JP6225871B2 - 包装装置 - Google Patents

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Description

本発明は、台座上に載置された物品を包装する包装装置に関する。
従来、台座上に載置された物品を包装する包装装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示の包装装置では、物品が載置された台座が、ベルトに設けられた搬送部に装着されて、筐体内に搬送される。筐体内では、誘導ローラによって、物品が載置された台座にフィルムが誘導される。誘導されたフィルムによって物品及び台座が覆われ、且つ台座の下面にフィルムが溶着される。
特開2014−097842号公報
上記の包装装置では、ユーザが台座を搬送用の部材(搬送部)に手作業で装着する必要がある。そのため、ユーザが台座を搬送用の部材に簡易に装着できることが望ましい。本発明の目的は、ユーザが台座を搬送用の部材に簡易に装着できる包装装置を提供することである。
本発明の包装装置は、物品を載置可能な台座を載置可能であり且つ略水平な第一方向と平行な面部を有する受け台と、前記面部よりも下側に設けられて環状に回転可能な無端状のベルトであり、前記ベルトの上側部分が前記第一方向と平行に延びる前記ベルトと、前記ベルトの上側部分が前記第一方向に移動するように、前記ベルトを回転させることが可能な駆動部と、前記ベルトに固定された部材であり、前記ベルトが待機位置にある場合に前記面部よりも上側に突出して、前記面部に載置された前記台座の第一側面に接触可能であり、前記第一側面は前記第一方向の下流側の側面である接触部材と、前記ベルトに固定された部材であり、前記ベルトが前記待機位置にある場合に、前記接触部材よりも前記ベルトの回転方向の上流側且つ前記面部よりも下側に配置され、前記ベルトが搬送位置にある場合に前記面部よりも上側に突出して、前記面部に載置された前記台座に設けられた穴に挿入可能な挿入部材と、前記台座が前記面部に載置され、且つ前記第一側面が前記接触部材に接触したことを直接的あるいは間接的に検出可能なセンサと、前記駆動部によって前記ベルトを回転させることで、前記ベルトを前記待機位置に位置決めする第一制御手段と、前記ベルトが前記待機位置にあるときに、前記センサによって前記台座が前記面部に載置され、且つ前記第一側面が前記接触部材に接触したことが検出された場合、前記駆動部によって前記ベルトを回転させることで、前記ベルトを前記待機位置から前記搬送位置へ移動させて、前記挿入部材を前記面部に載置された前記台座の前記穴に挿入した後、前記駆動部によって前記ベルトをさらに回転させる第二制御手段と、前記第二制御手段によって移動される前記挿入部材によって前記台座が所定の包装位置まで搬送された場合、前記台座に載置されている前記物品を、前記台座とともにフィルムによって包装する包装手段とを備える。本発明によれば、ユーザが台座を搬送用の部材である挿入部材に簡易に装着できる。
包装システム100の斜視図である。 包装装置1(筐体800を装着した状態)の斜視図である。 包装装置1(筐体800を外した状態)の斜視図である。 搬送機構50の斜視図である。 搬送機構50の右側面図である。 第一コンベア4及び受け台12の拡大斜視図である。 受け台12及び台座2の拡大斜視図である。 可動ローラ30の斜視図である。 支持部34が最上位に配置された状態の右側面図である。 支持部34が最下位に配置された状態の右側面図である。 台座ガイドローラ71、保持ローラ72、加熱部86の斜視図である。 最下位に配置された支持部34周辺の斜視図である。 包装装置1の電気的構成を示すブロック図である。 メイン処理のフローチャートである。 メイン処理における包装システム100の状態遷移図である。 図15に続く、メイン処理における包装システム100の状態遷移図である。 図16に続く、メイン処理における包装装置1の状態遷移図である。 図17に続く、メイン処理における包装装置1の状態遷移図である。 図18に続く、メイン処理における包装装置1の状態遷移図である。 図19に続く、メイン処理における包装装置1の状態遷移図である。 図20に続く、メイン処理における包装装置1の状態遷移図である。 図21に続く、メイン処理における包装装置1の状態遷移図である。 図22に続く、メイン処理における包装装置1の状態遷移図である。 図23に続く、メイン処理における包装装置1の状態遷移図である。 図24に続く、メイン処理における包装システム100の状態遷移図である。
本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。包装システム100及び包装装置1は、台紙等の台座2上に載置された物品3をフィルム24で覆い、物品3を台座2に固定することによって、物品3を包装する。以下、このようにして物品3を包装することを、台座2及び物品3を包装するという。包装システム100及び包装装置1は、図1の右斜め下側から左斜め上側に向けて、物品3が載置された台座2を搬送し、台座2及び物品3を包装する。図1の上側、下側、左斜め下側、及び右斜め上側を、各々、包装装置1の上側、下側、右側、及び左側という。図1の右斜め下側及び左斜め上側を、各々、搬送方向の上流側及び下流側という。
<包装システム100>
図1に示すように、包装システム100は、包装装置1、第一コンベア4、ゲート機構5、第二コンベア6を備える。第一コンベア4は、包装装置1が有する後述の受け台12の上流側に設けられる。第一コンベア4は、台座2を下流側に搬送することで、台座2を受け面12Aに供給可能である。
第一コンベア4は、制御部(図示外)、モータ(図示外)、及びベルト4Aを有する。ベルト4Aは、側面視で環状に回転可能な無端状である。ベルト4Aの幅は、受け面12Aと略同一の左右方向の長さと略等しい。ベルト4Aの外側面のうち上方を向く部分を、ベルト4Aの上側部分という。ベルト4Aの上側部分は、受け面12Aと略同一の上下方向位置で、搬送方向と略平行に延びる。第一コンベア4のモータは、ベルト4Aの上側部分が下流側に移動するように、ベルト4Aを右側面視で反時計回り方向に回転可能である。第一コンベア4の制御部は、第一コンベア4のモータの駆動を制御する。
ゲート機構5は、制御部(図示外)、モータ(図示外)、及びゲート板5Aを有する。ゲート板5Aは、上下方向及び左右方向に延びる矩形状の板状部材である。ゲート板5Aは、受け台12と第一コンベア4との間に配置される。ゲート機構5のモータは、ゲート板5Aを許可位置と規制位置との間で上下方向に移動可能である。許可位置は、ゲート板5Aの少なくとも一部が受け面12Aよりも上側に配置される位置である。規制位置は、ゲート板5Aの全体が受け面12Aよりも下側に配置される位置である。ゲート機構5の制御部は、ゲート機構5のモータの駆動を制御する。
第二コンベア6は、包装装置1が有する後述の受け台13の下流側に設けられる。第一コンベア4は、包装装置1で包装された台座2を、受け面13Aから下流側に搬送可能である。第二コンベア6は、制御部(図示外)、モータ(図示外)、及びベルト6Aを有する。ベルト6Aの幅は、受け面13Aと略同一の左右方向の長さと略等しい。ベルト6Aの外側面のうち上方を向く部分を、ベルト6Aの上側部分という。ベルト6Aの上側部分は、受け面13Aと略同一の上下方向位置で、搬送方向と略平行に延びる。第二コンベア6のモータは、ベルト6Aの上側部分が下流側に移動するように、ベルト6Aを右側面視で反時計回り方向に回転可能である。第二コンベア6の制御部は、第二コンベア6のモータの駆動を制御する。
<台座2>
図2を参照し、台座2を説明する。台座2は略長方形状の板状部90を、曲折部911,912で折り曲げることによって作製される。曲折部911,912は、左右方向に間隔を空けて並ぶ、搬送方向に延びる折り目である。板状部90のうち曲折部911,912間に挟まれた部分を、板状部905という。板状部905の下流側端部を、台座2の第一側面という。板状部905の上流側端部を、台座2の第二側面という。
板状部905は、曲折部911,912に沿って均等間隔で形成された複数の穴927を有する。各穴927は、後述の挿入爪61B(図7参照)を挿入可能な大きさである。曲折部911に形成された複数の穴927は、各々、曲折部912に形成された複数の穴927の何れかと左右方向に並ぶ。本実施形態の台座2には、左右方向に並ぶ一対の穴927が、曲折部911,912に沿って3組形成されている。3組の一対の穴927のうち、台座2の第一側面に最も近い位置にある一対の穴927を、搬送用の穴927という。
<筐体800>
図2に示すように、包装装置1は筐体800を備える。筐体800の形状は、上下方向を長手方向とする略直方体である。筐体800は、上筐体801及び下筐体803を備える。上筐体801は、2つの立設部802Aと架設部802Bとを備える。2つの立設部802Aは、各々、下筐体803の左右両端部から上方に延びる。架設部802Bは、2つの立設部802Aの各々の上端部の間に架設される。右側の立設部802Aに、各種情報を表示可能な表示部207が設けられている。
2つの立設部802Aは、各々、後述の側板部111,112(図3参照)を右側及び左側から覆う。架設部802Bは、後述のフィルムロール22(図3参照)を上側から覆う。下筐体803、2つの立設部802A、及び架設部802Bで囲まれた部分が、筐体800の内部空間を形成する。筐体800の内部空間は、筐体800の搬送方向の上流側及び下流側に形成された開口部805を介して、筐体800の外部と連通する。下筐体803の形状は、左右方向を長手方向とする略直方体である。ユーザが包装装置1に対して後述するメイン処理の開始を指示するための操作部206が、下筐体803に設けられている。
<受け台12,13>
下筐体803の上流側の側面の上端部から上流側に向けて、受け台12が水平方向に延びる。下筐体803の下流側の側面の上端部から下流側に向けて、受け台13が水平方向に延びる。受け台12,13の形状は、搬送方向を長手方向とする平面視略長方形の箱状である。受け台12は、開口部805に向けて搬送される台座2を上面で受ける。受け台13は、包装が完了した台座2及び物品3を上面で受ける。脚部121,131は、各々、受け台12,13を下方から支持する。
受け台12の上面を受け面12Aといい、受け台13の上面を受け面13Aという。受け面12A,13Aは、各々、水平であり、且つ互いに略同一の平面を形成する。従って受け面12A,13Aは、台座2をスムーズに搬送可能な平面である。受け面12A,13A上において台座2が搬送される部分を、搬送経路103(図9等参照)という。
図3に示すように、包装装置1は、底部10及び側板部111,112を備える。底部10の形状は、平面視矩形状である。側板部111は、底部10の右端部から上方垂直方向に延びる。側板部112は、底部10の左端部から上方垂直方向に延びる。側板部111,112の各形状は、いずれも上下方向を長手方向とする略長方形の板状である。側板部111,112の各内面は対向する。受け台12は、側板部111,112の上流側端部に支持される。受け台13は、側板部111,112の下流側端部に支持される。
<搬送機構50>
図4に示すように、受け台13の内側には、モータ222が設けられる。モータ222はプーリ54を、左右方向を中心に正逆回転可能である。プーリ54は、受け台13の内部空間の上流側に設けられる。受け台13の内部空間におけるプーリ54の下流側には、プーリ56が設けられる。プーリ56は、受け台13の内部空間の下流側で左右方向に延びる回転軸58に支持される。プーリ56は、回転軸58の左右方向略中心よりも右側に配置される。プーリ54,56の外周面に、側面視で環状に回転可能な無端状のベルト57が架け渡される。
回転軸58の右端部に、プーリ52Aが支持される。プーリ52Aは受け台13の右端部に配置される。プーリ52Aの上流側には、プーリ52Bが設けられる。プーリ52Bは、受け台12の内部空間の上流側で左右方向に延びる回転軸59に支持される。プーリ52Bは回転軸59の右端部に配置され、プーリ52Aと搬送方向に沿って並ぶ。プーリ52A,52Bの外周面には各々、周方向に沿って連続して延びる歯部が形成される。プーリ52A,52Bの外周面には、側面視で環状に回転可能な無端状の搬送ベルト511が架け渡される。搬送ベルト511の内側面には、搬送ベルト511の延設方向に沿って連続して延びる歯部が形成される。搬送ベルト511は、内側面に形成された歯部が、プーリ52A,52Bの歯部と噛み合った状態で、回転可能に支持される。
回転軸58の左端部に、プーリ53Aが支持される。プーリ53Aは受け台13の左端部に配置される。プーリ53Aの上流側には、プーリ53Bが設けられる。プーリ53Bは回転軸59に支持される。プーリ53Bは回転軸59の右端部に配置され、プーリ52Aと搬送方向に沿って並ぶ。プーリ53A,53Bの外周面には各々、周方向に沿って連続して延びる歯部が形成される。プーリ53A,53Bの外周面には、側面視で環状に回転可能な無端状の搬送ベルト512が架け渡される。搬送ベルト512の内側面には、搬送ベルト512の延設方向に沿って連続して延びる歯部が形成される。搬送ベルト512は、内側面に形成された歯部が、プーリ53A,53Bの歯部と噛み合った状態で、回転可能に支持される。
モータ222の駆動力は、プーリ54、ベルト57、プーリ56、回転軸58を順に伝わって、プーリ52A,53Aを回転させる。プーリ52A,53Aが回転することで、搬送ベルト511,512は、プーリ52B,53Bを回転させながら走行する。即ち、プーリ52A,53Aはモータ222の駆動に伴って搬送ベルト511,512を回転させる駆動プーリである。プーリ52B,53Bは搬送ベルト511,512の回転に連動して回転する従動プーリである。
図3に示すように、搬送ベルト511,512のうち受け台12の左右端部に配置される部分の夫々は、一対のカバー122の夫々によって外側から覆われる。搬送ベルト511,512のうち受け台13の左右端部に配置される部分の夫々は、一対のカバー132の夫々によって外側から覆われる。一対のカバー122、132の夫々は、受け面12A、13A側を覆わないので、搬送ベルト511,512は受け面12A、13A側に露出する。図4及び図5は、一対のカバー122、132を取り除いた状態を示す。
図4及び図5に示すように、搬送ベルト511,512は、受け面12A,13Aよりも下側に設けられる。搬送ベルト511,512の外側面のうち上方を向く部分を、搬送ベルト511,512の上側部分という。搬送ベルト511,512の上側部分は、受け台12,13の上側に露出し且つ搬送方向に延びている。以下の説明では、搬送ベルト511,512が右側面視で反時計回りに回転する方向を、搬送ベルト511,512の正転方向という。
搬送ベルト511,512の外側面には、第一爪部61及び第二爪部62が設けられる。第一爪部61は、一対のフック爪61A、一対の挿入爪61B、一対の押出爪61Cを含む。一対のフック爪61Aは、互いに左右方向に並んで搬送ベルト511,512に各々固定される。一対の挿入爪61Bは、一対のフック爪61Aよりも正転方向上流側で、互いに左右方向に並んで搬送ベルト511,512に各々固定される。搬送ベルト511,512における一対のフック爪61Aから一対の挿入爪61Bまでの長さは、台座2の第一側面から搬送用の穴927までの距離と略等しい(図7参照)。
図6及び図7に示すように、一対のフック爪61Aは、各々搬送ベルト511,512の外側に突出する部材である。以下、搬送ベルト511に設けられたフック爪61Aを説明するが、搬送ベルト512に設けられたフック爪61Aも同様の構造である。
フック爪61Aは、突起部611及び凹部612を含む。突起部611は、フック爪61Aの突出端から正転方向上流側に延びる突起である。凹部612は、フック爪61Aにおける突起部611と、搬送ベルト511との間に設けられる。凹部612は、フック爪61Aの正転方向上流側を向く面から、正転方向下流側に凹む部位である。フック爪61Aは、搬送ベルト511の上側部分にある場合、受け面12A,13Aよりも上側に突出する。このとき凹部612は、台座2の第一側面に接触可能である。
一対の挿入爪61Bは、一対のフック爪61Aよりも正転方向上流側で、互いに左右方向に並んで搬送ベルト511,512に各々固定される。以下、搬送ベルト511に設けられた挿入爪61Bを説明するが、搬送ベルト512に設けられた挿入爪61Bも同様の構造である。
挿入爪61Bは、搬送ベルト511の外側方向に向けて、搬送ベルト511の外側方向と直交する方向の断面積が漸減する、側面視で台形状である。挿入爪61Bは、搬送ベルト511の外側方向に延びる第一壁部613及び第二壁部614を含む。第一壁部613は、挿入爪61Bの正転方向下流側を向く壁面であり、搬送ベルト511から垂直に延びる。第二壁部614は、挿入爪61Bの正転方向上流側を向く壁面であり、搬送ベルト511から正転方向上流側に傾斜して延びる。挿入爪61Bは、搬送ベルト511の上側部分にある場合、受け面12A,13Aよりも上側に突出する。このとき挿入爪61Bは、穴927に挿入可能である。
図4及び図5に示すように、一対の押出爪61Cは、一対の挿入爪61Bよりも正転方向上流側で、互いに左右方向に並んで搬送ベルト511,512に各々固定される。搬送ベルト511,512における一対のフック爪61Aから一対の挿入爪61Bまでの長さは、板状部905の搬送方向長さより大きい。各押出爪61Cは、先述の挿入爪61Bと同じ構造である。一対の押出爪61Cは、搬送ベルト511,512の上側部分にある場合、受け面12A,13Aよりも上側に突出する。
第二爪部62は、一対のフック爪62A、一対の挿入爪62B、一対の押出爪62Cを含む。一対のフック爪62A、一対の挿入爪62B、一対の押出爪62Cは、各々、一対のフック爪61A、一対の挿入爪61B、一対の押出爪61Cと同じ構造である。一対のフック爪62Aは、搬送ベルト511,512の回転中心に対して、一対のフック爪61Aと点対称に固定される。一対の挿入爪61Bは、搬送ベルト511,512の回転中心に対して、一対の挿入爪61Bと点対称に固定される。一対の押出爪61Cは、搬送ベルト511,512の回転中心に対して、一対の押出爪61Cと点対称に固定される。
以上説明した、モータ222、プーリ54,56,52A,52B,53A,53B、ベルト57、回転軸58,59、搬送ベルト511,512、第一爪部61、及び第二爪部62を総称し、搬送機構50という。
<台座取付センサ41、台座排出センサ42、作動検知センサ43>
図3及び図4に示すように、包装装置1は、台座取付センサ41、台座排出センサ42、及び作動検知センサ43(図13参照)を備える。台座取付センサ41は、受け台12の搬送方向の上流側部分に設けられた接触式センサであり、受け面12Aに置かれた物体(例えば、台座2)を検出可能である。
台座排出センサ42は、受け台13の搬送方向の下流側部分に設けられた接触式センサであり、受け面13Aに置かれた物体を検出可能である。作動検知センサ43は、受け台13の内部空間に設けられた非接触式センサ(反射型センサ)であり、搬送ベルト511に固定された作動部材(図示外)を検出可能である。
搬送ベルト511,512が待機位置にある場合、作動部材は被検知位置に配置される。作動部材が被検知位置にある場合に、作動検知センサ43は作動部材を検出する。待機位置は、第一待機位置及び第二待機位置を含む。図5〜図7に示すように、第一待機位置は、一対のフック爪61Aが搬送ベルト511,512の上側部分に配置され、且つ一対の挿入爪61Bが受け面12A,13Aよりも下側に配置される、搬送ベルト511,512の回転位置である。詳細には、一対のフック爪61Aは、各々搬送ベルト511,512の上側部分において、受け面12Aの上流側にある。一対の挿入爪61Bは、各々プーリ52B,53Bの側方にある。
更に搬送ベルト511,512が第一待機位置にある場合、一対のフック爪62A、一対の挿入爪62B、及び一対の押出爪61Cは、受け面12A,13Aよりも下側にある。一対の押出爪62Cは、搬送ベルト511,512の上側部分にあり、且つ一対のフック爪61Aよりも正転方向下流側にある。換言すると一対の押出爪62Cは、搬送ベルト511,512の上側部分において、一対のフック爪61Aよりも下流側にある。
第二待機位置は、一対のフック爪62Aが搬送ベルト511,512の上側部分に配置され、且つ一対の挿入爪62Bが受け面12A,13Aよりも下側に配置される、搬送ベルト511,512の回転位置である(図24参照)。第二待機位置における一対のフック爪62A、一対の挿入爪62B、及び一対の押出爪62Cは、各々、第一待機位置における一対のフック爪61A、一対の挿入爪61B、及び一対の押出爪61Cと同一である。同様に、第二待機位置における一対のフック爪61A、一対の挿入爪61B、及び一対の押出爪61Cは、各々、第一待機位置における一対のフック爪62A、一対の挿入爪62B、及び一対の押出爪62Cと同一である。
先述の台座取付センサ41は、受け面12Aのうちで、一対のフック爪61A,62Aの可動範囲の間に位置する。詳細には、搬送ベルト511,512が第一待機位置又は第二待機位置にある場合、台座取付センサ41は一対のフック爪61A又は一対のフック爪61Aを結ぶ仮想線上、又はその仮想線よりも上流側にある。本実施形態では、搬送ベルト511,512が第一待機位置又は第二待機位置にある場合、台座取付センサ41は一対のフック爪61Aを結ぶ仮想線上、又は一対のフック爪62Aを結ぶ仮想線上に位置する。
<フィルムロール22>
図3に示すように、フィルム24が巻回されたフィルムロール22は、側板部111,112の各々の上端部の間で回転自在に支持される。モータ227(図13参照)は、伝達機構65を介してフィルムロール22を回転させる。回転するフィルムロール22から繰出されるフィルム24(図2参照)は、筐体800の内部空間で下方に排出される。物品3が載置された台座2は、筐体800の内部空間を上流側から下流側に向けて搬送されると、フィルム24によって包装される。
<可動ローラ30>
側板部111の右側面に、モータ221の回転によって駆動するキャリッジ349が設けられる。キャリッジ349は、支持部341(図8参照)に連結されている。側板部111の左側面に、キャリッジ350が設けられる。キャリッジ350は、支持部342(図8参照)に連結されている。
図8に示すように、支持部341,342を総称して支持部34という。誘導ローラ31、第1補助ローラ32、及び第2補助ローラ33を総称して可動ローラ30という。可動ローラ30は左右方向に延びる円柱体である。可動ローラ30の左右方向長さは、受け台12,13(図3参照)の左右方向長さと略同一である。支持部34は、可動ローラ30の左右両端部を回転自在に支持する。
支持部34は、右側面視略逆L字状の板状部材である。誘導ローラ31は、支持部34の下流側端部で支持される。第1補助ローラ32は、誘導ローラ31よりも若干上流側で、支持部34によって支持される。第2補助ローラ33は、第1補助ローラ32よりも上流側且つ上側で、支持部34によって支持される。つまり誘導ローラ31、第1補助ローラ32、及び第2補助ローラ33は、下流側から上流側に順番に並ぶ。
モータ221(図3参照)は、キャリッジ349,350(図3参照)を介して、可動ローラ30を支持する支持部34を上下方向に移動可能である。図9は、支持部34が最上位に配置された状態を示す。この状態で、支持部34のうち上下方向に延びる部分は、フィルムロール22の上流側の近傍に配置される。支持部34のうち搬送方向に延びる部分は、フィルムロール22の下方に配置される。可動ローラ30はフィルムロール22よりも下側に配置される。なお、図9においては筐体800、底部10、及び側板部111,112の図示を省略している(図10も同様)。
図10は、支持部34が最下位に配置された状態を示す。この状態で、支持部34のうち搬送方向に延びる部分は、搬送経路103の下側に配置される。支持部34の移動に伴う誘導ローラ31の移動経路を、移動経路104という。誘導ローラ31が移動経路104に沿って最下位に移動した場合、誘導ローラ31は搬送経路103の下側に配置される。搬送経路103と移動経路104とが交差する位置を、交差位置105という。
<切断部77>
図9〜図11に示すように、交差位置105の下方に、左右方向に延びるガイドレール74が設けられる。ガイドレール74は、搬送ベルト511よりも右側に延び、且つ搬送ベルト512よりも左側に延びる。切断部77は、ガイドレール74の上流側に連結されており、且つガイドレール74に沿って移動可能である。切断部77は、上方に向けて突出し且つ左右方向に延びる刃部771を備える。モータ225(図13参照)は、切断部77をガイドレール74に沿って左右方向に移動する。
図10に示すように、支持部34が最下位に配置された場合、誘導ローラ31はガイドレール74の上方に配置される。誘導ローラ31と第1補助ローラ32との間に、切断部77から上方に延びる刃部771が配置される。この状態で、切断部77が左右方向に移動されると、刃部771はフィルムロール22から供給されたフィルム24を幅方向に切断できる。
<台座ガイドローラ71、保持ローラ72、加熱部86、回転抑制部80>
図9〜図11に示すように、側板部111,112(図3参照)で挟まれる部分の上流側、且つ搬送経路103の下側に、左右方向に延びる台座ガイドローラ71が設けられる。台座ガイドローラ71は、搬送経路103に下側から接する。台座ガイドローラ71は、搬送経路103に沿って上流側から下流側に搬送される台座2(図2参照)を、受け台12,13間で下方から支持し、受け台12から受け台13に誘導する。図10に示すように、支持部34が最下位に配置された場合、第2補助ローラ33は台座ガイドローラ71の上方近傍に配置される。
台座ガイドローラ71の下流側に、左右方向に延びる保持ローラ72が設けられる。保持ローラ72の左右端部は、保持部78によって回転可能に支持される。保持部78は、台座ガイドローラ71の下方に設けられた左右方向に延びる軸を中心に揺動可能である。保持部78は、モータ226(図13参照)によって揺動する。保持部78の揺動によって、保持ローラ72が台座ガイドローラ71の下流側に近接した状態(図15参照)と、保持ローラ72が台座ガイドローラ71から下方に離隔した状態(図9、図10参照)とに切り替わる。保持ローラ72が台座ガイドローラ71の下流側に近接した場合、保持ローラ72は搬送経路103に下側から接する(図12参照)。このとき、フィルムロール22から供給されたフィルム24が、保持ローラ72と台座ガイドローラ71とに挟まれる。
図11及び図12に示すように、保持ローラ72の下流側の近傍に、加熱部86が設けられる。加熱部86は、上端に3つの加熱ユニットを備える。加熱ユニットは、上面にヒータ871を備える。ヒータ871は、フィルム24に接触してフィルム24を加熱できる。モータ223(図13参照)が回転することで、加熱部86は上下方向に移動する。加熱部86が最上位に配置された状態(図11参照)で、3つの加熱ユニットの各々の上面は、搬送経路103(図9、図10参照)に近接する。加熱部86が移動し、最下位に配置された状態(図9、図10参照)で、3つの加熱ユニットの各々の上面は、搬送経路103から離隔する。
加熱部86の下流側に回転抑制部80が設けられる。回転抑制部80は、カム851、2つの支持棒82、及びストッパ81を備える。2つの支持棒82は搬送方向に延びる。ストッパ81は、2つの支持棒82の各々の上流側端部に設けられ、且つ左右方向に延びる。ストッパ81の形状は、断面形状が四角形の棒状である。ストッパ81の上流側の面にゴムが設けられる。モータ224(図13参照)がカム851を回転した場合、2つの支持棒82は搬送方向に移動して、ストッパ81も搬送方向に移動する。
図12は、支持部34が最下位に配置され、台座ガイドローラ71(図10参照)と保持ローラ72とが近接し、加熱部86が最上位に配置され、ストッパ81が上流側に配置された状態を示す。ストッパ81は、誘導ローラ31に接触可能な位置に配置される。ストッパ81のゴムは、誘導ローラ31を上流側に押す。これによって、誘導ローラ31の回転は規制される。加熱部86は、第1補助ローラ32と保持ローラ72との間を通って上方に突出する。
<電気的構成>
図13を参照し、包装装置1の電気的構成を説明する。包装装置1は、CPU201、フラッシュROM202、RAM203、台座取付センサ41、台座排出センサ42、作動検知センサ43、操作部206、表示部207、及びヒータ871を備える。CPU201は、包装装置1全体の制御を司る。CPU201は、フラッシュROM202に記憶されたプログラムを実行することによって、台座2に載置された物品3をフィルム24によって包装する処理を実行する。フラッシュROM202は、CPU201が実行する後述の各種処理のプログラム等を記憶する。
包装装置1は、駆動部211〜217、モータ221〜227、エンコーダ231,232,237を備える。駆動部211〜217は、各々、モータ221〜227にパルス信号を出力することによって、モータ221〜227を駆動する。エンコーダ231,232,237は、各々、モータ221,222,227の回転に応じた数のパルス信号を出力する。CPU201は、フラッシュROM202、RAM203、台座取付センサ41、台座排出センサ42、作動検知センサ43、操作部206、表示部207、ヒータ871、駆動部211〜217、及び、エンコーダ231,232,237と電気的に接続する。駆動部211〜217は、各々、モータ221〜227と電気的に接続する。
CPU201は、包装装置1に接続された外部機器又は包装装置1内の電子部品に、第一信号及び第二信号を出力可能である。第一信号は、包装装置1に対する台座2の供給を規制するための動作の実行を指示する信号である。第二信号は、包装装置1に対する台座2の供給を許可するための動作の実行を指示する信号である。本実施形態では、CPU201は第一信号及び第二信号を、包装装置1に接続されたゲート機構5に出力する。
<メイン処理>
図14〜図25を参照し、CPU201によって実行されるメイン処理について説明する。図15〜図25は、図2におけるA−A線の矢視方向断面図を示し、筐体800、底部10、及び側板部111,112の図示を省略している。図15、図16、及び図25は、第一コンベア4及び第二コンベア6を模式的に示す。
メイン処理は、包装装置1が台座2及び物品3を包装するために、CPU201によって実行される処理である。メイン処理が実行される前において、フィルム24の先端部は、フィルムロール22から引き出され、搬送経路103の下側且つ台座ガイドローラ71の下流側にある(図12参照)。ユーザが操作部206(図1参照)にメイン処理を開始する指示を入力した場合に、CPU201はフラッシュROM202に記憶されたプログラムを読み出して実行することによって、メイン処理を開始する。
図14に示すように、まずCPU201は初期化処理を実行する(S1)。初期化処理は、包装装置1を初期状態に制御する処理である。図12に示すように、包装装置1が初期状態にある場合、支持部34は最上位に配置される。加熱部86は最下位に配置される。ストッパ81は下流側に配置される。切断部77は左側に配置される。保持ローラ72は台座ガイドローラ71に対して下流側から近接する位置に配置される。フィルム24の先端部は、保持ローラ72及び台座ガイドローラ71によって搬送方向両側から挟まれる。フィルム24は、第2補助ローラ33の上流側と、台座ガイドローラ71及び保持ローラ72によって挟まれた部分との間で、上下方向に真っ直ぐに延びる状態になる。
S1において、CPU201は搬送ベルト511,512を、先述の第一待機位置又は第二待機位置まで回転させる。本実施形態では、CPU201は搬送ベルト511,512を第一待機位置まで回転させる(図15参照)。CPU201はゲート機構5の制御部に第二信号を出力する。図15に示すように、ゲート機構5の制御部は第二信号を受信すると、ゲート機構5のモータを駆動して、ゲート板5Aを許可位置に移動させる。これによりゲート板5Aは、第一コンベア4から包装装置1に供給される台座2に接触しないように退避される。
ユーザはメイン処理の開始を指示した後、第一コンベア4及び第二コンベア6の各制御部に動作開始を指示する。これにより、第一コンベア4のモータはベルト4Aを回転し、第二コンベア6のモータはベルト4Aを回転する。その後、図1に示すように、ユーザは台座2をベルト4Aの上面に載せて、更に板状部905上に物品3を載置する。物品3が載置された台座2は、ベルト4Aの回転に伴って、受け台12に向けて下流側に搬送される。図15に示すように、ベルト4A上で搬送される台座2は、許可位置にあるゲート板5Aの上側を通って受け面12Aに移動する(矢印140)。
S1の実行後、CPU201は台座取付センサ41がONであるか否かを判断する(S3)。図15に示す例では、受け面12Aに移動した台座2の第一側面が、一対のフック爪61Aの凹部612に付勢される。このとき、板状部905が台座取付センサ41を押圧する。つまり台座2が受け面12Aに載置され、且つ第一側面が一対のフック爪61Aに接触したことが、台座取付センサ41によって検出される。この場合、CPU201は台座取付センサ41がONであると判断し(S3:YES)、搬送ベルト511,512の正転方向の回転を開始する(S5)。これにより、搬送ベルト511,512は、待機位置から搬送位置に変化する。搬送位置は、一対の挿入爪61B又は一対の挿入爪62Bが、受け面12A,13Aよりも上側に突出する、搬送ベルト511,512の回転位置である。台座取付センサ41がONでない場合(S3:NO)、CPU201は処理をS3に戻す。
図15に示す例では、S5で搬送ベルト511,512が回転開始されると、一対のフック爪61Aが下流側に移動する。同時に、一対の挿入爪61Bが、プーリ52B,53Bの湾曲形状に沿って搬送ベルト511,512の上側部分に移動する。このとき、一対の挿入爪61Bは、各々対応する搬送用の穴927に挿入する。その後、図16に示すように、搬送ベルト511,512の回転に伴って、搬送用の穴927に挿入された一対の挿入爪61Bは、台座2を下流側に付勢して搬送する。
S5の実行後、CPU201は台座取付センサ41がOFFであるか否かを判断する(S7)。図16に示す例では、台座2が受け面12Aで所定量下流側に搬送されると、板状部905は台座取付センサ41から離れる(矢印141)。この場合、CPU201は台座取付センサ41がOFFであると判断し(S7:YES)、第一信号を出力する(S9)。本実施形態では、CPU201は第一信号をゲート機構5の制御部に出力する。図16に示すように、ゲート機構5の制御部は第一信号を受信すると、ゲート機構5のモータを駆動して、ゲート板5Aを規制位置に移動させる。これにより、第一コンベア4から包装装置1への台座の供給が、ゲート板5Aによって遮断される。台座取付センサ41がOFFでない場合(S7:NO)、CPU201は処理をS7に戻る。
S9の実行後、CPU201は、駆動部211〜217(図13参照)を介してモータ221〜227(図13参照)を駆動することで、図17〜図23に示す包装処理を実行する。図17に示すように、モータ222が搬送ベルト511,512を正転方向に回転させることで、台座2は下流側へ向けて搬送されている(矢印142)。台座2の第一側面は、フィルム24に接触し、その後、保持ローラ72上を通過する。
台座2は、フィルム24を下流側に押しながら、上流側から移動経路104に近づき、加熱部86の上方を通過する。なお、フィルム24の先端部は、台座ガイドローラ71及び保持ローラ72によって挟持されている。台座2によってフィルム24が下流側に押されることで、フィルム24の先端部は板状部905の下面に回り込む。フィルムロール22は繰出し方向に回転し、フィルム24はフィルムロール22から繰出される。フィルムロール22が回転した場合、モータ227はフィルムロール22を繰出し方向に回転させる。
台座2の第一側面が、加熱部86の上方位置よりも下流側に所定距離分移動した場合、モータ222は、搬送ベルト511,512の回転を停止させる。台座2は停止する。モータ227は、フィルムロール22を繰出し方向にさらに回転させる。これによって、フィルムロール22からフィルム24が外部に強制的に繰出される。フィルムロール22が矢印161の方向に回転することによって、フィルム24は弛む。その後、モータ227は回転を停止する。
モータ223は、加熱部86を最上位まで上昇させる(矢印143)。加熱部86の上面は、搬送経路103に下方から近接した状態になる。台座2の第一側面は、加熱部86の上方位置よりも所定距離分、下流側に移動している。板状部905の下面には、フィルム24が回り込んでいる。従って、最上位まで移動した加熱部86の上面は、板状部905の下面との間にフィルム24の先端部を挟んだ状態になる。
加熱部86のヒータ871(図12参照)は発熱する。ヒータ871によって加熱されることで、フィルム24の先端部は溶融し、板状部905の下面の下流側端部に接着する。ヒータ871は、発熱を開始してから所定時間経過後に発熱を止める。所定時間は、ヒータ871によってフィルム24の温度を融点まで加熱させるために必要な時間である。
図18に示すように、モータ223は、加熱部86を最下位まで下降させる(矢印144)。モータ226は、保持部78を揺動させることで、保持ローラ72を、台座ガイドローラ71に対して下方に離隔する位置まで移動させる(矢印145)。台座ガイドローラ71及び保持ローラ72は、フィルム24の先端部を解放する。なお、フィルム24の先端部は、板状部905の下面の下流側端部に接着した状態となっている。
モータ222は、搬送ベルト511,512の正転方向の回転を再び開始させ、台座2を下流側へ搬送させる(矢印146)。フィルム24の先端部は台座ガイドローラ71及び保持ローラ72から解放されている。フィルム24の先端部は、板状部905の下面に接着した状態で、台座2の移動に伴って下流側に移動する。この台座2の移動に伴って、モータ227はフィルムロール22を繰出し方向に回転させる。フィルム24は、さらにフィルムロール22から繰り出される(矢印162)。フィルム24は弛んでいる。
モータ222が搬送ベルト511,512を継続して正転方向に回転させることで、台座2の第一側面は交差位置105を搬送方向の上流側から下流側に向けて横切る。台座2は更に下流側に搬送される(矢印146)。このとき、台座2の第一側面及び物品3の下流側端部は、フィルム24に対して接触して曲折させる。
台座2の第一側面は、受け面13Aまで搬送される。台座2の第一側面は、台座ガイドローラ71よりも下流側まで搬送される。フィルム24は、板状部905及び物品3の上側を覆う位置に配置される。台座2の第一側面が交差位置105を横切った後、モータ222は搬送ベルト511,512の回転を停止させる。台座2は停止する。フィルムロール22から延びるフィルム24は、第2補助ローラ33の上流側に接触して僅かに上流側に誘導され、第2補助ローラ33の下側に接触して下流側に延び、第1補助ローラ32の下側に接触してさらに下流側に延び、台座2の下流側及び物品3の下流側に至る。誘導ローラ31は、第1補助ローラ32と台座2及び物品3との間に延びるフィルム24の上方に配置された状態になる。
図19に示すように、台座2が停止した後、モータ221は支持部34を移動経路104に沿って最上位から最下位まで移動させる。支持部34の最下位への移動に伴って、誘導ローラ31は、フィルム24に上側から接触し、さらにフィルム24を移動経路104に沿って下方に誘導する(矢印147)。フィルム24は、台座2及び物品3を上方から押し当てる。支持部34が最下位へ移動する間、モータ227はフィルム24を繰出し方向に回転させる。フィルム24はフィルムロール22から繰出される(矢印163)。従って、フィルム24は弛んでいる。その後、モータ227は回転を停止する。
図20に示すように、最下位まで移動した誘導ローラ31は、搬送経路103に対して下側から接した状態となる。フィルム24は、板状部905及び物品3の下流側、上側、及び上流側を覆う。モータ227は、フィルムロール22を巻き取り方向に回転させる。巻き取り方向は、繰出し方向とは反対の方向である。これによって、フィルムロール22から繰出されたフィルム24は、フィルムロール22に強制的に巻き取られる(矢印164)。
モータ222は、搬送ベルト511,512を逆転方向に回転させる。逆転方向は、搬送ベルト511,512が右側面視で時計回りに回転する方向である。第一爪部61の挿入爪61Bは下流側から上流側に移動し、台座2を上流側へ向けて搬送する(矢印148)。台座2の第二側面は、フィルム24に接触して上流側に押す。台座2の第二側面は、下流側から上流側に向けて交差位置105を横切り、加熱部86の上方位置を通過する。
誘導ローラ31は、板状部905の下面に下側から接した状態で、台座2に対して下流側へ相対的に移動する。板状部905の下面と誘導ローラ31との間には、フィルム24が挟まれた状態になる。フィルム24は、台座2の下側に回り込む。台座2の第二側面が加熱部86の上方位置よりも上流側に所定距離分移動した場合、モータ222は駆動を停止し、台座2を停止させる。
台座2が上流側へ搬送される場合に、モータ227は、フィルムロール22を巻き取り方向に回転させている。フィルム24はフィルムロール22に巻き取られる。従って、台座2が上流側に搬送され、板状部905の上流側端部がフィルム24を上流側に押すことに応じて、フィルム24に張力が作用する。フィルム24に作用する張力によって、台座2及び物品3にフィルム24が密着する。
図21に示すように、モータ224は、ストッパ81を上流側に移動させる(矢印149)。ストッパ81の上流側には、最下位に移動した誘導ローラ31が配置されている。ストッパ81のゴムは、誘導ローラ31に近接し、誘導ローラ31に巻きついた状態のフィルム24を誘導ローラ31との間に挟む。誘導ローラ31とストッパ81のゴムとの間にフィルム24が挟まれる。誘導ローラ31の回転は規制される。その後、モータ227は駆動を停止し、フィルムロール22の巻き取り方向への回転を停止させる。
モータ225は、切断部77をガイドレール74(図11参照)に沿って左側から右側に移動させる。切断部77が右側に移動することによって、フィルム24は、誘導ローラ31とストッパ81のゴムとの間に挟まれた部分よりもフィルムロール22側で刃部771によって切断される。切断部77は、フィルム24のうち台座2及び物品3を覆った部分を、フィルムロール22側から切り離す。フィルム24の切断後、フィルムロール22から延びるフィルム24のうち切断された端部は、台座ガイドローラ71の下方側に垂れ下がる(図22参照)。
図22に示すように、モータ226は、保持部78を揺動させることで、保持ローラ72を、台座ガイドローラ71に対して下流側から近接する位置まで移動させる(矢印150)。フィルム24のうち切断部77によって切断された端部は、台座ガイドローラ71及び保持ローラ72によって挟持される。
モータ223は、加熱部86を最下位から最上位まで上昇させる(矢印151)。加熱部86の上面は、搬送経路103に下方から近接した状態になる。なお、板状部905のうち上流側端面は、加熱部86の上方位置よりも所定距離分上流側に移動している。板状部905の下面の上流側端部には、誘導ローラ31によって誘導されたフィルム24が配置された状態となっている。従って、加熱部86が上昇して最上位に配置された場合、加熱部86の上面は、台座2との間にフィルム24を挟んだ状態となる。
加熱部86のヒータ871は発熱し、フィルム24のうち切断部77によって切り取られた端部を加熱する。フィルム24は溶融する。溶解したフィルム24は、板状部905の下面の上流側端部に接着する。フィルムロール22から切り取られたフィルム24は、台座2及び物品3を覆った状態になる。台座2及び物品3は包装される。ヒータ871は、所定時間経過後、発熱を停止する。
図23に示すように、モータ223は加熱部86を、最上位から最下位まで下降させる(矢印152)。加熱部86の上面は、搬送経路103から離隔する。モータ224はストッパ81を下流側に移動させる(矢印153)。ストッパ81に設けられたゴムは誘導ローラ31から離隔する。誘導ローラ31は回転可能な状態になる。その後、モータ222は、搬送ベルト511,512を正転方向に回転させ、台座2を下流側に搬送させる。これにより、包装後の台座2は、受け台13に向けて下流側に搬送され、包装処理は終了する。
S11の実行後、CPU201は、台座排出センサ42がONであるか否か判断する(S13)。図24に示す例では、包装後の台座2は搬送ベルト511,512の正転方向の回転に伴って、受け面13A上で下流側に搬送される(矢印154)。包装後の台座2が受け面13Aの下流側端部まで搬送されると、板状部905が台座排出センサ42を押圧する。この場合、CPU201は台座排出センサ42がONであると判断し(S13:YES)、搬送ベルト511,512を待機位置まで正転方向に回転させる(S15)。台座排出センサ42がONでない場合(S13:NO)、CPU201は処理をS13に戻す。
S15では、S11で第一爪部61(詳細には、一対の挿入爪61B)が台座2を搬送した場合、搬送ベルト511,512は第二待機位置まで回転される。一方、S11で第二爪部62(詳細には、一対の挿入爪62B)が台座2を搬送した場合、搬送ベルト511,512は第一待機位置まで回転される。図24に示す例では、搬送ベルト511,512は第二待機位置まで回転される。このとき、一対のフック爪61A及び一対の挿入爪61Bは、プーリ52A,53Aの湾曲形状に沿って受け面12A,13Aの下側に移動する。一対の挿入爪61Bは、各々対応する搬送用の穴927から抜け出して、台座2から離隔する。台座2は、受け面13Aの下流側部分で停止する。
次にCPU201は、第二信号を出力する(S17)。本実施形態では、CPU201は第二信号をゲート機構5の制御部に出力する。これにより、図16に示すように、ゲート板5Aは規制位置から許可位置に移動する。その後、CPU201は処理をS3に戻す。これにより、ユーザが新たな台座2をベルト4Aの上面に載せて、更に板状部905上に物品3を載置することで、上記と同様に台座2及び物品3を包装できる。
包装後の台座2が受け面13Aに載置された状態で、新たな台座2の包装処理(S11)が開始された場合、次のように包装後の台座2が第二コンベア6に搬送される。図25に示す例では、先述の図17と同様に包装処理が実行されると、台座2は下流側へ向けて搬送される(矢印142)。このとき、一対のフック爪62Aよりも下流側にある一対の押出爪61Cが、受け面13Aにある台座2の第二側面に接触して、台座2を下流側に付勢する。付勢された台座2は、受け面13Aからベルト6Aに移動して、ベルト6Aによって更に下流側に搬送される(矢印155)。従って、本実施形態の包装システム100は、搬送ベルト511,512の回転制御によって、包装前の台座2を包装装置1に供給するとともに、包装後の台座2を包装装置1から回収することができる。
<実施形態の作用効果の例示>
上記実施形態の包装装置1又は包装システム100は、以下の作用効果を奏する。以下の作用効果は、一対のフック爪61A、一対の挿入爪61B、一対の押出爪61C、及び第一待機位置を、各々、一対のフック爪62A、一対の挿入爪62B、一対の押出爪62C、及び第二待機位置に置き換えても、同様の作用効果を奏することはいうまでもない。
上記実施形態の包装装置1では、搬送ベルト511,512が第一待機位置にあるときに、台座取付センサ41によって台座2が受け面12Aに載置され、且つ台座2の第一側面が一対のフック爪61Aに接触したことが検出された場合、モータ222によって搬送ベルト511,512が第一待機位置から搬送位置へ移動するように回転される。一対の挿入爪61Bを受け面12Aに載置された台座2の穴927に挿入した後、モータ222によって搬送ベルト511,512がさらに回転される(S3:YES、S5)。一対の挿入爪61Bによって台座2が筐体800の内部まで搬送された場合、台座2に載置されている物品3が、台座2とともにフィルム24によって包装される(S11)。これによれば、台座2が受け面12Aに載置され、且つ台座2の第一側面が一対のフック爪61Aに接触すれば、台座2は一対の挿入爪61Bによって自動的に搬送される。従ってユーザは、台座2を搬送用の部材である一対の挿入爪61Bに簡易に装着できる。
一対の挿入爪61Bによって台座2を受け面12A,13A上で下流側に搬送された後、モータ222によって搬送ベルト511,512がさらに回転される。これにより、一対のフック爪61A及び一対の挿入爪61Bが受け面12A,13Aよりも下側に移動され、且つ一対の押出爪61Cによって台座2の第二側面が下流側に付勢される(S11)。従って包装装置1は、包装前の台座2を包装位置に供給するとともに、包装後の台座2を包装装置1の外部に搬送することができる。
一対の挿入爪61Bは、搬送ベルト511,512の外側方向に向けて、搬送ベルト511,512の外側方向と直交する方向の断面積が漸減する形状である。つまり一対の挿入爪61Bは、台座2の穴927に挿入しやすい形状である。従って包装装置1は一対の挿入爪61Bによって、台座2を確実に搬送できる。
台座取付センサ41は、受け面12Aのうちで、左側のフック爪61Aの可動範囲と、右側のフック爪61Aの可動範囲との間に設けられる。従って包装装置1は、一対のフック爪61Aに接触する台座2を、台座取付センサ41によって確実に検出できる。
台座取付センサ41は、搬送ベルト511,512が第一待機位置にある場合、一対のフック爪61Aを結ぶ仮想線上、又はその仮想線よりも上流側にある。従って包装装置1は、一対のフック爪61Aに上流側から接触する台座2を、台座取付センサ41によって確実に検出できる。
台座取付センサ41によって物体が検出されている状態から、台座取付センサ41によって物体が検出されていない状態に変化した場合に、第一信号が出力される(S9)。従って包装装置1は、台座取付センサ41の検出状態の変化に応じて、包装装置1又は他装置で各種動作を実行できる。
ゲート機構5の制御部は、第一信号を受信していない場合(例えば第二信号を受信した場合)にゲート板5Aを許可位置に移動させ、且つ第一信号を受信した場合にゲート板5Aを規制位置に移動させる。従って包装システム100は、台座取付センサ41の検出状態の変化に応じて、包装装置1への台座2の供給を許可又は規制できる。
包装システム100は、第一コンベア4を備えたことにより、包装装置1よりも上流側から、包装前の台座2を包装装置1に供給できる。包装システム100は、第二コンベア6を備えたことにより、包装後の台座2を包装装置1から離隔する方向に搬送できる。
<変形例の例示>
本発明は上記実施形態に限定されず、各種変形が可能である。包装装置1は、単体で使用されてもよい。包装システム100は、第一コンベア4、ゲート機構5、及び第二コンベア6の少なくとも一つを備えなくてもよい。例えば、包装装置1を単体で使用する場合、又は包装システム100が第一コンベア4を備えていない場合、台座2の第一側面が一対のフック爪61Aに接触するように、ユーザが手作業で台座2を受け面12Aに載置してもよい。
第一コンベア4の制御部は、第一信号を受信していない場合(例えば第二信号を受信した場合)にベルト4Aを回転させて台座2を搬送し、且つ第一信号を受信した場合にベルト4Aの回転停止(つまり、台座2の搬送停止)を実行してもよい。包装装置1のCPU201は、第一信号を受信していない場合(例えば第二信号を受信した場合)に、台座2の供給を許可する報知を実行し、且つ台座2の供給第一信号を受信した場合に台座2の供給を禁止する報知を実行してもよい。台座2の供給を許可又は禁止する報知の態様は、例えば、発光制御、画像表示、音声出力等が挙げられる。
CPU201は、S13を実行しなくてもよい。この場合、CPU201は、図示外のセンサによって搬送ベルト511,512が第一待機位置又は第二待機位置まで回転したことを検出した場合に、第二信号を出力してもよい。
上記実施形態では、互いに独立した複数の装置(包装装置1、第一コンベア4、ゲート機構5、及び第二コンベア6)で、包装システム100を構成した場合を例示した。これに代えて、包装装置1は、第一コンベア4、ゲート機構5、及び第二コンベア6の少なくとも一つを備えてもよい。包装装置1のCPU201は、ゲート板5A、ベルト4A、ベルト6Aの少なくとも一つの動作を直接制御してもよい。
台座取付センサ41は、台座2が受け面12Aに載置され、且つ台座2の第一側面が一対のフック爪61Aに接触したことを、直接的又は間接的に検出できればよい。例えば台座取付センサ41は、光センサでもよい。上記実施形態では、搬送ベルト511,512に2つの爪部(第一爪部61,第二爪部62)を設けた場合を例示したが、搬送ベルト511,512に1つの爪部又は3つ以上の爪部を設けてもよい。
上記実施形態及び変形例において、包装装置1又は包装システム100が本発明の「包装装置」に相当する。搬送方向の下流側が本発明の「第一方向」に相当する。受け面12A,13Aが本発明の「面部」に相当する。搬送ベルト511,512が本発明の「ベルト」に相当する。モータ222が本発明の「駆動部」に相当する。一対のフック爪61A及び一対のフック爪62Aが、本発明の「接触部材」に相当する。搬送ベルト511,512の正転方向が、本発明の「回転方向」に相当する。一対の挿入爪61B及び一対の挿入爪62Bが、が本発明の「挿入部材」に相当する。台座取付センサ41が本発明の「センサ」に相当する。S1及びS15を実行するCPU201が、本発明の「第一制御手段」に相当する。S5及びS11を実行するCPU201が、本発明の「第一制御手段」に相当する。可動ローラ30、切断部77、台座ガイドローラ71、保持ローラ72、加熱部86、及び回転抑制部80が、本発明の「包装手段」に相当する。
一対の押出爪61C及び一対の押出爪62Cが、本発明の「押出部材」に相当する。S9を実行するCPU201が本発明の「信号出力手段」に相当する。ゲート板5Aが本発明の「規制部材」に相当する。ゲート機構5の制御部が、本発明の「第三制御手段」に相当する。第一コンベア4が本発明の「第一搬送手段」に相当する。第一コンベア4の制御部が、本発明の「第四制御手段」に相当する。第二コンベア6が本発明の「第二搬送手段」に相当する。
1 包装装置
2 台座
3 物品
4 第一コンベア
5 ゲート機構
5A ゲート板
6 第二コンベア
12,13 受け台
12A,13A 受け面
24 フィルム
30 可動ローラ
41 台座取付センサ
61A,62A フック爪
61B,62B 挿入爪
61C,62C 押出爪
71 台座ガイドローラ
72 保持ローラ
77 切断部
80 回転抑制部
86 加熱部
100 包装システム
201 CPU
222 モータ
511,512 搬送ベルト

Claims (10)

  1. 物品を載置可能な台座を載置可能であり且つ略水平な第一方向と平行な面部を有する受け台と、
    前記面部よりも下側に設けられて環状に回転可能な無端状のベルトであり、前記ベルトの上側部分が前記第一方向と平行に延びる前記ベルトと、
    前記ベルトの上側部分が前記第一方向に移動するように、前記ベルトを回転させることが可能な駆動部と、
    前記ベルトに固定された部材であり、前記ベルトが待機位置にある場合に前記面部よりも上側に突出して、前記面部に載置された前記台座の第一側面に接触可能であり、前記第一側面は前記第一方向の下流側の側面である接触部材と、
    前記ベルトに固定された部材であり、前記ベルトが前記待機位置にある場合に、前記接触部材よりも前記ベルトの回転方向の上流側且つ前記面部よりも下側に配置され、前記ベルトが搬送位置にある場合に前記面部よりも上側に突出して、前記面部に載置された前記台座に設けられた穴に挿入可能な挿入部材と、
    前記台座が前記面部に載置され、且つ前記第一側面が前記接触部材に接触したことを直接的あるいは間接的に検出可能なセンサと、
    前記駆動部によって前記ベルトを回転させることで、前記ベルトを前記待機位置に位置決めする第一制御手段と、
    前記ベルトが前記待機位置にあるときに、前記センサによって前記台座が前記面部に載置され、且つ前記第一側面が前記接触部材に接触したことが検出された場合、前記駆動部によって前記ベルトを回転させることで、前記ベルトを前記待機位置から前記搬送位置へ移動させて、前記挿入部材を前記面部に載置された前記台座の前記穴に挿入した後、前記駆動部によって前記ベルトをさらに回転させる第二制御手段と、
    前記第二制御手段によって移動される前記挿入部材によって前記台座が所定の包装位置まで搬送された場合、前記台座に載置されている前記物品を、前記台座とともにフィルムによって包装する包装手段と
    を備えたことを特徴とする包装装置。
  2. 前記ベルトに固定された部材であり、前記ベルトが前記待機位置にある場合に、前記挿入部材よりも前記回転方向の上流側且つ前記面部よりも下側に配置され、前記ベルトが前記搬送位置にある場合に前記面部よりも上側に突出して前記台座の第二側面に接触可能であり、前記第二側面は前記第一方向の上流側の側面である押出部材と、
    前記第二制御手段は、前記挿入部材によって前記台座を前記面部上で前記第一方向に搬送させた後、前記駆動部によって前記ベルトをさらに回転させて、前記接触部材及び前記挿入部材を前記面部よりも下側に移動させ、且つ前記押出部材によって前記第二側面を前記第一方向に付勢することを特徴とする請求項1に記載の包装装置。
  3. 前記挿入部材は、前記ベルトの外側方向に向けて、前記ベルトの外側方向と直交する方向の断面積が漸減する形状であることを特徴とする請求項1又は2に記載の包装装置。
  4. 前記受け台において前記第一方向及び上下方向と直交する第二方向の両端部にある、第一の前記ベルト及び第二の前記ベルトと、
    前記第一のベルトを回転可能な第一の前記駆動部、及び前記第一のベルトの回転と同期して、前記第二のベルトを回転可能な第二の前記駆動部と、
    前記第一のベルトに固定された第一の前記接触部材、及び前記第一の接触部材と前記第二方向に並んで、前記第二のベルトに固定された第二の前記接触部材と、
    前記第一のベルトに固定された第一の前記挿入部材、及び前記第一の挿入部材と前記第二方向に並んで、前記第二のベルトに固定された第二の前記挿入部材と
    を備え、
    前記センサは、前記面部のうちで、前記第一の接触部材の可動範囲と、前記第二の接触部材の可動範囲との間に設けられることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の包装装置。
  5. 前記センサは、前記ベルトが前記待機位置にある場合、前記第一の接触部材及び前記第二の接触部材を結ぶ仮想線上、又は前記仮想線よりも前記第一方向の上流側にあることを特徴とする請求項4に記載の包装装置。
  6. 前記センサによって物体が検出されている状態から、前記センサによって物体が検出されていない状態に変化した場合に、所定信号を出力する信号出力手段を備えたことを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の包装装置。
  7. 前記受け台に対して前記第一方向の上流側に設けられ、前記面部への物体の進入を許可する許可位置と、前記面部への物体の進入を規制する規制位置との間で移動可能な規制部材と、
    前記所定信号を受信していない場合に前記規制部材を前記許可位置に移動させ、且つ前記所定信号を受信した場合に前記規制部材を前記規制位置に移動させる第三制御手段と
    を備えたことを特徴とする請求項6に記載の包装装置。
  8. 前記受け台に対して前記第一方向の上流側に設けられ、前記台座を前記第一方向に搬送することで、前記台座を前記面部に供給可能な第一搬送手段を備えたことを特徴とする請求項1から7の何れかに記載の包装装置。
  9. 前記受け台に対して前記第一方向の上流側に設けられ、前記台座を前記第一方向に搬送することで、前記台座を前記面部に供給可能な第一搬送手段を備え、
    前記所定信号を受信していない場合に前記台座を前記第一方向に搬送し、且つ前記所定信号を受信した場合に前記台座の搬送を停止する第四制御手段と
    を備えたことを特徴とする請求項6に記載の包装装置。
  10. 前記受け台に対して前記第一方向の下流側に設けられ、前記第二制御手段によって移動される前記押出部材によって前記台座が前記面部よりも前記第一方向に搬送された場合、前記台座を前記面部から離隔する方向に搬送可能な第二搬送手段を備えたことを特徴とする請求項2に記載の包装装置。
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