JP2006315746A - 自動バンド掛け梱包機 - Google Patents

自動バンド掛け梱包機 Download PDF

Info

Publication number
JP2006315746A
JP2006315746A JP2005142447A JP2005142447A JP2006315746A JP 2006315746 A JP2006315746 A JP 2006315746A JP 2005142447 A JP2005142447 A JP 2005142447A JP 2005142447 A JP2005142447 A JP 2005142447A JP 2006315746 A JP2006315746 A JP 2006315746A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
band
arch
packing machine
guide
center bar
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005142447A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasunori Sakaki
康則 榊
Takashi Suzuki
貴志 鈴木
Kazuhisa Kojima
一久 小島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Strapack Corp
Original Assignee
Strapack Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Strapack Corp filed Critical Strapack Corp
Priority to JP2005142447A priority Critical patent/JP2006315746A/ja
Publication of JP2006315746A publication Critical patent/JP2006315746A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Basic Packing Technique (AREA)

Abstract

【課題】
搬送ラインで十字状のバンド掛け梱包を行なう場合に、搬送ラインを直角に配置しないで直線的な搬送ラインにおいてバンドの十字掛けを行なうことができる自動バンド掛け梱包機を提供する。
【解決手段】
バンド案内アーチ26を、上面テーブル24の後方または前方に片寄らせて立設するとともに、バンド案内アーチ26の水平アーチ部分26cの下方域に、傾倒自在な第1のセンターバー30を設け、
バンド案内アーチ26から梱包機本体20内に引戻されたバンドが、第1のセンターバー30に受け止められてから下方に落下するように構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動バンド掛け梱包機に関するものである。
梱包作業の省力化に伴い、例えば、図8に示したようなバンド案内アーチ6を備えた自動バンド掛け梱包機2が盛んに用いられている(特許文献1)。
この自動バンド掛け梱包機2のバンド案内アーチ6は、内部に連続したバンド通路を備えたもので、両側に配置された一対の垂直アーチ部分6a,6bと、この垂直アーチ部分6a,6bの上端部分を連結する直線状の水平アーチ部分6cとから構成されている。
梱包機本体11の2つの板材4a、4bから構成される上面テーブル4には、2つの板材4a、4bの隙間を調整することにより、略中央部を横断するガイド溝3が形成され、このガイド溝3とバンド案内アーチ6内のバンド通路とが連通されている。
このような自動バンド掛け梱包機2では、バンド案内アーチ6の囲いの中に被梱包物をセットすれば、後はボタン操作でバンドの引戻し、バンドの引締め、さらには切断と略同時に行なわれる溶着などの一連の梱包作業を全て自動的に行うことができる。
ところで、物品の配送工場などでは、図9に示したように、同一構成の2台の自動バンド掛け梱包機2A,2Bを用いて、連続的に配送されてくる被梱包物7を矢印方向に搬送し、搬送しながら被梱包物7に十字状のバンド掛けを行なう場合がある。通常、バンド掛けは、被梱包物7がバンド案内アーチ6内で一旦停止してから行なわれている。
被梱包物7に十字状のバンド掛けを行なう場合には、例えば、直角に曲がる2つの搬送ライン9,10を設け、この搬送ライン9,10上に最初のバンド掛けを行なう梱包機2Aと、次のバンド掛けを行なう梱包機2Bとをそれぞれ設置する必要がある。一方、被梱包物7の姿勢反転装置を梱包機本体内に備えたバンド掛け梱包機も提供されている。このような梱包機を用いる場合、搬送ライン9,10を直角に配置する必要がない。しかしながら、この姿勢反転装置を備えたバンド掛け梱包機は、構造が複雑になるとともに、反転させるために時間的なロスが生じるため、直角な搬送ライン9,10と2台のバンド掛け梱包機2A,2Bを用いた方が短時間で多数を処理することができるという利点がある。
すなわち、図9に示したように、2台の自動バンド掛け梱包機2A,2Bを用いる場合は、第1のバンド掛け機2Aに対しては、その水平アーチ部分6cに直交する方向にコンベアなどの搬送ライン9a,9bが配置され、また、第2のバンド掛け機2Bに対しても、水平アーチ部分6cに直交する方向に搬送ライン10a、10bが配置されなければならない。しかも、これらの搬送ライン9、10の間には、トラバーサーなどが必要であった。
このように、図9の態様で被梱包物7に十字状のバンド掛けを行なう場合には、直角な方向に搬送ライン9,10を配置する必要があるため、大きな設置スペースが必要になるという問題があった。
特開平5−112315号公報
本発明は、このような実情に鑑みてなされたもので、搬送ラインで十字状のバンド掛け
梱包を行なう場合に、搬送ラインを直角に配置しないで直線的な搬送ラインにおいてバンドの十字掛けを行なうことができ、しかもバンドの詰まりなどが発生せず、被梱包物に対しバンドを中央部に掛けることのできる自動バンド掛け梱包機を提供することを目的としている。
本発明に係る自動バンド掛け梱包機は、
梱包機本体の上面テーブルの略中央部にバンドの通り道となるガイド溝を備え、かつ上面テーブルの上方部に前記ガイド溝に連通したバンド案内アーチを立設したバンド掛け梱包機であって、
前記バンド案内アーチの一対の垂直アーチ部分を、前記上面テーブルの後方または前方に片寄らせて立設するとともに、このバンド案内アーチを構成する一方の垂直アーチ部分の下端部と前記ガイド溝の一方の端部との間に第1の連絡通路を設け、かつ前記バンド案内アーチを構成する他方の垂直アーチ部分の下端部と前記ガイド溝の他方の端部との間に第2の連絡通路を設け、
さらに、前記バンド案内アーチの水平アーチ部分の下方域に、傾倒自在な第1のセンターバーを設け、
前記バンド案内アーチから前記梱包機本体内に引戻されたバンドが、前記バンド案内アーチの前記水平アーチ部分から落下する際に、前記第1のセンターバーに受け止められてこの第1のセンターバーを傾動させながらこの第1のセンターバーの斜面に沿って前記ガイド溝の上方に案内されるようにしたことを特徴としている。
このような構成の本発明によれば、バンド案内アーチを上面テーブルの一方に側面に片寄らせて設置しているため、バンド案内アーチを搬送ラインに対して平行に配置しても、バンド案内アーチが被梱包物の搬送の邪魔になることはない。これにより、汎用の自動バンド掛け梱包機を併用すれば、搬送ラインを直線的に配置して、十字状のバンド掛けを行なうことが可能になる。また、センターバーを設けているため、バンド案内アーチから離れたバンドは、そのセンターバーに案内されるので、被梱包物の中央部にバンドを巻きつけることができる。
ここで、前記第1のセンターバーと対向して、傾倒自在な第2のセンターバーを設けることもできる。
このように第2のセンターバーを設ければ、第1のセンターバーでガイド溝を通り過ぎてしまう程、勢い良くバンドが落下するとしても、そのバンドを第2のセンターバーで受け止めることができる。
さらに、本発明では、前記ガイド溝の両端部領域と、前記第1の連絡通路と、前記第2の連絡通路と、前記一方の垂直アーチ部分の下端部領域と、前記他方の垂直アーチ部分の下端部領域とに、ローラの周面にスパイラル状の溝が形成されたバンド通路を構成したことを特徴としている。
このような構成の本発明によれば、バンド通路が直角に曲がる方向に屈曲するとしても、予めスパイラル状の溝が形成されたローラがバンドの引戻しに伴って回動するので、バンドの引っ掛かりなどを効果的に防止することができる。
さらに、本発明では、前記ローラには、付勢手段が具備され、バンドの引戻し力が解除された場合に、この付勢手段により元の状態に復帰するように構成されていることが好ましい。
このような構成であれば、バンド供給のときにもバンドが詰まってしまうことを防止で
きる。
また、本発明に係る自動バンド掛け梱包機は、梱包機本体の上面テーブルの略中央部にバンドの通り道となるガイド溝を備え、かつ上面テーブルの上方部に前記ガイド溝に連通したバンド案内アーチを立設したバンド掛け梱包機であって、
前記バンド案内アーチの一対の垂直アーチ部分は、前記上面テーブルの後方または前方に片寄らせて立設するとともに、これら垂直アーチ部分の上端部同士を略コ字状の水平アーチ部分で連結し、
さらに前記垂直アーチ部分の下端部と前記ガイド溝の一方の端部との間に第1の連絡通路を設け、
かつ、前記他方の垂直アーチ部分の下端部と前記ガイド溝の他方の端部との間に第2の連絡通路を設け、
さらに、前記ガイド溝の両端部領域と、前記第1の連絡通路と、前記第2の連絡通路と、前記水平アーチ部分を構成する一対の水平アーチ部分に、それぞれローラの周面にスパイラル状の溝が形成されたバンド通路を構成したことを特徴としている。
このようなバンド掛け梱包機によれば、バンド案内アーチを上面テーブルの一方に側面に片寄らせて設置しているため、バンド案内アーチを搬送ラインに対して平行に配置しても、バンド案内アーチが被梱包物の搬送の邪魔になることはない。これにより、汎用の自動バンド掛け梱包機を併用すれば、搬送ラインを直線的に配置して、十字状のバンド掛けを行なうことが可能になる。
また、バンド通路が直角に曲がる方向に屈曲するとしても、予めスパイラル状の溝が形成されたローラがバンドの引戻しに伴って回動するので、バンドの引っ掛かりなどを効果的に防止することができる。
ここで、前記ローラには、付勢手段が具備され、バンドの引戻し力が解除された場合に、この付勢手段により元の状態に復帰するように構成されていても良い。
本発明の自動バンド掛け梱包機によれば、バンド案内アーチを搬送ラインと略平行に配置することができるので、通常の自動バンド掛け梱包機と併用することにより、搬送ラインを直角に配置しなくても、十字状のバンド掛けを行なうこと
ができる。
また、請求項1に記載の本発明の場合は、片側に片寄って配置されたバンド案内アーチからバンドが落下されてきても、そのバンドをセンターバーにより被梱包物の中央部側に案内することができるので、被梱包物に対して適正な位置にバンドを掛けることができる。
さらに、請求項1に記載のバンド掛け梱包機の場合、バンドが勢い良く、バンド案内アーチから脱出して被梱包物に対し、片寄ってバンドが掛けられる虞があるが、第1のセンターバーと対向し、かつ下方に第2のセンターバーが設けられているので、仮にバンドの勢いが強いとしても、この第2のセンターバーでバンドを受け止めることができる。
また、請求項3または5に記載の自動バンド掛け梱包機のバンド案内アーチでは、バンドの通り道に略直角に曲がるコーナ部が形成され、このコーナ部を通るときにバンドが引っ掛かったり、詰まったりする虞があるが、ローラにスパイラル状の通路を形成することにより、バンドの詰まりを防止することができる。
したがって、このような本発明に係る自動バンド掛け梱包機を用いることにより、作業
現場に直角な方向に搬送ラインを設置しなくても十字状にバンド掛けを行なうことが可能になる。
以下、図面に示した実施例を参照にしながら本発明について説明する。
図1は、本発明の一実施例に係る自動バンド掛け梱包機22の要部を概略的に示したものである。
このバンド掛け梱包機22では、梱包機本体20の上部に、バンド案内アーチ26が具備されている。このバンド掛け梱包機22のバンド案内アーチ26は、一対の垂直アーチ部分26a、26bと、これら垂直アーチ部分26a、26bの上端部分を連結する水平アーチ部分26cとから構成され、垂直アーチ部分26a,26bは、上面テーブル24の後方側の片寄った位置から立設されている。
梱包機本体20の上面テーブル24は、2つの板材24a、24bからなるもので、これらの板材24a、24bを若干隙間を開けて配置することにより、略中央部を横断する細溝状のガイド溝23が直線的に形成されている。このガイド溝23は、これと直角な方向に接続された第1の連絡通路28a、第2の連絡通路28bを介してバンド案内アーチ26の垂直アーチ部分26a、26bに連通している。なお、この第1の連絡通路28a、第2の連絡通路28bは、後述するローラ42,48から構成されている。また、図1では、上面テーブル24の内方の状態を透視した形で示している。
したがって、このバンド掛け梱包機22では、梱包機本体20内に予め導かれているバンドの先端は、梱包機本体20内の図示しないバンド供給手段の駆動によりバンド案内アーチに対して時計方向に供給され、ガイド溝23、第1の連絡通路28a、一方の垂直アーチ部分26a、水平アーチ部分26c、他方の垂直アーチ部分26b、第2の連絡通路28bを通って、さらにガイド溝23の途中まで案内される。
このように梱包機本体20の上面テーブル24とバンド案内アーチ26間に連続して形成されたバンド通路は、上方から見れば略四角形であり、側面から見れば、略L字型となっている。
さらに、本実施例のバンド掛け梱包機22では、バンド案内アーチ26の水平アーチ部分26cの下方域に、図1および図2にその概略を示したように、略水平方向に広がるコ字状の第1のセンターバー30が揺動自在に設置されている。なお、この第1のセンターバー30は、図面では、水平アーチ部分26cから略水平方向に突出されているが、この突出した部分も、安全面を考慮して図示しないカバーで覆われるものである。
このように水平アーチ部分26cの下方に配置された第1のセンターバー30は、図2に示したように、回動支点側のブラケット31との間にコイルスプリング32が介装され、このコイルスプリング32の付勢力により、通常は実線で示したように略水平姿勢が維持されている。そして、第1のセンターバー30に、引戻されるバンドBを介して下方向の力が加えられると、第1のセンターバー30は、図2において矢印A方向に揺動する。一方、そのA方向の力が解除されると、この第1のセンターバー30は、矢印A’方向に揺動して元の略水平状態に復帰する。
すなわち、バンドBの引戻しにより、バンドBがバンド案内アーチ26の水平アーチ部分26cから離れて下方に落下すると、そのバンドBは第1のセンターバー30上に落下する。すると、そのバンドBは、第1のセンターバー30を矢印A方向に揺動させる。さらに、バンドBは、第1のセンターバー30上を滑落しながら、下方の梱包機本体20側
に引っ張られるのでループの環を小さくする。
そして、ついにバンドBが第1のセンターバー30からも離反すると、バンドBは、図1のガイド溝23の上方にセットされた図示しない被梱包物の幅方向略中央部に落下して、被梱包物に密着される。このようにバンドBはセンターバー30により確実に上面テーブル24の中央部側に案内されるので、バンドBは、被梱包物の周面に巻き掛けられる。一方、バンドBが第1のセンターバー30から離反されると、下方に傾斜した第1のセンターバー30はスプリング32の付勢力により元の略水平状態に復帰する。
本実施例では、このようにしてバンドBが図示しない被梱包物に対して、幅方向略中央部に巻き付けることができる。
一方、本実施例のバンド掛け梱包機22では、図1に示したように、バンド案内アーチ26を一方の側部(後方)に片寄らせた位置に立設しているため、バンドを引戻す前のバンドの通り道は、上面テーブル24を含む平行とこれと垂直な平面との二平面に跨って形成されている。
この状態を簡略に示せば、図3のようになり、上面テーブル24の周辺近くから立ち上がり部分に向かって部分的に屈曲したコーナ部が形成されることになる。すなわち、ガイド溝23の一方の端部と第1の連絡通路28aとの接続部分、第1の連絡通路28aと一方の垂直アーチ部分26aとの接続部分、他方の垂直アーチ部分26bと第2の連絡通路28bとの接続部分、第2の連絡通路28bとガイド溝23の他方の端部との接続部分に、それぞれバンドが直角に曲がる部分が形成される。
本実施例では、これら6箇所のバンドが直角に曲がる部分に、バンド通路形成部材として、ローラ40,42,44,46,48,50が介在されている。これらのローラ40〜50には、図4および図5に拡大して示したように、所定の方向のスパイラル状のバンド通路64が形成されている。なお、このスパイラル状のバンド通路64を形成する溝部分の開口端は、通常、図5に示したように、断面半円状のフラップ66で閉塞されている。フラップ66は、ネジ部材72、ダブルナット74、バネ部材76により,ローラ40の周面に取付られたもので、バンド通路64の内部からバンドが外方に引き出される場合に開となる。そして、通常は、バネ部材76の付勢力により、バンド通路64を閉塞している。
一方、ローラ40〜50は、例えば、図4に示したように、ローラ40を支持している固定ブラケット82との間にボルト80を介してスプリング68が介装され、このスプリング68の付勢力に抗してローラ40が図4において反時計方向に回動すると、このバンド通路64の図4における右端からバンドがその左端に向かって順次引き出されるようになっている。
これら6つのローラ40〜50は、バンドがどちらの方向に引き戻されるかにより、スパイラル状の溝の形成方向が2つのタイプに分けられる。すなわち、バンド通路64の形成方向が異なっている。本実施例の場合は、ローラ40,44,48のグループと、ローラ42,46,50のグループとに分けることができる。
以上、特に、ローラ40を例にして説明したが、他の2つのローラ44,48はこれと同様に、残りのローラ42、46,50は、溝の形成方向が逆になっている。
以下に、このような自動バンド掛け梱包機22の使い勝手について、図6を参照しながら説明する。
今、図6に示したように、搬送ライン9aに連続的に搬送されてくる被梱包物7がある
。この被梱包物7に十字状のバンド掛けを行なう場合について考える。
このような場合に、本実施例の自動バンド掛け梱包機22を1台と、図8に示した通常の自動バンド掛け梱包機2を1台用いることにより、全体の搬送ライン9a、9b、9cを直線上に構成しても、十字状のバンド掛けを行なうことが可能になる。すなわち、これまでのように通常の自動バンド掛け機2を2台用いる場合は、図9に示したように、搬送ライン9,10をL字状に配置する必要があった。しかしながら、本実施例では、図6に示したように、搬送ライン9a、9b、9cを直線状に配置しても、被梱包物7に十字状のバンド掛けを行なうことが可能になる。
すなわち、図6に示した直線状の搬送ラインを用いて、被梱包物7に十字状のバンド掛けを行なう場合は、先ず、バンド掛け梱包機22の水平アーチ部分26cを搬送ライン9aに対して平行に配置することができる。このようにバンド案内アーチ26を搬送ライン9aと同方向に配置すると、被梱包物7が搬送ライン9aに対して矢印方向に搬送されてきたとしても、被梱包物7の高さが第1のセンターバー30の高さ以下であれば、その被梱包物7がバンド案内アーチ26に当接することはなく、搬送が邪魔されることはない。そして、被梱包物7がバンド掛け梱包機22の上面テーブル24上に移送されたら、梱包機本体20の操作パネルなどからスイッチ操作を行なうことにより、バンドの引戻し、バンドの引締め、バンドの溶着、さらには次回のバンド掛けを行なうためのバンド供給を連続的に行なうことができる。これにより、被梱包物7に、先ずバンドB1を巻回することができる。
なお、本実施例では、バンドが引戻される場合に、バンドに作用する引戻し力が所定以上に大きくなると、バンドBは、バンド案内アーチから離れることになる。すなわち、図1に示したバンド案内アーチ26でバンドが反時計方向に引戻されバンドが緊張すると、バンドは引戻し方向とは逆に、一方の垂直アーチ部分26a側から水平アーチ部分26c、他方の垂直アーチ部分26bの順番で次第にバンド案内アーチ26から開放される。すると、そのバンドは第1のセンターバー30の上に落下する。第1のセンターバー30上に落下したバンドは、その後も引戻しが継続されるので、第1のセンターバー30は上述したように、図2において矢印A方向に揺動し、バンドBは傾斜した第1のセンターバー30に沿って下方に滑落する。そして、バンドBがセンターバー30の先端部を完全に離れるとき、そのバンドBは、ガイド溝23の上方域に到達しており、被梱包物7の幅方向略中央部に巻き付けられる。よって、バンドの斜め掛けが防止され、真っ直ぐな姿勢でバンド掛けが行なわれる。また、第1のセンターバー30からバンドBが離反すると、第1のセンターバー30にバンドの作用する力が解除されるので、第1のセンターバー30は元の水平姿勢に復帰する。
次に、バンド案内アーチ26から引戻されるバンドの挙動について考える。
被梱包物7側に引戻されていくバンドが、図3に示したように、途中でバンド案内アーチ26の各コーナ部に差し掛かると、スパイラル状の溝を形成した各ローラ50,48,46,44,42,40がそれぞれ、バンドに作用する力により所定の方向に回動する。すると、バンドによりスパイラル状のバンド通路64を閉塞していたフラップ66が開とされ、このフラップ66からバンドの脱出が順次行なわれる。よって、図5に示したフラップ66からバンドが捻じれることなくスムースに飛び出してくる。
このようにして、本実施例に係るバンド掛け梱包機22による第1回目のバンド掛けが完了する。
そして、この被梱包物7が図6においてさらに下流に搬送されると、搬送ライン9bの終端部に、通常の自動バンド掛け機2が設置されているので、この自動バンド掛け梱包機2により、短手方向にバンドB2が巻回される。このバンド掛け梱包機2は、バンド案内アーチ6の水平アーチ部分6cが搬送ライン9b、9cに対して直交する方向に配置され
ている。このような従来からのバンド掛け梱包機2により、バンドB1に続いてバンドB2が巻回されることにより、結果として、被梱包物7に十字状のバンド掛けが完了する。
このように本実施例の自動バンド掛け梱包機22を1台採用することにより、被梱包物7に十字状のバンド掛けを行なう場合に、被梱包物7を搬送するための搬送ライン9a,9b,9cなどを直角に配置する必要がなくなる。これにより、狭い作業場所や周囲に空間を確保することができない場所でも、搬送ラインを直線上に配置して十字状のバンド掛けを行なうことができる。
また、本実施例の自動バンド掛け梱包機22を使用することにより、バンドが直角に曲がるバンド通路を通る場合にも、ローラからなるスパイラル状のバンド通路が回転することにより、バンドの詰まりなどを防止することができる。
なお、本実施例の自動バンド掛け梱包機22は、通常のバンド掛け機としても使用することができる。したがって、このようなバンド掛け梱包機22の使用勝手は、自動搬送ラインの十字掛けに限定されるものではない。
以上、本発明の位置実施例について説明したが、本発明は,上記実施例に何ら限定されない。
例えば、上記実施例では、第1のセンターバー30は、上方からの平面視で略コ字状に形成されているが、第1のセンターバー30の形状は、これに限定されるものではない。
また、上記実施例では、バンド案内アーチ26の水平アーチ部分26cの下方域に、第1のセンターバー30を設けているが、この第1のセンターバー30と反対側に、略同一構成の第2のセンターバーを設けることもできる。
このように第1のセンターバー30を迎え撃つ形で第2のセンターバーを設ければ、最初の第1のセンターバー30からガイド溝23の上方域を越えてバンドBが落下してしまうようなことがあっても、そのバンドBを反対側から受け止めることができる。したがって、バンドBを確実に被梱包物7の中央部に案内することができる。
さらに、上記実施例では、一対の垂直アーチ部分26a、26bと、水平アーチ部分26cとにより略コ字状に形成されたバンド案内アーチ26が構成されているが、バンド案内アーチ26の形状はこれに限定されるものではない。
図7は、他の形状のバンド案内アーチ60の形状をアイソメ的に示した概略図で、図3と同一部分は、同一符号を付して説明する。
このバンド案内アーチ60は、一対の垂直アーチ部分26a、26bの上端部を直線状の一本の水平アーチ部分26cで連結するのではなく、この水平アーチ部分26cに加えて第3の連絡通路62と第4の連絡通路66とを介在させ、これら第3の連絡通路62、水平アーチ部分26c、第4の連絡通路64からなる水平コ字状部分で、一対の垂直アーチ部分26a、26bの上端部を連結したものである。
このようなバンド案内アーチ60を備えたバンド掛け梱包機では、バンドが引戻されて、水平アーチ部分26cからバンドが離反すると、そのバンドは、ループを小さくしながら被梱包物にバンドが掛けられていく。この場合、バンドが離反した位置から被梱包物7の上面までの距離が短いので、センターバーが無くても被梱包物7の幅方向中央部にバンドを掛けることができる。
このようなバンド掛け機を図1に示したバンド掛け梱包機22の代替品として採用し、
図8に示した自動バンド掛け梱包機2との組合せで、図6に示した直線状の搬送ライン9a、9b、9cに設置しても、十字状のバンド掛けを行なうことができる。
なお、図7に示したバンド掛け梱包機の場合にも、バンド通路に屈曲部が形成される。そこで、この屈曲部でバンドの詰まりを防止するために、上記実施例と同様に、ローラの周面にスパイラル状の溝が形成されたバンド通路を設けることが好ましい。この場合には、図3に示した垂直アーチ部分26a、26bに設けたローラ44,46を、第3の連絡通路62と第4の連絡通路66に移動して設けることが好ましい。このようにスパイラル状の溝を設けたローラ40、42、44、46、48、50を設置すれば、バンドの引戻しにおいてバンドの詰まりを防止することができる。
図1は本発明の一実施例による自動バンド掛け梱包機のバンド案内アーチのカバーを取り外した状態での要部概略斜視図である。 図2は図1に示した第1のセンターバーの揺動前後の状態を示す概略側面図である。 図3は図1に示した自動バンド掛け梱包機の上面テーブルとバンド案内アーチにおいて、スパイラル状の溝を形成したローラを配置する位置を示したアイソメ図である。 図4はスパイラル状のバンド通路を構成するローラの一例を示した概略斜視図である。 図5は図4に示したローラの周面にフラップを取付けた状態での概略斜視図である。 図6は、図1に示したバンド掛け梱包機を用いて、被梱包物に十字状にバンド掛けを行なう場合の搬送ラインと自動バンド掛け機の配置状況を示した平面図である。 図7は本発明の他の実施例のバンド掛け梱包機に具備されたバンド案内アーチのバンド通路を概略的に示したアイソメ図である。 図8は従来の自動バンド掛け機の概略斜視図である。 図9は従来の自動バンド掛け機を用いて被梱包物に十字状のバンド掛けを行なう場合の搬送ラインと自動バンド掛け機の配設状況を示した平面図である。
符号の説明
7 被梱包物
9a,9b,9c 搬送ライン
20 梱包機本体
22 自動バンド掛け梱包機
23 ガイド溝
24 上面テーブル
26 バンド案内アーチ
26a、26b 垂直アーチ部分
26c 水平アーチ部分
28a 第1の連絡通路
28b 第2の連絡通路
30 第1のセンターバー
40,42,44,46,48,50 ローラ(バンド通路形成部材)
60 バンド案内アーチ
62 第3の連絡通路
66 第4の連絡通路
64 スパイラル状の溝
66 フラップ
68 スプリング(付勢手段)
B1,B2 バンド

Claims (6)

  1. 梱包機本体の上面テーブルの略中央部にバンドの通り道となるガイド溝を備え、かつ上面テーブルの上方部に前記ガイド溝に連通したバンド案内アーチを立設したバンド掛け梱包機であって、
    前記バンド案内アーチの一対の垂直アーチ部分を、前記上面テーブルの後方または前方に片寄らせて立設するとともに、このバンド案内アーチを構成する一方の垂直アーチ部分の下端部と前記ガイド溝の一方の端部との間に第1の連絡通路を設け、かつ前記バンド案内アーチを構成する他方の垂直アーチ部分の下端部と前記ガイド溝の他方の端部との間に第2の連絡通路を設け、
    さらに、前記バンド案内アーチの水平アーチ部分の下方域に、傾倒自在な第1のセンターバーを設け、
    前記バンド案内アーチから前記梱包機本体内に引戻されたバンドが、前記バンド案内アーチの前記水平アーチ部分から落下する際に、前記第1のセンターバーに受け止められてこの第1のセンターバーを傾動させながらこの第1のセンターバーの斜面に沿って前記ガイド溝の上方に案内されるようにしたことを特徴とする自動バンド掛け梱包機。
  2. 前記第1のセンターバーと対向して、傾倒自在な第2のセンターバーを設けたことを特徴とする請求項1に記載の自動バンド掛け梱包機。
  3. 前記ガイド溝の両端部領域と、前記第1の連絡通路と、前記第2の連絡通路と、前記一方の垂直アーチ部分の下端部領域と、前記他方の垂直アーチ部分の下端部領域とに、ローラの周面にスパイラル状の溝が形成されたバンド通路を構成したことを特徴とする請求項1または2に記載の自動バンド掛け梱包機。
  4. 前記ローラには、付勢手段が具備され、バンドの引戻し力が解除された場合に、この付勢手段により元の状態に復帰するように構成されていることを特徴とする請求項3に記載の自動バンド掛け梱包機。
  5. 梱包機本体の上面テーブルの略中央部にバンドの通り道となるガイド溝を備え、かつ上面テーブルの上方部に前記ガイド溝に連通したバンド案内アーチを立設したバンド掛け梱包機であって、
    前記バンド案内アーチの一対の垂直アーチ部分は、前記上面テーブルの後方または前方に片寄らせて立設するとともに、これら垂直アーチ部分の上端部同士を略コ字状の水平アーチ部分で連結し、
    さらに前記垂直アーチ部分の下端部と前記ガイド溝の一方の端部との間に第1の連絡通路を設け、
    かつ、前記他方の垂直アーチ部分の下端部と前記ガイド溝の他方の端部との間に第2の連絡通路を設け、
    さらに、前記ガイド溝の両端部領域と、前記第1の連絡通路と、前記第2の連絡通路と、前記水平アーチ部分を構成する一対の水平アーチ部分に、それぞれローラの周面にスパイラル状の溝が形成されたバンド通路を構成したことを特徴とする自動バンド掛け梱包機。
  6. 前記ローラには、付勢手段が具備され、バンドの引戻し力が解除された場合に、この付勢手段により元の状態に復帰するように構成されていることを特徴とする請求項5に記載の自動バンド掛け梱包機。
JP2005142447A 2005-05-16 2005-05-16 自動バンド掛け梱包機 Pending JP2006315746A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005142447A JP2006315746A (ja) 2005-05-16 2005-05-16 自動バンド掛け梱包機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005142447A JP2006315746A (ja) 2005-05-16 2005-05-16 自動バンド掛け梱包機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006315746A true JP2006315746A (ja) 2006-11-24

Family

ID=37536771

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005142447A Pending JP2006315746A (ja) 2005-05-16 2005-05-16 自動バンド掛け梱包機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006315746A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014172279A1 (en) * 2013-04-16 2014-10-23 Signode International Ip Holdings Llc Supported strap twist device
US8997641B2 (en) 2007-07-26 2015-04-07 Strapack Corporation Automatic banding packing machine and automatic banding packing system
CN106364729A (zh) * 2016-10-18 2017-02-01 河南鑫饰板业有限公司 纤维板包装打包架
CN114291324A (zh) * 2022-01-26 2022-04-08 河钢股份有限公司承德分公司 一种多规格打包线送线装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20030033941A1 (en) * 2001-07-28 2003-02-20 Schneider & Ozga Hooping apparatus having a band application frame with at least one band-feeding element
JP2003200904A (ja) * 2002-01-09 2003-07-15 Strapack Corp 梱包装置
US20050139092A1 (en) * 2003-12-09 2005-06-30 Signode Bernpak Gmbh Apparatus longitudinally strapping a package, in particular a stack of newspapers, magazines or the like

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20030033941A1 (en) * 2001-07-28 2003-02-20 Schneider & Ozga Hooping apparatus having a band application frame with at least one band-feeding element
JP2003200904A (ja) * 2002-01-09 2003-07-15 Strapack Corp 梱包装置
US20050139092A1 (en) * 2003-12-09 2005-06-30 Signode Bernpak Gmbh Apparatus longitudinally strapping a package, in particular a stack of newspapers, magazines or the like

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8997641B2 (en) 2007-07-26 2015-04-07 Strapack Corporation Automatic banding packing machine and automatic banding packing system
WO2014172279A1 (en) * 2013-04-16 2014-10-23 Signode International Ip Holdings Llc Supported strap twist device
US9238516B2 (en) 2013-04-16 2016-01-19 Signode Industrial Group Llc Supported strap twist device
CN106364729A (zh) * 2016-10-18 2017-02-01 河南鑫饰板业有限公司 纤维板包装打包架
CN114291324A (zh) * 2022-01-26 2022-04-08 河钢股份有限公司承德分公司 一种多规格打包线送线装置
CN114291324B (zh) * 2022-01-26 2023-08-11 河钢股份有限公司承德分公司 一种多规格打包线送线装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006315746A (ja) 自動バンド掛け梱包機
JP5255563B2 (ja) 自動バンド掛け梱包機および自動バンド掛け梱包システム
JP6466751B2 (ja) フィルムロール支持装置
JP3348889B2 (ja) バンドによる包装物のバンド掛けのための装置
JP6059747B2 (ja) ストレッチ包装機
JP2008021140A (ja) 紙葉類取扱装置
JP3971927B2 (ja) 梱包装置
JP6487661B2 (ja) 箱詰め装置
JP5658870B2 (ja) バッファ装置及びバケット幅調整方法
JP2013233968A (ja) 包装装置
JP2006290431A (ja) 自動バンド掛け梱包機
JP5216860B2 (ja) 硬貨包装機
JP4219443B2 (ja) 梱包装置
WO2016208231A1 (ja) 包装装置
JP3418001B2 (ja) 自動梱包機のバンド案内装置
JP4929221B2 (ja) 箱詰機における添付書類供給装置
JP2006347599A (ja) 梱包機
JP5928140B2 (ja) 包装装置
JPS5957851A (ja) コンベアセンタ−リング装置
JP2022047562A5 (ja)
JP4260602B2 (ja) カートニング装置
JP4331621B2 (ja) パンフレット装置から包装物搬送装置へ指示書を供給するための装置
JP2008117170A (ja) 自動販売機の商品収納装置
JP5784057B2 (ja) シート搬送装置、およびこれを備えたシート処理装置
JP5317766B2 (ja) 自動紐掛け機における荷造り紐の誘導装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20080319

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100628

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100727

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20101207