JP2006318834A - マスク保持構造、成膜方法、電気光学装置の製造方法、並びに電子機器 - Google Patents

マスク保持構造、成膜方法、電気光学装置の製造方法、並びに電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】 大型の被成膜基板に対してもマスクの反りや撓みが少ないマスク保持構造を提供する。
【解決手段】 本発明のマスク保持構造は、定盤4の下面に被成膜基板5を挟んでマスク1を保持する構造である。マスク1は、開口部20を有するベース基板2と、ベース基板2の開口部20に位置決めされる開口パターン30を有するチップ3とを含み、定盤4に磁石7が配設されるとともに、その磁石7に磁気吸引されるプラグ8がベース基板2に配設されることを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、マスク保持構造、成膜方法、電気光学装置の製造方法、並びに電子機器に関する。
電気光学装置の一つである有機エレクトロルミネッセンス(EL)パネルは、薄膜を積層した構造を有する自発光型の表示素子を有しており、その製造過程において、表示素子の構成層をなす薄膜パターンを基板上に形成する成膜工程を含む。
こうした成膜方法としては、従来より、メタルマスクを用いた蒸着法が知られている。ところが、大型の被成膜基板に対して高精度なメタルマスクを作る事が難しく、また、有機ELパネル用のガラス基板に比べてメタルマスクの熱膨張率が非常に大きいことから、パターンズレが生じやすい。
これに対して、熱膨張率がガラスと近いシリコン基板を用いてマスクを製造する手法が提案されている。この手法ではフォトリソグラフィ技術およびドライエッチング技術などの半導体製造技術を用いて、成膜パターンに対応した開口パターンをシリコン基板に形成する。
特開2001−237073号公報
シリコン基板に開口パターンを形成する技術では、開口パターンが形成されたシリコン基板(シリコンチップ)を支持枠に貼り付けたものがマスクとして用いられる。しかしながら、大型の被成膜基板に対応しようとすると、そのマスクが大サイズ化することから、マスクの反りや撓みが生じてパターン精度が低下する場合がある。
本発明は、大型の被成膜基板に対してもマスクの反りや撓みが少ないマスク保持構造を提供することを目的とする。
本発明のマスク保持構造は、定盤の下面に被成膜基板を挟んでマスクを保持する構造であって、前記マスクは、開口部を有するベース基板と、該ベース基板の開口部に位置決めされる開口パターンを有するチップとを含み、前記定盤に磁石が配設されるとともに、該磁石に磁気吸引されるプラグが前記ベース基板に配設されることを特徴とする。
このマスク保持構造では、磁石とプラグとの間の磁気吸引力により、定盤の下面に被成膜基板を挟んでマスクが保持される。磁気吸引力を用いることにより、例えばマスクの中央部を定盤に近接させることが可能となり、大型の被成膜基板に対してもマスクの反りや撓みが防止される。
本発明のマスク保持構造において、前記磁石と前記プラグとの間の磁気吸引力が前記マスクにおける複数の箇所で生じるのが望ましい。
この構成により、大型の被成膜基板に対してもマスクの反りや撓みが確実に防止される。
本発明のマスク保持構造において、前記プラグは、前記磁石に対向配置される突起部を有する構成とするのが望ましい。
この構成により、磁石からの磁束がプラグに導かれやすく、磁石とプラグとの間の磁気吸引力が向上する。
具体的に、前記プラグは、前記ベース基板の下面に当接される当接面が形成された基部と、該基部の当接面から突出して形成されかつ前記ベース基板に挿入される突起部とを有する構成とすることができる。
この構成によれば、磁気吸引力がプラグの当接面を介してベース基板に作用することで、ベース基板(マスク)が定盤の下面に向けて押接される。すなわち、プラグの基部は、前述した磁石からの磁束をプラグに導きやすくする機能に加え、磁気吸引力をマスクに伝達する機能を有する。
この場合、前記プラグの突起部は、前記ベース基板における複数の箇所に配されることが望ましい。
この構成により、磁石とプラグとの間の磁気吸引力がマスクにおける複数の箇所で生じ、大型の被成膜基板であってもマスクの反りや撓みが確実に防止される。
また、前記磁石は、前記プラグとの対向方向に延びる柱状形状からなる構成とすることができる。
この構成によれば、柱状の磁石によってプラグの突起部に導かれやすい磁束が形成され、磁石とプラグとの間の磁気吸引力が向上する。
この場合において、前記磁石に比べて、前記プラグの突起部の径が小さい構成とすることができる。
この構成によれば、磁石からの磁束がプラグにより導かれやすく、磁石とプラグとの間の磁気吸引力が向上する。
本発明のマスク保持構造において、前記磁石が、希土類磁石である構成とすることができる。
強磁場を形成可能な希土類磁石(サマリウムコバルト磁石、ネオジウム磁石など)を用いることにより、磁石及びプラグの小サイズ化が図られる。
また、本発明のマスク保持構造において、前記プラグが、軟磁性材料からなる構成とすることができる。
保磁力が小さい軟磁性材料(パーマロイ、珪素鋼板など)を用いることにより、磁性を有する異物がプラグに付着することが防止される。
本発明の成膜方法は、先に記載の本発明のマスク保持構造を用いて被成膜基板に薄膜パターンを形成することを特徴とする。
この成膜方法によれば、大型の被成膜基板に対しても高精度に薄膜パターンを形成することができる。
本発明の電気光学装置の製造方法は、先に記載の本発明の成膜方法を用いて電気光学装置の構成層をなす薄膜パターンを形成することを特徴とする。
この製造方法によれば、高精度な薄膜パターンが形成されることから、高品質な電気光学装置を製造することができる。
本発明の電子機器は、先に記載の本発明の製造方法で製造された電気光学装置を備えることを特徴とする。
この電子機器は、高品質な電気光学装置を備えることから、表示品質の向上が図られる。
以下、本発明について図面を参照して説明する。
図1は、本発明のマスク保持構造に用いられるマスクの一例を示す斜視図、図2は、本発明のマスク保持構造の一例を示す部分断面図、図3は、本発明のマスク保持構造の一例を示す部分斜視断面図である。
(マスク)
まず、本発明のマスク保持構造に用いられる蒸着用のマスクについて説明する。
図1に示すように、マスク1は、開口部20が形成されたベース基板2と、成膜パターンに対応した開口パターン30が形成された板状のチップ3とが貼り合わされた構成を有してなる。
本例では、ベース基板2に複数の開口部20が並列に形成されるとともに、複数の開口部20のそれぞれにチップ3が配設されている。図1では、1つの開口部20に1つのチップ3が配設されているが、1つの開口部20に複数のチップ3が配設される構成であってもよい。
より具体的には、ベース基板2には、長方形の貫通穴からなる複数の開口部20が平行かつ一定間隔で設けられている。また、各チップ3には、複数のスリットがその幅方向に一定間隔で並ぶ開口パターン30が設けられている。そして、ベース基板2の開口部20を塞ぐように、さらに、ベース基板2の開口部20内に開口パターン30が収まるように、ベース基板2の開口部20に対してチップ3が精密に位置決めされている。
このように、本例のマスク1は、開口パターン30を有するチップ3がベース基板2に貼り付けられた構成であることから、チップ3に不具合が生じた場合にも、チップ3の交換等によりその補修が容易である。さらに本例のマスク1は、ベース基板2に対して複数のチップ3が配設されている構成であることから、チップ3に不具合が生じたい場合、その不具合(破損、損傷など)が生じた一部のチップ3を新たなものと交換すればよく、ベース基板2に比べてチップ3のサイズが非常に小さくて済むから、大型の被成膜基板(例えば20インチサイズ以上の基板)に対して好ましく適用される。
ここで、ベース基板2及びチップ3の形成材料としては、被成膜基板(後述する被蒸着基板5)と同程度の熱膨張率を有するものが好ましく用いられる。本例では、被成膜基板がガラスからなり、ベース基板2がガラスからなり、チップ3が単結晶シリコンからなるものとする。単結晶シリコンの熱膨張率は30×10E-7/℃である。これに対し、コーニング社製のパイレックスガラス(登録商標)の熱膨張率は30×10E-7/℃でありほぼ同じである。無アルカリガラスである日本電気ガラス社製のOA−10の熱膨張率は38×10E-7/℃である。また、ガラスと同程度の熱膨張率を有する材料として、金属材料である42アロイ(熱膨張率:50×10E-7/℃)、インバー材(熱膨張率:12×10E-7/℃)などがある。ベース基板2とチップ3とが互いに同程度の熱膨張率を有することにより、ベース基板2とチップ3との熱膨張率の差に基づく歪みや撓みの発生が防止される。また、ベース基板2及びチップ3と、被成膜基板とが互いに同程度の熱膨張率を有することにより、熱膨張率の差に基づく成膜パターンの位置ズレが防止される。
シリコンからなるチップ3の開口パターン30は、異方性エッチングを用いて形成することができる。例えば、チップ3が面方位(110)又は面方位(100)を有し、チップ3における開口パターン30の各スリットの長手方向の側壁面が面方位(111)を有していることにより、結晶異方性エッチングにより容易に開口スリット(開口パターン30)を形成することができる。
ベース基板2に対するチップ3の位置決めは、例えば、ベース基板2及びチップ3のそれぞれにアライメントマークを形成しておき、そのマークの観察結果に基づいて行われる。なお、フォトリソグラフィ技術又はブラスト技術を用いることにより、ガラスからなるベース基板2にアライメントマークを形成することができる。また、フォトリソグラフィ技術又は結晶異方性エッチングを用いることにより、シリコンからなるチップ3にアライメントマークを形成することができる。
ベース基板2に対するチップ3の貼り合わせには、例えば、接着剤が用いられる。この場合、接着剤としては、公知の様々なものが適用可能である。なお、接着剤として、水溶性接着剤(アクリル系接着剤など)を用いる場合、不具合が生じたチップ3の接着剤を水で溶かすことで、そのチップ3をベース基板2から容易に取り外すことができる。また、接着剤として、一面にUV剥離接着剤(例えばウレタンアクレート系オリゴマー含有剤)が塗布され、その裏面にUV非剥離接着剤(例えばアクリル系共重合体剤)が塗布された接着テープを用いる場合、不具合が生じたチップ3の接着テープにUV照射することにより、そのチップ3をベース基板2から容易に取り外すことができる。また、接着剤として、熱可塑性の接着剤を用いる場合、不具合が生じたチップ3の接着剤を加熱する(例えばレーザ照射する)ことにより、そのチップ3をベース基板2から容易に取り外すことができる。
なお、図1に示す符号21は、このマスク1の支持ベースである定盤に保持するために用いられるプラグが挿入されるプラグ孔である。このプラグ孔21は、ベース基板2における開口部20同士の間の領域あるいは開口部20の周辺領域(非開口部)に、互いに離間して複数設けられている。
(マスクの保持構造)
次に、本発明のマスク保持構造の一例について説明する。
図2及び図3に示すように、マスク1は、定盤4の下面に被蒸着基板5を間に挟んで密着保持される。すなわち、定盤4の下面に被蒸着面を下に向けて被蒸着基板5が配され、被蒸着基板5の下面(被蒸着面)にチップ3の配設面を上に向けてマスク1が配されている。そして、定盤4に磁石7が配設されるとともに、その磁石7に磁気吸引されるプラグ8がマスク1に配設されており、磁石7とプラグ8との間の磁気吸引力により定盤4に対して被蒸着基板5及びマスク1が保持されている。
具体的には、マスク1は、前述したように、開口部20を有するベース基板2と、ベース基板2の開口部20に位置決めされる開口パターン30を有するチップ3とを含み、ベース基板2には、プラグ8が挿入されるプラグ孔21が複数の箇所に形成されている。
定盤4には、プラグ孔21に対向する位置に磁石7を配置するための磁石孔41が複数の箇所に形成されている。なお、定盤4の少なくとも下面(被蒸着基板5の配置面)は、高い面精度(例えば、平坦度10μm〜100μm)を有している。
図3に示すように、磁石7は、円柱形状からなる。磁石7の一方の端面には、係止体9が接合されている。磁石7と係止体9との接合には例えば接着剤が用いられる。係止体9は、磁石7と同じ径の円柱部91と、円柱部91よりも大径の係合部92とを有しており、円柱部91の端面に磁石7が接合されている。
定盤4に形成された磁石孔41に、磁石7及び係止体9の円柱部91が上側から挿入されるとともに、係止体9における係合部92の端面が定盤4の上面に当接されることにより、定盤4に対して磁石7が位置決めされる。この位置決めにより、定盤4の下面に対して磁石7の下面がほぼ同一面上もしくはわずかに内側に配される。なお、係止体9の係合部92の周面を把持することにより、定盤4の磁石孔41に対する磁石7の挿脱を、容易に行うことができる。
磁石7としては、公知の様々なものが適用可能であり、強磁場を形成可能なものが好ましく用いられる。強磁場を形成可能な磁石としては、サマリウムコバルト磁石、ネオジウム磁石などの希土類磁石があげられる。このうち、ネオジウム磁石は、機械的な強度が大きく、欠けにくいことから、発塵抑制に効果的である。強磁場を形成可能な磁石を用いることにより、磁石7及びプラグ8の小サイズ化が図られる。
図3に示すように、プラグ8は、凸形状からなり、ベース基板2の下面に当接される当接面81が形成された基部82と、基部82の当接面81から突出して形成されかつベース基板2に挿入される突起部83とを有する。突起部83は円柱形状からなる。突起部83の径(例えば直径3mm)は、磁石7の径(例えば直径10mm)に比べて小さい。
また、プラグ8の基部82も円柱形状からなる。基部82の径(例えば直径5〜7mm)は、突起部83の径に比べて大きく、磁石7の径に比べて小さい。プラグ8の形状は、磁石7の磁束線がプラグ8に導かれやすくなるように、さらにプラグ8の基部82が蒸着の影とならないように定められている。
ベース基板2(マスク1)に形成されたプラグ孔21にプラグ8の突起部83が下側から挿入されることにより、磁石7の端面とプラグ8の端面とが近接する。磁石7の磁場内にプラグ8が配されることにより、磁石7とプラグ8との間に磁気吸引力が生じる。そして、その磁気吸引力がプラグ8の当接面81を介してベース基板2に作用し、ベース基板2(マスク1)が定盤4の下面に向けて上向きに押接される。
プラグ8の形成材料としては、磁石7に磁気吸引される材質であればよく、Cr、Niメッキ等で防錆処理した炭素鋼など、公知の様々なものが適用可能である。プラグ8の形成材料として、パーマロイや珪素鋼板等の、保磁力が小さい軟磁性材料を用いることにより、磁性を有する異物がプラグ8に付着することが防止される。これは、プラグ8の汚れや、異物の衝突によるマスク1の破損を防止する上で効果的である。また、SUS410、SUS404C等の、マルテンサイト系の材料を用いることにより、プラグ8の腐食が効果的に防止される。
このように、本例のマスク保持構造では、プラグ8がベース基板2における複数の箇所に配され、それに応じて磁石7も定盤4における複数の箇所に配されていることから、磁石7とプラグ8との間の磁気吸引力がマスク1における複数の箇所で生じ、その結果、定盤4の下面に被蒸着基板5を挟んでマスク1が保持される。
すなわち、このマスク保持構造では、磁石7とプラグ8との間の磁気吸引力がマスク1における複数の箇所で生じるから、個々の箇所での磁気吸引力が比較的小さくても、マスク1の中央部及び周辺部を含むマスク1の全体が定盤4に押圧されて定盤4に近接され、その結果、マスク1の反りや撓みが防止される。そして、このマスク保持構造では、被蒸着基板5がサイズに応じて、磁石7とプラグ8の配設箇所を増減させればよく、大型の被蒸着基板5に対して好ましく適用される。
さらに、本例のマスク保持構造では、磁石7に磁気吸引されるプラグ8の形状が、磁石7に対向する突起部83を有する凸形状からなることにより、磁石7からの磁束がプラグ8に導かれやすく、磁石7とプラグ8との間の磁気吸引力の向上が図られている。
図4は、プラグの形状に基づく磁束線の変化を比較説明するための図である。
図4に示すように、突起部を有しない円柱状のプラグでは、プラグを通る磁束が少なく、大半の磁束がプラグと無関係に磁石に対してループを描いている。プラグを通る磁束を増やそうとすると、プラグの全体を大きくする必要がある。プラグの全体を大きくすると、それに応じてプラグが挿入されるマスク(ベース基板)のプラグ孔を大きくする必要があり、これは、マスクにおけるパターンレイアウトや、マスク強度の観点から不利である。
これに比べて、本例のプラグでは、凸形状であることから、磁石から離れるに従って磁束間隔が広がるのと同様に、磁石から離れるに従ってプラグも大きくなっており、磁石からの磁束がプラグに導かれやすく、比較的多くの磁束がプラグを通る。そのため、本例の凸型のプラグでは、質量が同じ円柱型のプラグに比べて、磁石とプラグとの間の磁気吸引力が大幅に向上する。
図5は、プラグの形状に基づく磁気吸引力を解析した結果を示すグラフ図である。
図5において、(a)、(b)は凸型のプラグであり、(c)は円柱型のプラグである。また、(a)に比べて(b)は、突起部の形状は同じであるものの、基部が大きい。図5に示すように、凸型のプラグ(a、b)では、円柱型のプラグ(c)に比べて、磁気吸引力が明らかに大きいことがわかる。なお、上記各形状のプラグについて、磁気吸引力を実測したところ、解析結果と同様の結果が得られた。
図6は、定盤4に対してマスク1をセットする様子を説明するための図である。
図6に示すように、まず、定盤4に被蒸着基板5が吸着保持される。この吸着保持は、真空吸着あるいは静電吸着により行われる。この際、被蒸着基板5に形成されたアライメントマークが、定盤4に形成された観察孔42の中心に位置するように、定盤4に対して被蒸着基板5が位置決めされる。その後、定盤4に形成された磁石孔41に上側から磁石7を挿入する。この磁石7の挿入時、必要に応じて、磁石7と接合された係止体9の周面が把持される。
次に、マスク1を一時的に保持するためのマスク搭載板6上に、マスク1を搭載する。マスク搭載板6は、マスク1を真空あるいは静電気により吸着保持する。また、このマスク1の搭載に先立って、マスク搭載板6に形成されたプラグ溝孔61にプラグ8が配置される。このとき、プラグ8は突起部を上向きにしてかつマスク搭載板6の上面から突起部が突出した状態に配される。そして、マスク1の搭載の際、ベース基板2に形成されたプラグ孔21にプラグ8の突起部が挿入されるように、マスク搭載板6に対してマスク1が位置決めされる。
次に、定盤4とマスク搭載板6とを互いに徐々に近づける。このとき、被蒸着基板5に形成されたアライメントマークと、マスク1(ベース基板2)に形成されたアライメントマークとを、CCDカメラ等の観察系45,46で観察しながら、両アライメントマークが一致するように、被蒸着基板5に対してマスク1を位置決めする。そして、被蒸着基板5とマスク1とが近接あるいは密着すると、磁石7とプラグ8との間に磁気吸引力が働く。
なお、この被蒸着基板5に対するマスク1の位置決めの際に、磁石7の中心とプラグ8の中心とがわずかにずれていても、磁石7に比べてプラグ8の突起部の径が小さい構成であることから、その位置で磁石7とプラグ8との間に磁気吸引力が働く。つまり、アライメントマークで位置決めした状態が磁気の影響でずれることが回避される。
次に、被蒸着基板5とマスク1とが密着した後に、マスク1に対するマスク搭載板6の吸着力を解除し、マスク1からマスク搭載板6を相対的に引き離す。マスク1は、磁石7とプラグ8との間の磁気吸引力により、定盤4の下面に被蒸着基板5を間に挟んで保持されている。そして、必要に応じて、被蒸着基板5に対する定盤4の吸着力を解除する。
その後、定盤4、被蒸着基板5、及びマスク1の一体物を、蒸着用の不図示のチャンバー内に搬入する。チャンバー内での蒸着は、被蒸着基板5の下方に蒸着ソースを配置するとともに、そのソースからの粒子を上方に向かって放出させることにより行われる。ソースからの粒子は、マスク1の開口パターンを通過して被蒸着基板5に入射する。その結果、マスク1の開口パターンに応じた成膜パターンが被蒸着基板5に形成される。
図7は、図1のマスク1で成膜されるパターンを示している。
図7に示すように、マスク1の開口パターン30を通過した蒸着ソースからの粒子により、被蒸着基板5の一面に開口パターン30とほぼ同一形状の成膜パターン11が形成される。マスク1によって形成される成膜パターン11は、複数の線状パターンが、その線状パターンの短手方向(Y方向)に等間隔で並んだ複数の列(線状パターン列)を含む。そして、それらの複数の線状パターン列は、線状パターンの長手方向(X方向)に、一定間隔で互いに離間して配されている。
本例では、1つの被蒸着基板5に対して同じマスク1を用いて少なくとも2回の蒸着を行う。すなわち、被蒸着基板5に対して1回目の成膜パターン11の蒸着後、被蒸着基板5に対するマスク1の相対位置をずらし、その被蒸着基板5に対して2回目の成膜パターン11の蒸着を行う。この際、1回目に形成された成膜パターン11における複数の線状パターン列同士の間の領域に、2回目の成膜パターン11を形成する。これにより、被蒸着基板5の全面に成膜パターン11が形成される。なお、後述するように、有機ELパネルの製造においては、上記の2回の成膜を、R、G、Bのそれぞれに対して行う。
先の図2に示した本例のマスク保持構造では、プラグ8形状の最適化や、強磁場を形成可能な磁石7の使用により、マスク1に配設されるプラグ8の小型化が図られるから、マスク1における非開口部の領域は狭くてよい。すなわち、本例のマスク保持構造では、磁気吸引力を利用するためのプラグ8をマスク1に配設するものの、それに伴うマスク1の開口率の減少が抑制あるは回避される。そのため、本例のマスク保持構造では、高効率なパターンレイアウトの使用が可能である。
なお、本例のマスク保持構造では、被蒸着基板5側の定盤4に磁石7を配設し、マスク1にプラグ8を配設しているが、これは、マスク1に磁石を配設すると、その磁石に磁気吸引された物体によってマスク1が破損するおそれがあるからである。
また、マスク1の説明において、ベース基板2からチップ3を剥離可能として新たなチップを接合する方法について説明したが、例えば、ベース基板2に接合しているチップ3の角部を破断あるいは切断等により分離して取り外し可能とし、残留した破片が干渉しない形状の新たなチップをベース基板2に接合することにより、チップの交換を行うようにしても良い。
また、本発明のマスク保持構造を蒸着法に用いる場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明のマスク保持構造は、スパッター法又はCVD法などの他の成膜方法にも適用可能である。
また、マスク1、磁石7、プラグ8などの各構成要素の形状かその数については適宜変更可能であり、上記の説明に限定されない。
図8(A)〜(D)は、プラグ8の変形例を示す図である。
図8(A)のプラグ8は、図3の例に比べて、基部82の径が、軸方向外方に向かって大きくなっている。図8(A)の基部82の形状は、例えば、磁石からの磁束がより基部82の内部により導かれるように定められたものである。
図8(B)のプラグ8は、基部82の平面形状が、長円(楕円あるいは長方形でもよい)に形成されている。少なくとも可能な方向に基部82を拡大することにより、磁石からの磁束をプラグ8内に多く通すことが可能となる。
図8(C)のプラグ8は、1つの基部82に対して複数(3つ)の突起部83が形成されており、また基部82の平面形状が、長方形(長円あるいは楕円でもよい)に形成されている。この構成により、磁石からの多くの磁束がプラグ8を通り、磁石とプラグ8との間の磁気吸引力の向上が図られる。
図8(D)のプラグ8は、突起部83の平面形状が長円(あるいは長方形でよい)に形成され、また基部82の平面形状が、長方形(長円あるいは楕円でもよい)に形成されている。この構成によっても、磁石からの多くの磁束がプラグ8を通り、磁石とプラグ8との間の磁気吸引力の向上が図られる。
(電気光学装置の製造方法)
次に、本発明の電気光学装置の製造方法の一例として、有機EL装置の製造方法につちえ説明する。
図9は、本発明の電気光学装置の製造方法の一例を示す模式断面図である。
本例では、マスク1を使用して被蒸着基板5に発光材料を成膜する。発光材料は、例えば有機材料であり、低分子の有機材料としてアルミキノリノール錯体(Alq3)があり、高分子の有機材料としてポリパラフェニレンビニレン(PPV)がある。発光材料の成膜は、蒸着によって行うことができる。基板5は、複数の有機EL装置(有機EL素子)を形成するためのもので、ガラス基板等の透明基板である。基板5には、図9(A)に示すように、電極(例えばITO等からなる透明電極)501および正孔輸送層502が形成されている。なお、電子輸送層を形成してもよい。
まず、図9(A)に示すように、マスク1を介して赤色の発光材料を成膜し、赤色発光層503を形成する。続いて、図9(B)に示すように、マスク1をずらして、緑色の発光材料を成膜し、緑色発光層504を形成する。さらに続いて、図9(C)に示すように、マスク1を再びずらして、青色の発光材料を成膜し、青色発光層505を形成する。
ここで、図1に示したマスク1では、ベース基板2に複数の開口部20が形成され、それぞれの開口部20にチップ3が配設されている。こうしたマスク1を用いることにより、大画面に対応した有機EL装置を高精度に製造することができる。
また、上記のように、ベース基板2にチップ3を接着固定したマスク1を用いて有機発光層503,504,505の蒸着を行う場合、真空チャンバー内にて、マスク1と基板5との接触が複数回繰り返される。また、チップ3に付着した有機膜をO2プラズマなどで除去する作業等にて物理的にチップ3に物体が接触することもある。このようなことから、チップ3が破損、損傷することがある。一部のチップ3に破損、損傷が生じた場合は、チップ3の交換等によりその補修を行う。ベース基板2に対して複数のチップ3が配設されているマスク1を採用することにより、その不具合(破損、損傷など)が生じた一部のチップ3を新たなものと交換すればよく、製造コストの低減化が図られる。
図10は、上述した製造方法にて製造された有機EL装置の概略構成を示す模式断面図である。有機EL装置は、基板5、電極501、正孔輸送層502、赤色発光層503、緑色発光層504、青色発光層505などを有する。発光層503,504,505上には、電極506が形成されている。電極506は、例えば陰極電極である。本例の有機EL装置は、表示装置(ディスプレイ)として好適であり、発光層503,504,505においてパターンずれが少なく膜厚分布が非常に均一化され、ムラの無い鮮やかな大画面の表示装置となる。
(電子機器)
図11は、本発明に係る電子機器の一例を示す斜視図である。
この図に示す携帯電話1300は、上記の有機EL装置を小サイズの表示部1301として備え、複数の操作ボタン1302、受話口1303、及び送話口1304を備えて構成されている。
本発明の電気光学装置は、上記携帯電話に限らず、電子ブック、パーソナルコンピュータ、ディジタルスチルカメラ、液晶テレビ、ビューファインダ型あるいはモニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた機器等々、種々の電子機器に適用することができる。また、本発明の電気光学装置としては、有機EL装置に限らず、液晶装置、プラズマディスプレイ装置(PDP)、電界放出ディスプレイ(FED)等にも好ましく適用される。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明のマスク保持構造に用いられるマスクの一例を示す斜視図。 本発明のマスク保持構造の一例を示す部分断面図。 本発明のマスク保持構造の一例を示す部分斜視断面図。 プラグの形状に基づく磁束線の変化を比較説明するための図。 プラグの形状に基づく磁気吸引力を解析した結果を示すグラフ図。 定盤に対してマスクをセットする様子を説明するための図。 図1のマスクで成膜されるパターンを示す図。 A)〜(D)は、プラグの変形例を示す図。 本発明の電気光学装置の製造方法の一例を示す模式断面図。 上述した製造方法にて製造された有機EL装置の概略構成を示す模式断面図。 本発明に係る電子機器の一例を示す斜視図。
符号の説明
1…マスク、2…ベース基板、3…チップ、4…定盤、5…被蒸着基板(被成膜基板)、6…マスク搭載板、7…磁石、8…プラグ、9…係止体、11…成膜パターン、20…開口部、21…プラグ孔、30…開口パターン、41…磁石孔、42…観察孔、45,46…観察系、61…プラグ溝孔、81…当接面、82…基部、83…突起部、91…円柱部、92…係合部。

Claims (12)

  1. 定盤の下面に被成膜基板を挟んでマスクを保持する構造であって、
    前記マスクは、開口部を有するベース基板と、該ベース基板の開口部に位置決めされる開口パターンを有するチップとを含み、
    前記定盤に磁石が配設されるとともに、該磁石に磁気吸引されるプラグが前記ベース基板に配設されることを特徴とするマスク保持構造。
  2. 前記磁石と前記プラグとの間の磁気吸引力が前記マスクにおける複数の箇所で生じることを特徴とする請求項1に記載のマスク保持構造。
  3. 前記プラグは、前記磁石に対向配置される突起部を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のマスク保持構造。
  4. 前記プラグは、前記ベース基板の下面に当接される当接面が形成された基部と、該基部の当接面から突出して形成されかつ前記ベース基板に挿入される突起部とを有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のマスク保持構造。
  5. 前記プラグの突起部は、前記ベース基板における複数の箇所に配されることを特徴とする請求項3または請求項4に記載のマスク保持構造。
  6. 前記磁石は、前記プラグとの対向方向に延びる柱状形状からなることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載のマスク保持構造。
  7. 前記磁石に比べて、前記プラグの突起部の径が小さいことを特徴とする請求項6に記載のマスク保持構造。
  8. 前記磁石が、希土類磁石であることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載のマスク保持構造。
  9. 前記プラグが、軟磁性材料からなることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載のマスク保持構造。
  10. 請求項1から請求項9のいずれかに記載のマスク保持構造を用いて被成膜基板に薄膜パターンを形成することを特徴とする成膜方法。
  11. 請求項10に記載の成膜方法を用いて電気光学装置の構成層をなす薄膜パターンを形成することを特徴とする電気光学装置の製造方法。
  12. 請求項11に記載の製造方法で製造された電気光学装置を備えることを特徴とする電子機器。
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