両側に配される保護壁が設けられているものであって、
前記保護壁に、前記弾性撓み部との当接部が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のコネクタ。
Priority Applications (1)
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JP2005142508A JP2006318844A (ja) | 2005-05-16 | 2005-05-16 | コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005142508A JP2006318844A (ja) | 2005-05-16 | 2005-05-16 | コネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006318844A true JP2006318844A (ja) | 2006-11-24 |
Family
ID=37539314
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005142508A Pending JP2006318844A (ja) | 2005-05-16 | 2005-05-16 | コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006318844A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100995278B1 (ko) * | 2008-06-30 | 2010-11-19 | 한국단자공업 주식회사 | 커넥터하우징 |
JP2015103372A (ja) * | 2013-11-25 | 2015-06-04 | 矢崎総業株式会社 | コネクタ |
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2005
- 2005-05-16 JP JP2005142508A patent/JP2006318844A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100995278B1 (ko) * | 2008-06-30 | 2010-11-19 | 한국단자공업 주식회사 | 커넥터하우징 |
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