JP2002372879A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JP2002372879A
JP2002372879A JP2001178458A JP2001178458A JP2002372879A JP 2002372879 A JP2002372879 A JP 2002372879A JP 2001178458 A JP2001178458 A JP 2001178458A JP 2001178458 A JP2001178458 A JP 2001178458A JP 2002372879 A JP2002372879 A JP 2002372879A
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temperature
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temperature detecting
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JP2001178458A
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English (en)
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Atsumi Kurita
篤実 栗田
Ryuichi Inamiya
竜一 稲宮
Ryuichiro Maeyama
龍一郎 前山
Masahiro Ishino
正浩 石野
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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  • Control Of Resistance Heating (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 定着部材の交換時期を的確に検知する。 【解決手段】 互いに圧接配置されて接触転動すること
でシートS上の未定着画像Gを加熱加圧定着する一対の
定着部材1を有し、少なくとも一方の定着部材1に加熱
源1aを配設するようにした定着装置において、少なく
ともいずれか一方の定着部材1の表面温度を検知する温
度検知手段2を有し、当該温度検知手段2には、前記定
着部材1と非接触に配設され且つ当該定着部材1より放
出された赤外線にて表面温度を測定する第一温度検知手
段2aと、前記定着部材1と接触又は非接触に配設され
且つ前記第一温度検知手段2aとは前記定着部材1の軸
方向に異なる位置の表面温度を測定する第二温度検知手
段2bとを具備させ、更に、前記第一温度検知手段2a
の検出値及び前記第二温度検知手段2bの検出値を比較
して前記定着部材1表面の劣化を判定する劣化判定手段
3を具備させた

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ等の画像形成装置において未定着画像
を加熱定着するのに用いられる定着装置に係り、特に、
一対の定着部材間にシートを挿通させる方式の定着装置
の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば電子写真プロセスを利用し
た複写機等の画像形成装置においては、シート上に形成
された未定着画像(未定着トナー像)を定着して永久画
像にする必要があり、その定着法として溶剤定着方式、
圧力定着方式及び加熱定着方式等が知られている。しか
しながら、上記溶剤定着方式や圧力定着方式は、環境問
題、定着性能等の欠点を有しており、共に広く実用化さ
れていないのが現状である。従って、未定着トナー像の
定着方式としては、一般に加熱によってトナーを溶融さ
せ、シート上に付着させる加熱定着方式が広く採用され
ている。この種の加熱定着方式としては、少なくとも一
方を加熱した一対のロール(加熱ロール及び加圧ロー
ル)間に一定圧力を加え、未定着トナー像を有するシー
トを通過させて定着を行う加熱ロール方式が従来より知
られており、これは他の加熱定着装置と比べて低電力、
かつ定着部での紙づまりによる発火の危険性の少ないこ
と等の利点があることから最も広く使用されているもの
である。
【0003】そして、このような加熱ロールとしては、
例えば円筒状芯金の表面にシリコーンゴム等の耐熱性弾
性体を被覆したものや、前記耐熱性弾性体の上にポリテ
トラフロロエチレン(PTFE)や、テトラフロロエチ
ンパーフロロアルコキシポリビニルエーテル共重合体
(PFA)等の耐熱性樹脂を被覆したものが使用され
る。一方、加圧ロールとしては、円筒状芯金の表面にシ
リコーンゴム、フッ素ゴム等の耐熱性弾性体を被覆した
ものや、上記耐熱性弾性体の上にポリテトラフロロエチ
レン(PTFE)や、テトラフロロエチンパーフロロア
ルコキシポリビニルエーテル共重合体(PFA)等の耐
熱性樹脂を被覆したもの、あるいはアルミニウムや鉄な
どの金属の表面にポリテトラフロロエチレン(PTF
E)や、テトラフロロエチンパーフロロアルコキシポリ
ビニルエーテル共重合体(PFA)等の耐熱性樹脂を被
覆したものが使用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような加熱ロールや加圧ロールを用いた場合は、芯金
の表面に耐熱性弾性体や耐熱性フッ素樹脂を用いている
為に、シートを通過させることによってロール表面状態
が変化し、ついには画像にロール欠陥が現れたり、定着
不良が発生したりしてしまうという技術的課題がみられ
た。このような技術的課題を解決する手法としては、シ
ートが定着される(定着装置を通過するシート枚数)を
積算し、枚数が所定量を超えた時点で寿命とするものが
提案されているが、ロール表面状態の変化は使用される
シートの種類や未定着トナー像の画像密度によって異な
る為、正確な寿命判定ができていない。このため、加熱
ロールがまだ使用できる状態のうちにロール交換をする
指示を出し、結果としてロールの交換頻度が増加すると
共に、多くの費用が必要となったり、ロールが故障する
まで放置し、画像形成装置が使用できない時間を増加さ
せたりしている。
【0005】本発明は、以上の技術的課題を解決するた
めになされたものであって、加熱ロール等の定着部材の
交換時期を的確に検知することのできる定着装置を提供
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、図
1(a)(b)に示すように、互いに圧接配置されて接
触転動することでシートS上の未定着画像Gを加熱加圧
定着する一対の定着部材1を有し、少なくとも一方の定
着部材1に加熱源1aを配設するようにした定着装置に
おいて、少なくともいずれか一方の定着部材1の表面温
度を検知する温度検知手段2を有し、当該温度検知手段
2には、前記定着部材1と非接触に配設され且つ当該定
着部材1より放出された赤外線にて表面温度を測定する
第一温度検知手段2aと、前記定着部材1と接触又は非
接触に配設され且つ前記第一温度検知手段2aとは前記
定着部材1の軸方向に異なる位置の表面温度を測定する
第二温度検知手段2bとを具備させ、更に、前記第一温
度検知手段2aの検出値及び前記第二温度検知手段2b
の検出値を比較して前記定着部材1表面の劣化を判定す
る劣化判定手段3を具備させたことを特徴とする。
【0007】このような技術的手段において、定着部材
1は、加熱源1aにより加熱されるものであればよく、
加熱源1aの配設箇所は定着部材1の内部でもよいし、
外部でもよく、また、定着部材1に接触配置されていて
もよいし、あるいは、非接触配置されていてもよい。ま
た、定着部材1については、互いに圧接配置されて接触
転動する一対の定着ロールや定着ベルト、あるいは、定
着ロールと定着ベルトとの組み合わせ等適宜選定して差
し支えない。
【0008】更に、温度検知手段2は、少なくともいず
れか一方の定着部材1の表面温度を検知するものであ
り、前記定着部材1と非接触に配設され且つ当該定着部
材1より放出された赤外線にて表面温度を測定する第一
温度検知手段2aと、前記定着部材1と接触又は非接触
に配設され且つ前記第一温度検知手段2aとは前記定着
部材1の軸方向に異なる位置の表面温度を測定する第二
温度検知手段2bとを有するものであれば適宜選定して
差し支えない。すなわち、定着部材1に対して非接触配
置される第一温度検知手段2aと定着部材1に対して接
触配置される第二温度検知手段2bとを組み合わせても
よいし、定着部材1に対して非接触配置される第一温度
検知手段2aと定着部材1に対して非接触配置される第
二温度検知手段2bとを組み合わせてもよい。ここで、
後者の態様にあっては、装置構成の簡易化という観点か
らすれば、これら第一温度検知手段2a及び前記第二温
度検知手段2bを同一の温度検知手段にて構成すること
が好ましい。
【0009】また、これら第一温度検知手段2a及び第
二温度検知手段2bの配設位置については、定着部材1
の軸方向に異なる位置であれば適宜選定して差し支えな
いが、通常は、前記第一温度検知手段2aが前記定着部
材1のシート通過領域の表面温度を測定し、且つ前記第
二温度検知手段2bが前記定着部材1のシート非通過領
域の表面温度を測定するように配置される。これは特
に、第二温度検知手段2bが接触型のものである場合に
有効である。なぜなら、接触型の温度検知手段では定着
部材1表面を傷付けるおそれがあるからである。
【0010】更に、劣化判定手段3は、前記第一温度検
知手段2aの検出値及び前記第二温度検知手段2bの検
出値を比較し、両者の差異が予め決められた温度差以上
となった条件下で前記定着部材1表面が劣化したと判定
する機能を有するものである。そして、画質不良の発生
を極力防止するという観点からすれば、前記劣化判定手
段3で前記定着部材1表面の劣化が判定された条件下に
おいて、例えば前記定着部材1の動作及び前記加熱源1
aによる加熱を停止したり、あるいは、前記定着部材1
の動作停止及び前記加熱源1aによる加熱停止を予告す
るような設定を行うことが好ましい。また、前記劣化判
定手段3で前記定着部材1表面の劣化が判定された条件
下では、当該定着部材1の交換を指示するような設定を
行うとが好ましい。
【0011】更に、誤判定を極力防止するという観点か
らすれば、前記劣化判定手段3は、前記第一温度検知手
段2aの検出値あるいは前記第二温度検知手段2bの検
出値が予め規定された規定値以上となった条件下、すな
わち、定常状態あるいはそれに近い状態となった条件下
で、両検出値の比較を行うことが好ましい。
【0012】また、本発明は、定着部材1の表面温度検
知に基づく当該定着部材の劣化判定のみならず、定着部
材1の表面状態を検出して劣化判定を行う態様をも包含
する。すなわち、本発明の他の態様は、互いに圧接配置
されて接触転動することでシート上の未定着画像を加熱
加圧定着する一対の定着部材を有し、少なくとも一方の
定着部材に加熱源を配設するようにした定着装置におい
て、前記定着部材の表面状態を検出する表面状態検出手
段と、前記表面状態検出手段の検出結果に基づいて前記
定着部材表面の劣化を判定する劣化判定手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0013】このような態様において、表面状態検出手
段は、前記温度検知手段等を用いて間接的に定着部材の
表面状態を検出する態様は勿論のこと、直接に定着部材
の表面状態を検知する態様も包含する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す実施の形態
に基づいてこの発明を詳細に説明する。 ◎実施の形態1 図2は、本発明が適用された定着装置の実施の形態1を
示す。同図において、本実施の形態に係る定着装置は、
用紙P上に形成されたトナー像Tを用紙Pに融解定着さ
せるための加熱ロール10と、この加熱ロール10と共
に用紙Pを狭持して加圧させるための加圧ロール20と
を備えている。
【0015】ここで、加熱ロール10は、肉厚1mm程
度のアルミの金属中空金11を備えている。また、用紙
Pとの接触面すなわち加熱ロール10の表面には、厚さ
0.5mm程度のゴム層12、そのゴム層12の外側の
最外層に用紙Pとの離型性を確保するためのフッ素樹脂
(PFA)チューブ層13が形成されている。また、加
熱ロール10の内部には、加熱源としてのハロゲンラン
プ14が内蔵されている。
【0016】また、加圧ロール20は、鉄の芯金21の
周囲に前述した加熱ロール10と同様に厚さ5mm程度
のゴム層22、そのゴム層22外側の最外層にフッ素樹
脂チューブ層23が形成されている。この加圧ロール2
0は、スプリング(図示せず)により一定の圧力で加熱
ロール10を加圧するようになっている。そして、加熱
ロール10と加圧ロール20とによって用紙Pが図中点
線矢印で示す搬送経路上を狭持搬送される。こうして加
熱ロール10と加圧ロール20との間の圧接部分を用紙
Pが通過する際にトナー像Tが用紙P上に加圧融解定着
される。尚、本実施の形態では、加圧ロール20内部に
ハロゲンランプを設けていないが、加熱ロール10と同
様にハロゲンランプを設けるようにしてもよい。
【0017】そして、本実施の形態では、加熱ロール1
0の表面温度を測定する第一温度検知ユニット31及び
第二温度検知ユニット32が、夫々前記加熱ロール10
から離間して配置されている。ここで、本実施の形態に
係る定着装置では、所謂センターレジ方式を採用してお
り、図3に示すように、前記第一温度検知ユニット31
はいずれのサイズの用紙Pも通過する中心部の領域(通
紙領域GA)のほぼ中央部に対応した位置に配置され、
一方、第二温度検知ユニット32は、通常許容される最
大サイズの用紙P(本実施の形態ではJISA3用紙)
も通過することのない端部の領域(通紙領域GAの外:
非通紙領域)に配置されるようになっている。但し、用
紙PとしてJISA3ノビ用紙(特殊サイズ)が通過す
る場合は除く。
【0018】尚、第一温度検知ユニット31は、加熱ロ
ール10の温度制御用として通紙可能最小用紙サイズ範
囲内の温度を検知できる位置に配設すればよく、また、
第二温度検知ユニット32は、温度分布検知用として通
紙可能最小用紙サイズ範囲以外に設ける事も可能である
し、本実施の形態のように異常温度上昇検知用として通
紙可能最大用紙サイズ範囲以外に設ける事も可能であ
る。
【0019】また、本実施の形態において、前記第一温
度検知ユニット31及び第二温度検知ユニット32は、
所謂サーモパイル等の赤外線検知センサを用いたもので
構成されており、センサ出力とセンサ自身に設けられた
温度センサ出力とによって温度を補正し、検出温度とし
てハロゲンランプ14(図2参照)を制御している。
【0020】本実施の形態に係る定着装置では、所謂ウ
ォーミングアップ動作が終了し第一温度検知ユニット3
1で測定された加熱ロール10の温度が所定温度(例え
ば180℃)となった後、図示しないコントロールユニ
ットで第一温度検知ユニット31で測定された温度及び
第二温度検知ユニット32で測定された温度の比較が行
われる。尚、ここで行われる比較は、単純な両者の絶対
値の比較ではなく、本来あるべき温度との比較となる。
例えば、第一温度検知ユニット31で測定された温度が
180℃のとき、第二温度検知ユニット32で測定され
る温度は前記180℃よりも低く(例えば160℃)な
る。そこで、加熱ロール10のイニシャル状態での測定
温度の相関関係を予めデータ化しておき、例えば第一温
度検知ユニット31で測定された温度が180℃のとき
に第二温度検知ユニット32で測定される温度が160
℃からどれだけずれているかを検出するようにする(以
下、この値を検出値C1という)。この理由は、ハロゲ
ンランプ14や加熱ロール10の形状等によってこれら
第一温度検知ユニット31での測定温度及び第二温度検
知ユニット32での測定温度が異なってしまうためであ
る。
【0021】そして、上記比較結果に基づき、加熱ロー
ル10の劣化状態が判定される。すなわち、上記検出値
C1とコントロールユニットに格納される限界値C0(本
実施の形態では例えば2℃)とが比較され、検出値C1
が限界値C0を下回っている場合には、劣化は生じてい
ないものと判定されて通常の画像形成動作を継続し、一
方、検出値C1が限界値C0を上回っている場合には、劣
化が生じているものと判定されて画像形成動作を中断
し、図示しない画像形成装置の表示部に加熱ロール10
が交換時期に達したというメッセージを表示させる。
【0022】ここで、本実施の形態において限界値C0
を2℃に設定しているのは次の理由による。図4は、定
着装置への通紙枚数とそのときの加熱ロール10の表面
状態(平均粗さRa)、検出値C1、そして得られた画
像の画像状態の関係を示す。同図より、検出値C1が2
℃以下(20000枚)であれば加熱ロール10の表面
状態はよく、得られる画像も良好であることがわかる。
また、検出値C1が10℃(50000枚)まで大きく
なると加熱ロール10表面が荒れ、得られる画像に不良
が生じることがわかる。そこで、本実施の形態では、限
界値C0を2℃に設定することとした。また、図5は、
通紙枚数と検出値C1との関係をグラフ化したものであ
る。但し、検出値C1は温度に変換する前の出力電圧で
示してある。
【0023】尚、限界値C0については、これを上回る
ことによって加熱ロール10の表面状態が限界を越える
という大きさに設定してもよいし、これを上回ることに
よって加熱ロール10の表面状態が近々限界を超えると
いう大きさに設定し、交換の予告を表示したり画像形成
可能枚数を表示するようにしてもよい。
【0024】また、本実施の形態に係る定着装置では、
所謂センターレジ方式を採用しているため、第一温度検
知ユニット31を加熱ロール10の軸方向ほぼ中央部に
配置していたが、例えば所謂サイドレジ方式を採用する
場合には、図6に示すように、通紙領域GAの端部(い
ずれの用紙Pも通過する側)に第一温度検知ユニット3
1を配設し、逆サイドの非通紙領域に第二温度検知ユニ
ット32を配設すればよい。
【0025】更に、本実施の形態では、加熱ロール10
と加圧ロール20とを圧接配置して定着装置を構成する
ようにしていたが、これに限られるものではなく、例え
ば図7に示すように、加熱ロール10と加圧ベルトユニ
ット40とを圧接配置するタイプのものにも適用可能で
ある。尚、同図において、符号41はポリイミド等から
なる定着ベルト、42は前記定着ベルト41を加熱ロー
ル10側に押圧する加圧パッド、符号43は前記加圧パ
ッド42を保持する保持部材、符号44は前記保持部材
43を支持する支持部材、符号45は前記支持部材44
の下側に取り付けられる断面略円弧面のベルト搬送ガイ
ドである。
【0026】◎実施の形態2 図8は、本発明が適用された定着装置の実施の形態2を
示す。本実施の形態においては、実施の形態1で用いて
いた非接触型の第二温度検知ユニット32に代えて、接
触型の第二温度検知ユニット33を用いるようにしたも
のである。尚、本実施の形態に係る定着装置の構成要素
のうち、実施の形態1に係る画像形成装置と同様のもの
については、実施の形態1と同様の符号を付してここで
はその詳細な説明を省略する。
【0027】本実施の形態において、第二温度検知ユニ
ット33としては、例えばスポンジ等の耐熱性弾性体3
3aの表面にサーミスタ等の温度検知素子33bを設
け、その表面をポリイミドやテフロン(登録商標)等の
耐熱性樹脂(図示せず)で覆ったものを用いており、加
熱ロール10表面に温度検知素子33bが圧接される状
態で配置されている。そして、第二温度検知ユニット3
3は、図9に示すように、加熱ロール10の通紙領域G
Aを傷つけないようにその外側に設けられており、温度
分布測定用の他、異常温度上昇検知用と兼用しても構わ
ない。
【0028】本実施の形態においても、非接触型の第一
温度検知ユニット31による測定温度及び接触型の第二
温度検知ユニット33による測定温度から検出値C1を
求めることができ、これに基づいて実施の形態1と同様
のプロセスで加熱ロール10の劣化状態を判定すること
ができる。
【0029】◎実施の形態3 図10は、本発明が適用された定着装置の実施の形態3
を示す。本実施の形態では、非接触型の温度検知ユニッ
ト34を加熱ロール10の軸方向に対して移動自在に配
設することで、実施の形態1で用いていた非接触型の第
一温度検知ユニット31及び第二温度検知ユニット32
を兼用させるようになっている。尚、本実施の形態に係
る定着装置の構成要素のうち、実施の形態1に係る画像
形成装置と同様のものについては、実施の形態1と同様
の符号を付してここではその詳細な説明を省略する。
【0030】本実施の形態において、温度検知ユニット
34は、図11に示すように、加熱ロール10の軸方向
に対して移動自在に配設されており、通紙領域GAの中
央部から通紙領域GA外の非通紙領域まで移動できるよ
うになっている。
【0031】本実施の形態においては、温度検知ユニッ
ト34によって通紙領域GAの温度及び通紙領域GA外
の非通紙領域の温度を連続して測定し、これらの測定温
度から検出値C1を求めることができ、これに基づいて
実施の形態1と同様のプロセスで加熱ロール10の劣化
状態を判定することができる。
【0032】尚、実施の形態1〜3では、加熱ロール1
0の劣化判定について説明を行なったが、これに限られ
るものではなく、加圧ロール20側についても同様に劣
化判定が行えることはいうまでもない。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
加熱ロール等の定着部材の軸方向の複数の部位の表面温
度を測定し、これに基づいて定着部材の表面状態を判定
するようにしたので、加熱ロール等の定着部材の交換時
期を的確に検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)(b)は本発明に係る定着装置の概要
図である。
【図2】 本発明が適用された定着装置の実施の形態1
の概略構成図である。
【図3】 加熱ロールと第一、第二温度検知ユニットと
の位置関係を示す説明図である。
【図4】 定着装置への通紙枚数とそのときの加熱ロー
ルの表面状態、検出値、そして得られた画像の画像状態
の関係を示す図表である。
【図5】 通紙枚数と出力電圧との関係を示すグラフ図
である。
【図6】 サイドレジ方式採用時の加熱ロールと第一、
第二温度検知ユニットとの位置関係を示す説明図であ
る。
【図7】 実施の形態1の変形例の定着装置の概略構成
図である。
【図8】 本発明が適用された定着装置の実施の形態2
の概略構成図である。
【図9】 加熱ロールと第一、第二温度検知ユニットと
の位置関係を示す説明図である。
【図10】 本発明が適用された定着装置の実施の形態
3の概略構成図である。
【図11】 加熱ロールと温度検知ユニットとの位置関
係を示す説明図である。
【符号の説明】
1…定着部材,1a…加熱源,2…温度検知手段,2a
…第一温度検知手段,2b…第二温度検知手段,3…劣
化判定手段
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 21/00 512 G03G 21/00 512 H05B 3/00 310 H05B 3/00 310E 335 335 // G01K 13/08 G01K 13/08 B (72)発明者 前山 龍一郎 神奈川県足柄上群中井町境430グリーンテ クなかい 富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 石野 正浩 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社内 Fターム(参考) 2H027 DA12 DE07 EA00 EA12 EC10 EC20 ED25 EE07 EE08 EF09 EK03 GB10 HB01 HB16 2H033 AA36 BA30 BA32 CA04 CA07 CA26 CA27 CA57 3J103 AA02 AA13 AA24 BA05 FA11 FA16 GA02 GA57 GA58 GA60 HA05 HA37 3K058 AA22 AA97 BA18 CA12 CA23 CA70 CE17 DA02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに圧接配置されて接触転動すること
    でシート上の未定着画像を加熱加圧定着する一対の定着
    部材を有し、少なくとも一方の定着部材に加熱源を配設
    するようにした定着装置において、 少なくともいずれか一方の定着部材の表面温度を検知す
    る温度検知手段を有し、当該温度検知手段には、前記定
    着部材と非接触に配設され且つ当該定着部材より放出さ
    れた赤外線にて表面温度を測定する第一温度検知手段
    と、前記定着部材と接触又は非接触に配設され且つ前記
    第一温度検知手段とは前記定着部材の軸方向に異なる位
    置の表面温度を測定する第二温度検知手段とを具備さ
    せ、 更に、前記第一温度検知手段の検出値及び前記第二温度
    検知手段の検出値を比較して前記定着部材表面の劣化を
    判定する劣化判定手段を具備させたことを特徴とする定
    着装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の定着装置において、 前記劣化判定手段で前記定着部材表面の劣化が判定され
    た条件下において、前記定着部材の動作及び前記加熱源
    による加熱を停止することを特徴とする定着装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の定着装置において、 前記劣化判定手段で前記定着部材表面の劣化が判定され
    た条件下において、前記定着部材の動作停止及び前記加
    熱源による加熱停止を予告することを特徴とする定着装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3に記載の定着装置におい
    て、 前記劣化判定手段で前記定着部材表面の劣化が判定され
    た条件下において、当該定着部材の交換を指示すること
    を特徴とする定着装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の定着装置において、 前記第一温度検知手段は前記定着部材のシート通過領域
    の表面温度を測定し、且つ前記第二温度検知手段は前記
    定着部材のシート非通過領域の表面温度を測定すること
    を特徴とする定着装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の定着装置において、 前記劣化判定手段は、前記第一温度検知手段の検出値あ
    るいは前記第二温度検知手段の検出値が予め規定された
    規定値以上となった条件下で両検出値の比較を行うこと
    を特徴とする定着装置。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の定着装置において、 前記第一温度検知手段及び前記第二温度検知手段が同一
    の温度検知手段にて構成されることを特徴とする定着装
    置。
  8. 【請求項8】 互いに圧接配置されて接触転動すること
    でシート上の未定着画像を加熱加圧定着する一対の定着
    部材を有し、少なくとも一方の定着部材に加熱源を配設
    するようにした定着装置において、 前記定着部材の表面状態を検出する表面状態検出手段
    と、 前記表面状態検出手段の検出結果に基づいて前記定着部
    材表面の劣化を判定する劣化判定手段とを備えたことを
    特徴とする定着装置。
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