JP5971091B2 - 包装装置 - Google Patents

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本発明は、台紙上に載置された物品を台紙とともにフィルムで覆うことによって、物品を包装する包装装置に関する。
ダンボール等の台紙上に載置した物品をフィルムで覆うことによって、物品を包装する包装装置が提案されている。包装装置は、フィルムを物品の上側に被せ、フィルムの端部を、台紙のうち物品が載置する側と反対側の面(以下「下面」という。)に回りこませる。フィルムの端部は、台紙の下面に固定される。フィルムには張力が加わり、物品はフィルムによって台紙上に固定される。フィルムは物品に密着し、取扱者は外部から物品を直接触ることができなくなる。物品は、フィルムによって保護される。
特許文献1には、フィルムを加熱する平面状のヒータを備えた包装装置が提案されている。フィルムのうち台紙の下面に配置した部分は、ヒータと台紙との間に挟まれる。ヒータはフィルムに接触する。この状態でヒータが加熱することによって、台紙の下面にフィルムを接着させる。これによって包装装置は、フィルムによって物品を台紙上に固定する。
特開2000−177708号公報
特許文献1に記載された包装装置では、作業者が容易に触ることができる位置にヒータが設けられている。このため、作業者がヒータに触ることによってヒータが破損する場合があるという問題点がある。
本発明の目的は、ヒータの破損を防止することが可能な包装装置を提供することである。
本発明の包装装置は、台座上に載置された物品を、前記台座とともにフィルムによって包装する包装装置であって、前記台座を搬送する搬送機構と、前記フィルムを誘導する部材であって、前記搬送機構によって搬送される前記台座が通過する搬送経路を交差して上下方向に延びる移動経路に沿って移動可能な誘導部と、前記搬送経路の下側に設けられ、ヒータを上面に備えた部材であって、前記ヒータが前記搬送経路に下側から近接した第一状態と、前記ヒータが前記搬送経路から離隔した第二状態とに切り替え可能な加熱部と、前記加熱部を前記第一状態に切り替えた状態で前記ヒータを加熱する加熱手段と、前記加熱部を前記第二状態に切り替えた状態で前記ヒータを覆う板状の蓋部とを備え、前記加熱部は上下動可能であり、上方に移動することで前記第一状態となり、下方に移動することで前記第二状態となり、前記蓋部は、揺動軸を中心として揺動可能であり、前記第二状態の前記加熱部の上面の前記ヒータを上方から覆い、前記加熱部が前記第二状態から前記第一状態に切り替わる過程で下方から上方に移動する場合に、前記加熱部によって下方から押し上げられることで揺動し、前記ヒータから離隔することを特徴とする。
本発明の包装装置によれば、第二状態の加熱部のヒータを蓋部が覆うことによって、作業者はヒータを触ることができなくなる。包装装置は、ヒータが作業者によって触られることによってヒータが破損することを防止できる。なお第一状態では、加熱部のヒータから蓋部が離隔するので、ヒータによってフィルムを適切に加熱できる。包装装置は、ヒータによってフィルムを溶融し、台座に接着することによって、物品及び台座をフィルムによって適切に包装できる。
又、包装装置は、簡易な構成で、蓋部がヒータを覆った状態と、蓋部からヒータが離隔した状態とに切り替えることが可能となる。
又、包装装置は、加熱部が上下方向に移動する力を利用し、蓋部がヒータを覆った状態と、蓋部がヒータを覆わない状態とに切り替えることが可能となる。このため、蓋部の構成を簡易化できるので、包装装置の構成を更に簡易化し、包装装置を小型化することが可能となる。
本発明の包装装置において、前記蓋部が前記加熱部によって上方に押し上げられる場合の前記蓋部の揺動を妨げる向きに前記蓋部を付勢する付勢手段を備えていてもよい。これによって、加熱部が第一状態から第二状態に移動した場合に、蓋部はヒータを確実に覆う。従って、作業者がヒータに触れることを確実に防止できる。
本発明の包装装置において、前記加熱部は、上方に突出する支持部を上面に備えていてもよい。包装装置は、支持部が台座との間にフィルムを挟み支持することによって、加熱部とフィルムとの位置関係を固定できる。ヒータは、フィルムの特定部分を集中的に加熱することができるので、フィルムを確実に溶融させることが可能となる。
包装装置1(第一受け台12、第二受け台13を開放した状態)の斜視図である。 包装装置1(第一受け台12、第二受け台13を開放した状態)の斜視図である。 包装装置1(第一受け台12、第二受け台13を閉塞した状態)の斜視図である。 支持部34、加熱部40、及び回転抑制部80の斜視図である。 支持部34、加熱部40、及び回転抑制部80の斜視図である。 支持部34が最上位に配置した状態の右側面図である。 支持部34が最下位に配置した状態の右側面図である。 加熱部40の分解斜視図である。 加熱部40の斜視図である。 回転抑制部80の斜視図である。 回転抑制部80(ストッパ81が上流側に移動した状態)の平面図である。 回転抑制部80(ストッパ81が下流側に移動した状態)の平面図である。 加熱部40、蓋部46、及び回転抑制部80の拡大斜視図である。 加熱部40、蓋部46、及び回転抑制部80の拡大斜視図である。 加熱部40、蓋部46、及び回転抑制部80の拡大斜視図である。 加熱部40、蓋部46、及び回転抑制部80の右側面図である。 搬送機構50の斜視図である。 搬送機構50の右側面図である。 第一搬送部61及び第二搬送部62の拡大斜視図である。 第三搬送部63の拡大斜視図である。 搬送機構50の下流側の拡大右側面図である。 台座2(曲折しない状態)を上側から見た平面図である。 台座2(曲折した状態)を上側から見た斜視図である。 台座2(曲折した状態)を上側から見た平面図である。 台座2(曲折した状態)の正面図である。 台座2(曲折しない状態)を下側から見た平面図である。 台座2(曲折した状態)を下側から見た斜視図である。 第二受け台13上に載置された台座2の平面図である。 第一搬送部61及び第二搬送部62(台座2が載置された状態)の拡大斜視図である。 第三搬送部63(台座2が載置された状態)の拡大斜視図である。 包装装置1の電気的構成を示すブロック図である。 包装処理のフローチャートである。 包装処理による包装工程を示す図である。 包装処理による包装工程を示す図である。 包装処理による包装工程を示す図である。 包装処理による包装工程を示す図である。 包装処理による包装工程を示す図である。 包装処理による包装工程を示す図である。 包装処理による包装工程を示す図である。 包装処理による包装工程を示す図である。 包装処理による包装工程を示す図である。 包装処理による包装工程を示す図である。 包装処理による包装工程を示す図である。 梱包箱996に収容された状態の台座2の正面図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。図1から図3を参照し、包装装置1の概要について説明する。包装装置1は、台紙等の台座2(図23等参照)上に載置された物品3(図33等参照)の上側をフィルム24(図33等参照)で覆い、物品3を台座2に固定することによって、物品3を包装する。以下、このようにして物品3を包装することを、「台座2及び物品3を包装する」という。包装装置1は、図1の右斜め上側から左斜め下側に向けて台座2を搬送しつつ、台座2及び物品3を包装する。図1の上側、下側、右斜め下側、及び左斜め上側を、夫々、包装装置1の上側、下側、右側、及び左側という。図1の右斜め上側及び左斜め下側を、夫々、搬送方向の上流側及び下流側という。
包装装置1は、平面視矩形状の底部10の左右方向の端部から上方に立設された側板部111、112を備える。側板部111は、包装装置1の右側に設けられる。側板部112は、包装装置1の左側に設けられる。以下、側板部111、112を総称し、「側板部11」という。側板部11の形状は、上下方向を長手方向とする略長方形の板状である。側板部111、112の各内面は対向する。図1に示すように、側板部111の下流側の端部と、側板部112の下流側の端部との間に、板状の架設板部117が架け渡される。図2に示すように、側板部111の上流側の端部と、側板部112の上流側の端部との間に、板状の架設板部118が架け渡される。架設板部117、118間に、フィルムカセット21が配置する。フィルムカセット21は、側板部111、112によって挟まれた部分に支持される。
側板部111の右側面に、右方に突出した突出部113が設けられる。側板部112の左側面に、左方に突出した突出部114が設けられる。突出部113、114は、夫々、上下方向に延びる箱体である。突出部113、114の内部には、第一モータ221(図31参照)の回転によって駆動するキャリッジ(図示外)が設けられる。図2に示すように、突出部113の内部のキャリッジは、突出部113の上流側の部分で、支持部341(後述)から右方に延びる板状の支持板部351と接続する。突出部114の内部のキャリッジは、突出部114の上流側の部分で、支持部342(後述)から左方に延びる板状の支持板部352に接続する。第一モータ221は、キャリッジを介して、支持板部351、352の夫々に接続する支持部341、342を上下方向に移動させることが可能である。
側板部111の右側面のうち、突出部113の下流側に、右方に突出した突出部115が設けられる。側板部112の左側面のうち、突出部114の下流側に、左方に突出した突出部116(図4、図5参照)が設けられる。突出部115の内部には、第五モータ225(図31参照)が設けられる。第五モータ225は、突出部115、116間に設けられたキャリッジ(図示外)を駆動する。キャリッジは、切断部77(図5参照)を左右方向に移動させることが可能である。
フィルムカセット21は、フィルム24が巻回されたフィルムロール22(図5参照)を内部に収容する。フィルムカセット21は、フィルムロール22に巻回されたフィルム24の幅方向に延びる排出口(図示外)を下側に備える。フィルムロール22から繰り出されるフィルム24は、排出口から下方に排出される。物品3が載置された台座2は、フィルムカセット21の下方且つ側板部111、112間を、上流側から下流側に向けて搬送され、フィルムロール22から繰り出されたフィルム24によって包装される。
側板部111、112は、フィルムカセット21を支持する部分にクラッチばねを備える。クラッチばねは、フィルムカセット21からフィルム24が排出される場合のフィルムロール22の回転方向と逆方向にトルクを加える。
側板部11は、下流側の端部で第一受け台12を揺動可能に支持する。第一受け台12の形状は、左右方向を短手方向とする平面視略長方形の箱状である。第一受け台12は、上流側を支点として揺動する。第一受け台12は、包装が完了した台座2及び物品3を、上面で受ける。以下、第一受け台12の上面を「受け面」という。
第一受け台12の右端且つ上流側に、案内部161が設けられる。案内部161は、第一延設部162、第二延設部163、及び突出部164を備える。第一延設部162は、第一受け台12の右端から右側に向けて延びる板状部材である。第二延設部163は、第一延設部162の右端から上方に向けて延びる側面視略長方形の板状部材である。突出部164は、第二延設部163の左側面から左側に突出する板状部材である。第一受け台12の左端且つ上流側に、案内部165が設けられる。案内部165は、第一延設部166、第二延設部167、及び突出部168を備える。第一延設部166は、第一受け台12の左端から左側に向けて延びる板状部材である。第二延設部167は、第一延設部166の左端から上方に向けて延びる側面視略長方形の板状部材である。突出部168は、第二延設部167の右側面から右側に突出する板状部材である。以下、案内部161、165を総称し、「案内部16」という。
図2に示すように、側板部11は、上流側の端部で第二受け台13を揺動可能に支持する。第二受け台13の形状は、左右方向を短手方向とする平面視略長方形の箱状である。第二受け台13は、下流側を支点として揺動する。第二受け台13は、側板部111、112間に向けて上流側から搬送される台座2を上面で受ける。以下、第二受け台13の上面を、第一受け台12の場合と同様、「受け面」という。
第二受け台13の右端且つ下流側に、案内部171が設けられる。案内部171は、第一延設部172、第二延設部173、及び突出部174を備える。第一延設部172は、第二受け台13の右端から右側に向けて延びる板状部材である。第二延設部173は、第一延設部172の右端から上方に向けて延びる側面視略長方形の板状部材である。突出部164は、第二延設部163の左側面から左側に突出する。第二受け台13の左端且つ下流側に、案内部175が設けられる。案内部175は、第一延設部176、第二延設部177、及び突出部178を備える。第一延設部176は、第二受け台13の左端から左側に向けて延びる板状部材である。第二延設部177は、第一延設部176の左端から上方に向けて延びる側面視略長方形の板状部材である。突出部178は、第二延設部177の右側面から右側に突出する板状部材である。以下、案内部171、175を総称し、「案内部17」という。
図1及び図2に示すように、第一受け台12及び第二受け台13が揺動し、受け面が略水平となった場合、第一受け台12の受け面及び第二受け台13の受け面は同一平面を形成する。脚部121は、受け面が水平状態となった第一受け台12を下方から支持し、脚部131は、受け面が水平状態となった第二受け台13を下方から支持する。物品3が載置された台座2は、双方の受け面によって形成された平面上を、上流側から下流側に向けて搬送される。以下、第一受け台12及び第二受け台13の受け面によって形成される平面であって、搬送される台座2の経路部分を、「搬送経路103(図6、図7参照)」という。
ユーザは、第一受け台12及び第二受け台13を手動で揺動させ、受け面が略水平となるように切り替えることによって、フィルム24による台座2及び物品3の包装が可能な状態とする。この状態で、第一受け台12及び第二受け台13の受け面は同一平面を形成するので、台座2をスムーズに搬送させることが可能になる。一方、ユーザは、図3に示すように、第一受け台12及び第二受け台13を手動で揺動させ、受け面が垂直となるように切り替えることもできる。この状態では、第一受け台12及び第二受け台13が側板部111、112間の搬送経路を塞ぐ。これによって、包装装置1を設置するために必要なスペースを小さくすることができる。また包装装置1を持ち運び容易な状態とすることができる。
第一受け台12及び第二受け台13の右端部及び左端部に、夫々、無端状のベルト511、512が設けられる。ベルト511は、プーリ521〜527(図17参照)の間に架設される。ベルト512は、プーリ533〜535(図示外)等の間に架設される。以下、ベルト511、512を総称して、「ベルト51」ともいう。ベルト51のうち第一受け台12の側面に配置する部分は、一対のカバー122によって左右両側から覆われる。ベルト51のうち第二受け台13の側面に配置する部分は、一対のカバー132によって左右両側から覆われる。
ベルト51は、第二モータ222(図31参照)によって回転する。ベルト51は、外側面に設けられた搬送部60(図17参照)によって台座2を上流側から下流側に搬送する。以下、ベルト51、搬送部60、及び第二モータ222を総称し、「搬送機構50(図17参照)」ともいう。搬送機構50の詳細は後述する。
包装装置1の内部構造について、図4から図7を参照して説明する。なお図4では、理解を容易とするために、フィルムロール22が省略されている。図4及び図5に示すように、包装装置1は台座ガイドローラ71を備える。台座ガイドローラ71は、側板部111、112(図1参照)で挟まれる部分の上流側であって搬送経路103の下側に設けられる。台座ガイドローラ71は、軸部711及び複数のローラ部712を備える。軸部711は左右方向に延びる。複数のローラ部712は、軸部711の軸方向に等間隔に設けられる。複数のローラ部712は、搬送経路103に下側から接する。台座ガイドローラ71は、搬送経路103に沿って上流側から下流側に搬送される台座2を、第一受け台12及び第二受け台13間で下方から支持し、第二受け台13から第一受け台12に誘導する。
包装装置1は、保持ローラ72を備える。保持ローラ72の形状は円柱形である。保持ローラ72は左右方向に延びる。保持ローラ72の右端部は、保持部781によって回転可能に支持される。保持ローラ72の左端部は、保持部782によって回転可能に支持される。以下、保持部781、782を総称し、「保持部78」ともいう。保持部78は揺動可能である。保持部78は、第六モータ226(図31参照)によって揺動する。図6及び図7に示すように、保持部78が揺動することによって、台座ガイドローラ71の下流側に保持ローラ72が近接配置した状態(図6参照)と、台座ガイドローラ71に対して保持ローラ72が下方に離隔した状態(図7参照)とに切り替わる。図6に示すように、台座ガイドローラ71の下流側に保持ローラ72が近接配置した場合、保持ローラ72は、搬送経路103に下側から接する。保持ローラ72は、台座ガイドローラ71の下流側に近接配置した状態で、フィルムカセット21から繰り出されたフィルム24を、台座ガイドローラ71との間に挟み支持できる。
図4及び図5に示すように、包装装置1は加熱部40を備える。加熱部40は、上面にヒータ411を備える。加熱部40は第三モータ223(図31参照)によって上下動可能に設けられる。図4及び図5は、加熱部40が上方に移動した状態を示している。上方に移動した加熱部40は、台座ガイドローラ71の下流側に配置した状態の保持ローラ72のさらに下流側に配置する。加熱部40が上方に移動した状態で、ヒータ411は搬送経路103に下側から近接する。この状態で、ヒータ411は、フィルムカセット21から繰り出されたフィルム24を加熱して溶融し、台座2に接着する。図6及び図7は、加熱部40が下方に移動した状態を示している。下方に移動した加熱部40は、台座ガイドローラ71に対して下方に離隔した保持ローラ72の上流側に配置する。この状態で、揺動可能に設けられた蓋部46がヒータ411を上方から覆う。加熱部40の詳細は後述する。
包装装置1は、切断部77を備える。切断部77は、上面から上方に向けて突出する刃部771(図39参照)を備える。刃部771は左右方向に延びる。図5に示すように、切断部77にガイドレール74が挿通する。ガイドレール74は、上方に移動した状態の加熱部40の下流側を、左右方向に延びる。切断部77は、ガイドレール74に沿って左右方向に移動可能である。ガイドレール74の左右両端は、夫々、突出部115、116内に配置する。キャリッジ(図示外)は、ガイドレール74の下流側に配置する。キャリッジは、突出部115内に設けられた第五モータ225(図31参照)によって駆動する。キャリッジは、切断部77に接続する。第五モータ225が駆動することによって、切断部77はガイドレール74に沿って左右方向に移動する。切断部77がガイドレール74に沿って左右方向に移動した場合、刃部771はフィルム24を幅方向に切断することができる。
包装装置1は、側板部111の内側に、センサ204(図31参照)を備える。センサ204は、ベルト51の外側面に設けられた反射板を検出することが可能な、非接触式の位置センサである。センサ204は、ベルト51の下方に配置し、上方に光を照射する。センサ204は、反射板からの反射光を検出することによって、反射板を検出できる。なお、センサ204が反射板を検出した場合、ベルト51に設けられた搬送部60(図17参照、後述)は、第二受け台13の受け面から上方に突出した状態(図17参照)になる。
包装装置1は、誘導ローラ31、第一補助ローラ32、及び第二補助ローラ33を備える。以下、誘導ローラ31、第一補助ローラ32、及び第二補助ローラ33を総称し、「可動ローラ30」ともいう。可動ローラ30の形状は円柱形である。可動ローラ30は左右方向に延びる。可動ローラ30の左右方向の長さは、第一受け台12及び第二受け台13の左右方向の長さと略同一である。可動ローラ30は、円筒部及び軸部を備える。軸部は左右方向に延びる。円筒部は、軸部の周壁に沿って設けられる。誘導ローラ31の円筒部の材料はゴムであり、軸部に固定される。第一補助ローラ32及び第二補助ローラ33の円筒部は、軸部に対して回転可能である。第一補助ローラ32及び第二補助ローラ33の夫々の円筒部の直径は略同一である。誘導ローラ31の円筒部の直径は、第一補助ローラ32及び第二補助ローラ33の夫々の円筒部の直径よりも大きい。
包装装置1は、支持部341、342を備える。以下、支持部341、342を総称し、「支持部34」ともいう。支持部341、342は、夫々、可動ローラ30の軸部の右端及び左端を支持する。誘導ローラ31の軸部は、支持部34に対して回転可能である。第一補助ローラ32及び第二補助ローラ33の軸部は、支持部34に固定される。支持部34は、右側面視略逆L字状の板状部材である。誘導ローラ31は、支持部341、342の夫々のうち、搬送方向に延びる部分の下流側の端部で支持される。第一補助ローラ32は、支持部341、342の夫々のうち、誘導ローラ31が支持される部分の上流側の近傍で支持される。第二補助ローラ33は、支持部341、342の夫々のうち、搬送方向に延びる部分と上下方向に延びる部分との交差部分で支持される。このため図6及び図7に示すように、誘導ローラ31、第一補助ローラ32、及び第二補助ローラ33は、下流側から上流側に順番に並んだ状態になる。誘導ローラ31及び第一補助ローラ32の円筒部の下端の上下方向の位置は略同一である。第二補助ローラ33の円筒部の下端の上下方向の位置は、誘導ローラ31及び第一補助ローラ32の円筒部の上端の上下方向の位置よりも上側に配置する。
支持部341、342の夫々のうち、上下方向に延びる部分に、上下方向に並んだ複数の穴が設けられる。図2に示すように、支持部341の上下方向に延びる部分に設けられた穴に、支持板部351が螺子で固定される。支持板部351は、支持部341の右側面から右側に延びる。支持部342の上下方向に延びる部分に設けられた穴に、支持板部352が螺子で固定される。支持板部352は、支持部341の左側面から左側に延びる。上述したように、支持板部351、352は、夫々、突出部113、114の内部に設けられたキャリッジに接続する。第一モータ221(図31参照)が駆動することによってキャリッジは上下方向に移動し、支持板部351、352は上下方向に移動する。これによって支持部34は上下方向移動する。
図6は、支持部34が最上位に配置した状態を示している。この状態で、支持部341、342の夫々のうち上下方向に延びる部分は、フィルムロール22を収容するフィルムカセット21(図1参照)の上流側近傍に配置する。また、支持部341、342の夫々のうち搬送方向に延びる部分は、フィルムカセット21の下方に配置する。可動ローラ30はフィルムカセット21の下方に配置する。
図7は、支持部341、342が最下位に配置した状態を示している。この状態で、支持部341、342の夫々のうち搬送方向に延びる部分は、搬送経路103の下側に配置する。誘導ローラ31は、切断部77が挿通するガイドレール74の上方に配置する。誘導ローラ31と第一補助ローラ32との間に、切断部77から上方に延びる刃部771が配置する。誘導ローラ31の円筒部は、搬送経路103に下側から接する。第二補助ローラ33は、台座ガイドローラ71の上方近傍に配置する。第一補助ローラ32及び第二補助ローラ33は、夫々、支持部34の移動によって上下方向に移動する誘導ローラ31の経路と搬送経路103とが交差する位置の上流側近傍に配置する。
以下、支持部34の移動によって上下方向に移動する誘導ローラ31の経路を、「移動経路104」という。誘導ローラ31が移動経路104に沿って最下位に移動した場合、誘導ローラ31は搬送経路103の下側に配置する。搬送経路103と移動経路104とは交差する。搬送経路103と移動経路104とが交差する位置を、「交差位置105」という。
なお、移動経路104の方向は変更できる。例えば支持部34は、搬送経路103の垂直方向に対して傾斜する方向に移動してもよい。この場合、移動経路104は、搬送経路103の垂直方向に対して傾斜する方向に延びる。また、フィルムロール22に対する誘導ローラ31の位置は、フィルムロール22の下方以外の位置に変更できる。例えば誘導ローラ31は、フィルムロール22に対して下方且つ上流側に設けられてもよいし、下方且つ下流側に設けられてもよい。
第一補助ローラ32及び第二補助ローラ33の円筒部の材料はゴムであってもよい。第一補助ローラ32及び第二補助ローラ33の円筒部は、軸部に対して固定されていてもよい。支持部34は、第一補助ローラ32及び第二補助ローラ33を回転可能に支持してもよい。誘導ローラ31、第一補助ローラ32、及び第二補助ローラ33の軸部は、略水平に並んでいてもよい。
包装装置1は、回転抑制部80を備える。回転抑制部80は、最下位に配置した状態の支持部34によって支持された誘導ローラ31の下流側、且つ、第一受け台12の上流側に配置する。回転抑制部80はストッパ81を備える。ストッパ81は、第四モータ224(図31参照)が駆動することによって、搬送方向に移動可能である。ストッパ81が上流側に移動した場合、最下位に配置した状態の支持部34によって支持された誘導ローラ31に接触する位置に配置する。ストッパ81は、誘導ローラ31の回転を禁止させることができる。回転抑制部80の詳細は後述する。
図8及び図9を参照し、加熱部40の詳細について説明する。加熱部40は、三つの加熱ユニット41、保持部42、及び台座部43を備える。加熱ユニット41は、フィルム24に接触してフィルム24を加熱する。保持部42は、3つの加熱ユニット41を保持する。台座部43は、保持部42を下方から支持すると同時に、第三モータ223の駆動力を保持部42に伝達し、加熱部40全体を上下方向に移動させる。
図8に示すように、加熱ユニット41は、略直方体状の本体部413を備える。本体部413の上面に、ヒータ411が設けられる。ヒータ411は金属板によって構成される。ヒータ411は、電流を流すことによって加熱する、抵抗加熱方式のヒータである。ヒータ411は、本体部413の上面の搬送方向略中央部分を、左右方向に直線状に延びる。本体部413の上面且つヒータ411の上流側に、支持部414が設けられる。支持部414は、本体部413の上面の上流側の端部を、左右方向に直線状に延びる。支持部414は、本体部413の上面から上方に僅かに突出する。本体部413の下面に、二つのばね412が設けられる。ばね412は、コイル状の圧縮ばねである。二つのばね412は、本体部413の下面の右端部及び左端部に接続する。二つのばね412は左右方向に並ぶ。本体部413の下流側の側面に二つの穴415が設けられる。
保持部42は、側面視略U字状に曲折した板状部材である。保持部42には、左右方向に延びる溝422が形成される。保持部42の上流側の板状部と下流側の板状部との間の長さは、加熱ユニット41の本体部413の搬送方向の長さよりも僅かに長い。保持部42の上流側及び下流側の板状部の上下方向の長さは、加熱ユニット41の本体部413の上下方向の長さよりも短い。保持部42の下流側の板状部に、上下方向に長い六つの長穴421が設けられる。
図9に示すように、三つの加熱ユニット41は、保持部42の溝422内に配置する。三つの加熱ユニット41は左右方向に一直線状に並ぶ。加熱ユニット41の本体部413の穴415に対し、保持部42の長穴421を介して下流側から螺子が取り付けられる。加熱ユニット41は、長穴421の上下方向の長さ分、上下方向に移動可能となる。ばね412は、保持部42の下側の板状部に接触し、本体部413を上方に付勢する。三つの加熱ユニット41の夫々の本体部413の上面は、保持部42の上流側及び下流側の板状部の上端よりも上方に突出する。三つの加熱ユニット41の夫々の本体部413の上面は、搬送経路103と平行になる。本体部413に設けられた複数のばね412は、左右方向に一直線状に並ぶ。即ちばね412は、搬送方向と直交する方向且つ搬送経路103に平行な方向に並んでいる。
保持部42の下方に台座部43が設けられる。台座部43は、保持部42を下方から支持する。台座部43の下流側の側面の左右両端に、ラックギア431が設けられる。ラックギア431は、下流側に歯を向けた状態で、上下方向に延びる。底部10(図1参照)の上方、且つ、側板部111、112間に挟まれた部分に、第三モータ223(図31参照)が設けられる。第三モータ223の回転駆動力を伝達するピニオンギアが設けられる。ピニオンギアは、ラックギア431に嵌合する。第三モータ223が回転することで、台座部43は上下方向に移動する。これによって、台座部43の上方に設けられた保持部42、及び、保持部42によって保持された状態の三つの加熱ユニット41(即ち、加熱部40)も同様に上下方向に移動する。
第三モータ223によって加熱部40が最上位に配置した状態で、三つの加熱ユニット41の夫々の本体部413の上面は、搬送経路103に近接する。具体的には、第三モータ223によって加熱部40が移動し、最上位に配置した状態で、三つの加熱ユニット41の本体部413の上面は、搬送経路103に対して僅かに上方に配置する。支持部414の上面は、更に上方に配置する。一方、第三モータ223によって加熱部40が移動し、最下位に配置した状態で、三つの加熱ユニット41の夫々の本体部413の上面は、搬送経路103から離隔する。
図10から図12を参照し、回転抑制部80の詳細について説明する。回転抑制部80は台座部88を備える。台座部88は、左右方向を長手方向とする平面視略長方形の板状部材である。台座部88は、底部10(図1参照)の上方、且つ、側板部111、112(図1参照)間に挟まれた部分に固定される。台座部88の上面に、支持部84及び二つの軸支持部87が設けられる。支持部84及び二つの軸支持部87の上面は、上板89(図1、図4、及び図5参照)で覆われる。
支持部84は箱体であり、左右方向に延びる。支持部84の左右中央部分は、下流側に凹んでいる。凹んだ部分の下流側に、支持部84の下面に平行に延びる板体841が架け渡される。板体841の左右中央部分から、円筒状の突出部85が上方に突出する。支持部84の左右両端部分の夫々に、搬送方向に貫通する穴842が設けられる。支持部84の上流側の側面のうち、穴842が設けられている部分の内側から上流側に向けて、二つの支持棒82が延びる。支持部84の右側の穴842及び左側の穴842の夫々の内側から延びる二つの支持棒82の上流側の端部に、ストッパ81が設けられる。ストッパ81の形状は、断面形状が四角形の棒状である。ストッパ81は左右方向に延びる。ストッパ81の左右方向の長さは、支持部84の左右方向の長さと略同一である。ストッパ81は、上流側の側面にゴム811を備える。
二つの軸支持部87は、夫々、台座部88の左右両端部分に設けられる。二つの軸支持部87は、夫々、上方に延びる板状部を上流側及び下流側に備える。夫々の板状部は、搬送方向に延びる軸86の搬送方向両端部を支持する。軸86は、支持部84に設けられた穴842に挿通する。支持部84は、左右二つの軸86に沿って搬送方向に移動可能である。軸支持部87の下流側の板状部と支持部84との間に、ばね83が介在する。ばね83、コイル状の圧縮ばねである。ばね83は、支持部84を上流側に付勢する。
台座部88にカム851が設けられる。カム851は、台座部88の下方に設けられた第四モータ224(図31参照)から上方に向けて延びる回転軸に接続する。カム851は、支持部84のうち下流側に凹んだ部分且つ板体841の上流側に配置する。カム851の円周部は、板体841から上方に突出する突出部85に接触する
第四モータ224が駆動することによってカム851が回転した場合、支持部84の位置は、上流側に移動した状態(図11参照)と下流側に移動した状態(図12参照)とに切り替わる。具体的には次の通りである。
図11に示すように、カム851の円周部のうち中心からの距離が短い部分が突出部85に近接した状態で、支持部84は、ばね83の付勢力によって上流側に移動する。支持部84に接続したストッパ81は上流側に移動する。この状態から、第四モータ224が平面視時計回りに回転する。図12に示すように、カム851の円周部のうち中心からの距離が長い部分が突出部85と接触した状態で、支持部84は、ばね83の付勢力に反発して下流側に移動する。支持部84に接続したストッパ81は下流側に移動する。ストッパ81は、左右方向に延びた状態で平行移動する。
第四モータ224が時計回りに更に回転した場合、カム851の円周部のうち中心からの距離が短い部分が突出部85に近接した状態となり、支持部84はばね83の付勢力によって上流側に移動する(図11参照)。
図13に示すように、支持部34が最下位に配置した状態でストッパ81が上流側に移動した状態(図11参照)で、ストッパ81のゴム811は、誘導ローラ31の円筒部に接触可能な位置に配置する。支持部84がばね83によって上流側に付勢され、ストッパ81のゴム811は誘導ローラ31側に強く押し付けられる。ストッパ81の延びる方向と、誘導ローラ31の軸部の延びる方向とは同一であるため、ストッパ81のゴム811は誘導ローラ31側に左右均一に押し付けられる。ゴム811の摩擦係数は大きいので、ゴム811と誘導ローラ31との間の摩擦力によって誘導ローラ31の回転は禁止される。さらに、誘導ローラ31の軸部が支持部34に押し付けられることで、誘導ローラ31の回転は禁止される。
一方、ストッパ81が下流側に移動した状態(図12参照)で、ストッパ81のゴム811は誘導ローラ31の円筒部から離隔する。このため、誘導ローラ31は自由に回転可能な状態になる。
加熱部40の上面を覆う蓋部46について説明する。図14は、加熱部40、蓋部46、及び回転抑制部80の配置を示している。加熱部40は最下位に配置し、回転抑制部80のストッパ81は下流側に配置する。保持部78は揺動し、保持ローラ72は台座ガイドローラ71に近接する。最下位に配置した加熱部40の三つの加熱ユニット41(図9参照)の上面を、蓋部46が覆う。蓋部46は、左右方向を長手方向とする略長方形の板状部材である。蓋部46が加熱ユニット41の上面を覆った状態で、蓋部46の平面は略水平となる。
略水平となった状態の蓋部46の上流側の左右両端部に、揺動軸461が設けられる。揺動軸461は、加熱部40の上流側を上下方向に延びる板状部材に対して蓋部46を揺動可能に軸支する。揺動軸461は左右方向に延び、蓋部46のうち揺動軸461によって軸支された側と反対側が上下動するように、蓋部46を支持する。
夫々の揺動軸461に、ばね462が設けられる。ばね462は、蓋部46のうち揺動軸461によって軸支された側と反対側、即ち、略水平となった状態の蓋部46の下流側の端部を、下方向に付勢する。蓋部46は、最下位に配置した状態の加熱部40の三つの加熱ユニット41の上面に押し付けられる。蓋部46の揺動軸461の上下方向の位置は、最下位に配置した状態の加熱部40の三つの加熱ユニット41の上面の位置と略同一である。このため、加熱ユニット41の上面を蓋部46が覆った状態で、蓋部46の平面は略水平となる。略水平となった状態の蓋部46の下流側の端部(以下、「反対側端部」という。)は、斜め上方向に僅かに曲折する。
図8及び図9に示すように、三つの加熱ユニット41の夫々の本体部413の上面に設けられた支持部414は、ヒータ411に対して上方に僅かに突出している。このため、加熱部40が最下位に配置し、三つの加熱ユニット41の上面に蓋部46が押し付けられた場合、蓋部46は支持部414に接触する。蓋部46は、ヒータ411に直接接触しない。
図15及び図16は、加熱部40が上昇して最上位に配置した場合の、加熱部40及び回転抑制部80の配置を示している。図16に示すように、加熱部40が最下位に配置した状態で略水平であった蓋部46(図14参照)は、加熱部40が最上位に上昇する過程で、加熱ユニット41の上面の支持部414によって下方から上方に押される。蓋部46は、ばね462の付勢力に逆らって、揺動軸461を軸心として揺動する。蓋部46の反対側端部は上方に移動する。蓋部46の反対側端部は、加熱部40の保持部42の上流側の板状部材に側方から接触した状態になる。蓋部46は略垂直状態になる。蓋部46は、加熱ユニット41の上面から離隔し、ヒータ411を覆わない。
また、加熱部40が最上位に配置した状態から下降し、最下位に配置する過程で、蓋部46はばね462の付勢力によって略水平状態に戻る。蓋部46は、加熱ユニット41の上面を覆った状態になる。なお、蓋部46の反対側端部は曲折している。このため、加熱部40が下降して最下位に配置する過程で、蓋部46の反対側端部は、保持部42の上流側の板状部材の表面に引っかからず、加熱部40の下降を妨げない。
図17から図21を参照し、搬送機構50の詳細について説明する。搬送機構50は、ベルト51、搬送部60、及び駆動部55を備える。駆動部55はベルト51を駆動する。搬送部60はベルト51に接続する。搬送部60は、ベルト51の回転に伴って台座2を搬送する。
図17及び図18に示すように、ベルト51は無端状であり、内側面に歯を有する。ベルト51は、第一受け台12及び第二受け台13の夫々の右側面に配置するベルト511、及び、第一受け台12及び第二受け台13の夫々の左側面に配置するベルト512を備える。ベルト511はプーリ52(プーリ521〜527)間に架設され、ベルト512はプーリ53(プーリ533〜535)間に架設される。図17では、ベルト51を覆うカバー122、132(図1参照)は省略されている。カバー122、132のうち受け面側の部分は開口する。ベルト51は、開口から受け面側に露出する。なお以下、ベルト51のうちカバー122、132の開口から露出する部分を「ベルト51の露出部分」という。
プーリ521は、第一受け台12の右側面の下流側に設けられる。プーリ527は、第二受け台13の右側面の上流側に設けられる。プーリ523、524、525は、夫々、側板部111(図1参照)の左側面の下流側、搬送方向略中央、及び上流側に設けられる。プーリ524は外側面に歯を有し、ベルト511の内側の歯と係合する。
第一受け台12及び第二受け台13の受け面が略水平となった状態で、プーリ521、527の軸心の上下方向の位置は同一となる。プーリ521、527は搬送経路103に平行に配置する。プーリ523、525の軸心は、プーリ521、527の軸心よりも下方に位置する。プーリ524の軸心は、プーリ523、525の軸心よりも下方に位置する。プーリ521、524、527は、夫々、ベルト511の内側面に接触し、プーリ523、525は、夫々、ベルト511の外側面に接触する。
第一受け台12の左側面の下流側、及び、第二受け台13の左側面の上流側に、プーリ(図示外)が設けられる。プーリ533、534、535は、夫々、側板部112(図1参照)の右側面の下流側、搬送方向略中央、及び上流側に設けられる。プーリ534は外側面に歯を有し、ベルト512の内側の歯と係合する。
第一受け台12及び第二受け台13の受け面が略水平となった状態で、プーリ533、535の軸心は、第一受け台12及び第二受け台13の左側面に設けられた複数のプーリ(図示外)の軸心よりも下方に位置する。プーリ534の軸心は、プーリ533、535の軸心よりも下方に位置する。第一受け台12、及び第二受け台13の左側面に設けられた複数のプーリ及びプーリ534は、夫々、ベルト512の内側面に接触し、プーリ533、535は、夫々、ベルト512の外側面に接触する。
プーリ52、53の夫々の軸心は左右方向に延びる。プーリ52、53の夫々の軸心は平行であり、搬送方向と直交する。プーリ524、534は、左右方向に延びる軸59によって連結される。プーリ524の右側面から、軸581が右方に延びる。軸581の先端に平歯車58が設けられる。第一受け台12の上流側部分の下側に、第二モータ222が設けられる。第二モータ222の回転軸は右方に延びる。第二モータ222の回転軸の先端に平歯車56が設けられる。平歯車56、58間に、複数の平歯車によって構成された伝達部57が設けられる。伝達部57は、平歯車56の回転駆動力を平歯車58に伝達する。なお、第二モータ222、平歯車56、58、及び伝達部57が駆動部55に相当する。
駆動部55は、平歯車56、58、及び伝達部57を介して第二モータ222の回転駆動力をプーリ524に伝達することによって、プーリ524を回転させる。なお、プーリ524、534間は軸59によって連結されているので、プーリ524が回転することによってプーリ534も回転する。プーリ524、534は、夫々、ベルト511、512を回転させる。ベルト51は、右側面視にて反時計回りの方向に回転することによって、台座2を上流側から下流側に搬送することができる。なお以下、台座2を上流側から下流側に搬送する場合における、ベルト51の露出部分の移動方向(上流側から下流側に向かう方向)を「第一方向」といい、第一方向と反対向きの方向(下流側から上流側に向かう方向)を「第二方向」という。
ベルト511、512の夫々の外側面に、搬送部60が設けられる。搬送部60は、ベルト51の回転に伴って第二受け台13上から第一受け台12上に移動することで、台座2を上流側から下流側に搬送する。搬送部60は、第一搬送部61、第二搬送部62、及び第三搬送部63を備える。なお以下の説明では、ベルト51の露出部分に第一搬送部61、第二搬送部62、及び第三搬送部63が設けられた状態について説明する。
図19に示すように、第一搬送部61は、第一突出部611、延設部612、及び爪部613(図21参照)を備える。第一突出部611は、ベルト51の外側面に対して鉛直方向且つ外方向に突出する。第一突出部611のうち第一方向側の側面は、第一方向に向けて斜め下方向に傾斜する。第一突出部611のうちベルト51と接続する側と反対側の端部且つ第二方向側の側面から、第二方向に向けて延設部612が延びる。延設部612はベルト51と平行に延びる。第一突出部611のうちベルト51と接続する側と反対側の端部に、有底状の穴が設けられる。穴の底面に貫通穴が設けられる。爪部613(後述)は、貫通穴に挿通する螺子によって固定される。
ベルト51と延設部612とで挟まれる部分に空間が形成される。第一搬送部61は、第二方向側の側面のうちベルト51に近接する部分が、第一方向側に凹んだ形状になる。第一突出部611及び延設部612の左右方向の長さは、ベルト51の左右方向の長さと略同一である。延設部612のベルト51側の端部と、受け面に平行な平面(搬送経路103)との間の長さSは、台座2の板状部90(図23参照、後述)の厚みよりも僅かに大きい。
図21に示すように、第一突出部611のうちベルト51と接触する側の部分に爪部613が設けられる。爪部613は、第一爪部及び第二爪部を備える。第一爪部は、第一突出部611のうちベルト51と接触する面(以下、「底面」という。)の第二方向側の左右両側の夫々から、ベルト51側に延びる。第一爪部は、ベルト51の幅方向の両外側の夫々に配置する。第二爪部は、第一爪部の先端からベルト51の幅方向の内側に向けて延び、ベルト51の歯と係合する。る。爪部613は、第一突出部611の底面と第二爪部との間にベルト51を挟むことによって、第一搬送部61をベルト51に固定する。
第一突出部611は、底面がベルト51の接線方向と同一方向に延びる状態で、ベルト51に固定される。このため、ベルト51のうち爪部613によって第一搬送部61が固定された部分が、プーリ521に巻き付いて曲折した場合、第一突出部611の底面の第一方向側はベルト51から離れる。
図19に示すように、第二搬送部62は、第二突出部621及び爪部623(図21参照)を備える。第二突出部621は、ベルト51の外側面に対して鉛直方向且つ外方向に突出する。第二突出部621は、第一搬送部61の第一突出部611に対して第二方向に所定の第一距離P(図18参照)分離隔した部分に設けられる。なお第一距離Pは、台座2の辺901と、辺901に近接する底面部92(図22参照、後述)との間の長さと略同一である。第二突出部621のうちベルト51と接続する側と反対側の端部と、受け面に平行な平面(搬送経路103)との間の長さTは、長さSよりも僅かに大きい。
第二突出部621のうち、ベルト51に接続する側と反対側の端面及び第一方向側の側面が交差する角部622は、円弧状に湾曲する。第二突出部621のうちベルト51と接続する側と反対側の端部に、有底状の穴が設けられる。穴の底面に貫通穴が設けられる。爪部623(後述)は、貫通穴に挿通する螺子によって固定される。
図21に示すように、第二突出部621のうちベルト51と接触する部分に爪部623が設けられる。爪部623は、第一爪部及び第二爪部を備える。第一爪部は、第二突出部621の底面の左右両側の夫々から、ベルト51側に延びる。第一爪部及び第二爪部の形状は、第一搬送部61の爪部613の第一爪部及び第二爪部と同一であるため、説明を省略する。爪部623は、第二突出部621の底面と第二爪部との間にベルト51を挟むことによって、第二搬送部62をベルト51に固定する。
図20に示すように、第三搬送部63は、第三突出部631及び爪部(図示外)を備える。第三突出部631は、ベルト51の外側面に対して鉛直方向且つ外方向に突出する。第三突出部631は、第二搬送部62の第二突出部621に対して第二方向に所定の第二距離Q(図18参照)分離隔した部分に設けられる。なお第二距離Qは、台座2の辺901に近接する底面部92と辺902との間の長さと略同一である。第三突出部631のうちベルト51と接続する側と反対側の端部と、受け面に平行な平面(搬送経路103)との間の長さUは、長さT(図19参照)よりも大きい。
第三突出部631のうち、ベルト51に接続する側と反対側の端面及び第二方向側の側面が交差する角部632は、円弧状に湾曲する。第三突出部631のうちベルト51と接続する側と反対側の端部に、有底状の穴が設けられる。穴の底面に貫通穴が設けられる。爪部(図示外、後述)は、貫通穴に挿通する螺子によって固定される。
第三突出部631の底面に爪部(図示外)が設けられる。爪部は、第一爪部及び第二爪部を備える。第一爪部が設けられる位置、及び第一爪部及び第二爪部の形状は、第二搬送部62の爪部623の第一爪部及び第二爪部と同一であるため、説明を省略する。爪部は、第三搬送部63をベルト51に固定する。
第一搬送部61の第一突出部611と、第三搬送部63の第三突出部631との間の長さ、即ち、第一距離Pと第二距離Qとを加算した距離は、第二受け台13の搬送方向の長さよりも僅かに短い。なお、第一距離Pと第二距離Qとを加算した距離は、台座2の短手方向の長さ、即ち、第一板状部905の辺901と辺902との間の長さと略同一である。
図22から図27を参照し、包装装置1によって包装される物品3が載置される台座2について説明する。台座2は、略長方形状の板体である板状部90を、曲折部911、912で折り曲げることによって作製される。台座2の一例として、ダンボール台紙が挙げられる。
図22に示すように、板状部90は、対向する二つの辺901、902(以下、辺901、902の組を「第一組908」ともいう。)及び辺903、904(以下、辺903、904の組を「第二組909」ともいう)を備える。辺901、902は長手方向に延びる辺であり、辺903、904は短手方向に延びる辺である。曲折部911、912は、対向する辺901、902間を直線状に延びる。曲折部911は、板状部90の長手方向を略四等分する三つの四等分線のうち、辺903に近接する等分線の位置に配置する。曲折部911は、辺901、902の夫々と、交点913、914で交差する。曲折部912は、三つの四等分線のうち、辺904に近接する等分線の位置に配置する。曲折部912は、辺901、902の夫々と、交点915、916で交差する。曲折部911、912の延びる方向は平行である。なお、曲折部911、912間の長さは、第一受け台12及び第二受け台13の左右方向の長さよりも僅かに大きい。
以下、板状部90の短手方向を搬送方向といい、長手方向を左右方向という。辺901側を下流側、辺902側を上流側、辺903側を左側、辺904側を右側という。板状部90のうち曲折部911、912間に挟まれた部分を、第一板状部905といい、曲折部911と辺903との間に挟まれた部分、及び、曲折部912と辺904との間に挟まれた部分を、夫々、第二板状部906、907という。
板状部90は、曲折部911、912の部分で凹んでおり、ユーザは、板状部90の辺903、904の夫々を持って左右方向内側に力を加えることで、板状部90を曲折部911、912に沿って容易に折り曲げることができる。
曲折部911、912の夫々を搬送方向に略四等分する夫々の点に、下流側から上流側に向けて順番に、底面部92、側面部93、及び底面部92が設けられる。曲折部911に設けられた二つの底面部92は、夫々、交点913、914に近接する。曲折部912に設けられた二つの底面部92は、夫々、交点915、916に近接する。曲折部911、912の夫々に設けられた側面部93は、曲折部911、912の夫々の搬送方向略中央に配置する。
複数の底面部92の夫々は、複数の切れ目(一対の第一底面切れ目921、第二底面切れ目922、第三底面切れ目923)、及び穴924を備える。一対の第一底面切れ目921の夫々は、曲折部911、912の夫々から左右内側に延びる。一対の第一底面切れ目921の夫々の間隔は、左右方向内側に向けて徐々に小さくなる。一対の第一底面切れ目921のうち搬送方向外側、即ち、一対の第一底面切れ目921のうち交点913〜916に近接する側の切れ目は、曲折部911、912の夫々に対して直交する方向に延びる。
第二底面切れ目922及び第三底面切れ目923は、夫々、一対の第一底面切れ目921の間を、搬送方向に延びる。一対の第一底面切れ目921の左右方向内側の端部間に延びる切れ目が、第三底面切れ目923である。第三底面切れ目923よりも左右方向外側に延びる切れ目が、第二底面切れ目922である。一対の第一底面切れ目921、第二底面切れ目922、及び第三底面切れ目923で囲まれた部分に、穴924が設けられる。
複数の側面部93の夫々は、複数の切れ目(一対の第一側面切れ目931、第二側面切れ目932、第三側面切れ目933)、及び穴934を備える。一対の第一側面切れ目931の夫々は、曲折部911、912の夫々から左右方向外側に延びる。一対の第一側面切れ目931の夫々は略平行に延びる。一対の第一側面切れ目931の夫々は、曲折部911、912の夫々に対して直交する方向に延びる。
第二側面切れ目932及び第三側面切れ目933は、夫々、一対の第一側面切れ目931の間を、搬送方向に延びる。一対の第一側面切れ目931の左右方向外側の端部間に延びる切れ目が、第三側面切れ目933である。第三側面切れ目933よりも左右方向内側に延びる切れ目が、第二側面切れ目932である。一対の第一側面切れ目931、第二側面切れ目932、及び第三側面切れ目933で囲まれた部分に、穴934が設けられる。
曲折部911に設けられた底面部92及び側面部93と、曲折部912に設けられた底面部92及び側面部93とは、曲折部911、912から等距離の位置に仮想的に設定した直線96、即ち、板状部90の左右方向中央を搬送方向に延びる直線96に対して線対称となる。
図23〜図25は、板状部90が曲折部911、912によって鋭角が90度となるように同一方向に折り曲げられた状態の台座2を示している。図25に示すように、第一板状部905と第二板状部906、907は、夫々、曲折部911、912で直交する。以下、第一板状部905に直交する方向を上下方向という。辺903、904が配置する側を上側といい、反対側を下側という。
図23に示すように、底面部92のうち一対の第一底面切れ目921及び第二底面切れ目922で囲まれた部分は、第二板状部906、907と同一平面上に配置し、第一板状部905と直交する。以下、一対の第一底面切れ目921及び第二底面切れ目922で囲まれた部分を、「底面突出部926」という。底面突出部926は、第一板状部905に対して下方に突出する。側面部93のうち一対の第一側面切れ目931及び第二側面切れ目932で囲まれた部分は、第一板状部905と同一平面状に配置し、第二板状部906、907と直交する。以下、一対の第一側面切れ目931及び第二側面切れ目932で囲まれた部分を、「側面突出部936」という。側面突出部936は、第二板状部906、907に対して左右方向に突出する。
図24に示すように、第一板状部905には、曲折部911、912の夫々、一対の第一底面切れ目921、及び第三底面切れ目923で囲まれた穴927が形成される。
図26及び図27に示すように、板状部90の第一板状部905の下側の面に、フィルム97が貼付される。フィルム97は、第一フィルム971及び第二フィルム972を備える。第一フィルム971及び第二フィルム972の形状は、左右方向を長手方向とする平面視長方形である。
交点913に近接する底面部92の一対の第一底面切れ目921のうち交点913の近傍に配置する第一底面切れ目921と、交点915に近接する底面部92の一対の第一底面切れ目921のうち交点915の近傍に配置する第一底面切れ目921との間を結ぶ直線を第一直線981とした場合、第一フィルム971は、板状部90の第一板状部905のうち、辺901と第一直線981との間に挟まれた部分に貼付される。第一フィルム971は、交点913に近接する底面部92の第三底面切れ目923の下流側の端部近傍から、交点915に近接する底面部92の第三底面切れ目923の下流側の端部近傍に亙って左右方向に延びる。第一フィルム971の上流側の端部は、第一直線981よりも下流側に配置する。第一フィルム971は、底面部92の切れ目(第一底面切れ目921、第二底面切れ目922、及び第三底面切れ目923)から離隔しており、これらの切れ目に接触しない。
交点914に近接する底面部92の一対の第一底面切れ目921のうち交点914の近傍に配置する第一底面切れ目921と、交点916に近接する底面部92の一対の第一底面切れ目921のうち交点916の近傍に配置する第一底面切れ目921との間を結ぶ直線を第二直線982とした場合、第二フィルム972は、板状部90の第一板状部905のうち、辺902と第二直線982との間に挟まれた部分に貼付される。第二フィルム972は、交点914に近傍する底面部92の第三底面切れ目923の上流側の端部近傍から、交点916に近傍する底面部92の第三底面切れ目923の上流側の端部近傍に亙って左右方向に延びる。第二フィルム972の下流側の端部は、第二直線982よりも上流側に配置する。第二フィルム972は、底面部92の切れ目(第一底面切れ目921、第二底面切れ目922、及び第三底面切れ目923)から離隔しており、これらの切れ目に接触しない。
第一フィルム971及び第二フィルム972は、夫々、曲折部911、912よりも左右方向の内側に貼付される。第一フィルム971及び第二フィルム972は、曲折部911、912から離隔しており、曲折部911、912に接触しない。
以下、第一フィルム971及び第二フィルム972を総称し、「フィルム97」ともいう。フィルム97は樹脂製のフィルムである。フィルム97は、接着剤によって板状部90に貼付される。フィルム97は、加熱部40のヒータ411によって加熱された場合に溶融する。
図28〜図30は、受け台13に載置された状態の台座2を示している。ユーザは、第一搬送部61のうち、延設部612とベルト51との間に挟まれた空間に台座2の第一板状部905の辺901を嵌めるために、上流側から下流側に向けて斜め下方向に台座2を移動させる。台座2の第一板状部905の辺901は、上流側から下流側に向けて斜め下方向に移動し、延設部612とベルト51との間に挟まれた空間に進入する。なお、第二搬送部62の第二突出部621の角部622は円弧状に湾曲しているため、台座2の第一板状部905は、角部622に引っ掛かることなく、該空間にスムーズに侵入する。結果、図29に示すように、台座2の辺901は該空間に嵌る。延設部612は、台座2の第一板状部905の辺901を上方から覆った状態になる。第一搬送部61は、第一受け台13の左右両側面に配置するベルト51に設けられているため、台座2の第一板状部905の辺901は、左右両側部分で、延設部612とベルト51との間の空間に挟まれた状態になる。
又、第一搬送部61の第一突出部611と、第二搬送部62の第二突出部621との間の距離(第一距離P、図18参照)は、台座2の辺901と、辺901に近接する底面部92との間の長さと略同一である。このため、図29に示すように、第二搬送部62の第二突出部621は、底面部92の切れ目(一対の第一底面切れ目921、第三底面切れ目923)によって囲まれた穴927に嵌る。結果、台座2は、第一搬送部61の第一突出部611と、第二搬送部62の第二突出部621とで搬送方向両側から挟まれた状態になる。第二搬送部62は、第一受け台13の左右両側面に配置するベルト51に設けられているため、台座2は、左右両側部分で、第一搬送部61の第一突出部611と第二搬送部62の第二突出部621との間に挟まれた状態になる。
又、第二搬送部62の第二突出部621と、第三搬送部63の第三突出部631との間の距離(第二距離Q、図18参照)は、台座2の辺901に近接する底面部92と辺902との間の長さと略同一である。このため、図30に示すように、第三搬送部63の第三突出部631は、台座2の第一板状部905の辺902に上流側から接触した状態になる。結果、台座2は、第二搬送部62の第二突出部621と、第三搬送部63の第三突出部631とで搬送方向両側から挟まれた状態になる。第三搬送部63は、第一受け台13の左右両側面に配置するベルト51に設けられているため、台座2は、左右両側部分で、第二搬送部62の第二突出部621と第三搬送部63の第三突出部631との間に挟まれた状態になる。
なお、図示されていないが、台座2の第一板状部905は第二受け台13の受け面に接触した状態になるので、第一板状部905から下方に突出する底面突出部926は、第二受け台13の受け面の左右両側から下方に突出し、第二受け台13の左右両側面の外側に配置する。
図31を参照し、包装装置1の電気的構成について説明する。包装装置1は、CPU201、ROM202、RAM203、センサ204、入力部205、及びヒータ411を備える。CPU201は、包装装置1全体の制御を司る。CPU201は、ROM202に記憶されたプログラムを実行することによって、台座2に載置された状態の物品3をフィルム24によって包装する処理(包装処理)を実行する。ROM202には、CPU201が実行する包装処理のプログラムが記憶される。RAM203には、一時的なデータが記憶される。センサ204は、ベルト51の外側面に設けられた反射板を検出する。入力部205は、ユーザが包装装置1に対して入力操作を行うことが可能な複数の入力ボタンである。包装装置1は、駆動部211〜216、第一モータ221、第二モータ222、第三モータ223、第四モータ224、第五モータ225、及び第六モータ226を備える。駆動部211〜216は、夫々、第一モータ221〜第六モータ226を駆動する。CPU201は、ROM202、RAM203、センサ204、ヒータ411、及び駆動部211〜216と電気的に接続する。駆動部211〜216は、夫々、第一モータ221〜第六モータ226と電気的に接続する。
図32〜図43を参照し、包装装置1のCPU201によって実行される包装処理について説明する。ユーザは、包装装置1を用いて台座2及び物品3をフィルム24によって包装する作業を行う前に、第一受け台12及び第二受け台13(図1参照)の受け面が水平となるように、第一受け台12及び第二受け台13を揺動させる。第一受け台12の受け面及び第二受け台13の受け面は、搬送経路103を形成する。ユーザは、包装装置1の電源を投入する。包装装置1に電源が投入された場合、CPU201は、ROM202に記憶されたプログラムを読み出して実行することによって、包装処理を開始する。
CPU201は、包装装置1の状態を初期化する(S11)。具体的には次の通りである。CPU201は、駆動部211を制御することによって第一モータ221を駆動し、支持部34を上昇させて最上位に配置させる。これによって、支持部34によって支持された状態の可動ローラ30(誘導ローラ31、第一補助ローラ32、第二補助ローラ33)は、最上位に配置する(図33参照)。CPU201は、駆動部212を制御することによって第二モータ222を駆動し、搬送機構50のベルト51(図17参照)を回転させる。CPU201は、センサ204が反射板を検出した場合、駆動部212を制御して第二モータ222の駆動を停止する。これによって、搬送部60(第一搬送部61、第二搬送部62、第三搬送部63)を、第二受け台13の受け面から上方に突出した状態(図17参照)とする。包装装置1は、ユーザが第二受け台13の受け面に台座2をセットできる状態になる。
CPU201は、駆動部213を制御して第三モータ223を駆動し、加熱部40を下降させて最下位に配置させる。これによって、加熱ユニット41の上面のヒータ411(図8参照)は、搬送経路103から離隔した状態となる(図33参照)。蓋部46はばね461によって揺動し、加熱ユニット41の上面の支持部414に接触した状態になる。蓋部46は略水平状態になり、ヒータ411を上方から覆う。このため、ユーザがメンテナンスのため包装装置1内を触ろうとした場合に、ユーザはヒータ411に直接触ることができなくなる。
CPU201は、駆動部214を制御して第四モータ224を駆動し、ストッパ81を下流側に移動させる(図12参照)。CPU201は、駆動部215を制御して第五モータ225を駆動し、切断部77を左側に移動させる(図4参照)。この状態で、切断部77の刃部771の左右方向の位置は、フィルムカセット21に収容されたフィルム24の左端部よりも左側に配置する。CPU201は、駆動部216を制御して第六モータ226を駆動し、保持部78を揺動させる。保持ローラ72は、台座ガイドローラ71に対して下方に離隔した状態となる(図7参照)。
CPU201は、台座2及び物品3のフィルム24による包装を開始する指示が、入力部205(図31参照)を介して入力されたか判断する(S12)。包装の開始指示が入力されていない場合(S12:NO)、処理はS12に戻る。CPU201は、開始指示の入力を継続して待ち受ける。
ユーザは、S11で包装装置1が初期化された後、フィルムカセット21のフィルム排出口から排出されたフィルム24を、第二補助ローラ33の上流側を通して下方に手動で引き出す。フィルム24は、第二補助ローラ33の上流側に接触することで、僅かに上流側に誘導される。ユーザは、下方に引き出したフィルム24の先端を、搬送経路103の下側まで引っ張り、台座ガイドローラ71の下流側に配置する(図33参照)。
ユーザは、フィルム24の準備ができたことを包装装置1に通知するための入力操作を、入力部205を介して行う。CPU201は、駆動部216を制御して第六モータ226を駆動し、保持部78を揺動させる。保持部78が揺動することによって、図33に示すように、保持ローラ72は台座ガイドローラ71の下流側に近接配置した状態になる。フィルムカセット21から引き出されたフィルム24の先端は、台座ガイドローラ71及び保持ローラ72によって搬送方向両側から挟まれる。フィルム24と搬送経路103とは、フィルム24の先端近傍で交差する。フィルムロール22にはクラッチばねによってトルクが加えられ、フィルム24に張力が作用しているので、フィルム24は、第二補助ローラ33の上流側と、台座ガイドローラ71及び保持ローラ72によって挟まれた部分との間を、上下方向に真っ直ぐに延びた状態になる。
ユーザは、第二受け台13上に台座2を載置する(図28〜図30参照)。台座2は搬送部60によって位置決めされ、搬送部60に対する位置は固定される。台座2の第一板状部905の辺901は下流側に配置し、辺902は上流側に配置する。台座2は、搬送部60によって搬送方向に搬送可能な状態になる。ユーザは、第二受け台13上に載置した台座2の第一板状部905上に、物品3を載置する。ユーザは、台座2及び物品3のフィルム24による包装の開始を指示する入力操作を、入力部205を介して行う。
図32に示すように、包装を開始する指示が入力された場合(S12:YES)、CPU201は、駆動部212を制御して第二モータ222を駆動する。CPU201は、上流側から下流側に台座2が搬送される向きにベルト51が回転するように、駆動部212を制御して第二モータ222の回転方向を調整する。第二モータ222は、駆動部55(図17参照)を介してベルト51を回転させる。ベルト51は、第三受け台13の受け面から上方に突出する搬送部60(第一搬送部61、第二搬送部62、第三搬送部63)が上流側から下流側に移動する向き(図33における矢印141の方向)に回転する。搬送部60は、搬送経路103に沿って台座2を上流側から下流側に搬送する(S13)。
第一搬送部61の第一突出部611及び第二搬送部62の第二突出部621は、台座2の第一板状部905のうち、辺901と、辺901に近接する穴927との間の部分を搬送方向両側から挟んでいる。また、第二搬送部62の第二突出部621及び第三搬送部63の第三突出部631は、台座2の第一板状部905のうち、辺901に近接する穴927と辺902の間の部分を搬送方向両側から挟んでいる。このため搬送部60は、台座2を下流側に適切に搬送することができる。
以下、台座2を上流側から下流側に搬送させる場合の第二モータ222及びベルト51の回転方向を、「正方向」といい、正方向と逆向きの回転方向を「逆方向」という。
図33に示すように、台座2の下流側の端部は、上下方向に延びるフィルム24に対して徐々に近づく。台座2の第一板状部905の下流側の端部(辺901)はフィルム24に接触し、その後、保持ローラ72上を通過する。CPU201は、駆動部212を制御して第二モータ222を継続して駆動し、ベルト51を正方向に継続して回転させる。台座2は、下流側に継続して搬送される。
図34に示すように、台座2が下流側に移動する(矢印142)ことによって、台座2の第一板状部905の辺901は、フィルム24を下流側に押す。台座2は更に下流側に移動する。台座2の第一板状部905の辺901は、上流側から移動経路104に近づく。台座2は更に下流側に移動し、台座2の第一板状部905の辺901は、加熱部40の上方を通過する。なお、フィルム24は、台座ガイドローラ71及び保持ローラ72によって先端が挟持されている。台座2の第一板状部905の辺901によってフィルム24が下流側に押されることで、フィルム24の先端は台座2の第一板状部905の下面に回り込む。
CPU201は、台座2の第一板状部905の辺901が加熱部40の上方位置に対して所定距離分下流側に移動したことを、S13(図32参照)で台座2の下流側への搬送を開始してからの第二モータ222の回転数に基づいて検出する。所定距離は、第一板状部905の辺901から第一直線981(図27参照)までの距離と略同一とされる。台座2の第一板状部905の辺901が、加熱部40の上方位置よりも下流側に所定距離分移動した場合、図32に示すように、CPU201は、駆動部212を制御して第二モータ222の駆動を停止し、台座2の下流側への搬送を停止させる(S15)。
CPU201は、駆動部213を制御して第三モータ223を駆動し、加熱部40を上昇させる(S17)。加熱部40が最上位に配置した状態となった後、CPU201は、駆動部213を制御して第三モータ223の駆動を停止し、加熱部40の上昇を停止させる。図35に示すように、加熱部40が最上位まで上昇(矢印143)した場合、加熱部40の加熱ユニット41(図8参照)の上面は、搬送経路103に下方から近接した状態になる。支持部414は、台座2との間にフィルム24を挟み、フィルム24に対するヒータ411の位置を固定する。なお、加熱部40の上昇に伴い、蓋部46は、ばね462の付勢力に逆らって揺動軸461を軸心として揺動する。蓋部46は略垂直状態となる。蓋部46のうち揺動軸461に対向する端部は、加熱部40の保持部42の上流側の板状部に接触した状態になる。蓋部46は、加熱ユニット41の上面から離隔する。
台座2の第一板状部905の辺901は、加熱部40の上方位置よりも所定距離分下流側に移動している。また、台座2の第一板状部905の下面には、フィルム24が回り込んでいる。このため、加熱部40が最上位に配置した状態で、加熱ユニット41の上面は、台座2の第一板状部905の下面との間にフィルム24を挟んだ状態になる。ここで図27に示すように、台座2の第一板状部905の下面のうち、辺901と第一直線981との間には第一フィルム971が貼付されている。このため、最上位に移動した状態の加熱部40の加熱ユニット41の上面は、台座2に貼付された第一フィルム971との間にフィルム24を挟んだ状態となる。
図32に示すように、CPU201は、加熱部40のヒータ411を加熱する(S19)。ヒータ411はフィルム24を加熱し、フィルム24を溶融する。同時にヒータ411は、台座2に貼付された第一フィルム971を、フィルム24を介して加熱し、第一フィルム971を溶融する。溶融された状態のフィルム24及び第一フィルム971は良好に接着する。これによってフィルム24の先端は、第一フィルム971を介して、台座2の第一板状部905の下面のうち辺901近傍に接着する(S19)。
CPU201は、S19でヒータ411の加熱を開始してから所定時間経過後、ヒータ411の加熱を停止する(S20)。所定時間は、ヒータ411によってフィルム24及び第一フィルム971の温度を融点まで加熱させるために必要な時間である。CPU201は、駆動部213を制御して第三モータ223を駆動し、加熱部40を下降させる(S21)。加熱部40の加熱ユニット41の上面は、搬送経路103から離隔する。加熱部40が最下位に配置した後、CPU201は、駆動部213を制御して第三モータ223の駆動を停止し、加熱部40の下降を停止させる。図36に示すように、加熱部40が最下位まで下降(矢印144)した場合、蓋部46は、ばね462の付勢力によって揺動軸461を軸心として揺動し、略水平となる。加熱ユニット41の上面は、蓋部46によって覆われた状態になる。
図32に示すように、CPU201は、駆動部216を制御して第六モータ226を駆動し、保持部78を揺動させる(S23)。図36に示すように、保持部78が矢印145の方向に揺動することによって、保持ローラ72は台座ガイドローラ71に対して下方に離隔した状態となる。台座ガイドローラ71及び保持ローラ72は、挟んだ状態のフィルム24の先端を解放する。なお、フィルム24の先端は、S19で加熱されたヒータ411によって溶融し、台座2の下面に接着した状態となっている。図32に示すように、CPU201は、駆動部212を制御して第二モータ222を駆動し、ベルト51を正方向に回転させ、台座2を下流側に搬送させる(S25)。
図36に示すように、搬送部60は搬送経路103に沿って上流側から下流側に移動し(矢印146)、台座2を下流側に搬送する。フィルム24の先端は台座ガイドローラ71及び保持ローラ72から解放されているので、フィルム24の先端は台座2の下面に接着した状態で、台座2の移動に伴って下流側に移動する。台座2の第一板状部905の辺901は、搬送経路103と移動経路104とが交差する位置(交差位置105)を上流側から下流側に向けて横切る。台座2はさらに下流側に移動する(矢印146)。台座2が下流側に移動することによって、台座2の第一板状部905の辺901、及び物品3の下流側の端部は、フィルム24に押し当てられる。フィルム24は、台座2の第一板状部905の辺901及び物品3との接触部分で曲折する。フィルムロール22からフィルム24が少しずつ繰り出される。フィルムロール22に加えられたトルクによって、台座2及び物品3にフィルム24が強く押し当てられる。フィルム24は、台座2の第一板状部905及び物品3の下流側を覆う位置で、台座2及び物品3に密着する。
CPU201は、駆動部212を制御して第二モータ222を継続して駆動し、ベルト51を正方向に継続して回転させる。台座2は、下流側の第一受け台12まで継続して搬送される。フィルムロール22にはクラッチばねによってトルクが加えられ、フィルム24には張力が作用しているので、台座2の下流側への搬送に伴い、フィルム24の先端が接着した台座2の第一板状部905の下流側に対して、上向きの力が作用する。同様に、台座2を搬送する搬送部60が設けられたベルト51を、プーリ52、53を介して支持する第一受け台12にも、上向きの力が作用する。これに対し、側板部111、112の下流側端部に案内部16の上流側端部が接触することによって、台座2及び第一受け台12が上方に持ち上がることを防止する。
台座2が継続して下流側に搬送され、台座2の第一板状部905及び物品3の上側を覆う位置にフィルム24が配置する。フィルムロール22に加えられたトルクによって、フィルム24は物品3の上面に密着する。台座2の第一板状部905の上流側の端部(辺902)が、台座ガイドローラ71上を通過する。さらに台座2が下流側に搬送される(矢印146)。台座2の第一板状部905の辺902は、交差位置105を上流側から下流側に横切る。フィルムロール22から延びるフィルム24は、第二補助ローラ33の上流側に接触して僅かに上流側に誘導され、上流側及び下側に接触して下流側に延び、第一補助ローラ32の下側に接触してさらに下流側に延び、台座2の第一板状部905の辺901及び物品3の下流側に至る。誘導ローラ31は、第一補助ローラ32と台座2及び物品3との間に延びるフィルム24の上方に配置した状態になる。
図32に示すように、CPU201は、台座2の第一板状部905の辺902が交差位置105よりも下流側に移動したことを、S25で台座2の下流側への搬送を開始してからの第二モータ222の回転数に基づいて検出する。CPU201は、台座2の第一板状部905の辺902が交差位置105よりも下流側に移動した場合、駆動部212を制御して第二モータ222の駆動を停止し、台座2の搬送を停止させる(S26)。
なお包装装置1は、交差位置105近傍に位置センサを備えていてもよい。CPU201は、この位置センサが台座2の板状部905の辺902を検出した場合、台座2の第一板状部905の辺902が交差位置105よりも下流側に移動したと判断してもよい。
CPU201は、駆動部211を制御して第一モータ221を駆動し、支持部34を下降させる。支持部34に支持された可動ローラ30は、最上位から最下位に移動する。誘導ローラ31は、移動経路104に沿って最上位側から最下位側に下降する(S27)。誘導ローラ31は、下方に配置した状態のフィルム24に上側から接触し、フィルム24を移動経路104に沿って下方に誘導する。
図37に示すように、誘導ローラ31は移動経路104に沿って下降し(矢印147)、最下位に配置する。誘導ローラ31は、搬送経路103に対して下側から接した状態となる。フィルム24は、台座2の第一板状部905及び物品3の上流側を覆う位置に配置される。フィルム24は、台座2の第一板状部905の辺902に接触する部分から誘導ローラ31に向けて延び、誘導ローラ31の下流側及び下側に接触して上流側に延び、第一補助ローラ32の下側に接触して更に上流側に延び、第二補助ローラ33の下側及び上流側に接触してフィルムロール22に至る。フィルム24のうち、誘導ローラ31の下側に接触する部分と第一補助ローラ32の下端に接触する部分との間の部分は、略水平方向に延び、切断部77から上方に延びる刃部771の上端よりも下方に配置した状態になる。なお、包装装置1が初期化された状態(S11参照)では、切断部77は左側に移動した状態であるため、この時点でフィルム24と刃部771とは接触しない。
図32に示すように、CPU201は、駆動部212を制御して第二モータ222を駆動し、ベルト51を逆方向に回転させる。搬送部60は下流側から上流側に移動し、搬送経路103に沿って台座2を上流側に搬送する(S29)。台座2は逆方向(下流側から上流側に向かう方向)に搬送されることになる。
図38に示すように、台座2が下流側から上流側に移動する(矢印148)ことによって、台座2の第一板状部905の辺902は、下流側から交差位置105に近づく。台座2の第一板状部905の辺902は、下流側から上流側に向けて交差位置105を横切る。台座2の第一板状部905の辺902は、加熱部40の上方位置を通過し、上流側に移動する。誘導ローラ31は、台座2の第一板状部905の下面に下側から接した状態で、辺902から下流側に向けて相対的に移動する。台座2の第一板状部905の下面と誘導ローラ31との間には、フィルム24が挟まれた状態になる。
図39に示すように、フィルム24は、台座2の第一板状部905の辺902に接触する部分から、第一板状部905の下面に沿って下流側に延び、誘導ローラ31に対して上側から巻き付いて方向を変え、誘導ローラ31の下側から上流側に延び、第一補助ローラ32の下側に接触してさらに上流側に延び、第二補助ローラ33の下側及び上流側に接触してフィルムロール22に至る。
図32に示すように、CPU201は、台座2の第一板状部905の辺902が加熱部40の上方位置に対して所定距離分上流側に移動したことを、S29で台座2の上流側への搬送を開始してからの第二モータ222の回転数に基づいて検出する。所定距離は、第一板状部905の辺902から第二直線982(図27参照)までの距離と略同一とされる。台座2の第一板状部905の辺902が加熱部40の上方位置よりも上流側に所定距離分移動した場合、CPU201は、駆動部212を制御して第二モータ222の駆動を停止し、台座2の搬送を停止させる(S30)。
誘導ローラ31から第一補助ローラ32及び第二補助ローラ33を介してフィルムロール22に延びるフィルム24は、第一補助ローラ32及び第二補助ローラ33がフィルム24を下側で支持することによって、台座2の第一板状部905の辺902の近傍の下側に配置する。このため、S29、S30で台座2が上流側に移動しても、フィルム24は台座2に接触しない。このように第一補助ローラ32及び第二補助ローラ33は、台座2が下流側から上流側に搬送された場合に、フィルム24が台座2に接触することを抑止できる。
またこの状態で、台座2の第一板状部905の辺902から下面に沿って、フィルム24が下流側に延びている(図39参照)。ここで図27に示すように、台座2の第一板状部905の下面のうち、辺902と第二直線982との間には、第二フィルム972が貼付されている。このため、フィルム24のうち、台座2の第一板状部905の辺902から下面に沿って下流側に延びる部分は、台座2の第一板状部905の下面に貼付された第二フィルム972の下側に重なった状態になる。
図32に示すように、CPU201は、駆動部214を制御して第四モータ224を駆動し、回転抑制部80のストッパ81を上流側に移動させる(S31)。図40に示すように、回転抑制部80のストッパ81の上流側には、最下位に配置した状態の誘導ローラ31が配置する。ストッパ81が上流側に移動する(矢印149)ことによって、ストッパ81に設けられたゴム811(図11参照)は、誘導ローラ31(図39参照)に近接し、誘導ローラ31に巻きついた状態のフィルム24を誘導ローラ31との間に挟む。回転抑制部80のばね83(図11参照)がストッパ81を上流側に付勢することによって、ストッパ81のゴム811は、フィルム24を介して誘導ローラ31を上流側に押す。これによって、誘導ローラ31の回転は禁止され、誘導ローラ31とストッパ81のゴム811との間にフィルム24が挟まれる。
CPU201は、駆動部215を制御して第五モータ225を駆動し、ガイドレール74(図5参照)に沿って切断部77を左側から右側に移動させる(S33)。図39に示すように、切断部77の刃部771の上端は、誘導ローラ31の下側及び第一補助ローラ32下側の間を略水平に延びるフィルム24よりも上側に配置する。このため、切断部77が右側に移動することによって、フィルム24は、誘導ローラ31及び第一補助ローラ32の間に延びる部分で刃部771によって切断される。切断部77は、フィルム24のうち台座2の第一板状部905及び物品3を覆った部分を、フィルムロール22に巻回された部分から切り離す。
なおフィルムロール22にはトルクが加わっているため、フィルム24のうち誘導ローラ31及び第一補助ローラ32の間を略水平に延びる部分には張力が作用している。また、誘導ローラ31と第二補助ローラ33との間に延びるフィルム24を、第一補助ローラ32が下方に押し下げているので、フィルム24には更に強い張力が作用する。このため、切断部77が右側に移動した場合、フィルム24が刃部771にまとわり付くことなく、フィルム24を適切に切断できる。
ここで、刃部771がフィルム24に接触した状態で右方向に移動してフィルム24を切断する場合、フィルム24を右側に誘導する力が作用する。ところが、ストッパ81によって誘導ローラ31の回転が禁止されている。またストッパ81は、誘導ローラ31との間にフィルム24を挟んでいる。このため、誘導ローラ31に対するフィルム24の位置は固定的になり、刃部771によって右側に移動しない。このため、刃部771によってフィルム24を適切に切断できる。またフィルム24の切断後も、誘導ローラ31及びストッパ81はフィルム24を挟持した状態を維持する。このため、刃部771による切断後にフィルム24が物品3からずれてしまうことを防止できる。
図41に示すように、フィルム24の切断後、フィルムロール22から延びるフィルム24のうち切断された端部は、台座ガイドローラ71の下方側に垂れ下がる。
図32に示すように、CPU201は、駆動部216を制御して第六モータ226を駆動し、保持部78を揺動させる(S35)。図42に示すように、保持部78は矢印150の方向に揺動する。台座ガイドローラ71の下流側に保持ローラ72が近接配置した状態になる。フィルム24のうち切断部77によって切断された端部は、台座ガイドローラ71及び保持ローラ72によって挟持される。
CPU201は、駆動部213を制御して第三モータ223を駆動し、加熱部40を上昇させる(S37)。加熱部40が最上位に配置した状態となった後、CPU201は、駆動部213を制御して第三モータ223の駆動を停止し、加熱部40の上昇を停止させる。図42に示すように、加熱部40が最上位まで上昇(矢印151)した状態で、加熱部40の加熱ユニット41(図8参照)の上面は、搬送経路103に下方から近接した状態になる。支持部414は、台座2との間にフィルム24を挟み、フィルム24に対するヒータ411の位置を固定する。
なお、台座2の第一板状部905の辺902は、加熱部40の上方位置よりも所定距離分上流側に移動している。台座2の第一板状部905の下面のうち辺902の近傍には、誘導ローラ31によって誘導されたフィルム24が下面に沿って配置した状態となっている。また図27に示すように、台座2の第一板状部905の下側のうち、辺902と第二直線982との間に第二フィルム972が貼付されている。このため、台座2の第一板状部905の下面に沿って配置するフィルム24と第二フィルム972とは重なった状態になっている。従って、加熱部40が上昇して最上位に配置した場合、加熱ユニット41の上面は、台座2との間に、フィルム24及び第二フィルム972を挟んだ状態となる。
図32に示すように、CPU201は加熱部40のヒータ411を加熱する(S39)。ヒータ411はフィルム24を加熱し、フィルム24を溶融する。同時にヒータ411は、台座2に貼付された第二フィルム972を、フィルム24を介して加熱し、第二フィルム972を溶融する。溶融された状態のフィルム24及び第二フィルム972は接着する。これによってフィルム24のうち切断部77によって切り取られた端部は、第二フィルム972を介して、台座2の第一板状部905の辺902近傍に接着される(S39)。フィルムロール22から切り取られたフィルム24は、台座2及び物品3を覆った状態になる。
CPU201は、S39でヒータ411の加熱を開始してから所定時間経過後、ヒータ411の加熱を停止する(S40)。CPU201は、駆動部213を制御して第三モータ223を駆動し、加熱部40を下降させる(S41、矢印152(図43参照))。加熱ユニット41の上面は、搬送経路103から離隔する(図43参照)。加熱部40が最下位に配置した後、CPU201は、駆動部213を制御して第三モータ223の回転を停止させる。
CPU201は、駆動部214を制御して第四モータ224を駆動し、回転抑制部80のストッパ81を下流側に移動させる(S43、矢印153(図43参照))。ストッパ81は下流側に移動し、ストッパ81に設けられたゴム811は誘導ローラ31から離隔する(図43参照)。誘導ローラ31は回転可能な状態になる。
CPU201は、駆動部212を制御して第二モータ222を駆動し、ベルト51を正方向に回転させ、台座2を下流側に搬送させる(S45)。包装が完了した台座2及び物品3は、下流側に搬送され、第一受け台12上に載置される。ベルト51が正方向に回転することによって、搬送部60は下流側に移動する。図21に示すように、ベルト51に固定された第一搬送部61が、第一受け台12の下流側の端部に到達した場合、ベルト51がプーリ521に巻き付いて曲折することによって、第一突出部611の底面の第一方向側はベルト51から離れる。第一突出部611は、下流側且つ上方に向けて斜め方向に延びた状態になる。
CPU201は、第一搬送部61が下流側に移動して第一受け台12の下流側の端部に到達したことを、S45(図32参照)で台座2の下流側への搬送を開始してからの第二モータ222の回転数に基づいて検出する。第一搬送部61が下流側に移動して第一受け台12の下流側の端部に到達した場合、図32に示すように、CPU201は、駆動部212を制御して第二モータ222の駆動を停止し、台座2の搬送を停止させる(S46)。第一突出部611は、下流側且つ上方に向けて斜め方向に延びた状態になるので、第一突出部611は、台座2の第一板状部の辺902から離隔する。また、延設部612の上流側の端部と、第二搬送部62の第二突出部621との間の距離が離隔する。このためユーザは、搬送部60から台座2を容易に取り外すことができる。包装処理は終了する。
なおS35で、保持部78を揺動させることによって、フィルム24のうち切断部77によって切断された端部は、台座ガイドローラ71及び保持ローラ72によって挟持された状態になっている。このためユーザは、フィルムカセット21からフィルム24を引き出して台座ガイドローラ71及び保持ローラ72に先端を挟む作業を行うことなく、次の台座2及び物品3をフィルム24によって連続して包装することが可能となる。なお、ユーザが連続して包装作業を行う場合、CPU201は、包装処理の終了後、ベルト51が逆方向に回転するように駆動部212を制御して第二モータ222を駆動する。CPU201は、搬送部60を下流側から上流側に移動させ、第二受け台13上に搬送部60を配置させる。同時にCPU201は、支持部34、及び切断部77を初期化(S11)直後の状態にする。
図44は、包装装置1によって包装された台座2が梱包箱996に収容された状態を示している。なお、図44では、物品3が省略されている。図44の上側、下側、左側、及び右側を、夫々、梱包箱996及び台座2の上側、下側、右側、及び左側という。台座2の辺903、904は、夫々、梱包箱996の側壁と上壁との交差位置に接触する。第二板状部906、907は、下端が左右方向内側を向くように僅かに傾斜する。梱包箱996の左右側壁に、側面突出部936の左右両端部分が接触する。梱包箱996の底壁に、底面突出部926の下端部分が接触する。
第一板状部905は、左右両端部から下方に突出する底面突出部926によって支持される。第一板状部905は、梱包箱996の底壁から上方に離隔する。また、右方に突出する側面突出部936が、梱包箱996の右側の側壁と第二板状部907との間に介在し、左方に突出する側面突出部936が、梱包箱996の左側の側壁と第二板状部906との間に介在する。第二板状部906、907と梱包箱996との間に空間が設けられる。なお物品3は、台座2の第一板状部905に載置された状態で、フィルム24によって包装される。第一板状部905は、梱包箱996から離隔した状態で、安定的に梱包箱996内に固定される。従って、梱包箱996に対する外側からの衝撃は、第一板状部905上に固定された物品3に対して伝わり難くなる。このようにして物品3は保護される。
以上説明したように、包装装置1は、最下位に配置した状態の加熱部40の加熱ユニット41の夫々の上面のヒータ411を、蓋部46が覆う。これによって作業者は、加熱部40が最下位に配置した状態でヒータ411を触ることができなくなる。作業者は、加熱部40が最下位に配置した状態で、メンテナンスのために包装装置1内部を触る場合がある。しかしながら、ヒータ411は蓋部46に覆われた状態となっているため、包装装置1は、ヒータ411が作業者によって触られることによってヒータ411が破損することを防止できる。
なお、加熱部40が最上位に配置した状態では、加熱部40の加熱ユニット41の夫々のヒータ411から蓋部46が離隔する。このため包装装置1は、ヒータ411によってフィルム24、97を適切に加熱することができる。包装装置1は、ヒータ411によってフィルム24を溶融し、台座2に接着することによって、台座2及び物品3をフィルム24によって適切に包装することが可能となる。
また蓋部46は、揺動軸461によって揺動可能に設けられる。また蓋部46は、加熱部40が最下位から最上位に移動する過程で、下方から上方に押されて揺動し、ヒータ411から離隔する。従って包装装置1は、蓋部46を簡易な構成とすることができる。具体的には、蓋部46は、揺動軸461を軸心として揺動可能な構成とすることによって、加熱部40が上下方向に移動する力を利用し、蓋部46がヒータ411を覆った状態と、蓋部46がヒータ411を覆わない状態とに切り替える。このため蓋部46は、駆動機構(モータ等)を要することなく開閉動作を行うことができるので、構成を簡易化できる。従って、包装装置1の構成を更に簡易化し、包装装置1を小型化することが可能となる。
また蓋部46は、ばね462によって、加熱部40の加熱ユニット41の夫々の上面のヒータ411を覆う方向に付勢力が加えられる。このため、加熱部40が最下位に配置した状態で、蓋部46はヒータ411を確実に覆う。従って、作業者がヒータに触れることを確実に防止できる。また、作業者が不用意に蓋部46を揺動させ、ヒータ411が蓋部46によって覆われない状態となることを防止できる。
また、蓋部46が加熱部40の加熱ユニット41の夫々の上面のヒータ411を上方から覆う場合、蓋部46は支持部414に接触し、ヒータ411に接触しない。また、加熱部40が最下位から最上位に移動する過程で、支持部414は蓋部46に接触し、蓋部46を上方に押し上げる。このように支持部414は、ヒータ411が蓋部46に直接接触することを抑制できるので、ヒータ411が蓋部46に接触して破損することを防止できる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されず、種々の変更が可能である。ヒータ411の加熱方式は、抵抗加熱方式以外の方式に変更できる。例えば、ヒータ411は誘電加熱方式、マイクロ波加熱方式、誘導加熱方式、ヒートポンプ方式等の周知の方式で加熱するものであってもよい。加熱ユニット41の本体部413を上方に付勢する部材は、ばね412以外の部材に変更できる。例えば加熱ユニット41は、ばね412の代わりに弾性変形する部材(ゴムなど)を備えてもよい。支持部414は、本体部413の上面のうちヒータ411の下流側に設けられてもよいし、上流側及び下流側の両方に設けられてもよい。また、支持部414は設けられなくてもよい。
蓋部46の構成は変更できる。蓋部46は、三つの加熱ユニット41の夫々を独立して覆うことが可能なように、三つに分離されていてもよい。蓋部46の形状は、加熱ユニット41の上面だけでなく側面も覆うことが可能なように、蓋部46が略水平となった状態で端部から下方向に延びる板状の縁部を備えていてもよい。略水平となった状態の蓋部46の下流側の端部は、自重によって下方への力が加わった状態となっているため、コイルばね462が設けられていなくても、蓋部46は加熱ユニット41の上面を覆うことができる。
加熱ユニット41の上面の支持部414の代わりに、蓋部46の裏側に突起部が設けられていてもよい。突起部は、蓋部46が加熱ユニット41の上面を覆った状態で、ヒータ411に接触しない位置に設けられてもよい。蓋部46は、該突起部が加熱ユニット41の上面に接触することで、ヒータ411との接触部分の面積を最小限にすることができるので、蓋部46がヒータ411によって高温化することを抑止できる。また、ヒータ411に蓋部46が直接接触することを防止できる。
加熱部40を上下動させる機構は変更できる。例えば台座部43は、ラックギア431の代わりにねじ歯車を備えていてもよい。第三モータ223の回転軸に、ねじ歯車に嵌合するはす歯歯車が取り付けられていてもよい。また例えば、台座部43にキャリッジベルトが取り付けられてもよい。第三モータ223は、キャリッジベルトを回転させてもよい。
蓋部46は水平方向に移動可能に設けられていてもよい。蓋部46は、上流側に移動することによって、加熱ユニット41の上面を覆ってもよい。
なお、誘導ローラ31が本発明の「誘導部」に相当する。加熱部40が最下位に移動した状態(図14の状態)を「第二状態」という。加熱部40が最上位に移動した状態(図15、図16の状態)を「第一状態」という。S19、S39の処理を行うCPU201が本発明の「加熱手段」に相当する。ばね462が本発明の「付勢手段」に相当する。
1 包装装置
2 台座
3 物品
24 フィルム
31 誘導ローラ
32 第一補助ローラ
33 第二補助ローラ
34、341、342 支持部
40 加熱部
41 ヒータ
41 加熱ユニット
46 蓋部
50 搬送機構
51、511、512 ベルト
52、53 プーリ
55 駆動部
60 搬送部
61 第一搬送部
62 第二搬送部
63 第三搬送部
72 保持ローラ
77 切断部
78 保持部
80 回転抑制部
81 ストッパ
90 板状部
92 底面部
93 側面部
97 フィルム
99 フィルム
103 搬送経路
104 移動経路
204 センサ
211、212、213、214、215、216 駆動部
221 第一モータ
222 第二モータ
223 第三モータ
224 第四モータ
225 第五モータ
226 第六モータ
411 ヒータ
414 支持部
461 揺動軸
611 第一突出部
612 延設部
621 第二突出部
622 角部
631 第三突出部
771 刃部
811 ゴム
841 板体
901、902、903、904 辺
905 第一板状部
906、907 第二板状部
911、912 曲折部
913、914、915、916 交点
921 第一底面切れ目
922 第二底面切れ目
923 第三底面切れ目
926 底面突出部
936 側面突出部
971 第一フィルム
972 第二フィルム
981 第一直線
982 第二直線
991 第一フィルム
992 第二フィルム

Claims (3)

  1. 台座上に載置された物品を、前記台座とともにフィルムによって包装する包装装置であって、
    前記台座を搬送する搬送機構と、
    前記フィルムを誘導する部材であって、前記搬送機構によって搬送される前記台座が通過する搬送経路を交差して上下方向に延びる移動経路に沿って移動可能な誘導部と、
    前記搬送経路の下側に設けられ、ヒータを上面に備えた部材であって、前記ヒータが前記搬送経路に下側から近接した第一状態と、前記ヒータが前記搬送経路から離隔した第二状態とに切り替え可能な加熱部と、
    前記加熱部を前記第一状態に切り替えた状態で前記ヒータを加熱する加熱手段と、
    前記加熱部を前記第二状態に切り替えた状態で前記ヒータを覆う板状の蓋部と
    を備え
    前記加熱部は上下動可能であり、上方に移動することで前記第一状態となり、下方に移動することで前記第二状態となり、
    前記蓋部は、
    揺動軸を中心として揺動可能であり、
    前記第二状態の前記加熱部の上面の前記ヒータを上方から覆い、
    前記加熱部が前記第二状態から前記第一状態に切り替わる過程で下方から上方に移動する場合に、前記加熱部によって下方から押し上げられることで揺動し、前記ヒータから離隔することを特徴とする包装装置。
  2. 前記蓋部が前記加熱部によって上方に押し上げられる場合の前記蓋部の揺動を妨げる向きに前記蓋部を付勢する付勢手段を備えたことを特徴とする請求項に記載の包装装置。
  3. 前記加熱部は、
    上方に突出する支持部を上面に備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の包装装置。
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