JP5928140B2 - 包装装置 - Google Patents

包装装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5928140B2
JP5928140B2 JP2012107112A JP2012107112A JP5928140B2 JP 5928140 B2 JP5928140 B2 JP 5928140B2 JP 2012107112 A JP2012107112 A JP 2012107112A JP 2012107112 A JP2012107112 A JP 2012107112A JP 5928140 B2 JP5928140 B2 JP 5928140B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide roller
support
moving
roller
support portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012107112A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013233965A (ja
Inventor
高橋 俊博
俊博 高橋
照雄 今牧
照雄 今牧
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2012107112A priority Critical patent/JP5928140B2/ja
Publication of JP2013233965A publication Critical patent/JP2013233965A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5928140B2 publication Critical patent/JP5928140B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Basic Packing Technique (AREA)

Description

本発明は、台紙上に載置された物品を台紙とともにフィルムで覆うことによって、物品を包装する包装装置に関する。
ダンボール等の台紙上に載置した物品をフィルムで覆うことによって、物品を包装する包装装置が知られている。この包装装置はフィルムを物品の上側に被せ、且つフィルムの端部を、台紙のうち物品が載置する側と反対側の面(以下「裏面」という。)に回りこませる。当該フィルムの端部は台紙の裏面に固定される。このとき、フィルムには張力が発生し、物品はフィルムによって台紙上に固定される。フィルムは物品に密着し、取扱者は外部から物品を直接触ることができなくなる。このようにして物品はフィルムによって保護される。
また、特許文献1には、フィルムを誘導する受部材が物品の周囲を周回することによって、物品の周囲にフィルムを密着させる技術が開示されている。この技術を上述の包装装置に適用することによって、包装装置は、台紙上に載置した物品の周囲にフィルムを密着させることができる。
特開平1−111604号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術を包装装置に適用した場合、受部材の周回経路を物品よりも大きくしなければ、フィルムによって物品を包装することができない。このため、大きな物品を包装できるような構成とするためには、包装装置を大型化しなければならないという問題点がある。
本発明の目的は、小型であっても大きな物品をフィルムによって包装することが可能な包装装置を提供することである。
本発明に係る包装装置は、物品が載置される板状部を備えた台座を搬送する搬送手段と、前記台座の通過する面である搬送面に対して前記物品が載置される側である第一側から供給され、前記搬送面に対して前記第一側と反対側である第二側に向けて延びるフィルムを誘導し、且つ前記フィルムの延伸方向と直交する幅方向に延びる円筒状の部材であって、前記第一側から前記第二側に向けて延びる第一経路、および、前記搬送面に対して前記第二側を搬送方向上流側から下流側に向けて延びる第二経路に沿って移動することによって、前記フィルムを誘導する誘導ローラと、前記誘導ローラを前記幅方向両側から着脱可能に支持する第一支持部を有し、前記第一経路に沿って前記第一側から前記第二側に前記誘導ローラを移動させる第一移動部と、前記誘導ローラが前記第一支持部から離脱した場合に、前記誘導ローラを前記幅方向両側から支持する第二支持部を有し、前記第二経路に沿って前記搬送方向上流側から下流側に前記誘導ローラを移動させる第二移動部と、前記物品の搬送方向上流側の面を覆う位置に前記フィルムを誘導するために、前記第一移動部を前記第一経路に沿って移動させる第一制御手段と、前記第一制御手段によって前記第一移動部が前記搬送面の前記第二側に移動した後、前記第一支持部から離脱する前記誘導ローラを、前記第二支持部に対する前記搬送方向の上流側または下流側に向かう移動を制限しつつ前記第二支持部が支持するために、少なくとも前記搬送方向上流側または下流側に前記第二移動部を移動させる第二制御手段と、前記第二制御手段によって前記第二移動部が移動し、前記第二支持部が前記誘導ローラを支持した後に、前記誘導ローラによって前記台座の前記第二側に前記フィルムを誘導するために、前記第二移動部を前記第二経路に沿って移動させる第三制御手段とを備えている。
本発明によれば、誘導ローラは、第一経路および第二経路に沿って移動し、物品および台座をフィルムによって包装する。誘導ローラは、物品および台座の周囲全域に亙って移動しないので、誘導ローラの移動経路は小さくなり、包装装置は小型化する。このため包装装置は、小型であっても大きな物品をフィルムによって包装することが可能となる。また、第一支持部から離脱した誘導ローラを第二支持部によって安定的に支持するために、第二移動部は搬送方向上流側または下流側に移動する。誘導ローラには、搬送方向上流側または下流側に向かう慣性力が働く。誘導ローラは、第二支持部が誘導ローラを安定的に支持することが可能な位置まで移動し、第二支持部によって支持される。このため第二支持部は、第一支持部から離脱した誘導ローラを安定的に支持し、第二経路に沿って移動させることができる。
本発明において、前記第二制御手段は、前記第二移動部を前記搬送方向上流側または下流側に移動させる第四制御手段と、前記第四制御手段によって移動した前記誘導ローラの移動方向と逆方向に、前記第二移動部を移動させる第五制御手段とを備えていてもよい。これによって、搬送方向上流側および下流側の両方向の慣性力が誘導ローラに働くことになるので、誘導ローラは、搬送方向上流側および下流側に移動し、第二支持部材によって安定的に支持される。このため第二支持部は、誘導ローラを安定的な状態で確実に支持することが可能となる。
本発明において、前記第一支持部は、前記第一側から前記第二側に向かう方向に凹む第一凹部と、前記第一凹部のうち、前記第四制御手段によって移動する前記第二移動部の移動方向の逆方向側端部から、前記第一側へ向かって延びる壁部とを備え、前記第一支持部が、前記第一制御手段によって前記第二側に移動した場合に、前記壁部の少なくとも一部は前記第二支持部よりも前記第一側に位置していてもよい。第一制御手段により第一支持部が移動した場合に、壁部が第二支持部よりも第一側に位置するため、第一凹部から離脱した誘導ローラは、第一凹部のうち壁部がない側から第二支持部へと受け渡される。従って、第一凹部から離脱した誘導ローラが、第四制御手段によって移動する第二支持部の移動方向側の端部にある場合であっても、第二支持部が移動することによって、誘導ローラは逆方向側へ移動する。すなわち、第一凹部から離脱した誘導ローラが、第二支持部のうち、第四制御手段による第二支持部の移動方向側から落下することを防止することができる。
本発明において、前記第二支持部は、前記第一側から前記第二側に向かう方向に凹む第二凹部であって、前記誘導ローラのうち前記第二支持部によって支持される部位である支持部位を、前記第二側から受ける第二凹部を備えていてもよい。第二凹部は、誘導ローラの支持部位を第二側から支持する。このため、第四制御手段および第五制御手段によって第二移動部が搬送方向上流側または下流側に向かって移動する場合に、誘導ローラは、凹部内側底面に安定的に支持される。このため、第四制御手段および第五制御手段によって第二支持部が移動する場合に、誘導ローラが第二支持部から落下することを防止することができる。
本発明において、前記第二凹部のうち、前記第四制御手段によって移動する前記第二移動部の移動方向側且つ前記第一側の端部である第一端部は、前記第二移動部の前記移動方向側と逆方向側の端部である第二端部よりも、前記第二側に位置していてもよい。第一支持部から離脱した誘導ローラと第二凹部とが接触した後、第四制御手段によって第二移動部が移動する場合、誘導ローラは、第二凹部の第一端部から第二端部に向かう方向に移動する。この場合に、第一端部が第二端部よりも第二側にあることで、誘導ローラは、確実に第二端部と接触することができる。従って、誘導ローラは、第四制御手段によって第二移動部が移動を開始する場合に、第二凹部の第二端部側から落下することを防止することができる。
本発明において、前記第二凹部のうち、前記第一端部には、前記第一端部から前記第二端部へ向かい、且つ前記第一側から前記第二側へと向かう傾斜面を備えてもよい。第一支持部から離脱した誘導ローラと第二凹部が接触した場合に、傾斜面が誘導ローラを、第二端部側且つ第二側へと向かう方向に案内する。このため、第一支持部から離脱した誘導ローラが、第二凹部に接触する場合に、誘導ローラが第二凹部から落下してしまうことを防止することができる。
包装装置1を下流側から見た斜視図である。 第一状態における包装装置1の分解斜視図である。 第一支持部33の斜視図である。 第一支持部331の分解斜視図である。 第二支持部51の斜視図である。 軸受部541の斜視図である。 第一状態における包装装置1の分解斜視図である。 第二状態における包装装置1の分解斜視図である。 第三状態における包装装置1の内部を示す右側面図である。 第四状態における包装装置1の内部を示す右側面図である。 包装装置1の電気的構成を示すブロック図である。 台座2および物品3への包装が開始される前の様子を示す図である。 台座2および物品3が包装される様子を示す図である。 台座2および物品3が包装される様子を示す図である。 台座2および物品3が包装される様子を示す図である。 台座2および物品3が包装される様子を示す図である。 第一支持部制御処理を示すフローチャートである。 第二状態おいて軸部350が受け渡される状態を示す右側面図である。 第二支持部制御処理を示すフローチャートである。 第三状態における第二支持部51の右側面図である。 第三状態から第二状態に戻った第二支持部51の右側面図である。 第二支持部第二制御処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。図1を参照し、包装装置1の概要について説明する。包装装置1は、平面視矩形状で所定の厚みを有する台紙等から構成される台座2(図12参照)上に載置された物品3(図12参照)の上側をフィルム24(図12参照)で覆い、物品3を台座2に固定することによって、物品3を包装する装置である。以下、このようにして物品3を包装することを、台座2および物品3を包装するという。包装装置1は、図1の右斜め上側から左斜め下側に向けて台座2を搬送しつつ、台座2および物品3を包装する。図1の上側、下側、右斜め下側、および左斜め上側を、それぞれ、包装装置1の上側、下側、右側、および左側という。図1の右斜め上側および左斜め下側を、それぞれ、上流側および下流側という。
図1に示すように、包装装置1は、平面視矩形状の底部50の左右方向の各端部からそれぞれ上方に立設された側板部111、112を備える。側板部111は、包装装置1の右側に設けられる。側板部112は、包装装置1の左側に設けられる。以下、側板部111、112を総称し、側板部11という。側板部11の形状は、上下方向を長手方向とする略長方形の板状である。側板部111、112の各内面は対向している。側板部111、112は、上端且つ側板部111、112で挟まれる部分に、左右方向に延びる円柱状のフィルムカセット21を支持する。フィルムカセット21の内部には、フィルム24(図12参照)が巻回されたフィルムロール22(図2参照)が収容される。また、側板部111、112の内面には、スリット121、122(図7参照)がそれぞれ設けられている。スリット121、122は、左右の側板部11の搬送方向略中央を上下方向に延びる。
側板部11の下流側の端部には、第一受け台12が設けられている。第一受け台12の形状は、左右方向を長手方向とする略長方形の板状である。第一受け台12は包装が完了した台座2および物品3を上面で受ける。また、側板部11の上流側の端部には、第二受け台13が設けられている。第二受け台13の形状は、左右方向を長手方向とする略長方形の板状である。第二受け台13は、側板部111、112間に向けて上流側から搬送される台座2を上面で受ける。以下、第一受け台12および第二受け台13の上面を、受け面という。
図1に示すように、第一受け台12の受け面および第二受け台13の受け面は同一平面を形成する。物品3が載置された台座2は、双方の受け面によって形成された平面上を、上流側から下流側に向けて搬送される。第一受け台12および第二受け台13の受け面によって形成される平面であって、搬送される台座2が通過する平面を、搬送面という。
次に包装装置1の内部構造について説明する。図2に示すように、包装装置1は、搬送ローラ411、412および付勢ローラ421、422を備える。搬送ローラ411および付勢ローラ421は、側板部111(図1参照)の左側に設けられる。搬送ローラ411は搬送面の下側に設けられ、付勢ローラ421は搬送面の上側に設けられる。搬送ローラ411および付勢ローラ421は、搬送面を挟んで対向配置する。搬送ローラ412および付勢ローラ422は、側板部112(図1参照)の右側に設けられる。搬送ローラ412は搬送面の下側に設けられ、付勢ローラ422は搬送面の上側に設けられる。搬送ローラ412および付勢ローラ422は、搬送面を挟んで対向配置する。搬送ローラ411および付勢ローラ421は、搬送面に沿って配置する台座2の右側に接触する。搬送ローラ412および付勢ローラ422は、搬送面に沿って配置する台座2の左側に接触する。以下、搬送ローラ411、412を総称し、搬送ローラ41という。付勢ローラ421、422を総称し、付勢ローラ42という。搬送ローラ41および付勢ローラ42を総称し、搬送部40という。
搬送ローラ41は駆動手段(図示外)を介して搬送モータ205(図11参照)に連結される。これにより、搬送ローラ41は、搬送モータ205を駆動源として、台座2に対して下方から接触した状態で回転する。付勢ローラ42は、台座2に対して上方から接触した状態で、台座2を下方に付勢する。搬送ローラ41および付勢ローラ42によって挟まれた台座2は、上流側から下流側に向けて搬送される。なお、搬送部40および搬送モータ205が「搬送手段」に相当する。
図1に示すように、包装装置1は、側板部112のうち搬送面と交差する部分且つスリット122(後述)の下方に、検出部43を備える。検出部43は、台座を検出する台座検出センサ209(図11参照)を有する。
図1および図2に示すように、包装装置1は台座ガイドローラ71、73を備える。台座ガイドローラ71、73は、側板部111、112(図1参照)で挟まれる部分、且つ、搬送面の下側に設けられる。台座ガイドローラ71、73は、上流側および下流側に並んで設けられる。図2に示すように、台座ガイドローラ71は、軸部711および複数のローラ部712を備える。台座ガイドローラ73は、軸部731および複数のローラ部732を備える。軸部711、731は、側板部111、112間に架け渡される。複数のローラ部712は、軸部711の軸方向に等間隔に設けられる。複数のローラ部732は、軸部731の軸方向に等間隔に設けられる。台座ガイドローラ71、73は、搬送部40によって搬送される台座2を、第一受け台12および第二受け台13間で下方から支持する。台座ガイドローラ71、73は、上流側から下流側に向けて搬送される台座2を、第二受け台13から第一受け台12に誘導する。
図2に示すように、包装装置1は円柱形の保持ローラ72を備える。保持ローラ72は左右方向に延びる。保持ローラ72の右端部は、保持部611によって回転可能に支持される。保持ローラ72の左端部は、保持部612によって回転可能に支持される。以下、保持部611、612を総称し、保持部61という。保持部61は、揺動可能である。保持部61が揺動することによって、台座ガイドローラ71の下流側に保持ローラ72が近接配置した状態と、台座ガイドローラ71に対して保持ローラ72が下方に離れた状態とに切り替わる。保持ローラ72は、台座ガイドローラ71の下流側に近接配置した状態で、フィルムカセット21から繰り出されたフィルム24を、台座ガイドローラ71との間で挟持することが可能となる。
包装装置1は切断部77を備える。切断部77にガイドレール74が挿通する。ガイドレール74は、側板部111、112で挟まれる部分、且つ、台座ガイドローラ73の下方に設けられる。ガイドレール74は、側板部111、112間に架け渡される。切断部77は、ガイドレール74に沿って左右方向に移動可能である。切断部77は、上面から上方に向けて突出する刃部771(図13参照)を備える。刃部771は、左右方向に延びる。切断部77がガイドレール74に沿って左右方向に移動した場合、刃部771はフィルム24を左右方向に切断する。
図2〜図4に示すように、包装装置1は誘導ローラ31および補助ローラ32を備える。誘導ローラ31および補助ローラ32の形状は略円柱形である。誘導ローラ31および補助ローラ32は左右方向に延びる。図3に示すように、誘導ローラ31は、円筒部340および軸部350を備える。軸部350は左右方向に延びる。軸部350の両端部以外は、円柱形をなす。図4に示すように、軸部350の右端部は、対向配置する円弧状部である2つの第一端部311、および2つの第一端部311の両端を上下方向に結ぶ2つの第二端部312を備える。軸部350の左端部は右端部と同様の形状であり、2つの第一端部311および第二端部312を備える。図3に示すように、円筒部340は左右方向に延びる円筒状の形状であり、その筒孔に軸部350が挿通することで、軸部350の周壁に沿って設けられる。円筒部340は軸部350に対して回転可能である。図3に示すように、補助ローラ32は、円筒部および軸部を備える。軸部は左右方向に延び、円筒部の筒孔に挿通する。円筒部は軸部の周壁に沿って設けられる。円筒部は軸部に対して回転可能である。
包装装置1は第一支持部331、332(図2〜図4参照)、および第二支持部51(図5、図6参照)を備える。以下、第一支持部331、332を総称し、第一支持部33という。図3に示すように、第一支持部33は、誘導ローラ31の軸部350の両端を離脱可能に支持し、また、補助ローラ32の軸部を固定的に支持した状態で、上下方向に移動可能である。図5、図6に示すように、第二支持部51は左右方向の両端に軸受部541、542を備える。第二支持部51は、軸受部541、542にて誘導ローラ31の軸部350を離脱可能に支持し、搬送方向に移動可能である。第二支持部51の構成の詳細は後述する。誘導ローラ31は、第一支持部33と第二支持部51との間で相互に受け渡される。なお、第一支持部33が「第一移動部」に、第二支持部51が「第二移動部」に相当する。第一支持部33および第二支持部51が移動する様子の概要は、次の通りである。
図3および図7に示すように、第一支持部331、332は、それぞれ、スリット121、122に沿って上下方向に移動可能である。スリット121、122は、それぞれ、側板部111、112の搬送方向略中央且つ搬送面の上方を、上下方向に延びる。第一支持部33がスリット121、122に沿って上下方向に移動することによって、誘導ローラ31は、搬送面の上側から下側までの間を上下方向に移動する。上下方向に移動する誘導ローラ31の移動経路は、搬送面と交差する。以下、第一支持部33の移動によって上下方向に移動する誘導ローラ31の経路を、第一経路という。なお、側板部11間の下側には、第一支持部検知センサ210(図11参照)が設けられている。第一支持部検知センサ210(図11参照)は、第一経路の最下位に配置する第一支持部33を検知する。
第二支持部51は、誘導ローラ31の軸部350の右端および左端を、第二支持部51に対する搬送方向の相対的な移動を制限しつつ離脱可能に支持する。図7に示すように、第二支持部51は、スリット123、124に沿って搬送方向に移動可能である。スリット123、124は、それぞれ、側板部111、112のうち搬送面の下方を、搬送方向に延びる。第二支持部51がスリット123、124に沿って搬送方向に移動することによって、誘導ローラ31は、搬送面の下側を搬送方向に移動する。以下、第二支持部51の移動によって搬送方向に移動する誘導ローラ31の経路を、第二経路という。
図7は、第一支持部33がスリット121、122の最上位側に移動し、第二支持部51がスリット123、124の最上流側に移動した状態を示している。以下、この状態を第一状態という。第一状態では、第一支持部33は誘導ローラ31の軸部350および補助ローラ32の軸部を支持する。図2に示すように、第一支持部33が最上位側に移動した状態で、第一支持部331、332は、それぞれ、フィルムロール22を収容するフィルムカセット21(図1参照)の右側および左側に配置する。誘導ローラ31および補助ローラ32は、搬送面の上方且つフィルムカセット21の下方に位置する。
図8は、第一状態から、第一支持部33がスリット121、122の最下位側に移動した状態を示している。以下、この状態を第二状態といい、第二支持部51がある位置を待機位置という。第二状態では、第一経路の最下位側に移動した誘導ローラ31および補助ローラ32の下方に、第二支持部51(図5参照)および保持部61(図2参照)が配置する。詳細は後述するが、第二状態で、誘導ローラ31は第一支持部33から第二支持部51に受け渡される。第二支持部51は、第一支持部33の代わりに誘導ローラ31の軸部350を支持する。誘導ローラ31は、第一経路と第二経路とが交差する位置で、第一支持部33から第二支持部51に受け渡されることになる。
図9は、第二支持部51がスリット123、124の最上流側からやや下流側に移動した状態を示している。以下、この状態を第三状態といい、第二支持部51がある位置を第一停止位置という。後述するように、待機位置にある第二支持部51は、第一停止位置へと移動した後、再度待機位置に移動し、第二状態に戻る。
図10は、第二状態から、第二支持部51がスリット123、124(図8参照)の最下流側に移動した状態を示している。以下、この状態を第四状態といい、第二支持部51がある位置を第二停止位置という。第四状態では、誘導ローラ31は第一支持部33から離れ、第二経路の最下流側に移動する。補助ローラ32は第一支持部33に支持された状態を維持するため、誘導ローラ31および補助ローラ32は、搬送方向に離れる。
第一支持部33について詳説する。図3に示すように、第一支持部33は第一支持部331、332を備える。第一支持部331、332は左右対称の形状である。第一支持部331は、側板部111のやや左側に設けられ(図7参照)、且つ上下方向を長手方向とする略板状部材である。第一支持部331はローラ支持部34および離脱切替部35を備える。
ローラ支持部34は、下端に軸受部341を備える。図4に示すように、軸受部341は、上側で且つ下流側が開口する。軸受部341は、右側から見た場合に略Jの字状である。軸受部341は、第一延設部342、第二延設部343および第三延設部344を備える。第一延設部342は軸受部341の上流側端部である。第一延設部342は上下方向に延びる。第二延設部343は下方に凹む略円弧状の形状を有する。第二延設部343は軸受部341の底部である。第一延設部342の下端部は、第二延設部343の上流側上端部と接続する。第三延設部344は第二延設部343の下流側上端部から上方に延びる。第三延設部344は、軸受部341の下流側端部である。第一延設部342の下流側端部および第三延設部344の上流側端部間の搬送方向の長さSは、軸部350の2つの第二端部312間の搬送方向の長さTよりも僅かに長い。これにより、図3に示すように、軸受部341は、誘導ローラ31の軸部350の右端を下方から支持する。軸受部341に対する誘導ローラ31の搬送方向の相対的な移動は制限され、円筒部340のみが回転可能となる。
図3に示すように、ローラ支持部34は、上流側の端部に突出部348を備える。突出部348は、上流側に突出する。突出部348に貫通穴が設けられる。補助ローラ32の軸部の右端は、貫通穴に挿通する。貫通穴は、補助ローラ32の軸部を固定的に支持し、補助ローラの円筒部のみが回転可能となる。突出部348は軸受部341に対して上流側且つ上方に配置するので、補助ローラ32は誘導ローラ31に対して上流側且つ上方に配置する。
ローラ支持部34は、2本の棒部349を備える。棒部349は、ローラ支持部34の右側面から右方に向けて水平に延びる。2本の棒部349は、上下方向に並んでいる。図7に示すように、棒部349は、側板部111に設けられたスリット121に挿通する。棒部349は、側板部111の右側に突出する。棒部349はスリット121に沿って上下方向に移動可能である。棒部349がスリット121に沿って上下方向に移動することによって、第一支持部33はスリット121に沿って上下方向に移動する。
次に、離脱切替部35について説明する。図3及び図4に示すように、離脱切替部35は、上下方向を長手方向とする略板状部材であり、ローラ支持部34と側板部111(図7参照)との間に設けられる。離脱切替部35は、2つの貫通穴352を備える。貫通穴352は、上下方向に長い。2つの貫通穴352は、上下方向に並んでいる。ローラ支持部34に設けられた2本の棒部349は、それぞれ、2つの貫通穴352に挿通する。貫通穴352に沿って棒部349が上下方向に移動することによって、ローラ支持部34に対する離脱切替部35の相対位置は上下方向に移動する。第一支持部331が最上位側に移動した状態では、図5に示すように、離脱切替部35は自重によってローラ支持部34に対して下方に移動する。棒部349は貫通穴352の上端に接触し、ローラ支持部34は棒部349によって離脱切替部35を支持する。
図3及び図4に示すように、離脱切替部35は、下端に軸押え部351を備える。軸押え部351は、下端且つ搬送方向略中央に凹部を備える。凹部は、上方に向けて凹んでいる。第一支持部33が第一状態(図2参照)にある場合、離脱切替部35はローラ支持部34に対して下方に移動する。この状態で、軸押え部351は、ローラ支持部34の軸受部341に支持された誘導ローラ31の軸部350の右端を上方から押える。誘導ローラ31の軸部350の右端は、軸押え部351下端の凹部に嵌まる。この場合、誘導ローラ31の軸部350は、第一支持部331から離脱不可能な状態となる。
離脱切替部35は、下流側端部に突出部353を備える。突出部353は下流側に突出する。突出部353の下端は、第一支持部331がスリット121(図7参照)の最上位から下方向に移動する過程で、規制部151に接触する。図8に示すように、規制部151は、側板部112の右面から右方に向けて突出する。規制部151は、スリット122の下流側且つスリット122の最下位近傍に設けられる。規制部151は、側板部111の左面においても左方に向けて突出する。側板部111に設けられた規制部151は、スリット121の下流側且つスリット121の最下位近傍に設けられる。図9に示すように、突出部353の下端が側板部111に設けられた規制部151に接触することによって、離脱切替部35の下方への移動は規制される。この場合、ローラ支持部34のみが下方に移動することになる。離脱切替部35は、ローラ支持部34に対して上方に移動する。軸押え部351は、ローラ支持部34の軸受部341に支持された誘導ローラ31の軸部350から離れる。誘導ローラ31の軸部350は、第一支持部331から離脱可能な状態となる。
なお、上述では第一支持部331の構成および動作について説明したが、第一支持部332の構成および動作も同様である。すなわち、図3に示すように、第一支持部332は、第一支持部331同様、誘導ローラ31の軸部350を離脱可能に支持し、補助ローラ32の軸部を固定的に支持する。より具体的には、第一支持部332は側板部112よりやや右側に設けられ(図7参照)、ローラ支持部36および離脱切替部37を備える。ローラ支持部36、離脱切替部37は、それぞれ、ローラ支持部34、離脱切替部35と左右対称の形状である。ローラ支持部36は、ローラ支持部34と同様に、下端に軸受部361を備える。軸受部361は、軸受部341と同様に、上流端部である第一延設部362、底部である第二延設部363、下流側端部である第三延設部364を備える。また、離脱切替部37は、下流側端部に突出部373を備える。図7に示すように、第一支持部332は、側板部112のスリット122に沿って上下方向に移動可能であり、スリット122に沿って最上位から下方に移動する場合に、規制部151と接触する。なお、軸受部341、361が「第一支持部」に、第一延設部342、362が「壁部」に相当する。また、第二延設部343および第三延設部344と、第二延設部363および第三延設部364が、「第一凹部」に相当する。
図5および図6を参照し、第二支持部51について説明する。第二支持部51は、待機位置(図8参照)から、第一停止位置(図9参照)および第二停止位置(図10参照)に移動することができる。なお、側板部11間の下側には、待機位置検知センサ211(図11参照)、第一停止位置検知センサ212(図11参照)および第二停止位置検知センサ213(図11参照)が設けられている。待機位置検知センサ211、第一停止位置検知センサ212、および第二停止位置検知センサ213は、それぞれ、待機位置、第一停止位置、および第二停止位置に配置する第二支持部51を検知する。
図5に示すように、第二支持部51は、架設部511、立設部521、522、延設部531、532、および軸受部541、542を備える。架設部511の形状は、左右方向を長手方向とする略長方形の板状である。架設部511の左右方向の長さは、側板部11(図7参照)間の長さよりも短い。立設部521、522は、それぞれ、架設部511の右端および左端から上方鉛直方向に延びる。延設部531、532は、それぞれ、立設部521、522の上端から下流側に向けて水平方向に延びる。以下、立設部521、522を総称して立設部52という。また、延設部531、532を総称して延設部53という。
軸受部541、542は、それぞれ、延設部531、532の下流側端部に設けられ、下方に凹む凹部形状である。図6に示すように軸受部541は第一壁部551、底部561および第二壁部571を備える。第一壁部551は、延設部531の下流側の端部から下方に向けて延びる。第一壁部551の上端部且つ上流側の端部は、上流側に向けて上方に傾斜している。底部561は、第一壁部551の下端から下流側に延びる。底部561は下方に湾曲する。第二壁部571は、底部561の下流側端部から上方に延びる。第二壁部571の上端部には、下流側に向けて上方に傾斜する傾斜面581を有する。第一壁部551の上端部は、第二壁部571の上端部よりも上方に位置する。また、第一壁部551の下流側端部および第二壁部571の上流側端部間の搬送方向の長さPは、誘導ローラ31の軸部350の2つの第二端部312間の搬送方向の長さT(図4参照)よりも僅かに長い。これによって、軸受部541は、軸部350を下方から支持する。軸受部541に対する誘導ローラ31の搬送方向の相対的な移動は制限され、円筒部のみが回転可能となる。図5に示すように、軸受部542は軸受部541と左右対称の形状であり、誘導ローラ31の軸部350の左端を下方より支持する。より具体的には、軸受部542は、上流側端部を形成する第一壁部552、底部を形成する底部562および下流側端部を形成する第二壁部572を備える。なお、第二壁部572は傾斜面582を有する。以下、軸受部541、542を総称して軸受部54という。なお、軸受部54が「第二支持部」および「第二凹部」に、第二壁部571、572が「第一端部」に、第一壁部551、552が「第二端部」に相当する。
図5に示すように、第二支持部51は、立設部521の右面から右方に向けて延びる棒部557を備える。第二支持部51は、立設部522の左面から左方に向けて延びる棒部558を備える。棒部557、558は、それぞれ、側板部111、112に設けられたスリット123、124(図8参照)に挿通する。棒部557、558は、スリット123、124に沿って搬送方向に移動する。
図2、図7〜図10を参照し、第一状態(図2、図7)、第二状態(図8参照)、第三状態(図9)および第四状態(図10)における第一支持部33および第二支持部51等の配置について説明する。
第一状態では、図2に示すように、最上流側に配置する第二支持部51の立設部52は、保持部61の左右両側に配置する。延設部53(図5参照)は台座ガイドローラ71の左右両側に配置する。図2に示すように、軸受部54(図5参照)は保持ローラ72の左右両側に配置する。軸受部54は、最上位側に移動した第一支持部33によって支持された状態の誘導ローラ31の真下に配置する。
次に、図8に示す第二状態について説明する。第二状態では、保持部61は揺動し、保持ローラ72は台座ガイドローラ71(図2参照)から離れる(図14参照)。第一支持部33は最下位側に移動し、ローラ支持部34の軸受部341は、第二支持部51の軸受部54よりも下方に配置する(図18参照)。このため軸受部54は、軸受部341の代わりに誘導ローラ31の軸部350を下方から支持する。誘導ローラ31の軸部350は、軸受部341から離れる。第一支持部33が最下位側に移動する過程で、第一支持部33の離脱切替部35は、規制部151(図9参照)によって下方への移動が規制される。離脱切替部35は、ローラ支持部34に対して上方に移動する。誘導ローラ31は、第一支持部33から離脱可能な状態となる。この場合、軸受部341の第一延設部342の上側は、軸受部541の底部561よりも上方に位置する(図18参照)。同様に、軸受部361の第一延設部362(図3参照)の上側は、軸受部542の底部562(図5参照)よりも上方に位置する。一方、補助ローラ32は台座ガイドローラ71の上側に配置する。
第三状態では、図9に示すように、軸受部54が支持部する誘導ローラ31は、第二支持部51が、待機位置から第一停止位置に移動することで、第一支持部33から離れる。補助ローラ32は、誘導ローラ31が第一支持部33から第二支持部51に受け渡される位置、即ち、第一経路および第二経路が交差する位置の近傍に継続して配置される。
第四状態では、図10に示すように、軸受部54が支持する誘導ローラ31は、第二支持部51が最下流側に移動することによって第一支持部33から離れる。誘導ローラ31は、台座ガイドローラ73の上流側近傍に配置する。切断部77から突出する刃部771(図13参照参照)は、誘導ローラ31の上流側に配置する。一方、補助ローラ32は、第二支持部51が最下流側に移動した場合も、第一支持部33に支持された状態で維持される。
図11を参照して、包装装置1の電気的構成について説明する。包装装置1は、包装装置1の制御を行うCPU201を備えている。CPU201には、ROM202、RAM203、保持部モータ204、搬送モータ205、第一支持部モータ206、第二支持部モータ207、切断部モータ208、台座検出センサ209、第一支持部検知センサ210、待機位置検知センサ211、第一停止位置検知センサ212、第二停止位置検知センサ213が接続されている。
ROM202には、包装装置1のCPU201が実行する各種プログラム(例えば、図17の第一支持部制御処理のプログラム等)が記憶されている。RAM203には、種々の一時データが記憶される。また、CPU201は、保持部モータ204、搬送モータ205、第一支持部モータ206、第二支持部モータ207、切断部モータ208、台座検出センサ209、第一支持部検知センサ210、待機位置検知センサ211、第一停止位置検知センサ212、第二停止位置検知センサ213を制御する。保持部モータ204は保持部61を揺動させる。搬送モータ205は周知のギア(図示外)およびピニオンラック(図示外)を介して搬送ローラ41に接続される。これにより、搬送モータ205は搬送ローラ41を回転させることができる。第一支持部モータ206は、第一支持部33を上下方向に移動させる。第二支持部モータ207は、第二支持部51を搬送方向に移動させる。切断部モータ208は切断部77をガイドレール74に沿って移動させる。
図12から図16を参照し、台座2および物品3がフィルム24によって包装される場合の包装装置1の動作について説明する。図12〜図14は第一状態を示す。図15は第二状態を示す。図16は第三状態を経た第四状態を示す。
図12は、包装が開始される前の包装装置1の状態を示している。物品3を載置した板状の台座2は、第二受け台13の受け面に載置される。第一受け台12の受け面および第二受け台13の受け面は、搬送面93を形成する。矢印91は第一経路を示し、矢印92は第二経路を示す。以下、第一経路91および第二経路92という。第一支持部33(図3参照)は最上位側の位置に配置し、誘導ローラ31は第一経路の最上位に配置する。第二支持部51は待機位置に配置する。切断部77は左端に配置される。搬送ローラ41は回転しない。
はじめにユーザは、フィルムカセット21を側板部11間にセットし、手動でフィルム24を引き出す。ユーザは引き出し側のフィルム24の先端(以下、「フィルム24の先端」という。)を、搬送面93の下側まで引き出し、台座ガイドローラ71の下流側近傍に配置する。ユーザは、保持部61が揺動して保持ローラ72が台座ガイドローラ71の下流側近傍に配置するように、包装装置1を操作する。フィルムカセット21から引き出されたフィルム24の先端は、台座ガイドローラ71および保持ローラ72によって搬送方向両側から挟持される。
台座2の一例として、ダンボール台紙が挙げられる。ユーザは、台座2を下流側に向けて送り出す。台座2の下流側の端部は、第二受け台13、および台座ガイドローラ71上を順に移動する。台座2の下流側の端部は、上下方向に延びるフィルム24に対して徐々に近づく。台座2の下流側の端部はフィルム24に接触し、その後保持ローラ72上を通過する。
さらにユーザは、台座2を下流側に向けて送り出す。台座2の下流側の端部は、フィルム24を下流側に押す。台座2の下流側の端部は、上流側から第一経路91(図12参照)に近づき、第一経路91を上流側から下流側に向けて横切る。第一経路91と搬送面とが交差する部分に設けられた検出部43(図1参照)は、台座2の下流側の端部を検出する。CPU201は、搬送モータ205を駆動させることで搬送ローラ41の回転をさせる。台座2の下流側の端部は、搬送部40に到達する。搬送部40は台座2の左右端部を上下方向から挟む。付勢ローラ42は台座2を下方に付勢し、台座2は搬送ローラ41に押し付けられる。搬送ローラ41は空回りすることなく回転する。搬送部40は、下流側に向けて台座2を搬送する。台座2はさらに下流側に移動する。
図13に示すように、台座2が下流側に移動することによって、台座2および物品3の下流側の端部はフィルム24に押し当てられる。フィルム24は、台座2および物品3との接触部分で曲折する。フィルムカセット21からフィルム24が少しずつ繰り出される。フィルムロール22に加えられたトルクによって、台座2および物品3の下流側にフィルム24が強く押し当てられる。フィルム24は、台座2および物品3の下流側を覆う位置で、台座2および物品3に密着する。
下流側に向かう方向の力がフィルム24に加わることによって、台座ガイドローラ71および保持ローラ72からフィルム24の先端が離れる。フィルム24の先端は台座2に追従して移動し、台座2および保持ローラ72間を通過する。保持ローラ72は、フィルム24の先端を台座2の下面に下方から押し付ける。フィルム24の先端は、台座2の下流側且つ下面に接着する。
搬送部40(図2参照)は継続して台座2を下流側に搬送する。図13に示すように、台座2および物品3の上側を覆う位置にフィルム24が配置する。誘導ローラ31および補助ローラ32は、フィルム24の上方に配置した状態になる。フィルムロール22に加えられたトルクによって、フィルム24は物品3の上面に密着する。台座2の上流側の端部が、台座ガイドローラ71および保持ローラ72上を通過する。さらに搬送部40が台座2を下流側に搬送する。台座2の上流側の端部は、第一経路91(図12参照)を横切る。
第一経路91と搬送面とが交差する位置に設けられた検出部43(図1参照)は、台座2を検出しなくなる。これによりCPU201は、台座2の下流側の端部が検出部43に到達したと判断する。台座2の上流側の端部は、第一経路91に対して下流側に移動したことになる。CPU201は搬送モータ205の駆動を停止させることで、搬送ローラ41の回転を停止させる。これにより、台座2の移動は停止する。
図14に示すように、台座2の移動が停止した後、CPU201は、保持部モータ204を駆動させることで台座ガイドローラ71から保持ローラ72が離れる向きに保持部61を揺動させる。保持ローラ72は台座ガイドローラ71から離れる。
次いで図15に示すように、CPU201は、第一支持部モータ206を駆動させ、誘導ローラ31および補助ローラ32を支持した状態の第一支持部33を、最上位側から最下位側に移動させる。誘導ローラ31は、下方に配置するフィルム24に上側から接触した状態で、第一経路91(図12参照)に沿って最上位側から最下位側に移動する。フィルム24は誘導ローラ31によって下方に誘導され、台座2および物品3の上流側を覆う位置に配置する。第一支持部33の移動によって、誘導ローラ31は台座ガイドローラ71の下流側に配置し、補助ローラ32は台座ガイドローラ71の上側に配置する。
第一支持部33が最下位側に移動することによって、誘導ローラ31は第一支持部33から第二支持部51に受け渡される(図18参照)。図15に示すように、第一支持部33に代わって第二支持部51が誘導ローラ31を支持する。誘導ローラ31は、第一支持部33から離脱可能な状態になる(図18参照)。第一支持部33から第二支持部51へ誘導ローラ31が受け渡される詳細は後述する。
誘導ローラ31が第二支持部51へ受け渡された後、CPU201は第二支持部モータ207を駆動させ、第二支持部51を待機位置と第一停止位置との間で往復移動させる。これにより、誘導ローラ31の軸部350は、軸受部54に嵌り合う。第二支持部51の往復移動の詳細は、後述する。
次いで図16に示すように、CPU201は、第二支持部モータ207を駆動させることで、第二支持部51を待機位置から第二停止位置に移動させる。誘導ローラ31は第一支持部33から離脱し、第二経路92(図12参照)に沿って最上流側から最下流側に移動する。誘導ローラ31は、上下側面および下流側面にフィルム24を巻き付けた状態で、第二経路92に沿って最下流側に移動する。誘導ローラ31の上側面は、台座2の上流側且つ下面の近傍を移動する。誘導ローラ31は、台座ガイドローラ73の上流側の近傍に配置する。一方、補助ローラ32は継続して第一支持部33に支持されるので、台座ガイドローラ71の上側に配置したまま移動しない。第二支持部51を待機位置から第二停止位置へ移動する制御方法の詳細は後述する。
フィルム24は、台座2および物品3の上流側を覆う位置から下方に延び、台座2の上流側の端部に接触し、台座2の下面に沿って下流側に曲折する。フィルム24は、誘導ローラ31が最下流側に移動する過程で、誘導ローラ31によって台座2の下面に押し付けられる。これによってフィルム24は、台座2の上流側且つ下面に接着する。
フィルム24は誘導ローラ31の上側から巻き付き、下流側に曲折する。フィルム24は、誘導ローラ31の下側面から、台座ガイドローラ71の上側に配置する補助ローラ32に向けて上流側に延びる。フィルム24は、補助ローラ32に巻きついて上方に曲折し、フィルム24の供給元であるフィルムカセット21(図1参照)に向けて延びる。台座2は既に台座ガイドローラ71の上方を下流側に向けて通過しているので、誘導ローラ31からフィルムカセット21に向けて延びるフィルム24は、台座2に接触しない。このように補助ローラ32は、搬送中の台座2にフィルム24が接触することを防止する。
誘導ローラ31を最下流側に移動させた後、CPU201は、切断部モータ208を駆動させることで、切断部77をガイドレール74に沿って左端から右端に移動させる。刃部771は、第二支持部51の軸受部54の上流側且つ延設部53の下側を移動する。刃部771は、フィルム24のうち誘導ローラ31から補助ローラ32に向けて上流側に延びる部分を、下方から左右方向に切断する。切断部77は、フィルム24のうち台座2および物品3を覆った状態の部分を、フィルムロール22に巻回された部分から切り離すことができる。これにより、台座2および物品3のフィルム24による包装は完了する。
次に、図17〜図22を用いて、誘導ローラ31の受け渡し動作ついて詳説する。
図17を参照し、第一支持部制御処理について説明する。第一支持部制御処理は、台座2および物品3の包装の開始指示がユーザによって包装装置1に対して行われた場合、CPU201によって開始される。CPU201は、第一支持部モータ206および第二支持部モータ207を駆動し、第一支持部33および第二支持部51を第一状態とする。第二支持部51は、待機位置に配置する。CPU201は、保持部モータ204を駆動し、台座ガイドローラ71から保持ローラ72が離間する向きに保持部61を揺動させる。その後、CPU201は、第一支持部モータ206を駆動し、第一状態にある第一支持部33を、スリット121、122(図7参照)に沿って下方へ移動させる(S11)。第一支持部33が最下位にまで到達せず、第一支持部検知センサ210が第一支持部33を検知しない場合(S12:NO)、処理はS11に戻る。CPU201は第一支持部モータ206の駆動を継続し、第一支持部33を下方へ移動させる。
第一支持部33が最下位に到達する前に、第一支持部331の離脱切替部35の突出部353が、規制部151に接触する(図9参照)。この結果、図18に示すように、軸押え部351は、軸部350から離隔し、誘導ローラ31は第一支持部331から離脱可能な状態となる。なお、第一支持部332(図3参照)においても同様に、離脱切替部37の軸押え部371(図3参照)が軸部350から離隔することで、誘導ローラ31は離脱可能な状態となる。この結果、第一支持部33は第二状態(図8参照)となる。
第一支持部331が第二状態となった状態で、第二延設部343は第二壁部571の上端よりも下方へ移動する。さらに、第二延設部343は底部561よりも下側に移動する。第一支持部331に支持されていた誘導ローラ31の軸部350の右端は、第二支持部51へと受け渡される。同様に、第一支持部332に支持されていた誘導ローラ31の軸部350の左端は、第二支持部51へと受け渡される。第一支持部33は、搬送面93(図12参照)よりも下側にある最下位まで移動する。
図17に示すように、CPU201は、第一支持部検知センサ210によって第一支持部33が検知されたことを認識する(S12:YES)。CPU201は、第一支持部モータ206の駆動を停止させ、第一支持部33の移動を停止させる(S13)。これにより、第一支持部制御処理が終了する。なお、第一支持部制御処理を行うCPU201が「第一制御手段」に相当する。
図18に示すように、第一支持部331の第一延設部342のうち上側は、第二支持部51よりも上側に位置する。なお、第一支持部332(図3参照)においても同様である。
ここで、第一支持部33の軸受部341、361から誘導ローラ31の軸部350が離脱する場合、軸部350が回転運動を行う場合がある。そして、図18に示すように、第二支持部51へと受け渡される軸部350の右端は、第一壁部551および第二壁部571間に引っ掛かり、底部561に軸部350が接触しない状態となる場合がある。軸部350の左端も同様に、第一壁部552および第二壁部572間に引っ掛かり、底部562とは接触しない状態となる場合がある。
次に、図19を参照し、第二支持部制御処理について説明する。第二支持部制御処理は、第一支持部制御処理(図17参照)の終了後、CPU201によって開始される。CPU201は、第二支持部モータ207を駆動し、第二支持部51を待機位置から第一停止位置へ向けて搬送方向下流側に移動させる(S21)。第二支持部51が第一停止位置まで到達せず、第一停止位置検知センサ212が第二支持部51を検知しない場合(S22:NO)、処理はS21に戻る。CPU201は、第二支持部モータ207の駆動を継続し、第二支持部51を搬送方向下流側へ移動させる。
第二支持部51が第一停止位置まで到達すると、CPU201は、第一停止位置検知センサ212によって、第一支持部33が検知されたことを認識する(S22:YES)。CPU201は第二支持部モータ207の駆動を停止させ、第二支持部51の搬送方向下流側への移動を停止させる(S23)。第二支持部51は第三状態(図9参照)となる。第二支持部51が第一停止位置にて停止する場合に、誘導ローラ31の軸部350には、搬送方向下流側に向かう慣性力が働く。この慣性力により軸部350は軸受部541、542内を移動する。移動により、第一壁部551および第二壁部571間に引っ掛かっていた軸部350の右端は、軸部350の下側にある第一端部311が第二壁部571上を滑ることで、軸受541の底部561に向けて移動する。これにより、図20に示すように、誘導ローラ31が第一支持部33から第二支持部51へ受け渡された直後(図18)と比較して、軸部350の下側にある第一端部311は底部561、562に近づく。なお、S21〜S23の処理を行うCPU201が「第四制御手段」に相当する。
図19に示すように、第一停止位置にて第二支持部51が停止した(S23)後、CPU201は第二支持部モータ207を、S21で駆動した場合の回転方向と逆向きに駆動させる。CPU201は、第一停止位置から待機位置へ向けて、第二支持部51を上流側へ移動させる(S24)。第二支持部51が待機位置まで到達せず、待機位置検知センサ211が第二支持部51を検知しない場合(S25:NO)、処理はS24に戻る。CPU201は第二支持部モータ207の駆動を継続し、第二支持部51を上流側へ移動させる。第二支持部51が待機位置まで到達した場合、CPU201は待機位置検知センサ211によって第一支持部33が検知されたことを認識する(S25:YES)。CPU201は第二支持部モータ207の駆動を停止させ、第二支持部51を待機位置に停止させる(S26)。これにより、第二制御処理は終了する。なお、S24〜S26の処理を行うCPU201が「第五制御手段」に相当し、S21〜S26の処理を行うCPU201が「第二制御手段」に相当する。
第二支持部51は第二状態に戻る。第二支持部51が待機位置にて停止した場合、誘導ローラ31の軸部350には、搬送方向上流側に向かう慣性力が働く。この慣性力により、軸部350は、第二支持部に対して軸受部541、542内をさらに相対的に移動する。この結果、図21に示すように、軸部350の下側にある第一端部311は底部561、562と接触し、軸部350は軸受部541、542に嵌る。これによって、軸受部541、542は軸部350を、第二支持部51に対して搬送方向への相対的な移動を制限しつつ支持することができる。以下、この軸部350が、軸受部541、542と嵌り合う位置を嵌合位置という。
次に、図22を参照し、第二支持部第二制御処理について説明する。第二支持部第二制御処理では、フィルム24で台座2の上流側且つ下側を覆うために、第二支持部51を下流側へ再度移動させる制御が実行される。CPU201は第二支持部モータ207を駆動し、第二支持部51を待機位置から第二停止位置へ向けて下流側に移動させる(S31)。第二支持部51が第二停止位置に到達せず、第二停止位置検知センサ213が第二支持部51を検知しない場合(S32:NO)、処理はS31に戻る。CPU201は第二支持部モータ207の駆動を継続し、第二支持部51を下流側に移動させる。第二支持部51が第二停止位置に到達した場合、CPU201は、第二停止位置検知センサ213によって、第二支持部51が検知されたことを認識する(S32:YES)。CPU201は第二支持部モータ207の駆動を停止させ、第二支持部51の移動を停止させる(S33)。これにより、第二支持部第二制御処理は終了する。第二支持部51は第四状態(図16)となる。なお、第二支持部第二制御処理を行うCPU201が「第三制御手段」に相当する。
以上説明したように、包装装置1の誘導ローラ31は、第一経路91および第二経路92に沿って移動し、台座2および物品3をフィルム24によって包装する。包装装置1では、二つの移動経路(第一経路91および第二経路92)に沿って誘導ローラ31が移動し包装が行われることになり、台座2および物品3の周囲全域に亙って誘導ローラ31を移動させる必要がない。このため、誘導ローラ31を移動経路に沿って移動させるための構成を小型化することが可能となる。包装装置1は、小型であっても大きな物品3をフィルム24によって包装することが可能となる。
また、本実施形態において、誘導ローラ31は、第一支持部33から第二支持部51に受け渡された後、第二支持部51によって、第一停止位置と待機位置との間を搬送方向に往復移動する。この場合、誘導ローラ31の軸部350には、上流側および下流側に向かう慣性力が加わる。従って、第一支持部33から離脱した誘導ローラ31を第二支持部が支持する際、軸部350と軸受部541、542とが嵌合位置にて嵌り合わない場合であっても、第二支持部51が往復移動することで、軸部350と軸受部541、542とは、嵌合位置にて嵌り合う。このため、第二支持部51は誘導ローラ31を第二経路に沿って安定的に移動させることが可能となる。
また、軸受部541、542においては、下流側端部である第二壁部571、572を有する。また、軸受部341、361においては下方に凹む第二延設部343、363の上流側上端部からは、それぞれ、第一延設部342、362が上方向に延びている。また、軸受部341、361の下流側が開口している。そして、第一支持部33が、最下位に移動した場合においても、第一延設部342、362の上側は、第二支持部51の底部561、562よりも上方に配置する。従って、第一支持部33から離脱する誘導ローラ31は、軸受部341、361の下流側にある開口部を通過して第一支持部33から離脱する。誘導ローラ31の軸部350が第二支持部51へ受け渡される場合に、軸受部541、542の下流側端部である第二壁部571、572に軸部350が引っ掛かる場合がある。しかし、この場合であっても、誘導ローラ31の受け渡し後に、第二支持部51が第二支持部制御処理によって最初に移動する向きは下流側である。従って、第二支持部51が移動を開始する場合には、軸部350は、上流側に向かう慣性力が働く。すなわち、第二支持部51へと受け渡される誘導ローラ31の軸部350が、軸受部541、542の第二壁部571、572で引っ掛かった場合に、軸部350が下流側へ移動し、軸受部541、542から落下することを防止することができる。
また、第一支持部33から誘導ローラ31を受け渡された第二支持部51が、第二支持部制御処理および第二支持部第二制御処理によって、搬送方向に移動を行った場合、誘導ローラ31には搬送方向上流側または下流側に向かう慣性力が働く。この場合であっても、軸受部541、542は下方に凹む凹部形状であるため、誘導ローラ31の軸部350は、第一壁部551、552または第二壁部571、572と接触することによって、軸受部541、542からの落下することを防止できる。
また、第二支持部51の軸受部541、542の上流側端部である第一壁部551、552の上端は、下流側端部である第二壁部571、572の上端よりも高い。誘導ローラ31の軸部350が第二支持部51へ受け渡される場合に、軸受部541、542の下流側端部である第二壁部571、572に軸部350が引っ掛かる場合がある。この場合に、第二支持部51が第二支持部制御処理によって下流側へ移動を開始しても、誘導ローラ31の軸部は第一壁部551、552に確実に接触する。従って、誘導ローラ31が受け渡された第二支持部51が下流側へ移動したとしても、誘導ローラ31は、軸受部541、542の上流側から落下することを防止できる。
また、第二支持部51の軸受部541、542の下流側端部である第二壁部571、572には、傾斜面581、582が設けられている。傾斜面581、582は、軸受部541、542の第二壁部571、572がある下流側から第一壁部551、552がある
上流側に向かって下方に傾斜している。第一支持部33から離脱する誘導ローラ31は、軸受部341、361の下流側にある開口部を通過して第一支持部33から離脱する。従って、第二支持部51に受け渡される誘導ローラ31の軸部350が、軸受部541、542の第二壁部571、572に接触する場合、軸部350は傾斜面581、582に沿って、上流側へと移動できる。すなわち、第二支持部51に誘導ローラ31が受け渡される場合に、軸受部541、542の下流側端部である第二壁部571、572から下流側へ向かって誘導ローラ31が落下することを防止することができる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。第二支持部制御処理においては、誘導ローラ31の軸部350が、第二支持部51の軸受部541、542から落下しないのであれば、最初に上流側に移動してもよい。この場合、第二状態となった第二支持部51は、待機位置よりも上流側にある第一停止位置に移動し第三状態となる。その後、第二支持部51は待機位置よりも下流側にある第二停止位置へと移動することで、第四状態となる。
また、ローラ支持部34、36の軸受部341、361は、下流側ではなく上流側に開口する形状であってもよい。この場合、第一支持部33から離脱する誘導ローラ31は、軸部350が軸受部341、361の上流側にある開口部を通過し、第二支持部51へと受け渡される。
また、軸受部541、542の第一壁部551、552の上端部は第二壁部571、572の上端部よりも高くなくてもよい。すなわち、第二支持部制御処理によって第二支持部51が移動する場合に、誘導ローラ31の軸部350が軸受部541、542から落下しないのであれば、第一壁部551、552の上端部が第二壁部571、572の上端部と同じ高さであってもよく、また、第一壁部551、552の上端部の方が低くてもよい。
また、第一停止位置が、待機位置と第二停止位置との間にある場合、第一停止位置に到達し、第三状態となった第二支持部51は、待機位置まで移動する必要は必ずしもない。すなわち、第一停止位置に到達した第二支持部51は、第一停止位置と待機位置との間にある位置へ移動し、その後、第二停止位置まで移動してもよい。
また、第一支持部33および第二支持部51が誘導ローラ31の軸部350を支持するのは、軸受部341、361、541、542ではなく、軸部350を上下方向から挟み込む部材等であってもよい。また、第一支持部33から第二支持部51への誘導ローラ31の受け渡しがスムーズに行えるのであれば、第二壁部571、572に傾斜面581、582を設ける必要はない。
1 包装装置
2 台座
3 物品
24 フィルム
31 誘導ローラ
33 第一支持部
40 搬送部
51 第二支持部
54 軸受部
91 第一経路
92 第二経路
93 搬送面
205 搬送モータ
341、361 軸受部
342、362 第一延設部
343、363 第二延設部
344、364 第三延設部
551、552 第一壁部
571、572 第二壁部
581、582 傾斜面

Claims (6)

  1. 物品が載置される板状部を備えた台座を搬送する搬送手段と、
    前記台座の通過する面である搬送面に対して前記物品が載置される側である第一側から供給され、前記搬送面に対して前記第一側と反対側である第二側に向けて延びるフィルムを誘導し、且つ前記フィルムの延伸方向と直交する幅方向に延びる円筒状の部材であって、前記第一側から前記第二側に向けて延びる第一経路、および、前記搬送面に対して前記第二側を搬送方向上流側から下流側に向けて延びる第二経路に沿って移動することによって、前記フィルムを誘導する誘導ローラと、
    前記誘導ローラを前記幅方向両側から着脱可能に支持する第一支持部を有し、前記第一経路に沿って前記第一側から前記第二側に前記誘導ローラを移動させる第一移動部と、
    前記誘導ローラが前記第一支持部から離脱した場合に、前記誘導ローラを前記幅方向両側から支持する第二支持部を有し、前記第二経路に沿って前記搬送方向上流側から下流側に前記誘導ローラを移動させる第二移動部と、
    前記物品の搬送方向上流側の面を覆う位置に前記フィルムを誘導するために、前記第一移動部を前記第一経路に沿って移動させる第一制御手段と、
    前記第一制御手段によって前記第一移動部が前記搬送面の前記第二側に移動した後、前記第一支持部から離脱する前記誘導ローラを、前記第二支持部に対する前記搬送方向の上流側または下流側に向かう移動を制限しつつ前記第二支持部が支持するために、少なくとも前記搬送方向上流側または下流側に前記第二移動部を移動させる第二制御手段と、
    前記第二制御手段によって前記第二移動部が移動し、前記第二支持部が前記誘導ローラを支持した後に、前記誘導ローラによって前記台座の前記第二側に前記フィルムを誘導するために、前記第二移動部を前記第二経路に沿って移動させる第三制御手段と
    を備えたことを特徴とする包装装置。
  2. 前記第二制御手段は、
    前記第二移動部を前記搬送方向上流側または下流側に移動させる第四制御手段と、
    前記第四制御手段によって移動した前記誘導ローラの移動方向と逆方向に、前記第二移動部を移動させる第五制御手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の包装装置。
  3. 前記第一支持部は、
    前記第一側から前記第二側に向かう方向に凹む第一凹部と、
    前記第一凹部のうち、前記第四制御手段によって移動する前記第二移動部の移動方向の逆方向側端部から、前記第一側へ向かって延びる壁部とを備え、
    前記第一支持部が、前記第一制御手段によって前記第二側に移動した場合に、前記壁部の少なくとも一部は前記第二支持部よりも前記第一側に位置することを特徴とする請求項2に記載の包装装置。
  4. 前記第二支持部は、前記第一側から前記第二側に向かう方向に凹む第二凹部であって、前記誘導ローラのうち前記第二支持部によって支持される部位である支持部位を、前記第二側から受ける第二凹部を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の包装装置。
  5. 前記第二凹部のうち、前記第四制御手段によって移動する前記第二移動部の移動方向側且つ前記第一側の端部である第一端部は、前記第二移動部の前記移動方向側と逆方向側の端部である第二端部よりも、前記第二側に位置することを特徴とする請求項4に記載の包装装置。
  6. 前記第二凹部のうち、前記第一端部には、前記第一端部から前記第二端部へ向かい、且つ前記第一側から前記第二側へと向かう傾斜面を備えたことを特徴とする請求項5に記載の包装装置。
JP2012107112A 2012-05-08 2012-05-08 包装装置 Expired - Fee Related JP5928140B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012107112A JP5928140B2 (ja) 2012-05-08 2012-05-08 包装装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012107112A JP5928140B2 (ja) 2012-05-08 2012-05-08 包装装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013233965A JP2013233965A (ja) 2013-11-21
JP5928140B2 true JP5928140B2 (ja) 2016-06-01

Family

ID=49760416

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012107112A Expired - Fee Related JP5928140B2 (ja) 2012-05-08 2012-05-08 包装装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5928140B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT1169175B (it) * 1983-02-23 1987-05-27 Gambetti Mario Baumer Macchina per imballare articoli in movimento continuo con un nastro di materiale termorestringibile
ATE28161T1 (de) * 1983-03-22 1987-07-15 Ferag Ag Verfahren und vorrichtung zum umwickeln von vorzugsweise quaderfoermigen gegenstaenden mit einem bahnfoermigen umwickelmaterial.
DE3929710A1 (de) * 1989-09-07 1991-03-14 Mosca G Maschf Ultraschall-schweissverfahren fuer kunststoff-verpackungsbaender zum umreifen und verschliessen von paketen oder stapeln in laengsrichtung zu ihrer bewegungsrichtung
JP2003081332A (ja) * 2001-09-06 2003-03-19 Nissan Kikoo:Kk 包装物およびその包装装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013233965A (ja) 2013-11-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5962450B2 (ja) 包装装置
JP5928139B2 (ja) 包装装置
JP5928313B2 (ja) 包装装置
JP6179254B2 (ja) 包装装置
JP6127822B2 (ja) 包装装置
JP5935663B2 (ja) 包装装置
JP5928140B2 (ja) 包装装置
JP6304080B2 (ja) 包装装置
JP6213390B2 (ja) 包装装置
JP2013233968A (ja) 包装装置
JP6428505B2 (ja) 包装装置
JP5928311B2 (ja) 包装装置
JP6070398B2 (ja) 包装装置
JP6011263B2 (ja) 台座
JP6428504B2 (ja) 包装装置、包装方法、及び、包装体
JP6277976B2 (ja) 包装装置
JP6252370B2 (ja) 包装装置
JP6380430B2 (ja) 包装装置
JP6213391B2 (ja) 包装装置
JP5971091B2 (ja) 包装装置
JP6376104B2 (ja) 包装装置
JP2014097839A (ja) 台座
JP6372474B2 (ja) 包装装置
JP6102488B2 (ja) 台座
WO2016052317A1 (ja) 包装装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150319

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160329

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160411

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5928140

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees