JP2006315797A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】 シート材給入口からのシート材の給入機構を備えつつ少なくとも画像形成装置の水平方向における小型化を可能とする画像形成装置を提供する。
【解決手段】 マルチパーパス機構に、MP給紙ローラ51とMP分離ローラ52とからなるツインローラ方式を採用した。給紙を行うMP給紙ローラ51MPをトレイ41近傍に残しつつ、MP分離ローラ52を後側に配して、MP分離ローラ52とMP分離パッド53との対向位置Yを合流点Xと最前部分Zとの間に配した。
【選択図】 図2

Description

本発明は、一側面側にシート材給入口を有する画像形成装置に関する。
下記特許文献1には、レーザプリンタ1の手前面に、手差し用のマルチパーパストレイ14と、そのマルチパーパストレイ14上の用紙を給紙して1枚ずつ分離するためのマルチパーパス給紙機構部15とを備えたものが開示されている。このものでは、マルチパーパスパッド部材15dに押圧される1つのマルチパーパス給紙ローラ15aによってマルチパーパストレイ14上の用紙の給紙と分離とを行う構成になっている。
特開2005−41652公報
ところが、上記特許文献1の構成では、マルチパーパス給紙ローラ15aにて給紙及び分離を行うために、当該マルチパーパス給紙ローラ15aの外周面を、マルチパーパストレイ14上の用紙に当接させるとともに、マルチパーパスパッド部材15dに押圧させる必要がある。従って、その条件を満たすためにはマルチパーパス給紙ローラ15aを径の大きなものにせざるを得ない。しかも、マルチパーパス給紙ローラ15aを、マルチパーパストレイ14上の用紙に当接させるためになるべく手前側に配する必要がある。これにより、レーザプリンタ1全体が水平方向及び上下方向において大型化するという問題があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、シート材給入口からのシート材の給入機構を備えつつ少なくとも画像形成装置の水平方向における小型化を可能とする画像形成装置を提供するところにある。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明に係る画像形成装置は、一側面側にシート材が給入されるシート材給入口を有する筐体と、シート材給入口内に給入するシート材を積載する積載トレイと、前記筐体の底部側に配され、シート材を収容するシート材収容カセットと、前記筐体内に形成され、前記シート材収容カセットに収容されたシート材を前記筐体の前記一側面側からその反対側へとU字状に折り返し搬送する第1搬送路と、前記筐体内に形成され、前記シート材給入口から給入されたシート材を前記第1搬送路の下流端側に合流させる第2搬送路と、前記第2搬送路に設けられ、前記積載トレイに積載されたシート材を1枚ずつ分離して前記シート材給入口から前記第1搬送路と前記第2搬送路との合流点側に給入する給入機構と、前記合流点よりもシート材の搬送方向下流側において、当該合流点を通過して搬送されたシート材に画像を形成するプロセスユニットと、を備え、前記給入機構は、前記積載トレイ上のシート材と当接し回転することにより当該シート材を前記シート材給入口内へと給入する給入ローラと、前記給入ローラよりも前記シート材給入口奥側に配される分離部材と、前記分離部材に対向して配され回転することにより前記給入ローラから送られたシート材を1枚ずつ分離して前記合流点側に送り出す分離ローラと、を備えて構成され、前記分離部材及び前記分離ローラの対向位置は、前記シート材給入口に対して、前記第1搬送路のうち前記一側面に最も接近する部分よりも奥側で、かつ、前記合流点よりも手前側に配されていることを特徴とする。
なお、「画像形成装置」は、プリンタ(例えばレーザプリンタ)などの印刷装置だけでなく、ファクシミリ装置や、プリンタ機能及びスキャナ機能等を備えた複合機であってもよい。
「シート材」は、被記録媒体としての用紙やOHPシートなどが含まれる。
請求項2の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記分離部材及び前記分離ローラの対向位置は、前記合流点よりも下方に位置していることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置において、前記プロセスユニットは、前記一側面側から見て、前記給入機構の後方において当該給入機構と重なる位置に装着され、前記給入機構の上に、前記プロセスユニットを前記筐体から着脱させる着脱路が形成されていることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の画像形成装置において、前記給入ローラを上下動させる駆動機構を備え、前記駆動機構は、前記積載トレイ上のシート材の給入動作当初は、前記給入ローラを前記シート材に当接可能な下降位置にさせて給入を開始させ、その給入しているシート材の後端が前記給入ローラとの当接位置を通過する前のタイミングで前記給入ローラをシート材から離間した上昇位置に上昇させることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4に記載の画像形成装置において、前記給入ローラを上昇させるタイミングは、前記積載トレイ上に積載され得る最小サイズの用紙の後端が前記給入ローラとの当接位置を通過する前のタイミングであることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項4又は請求項5に記載の画像形成装置において、前記給入ローラは、前記一側面側から見て前記第2搬送路のうち前記最も接近する部分より手前において上下動することを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項4〜請求項6のいずれかに記載の画像形成装置において、前記給入ローラは、前記分離部材及び前記分離ローラの対向位置よりも低い位置で上下動することを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項4〜請求項7のいずれかに記載の画像形成装置において、前記給入ローラは、前記分離ローラを中心に上下動可能に設けられるとともに、その分離ローラとギア連結されて当該分離ローラの回転駆動に対して従動的に回転することを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項8に記載の画像形成装置において、前記駆動機構は、駆動モータからの駆動力を受けて回転するカムと、一端部が前記給入ローラを軸受けする軸受け部材に係止されるとともに、他端部が前記カムに当接し、当該カムの回転に伴って前記給入ローラを上下動させる支持アームと、を備えて構成されていることを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項1〜請求項9のいずれかに記載の画像形成装置において、前記第1搬送路と前記第2搬送路との合流点には、それら第1及び第2の両搬送路に外周面が露出し、前記両搬送路を通過するシート材をガイドする共通コロが回転可能に設けられていることを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項1〜請求項10のいずれかに記載の画像形成装置において、積載トレイ上のシート材の有無を検出する検出機構を備え、前記検出機構は、前記給入ローラとシート材との当接位置よりもシート材搬送方向下流側の位置におけるシート材の有無に基づき前記積載トレイ上のシート材の有無を検出することを特徴とする。
請求項12の発明は、請求項11に記載の画像形成装置において、前記検出機構は、上端側を中心に揺動可能に軸支され、常には自重により下端部が前記シート材給入口から給入されるシート材の前端に当接可能な位置に垂下し、当該シート材に押されることで前記第2搬送路から退避する揺動部材と、前記揺動部材の揺動位置に基づき前記シート材の有無を検出する検出手段と、を備えていることを特徴とする。
請求項13の発明は、請求項12に記載の画像形成装置において、前記検出手段は、前記揺動部材よりもシート材搬送方向下流側において前記揺動部材とアームを介して連結され当該揺動部材の揺動に伴って揺動する遮光部材と、前記遮光部材の揺動位置に応じて変化する入光状態と遮光状態とに基づき検出動作を行う光学式センサと、を備えて構成されていることを特徴とする。
請求項14の発明は、請求項13に記載の画像形成装置において、前記揺動部材がシート材に押されて揺動する揺動角度範囲に対して、前記遮光部材の揺動角度範囲が小さいことを特徴とする。
請求項15の発明は、請求項1〜請求項14のいずれかに記載の画像形成装置において、前記積載トレイは、シート材を積載可能な開姿勢と前記一側面に沿う閉姿勢との間で開閉可能に設けられ、かつ、前記閉姿勢時に前記給入機構に対向する部分に切り欠き部が形成されていることを特徴とする。
<請求項1の発明>
本構成では、積載トレイ上のシート材を給入し1枚ずつ分離する給入機構を、給入ローラと分離ローラとからなるツインローラ方式とした。これにより、各ローラを、上記特許文献1の構成の当該マルチパーパス給紙ローラよりも小さい径のものとすることができる。また、径の小さい分離ローラと分離部材との対向位置を、筐体の一側面側から見て、U字状の第1搬送路のうち当該一側面に最も接近する部分よりも奥側に配置することができる。一方、載置トレイ側にはその上の用紙に当接する径の小さい給入ローラを配することができる。従って、シート材給入口からのシート材の給入機構を備えつつ少なくとも画像形成装置の水平方向における小型化を図ることができる。
<請求項2の発明>
本構成によれば、分離部材及び分離ローラの対向位置を、合流点よりも下方に配することで、画像形成装置全体の上下方向の小型化も図ることができる。
<請求項3の発明>
本構成によれば、給入機構が給入ローラと分離ローラとからなるツインローラ方式であるため、その高さを低くできる。従って、その給紙機構の上にプロセスユニットの着脱路を設けても、その着脱路の水平方向に対する傾斜角度を緩やかにすることができる。
<請求項4,5の発明>
給紙ローラを常にシート材に当接する位置にしておく構成では、例えば積載トレイ上に1枚だけシート材がある場合、そのシート材の給入後に給入ローラがその対向部材に当接し、そのまま回転駆動されることで給入ローラが損傷するおそれがある。そこで、本構成では、シート材の後端が給入ローラとの当接位置を通過する前のタイミングで給入ローラを上昇させるようにした。また、請求項5のように、積載トレイ上に積載され得るシート材の最小サイズのものを基準に、上記給入ローラを上昇させるタイミングを決めておけば、それよりも大きなサイズのシート材給入時も給入ローラの損傷を防止することができる。
<請求項6の発明>
本構成によれば、画像形成装置の上下方向の大型化を抑制しつつ、給入ローラの上下動範囲を広く確保できる。
<請求項7の発明>
本構成によれば、給紙ローラは、分離部材及び分離ローラの対向位置よりも低い位置で上下動する構成だから、給紙ローラの上下動のために分離部材及び分離ローラの対向位置よりも上のスペースを確保する必要がない。なお、請求項6の構成との組み合わせにより、画像形成装置の上下方向における更なる小型化が可能となる。
<請求項8の発明>
本構成によれば、給入ローラと分離ローラとを別々の駆動源によって回動駆動させる構成に比べて構成を簡略化することができる。
<請求項9の発明>
本構成によれば、カム機構による簡単な構成で給入ローラを上下動させる駆動機構を構成することができる。
<請求項10の発明>
本構成によれば、共通コロによって、第1搬送路を経由するシート材と、第2搬送路を経由するシート材との両方をガイドすることができ、部品点数の低減、ひいては装置の小型化を図ることができる。
<請求項11の発明>
積載トレイ上のシート材の有無を検出する検出機構による検出位置が、給入ローラとシート材との当接位置よりもシート材搬送方向手前側に設定した構成では、積載トレイ上にシート材は有るが、給入ローラとシート材との当接位置にシート材がない場合であっても、給入動作が開始されてしまう。そうすると、給入ローラはその対向部材と直接接触した状態で回転駆動されることになり、給入ローラが損傷したり、給入ローラの駆動系に大きな負荷が係ることになり好ましくない。そこで、本構成では、検出機構による検出位置を、給入ローラとシート材との当接位置よりもシート材搬送方向下流側に設定した。この構成であれば、検出機構で積載トレイ上にシート材有りが検出された場合には、必ず給入ローラとの当接位置にシート材が存在することになるから、当接するシート材がない状態で給紙ローラが回転駆動されることを防止できる。
<請求項12の発明>
本構成によれば、揺動部材は常には自重により垂下した状態にあり、その下端部がシート材に押されることで第2搬送路から退避するように揺動し、この揺動位置に基づきシート材の有無を検出するようにした。この構成であれば、例えば付勢部材等を設けることなく比較的に簡単な構成で検出機構を実現することができる。
<請求項13の発明>
揺動部材は、給入ローラとシート材との当接位置付近に設ける必要がある。そこで、本構成では、揺動部材を上記当接位置付近に設ける一方で、検出手段を構成する遮光部材及び光学式センサをシート材搬送方向下流側に設けることにより、給入ローラ付近の大型化を抑制するようにしている。
<請求項14の発明>
本構成によれば、遮光部材の揺動角度範囲を小さくすることにより、シート材搬送方向下流側の小型化を図っている。
<請求項15の発明>
本構成によれば、積載トレイを閉姿勢にしたとき、その切り欠き部内に給入機構を収容させることができるため、画像形成装置の水平方向における小型化を図ることができる。
本発明の一実施形態を図1〜図12を参照して説明する。
1.全体構成
図1は、本発明の画像形成装置としてのレーザプリンタの一実施形態を示す要部側断面図である。このレーザプリンタ1は、本体ケーシング2(請求の範囲の「筐体」に相当)内に、被記録媒体としての用紙3(請求の範囲の「シート材」に相当)を給紙するためのフィーダ部4や、給紙された用紙3に画像を形成するための画像形成部5などを備えている。
(1)本体ケーシング
本体ケーシング2において、一方側の側壁(請求の範囲の「一側面」に相当)には、後述するプロセスカートリッジ18を着脱するための着脱開口部6が形成されており、その着脱開口部6を開閉するためのフロントカバー7が設けられている。
このフロントカバー7は、その下端部に挿通された図示しないカバー軸に回動自在に支持されている。これによって、フロントカバー7をカバー軸を中心として閉じると、図1に示すように、フロントカバー7によって着脱開口部6が閉鎖され、フロントカバー7をカバー軸を支点として開くと(傾倒させると)、着脱開口部6が開放され、この着脱開口部6から、プロセスカートリッジ18を本体ケーシング2に対して着脱させることができる。
なお、以下では、このレーザプリンタ1およびプロセスカートリッジ18(後述する現像カートリッジ27を含む。)において、フロントカバー7が設けられる側を「前側」とし、その反対側を「後側」とする。また、レーザプリンタ1を前面側から見て右側(紙面奥側)を「右側」とし、その反対側(紙面手前側)を「左側」とする。
(2)フィーダ部
フィーダ部4は、本体ケーシング2内の底部に、着脱可能に装着される給紙トレイ8(請求の範囲の「シート材収容カセット」に相当)と、給紙トレイ8の前端部の上方に設けられる分離ローラ9および分離パッド10と、分離ローラ9の後側(分離パッド10に対して用紙3の搬送方向上流側)に設けられる給紙ローラ11とを備えている。
また、フィーダ部4は、分離ローラ9の前側上方(分離ローラに対して用紙3の搬送方向下流側)において対向配置される紙粉取りローラ12と、その紙粉取りローラ12に対向配置される対向ローラ13とが設けられている。そして、用紙3の第1搬送経路14(請求の範囲の「第1搬送路」に相当)は、上記紙粉取りローラ12の配置付近からU字状に後側へ折り返された形状をなし、その更なる搬送方向下流側において上記プロセスカートリッジ18の下方に、1対のローラからなるレジストローラ15,15が配されている。
給紙トレイ8の内部には、用紙3を積層状に載置可能な用紙押圧板16が備えられている。この用紙押圧板16は、後端部において揺動可能に支持されることによって、前端部が上下方向に移動可能にされている。
また、給紙トレイ8の前端部には、用紙押圧板16の前端部を上方に持ち上げるためのレバー17が設けられている。このレバー17は、用紙押圧板16の前端部下方位置において、後端部が図示しないレバー軸にて揺動可能に支持され、前端部が用紙押圧板16の下面の前端部に当接している。これによって、レバー軸に図中反時計回りの回転駆動力が入力されると、レバー17がレバー軸16を支点として回転し、レバー17の前端部が用紙押圧板16の前端部を持ち上げる。
用紙押圧板16の前端部が持ち上げられると、用紙押圧板16上の最上位にある用紙3は、給紙ローラ11に押圧され、その給紙ローラ11の回転によって、分離ローラ9と分離パッド10との間の分離位置に向けて給紙が開始される。
一方、給紙トレイ8を本体ケーシング2から離脱させると、レバー軸に対して入力されていた回転駆動軸が入力されなくなり、用紙押圧板16は、その自重によって、前端部が下方に移動し、給紙トレイ8の底面に沿った状態になる。この状態で、用紙押圧板16上に用紙3を積層状に載置することができる。
給紙ローラ11によって分離位置に向けて送り出された用紙3は、分離ローラ9の回転によって、分離ローラ9と分離パッド10との間に挟まれたときに、確実に1枚ごとに捌かれて給紙される。給紙された用紙3は、上記U字状の第1搬送経路14に沿って折り返される。より具体的には、給紙された用紙3は、まず、分離ローラ9と分離パッド10とによって前側斜め上方向へ搬送され、更に紙粉取りローラ12と対向ローラ13との間を通ってここで紙粉が取り除かれた後、レジストローラ15に搬送される。
レジストローラ15は、互いに対向する1対のローラから構成され、用紙3を、レジスト後に、画像形成部5の転写位置(後述する感光ドラム28と転写ローラ30との間のニップ位置であって、感光ドラム28上のトナー像を用紙3に転写する位置)に向けて搬送する。
(3)画像形成部
画像形成部5は、スキャナ部19、プロセスカートリッジ18、定着部20などを備えている。
(a)スキャナ部
スキャナ部19は、本体ケーシング2内の上部に設けられ、図示しないレーザ光源、回転駆動されるポリゴンミラー21、fθレンズ22、反射鏡23、レンズ24および反射鏡25などを備えている。レーザ光源から発光される画像データに基づくレーザビームは、図1の破線で示すように、ポリゴンミラー21で偏向されて、fθレンズ22を通過した後、反射鏡23によって後側へ光路が折り返され、さらにレンズ24を通過した後、反射鏡25によって光路が後側斜め下方向に屈曲されることにより、プロセスカートリッジ18の後述する感光ドラム28の表面上に高速走査にて照射される。
(b)プロセスカートリッジ
プロセスカートリッジ18は、スキャナ部19の下方において、本体ケーシング2に対して着脱可能に装着されている。このプロセスカートリッジ18は、ドラムカートリッジ26と、ドラムカートリッジ26に対して着脱可能に装着される現像カートリッジ27とを備えている。
ドラムカートリッジ26は、前側に、現像カートリッジ27が装着され、その後側に、感光ドラム28、スコロトロン型帯電器29、転写ローラ30およびクリーニングブラシ31を備えている。
このうち、スコロトロン型帯電器29は、感光ドラム28と所定間隔を隔てて対向配置され、その感光ドラム28の表面を一様に正極性に帯電させることができる。
現像カートリッジ27は、トナーが収納されるトナー収容室32、供給ローラ33、現像ローラ34および層厚規制ブレード35が設けられている。
トナー収容室32内のトナーは、回転駆動するアジテータ36によって供給ローラ33に向かって放出され、供給ローラ33の回転により、現像ローラ34に供給され、このとき、供給ローラ33と現像ローラ34との間で正に摩擦帯電される。現像ローラ34上に供給されたトナーは、現像ローラ34の回転に伴って、層厚規制ブレード35と現像ローラ34との間に進入し、一定厚さの薄層として現像ローラ34上に担持される。
感光ドラム28の表面は、その感光ドラム28の回転に伴って、まず、スコロトロン型帯電器29により一様に正帯電された後、スキャナ部19からのレーザビームの高速走査により露光され、用紙3に形成すべき画像に対応した静電潜像が形成される。
次いで、現像ローラ34の回転により、現像ローラ34上に担持されかつ正帯電されているトナーが、感光ドラム28に対向して接触するときに、感光ドラム28の表面上に形成されている静電潜像、すなわち、一様に正帯電されている感光ドラム28の表面のうち、レーザビームによって露光され電位が下がっている露光部分に供給される。これにより、感光ドラム28の静電潜像は、可視像化され、感光ドラム28の表面には、反転現像によるトナー像が担持される。
その後、感光ドラム28の表面上に担持されたトナー像は、図1に示すように、レジストローラ15によって搬送されてくる用紙3が、感光ドラム28と転写ローラ30との間の転写位置を通る間に、転写ローラ30に印加される転写バイアスによって、用紙3に転写される。トナー像が転写された用紙3は、定着部20に搬送される。なお、転写後に感光ドラム28上に残存する転写残トナーは、現像ローラ34に回収される。また、転写後に感光ドラム28上に付着する用紙3からの紙粉は、クリーニングブラシ31によって回収される。
(c)定着部
定着部20は、プロセスカートリッジ18の後側に設けられ、加熱ローラ37および加圧ローラ38とを備えている。
加熱ローラ37は、加熱のためのハロゲンランプを備え、図示しないモータからの動力の入力により回転駆動される。一方、加圧ローラ38は、加熱ローラ37の下方において、加熱ローラ37を押圧するように対向配置され、加熱ローラ37の回転駆動に従って従動される。
定着器20は、プロセスカートリッジ18の後方であって、用紙3の搬送方向下流側に設けられており、加熱ローラ37と、加圧ローラ38と、搬送ローラ39とを備えている。加熱ローラ37は、金属製の素管内にヒータとしてハロゲンランプを備え、加圧ローラ38は、加熱ローラ37の下方に対向配置され、その加熱ローラ37を下方から押圧するように設けられている。また、搬送ローラ125は、加熱ローラ37及び加圧ローラ38に対して、用紙3の搬送方向下流側に設けられている。
用紙3に転写されたトナーは、加熱ローラ37と加圧ローラ38との間を通る間に、熱によって溶融し、用紙3に固着する。用紙3は、搬送ローラ39によって、その後方において上下方向に配置されるガイド部40によってU字状に折り返されるように案内されて、排紙ローラ41に向けて搬送され、その後、排紙ローラ41によって、排紙トレイ42上に排紙される。
2.マルチパーパス機構
図2は、マルチパーパストレイ(請求の範囲の「積載トレイ」に相当 以下、「MPトレイ41」)を開いた状態を示す要部側断面図である。レーザプリンタ1は、上記給紙トレイ8から第1搬送経路14を介して用紙3を上記転写位置へと転写する給紙機構の他に、レーザプリンタ1の前面側から手差しによって転写位置へと転写するマルチパーパス機構(手差し給紙機構)を有している。
具体的には、フィーダ部4は、MPトレイ41と、そのMPトレイ41上の用紙3を給紙するためのマルチパーパス給紙機構部(請求の範囲の「給入機構」に相当 以下、「MP給紙機構部42」という)とを備えている。
(1)MPトレイ
フロントカバー7には矩形状の開口部7a(請求の範囲の「シート材給入口」に相当)が貫通形成されており、ここを覆うようにMPトレイ41が設けられている。具体的には、MPトレイ41は、本体ケーシング2の前面壁とされるカバー部43と、手差し用の用紙3が積載されるトレイ部44とを備えて構成されている。カバー部43は、図2に示すように、本体ケーシング2に対して下端部側が回転軸43aを介して軸支され、その回転軸43aを中心に開閉可能となっており、その内面部分43bを上方に向けた状態で係止され、この内面部分43bにトレイ部44が設けられている。
トレイ部44は、上記カバー部43の内面部分43bに配された第1トレイ板45と、その第1トレイ45の前端部に回動可能に軸支された第2トレイ板46とを備えて構成されている。このうち第1トレイ板45は、MPトレイ41を閉じた状態(図1参照)でカバー部43の内面部分43bに収まる位置に位置し、MPトレイ41を開いた状態(図2参照)になるとガイド溝47に沿って前端部分をカバー部43の前方に突出させた位置にスライド移動するように設けられている。
第2トレイ板46は、第1トレイ板45の前端部に回転可能に軸支され、第1トレイ板45の上面に積み重なる位置(図1参照)と、第1トレイ板45の前方に広げられた位置(図2参照)との間で回動可能となっている。なお、このトレイ部44は、図2に示すように、MPトレイ41を開いた状態で、回転軸43a側(用紙3の挿入先端側)が下方に傾斜した姿勢になる。
また、MPトレイ41には、それを開いたときにトレイ部44に積載された用紙3の幅方向両端を挟んでその搬送をガイドする1対のガイドリブ48,48(図1,2では左側のもののみ図示)を有するガイド機構49が設けられている。これら1対のガイドリブ48,48が互いに近づく位置と離間する位置との間でスライド可能になっていることにより、MPトレイ41は、任意のサイズの用紙3を積層状にスタック可能になっている。
このガイド機構49は、MPトレイ41を閉じた状態(図1参照)で、折り畳まれたトレイ部44の上端部の後方(MP給紙機構部42の上方のスペース)に位置し、MPトレイ41を開いた状態(図2参照)になるとガイド溝50に沿ってスライド移動し、第1トレイ板45の後端側に位置にするように設けられている。
(2)MP給紙機構部
図2に示すように、MP給紙機構部42は、マルチパーパス給紙ローラ(請求の範囲の「給入ローラ」に相当 以下、「MP給紙ローラ51」という)と、マルチパーパス分離ローラ(請求の範囲の「分離ローラ」に相当、以下、「MP分離ローラ52」)と、そのMP分離ローラ52に対向した状態で押圧されるマルチパーパス分離パッド(請求の範囲の「分離部材」に相当、以下「MP分離パッド53」という)と、を備えている。MP分離ローラ52とMP分離パッド53とが対向接触した状態で、図示しない付勢部材の付勢力によってMP分離パッド53がMP分離ローラ52に向かって押圧される。つまり、本実施形態のマルチパーパス機構は、MP給紙ローラ51とMP分離ローラ52とからなるツインローラ方式として、MP給紙ローラ51をMPトレイ41側に配し、その後方に分離ローラ52を配した構成になっているのである。
そして、MPトレイ41上に積層される最上位の用紙3は、MP給紙ローラ51の回転によって給紙され、MP分離ローラ52とMP分離パッド53とで挟まれた後、それらの協動により、1枚ずつ分離されて給紙される。給紙された用紙3は、第2搬送経路54(請求の範囲の「第2搬送路」に相当)を通って、上記第1搬送経路14の搬送方向下流端付近の合流点Xから進入しレジストローラ15側に送られる。
より具体的には、上記第1搬送経路14と第2搬送経路54とに挟まれる仕切部材55は、第1搬送経路14のU字形状に沿った側断面形状をなし、上記合流点Xを最上位置としてそこから前側に向かうに連れて下方に傾斜した形状になっている。要するに、仕切部材55の上面側のスペースは、合流点Xから前側に向かうに連れて下方に広がった下方傾斜スペースになっている。そして、この下方傾斜スペースに、上記MP給紙ローラ51及びMP分離ローラ52を下方に露出させた状態で軸支するローラユニット56が設けられ、後述するようにMP給紙ローラ51は、この下方傾斜スペース内で上下動される。
上記MP分離パッド53は、仕切部材55の傾斜上面の途中に配され、このMP分離パッド53に対してMP分離ローラ52が上から対向配置され両者が押圧状態になっている。即ち、MP分離ローラ52とMP分離パッド53とが対向する対向位置Yは、第1搬送経路14の最前部分Z(請求の範囲の「一側面に最も近い部分」に相当)よりも後側で、かつ、合流点Xよりも前側に位置している。しかも、上記対向位置Yは、合流点Xよりも下側で、かつ、最前部分Zよりも上側に位置しているのである。
図3は、仕切部材55を後側から見た斜視図である。この仕切部材55の最上端部、つまり上記合流点Xに対応する位置には、左右方向に並ぶ1つ又は複数(本実施形態では3つ)の共通コロ57が空回り可能に軸支されている。この共通コロ57は、第1搬送経路14及び第2搬送経路54の両方から搬送される用紙3に対して接触し連れ回りするように外周面が露出されている。
(3)MP給紙ローラの上下動駆動機構
図4,5は、MP給紙ローラ51の上下動駆動機構60(請求の範囲の「駆動機構」に相当)を示す斜視図である。これらの図では、紙面左上側がレーザプリンタ1の前側であり、紙面右下方向が用紙3の搬送方向であり、紙面右側がレーザプリンタ1の左側、紙面左側がレーザプリンタ1の右側である。また、図6,7は、上下動駆動機構の左側面図である。これらの図では、紙面右側がレーザプリンタ1の前側であり、紙面左方向が用紙3の搬送方向である。
図4,5に示すように、上記ローラユニット56は、MP給紙ローラ51及びMP分離ローラ52を共通の軸受け部材61に回転可能に設けて構成されている。具体的には、MP給紙ローラ51は、その側方(左側 同図では紙面右側)にギア62が同軸上で一体的に設けられ、これらが軸受け部材61の前端側に回転可能に軸支されている。一方、MP分離ローラ52はやはり側方(左側)にギア63が同軸上で一体的に設けられ、これらが軸受け部材61の後端側に回転可能に軸支されている。そして、上記ギア62とギア63は、中間ギア64を介してギア連結されている。
また、MP分離ローラ52の更に左側には、左右方向に伸びる回転軸体65がMP分離ローラ52の同軸上に配され、この回転軸体65の右端部にMP分離ローラ52の回転軸が固定され、左端部に分離ローラ駆動ギア66が固定されている。これにより、分離ローラ駆動ギア66に図示しない駆動モータからの駆動力が与えられることによってMP分離ローラ52が回転し、これに伴ってMP給紙ローラ51が従属的に回転する。また、ローラユニット56は、MP分離ローラ52を中心にMP給紙ローラ51側が揺動可能になっている。
また、回転軸体65の上方には、支持アーム67がレーザプリンタ1の左右方向に沿うように配され、その中央位置において鉛直方向に沿った回転軸(図示せず)を中心に回転可能に設けられている。そして、支持アーム67の一側端部側(右端部側)には、上下方向に貫通する貫通孔67aが形成され、この貫通孔67a内には、軸受け部材61の上面後端側に突設された突出部61aが挿入されている。
そして、支持アーム67の他端部側(左端部側)の後方には、押圧部材68がその下端部を中心に上端部が傾動可能に設けられている。そして、図4に示すように、押圧部材68の上端部が前側に位置する状態で支持アーム67の左端部に当接して前方に押し付けて係止している。このとき、支持アーム67の右端部は上記突出部61aを後方に押さえ付けており、これにより、MP給紙ローラ51は仕切部材55の上面から離間した上昇位置にある(図2も参照)。
これに対して、図5に示すように、押圧部材68の上端部が後側に位置する状態になると、支持アーム67の左端部から離間して前側での係止が解除される。これにより、支持アーム67の右端部による突出部61aに対する後方への押さえ付けが解除され、MP給紙ローラ51の自重により当該MP給紙ローラ51が仕切部材55の上面に当接可能な下降位置に移動し用紙3の給紙が可能となる。ここで、本実施形態では、図2にも示すように、MP給紙ローラ51は、上昇位置にある状態でMP分離ローラ52と同じ高さとなり、これを最上位置として、下降位置にある状態でMP分離ローラ52よりも低い位置となる。
押圧部材68の近傍には、ソレノイドスイッチ69と、セクターギア70と、図示しない駆動モータからの駆動力を受けて回転する入力ギア71と、が配置されている。
ソレノイドスイッチ69は、給紙開始信号を受ける毎にオン動作するスイッチ手段として機能する。ソレノイドレバー72は、略中央位置72aが回転可能に支持され、その前端部がソレノイドスイッチ69のオン動作によって下方に下げられるようになっている。また、ソレノイドレバー72の後端部には、セクターギア70の外周面に突設された係止突起70aと係合する係止爪72bが一体的に設けられている。
セクターギア70は、同一の回転軸73に対して一体的に回転する、第1カム74(請求の範囲の「カム」に相当)と、第1欠け歯ギア75と、第2欠け歯ギア76と、第2カム77とから構成されている。
(a)第1欠け歯ギア
より具体的には、図6に示すように、第1欠け歯ギア75は、その一部分が連続的に欠け歯となっており、上記駆動モータからの駆動力が入力される入力ギア71と噛み合うことで回転駆動されるようになっている。ここで、ソレノイドレバー72の係止爪72bとセクターギア70の係止突起70aとが係合しているとき、第1欠け歯ギア75の欠け歯部分が入力ギア71と対向するように調整されている。つまり、このときは、入力ギア71からの駆動力がセクターギア70に伝達されない(図4,6参照)。
(b)第2欠け歯ギア
第2欠け歯ギア76は、第1欠け歯ギア75の左側(図4,5で紙面右上方向、図6,7で紙面奥方向)に配されている。また、第2欠け歯ギア76は、全周の略3分の1の部分が連続的に欠け歯となっており、上記分離ローラ駆動ギア66と噛み合うことで、MP分離ローラ52を回動駆動させる役目を果たす。なお、図4,6の状態では、まだ、分離ローラ駆動ギア66とが噛み合っておらず、MP分離ローラ52は空回り可能になっている。
(c)第2カム
第2カム77は、第2欠け歯ギア76の左側(図4,5で紙面右上方向、図6,7で紙面奥側)に配されている。また、第2カム77は、回転軸73に直交する断面が全体として略D字状をなし、その平坦部分77aの一端部分が突出した径大部77bとなっている。この第2カム77の近傍には、図6に示す状態で、第2カム77の径大部77bに押圧状態で接触するセクターバネ78が設けられている。このセクターバネ78は、ソレノイドスイッチ69がオン動作してソレノイドレバー72による係止が解除されたときに、第2カム77を図6の紙面時計回り方向に強制的に回転させて第1欠け歯ギア75と入力ギア71とが噛み合う位置までセクターギア70を回動させる役目を果たす。
(d)第1カム
第1カム74は、第1欠け歯ギア75の右側(図4,5で紙面左下方向、図6,7で紙面手前側)に配されている。また、第1カム74は、全周の約3分の1が連続的に径大となった径大部74aを有し、この第1カム74の手前に、上記押圧部材68の上端部が配置されている。図4,6の状態では、第1カム74の径大部74aが凹圧部材68の上端部に突き当たっており、当該上端部を前側の位置に係止している。
次に、MP給紙ローラ51の上下動駆動機構60の動作について説明する。ソレノイドスイッチ69に給紙開始信号が与えられる前は、図4,6に示すようなホームポジションになっている。即ち、MP給紙ローラ51は用紙3から離間した上昇位置にあり、MP分離ローラ52は駆動力が与えられず空回り状態にある。
そして、ソレノイドスイッチ69に給紙開始信号が与えられる(請求の範囲の「シート材の給入動作当初」に相当)と、図5,7に示すように、係止突起70aと係止爪72bとの係合が解除され、セクターバネ78の付勢力によって、第1欠け歯ギア75と入力ギア71とが噛み合う位置までセクターギア70が回動する。これにより、セクターギア70が紙面時計回りに回転駆動されるようになる。また、このとき、第1カム74の径大部74aが後方に退避し、押圧部材68の係止が解除され、MP給紙ローラ51の自重により当該MP給紙ローラ51が仕切部材55の上面に位置する用紙3の上面に当接する下降位置に移動する(図5参照)。しかし、第2欠け歯ギア76と分離ローラ駆動ギア66とはまだ噛み合っておらず、MP分離ローラ52は空回り可能になっている。
その後、更にセクターギア70が回転することで、第2欠け歯ギア76と分離ローラ駆動ギア66とが噛み合って、MP分離ローラ52が回転駆動し、これに伴ってMP給紙ローラ51も従動する。これにより、MPトレイ41上の用紙3の給紙が開始され、MP分離ローラ52とMP分離パッド53との対向位置Yで1枚ずつ分離され、分離された用紙3が第2搬送経路54を通過する。
そして、第1カム74の径大部74aが再び押圧部材68の上端部に当接する位置までセクターギア70が回転すると、押圧部材68の後面のテーパ面に沿って徐々に支持アーム67の左端部が前側に押し付けられてMP給紙ローラ51が上昇位置に復帰する。このとき、まだ、第2欠け歯ギア76と分離ローラ駆動ギア66とは噛み合っており、MP分離ローラ52及びMP給紙ローラ51は回転駆動している。ここで、MP給紙ローラ51を上昇位置に復帰させるタイミングが、分離した用紙3の後端が対向位置Yを抜ける前になるように、第1カム74の径大部74aの周方向の長さが調整されている。特に、本実施形態では、本レーザプリンタ1で使用される最小サイズの用紙の搬送方向における長さ(例えば葉書の短辺長さ)を基準に設定している。
(4)用紙有無センサ
図8は、用紙有無センサ90を示す斜視図である。同図では紙面右下側がレーザプリンタ1の前側であり、紙面左上方向が用紙3の搬送方向である。
用紙有無センサ90は、MP給紙ローラ51の下方位置(仕切部材55の上面との対向位置、用紙3がある場合はその用紙3に当接する位置)よりも後側(搬送方向下流側)に先端が位置する用紙3の有無を検出するものである。
具体的には、用紙有無センサ90は、上端側が左右方向に沿った回転軸に軸支され、下端側が揺動可能とされた揺動部材91と、やはり左右方向に沿った回転軸(揺動部材91の回転軸よりも後側に位置)を中心に回転可能な遮光部材92と、いわゆる透過型の光電センサ93とを備えて構成されている。
揺動部材91は、上端から下端側に向かって延びるガイド溝94が形成されている。また、揺動部材91は、全体として側面視扇型の形状をなし、その頂点部分が上記回転軸によって軸支されている。遮光部材92は、全体として左右方向に沿った棒状形状をなし、その一端部にアーム95が径方向に沿って突設され、このアーム95の先端95aが直角に折り曲げられて上記揺動部材91のガイド溝94内に挿入されそのガイド溝94に沿って移動可能となっている。遮光部材92の他端部には遮光板96が径方向に突設されている。また、この遮光板96についてその回転軸からの突出長さは、揺動部材91についてその回転軸からの突出長さよりも短くしている。光電センサ93は、遮光板96の揺動経路を左右方向から挟むように対向配置された投光素子93a及び受光素子93bを備えて構成されている。
このような構成により、図8(A)に示すように、用紙3がMP給紙ローラ51の下方位置W(MP給紙ローラ51と仕切部材55の上面との対向位置:請求の範囲の「給入ローラとシート材との当接位置」に相当)にないとき、揺動部材91はその自重によって垂下し、遮光部材92もそのアーム95の自重によって当該アーム95がガイド溝94の最下端部に位置した姿勢となる。このとき、遮光板96は、投光素子93a及び受光素子93bの対向位置から前方に外れた位置にあり、光電センサ93は入光状態になっている。
一方、図8(B)に示すように、用紙3の先端が上記下方位置Wよりも用紙3の搬送方向下流側に位置したとき、即ち、MP給紙ローラ51が下降位置になったときにそのMP給紙ローラ51に上面が当接する位置まで用紙3が搬送方向下流側に配置されたとき、その用紙3の先端に揺動部材91の前端面が後方に押されて回転する。これに伴って、アーム95先端部がガイド溝94の最下端部から最上端側へと案内されつつ、遮光部材92が回転し、遮光板96が投光素子93a及び受光素子93bの対向位置に移動して、光電センサ93は遮光状態になる。
3.プロセスカートリッジの着脱路
図9は、上記ローラユニット56及びMPトレイ41を前側から見た斜視図である。図10は、MPトレイ41を閉じた状態におけるトレイ部44を後側から見た図である。
このローラユニット56は、上記MP給紙ローラ51及びMP分離ローラ52等を備える中央部分が前方に突出した形状をなす。そして、この突出部分56aに対応する第2トレイ板46の先端中央部分に切り欠き部46aが形成されている。これにより、図1のように、MPトレイ41が閉じられたときに、上記切り欠き部46a内にローラユニット56の突出部分56aが収まるようにして、レーザプリンタ1の前後方向における小型化が図られている。
また、図1にも示すように、ローラユニット56の上面は後方に向かうに連れて下方に傾斜した形状をなし、この上方がプロセスカートリッジ18の着脱開口部6に連通する着脱路100になっている。
図11はフロントカバー7を開いた状態を示すレーザプリンタ1の斜視図であり、図12はプロセスカートリッジ18が引き出された状態を示すレーザプリンタ1の斜視図である。
プロセスカートリッジ18は、図1に示すように、本体ケーシング2に装着された状態では、レーザプリンタ1の前面側から見て、その下部がローラユニット56の後方に重なるように配置される。従って、着脱路100は、着脱開口部6付近がローラユニット56によって盛り上がった形状となっている。従って、プロセスカートリッジ18は、このローラユニット56を乗り越えるようにして着脱される。
本実施形態では、図11,12に示すように、フロントカバー7を開くと、本体ケーシング2の前面側だけでなく、上面前端部も開放されるようになっており、これにより、プロセスカートリッジ18を上方に押し上げつつローラユニット56を乗り越えるようにして着脱することが可能になっている。
4.本実施形態の効果
(1)1つのマルチパーパス給紙ローラで給紙及び分離を行う上記特許文献1の構成では、その比較的に径が大きいマルチパーパス給紙ローラをマルチパーパストレイ近傍に配する必要がある。これに対して、本実施形態では、マルチパーパス機構に、MP給紙ローラ51とMP分離ローラ52とからなるツインローラ方式を採用した。これにより、両ローラ51,52にマルチパーパス給紙ローラよりも径の小さいローラを採用できた。そして、給紙を行うMP給紙ローラ51MPをトレイ41近傍に残しつつ、MP分離ローラ52を後側に配して、MP分離ローラ52とMP分離パッド53との対向位置Yを合流点Xと最前部分Zとの間に配した。
これにより、給紙を行うMP給紙ローラ51が従来のマルチパーパス給紙ローラに比べて径が小さい分だけ、レーザプリンタ1の水平方向における小型化を図ることができる。
(2)更に、本実施形態では、上記対向位置Yは合流点Xよりも下方に位置する構成であるから、レーザプリンタ1の鉛直方向における小型化も図ることができる。
(3)本実施形態では、MP給紙ローラ51は、上下動駆動機構60によって、給紙開始信号がソレノイドスイッチ69に与えられた給紙動作当初は用紙3を給紙可能な下降位置に位置し、その後、その用紙3の後端が対向位置Yを抜ける前に、上昇位置に復帰させる構成とした。従って、例えばMPトレイ41上の残り1枚の用紙3を給紙する場合であっても、MP給紙ローラ51が仕切部材55の上面に当接した状態で回動駆動されることを避けて、MP給紙ローラ51の焼損や上下動駆動機構60への負荷がかかることを防止できる。しかも、MP給紙ローラ51の復帰タイミングは、レーザプリンタ1で使用され得る最小サイズの用紙3を基準に設定されているから、いずれのサイズの用紙3に対しても上記の防止ができる。
(4)仕切部材55の合流点X側の先端部に共通コロ57を設けることにより、第1及び第2の両搬送経路14,54を経由する用紙3をガイドすることができ、部品点数の低減、ひいては装置の小型化を図ることができる。
(5)上下動駆動機構60は、第1カム74、押圧部材68及び支持アーム67を備えて、この第1カム74の回転によってMP給紙ローラ51を上下動させるという、比較的に簡単な構成になっている。しかも、第1カム74は、MP分離ローラ52及びMP給紙ローラ51を回動させるための分離ローラ駆動ギア66と噛み合う第2欠き歯ギア76と同軸上において一体的に設けられている。従って、第2欠き歯ギア76を基準に第1カム74の径大部74aの周方向長さを調整することで、容易にMP給紙ローラ51の上下動タイミングを設定することができる。
(6)MP給紙ローラ51は、合流点Xから前方に向かうに連れて下方に広がった下方傾斜スペース内で、かつ、第2搬送経路54の最前部分Zより手前において、MP分離ローラ52とほぼ同じ高さを最上位置として、上昇位置と下降位置との間で上下動される。このように、下方傾斜スペースを有効に利用することにより、レーザプリンタ1の鉛直方向における大型化を抑制できる。
(7)また、MP給紙ローラ51を、MP分離ローラ52に対して従動させる構成なので、個別に駆動させるものに比べて簡単な構成にすることができる。
(8)本実施形態では、用紙有無センサ90は、下降位置のMP給紙ローラ51と当接可能な下方位置Wよりも用紙搬送方向下流側に先端が位置する用紙3を検出する構成とした。このような構成であれば、用紙有無センサ90で用紙有りを検出されたときには、必ず、上記下方位置Wに用紙3があるため、用紙3がない状態で、MP給紙ローラ51が下降位置に移動されて回転駆動されることを防止できる。
(9)更に、下方位置Wに用紙3がない場合には、揺動部材91及びアーム95の自重によって遮光板96が、光電センサ93を入光状態にさせる位置にさせ、揺動部材91が用紙3に押されることで遮光板96が、光電センサ93を遮光状態にさせる位置に移動させる構成である。従って、付勢手段等を設けることなく簡単な構成とすることができる。
(10)しかも、下方傾斜スペースのうち前側の比較的に広い領域に揺動部材91を設ける一方で、後側の比較的に狭い領域に上記揺動部材91よりも揺動範囲が狭い遮光板96を設けることで、やはり下方傾斜スペースを有効利用している。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、MP給紙ローラ51の上昇位置への復帰タイミングを、セクターギア70等のギア制御によって行う構成としたが、これに限らず、ソフト的な制御で行う構成であってもよい。
(2)用紙有無センサ90は、透過型の光電センサ93としたが、遮光板96を反射板に変えることで、いわゆる反射型の光電センサを利用するものであってもよい。また、磁気センサなどの他の検出センサを利用するものであってもよい。
本発明の一実施形態に係るレーザプリンタの要部側断面図 MPトレイを開いた状態のレーザプリンタの要部側断面図 仕切部材を後側から見た斜視図 MP給紙ローラの上下動駆動機構を示す斜視図(MP給紙ローラが上昇位置にある状態) MP給紙ローラの上下動駆動機構を示す斜視図(MP給紙ローラが下降位置にある状態) MP給紙ローラが上昇位置にある状態での上下動駆動機構の左側面図 MP給紙ローラが下昇位置にある状態での上下動駆動機構の左側面図 用紙有無センサを示す斜視図 ローラユニット及びMPトレイを前側から見た斜視図 MPトレイを閉じた状態におけるトレイ部を後側から見た図 フロントカバーを開いた状態を示すレーザプリンタの斜視図 プロセスカートリッジが引き出された状態を示すレーザプリンタの斜視図
符号の説明
1…レーザプリンタ(画像形成装置)
2…本体ケーシング(筐体)
3…用紙(シート材)
7a…開口部(シート材給入口)
8…給紙トレイ(シート材収容カセット)
14…第1搬送経路(第1搬送路)
18…プロセスカートリッジ(プロセスユニット)
41…MPトレイ(積載トレイ)
42…MP給紙機構部(給入機構)
46a…切り欠き部
51…MP給紙ローラ(給入ローラ)
52…MP分離ローラ(分離ローラ)
53…MP分離パッド(分離部材)
54…第2搬送経路(第2搬送路)
60…上下動駆動機構(駆動機構)
61…軸受け部材
67…支持アーム
74…第1カム(カム)
90…用紙有無センサ(検出機構)
91…揺動部材
92…遮光部材
93…光電センサ(光学式センサ)
95…アーム
100…着脱路
X…合流点
Y…対向位置
Z…最前部分(一側面に最も近い部分)

Claims (15)

  1. 一側面側にシート材が給入されるシート材給入口を有する筐体と、
    シート材給入口内に給入するシート材を積載する積載トレイと、
    前記筐体の底部側に配され、シート材を収容するシート材収容カセットと、
    前記筐体内に形成され、前記シート材収容カセットに収容されたシート材を前記筐体の前記一側面側からその反対側へとU字状に折り返し搬送する第1搬送路と、
    前記筐体内に形成され、前記シート材給入口から給入されたシート材を前記第1搬送路の下流端側に合流させる第2搬送路と、
    前記第2搬送路に設けられ、前記積載トレイに積載されたシート材を1枚ずつ分離して前記シート材給入口から前記第1搬送路と前記第2搬送路との合流点側に給入する給入機構と、
    前記合流点よりもシート材の搬送方向下流側において、当該合流点を通過して搬送されたシート材に画像を形成するプロセスユニットと、を備え、
    前記給入機構は、前記積載トレイ上のシート材と当接し回転することにより当該シート材を前記シート材給入口内へと給入する給入ローラと、
    前記給入ローラよりも前記シート材給入口奥側に配される分離部材と、
    前記分離部材に対向して配され回転することにより前記給入ローラから送られたシート材を1枚ずつ分離して前記合流点側に送り出す分離ローラと、を備えて構成され、
    前記分離部材及び前記分離ローラの対向位置は、前記シート材給入口に対して、前記第1搬送路のうち前記一側面に最も接近する部分よりも奥側で、かつ、前記合流点よりも手前側に配されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記分離部材及び前記分離ローラの対向位置は、前記合流点よりも下方に位置していることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記プロセスユニットは、前記一側面側から見て、前記給入機構の後方において当該給入機構と重なる位置に装着され、
    前記給入機構の上に、前記プロセスユニットを前記筐体から着脱させる着脱路が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記給入ローラを上下動させる駆動機構を備え、
    前記駆動機構は、前記積載トレイ上のシート材の給入動作当初は、前記給入ローラを前記シート材に当接可能な下降位置にさせて給入を開始させ、その給入しているシート材の後端が前記給入ローラとの当接位置を通過する前のタイミングで前記給入ローラをシート材から離間した上昇位置に上昇させることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記給入ローラを上昇させるタイミングは、前記積載トレイ上に積載され得る最小サイズの用紙の後端が前記給入ローラとの当接位置を通過する前のタイミングであることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記給入ローラは、前記一側面側から見て前記第2搬送路のうち前記最も接近する部分より手前において上下動することを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記給入ローラは、前記分離部材及び前記分離ローラの対向位置よりも低い位置で上下動することを特徴とする請求項4〜請求項6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記給入ローラは、前記分離ローラを中心に上下動可能に設けられるとともに、その分離ローラとギア連結されて当該分離ローラの回転駆動に対して従動的に回転することを特徴とする請求項4〜請求項7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 前記駆動機構は、駆動モータからの駆動力を受けて回転するカムと、
    一端部が前記給入ローラを軸受けする軸受け部材に係止されるとともに、他端部が前記カムに当接し、当該カムの回転に伴って前記給入ローラを上下動させる支持アームと、を備えて構成されていることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記第1搬送路と前記第2搬送路との合流点には、それら第1及び第2の両搬送路に外周面が露出し、前記両搬送路を通過するシート材をガイドする共通コロが回転可能に設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれかに記載の画像形成装置。
  11. 積載トレイ上のシート材の有無を検出する検出機構を備え、
    前記検出機構は、前記給入ローラとシート材との当接位置よりもシート材搬送方向下流側の位置におけるシート材の有無に基づき前記積載トレイ上のシート材の有無を検出することを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれかに記載の画像形成装置。
  12. 前記検出機構は、上端側を中心に揺動可能に軸支され、常には自重により下端部が前記シート材給入口から給入されるシート材の前端に当接可能な位置に垂下し、当該シート材に押されることで前記第2搬送路から退避する揺動部材と、
    前記揺動部材の揺動位置に基づき前記シート材の有無を検出する検出手段と、を備えていることを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 前記検出手段は、前記揺動部材よりもシート材搬送方向下流側において前記揺動部材とアームを介して連結され当該揺動部材の揺動に伴って揺動する遮光部材と、
    前記遮光部材の揺動位置に応じて変化する入光状態と遮光状態とに基づき検出動作を行う光学式センサと、を備えて構成されていることを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
  14. 前記揺動部材がシート材に押されて揺動する揺動角度範囲に対して、前記遮光部材の揺動角度範囲が小さいことを特徴とする請求項13に記載の画像形成装置。
  15. 前記積載トレイは、シート材を積載可能な開姿勢と前記一側面に沿う閉姿勢との間で開閉可能に設けられ、かつ、前記閉姿勢時に前記給入機構に対向する部分に切り欠き部が形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項14のいずれかに記載の画像形成装置。
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