JP6179255B2 - 包装装置 - Google Patents

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本発明は、板状の台座上に載置された物品を台座とともにフィルムで覆うことによって、物品を包装する包装装置に関する。
物品をフィルムで覆い包装する包装装置が提案されている。例えば特許文献1に記載された包装装置は、搬送される物品の通過する搬送面と交差する位置にフィルムを配置する。物品は、上流側からフィルムに向けて搬送される。フィルムは物品によって下流側に引っ張られる。フィルムは、張力に応じた強さで物品に押し当てられることによって物品に密着する。包装装置は、物品の上流側でフィルムを溶断する。物品はフィルムによって密封される。包装装置は、板状の台座上に載置された物品を、台座とともにフィルムによって包装することもできる。
特開平7−187114号公報
上記包装装置では、フィルムの張力を大きくすると、物品に対して上流側に向かう方向の力がフィルムから加わることによって、物品が下流側に搬送されなかったり、物品が変形したりする場合がある。一方、フィルムの張力を小さくすると、フィルムが物品に密着しない場合がある。これらの場合、包装装置は、フィルムによって物品を適切に包装できないという問題点がある。
本発明の目的は、物品を適切に包装できる包装装置を提供することである。
本発明の包装装置は、台座と、前記台座上に載置された物品とをフィルムによって包装する包装装置であって、前記物品が載置された前記台座を搬送する搬送機構と、前記搬送機構によって搬送される前記台座が通過する搬送経路と交差する方向に延びる移動経路に沿って移動可能であり、前記フィルムを誘導する為の誘導部と、前記フィルムの一部を前記台座に接着する第1接着手段と、前記第1接着手段によって前記フィルムの一部を前記台座に接着した後、前記搬送経路と前記移動経路とが交差する位置である交差位置に対して搬送方向の上流側から下流側に前記台座を搬送する為に前記搬送機構を制御する第1搬送手段と、前記第1搬送手段によって前記台座を搬送し、前記交差位置よりも前記下流側に、前記台座の前記上流側の端部が移動した場合、前記移動経路に沿って前記誘導部を移動させる移動手段と、前記移動手段によって前記誘導部を移動させた後、前記台座を前記上流側に搬送する為に前記搬送機構を制御する第2搬送手段と、前記フィルムの繰出し方向と反対方向に負荷を加える負荷手段と、前記負荷手段によって加えられる負荷の大きさを変更する変更手段と、前記負荷手段が、前記変更手段によって変更された前記負荷を加えることが可能な状態と加えることが不可能な状態とに切り替える切り替え手段とを備え、前記切り替え手段は、前記第1接着手段によって前記フィルムの一部を前記台座に接着した後から、前記第2搬送手段による前記台座の前記上流側への搬送を開始するまでの期間の何れかのタイミングで、前記負荷を加えることが可能な状態に前記負荷手段を切り替えることを特徴とする。
本発明の包装装置は、フィルムに対して繰出し方向と反対方向に負荷を加えることによって、フィルムに作用する張力を大きくすることができるので、台座及び物品にフィルムを密着させることができる。包装装置は、フィルムの一部を台座に接着した後から、台座を上流側に搬送するまでの期間のうち何れかのタイミングで、フィルムに対して負荷を加えることが可能な状態に負荷手段を切り替える。これによって包装装置は、フィルムに加わる張力によってフィルムが台座及び物品に及ぼす上流側への力が大きくなり過ぎないように調整できる。従って包装装置は、台座及び物品を適切に搬送し、且つ、台座及び物品がフィルムによって変形することを防止できる。従って包装装置は、台座及び物品をフィルムによって適切に包装できる。又、包装装置は、フィルムの繰出し方向と反対方向に加える負荷の大きさを変更することによって、異なる台座及び物品をフィルムによって適切に包装できる。
本発明の包装装置において、前記切り替え手段は、前記第1搬送手段による前記台座の搬送が開始してから、前記移動手段による前記誘導部の移動が開始する前までの期間の何れかのタイミングで、前記負荷を加えることが可能な状態に前記負荷手段を切り替えてもよい。この場合、包装装置は、物品の上流側の部分にフィルムを密着させることができる。従って包装装置は、物品の上流側の部分をフィルムによって適切に包装できる。
本発明の包装装置において、前記切り替え手段は、前記移動手段による前記誘導部の移動が開始してから、前記第2搬送手段による前記台座の搬送が開始する前までの期間の何れかのタイミングで、前記負荷を加えることが可能な状態に前記負荷手段を切り替えてもよい。この場合、包装装置は、物品の上流側の部分にフィルムを密着させることができる。従って包装装置は、物品の上流側の部分をフィルムによって適切に包装できる。
本発明の包装装置において、前記負荷手段は、前記フィルムを巻回したフィルムロールが巻回中心を軸として回転する時にトルクを加えることによって、前記フィルムに対して前記反対方向に負荷を加えてもよい。この場合、包装装置は、フィルムに対して繰出し方向と反対方向に負荷を容易に加えることができる。
本発明の包装装置において、ヒータを少なくとも備えた加熱部を備え、前記第1接着手段は、前記フィルムの一部を前記加熱部で加熱することによって、前記フィルムの一部を前記台座の前記下流側の端部に接着してもよい。この場合、包装装置は、フィルムの一部を台座の下流側の端部に接着した後、フィルムに負荷を加える。従って包装装置は、フィルムに負荷を加えることによって、フィルムに作用する張力を大きくすることができるので、フィルムを台座及び物品に適切に密着させることができる。包装装置は、台座及び物品をフィルムによって更に適切に包装できる。
包装装置1(筐体800を装着した状態)の斜視図である。 包装装置1(筐体800を装着した状態)の右側面図である。 包装装置1(筐体800を外した状態)の斜視図である。 搬送機構50の斜視図である。 第1搬送部61及び第2搬送部62の拡大斜視図である。 第1搬送部61及び第2搬送部62の右側面図である。 側板部11の上端近傍の斜視図である。 フィルムカセット21及びトルク調節機構40の斜視図である。 フィルムロール22及びトルク調節機構40の斜視図である。 第1状態のトルク調節機構40の右側面図である。 第2状態のトルク調節機構40の右側面図である。 第3状態のトルク調節機構40の右側面図である。 第4状態のトルク調節機構40の右側面図である。 可動ローラ30の斜視図である。 支持部34が最上位に配置した状態の右側面図である。 支持部34が最下位に配置した状態の右側面図である。 台座ガイドローラ71、保持ローラ72、加熱部86の斜視図である。 加熱部86の斜視図である。 回転抑制部80の斜視図である。 可動ローラ30、加熱部86、及び回転抑制部80の斜視図である。 可動ローラ30、加熱部86、及び回転抑制部80の斜視図である。 台座2の斜視図である。 受け台12上に載置された台座2の平面図である。 第1搬送部61及び第2搬送部62に装着された台座2の斜視図である。 包装装置1の電気的構成を示すブロック図である。 包装処理のフローチャートである。 負荷制御処理のフローチャートである。 包装処理による包装工程を示す図である。 包装処理による包装工程を示す図である。 包装処理による包装工程を示す図である。 包装処理による包装工程を示す図である。 包装処理による包装工程を示す図である。 包装処理による包装工程を示す図である。 包装処理による包装工程を示す図である。 包装処理による包装工程を示す図である。 包装処理による包装工程を示す図である。 包装処理による包装工程を示す図である。 包装処理による包装工程を示す図である。 第1変形例における負荷制御処理のフローチャートである。 第2変形例における負荷制御処理のフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。包装装置1は、台紙等の台座2上に載置された物品3をフィルム24で覆い、物品3を台座2に固定することによって、物品3を包装する。以下、このようにして物品3を包装することを、台座2及び物品3を包装するという。包装装置1は、図1の右斜め下側から左斜め上側に向けて、物品3が載置された台座2を搬送し、台座2及び物品3を包装する。図1の上側、下側、左斜め下側、及び右斜め上側を、夫々、包装装置1の上側、下側、右側、及び左側という。図1の右斜め下側及び左斜め上側を、夫々、搬送方向の上流側及び下流側という。
図1、図2に示すように、包装装置1は筐体800を備える。筐体800の形状は、上下方向を長手方向とする略直方体である。筐体800は、上筐体801及び下筐体803を備える。下筐体803の形状は、左右方向を長手方向とする略直方体である。上筐体801は、2つの立設部802A及び架設部802Bを備える。2つの立設部802Aは、夫々、下筐体803の左右両端部から上方に延びる。架設部802Bは、2つの立設部802Aの夫々の上端部の間に架設される。2つの立設部802Aの夫々は、側板部11(図3参照、後述)を左右方向の外側から覆う。架設部802Bは、フィルムカセット21(図3参照、後述)を上側から覆う。筐体800の上流側及び下流側の側面の夫々には、下筐体803、2つの立設部802A、及び架設部802Bで囲まれた開口805が形成される。
(1)受け台12、13
図1、図2に示すように、下筐体803の上流側の側面の上端部から上流側に向けて、受け台12が水平方向に延びる。下筐体803の下流側の側面の上端部から下流側に向けて、受け台13が水平方向に延びる。受け台12、13の形状は、搬送方向を長手方向とする平面視略長方形の箱状である。脚部121は受け台12を下方から支持し、脚部131は受け台13を下方から支持する。受け台12は、開口805に向けて搬送される台座2を上面で受ける。受け台13は、包装が完了した台座2及び物品3を上面で受ける。以下、受け台12の上面を、受け面12Aといい、受け台13の上面を、受け面13Aという。受け台12、13が水平方向に延びた状態で、受け面12A、13Aの夫々は水平となる。受け面12A、13Aは同一平面を形成するので、台座2をスムーズに搬送させることができる。以下、受け面12A、13Aによって形成される平面であって、搬送される台座2の経路部分を、搬送経路103(図28等参照)という。
図3に示すように、包装装置1は、底部10及び側板部111、112を備える。底部10の形状は、平面視矩形状である。側板部111は、底部10の右端部から上方垂直方向に延びる。側板部112は、底部10の左端部から上方垂直方向に延びる。以下、側板部111、112を総称し、側板部11という。側板部11の形状は、上下方向を長手方向とする略長方形の板状である。側板部111、112の各内面は対向する。受け台12は、側板部11の上流側の端部に支持される。受け台13は、側板部11の下流側の端部に支持される。
受け台12は、右端面のうち側板部11に近接する部分、及び、左端面のうち側板部11に近接する部分に案内部16を備える。受け台13は、右端面のうち側板部11に近接する部分、及び、左端面のうち側板部11に近接する部分に案内部17を備える。案内部16、17は、搬送中の台座2を左右両側から支持することが可能である。案内部16、17は、搬送中の台座2が左右方向に倒れてしまうことを防止できる。
(2)搬送機構50
図4に示すように、受け台12、13の右端部及び左端部に、夫々、無端状のベルト511、512が設けられる。以下、ベルト511、512を総称して、ベルト51ともいう。ベルト51は繊維とウレタンゴム等の複合材であり、弾性変形可能である。ベルト51は、内側面に歯を有する。図3に示すように、ベルト51のうち受け台12の左右端部に配置する部分の夫々は、一対のカバー122の夫々によって外側から覆われる。ベルト51のうち受け台13の左右端部に配置する部分の夫々は、一対のカバー132の夫々によって外側から覆われる。カバー122、132の夫々は、受け面12A、13A側を覆わない為、ベルト51は受け面12A、13A側に露出する。図4では、カバー122、132は省略されている。
図4に示すように、ベルト511はプーリ52間に架設され、ベルト512はプーリ53間に架設される。プーリ52は、プーリ521、523、524、525、527を備え、プーリ53は、プーリ531、533、534、535、537を備える。プーリ521、523、524、525、527、531、533、534、535、537の夫々の軸心は、左右方向に延びる。以下、プーリ521、527、531、537を、夫々、第1従動プーリ521、527、531、537という。プーリ523、525、533、535を、夫々、第2従動プーリ523、525、533、535という。プーリ524、534を、夫々、主動プーリ524、534という。
第1従動プーリ521は、受け台13の右側面の下流側に回転可能に設けられる。第1従動プーリ527は、受け台12の右側面の上流側に回転可能に設けられる。第2従動プーリ523、525は、夫々、側板部111(図3参照)の左側面の下流側及び上流側に設けられる。第1従動プーリ531は、受け台13の左側面の下流側に回転可能に設けられる。第1従動プーリ537は、受け台12の左側面の上流側に回転可能に設けられる。第2従動プーリ533、535は、夫々、側板部112(図3参照)の右側面の下流側及び上流側に設けられる。第1従動プーリ521、527は、ベルト511の内側に接触し、ベルト511を回転可能に支持する。第2従動プーリ523、525は、ベルト511の外側に接触し、ベルト511を回転可能に支持する。第1従動プーリ531、537は、ベルト512の内側に接触し、ベルト512を回転可能に支持する。第2従動プーリ533、535は、ベルト512の外側に接触し、ベルト512を回転可能に支持する。主動プーリ524は側板部111の左側面の搬送方向略中央に配置される。主動プーリ534は側板部112の右側面の搬送方向略中央に配置される。主動プーリ524はベルト511の内側に接触し、主動プーリ534はベルト512の内側に接触する。主動プーリ524、534は、夫々、外側面に歯を有する。主動プーリ524はベルト511の内側の歯と係合し、主動プーリ534はベルト512の内側の歯と係合する。
主動プーリ524、534は、左右方向に延びる軸59によって連結される。主動プーリ524の右側面から、軸581が右方に延びる。軸581の先端に平歯車58が設けられる。受け台13の上流側部分の下側に、モータ222が設けられる。モータ222の回転軸は右方に延びる。モータ222の回転軸の先端に平歯車56が設けられる。平歯車56、58間に、複数の平歯車によって構成された伝達部57が設けられる。伝達部57は、平歯車56の回転駆動力を平歯車58に伝達する。ベルト51は、モータ222によって回転する。ベルト51は、外側面に設けられた搬送部60によって台座2を上流側から下流側に搬送する。以下、ベルト51、搬送部60、モータ222、及び伝達部57を総称し、搬送機構50という。平歯車56、58、及び伝達部57は、モータ222の回転駆動力を主動プーリ524に伝達することによって、主動プーリ524を回転させる。主動プーリ524、534間は軸59によって連結されている為、主動プーリ524が回転することによって主動プーリ534も回転する。主動プーリ524、534は、夫々、ベルト511、512を回転させる。ベルト51は、右側面視にて反時計回りの方向に回転することによって、台座2を上流側から下流側に搬送する。
(3)搬送部60
搬送部60について説明する。搬送部60は、ベルト511、512の夫々の外側面に設けられる。搬送部60は、ベルト51の回転に伴って受け台12上から受け台13上に移動することで、台座2を上流側から下流側に搬送する。図5に示すように、搬送部60は、第1搬送部61、及び第2搬送部62を備える。第1搬送部61及び第2搬送部62は、ベルト51の延びる方向、即ち搬送方向に離隔する。第1搬送部61は、第1突出部611、第1延設部612、及び爪部613(図6参照)を備える。第1突出部611は、ベルト51の外側面に対して垂直方向且つ外方向に突出する。第1突出部611のうちベルト51と接続する側と反対側の端部、且つ、上流側の側面から、上流側に向けて第1延設部612が延びる。ベルト51と第1延設部612とで挟まれる部分に空間が形成される。第1搬送部61は、上流側の側面のうちベルト51に近接する部分が、下流側に凹んだ形状になる。図6に示すように、第1突出部611のうちベルト51と接触する側の部分に爪部613が設けられる。爪部613は、第1搬送部61をベルト51に固定する。
図5に示すように、第2搬送部62は、第2突出部621、第2延設部622、及び爪部623(図6参照)を備える。第2突出部621は、ベルト51の外側面に対して垂直方向且つ外方向に突出する。第2突出部621は、第1搬送部61の第1突出部611に対して上流側に所定距離分離隔した部分に設けられる。第2突出部621のうちベルト51と接続する側と反対側の端部、且つ、下流側の側面から、下流側に向けて第2延設部622が延びる。ベルト51と第2延設部622とで挟まれる部分に空間が形成される。第2搬送部62は、下流側の側面のうちベルト51に近接する部分が、上流側に凹んだ形状になる。図6に示すように、第2突出部621のうちベルト51と接触する部分に爪部623が設けられる。爪部623は、第2搬送部62をベルト51に固定する。
包装装置1は、側板部111の内側に、センサ204(図25参照)を備える。センサ204は、ベルト51の外側面に設けられた反射板を検出することが可能な、非接触式の位置センサである。センサ204は、ベルト51の下方に配置し、上方に光を照射する。センサ204は、反射板からの反射光を検出することによって、反射板を検出できる。なお、センサ204が反射板を検出した場合、ベルト51に設けられた搬送部60は、受け台12の受け面12Aから上方に突出した状態になる。
(4)フィルムカセット21
図7に示すように、側板部111、112の夫々の上端部の間に、板状の架設板117が架設される。架設板117は、水平に延びる水平部117A、水平部117Aの上流側の端部から上方垂直方向に延びる垂直部117B、及び、水平部117Aの下流側の端部から上方垂直方向に延びる垂直部117Cを備える。水平部117Aの上側にフィルムカセット21(図3参照)が載置されることで、フィルムカセット21は包装装置1に装着される。
図7に示すように、水平部117Aの上側、且つ、側板部112の右側面に、トルク調節機構40が設けられる。トルク調節機構40は、フィルムカセット21内のフィルムロール22(図9参照)の回転にトルクを加える為の機構である。トルク調節機構40の詳細は後述する。トルク調節機構40は、水平部117Aから上方に、側板部112と平行に延びる支持板19の左側に支持される。トルク調節機構40の上流側、下流側、及び右側を覆う壁板18が、水平部117Aの上側に設けられる。壁板18のうち、トルク調節機構40の右側を覆う部分の上端に、下方に凹んだ凹部18Aが設けられる。
図8に示すように、フィルムカセット21の形状は略円筒状である。フィルムカセット21は、フィルム24が軸に巻回されたフィルムロール22(図9参照)を内部に収容する。フィルムカセット21は、フィルムロール22に巻回されたフィルム24の幅方向に延びる排出口(図示外)を下側に備える。フィルムロール22から繰出されるフィルム24は、排出口から下方に排出される。物品3が載置された台座2は、フィルムカセット21の下方を上流側から下流側に向けて搬送され、フィルムカセット21から排出されたフィルム24によって包装される。
フィルムカセット21の軸線方向と直交する2つの側壁28のうち、フィルムカセット21が包装装置1に装着された状態で左側に配置される側壁28Bに、右側に突出する突出部25Bが設けられている。突出部25Bの形状は角柱状である。突出部25Bは、フィルムカセット21の軸線に沿って延びる。突出部25Bの周壁の下流側に穴(図示外)が設けられる。フィルムカセット21が包装装置1に装着された場合、突出部25Bは、壁板18の凹部18A(図7参照)に嵌る。包装装置1に装着された状態のフィルムカセット21の左側にトルク調節機構40が配置する。
図9に示すように、フィルムロール22の軸の両端のフランジ27のうち、フィルムカセット21が包装装置1に装着された状態で左側に配置されるフランジ27Bに、左側に突出するフィルムギヤ26Bが設けられる。フィルムギヤ26Bは、フィルムロール22の軸26の軸線に沿って延びる。フィルムギヤ26Bは、フィルムカセット21の突出部25B(図8参照)の内部に配置される。フィルムギヤ26Bの一部は、突出部25Bの周壁の下流側に設けられた穴から露出する。
(5)トルク調節機構40
図8から図13を参照し、トルク調節機構40について説明する。図9に示すように、トルク調節機構40は、第1ギヤ41、第2ギヤ42、第3ギヤ43、第4ギヤ44、第5ギヤ45、第1負荷411、第2負荷421、第3負荷431、モータ228、及び揺動板46(図10参照)を備える。第1ギヤ41〜第5ギヤ45は平歯車である。第1ギヤ41〜第5ギヤ45の夫々の直径は、フィルムギヤ26Bの直径と略同一である。第1負荷411〜第3負荷431はクラッチばねを備える。
図8に示すように、第1負荷411〜第3負荷431、及びモータ228は、支持板19の左側面に螺子で固定される。図9に示すように、第1負荷411、第2負荷421、第3負荷431、及びモータ228の夫々に対し、支持板19(図8参照)を挟んで対向する位置に、第1ギヤ41、第2ギヤ42、第3ギヤ43、及び第5ギヤ45の夫々が配置する。第5ギヤ45は、包装装置1に装着された状態のフィルムカセット21(図8参照)のフィルムギヤ26Bに噛合可能な位置に配置する。図10に示すように、第5ギヤ45の下流側に第1ギヤ41が配置する。包装装置1にフィルムカセット21が装着された状態におけるフィルムギヤ26Bの下側に、第3ギヤ43が配置する。第1ギヤ41と第3ギヤ43との夫々の中心を結ぶ支持板19上の直線を対称軸とした場合にフィルムギヤ26Bとの間で対称関係を満たす位置に、第2ギヤ42が配置する。
図9に示すように、第1負荷411、第2負荷421、及び第3負荷431の夫々から右方水平方向に延びる回転軸412、422、432の夫々は、支持板19(図8参照)に設けられた穴を貫通する。支持板19に対して右方に突出する回転軸412、422、432の夫々の右端に、第1ギヤ41、第2ギヤ42、及び第3ギヤ43の夫々が接続する。第1負荷411〜第3負荷431の夫々は、第1ギヤ41〜第3ギヤ43の夫々が回転する時にトルクを加える。第1負荷411〜第3負荷431の夫々が加えるトルクの大きさは、第1負荷411、第2負荷421、及び第3負荷431の順で大きくなる。
モータ228から右方水平方向に延びる回転軸452は、支持板19(図8参照)に設けられた穴を貫通する。図10に示すように、支持板19に対して右方に突出する回転軸452の右端に、揺動板46の一端部が接続する。揺動板46は板状である。揺動板46はモータ228によって回動可能である。揺動板46の左側に第5ギヤ45が配置される。回転軸452は、第5ギヤ45の中心に設けられた穴を貫通する。第5ギヤ45は、回転軸452を中心として回転可能である。揺動板46は、他端部に穴を備える。第4ギヤ44の回転軸442は、揺動板46の他端部の穴に挿通する。揺動板46は、他端部で第4ギヤを回転可能に支持する。第4ギヤ44と第5ギヤ45とは噛合する。第4ギヤ44は、揺動板46がモータ228によって回動した時、回転軸452を支点として揺動する。なお、第4ギヤ44の回転軸442と第5ギヤ45の回転軸452との間の距離は、揺動板46が回動しても変化しない。従って、第4ギヤが揺動した場合でも、第4ギヤ44と第5ギヤ45とは噛合した状態を維持する。
図11に示すように、モータ228が回転して揺動板46が右側面視にて時計回りに最も回動した状態で、第1ギヤ41と第4ギヤ44とは噛合する。この状態で、フィルムロール22からフィルム24が繰出される時の回転方向にフィルムギヤ26Bが回転した場合、第1負荷411は、第1ギヤ41、第4ギヤ44、及び第5ギヤ45を介して、フィルムギヤ26Bに対して回転方向と反対方向にトルクを加える。
図12に示すように、モータ228が回転し、図11の状態に対して右側面視にて反時計回りに揺動板46が回動した状態で、第2ギヤ42と第4ギヤ44とは噛合する。この状態で、フィルムロール22からフィルム24が繰出される時の回転方向にフィルムギヤ26Bが回転した場合、第2負荷421は、第2ギヤ42、第4ギヤ44、及び第5ギヤ45を介して、フィルムギヤ26Bに対して回転方向と反対方向にトルクを加える。
図13に示すように、モータ228が回転して揺動板46が右側面視にて反時計回りに最も回動した状態で、第3ギヤ43と第4ギヤ44とは噛合する。この状態で、フィルムロール22からフィルム24が繰出される時の回転方向にフィルムギヤ26Bが回転した場合、第3負荷431は、第3ギヤ43、第4ギヤ44、及び第5ギヤ45を介して、フィルムギヤ26Bに対して回転方向と反対方向にトルクを加える。
図10に示すように、第4ギヤ44が第1ギヤ41、第2ギヤ42、及び第3ギヤ43の何れとも噛合していない状態でフィルムギヤ26Bが回転した場合、第1負荷411〜第3負荷431の何れも、フィルムギヤ26Bにトルクを加えない。
以下、第4ギヤ44が第1ギヤ41、第2ギヤ42、及び第3ギヤ43の何れとも噛合していない状態(図10参照)を第1状態という。第1ギヤ41と第4ギヤ44とが噛合した状態(図11参照)を第2状態という。第2ギヤ42と第4ギヤ44とが噛合した状態(図12参照)を第3状態という。第3ギヤ43と第4ギヤ44とが噛合した状態(図13参照)を第4状態という。なお、フィルムギヤ26Bに加えられるトルクの大きさは、第1状態、第2状態、第3状態、第4状態の順で大きくなる。
(6)可動ローラ30
図3に示すように、側板部111の右側面に、右方に突出した突出部113が設けられる。側板部112の左側面に、左方に突出した突出部114が設けられる。突出部113、114の形状は、夫々、上下方向に延びる箱状である。突出部113、114の内部に、モータ221(図25参照)の回転によって駆動するキャリッジ(図示外)が設けられる。突出部113の内部のキャリッジは、突出部113の上流側の部分で支持板部351と接続する。支持板部351の形状は板状である。支持板部351の左側に支持部341が接続する。突出部114の内部のキャリッジは、突出部114の上流側の部分で支持板部352と接続する。支持板部352の形状は板状である。支持板部352の右側に支持部342が接続する。以下、支持部341、342を総称して支持部34という。支持部34は、誘導ローラ31、第1補助ローラ32、及び第2補助ローラ33(図14参照)を支持する。以下、誘導ローラ31、第1補助ローラ32、及び第2補助ローラ33を総称して可動ローラ30という。モータ221は、キャリッジを介して、支持板部351、352の夫々に接続する支持部34を上下方向に移動させることが可能である。
図14に示すように、可動ローラ30の形状は円柱形である。可動ローラ30は左右方向に延びる。可動ローラ30の左右方向の長さは、受け台12、13(図3参照)の左右方向の長さと略同一である。可動ローラ30は、円筒部及び軸部を備える。軸部は左右方向に延びる。円筒部は、軸部の周壁に沿って設けられる。誘導ローラ31の円筒部の材料はゴムであり、軸部に固定される。第1補助ローラ32及び第2補助ローラ33の円筒部は、軸部に対して回転可能である。
支持部341、342は、夫々、可動ローラ30の軸部の右端及び左端を支持する。誘導ローラ31の軸部は、支持部34に対して回転可能である。第1補助ローラ32及び第2補助ローラ33の軸部は、支持部34に固定される。支持部34は、右側面視略逆L字状の板状部材である。誘導ローラ31は、支持部341、342の夫々のうち、搬送方向に延びる部分の下流側の端部で支持される。第1補助ローラ32は、支持部341、342の夫々のうち、誘導ローラ31が支持される部分の上流側の近傍で支持される。第2補助ローラ33は、支持部341、342の夫々のうち、搬送方向に延びる部分と上下方向に延びる部分との交差部分で支持される。図15、図16に示すように、誘導ローラ31、第1補助ローラ32、及び第2補助ローラ33は、下流側から上流側に順番に並ぶ。
可動ローラ30は、支持部34が上下方向に移動することに伴って上下方向に移動する。図15は、支持部34が最上位に配置された状態を示す。この状態で、支持部341、342の夫々のうち上下方向に延びる部分は、フィルムロール22を収容するフィルムカセット21(図3参照)の上流側の近傍に配置される。また、支持部341、342の夫々のうち搬送方向に延びる部分は、フィルムカセット21の下方に配置される。可動ローラ30はフィルムカセット21の下方に配置される。図16は、支持部34が最下位に配置された状態を示す。この状態で、支持部341、342の夫々のうち搬送方向に延びる部分は、搬送経路103の下側に配置される。
以下、支持部34の移動によって上下方向に移動する誘導ローラ31の経路を、移動経路104という。誘導ローラ31が移動経路104に沿って最下位に移動した場合(図16参照)、誘導ローラ31は搬送経路103の下側に配置する。搬送経路103と移動経路104とは交差する。搬送経路103と移動経路104とが交差する位置を、交差位置105という。
(7)切断部77
図17に示すように、側板部111(図3参照)の右側面に、右方に突出する突出部115が設けられる。側板部112(図3参照)の左側面に、左方に突出した突出部116が設けられる。突出部115、116間にガイドレール74が延びる。ガイドレール74に切断部77が設けられる。切断部77は、上面から上方に向けて突出する刃部771を備える。刃部771は左右方向に延びる。切断部77は、ガイドレール74に沿って左右方向に移動可能である。ガイドレール74の下流側にキャリッジ(図示外)が配置される。キャリッジは切断部77に接続する。キャリッジは、突出部115内に設けられたモータ225(図25参照)によって駆動する。モータ225が駆動することによって、切断部77はガイドレール74に沿って左右方向に移動する。切断部77がガイドレール74に沿って左右方向に移動した場合、刃部771はフィルム24を幅方向に切断できる。図16に示すように、支持部34が最下位に配置された場合、誘導ローラ31はガイドレール74の上方に配置される。誘導ローラ31と第1補助ローラ32との間に、切断部77から上方に延びる刃部771が配置される。
(8)台座ガイドローラ71、保持ローラ72、加熱部86、回転抑制部80
図17に示すように、側板部111、112(図3参照)で挟まれる部分の上流側であって搬送経路103(図16参照)の下側に、台座ガイドローラ71が設けられる。台座ガイドローラ71は、軸部711及び複数のローラ部712を備える。軸部711は左右方向に延びる。複数のローラ部712は、搬送経路103に下側から接する。台座ガイドローラ71は、搬送経路103に沿って上流側から下流側に搬送される台座2を、受け台12、13間で下方から支持し、受け台12から受け台13に誘導する。図16に示すように、支持部34が最下位に配置された場合、第2補助ローラ33は台座ガイドローラ71の上方近傍に配置される。
図17に示すように、台座ガイドローラ71の下流側に、保持ローラ72が設けられる。保持ローラ72の形状は円柱形である。保持ローラ72は左右方向に延びる。保持ローラ72の右端部は、保持部781によって回転可能に支持される。保持ローラ72の左端部は、保持部782によって回転可能に支持される。以下、保持部781、782を総称して保持部78という。保持部78は揺動可能である。保持部78は、モータ226(図25参照)によって揺動する。図15、図16に示すように、保持部78が揺動することによって、台座ガイドローラ71の下流側に保持ローラ72が近接配置した状態(図15参照)と、台座ガイドローラ71に対して保持ローラ72が下方に離隔した状態(図16参照)とに切り替わる。図15に示すように、台座ガイドローラ71の下流側に保持ローラ72が近接配置した場合、保持ローラ72は、搬送経路103に下側から接する。保持ローラ72は、台座ガイドローラ71の下流側に近接配置した状態で、フィルムカセット21(図3参照)から排出されたフィルム24を、台座ガイドローラ71との間に挟み支持できる。
図17に示すように、保持ローラ72の下流側の近傍に、加熱部86が設けられる。図18に示すように、加熱部86は、3つの加熱ユニット87、保持部88、及び台座部89を備える。加熱ユニット87は上面にヒータ871を備える。ヒータ871は、フィルム24に接触してフィルム24を加熱することができる。保持部88は、側面視略U字状に曲折した板状部材である。保持部88は、3つの加熱ユニット87をU字状の内部に保持する。台座部89は、保持部88を下方から支持する。台座部89の下流側の側面の左右両端に、ラックギヤ891が設けられる。ラックギヤ891は、下流側に歯を向けた状態で、上下方向に延びる。底部10(図3参照)の上方、且つ、側板部111、112(図3参照)間に挟まれた部分に、モータ223(図25参照)が設けられる。モータ223の回転軸には、ピニオンギヤが設けられる。ピニオンギヤは、ラックギヤ891に嵌合する。モータ223が回転することで、台座部89は上下方向に移動する。これによって、台座部89の上方に設けられた保持部88、及び、保持部88によって保持された3つの加熱ユニット87も、上下方向に移動する。
モータ223によって加熱部86が最上位に配置された状態(図17参照)で、3つの加熱ユニット87の夫々の上面は、搬送経路103に近接する。一方、モータ223によって加熱部86が移動し、最下位に配置された状態(図15、図16参照)で、3つの加熱ユニット87の夫々の上面は、搬送経路103から離隔する。
図17に示すように、加熱部86の下流側に回転抑制部80が設けられる。回転抑制部80は、上板100で上側を覆われる。図19に示すように、回転抑制部80は台座部85を備える。台座部85は、底部10(図3参照)の上方、且つ、側板部111、112(図3参照)間に挟まれた部分に固定される。台座部85の上面に、支持部84及び2つの軸支持部83が設けられる。
支持部84は左右方向に延びる箱体である。支持部84の左右中央部分は、下流側に凹む。凹んだ部分の上流側に板体841が架け渡される。板体841の左右中央部分から、円筒状の突出部842が上方に突出する。支持部84の左右両端部分の夫々に、搬送方向に貫通する穴が設けられる。支持部84の上流側の側面から上流側に向けて、2つの支持棒82が延びる。2つの支持棒82の上流側の端部に、ストッパ81が設けられる。ストッパ81の形状は、断面形状が四角形の棒状である。ストッパ81は左右方向に延びる。ストッパ81は、上流側の側面にゴム811を備える。
2つの軸支持部83は、夫々、台座部85の左右両端部分に設けられる。2つの軸支持部83の夫々は、搬送方向に延びる軸831を支持する。軸831は、支持部84に設けられた穴に挿通する。支持部84は、2つの軸831に沿って搬送方向に移動可能である。軸支持部83と支持部84との間にばねが介在する。ばねは、支持部84を上流側に付勢する。
台座部85にカム851が設けられる。カム851は、台座部85の下方に設けられたモータ224(図25参照)から上方に向けて延びる回転軸に接続する。カム851は、支持部84のうち下流側に凹んだ部分且つ板体841の上流側に配置される。カム851の円周部の下流側は、突出部842に接触する。モータ224が駆動することによってカム851が回転した場合、支持部84は搬送方向に移動する。支持部84の移動に伴い、支持部84に接続したストッパ81も搬送方向に移動する。
図20は、支持部34が最下位に配置され、台座ガイドローラ71と保持ローラ72とが近接し、加熱部86が最上位に配置され、ストッパ81が上流側に配置された状態を示す。ストッパ81のゴム811は、誘導ローラ31の円筒部に接触可能な位置に配置され、誘導ローラ31側に押し付けられる。誘導ローラ31の回転は抑制される。加熱部86の加熱ユニット87は、第1補助ローラ32と保持ローラ72との間を通って上方に突出する。図21は、支持部34が最上位に配置され、台座ガイドローラ71と保持ローラ72とが近接し、加熱部86が最下位に配置され、ストッパ81が下流側に配置された状態(図15参照)を示す。最下位に配置された加熱部86の3つの加熱ユニット87(図20参照)の上面は、蓋部86Aによって覆われる。
(9)台座2
図22から図24を参照し、包装装置1によって包装される物品3が載置される台座2について説明する。台座2は、略長方形状の板体である板状部90を、曲折部911、912で折り曲げることによって作製される。台座2の一例として、ダンボール台紙が挙げられる。
図22に示すように、板状部90は、対向する二つの辺901、902及び辺903、904を備える。辺901、902は長手方向に延びる辺であり、辺903、904は短手方向に延びる辺である。曲折部911、912は、夫々、辺903、904の夫々に近接し、且つ短手方向に延びる。図22は、板状部90が曲折部911、912によって鋭角が90度となるように同一方向に折り曲げられた状態の台座2を示している。以下、板状部90の短手方向を搬送方向といい、長手方向を左右方向という。辺901側を下流側、辺902側を上流側、曲折部911側を左側、曲折部912側を右側という。板状部90のうち曲折部911、912間に挟まれた部分を、第1板状部905といい、曲折部911と辺903との間に挟まれた部分、及び、曲折部912と辺904との間に挟まれた部分を、夫々、第2板状部906、907という。第1板状部905に直交する方向を上下方向という。辺903、904が配置する側を上側といい、反対側を下側という。
曲折部911、912の夫々を搬送方向に略四等分する夫々の部分に、下流側から上流側に向けて順番に、底面突出部926、側面突出部936、及び底面突出部926が設けられる。底面突出部926は、一対の第1底面切れ目921及び第2底面切れ目922で囲まれた部分である。底面突出部926は、第2板状部906、907と同一平面上に配置し、第1板状部905と直交する。底面突出部926は、第1板状部905に対して下方に突出する。側面突出部936は、一対の第1側面切れ目931及び第2側面切れ目932で囲まれた部分である。側面突出部936は、第1板状部905と同一平面状に配置し、第2板状部906、907と直交する。側面突出部936は、第2板状部906、907に対して左右方向に突出する。第1板状部905には、底面突出部926に対応する穴927が形成される。
図23、図24は、受け台12に載置された状態の台座2を示す。ユーザは、第1搬送部61のうち、第1延設部612とベルト51との間に挟まれた空間に台座2の第1板状部905の辺901を嵌めるために、上流側から下流側に向けて斜め下方向に台座2を移動させる。台座2の第1板状部905の辺901は、上流側から下流側に向けて斜め下方向に移動し、第1延設部612とベルト51との間に挟まれた空間に進入する。図24に示すように、台座2の辺901は、第1延設部612とベルト51との間に挟まれた空間に嵌る。第1延設部612は、台座2の第1板状部905の辺901を上方から覆った状態になる。第1搬送部61は、受け台13の左右両側面に配置するベルト51に設けられている為、台座2の第1板状部905の辺901は、左右両側部分で、第1延設部612とベルト51との間の空間に挟まれた状態になる。第2搬送部62の第2突出部621は、穴927に嵌る。穴927の下流側の端部は、第2延設部622とベルト51との間に挟まれた空間に進入する。穴927の下流側の端部は、該空間に嵌る。第2延設部622は、穴927の下流側の端部を上方から覆った状態になる。
(10)電気的構成
図25を参照し、包装装置1の電気的構成について説明する。包装装置1は、CPU201、ROM202、RAM203、センサ204、入力部205、及びヒータ871を備える。CPU201は、包装装置1全体の制御を司る。CPU201は、ROM202に記憶されたプログラムを実行することによって、台座2に載置された物品3をフィルム24によって包装する処理(包装処理)を実行する。ROM202には、CPU201が実行する包装処理のプログラムが記憶される。RAM203には、一時的なデータが記憶される。センサ204は、ベルト51の外側面に設けられた反射板を検出する。入力部205は、ユーザが包装装置1に対して入力操作を行うことが可能な複数の入力ボタンである。包装装置1は、駆動部211〜216、218、モータ221〜226、228を備える。駆動部211〜216、218は、夫々、モータ221〜226、228を駆動する。CPU201は、ROM202、RAM203、センサ204、ヒータ871、及び駆動部211〜216、218と電気的に接続する。駆動部211〜216、218は、夫々、モータ221〜226、228と電気的に接続する。
(11)包装処理
図26、図27を参照し、包装装置1のCPU201によって実行される包装処理について説明する。なお、図28から図38は、図3におけるA−A線の矢視方向断面図を示す。CPU201は、包装装置1に電源が投入された場合、ROM202に記憶されたプログラムを読み出して実行することによって、包装処理を開始する。
CPU201は、包装装置1の状態を初期化する(S7)。具体的には次の通りである。CPU201は、駆動部211を制御することによってモータ221を駆動し、支持部34を上昇させて最上位に配置させる。これによって、支持部34によって支持された可動ローラ30は、最上位に配置される(図28参照)。CPU201は、駆動部212を制御することによってモータ222を駆動し、搬送機構50のベルト51(図28参照)を回転させる。CPU201は、センサ204が反射板を検出した場合、駆動部212を制御してモータ222の駆動を停止する。これによって、受け台12の受け面12Aから搬送部60が上方に突出した状態とする。包装装置1は、ユーザが受け台12の受け面12Aに台座2をセットできる状態になる。
CPU201は、駆動部213を制御してモータ223を駆動し、加熱部86を下降させて最下位に配置させる。これによって、加熱ユニット87の上面のヒータ871は、搬送経路103から離隔した状態となる(図28参照)。CPU201は、駆動部214を制御してモータ224を駆動し、ストッパ81を下流側に移動させる(図28参照)。CPU201は、駆動部215を制御してモータ225を駆動し、切断部77を左側に移動させる。CPU201は、駆動部216を制御してモータ226を駆動し、保持部78を揺動させる。保持ローラ72は、台座ガイドローラ71に対して下方に離隔した状態(図16参照)となる。CPU201は、駆動部218を制御してモータ228を駆動し、トルク調節機構40を第1状態とする(図10参照)。トルク調節機構40はフィルムギヤ26Bにトルクを加えない状態になる。
CPU201は、トルク調節機構40によって加えられるトルクを指定する操作を、入力部205を介してユーザから受け付ける(S9)。受け付けられるトルクは、強、中、弱の何れかである。CPU201は、受け付けられたトルクを示す情報を、RAM203に記憶する(S11)。
CPU201は、台座2及び物品3のフィルム24による包装を開始する指示が、入力部205を介して入力されたか判断する(S12)。包装の開始指示が入力されていない場合(S12:NO)、CPU201は処理をS12に戻す。CPU201は、開始指示の入力を継続して待ち受ける。ユーザは、包装装置1が初期化された後、フィルムカセット21の排出口から排出されたフィルム24を、第2補助ローラ33の上流側を通して下方に手動で引き出す。フィルム24は、第2補助ローラ33の上流側に接触することで、僅かに上流側に誘導される。ユーザは、下方に引き出したフィルム24の先端を、搬送経路103の下側まで引っ張り、台座ガイドローラ71の下流側に配置する(図28参照)。
ユーザは、フィルム24の準備ができたことを包装装置1に通知するための入力操作を、入力部205を介して行う。CPU201は、駆動部216を制御してモータ226を駆動し、保持部78を揺動させる。保持部78が揺動することによって、保持ローラ72は台座ガイドローラ71の下流側に近接配置した状態になる(図28参照)。フィルムカセット21から排出されたフィルム24の先端は、台座ガイドローラ71及び保持ローラ72によって搬送方向両側から挟まれる。フィルム24と搬送経路103とは、フィルム24の先端近傍で交差する。フィルム24は、第2補助ローラ33の上流側と、台座ガイドローラ71及び保持ローラ72によって挟まれた部分との間を、上下方向に真っ直ぐに延びた状態になる。
ユーザは、受け台12上に台座2を載置する(図23、図24参照)。台座2は搬送部60によって位置決めされる。台座2の第1板状部905の辺901は下流側に配置し、辺902は上流側に配置する。台座2は、搬送部60によって下流側に搬送可能な状態になる。ユーザは、受け台12上に載置した台座2の第1板状部905上に、物品3を載置する。ユーザは、台座2及び物品3のフィルム24による包装の開始指示を、入力部205を介して入力する。
図26に示すように、包装の開始指示が入力された場合(S12:YES)、CPU201は、駆動部212を制御してモータ222を駆動する。CPU201は、上流側から下流側に台座2が搬送される向きにベルト51が回転するように、駆動部212を制御してモータ222の回転方向を調整する。モータ222はベルト51を回転させる。ベルト51は、受け台12の受け面12Aから上方に突出する搬送部60が上流側から下流側に移動する向き(図28における矢印141の方向)に回転する。搬送部60は、搬送経路103に沿って台座2を上流側から下流側に搬送する(S13)。以下、台座2を上流側から下流側に搬送させる場合のモータ222及びベルト51の回転方向を正方向といい、正方向と逆向きの回転方向を逆方向という。
図28に示すように、台座2の下流側の端部は、上下方向に延びるフィルム24に対して徐々に近づく。台座2の第1板状部905の下流側の端部(辺901)はフィルム24に接触し、その後、保持ローラ72上を通過する。CPU201は、駆動部212を制御してモータ222を継続して駆動し、ベルト51を正方向に継続して回転させる。台座2は、下流側に継続して搬送される。
図29に示すように、台座2が下流側に移動する(矢印142)ことによって、台座2の第1板状部905の辺901は、フィルム24を下流側に押す。台座2の第1板状部905の辺901は、上流側から移動経路104に近づく。台座2は更に下流側に移動し、台座2の第1板状部905の辺901は、加熱部86の上方を通過する。なお、フィルム24は、台座ガイドローラ71及び保持ローラ72によって先端が挟持されている。台座2の第1板状部905の辺901によってフィルム24が下流側に押されることで、フィルム24の先端は台座2の第1板状部905の下面に回り込む。フィルム24はフィルムロール22から繰出され、フィルムロール22は回転する。なお、トルク調節機構40は第1状態(図10参照)となっており、フィルムギヤ26Bにトルクは加わらない。従って、フィルム24に作用する張力は弱い。フィルム24はスムーズにフィルムロール22から繰出される。
CPU201は、台座2の第1板状部905の辺901が加熱部86の上方位置に対して所定距離分下流側に移動したことを、S13(図26参照)で台座2の下流側への搬送を開始してからのモータ222の回転数に基づいて検出する。台座2の第1板状部905の辺901が、加熱部86の上方位置よりも下流側に所定距離分移動した場合、図26に示すように、CPU201は、駆動部212を制御してモータ222の駆動を停止し、台座2の下流側への搬送を停止させる(S15)。
CPU201は、駆動部213を制御してモータ223を駆動し、加熱部86を上昇させる(S17)。加熱部86が最上位に配置された状態となった後、CPU201は、駆動部213を制御してモータ223の駆動を停止し、加熱部86の上昇を停止させる。図30に示すように、加熱部86が最上位まで上昇(矢印143)した場合、加熱部86の加熱ユニット87の上面は、搬送経路103に下方から近接した状態になる。台座2の第1板状部905の辺901は、加熱部86の上方位置よりも所定距離分下流側に移動しており、台座2の第1板状部905の下面には、フィルム24が回り込んでいる。従って、加熱部86が最上位に配置された状態で、加熱ユニット87の上面は、台座2の第1板状部905の下面との間にフィルム24を挟んだ状態になる。
図26に示すように、CPU201は、加熱部86のヒータ871を加熱する(S19)。ヒータ871はフィルム24の先端を加熱し、溶融する。溶融されたフィルム24の先端は、台座2の第1板状部905の下面のうち辺901近傍に接着する(S19)。CPU201は、ヒータ871の加熱を開始してから所定時間経過後、ヒータ871の加熱を停止する(S20)。所定時間は、ヒータ871によってフィルム24の温度を融点まで加熱させるために必要な時間である。CPU201は、駆動部213を制御してモータ223を駆動し、加熱部86を下降させる(S21、矢印144(図31参照))。加熱部86の加熱ユニット87の上面は、搬送経路103から離隔する。加熱部86が最下位に配置した後、CPU201は、駆動部213を制御してモータ223の駆動を停止し、加熱部86の下降を停止させる。
CPU201は、駆動部216を制御してモータ226を駆動し、保持部78を揺動させる(S23)。図31に示すように、保持部78が矢印145の方向に揺動することによって、保持ローラ72は台座ガイドローラ71に対して下方に離隔した状態となる。台座ガイドローラ71及び保持ローラ72は、挟んだ状態のフィルム24の先端を解放する。なお、フィルム24の先端は、S19で加熱されたヒータ871によって溶融し、台座2の下面に接着した状態となっている。図26に示すように、CPU201は、駆動部212を制御してモータ222を駆動し、ベルト51を正方向に回転させ、台座2を下流側に搬送させる(S25)。
図31に示すように、搬送部60は搬送経路103に沿って上流側から下流側に移動し、台座2を下流側に搬送する(矢印146)。フィルム24の先端は台座ガイドローラ71及び保持ローラ72から解放されている。フィルム24の先端は、台座2の下面に接着した状態で、台座2の移動に伴って下流側に移動する。フィルム24はフィルムロール22から繰出され、フィルムロール22は回転する。なお、トルク調節機構40は第1状態(図10参照)となっており、フィルムギヤ26Bにトルクは加わらない。従って、フィルム24に作用する張力は弱い。フィルム24はスムーズにフィルムロール22から繰出される。台座2の第1板状部905の辺901は、搬送経路103と移動経路104とが交差する交差位置105を上流側から下流側に向けて横切る。台座2は更に下流側に移動する(矢印146)。台座2が下流側に移動することによって、台座2の第1板状部905の辺901、及び物品3の下流側の端部は、フィルム24に押し当てられる。フィルム24は、台座2の第1板状部905の辺901及び物品3との接触部分で曲折する。CPU201は、駆動部212を制御してモータ222を継続して駆動し、ベルト51を正方向に継続して回転させる。第1搬送部61は受け台13上に移動し、台座2の下流側は受け台13上まで搬送される。
台座2が継続して下流側に搬送され、台座2の第1板状部905及び物品3の上側を覆う位置にフィルム24が配置する。台座2の第1板状部905の上流側の端部(辺902)が、台座ガイドローラ71上を通過する。さらに台座2が下流側に搬送される(矢印146)。台座2の第1板状部905の辺902は、交差位置105を上流側から下流側に横切る。フィルムロール22から延びるフィルム24は、第2補助ローラ33の上流側に接触して僅かに上流側に誘導され、第2補助ローラ33の下側に接触して下流側に延び、第1補助ローラ32の下側に接触してさらに下流側に延び、台座2の第1板状部905の辺901及び物品3の下流側に至る。誘導ローラ31は、第1補助ローラ32と台座2及び物品3との間に延びるフィルム24の上方に配置した状態になる。
図26に示すように、CPU201は、台座2の第1板状部905の辺902が交差位置105よりも下流側に移動したことを、S25で台座2の下流側への搬送を開始してからのモータ222の回転数に基づいて検出する。CPU201は、台座2の第1板状部905の辺902が交差位置105よりも下流側に移動した場合、駆動部212を制御してモータ222の駆動を停止し、台座2の搬送を停止させる(S26)。CPU201は負荷制御処理(図27参照)を実行する(S32)。
図27を参照し、負荷制御処理について説明する。CPU201は、S11(図26参照)で記憶されたトルク(強、中、弱の何れか)を示す情報を、RAM203から読み出す。CPU201は、読み出した情報に対応するトルクをトルク調節機構40がフィルムギヤ26Bに加えられるように、駆動部218を制御してモータ228を駆動し、揺動板46を回動する。RAM203から読み出した情報に対応するトルクが弱の時、CPU201は、第1ギヤ41と第4ギヤ44とを噛合させる。これによってCPU201は、トルク調節機構40を第1状態(図10参照)から第2状態(図11参照)に切り替える。RAM203から読み出した情報に対応するトルクが中の時、CPU201は、第2ギヤ42と第4ギヤ44とを噛合させる。これによってCPU201は、トルク調節機構40を第1状態(図10参照)から第3状態(図12参照)に切り替える。RAM203から読み出した情報に対応するトルクが強の時、CPU201は、第3ギヤ43と第4ギヤ44とを噛合させる。これによってCPU201は、トルク調節機構40を第1状態(図10参照)から第4状態(図13参照)に切り替える。これによって、トルク調節機構40は、フィルム24が繰出される時の回転方向にフィルムロール22が回転した場合に、状態に応じた強さで、フィルムギヤ26Bに対して回転方向と反対方向にトルクを加えることが可能な状態になる(S51)。
CPU201は、駆動部211を制御してモータ221を駆動し、支持部34を下方に移動させる。支持部34に支持された誘導ローラ31は、移動経路104に沿って最上位側から最下位側に移動し始める(S53)。誘導ローラ31がフィルム24を下方に誘導することによって、フィルムロール22からフィルム24が繰出される。フィルムロール22の回転に伴ってフィルムギヤ26Bが回転する時、トルク調節機構40はフィルムギヤ26Bに、状態(第2〜4状態の何れか)に応じた強さのトルクを加える。従って、誘導ローラ31がフィルム24を誘導した場合、フィルム24に作用する張力は強くなる。フィルム24は、強い張力によって物品3の上流側に押し当てられ、物品3に密着する。CPU201は、誘導ローラ31が最下位に配置したことを、S53で誘導ローラ31の下方への移動を開始してからのモータ221の回転数に基づいて検出する。CPU201は、誘導ローラ31が最下位に移動した場合、モータ221の駆動を停止し、誘導ローラ31の下方への移動を停止する(S55)。
図32に示すように、誘導ローラ31は移動経路104に沿って下方に移動し(矢印147)、最下位に配置される。誘導ローラ31は、搬送経路103に対して下側から接した状態となる。フィルム24は、台座2の第1板状部905及び物品3の上流側を覆う位置に配置される。
フィルム24は、台座2の第1板状部905の辺902に接触する部分から誘導ローラ31に向けて延び、誘導ローラ31の下流側及び下側に接触して上流側に延び、第1補助ローラ32の下側に接触して更に上流側に延び、第2補助ローラ33の下側及び上流側に接触してフィルムロール22に至る。フィルム24のうち、誘導ローラ31の下側に接触する部分と第1補助ローラ32の下端に接触する部分との間の部分は、略水平方向に延び、切断部77から上方に延びる刃部771の上端よりも下方に配置した状態になる(図34参照)。なお、包装装置1が初期化された状態(S7参照)では、切断部77は左側に移動した状態であるため、この時点でフィルム24と刃部771とは接触しない。
図27に示すように、CPU201は、駆動部212を制御してモータ222を駆動し、ベルト51を逆方向に回転させる。搬送部60は下流側から上流側に移動し、搬送経路103に沿って台座2を上流側に搬送する(S57)。台座2は逆方向(下流側から上流側に向かう方向)に搬送される。図33に示すように、台座2が下流側から上流側に移動する(矢印148)ことによって、台座2の第1板状部905の辺902は、下流側から交差位置105に近づく。台座2の第1板状部905の辺902は、下流側から上流側に向けて交差位置105を横切る。台座2の第1板状部905の辺902は、加熱部86の上方位置を通過し、上流側に移動する。誘導ローラ31は、台座2の第1板状部905の下面に下側から接した状態で、辺902から下流側に向けて相対的に移動する。台座2の第1板状部905の下面と誘導ローラ31との間には、フィルム24が挟まれた状態になる。
台座2が上流側に搬送されることに伴い、フィルム24はフィルムロール22から更に繰出される。トルク調節機構40は、フィルムギヤ26Bの回転時にトルクを加えるので、台座2が上流側に搬送された場合、フィルム24に作用する張力は更に強くなる。フィルム24は、更に強い張力によって物品3の上流側に押し当てられ、物品3に密着する。
図34に示すように、フィルム24は、台座2の第1板状部905の辺902に接触する部分から、第1板状部905の下面に沿って下流側に延び、誘導ローラ31に対して上側から巻き付いて方向を変え、誘導ローラ31の下側から上流側に延び、第1補助ローラ32の下側に接触してさらに上流側に延び、第2補助ローラ33の下側及び上流側に接触してフィルムロール22に至る。
図27に示すように、CPU201は、台座2の第1板状部905の辺902が加熱部86の上方位置に対して所定距離分上流側に移動したことを、S53で台座2の上流側への搬送を開始してからのモータ222の回転数に基づいて検出する。台座2の第1板状部905の辺902が加熱部86の上方位置よりも上流側に所定距離分移動した場合、CPU201は、駆動部212を制御してモータ222の駆動を停止し、台座2の搬送を停止させる(S59)。CPU201は、駆動部214を制御してモータ224を駆動し、回転抑制部80のストッパ81を上流側に移動させる(S61)。CPU201は負荷制御処理を終了させ、処理を包装処理処理(図26参照)に戻す。
図35に示すように、回転抑制部80のストッパ81の上流側には、最下位に移動した誘導ローラ31が配置される。ストッパ81が上流側に移動する(矢印149)ことによって、ストッパ81のゴム811は、誘導ローラ31に近接し、誘導ローラ31に巻きついた状態のフィルム24を誘導ローラ31との間に挟む。ストッパ81のゴム811がフィルム24を介して誘導ローラ31を上流側に押すことによって、誘導ローラ31の回転は禁止される。誘導ローラ31とストッパ81のゴム811との間にフィルム24が挟まれる。
図26に示すように、CPU201は、駆動部215を制御してモータ225を駆動し、ガイドレール74(図17参照)に沿って切断部77を左側から右側に移動させる(S33)。図34に示すように、切断部77の刃部771の上端は、誘導ローラ31の下側及び第1補助ローラ32の下側の間を略水平に延びるフィルム24よりも上側に配置する。このため、切断部77が右側に移動することによって、フィルム24は、誘導ローラ31及び第1補助ローラ32の間に延びる部分で刃部771によって切断される。切断部77は、フィルム24のうち台座2の第1板状部905及び物品3を覆った部分を、フィルムロール22に巻回された部分から切り離す。図36に示すように、フィルム24の切断後、フィルムロール22から延びるフィルム24のうち切断された端部は、台座ガイドローラ71の下方側に垂れ下がる。
図26に示すように、CPU201は、駆動部216を制御してモータ226を駆動し、保持部78を揺動させる(S35)。図37に示すように、保持部78は矢印150の方向に揺動する。台座ガイドローラ71の下流側に保持ローラ72が近接配置した状態になる。フィルム24のうち切断部77によって切断された端部は、台座ガイドローラ71及び保持ローラ72によって挟持される。
図26に示すように、CPU201は、駆動部213を制御してモータ223を駆動し、加熱部86を上昇させる(S37)。加熱部86が最上位に配置した状態となった後、CPU201は、駆動部213を制御してモータ223の駆動を停止し、加熱部86の上昇を停止させる。図37に示すように、加熱部86が最上位まで上昇(矢印151)した状態で、加熱部86の加熱ユニット87の上面は、搬送経路103に下方から近接した状態になる。なお、台座2の第1板状部905の辺902は、加熱部86の上方位置よりも所定距離分上流側に移動している。台座2の第1板状部905の下面のうち辺902の近傍には、誘導ローラ31によって誘導されたフィルム24が下面に沿って配置された状態となっている。従って、加熱部86が上昇して最上位に配置した場合、加熱ユニット87の上面は、台座2との間にフィルム24を挟んだ状態となる。
図26に示すように、CPU201は加熱部86のヒータ871を加熱する(S39)。ヒータ871は、フィルム24のうち切断部77によって切り取られた端部を加熱し、フィルム24を溶融する。溶解されたフィルム24は、台座2の第1板状部905の辺902近傍に接着される(S39)。フィルムロール22から切り取られたフィルム24は、台座2及び物品3を覆った状態になる。
CPU201は、S39でヒータ871の加熱を開始してから所定時間経過後、ヒータ871の加熱を停止する(S40)。CPU201は、駆動部213を制御してモータ223を駆動し、加熱部86を下降させる(S41、矢印152(図38参照))。加熱ユニット87の上面は、搬送経路103から離隔する。加熱部86が最下位に配置した後、CPU201は、駆動部213を制御してモータ223の回転を停止させる。
CPU201は、駆動部214を制御してモータ224を駆動し、回転抑制部80のストッパ81を下流側に移動させる(S43、矢印153(図38参照))。ストッパ81は下流側に移動し、ストッパ81に設けられたゴム811は誘導ローラ31から離隔する。誘導ローラ31は回転可能な状態になる。
CPU201は、駆動部212を制御してモータ222を駆動し、ベルト51を正方向に回転させ、台座2を下流側に搬送させる(S45)。包装が完了した台座2及び物品3は、下流側に搬送される。CPU201は、第1搬送部61が下流側に移動して受け台13の下流側の端部に到達したことを、S45で台座2の下流側への搬送を開始してからのモータ222の回転数に基づいて検出する。第1搬送部61が下流側に移動して受け台13の下流側の端部に到達した場合、CPU201は、駆動部212を制御してモータ222の駆動を停止し、台座2の搬送を停止させる(S46)。包装処理は終了する。
以上説明したように、包装装置1は、包装処理の実行中にフィルムロール22のフィルムギヤ26Bにトルクを加えることによって、フィルム24に強い張力を作用させることができるので、物品3にフィルム24を密着させることができる。包装装置1は、台座2の下流側にフィルム24を接着した後から、台座2の上流側への搬送を開始するまでの期間の何れかのタイミングで、トルク調節機構40によってフィルムギヤ26Bにトルクを加えることが可能な状態とする。これによって包装装置1は、フィルムギヤ26Bに常時トルクが加わる場合と比べて、フィルム24に作用する張力によってフィルム24が台座2及び物品3に及ぼす力が大きくなり過ぎないように調整できる。従って包装装置1は、フィルム24に作用する張力が台座2及び物品3の搬送を妨げ、台座2及び物品3が適切に搬送されないことを防止できる。また包装装置1は、フィルム24に作用する張力が大きすぎて台座2及び物品3が変形することを防止できる。更に包装装置1は、フィルム24に適切な張力を作用させることで物品3にフィルム24を密着させることができるので、物品3をフィルム24によって適切に包装できる。
包装装置1は、S25で台座2の下流側への搬送を開始し、S26で搬送を終了してから、S53で誘導ローラ31の下方への移動を開始する前までの期間内に、トルク調節機構40の状態を第1状態から第2〜4状態の何れかに切り替える。これによって、誘導ローラ31の移動に伴ってフィルムロール22からフィルム24が繰出される場合に、フィルムギヤ26Bの回転方向と逆方向にトルクが加わるようになる。この場合、包装装置1は、物品3の上流側の部分にフィルム24を密着させることができる。従って包装装置1は、物品3の特定の部分(上流側の部分)をフィルム24によって適切に包装できる。
包装装置1は、第1ギヤ41、第2ギヤ42、及び第3ギヤ43の何れかを第4ギヤ44と噛合させることによって、第1負荷411、第2負荷421、第3負荷431の何れかがフィルムギヤ26Bに対してトルクを加えることが可能な状態とする。また包装装置1は、第4ギヤ44が第1ギヤ41〜第3ギヤ43の何れとも噛合しない状態(第1状態)とすることによって、フィルムギヤ26Bに対してトルクが加わらない状態とする。従って包装装置1は、台座2及び物品3のフィルム24による包装時にフィルム24に加わる張力を、包装作業の過程に応じて適切に調節できる。これによって包装装置1は、台座2及び物品3をフィルム24によって適切に包装できる。
包装装置1は、トルク調節機構40によって加えられるトルクの強さを、ユーザの入力操作に応じて変更できる(S9、S11)。このため包装装置1は、フィルム24に作用する張力を、ユーザの指示に応じて変更できる。従って包装装置1は、台座2及び物品3に応じてフィルム24の張力を調整することによって、材質の異なる台座2及び物品3をフィルム24によって適切に包装できる。例えば包装装置1は、台座2及び物品3の材質に応じてトルクを弱め、フィルム24の張力を小さくすることによって、包装時に台座2及び物品3が変形することを防止できる。
包装装置1は、S19で台座2の下流側の端部にフィルム24を接着した後、フィルムギヤ26Bにトルクを加えることが可能な状態とする。包装装置1は、誘導ローラ31がフィルム24を誘導することによってフィルム24がフィルムロール22から繰出された時に、フィルム24に強い張力を作用させることができる。従って包装装置1は、物品3にフィルム24を強く密着させることができるので、台座2及び物品3をフィルム24によって適切に包装できる。
図39、図40を参照し、本発明の変形例について説明する。変形例において、CPU201は、包装処理(図26参照)のS32で、図39、図40の負荷制御処理を代わりに実行する。図39、図40の負荷制御処理が図27の負荷制御処理と異なる点は、トルク調節機構40の状態を第1状態から第2〜4状態の何れかに切り替えるタイミングである。
<第1変形例>
図39を参照し、第1変形例における負荷制御処理について説明する。CPU201は、駆動部211を制御してモータ221を駆動し、支持部34を下方に移動させる。誘導ローラ31は、移動経路104に沿って最上位側から最下位側に移動し始める(S53)。CPU201は、誘導ローラ31の移動中に駆動部218を制御してモータ228を駆動し、揺動板46を回動する。第4ギヤ44は、第1ギヤ41、第2ギヤ42、及び第3ギヤ43の何れかと噛合する。これによってCPU201は、トルク調節機構40を第1状態(図10参照)から第2〜4状態の何れか(図11、図12、図13参照)に切り替える。これによって、トルク調節機構40は、フィルムギヤ26Bに対して、状態に応じた強さのトルクを加えることが可能な状態になる(S71)。
誘導ローラ31がフィルム24を下方に誘導しているので、フィルム24はフィルムロール22から繰出されている。フィルムロール22の回転に伴ってフィルムギヤ26Bが回転する時、トルク調節機構40はフィルムギヤ26Bにトルクを加える。従って、誘導ローラ31がフィルム24を誘導した場合、フィルム24に作用する張力は強くなる。フィルム24は、トルク調節機構40の状態に応じた強い張力によって物品3の上流側に押し当てられ、物品3に密着する。CPU201は、誘導ローラ31が最下位に移動した場合、モータ221の駆動を停止し、誘導ローラ31の下方への移動を停止する(S55)。S57〜S63の処理は、図27の負荷制御処理と同一であるので、説明を省略する。
以上説明したように、第1変形例において包装装置1は、誘導ローラ31の移動中にトルク調節機構40の状態を第1状態から第2〜4状態の何れかに切り替える。これによって包装装置1は、物品3の上流側の部分にフィルム24を適切に密着させることができる。従って包装装置1は、物品3の特定の部分(上流側の部分)をフィルム24によって確実に包装できる。又、包装装置1は、トルク調節機構40の状態を切り替えるタイミングを、上記実施形態の場合よりも遅くすることによって、フィルム24に作用する強い張力が、台座2及び物品3の下流側の端部に力を加えてしまうことを特に防止できる。このため包装装置1は、フィルム24によって台座2及び物品3の搬送が妨げられることを適切に防止できる。包装装置1は、フィルム24によって台座2及び物品3が変形することを適切に防止できる。
<第2変形例>
図40を参照し、第2変形例における負荷制御処理について説明する。CPU201は、駆動部211を制御してモータ221を駆動し、支持部34を下方に移動させる。誘導ローラ31は、移動経路104に沿って最上位側から最下位側に移動し始める(S53)。CPU201は、誘導ローラ31が最下位に移動した場合、モータ221の駆動を停止し、誘導ローラ31の下方への移動を停止する(S55)。CPU201は、誘導ローラ31の移動中に駆動部218を制御してモータ228を駆動し、揺動板46を回動する。第4ギヤ44は、第1ギヤ41、第2ギヤ42、及び第3ギヤ43の何れかと噛合する。これによってCPU201は、トルク調節機構40を第1状態(図10参照)から第2〜4状態の何れか(図11、図12、図13参照)に切り替える。これによって、トルク調節機構40は、フィルムギヤ26Bに対してトルクを加えることが可能な状態になる(S73)。
CPU201は、駆動部212を制御してモータ222を駆動し、ベルト51を逆方向に回転させる。搬送部60は下流側から上流側に移動し、搬送経路103に沿って台座2を上流側に搬送する(S57)。台座2が上流側に搬送されることに伴い、フィルム24はフィルムロール22から更に繰出される。トルク調節機構40は、フィルムギヤ26Bの回転時にトルクを加えるので、台座2が上流側に搬送された場合、フィルム24に作用する張力は強くなる。フィルム24は、トルク調節機構40の状態に応じた強い張力によって物品3の上流側に押し当てられ、物品3に密着する。S59、S61の処理は、図27の負荷制御処理と同一であるので、説明を省略する。
以上説明したように、第2変形例において包装装置1は、誘導ローラ31の移動後にトルク調節機構40の状態を第1状態から第2〜4状態の何れかに切り替える。これによって包装装置1は、物品3の上流側の部分にフィルム24を適切に密着させることができる。従って包装装置1は、物品3の特定の部分(上流側の部分)をフィルム24によって確実に包装できる。又、包装装置1は、トルク調節機構40によってフィルム24に張力を加えるタイミングを、上記第1変形例の場合よりも遅くすることによって、フィルム24に作用する強い張力が、台座2及び物品3の下流側の端部に力を加えてしまうことを更に防止できる。このため包装装置1は、フィルム24によって台座2及び物品3の搬送が妨げられることを更に適切に防止できる。
本発明は上記実施形態に限定されず、種々の変更が可能である。包装装置1のCPU201が駆動部218を制御してモータ228を駆動し、トルク調節機構40を第1状態から第2〜4状態の何れかに切り替えるタイミングは、S19からS57の間の何れかのタイミングに変更できる。例えばCPU201は、S19で台座2の下流側の端部にフィルム24を接着してから、S25で台座2及び物品3の下流側への搬送を開始するまでの何れかのタイミングで、トルク調節機構40を第1状態から第2〜4状態の何れかに切り替えてもよい。又、S25で台座2及び物品3の下流側への搬送を開始してから、S26で台座2及び物品3の下流側への搬送を終了するまでの何れかのタイミングで、トルク調節機構40を第1状態から第2〜4状態の何れかに切り替えてもよい。この場合、物品3の下流側の部分にフィルム24を密着させることができる。従って包装装置1は、物品3の全域をフィルム24によって確実に包装できる。
第1変形例において、包装装置1のCPU201がS71の処理を行うタイミングは、誘導ローラ31が最上位から下方への移動を開始した直後でもよいし、誘導ローラ31が最下位に到達する直前でもよい。
包装装置1のCPU201は、S51、S71、S73でトルク調節機構40を第1状態から第2状態に切り替えた場合、S61の処理の後、トルク調節機構40を第2状態から第1状態に戻してもよい。又、CPU201は、S51、S71、S73で、トルク調節機構40を第3状態に切り替えた場合、S61の処理の後、トルク調節機構40を第1状態又は第2状態に切り替えてもよい。又、CPU201は、S51、S71、S73で、トルク調節機構40を第4状態に切り替えた場合、S61の処理の後、トルク調節機構40を第1〜3状態の何れかに切り替えてもよい。
トルク調節機構40はクラッチを備えていてもよい。トルク調節機構40は、クラッチの結合/分離を切り替えることによって、フィルムギヤ26Bに加えるトルクを切り替えてもよい。
なお、誘導ローラ31が本発明の「誘導部」に相当する。S19の処理を行うCPU201が本発明の「第1接着手段」に相当する。S25の処理を行うCPU201が本発明の「第1搬送手段」に相当する。S53の処理を行うCPU201が本発明の「移動手段」に相当する。S57の処理を行うCPU201が本発明の「第2搬送手段」に相当する。トルク調節機構40が本発明の「負荷手段」に相当する。S51、S71、S73、S75の処理を行うCPU201が本発明の「切り替え手段」に相当する。S9、S11の処理を行うCPU201が本発明の「変更手段」に相当する。
1 包装装置
2 台座
3 物品
21 フィルムカセット
22 フィルムロール
24 フィルム
30 可動ローラ
31 誘導ローラ
40 トルク調節機構
50 搬送機構
60 搬送部
87 加熱ユニット
103 搬送経路
104 移動経路
105 交差位置
201 CPU
871 ヒータ
901、902 辺

Claims (5)

  1. 台座と、前記台座上に載置された物品とをフィルムによって包装する包装装置であって、
    前記物品が載置された前記台座を搬送する搬送機構と、
    前記搬送機構によって搬送される前記台座が通過する搬送経路と交差する方向に延びる移動経路に沿って移動可能であり、前記フィルムを誘導する為の誘導部と、
    前記フィルムの一部を前記台座に接着する第1接着手段と、
    前記第1接着手段によって前記フィルムの一部を前記台座に接着した後、前記搬送経路と前記移動経路とが交差する位置である交差位置に対して搬送方向の上流側から下流側に前記台座を搬送する為に前記搬送機構を制御する第1搬送手段と、
    前記第1搬送手段によって前記台座を搬送し、前記交差位置よりも前記下流側に、前記台座の前記上流側の端部が移動した場合、前記移動経路に沿って前記誘導部を移動させる移動手段と、
    前記移動手段によって前記誘導部を移動させた後、前記台座を前記上流側に搬送する為に前記搬送機構を制御する第2搬送手段と、
    前記フィルムの繰出し方向と反対方向に負荷を加える負荷手段と、
    前記負荷手段によって加えられる負荷の大きさを変更する変更手段と、
    前記負荷手段が、前記変更手段によって変更された前記負荷を加えることが可能な状態と加えることが不可能な状態とに切り替える切り替え手段と
    を備え、
    前記切り替え手段は、前記第1接着手段によって前記フィルムの一部を前記台座に接着した後から、前記第2搬送手段による前記台座の前記上流側への搬送を開始するまでの期間の何れかのタイミングで、前記負荷を加えることが可能な状態に前記負荷手段を切り替えることを特徴とする包装装置。
  2. 前記切り替え手段は、
    前記第1搬送手段による前記台座の搬送が開始してから、前記移動手段による前記誘導部の移動が開始する前までの期間の何れかのタイミングで、前記負荷を加えることが可能な状態に前記負荷手段を切り替えることを特徴とする請求項1に記載の包装装置。
  3. 前記切り替え手段は、
    前記移動手段による前記誘導部の移動が開始してから、前記第2搬送手段による前記台座の搬送が開始する前までの期間の何れかのタイミングで、前記負荷を加えることが可能な状態に前記負荷手段を切り替えることを特徴とする請求項1に記載の包装装置。
  4. 前記負荷手段は、
    前記フィルムを巻回したフィルムロールが巻回中心を軸として回転する時にトルクを加えることによって、前記フィルムに対して前記反対方向に負荷を加えることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の包装装置。
  5. ヒータを少なくとも備えた加熱部を備え、
    前記第1接着手段は、前記フィルムの一部を前記加熱部で加熱することによって、前記フィルムの一部を前記台座の前記下流側の端部に接着することを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の包装装置。
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