JP2006317822A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 経時において、定着装置で転写材の巻き付きによりジャムが発生するのを効果的に抑制することである。
【解決手段】 本画像形成装置は、定着ローラ11と加圧ローラ12との間に形成された定着ニップにトナーを担持した記録紙Pを通過させ、その定着ニップで定着ローラ11によりトナーを加熱することによりトナーを軟化させて、トナーを記録紙表面に定着させる定着装置6を備えている。また、記録紙が定着ニップを通過するときに定着装置から発生する音を集音する集音マイク15と、その集音マイクが集音した音に基づいて定着ローラ11から記録紙が分離せずにジャムが発生するのを防止するための制御を行う制御部30を備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置に係り、詳しくは定着装置を備えた画像形成装置に関するものである。
この種の画像形成装置が備える定着装置としては、一般に、内部に加熱源を有する定着ローラ(加熱部材)と、表面が弾性体で構成された加圧ローラ(加圧部材)とを備えた熱ローラ定着方式のものが広く採用されている。この方式では、定着ローラと加圧ローラとの間に形成された定着ニップに転写材を通過させ、その定着ニップにおける加圧下で、定着ローラでトナーを加熱してトナーを軟化させ、トナーを転写材表面に定着させる。この定着装置においては、転写材のトナー担持面が接触する側のローラ(例えば定着ローラ)の表面には、転写材上の軟化したトナーが接触する。軟化したトナーは粘着性が高いため、転写ニップを通過した転写材部分のトナーとその定着ローラ表面とが吸着し、当該転写材部分が定着ローラから分離せずに巻き付いてジャムが発生してしまうことがある。この巻き付きによるジャムを防止するため、従来から、定着ローラの表面に、離型性のよいフッ素系樹脂をコーティングしたり、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)チューブを被覆したりして、軟化したトナーと定着ローラ表面とが吸着しにくくしている。
しかし、このような対策だけでは、軟化したトナーと定着ローラ表面との吸着を十分に防止することができず、転写材の巻き付きによってジャムが発生する場合がある。そのため、例えば、定着ニップに対する定着ローラ回転方向下流側の定着ローラ表面部分に分離爪を接触させて、巻き付いた転写材を強制的に分離させ、転写材の巻き付きによるジャムの発生を抑制し得る画像形成装置が提案されている(特許文献1等)。また、例えば、定着ローラ表面の離型性を更に向上させるべく、定着ローラ表面にシリコンオイル等の離型剤を塗布して、転写材の巻き付きによるジャムの発生を抑制し得る画像形成装置も提案されている。
特開2002−55560号公報 特開2004−226482号公報
ところが、転写材の巻き付きによるジャムの発生を抑制し得る上述した画像形成装置であっても、このジャムが発生してしまう場合があるという問題があった。具体的には、初期時には高い離型性を有していた定着ローラ表面であっても、通紙枚数を重ねることにより、その表面に異物が付着したり、その表面の離型層が削れたりして、定着ローラ表面の離型性が低下する。そのため、経時においては、軟化したトナーが定着ローラ表面に吸着しやすくなって、転写材が定着ローラ表面に巻き付き、ジャムが発生する場合がある。このような場合、分離爪により強制的に定着ローラ表面から転写材を分離させる上述した画像形成装置であっても、定着ローラ表面の離型性が低下し、その表面に対するトナーの吸着力が大きくなると、分離爪と定着ローラ表面との間に転写材が入り込んでしまい、転写材の巻き付きを阻止できないことがある。また、定着ローラ表面に離型剤を塗布する上述した画像形成装置であっても、経時的に離型剤の塗布量が低下するなどが原因で定着ローラ表面の高い離型性を経時的に維持することができず、転写材の巻き付きを阻止できないことがある。
上記問題は、転写材上のトナー担持量が多いカラー画像形成装置において、特に顕著となる。
なお、上記特許文献2には、定着モータの駆動音を集音手段により集音し、集音した駆動音を正常時の駆動音と比較して当該定着モータに異常があるか否かを判断し、異常と判断したときに、その定着モータが騒音限界まで達するまでの時間を知らせるエラーメッセージを表示する画像形成装置が開示されている。この画像形成装置によれば、定着モータの異常を迅速に把握し得るが、定着ローラ表面に対する転写材の巻き付きによるジャムの発生を抑制することはできない。定着モータの駆動音は、当該ジャムの発生との因果関係がなく、この駆動音に基づいて上記エラーメッセージを表示しても、その表示を見たユーザーがジャムの発生を抑制するための作業を行うことはないからである。
本発明は、上記問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、経時において転写材の巻き付きによりジャムが発生するのを効果的に抑制することができる画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、加熱部材と加圧部材との間に形成された定着ニップにトナーを担持した転写材を通過させ、該定着ニップで該加熱部材により該トナーを加熱することにより該トナーを軟化させて、該トナーを転写材表面に定着させる定着装置を備えた画像形成装置において、上記転写材が上記定着ニップを通過するときに上記定着装置から発生する音を集音する集音手段と、該集音手段が集音した音に基づいて、上記加熱部材及び上記加圧部材のうちの該転写材のトナー担持面に接触する側の部材から該転写材が分離せずにジャムが発生するのを防止するための制御を行う制御手段とを有することを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の画像形成装置において、上記集音手段は、上記定着ニップの転写材通過方向下流側に近接配置されており、上記制御手段は、該集音手段が集音した音のうち、上記トナー担持面に接触する側の上記部材から上記転写材が分離するときに発生する分離音に基づいて、上記制御を行うことを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1の画像形成装置において、上記トナー担持面に対向する側の上記部材の表面に当接する当接部材を有し、上記集音手段は、該表面と該当接部材との当接部分に近接して配置されており、上記制御手段は、該集音手段が集音した音のうち、該表面と該当接部材とが摩擦するときに発生する摩擦音に基づいて、上記制御を行うことを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項1、2又は3の画像形成装置において、上記制御手段は、上記集音手段が集音した音のピークレベルが所定の既定レベルを超えているか否かを判断し、該所定の既定レベルを超えていると判断したときに上記制御を行うことを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項1、2、3又は4の画像形成装置において、上記トナー担持面に接触する側の上記部材から上記転写材が分離せずにジャムが発生し得る旨を報知する報知手段を有し、上記制御手段が行う上記制御は、該報知手段に上記の旨を報知させるための制御であることを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項1、2、3又は4の画像形成装置において、上記制御手段が行う上記制御は、上記転写材の先端部におけるトナー担持が禁止された先端非画像領域の長さが長くなるように画像形成プロセスを制御することであることを特徴とするものである。
ただし、ここでいう「転写材の先端部」とは、定着ニップを転写材が通過するときに先端側に位置する部分である。
また、ここでいう「先端非画像領域の長さ」とは、定着ニップに対する転写材通過方向における先端非画像領域の長さである。
また、請求項7の発明は、請求項1、2、3又は4の画像形成装置において、上記トナー担持面に接触する側の上記部材の表面に、該表面とトナーとの間の付着力を低下させる付着力低下剤を付与する剤付与手段を有し、上記制御手段が行う上記制御は、該表面に付与される該付着力低下剤の付与量が多くなるように該剤付与手段を制御することであることを特徴とするものである。
本発明者らの研究の結果、加熱部材及び加圧部材のうちの転写材のトナー担持面に接触する側の部材における、その転写材に対する離型性の変化に応じて、定着装置から発生する音に違いがあることを見いだした。そして、定着装置から発生する音に基づいて、上記部材の離型性の状態を把握することができることが判明した。よって、経時において上記部材から転写材が分離せずに巻き付いてジャムが発生してしまう以前に、定着装置から発生する音に基づいて、その発生を予測することができる。そこで、本発明では、定着装置から発生する音を集音し、その集音した音に基づいて、経時における当該ジャムの発生を防止するための制御を行う。これにより、経時における当該ジャムの発生前に、そのジャムの発生を防止する方策を採ることができる。この方策とは、具体的には、制御手段により、転写材が分離せずにジャムが発生し得る旨を報知するための制御を行ったり、転写材の先端非画像領域の長さが長くなるように画像形成プロセスを制御したり、付着力低下剤の付与量が多くなるように制御したりすることである。
以上、本発明によれば、経時において転写材の巻き付きによりジャムが発生するのを、その発生前に防止する方策を採ることできるので、当該ジャムの発生を効果的に抑制することができるという優れた効果がある。
以下、本発明を、画像形成装置としてのフルカラー複写機に適用した一実施形態について説明する。なお、本実施形態では、フルカラー複写機を例に挙げるが、モノクロ複写機であっても、あるいは複写機以外の画像形成装置であっても、同様である。
まず、本実施形態に係るフルカラー複写機(以下、単に「複写機」という。)の構成及び動作について説明する。
図2は、本実施形態に係る複写機全体の概略構成図である。この複写機は、潜像担持体として4つの感光体ドラム1A,2A,3A,4Aを有し、各感光体ドラム上のトナー像を転写材としての記録紙に直接転写する、いわゆる直接転写方式のタンデム型画像形成装置である。各感光体ドラム1A,2A,3A,4Aは、その回転軸が互いに平行となるように配置されており、図中矢印の方向に回転駆動する。これらの感光体ドラム1A,2A,3A,4Aは、光導電性を有する有機または無機材料で構成された感光層を有するドラム状のものである。
本複写機では、コンタクトガラス29上の原稿に光を照射し、その反射光から青、赤、緑の3色に色分解した画像情報光をCCDで構成された3つの原稿読取部20でそれぞれ読み取る。各原稿読取部20で読み取った各画像情報光は、図示しない制御部においてその光強度レベルに基づいて画像演算処理がなされ、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンダ(M)、黒(BK)の各色で現像すべき書込画像データが得られる。一方、各感光体ドラム1A,2A,3A,4Aの表面は、それぞれ、帯電装置1E,2E,3E,4Eにより、負極性の帯電電位となるように一様に帯電処理される。制御部は、レーザ書込装置1D,2D,3D,4Dを制御して、各色の書込画像データに基づき、帯電処理された4つの感光体ドラム1A、2A、3A、4Aに対して、各色の書込画像データに対応した光書込をそれぞれ行う。これにより、各感光体ドラム1A,2A,3A,4Aの表面には、書込画像データに対応した静電潜像が形成される。このようにして形成された各静電潜像は、それぞれ、イエロー、シアン、マゼンダ、黒の現像剤を内蔵する現像器1B,2B,3B,4Bによって反転現像される。その結果、各感光体ドラム1A,2A,3A,4Aの表面には、それぞれ各色のトナー像が形成される。その後、各トナー像は、各感光体ドラム1A,2A,3A,4Aの回転に伴って、転写装置5が備える転写ベルト25と対向する各転写領域にそれぞれ搬送される。
一方、給紙カセット10に収納された記録紙Pは、所定のタイミングで給紙される。給紙された記録紙Pは、その先端が一対のレジストローラ27によって一時的に保持される。そして、各感光体ドラム1A,2A,3A,4A上の各トナー像の先端が各転写領域に搬送されるタイミングに合わせてレジストローラ27が回転し、記録紙Pが各転写領域に向けて送り出される。レジストローラ27から送り出された記録紙Pは、各感光体ドラム1A,2A,3A,4Aの回転方向に対して連れ回る方向に表面移動する転写ベルト25の表面に担持され、各転写領域を通過するように搬送される。
上記転写ベルト25は、ポリエステルフイルムなどの誘電体で構成された無端状ベルトである。この転写ベルト25は、各転写領域においてベルト裏面に当接した転写ローラ1C,2C,3C,4Cによって正極性に帯電される。そして、各転写領域では、各感光体ドラム1A,2A,3A,4A上の各色トナー像が記録紙P上に互いに重なり合うようにして転写される。その後、各色トナー像が転写された記録紙Pは、転写ベルト25に担持されたまま、定着装置6に向けて搬送される。そして、定着装置6の直前で、分離装置28は、記録紙の表面(トナー担持面)に対して負極性のACコロナ放電処理を行う。これにより、転写ベルト25の蓄積電荷を中和(除電)し、記録紙Pが転写ベルト25の表面から分離するときの剥離放電によるトナーのチリを防止する。定着装置6に送り込まれた記録紙Pは、定着装置6により加熱加圧処理がなされてる。これにより、記録紙P上のトナー像は記録紙Pに定着する。その後、記録紙Pは、複写機の機外に排出される。なお、転写ベルト25の表面上に付着したトナーは、クリーニングユニット22により除去される。
〔構成例1〕
次に、本発明の特徴部分である定着装置6の一構成例(以下、本構成例を「構成例1」という。)について説明する。
図1は、本構成例1における定着装置6の模式図を、制御系のブロック図とともに表した説明図である。
定着装置6は、内部に熱源としてハロゲンヒータ14を備え、図中矢印方向に回転する加熱部材としての定着ローラ11と、この定着ローラ11に接触しながら図中矢印方向に回転する加圧部材としての加圧ローラ12とを備えている。これらの定着ローラ11及び加圧ローラ12の間には定着ニップが形成される。この定着ニップに記録紙Pが搬送されてくると、そのトナー担持面(図中上側の面)に担持された未定着トナーは、定着ローラ11によって加熱されて軟化するとともに、定着ニップの圧力により記録紙Pのトナー担持面に押しつけられる。これにより、トナーが記録紙Pに定着する。また、定着ニップの定着ローラ回転方向下流側において、定着ローラ11の表面には分離爪13が設けられている。この分離爪13は、定着ローラ表面に対向する端部が定着ローラ11の表面から僅かに離間するように配置されている。なお、分離爪13の端部を定着ローラ表面に接触するように配置してもよい。
ここで、本構成例1においては、定着ローラ11及び加圧ローラ12のうちの記録紙Pのトナー担持面に接触する側のローラすなわち定着ローラ11から記録紙Pが分離するときに発生する分離音の発生源近傍に、集音手段としての集音マイク15が配置されている。具体的には、定着ニップの記録紙通過方向下流側に近接配置されている。この位置に集音マイク15を配置することで、記録紙Pが定着ローラ11の表面から分離するときの分離音を効率よく集音することができる。この集音マイク15は、制御手段としての制御部30に設けられた増幅器31に接続されている。この増幅器31は、集音マイク15で集音された音を、上記分離音の周波数帯域を含む帯域について増幅する。これにより、集音マイク15に集音された音の中から、分離音以外の雑音と区別して分離音を増幅させることができる。上記増幅器31の出力は、コントローラ33に入力される。コントローラ33は、増幅器31で増幅された音の音レベルdB[A]のデータを所定のサンプリング間隔でサンプリングし、各データを記憶装置32に一時的に記録する。
図3(a)は、初期時(正常時)に上記増幅器31から出力される音レベルdBを示すグラフであり、図3(b)は、記録紙Pが定着ローラ11に巻き付いてジャムが発生する直前(異常時)に上記増幅器31から出力される音レベルdBを示すグラフである。
正常時には、定着ローラ11の表面の離型性が高い状態にあるため、定着ニップを通過した記録紙P上の軟化したトナーと定着ローラ11の表面との間の吸着力が小さい。そのため、定着ニップを通過した記録紙Pがその自重とコシとによって定着ローラ11から分離する際、軟化したトナーは定着ローラ11の表面からスムーズに剥がれる。よって、このときの分離音の音レベルdBは図3(a)に示すように比較的小さい。
一方、異常時には、経時的な定着処理によって定着ローラ11の表面の離型性が低下した状態にあるため、定着ニップを通過した記録紙P上の軟化したトナーと定着ローラ11の表面との間の吸着力が大きくなっている。そのため、定着ニップを通過した記録紙Pが定着ローラ11から分離する際、軟化したトナーは定着ローラ11の表面から剥がれにくい状態となっている。このような状態のトナーが定着ローラ11の表面から剥がれるときの分離音は、図3(b)に示すように正常時に比べて大きな音となる。
そこで、本構成例1において、コントローラ33は、上記増幅器31から出力された音レベルdBのデータについて、予め設定された規定値とを比較する比較処理を行う。この規定値は、図3(a)及び図3(b)に示すように、正常時における分離音の音レベルdBよりも大きく、異常時における分離音の音レベルdBよりも小さい値に設定されている。コントローラ33は、上記比較処理の結果、上記データが規定値よりも小さい場合には正常であると判断し、入力データが規定値以上である場合には異常であると判断する。そして、コントローラ33は、異常であると判断した場合、報知手段としての操作パネル34に、定着ローラ11から記録紙Pが分離せずにジャムが発生し得る旨のエラーメッセージを表示させる制御を行う。このエラーメッセージを表示することで、ユーザーに対し、定着ローラ11の交換を促すことができる。そして、ユーザーがこのエラーメッセージを見て、自分で定着ローラ11を交換し又はサービスマンを呼んで交換してもらうことで、定着ローラ11の表面は初期の状態すなわち離型性が高い状態に戻る。
以上、本構成例1によれば、記録紙Pが定着ローラ11から分離する際に発生する分離音から定着ローラ11の表面状態(離型性の状態)を判断することができる。これにより、離型性の悪化によって記録紙Pが定着ローラ11に巻き付いて実際にジャムが発生してしまう前に、事前にエラーメッセージを表示することができる。これにより、ユーザーに定着ローラ11の交換を促すことができ、当該ジャムの発生を未然に防止することができる。
なお、上記エラーメッセージは、操作パネル34以外の表示手段に表示するようにしてもよい。また、エラーメッセージではなく、上記の旨を警告ランプによって報知するようにしてもよいし、警告音等の音を使って上記の旨を報知するようにしてもよい。
〔構成例2〕
次に、本発明の特徴部分である定着装置6の他の構成例(以下、本構成例を「構成例2」という。)について説明する。なお、本構成例2における定着装置の基本構成は、上記構成例1と同様であるので、以下の説明では上記構成例1の定着装置とは異なる構成及び動作についてのみ述べる。
図4は、本構成例2における定着装置6の模式図を、制御系のブロック図とともに表した説明図である。
本構成例2の定着装置6は、上記構成例1の定着装置に当接部材としてのブレード16を付加したものである。このブレード16は、定着ローラ11の表面に当接するように配置されている。ここで、本構成例2においては、定着ローラ11及び加圧ローラ12のうちの記録紙Pのトナー担持面に接触する側のローラすなわち定着ローラ11の表面と上記ブレード16とが摩擦するときに発生する摩擦音の発生源近傍に、集音マイク15が配置されている。具体的には、ブレード16と定着ローラ11との当接部分に近接して配置されている。この位置に集音マイク15を配置することで、定着ローラ11の表面とブレード16との摩擦音を効率よく集音することができる。この集音マイク15で集音された音は、制御部30に設けられた増幅器31によって、上記摩擦音の周波数帯域を含む帯域について増幅される。これにより、集音マイク15に集音された音の中から、摩擦音以外の雑音と区別して摩擦音を増幅させることができる。コントローラ33は、増幅器31で増幅された音の音レベルdB[A]のデータを所定のサンプリング間隔でサンプリングし、各データを記憶装置32に一時的に記録する。
図5(a)は、初期時(正常時)に上記増幅器31から出力される音レベルdBを示すグラフであり、図5(b)は、記録紙Pが定着ローラ11に巻き付いてジャムが発生する直前(異常時)に上記増幅器31から出力される音レベルdBを示すグラフである。
正常時には、定着ローラ11の表面の離型性が高い状態にあるため、定着ローラ11とブレード16との摩擦力が小さい。そのため、定着ローラ11の回転時において、定着ローラ11の表面はブレード16に対してスムーズに摺動する。よって、このときの摩擦音は、ある特定の周波数においてピークを持つが、この周波数における音レベルdBは図5(a)に示すように比較的小さい。
一方、異常時には、経時的な定着処理によって定着ローラ11の表面の離型性が低下した状態にあるため、定着ローラ11とブレード16との摩擦力が大きくなっている。そのため、定着ローラ11の表面におけるブレード16に対するスムーズな摺動が困難な状態となっている。このような状態における定着ローラ11とブレード16との摩擦音は、上記特定の周波数における音レベルdBが図5(b)に示すように正常時に比べて大きな音となる。
そこで、本構成例2において、コントローラ33は、上記増幅器31から出力された音レベルdBのデータと予め設定された規定値とを比較する比較処理を行う。この規定値は、図5(a)及び図5(b)に示すように、正常時における上記特定の周波数における摩擦音の音レベルdBよりも大きく、異常時における上記特定の周波数における摩擦音の音レベルdBよりも小さい値に設定されている。コントローラ33は、上記比較処理の結果、上記データが規定値よりも小さい場合には正常であると判断し、入力データが規定値以上である場合には異常であると判断する。そして、コントローラ33は、異常であると判断した場合、上記構成例1の場合と同様に、報知手段としての操作パネル34に、定着ローラ11から記録紙Pが分離せずにジャムが発生し得る旨のエラーメッセージを表示させる制御を行う。
以上、本構成例2によれば、定着ローラ11とブレード16との摩擦音から定着ローラ11の表面状態(離型性の状態)を判断することができる。これにより、離型性の悪化によって記録紙Pが定着ローラ11に巻き付いて実際にジャムが発生してしまう前に、事前にエラーメッセージを表示することができる。これにより、ユーザーに定着ローラ11の交換を促すことができ、当該ジャムの発生を未然に防止することができる。
なお、本構成例2においては、摩擦音を集音して正常か異常かを判断する処理を画像形成プロセス中に行っているが、画像形成プロセスとは別に、当該処理を行うための動作モードを設けて、当該処理をその動作モード時に行うようにしてもよい。この場合、集音マイク15に集音される音の中の雑音を少なくすることが可能となる。特に、定着ローラ11に対して上記ブレード16を接離させる接離機構を設け、当該動作モード時だけブレード16を定着ローラ11に当接させるようにすれば、画像形成プロセス時において、定着ローラ11の回転負荷を少なくできるとともに、摩擦音による騒音を防止することができる。
また、本構成例2では、摩擦音を集音するための専用の当接部材(ブレード16)を設ける場合について説明したが、摩擦音を集音するための当接部材として他の目的で定着ローラ11に当接している他の当接部材、例えば分離爪13を利用することも可能である。
〔構成例3〕
次に、本発明の特徴部分である定着装置6の更に他の構成例(以下、本構成例を「構成例3」という。)について説明する。なお、本構成例3における定着装置の基本構成は、上記構成例1と同様であるので、以下の説明では上記構成例1の定着装置とは異なる構成及び動作についてのみ述べる。
図6は、本構成例3における定着装置6の模式図を、制御系のブロック図とともに表した説明図である。
本構成例3の定着装置6は、上記構成例1の定着装置の構成に加え、定着ローラ11の表面にこの表面とトナーとの間の付着力を低下させる付着力低下剤としてのオイルを付与する剤付与手段としてのオイル塗布装置が設けられている。このオイル塗布装置は、オイルを含浸したオイル塗布ローラ17を備えている。このオイル塗布ローラ17には、図示していないオイルタンクからオイルが供給される。また、オイル塗布装置は、オイル塗布ローラ17を定着ローラ11に対して圧接状態と非圧接状態のいずれかの状態にするためのカム18、このカム18を駆動するステッピングモータ19、上記制御部30のコントローラ33の制御の下でステッピングモータ19の回転角度を駆動制御するドライバ20等も備えている。ドライバ20がコントローラ33からの制御命令を受けると、ドライバ20は、その制御命令に従ってステッピングモータ19を所定の回転角度に駆動する。これにより、オイル塗布ローラ17は定着ローラ11に対して圧接状態又は非圧接状態になる。
本構成例3において、コントローラ33は、上記増幅器31から出力された音レベルdBのデータと予め設定された規定値とを比較する比較処理を行い、分離音が正常か異常かを判断する処理を行う。これらの処理は、上記構成例1の場合と同様である。コントローラ33は、異常であると判断した場合、ドライバ20に対して所定の制御命令を出力する。なお、このとき、カム18の回転位置は図示の通りであり、オイル塗布ローラ17は定着ローラ11に対して非圧接状態となっている。上記制御命令を受けたドライバ20は、カム18が図中矢印の向きに約30°回転した位置に止まるように、ステッピングモータ19を駆動する。これにより、定着ローラ11に対するオイル塗布ローラ17の圧接力が増し、オイル塗布ローラ17からのオイル染み出し量が多くなる。その結果、定着ローラ11の表面に塗布されるオイル塗布量が増え、定着ローラ11の表面の離型性を回復させることができる。
以上、本構成例3においては、離型性の悪化によって記録紙Pが定着ローラ11に巻き付いて実際にジャムが発生してしまう前に、事前に定着ローラ11の表面に塗布されるオイル塗布量を増加させて定着ローラ11の表面の離型性を回復させることができる。これにより、当該ジャムの発生を未然に防止することができる。
なお、本構成例3においては、上記構成例1の場合と同様に分離音から定着ローラ11の表面状態(離型性の状態)を判断する場合を例に挙げたが、上記構成例2の場合と同様に摩擦音から定着ローラ11の表面状態を判断するようにしてもよい。
また、本構成例3においては、上記構成例1や上記構成例2の場合と同様に、コントローラ33は、ドライバ20に対して上記制御命令を出力するとともに、操作パネル34にエラーメッセージを表示させる制御を行ってもよい。
また、本構成例3においては、定着ローラ11に対するオイル塗布量を増加させる制御を行うが、この制御に代えて、オイル塗布装置のメンテナンスを促すためのエラーメッセージを操作パネル34に表示させる制御を行ってもよい。上記オイル塗布装置のオイルが空になって適正なオイル塗布がなされなくなった場合も、定着ローラ11の表面の離型性が悪化してコントローラ33が異常であると判断する。よって、上記のようなエラーメッセージを表示することで、オイル塗布装置の点検や交換、オイル補充などのメンテナンスをユーザーに促すことができ、再び適正なオイル塗布が可能な状態に回復させることができる。その結果、定着ローラ11の表面の離型性が回復し、当該ジャムの発生を未然に防止することができる。
〔構成例4〕
次に、本発明の特徴部分である定着装置6の更に他の構成例(以下、本構成例を「構成例4」という。)について説明する。なお、本構成例4における定着装置の基本構成は、上記構成例3と同様であるので、以下の説明では上記構成例3の定着装置とは異なる構成及び動作についてのみ述べる。
図7は、本構成例4における定着装置6の模式図を、制御系のブロック図とともに表した説明図である。
本構成例4の定着装置6では、上記構成例3の定着装置における定着ローラ11に代えて、定着ベルト機構40を用いている。この定着ベルト機構は、定着ローラ41及びテンションローラ44に定着ベルト43が掛け渡されたものである。定着ローラ41及びテンションローラ44の内部には、熱源としてハロゲンヒータ45,46が設けられている。この定着ベルト機構によれば、立ち上がり時間を迅速化を図ることができる。
このような定着ベルト機構を備えた定着装置であっても、上記構成例3の場合と同様に、離型性の悪化によって記録紙Pが定着ベルト43に巻き付いて実際にジャムが発生してしまう前に、事前に定着ベルト43の表面に塗布されるオイル塗布量を増加させて定着ベルト43の表面の離型性を回復させることができる。これにより、当該ジャムの発生を未然に防止することができる。
なお、上述した各構成例1〜4において、制御部30は、定着ローラ11又は定着ベルト43から記録紙Pが分離せずにジャムが発生するのを防止するために、エラーメッセージを表示したり、オイル塗布量を増加させたりする制御を行うが、他の制御であってもよい。例えば、記録紙Pの先端部におけるトナー担持が禁止された先端非画像領域(先端余白マージン)の長さが長くなるように画像形成プロセスを制御するようにしてもよい。この場合、具体的には、コントローラ33から図示しないプリンタドライバに指示を出すなどして、先端余白マージンの設定値を正常時よりも1〜2[mm]程度大きい値に変更する制御を行う。記録紙Pの先端余白マージンの部分は、トナーが担持されないため、定着ローラ11や定着ベルト43の表面の離型性が悪化しても、その表面に吸着することはない。そして、この先端余白マージンが長ければ長いほど、その先端余白マージン部分の自重やコシにより、トナーを担持し得る画像領域に対応した記録紙部分を定着ローラ11又は定着ベルト43から分離させる力が強まる。よって、コントローラ33が異常であると判断したときに、記録紙Pの先端余白マージンの長さが長くなるように画像形成プロセスを制御することで、正常時の先端余白マージンの長さでは記録紙Pを分離させることができない状態においても、分離が可能になる。その結果、離型性の悪化によって記録紙Pが定着ローラ11又は定着ベルト43に巻き付いて実際にジャムが発生してしまう前に、当該ジャムの発生を未然に防止することができる。
以上、本実施形態に係る複写機は、加熱部材である定着ローラ11又は定着ベルト43と加圧部材である加圧ローラ12との間に形成された定着ニップにトナーを担持した転写材としての記録紙Pを通過させ、その定着ニップで定着ローラ11又は定着ベルト43によりトナーを加熱することによりトナーを軟化させて、トナーを記録紙表面に定着させる定着装置6を備えている。更に、本複写機は、記録紙Pが定着ニップを通過するときに定着装置6から発生する音を集音する集音手段としての集音マイク15と、集音マイク15が集音した音に基づいて、定着ローラ11又は定着ベルト43及び加圧ローラ12のうち記録紙Pのトナー担持面に接触する側の部材(定着ローラ11又は定着ベルト43)から記録紙Pが分離せずにジャムが発生するのを防止するための制御を行う制御手段としての制御部30を備えている。これにより、経時における当該ジャムの発生前に、そのジャムの発生を防止する方策を採ることができる。
特に、上述した構成例1、3及び4においては、集音マイク15が定着ニップの記録紙P通過方向下流側に近接配置されており、制御部30は、集音マイク15が集音した音のうち、記録紙Pのトナー担持面に接触する側の部材である定着ローラ11又は定着ベルト43から記録紙Pが分離するときに発生する分離音に基づいて、上記制御を行う。上述のように、記録紙Pが定着ローラ11又は定着ベルト43から分離する際に発生する分離音から定着ローラ11又は定着ベルト43の表面状態(離型性の状態)を判断することができる。よって、離型性の悪化によって記録紙Pが定着ローラ11又は定着ベルト43に巻き付いて実際にジャムが発生してしまう前に、そのジャムの発生を防止する方策を採ることができる。
また、上述した構成例2においては、記録紙Pのトナー担持面に対向する側の部材である定着ローラ11の表面に当接する当接部材としてのブレード16を設け、上記集音マイク15を、定着ローラ11の表面とブレード16との当接部分に近接して配置している。そして、制御部30は、集音マイク15が集音した音のうち、定着ローラ11の表面とブレード16とが摩擦するときに発生する摩擦音に基づいて、上記制御を行う。上述のように、定着ローラ11とブレード16との摩擦音から定着ローラ11の表面状態(離型性の状態)を判断することができる。よって、離型性の悪化によって記録紙Pが定着ローラ11に巻き付いて実際にジャムが発生してしまう前に、そのジャムの発生を防止する方策を採ることができる。
また、本実施形態において、制御部30は、集音マイク15が集音した音のピークレベルである音レベルdBが所定の既定レベルである規定値を超えているか否かを判断し、この規定値を超えていると判断したときに上記制御を行う。これにより、簡単な方法で、分離音や摩擦音等の定着装置6から発生する音から定着ローラ11又は定着ベルト43の表面状態(離型性の状態)を判断することができる。
また、上述した構成例1及び2においては、記録紙Pのトナー担持面に接触する側の部材である定着ローラ11から記録紙Pが分離せずにジャムが発生し得る旨を報知する報知手段としての操作パネル34が設けられている。そして、制御部30が行う上記制御は、この操作パネル34に上記の旨を報知させるための制御である。これにより、ユーザーに対して当該ジャムの発生を防止するための作業、例えば定着ローラ11の交換等を促すことができるので、当該ジャムの発生を未然に防止することができる。
また、上述したように、制御部30が行う上記制御は、記録紙Pの先端部におけるトナー担持が禁止された先端非画像領域である先端余白マージンの長さが長くなるように画像形成プロセスを制御するものであってもよい。これにより、定着ローラ11又は定着ベルト43に対する記録紙Pの分離性を向上させて、ジャムの発生を未然に防止することができる。
また、上述した構成例1及び2においては、記録紙Pのトナー担持面に接触する側の部材である定着ローラ11又は定着ベルト43の表面に、この表面とトナーとの間の付着力を低下させる付着力低下剤としてのオイルを付与する剤付与手段としてのオイル塗布装置が設けられている。そして、制御部30が行う上記制御は、定着ローラ11又は定着ベルト43の表面に塗布されるオイルの塗布量が多くなるようにオイル塗布装置を制御する。これにより、離型性の悪化によって記録紙Pが定着ローラ11又は定着ベルト43に巻き付いて実際にジャムが発生してしまう前に、事前に定着ローラ11又は定着ベルト43の表面に塗布されるオイル塗布量を増加させて定着ローラ11の表面の離型性を回復させることができる。その結果、当該ジャムの発生を未然に防止することができる。
実施形態に係る複写機の構成例1における定着装置の模式図を、制御系のブロック図とともに表した説明図。 同複写機全体の概略構成図。 (a)は、初期時(正常時)に増幅器から出力される分離音の音レベルdBを示すグラフ。(b)は、記録紙が定着ローラに巻き付いてジャムが発生する直前(異常時)に増幅器から出力される分離音の音レベルdBを示すグラフ。 構成例2における定着装置の模式図を、制御系のブロック図とともに表した説明図。 (a)は、初期時(正常時)に増幅器から出力される摩擦音の音レベルdBを示すグラフ。(b)は、記録紙が定着ローラに巻き付いてジャムが発生する直前(異常時)に増幅器から出力される摩擦音の音レベルdBを示すグラフ。 構成例3における定着装置の模式図を、制御系のブロック図とともに表した説明図。 構成例4における定着装置の模式図を、制御系のブロック図とともに表した説明図。
符号の説明
11 定着ローラ
12 加圧ローラ
13 分離爪
15 集音マイク
16 ブレード
17 オイル塗布ローラ
30 制御部
31 増幅器
32 記憶装置
33 コントローラ
34 操作パネル
40 定着ベルト機構
41 定着ローラ
43 定着ベルト
44 テンションローラ

Claims (7)

  1. 加熱部材と加圧部材との間に形成された定着ニップにトナーを担持した転写材を通過させ、該定着ニップで該加熱部材により該トナーを加熱することにより該トナーを軟化させて、該トナーを転写材表面に定着させる定着装置を備えた画像形成装置において、
    上記転写材が上記定着ニップを通過するときに上記定着装置から発生する音を集音する集音手段と、
    該集音手段が集音した音に基づいて、上記加熱部材及び上記加圧部材のうちの該転写材のトナー担持面に接触する側の部材から該転写材が分離せずにジャムが発生するのを防止するための制御を行う制御手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1の画像形成装置において、
    上記集音手段は、上記定着ニップの転写材通過方向下流側に近接配置されており、
    上記制御手段は、該集音手段が集音した音のうち、上記トナー担持面に接触する側の上記部材から上記転写材が分離するときに発生する分離音に基づいて、上記制御を行うことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1の画像形成装置において、
    上記トナー担持面に対向する側の上記部材の表面に当接する当接部材を有し、
    上記集音手段は、該表面と該当接部材との当接部分に近接して配置されており、
    上記制御手段は、該集音手段が集音した音のうち、該表面と該当接部材とが摩擦するときに発生する摩擦音に基づいて、上記制御を行うことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1、2又は3の画像形成装置において、
    上記制御手段は、上記集音手段が集音した音のピークレベルが所定の既定レベルを超えているか否かを判断し、該所定の既定レベルを超えていると判断したときに上記制御を行うことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1、2、3又は4の画像形成装置において、
    上記トナー担持面に接触する側の上記部材から上記転写材が分離せずにジャムが発生し得る旨を報知する報知手段を有し、
    上記制御手段が行う上記制御は、該報知手段に上記の旨を報知させるための制御であることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1、2、3又は4の画像形成装置において、
    上記制御手段が行う上記制御は、上記転写材の先端部におけるトナー担持が禁止された先端非画像領域の長さが長くなるように画像形成プロセスを制御することであることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1、2、3又は4の画像形成装置において、
    上記トナー担持面に接触する側の上記部材の表面に、該表面とトナーとの間の付着力を低下させる付着力低下剤を付与する剤付与手段を有し、
    上記制御手段が行う上記制御は、該表面に付与される該付着力低下剤の付与量が多くなるように該剤付与手段を制御することであることを特徴とする画像形成装置。
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