JP2014218291A - 包装装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】設置スペースの小型化が容易に可能な包装装置を提供する。【解決手段】包装装置は、台座及び物品の周囲にフィルムを誘導する誘導ローラ、誘導ローラを上下方向に移動可能に支持する一対の側板部、一対の側板部に揺動可能に支持された受け台12、受け台12の受け面12Aが水平となった状態で、受け台12の受け面12Aに沿って台座を搬送し、且つ、誘導ローラを上下方向に移動する制御を行うCPU、受け台12に移動可能に設けられた把手、受け台12のうち台座の搬送方向と交差する幅方向の両端の夫々に設けられ、把手の移動に伴い夫々が幅方向に移動する案内部161、165を備える。案内部161は、幅方向の外側に延びる第1延設部、及び、第1延設部の幅方向の外側の端部から受け台12の受け面12A側に延びる第2延設部163を備える。【選択図】図6

Description

本発明は、台紙上に載置された物品を台紙とともにフィルムで覆うことによって、物品を包装する包装装置に関する。
物品をフィルムで覆い包装する包装装置が提案されている。例えば特許文献1に記載された包装装置は、搬送される物品の通過する搬送面と交差する位置にフィルムを配置する。物品は上流側の受け台に載置され、フィルムに向けて搬送される。フィルムは物品によって引っ張られ、物品に密着する。包装装置は、物品の搬送方向下流側でフィルムを溶断する。物品はフィルムによって密封される。フィルムによって密封された物品は、下流側の受け台に載置される。
特許文献1に記載された包装装置において、上流側及び下流側の受け台の幅方向の両側に、物品を幅方向の両側からガイドするガイド壁が設けられる場合がある。ガイド壁は、搬送中の物品が受け台から落下することを防止する。
特許文献1に記載された包装装置では、フィルムに対して上流側及び下流側に受け台が設けられる為、包装装置の設置スペースが増大する。そこで、上流側の受け台の下流側端部、及び、下流側の受け台の上流側端部の夫々を支点として受け台を上方に揺動させることができれば、未使用時の包装装置の設置スペースを小さくすることができる。
特開平7−187114号公報
しかしながら、受け台にガイド壁が設けられる場合、受け台の揺動の際にガイド壁が包装装置の本体部分に接触し、受け台を揺動させることができなくなる可能性がある。この場合、包装装置の設置スペースを小さくできないという問題点がある。
本発明の目的は、設置スペースの小型化が容易に可能な包装装置を提供することである。
本発明の包装装置は、台座上に載置された物品を、前記台座とともにフィルムによって包装する包装装置であって、前記台座及び前記物品の周囲に前記フィルムを誘導する誘導ローラと、前記誘導ローラを上下方向に移動可能に支持する一対の側板部と、前記一対の側板部に揺動可能に支持された受け台と、前記受け台の面が略水平となった状態で、前記受け台の面に沿って前記台座を搬送し、且つ、前記誘導ローラを上下方向に移動する制御を行うことによって、前記物品及び前記台座を前記フィルムによって包装する制御手段と、前記受け台に移動可能に設けられた把手と、前記受け台のうち前記台座の搬送方向と交差する幅方向の両端の夫々に設けられ、前記把手の移動に伴い夫々が前記幅方向に移動する一対の案内部とを備えた包装装置であって、前記一対の案内部の夫々は、前記幅方向の外側に延びる第1延設部、及び、前記第1延設部の前記幅方向の外側の端部から前記受け台の面側に延びる第2延設部を備えている。
本発明によれば、包装装置は、把手の移動に伴って案内部を受け台の幅方向に移動させることができる。従って包装装置は、受け台を揺動させた場合に第2延設部が本体に接触することを、案内部を幅方向の内側に移動させることによって防止できる。このためユーザは、包装装置の設置スペースを小さくする為に受け台を略垂直とする操作を、把手を手で掴むことで容易に行うことができる。
本発明において、前記把手、及び前記一対の案内部の夫々は、ラックギヤを備え、前記把手、及び前記一対の案内部の夫々のラックギヤに嵌合するピニオンギヤを更に備えてもよい。これによって包装装置は、把手の移動に連動させて一対の案内部の夫々を幅方向に移動させることが可能となる。
本発明において、前記把手が第1方向に移動した時に、前記一対の案内部の夫々は前記幅方向の内側に移動し、前記把手が第1方向と反対方向である第2方向に移動した時に、前記一対の案内部の夫々は前記幅方向の外側に移動し、前記把手を前記第2方向に付勢する付勢手段を備えてもよい。付勢手段は、受け台が略水平となった場合に把手を第2方向に移動させることによって、案内部の第2延設部を幅方向の外側に移動させる。従って包装装置は、受け台を略水平とした場合に、第2延設部が、受け台の上面に沿って搬送される台座の移動の邪魔になることを防止できる。
本発明において、前記受け台の前記幅方向の両側に設けられ、前記搬送方向に延びる無端状のベルトと、前記第2延設部の前記幅方向の内側の面に設けられ、前記一対の案内部の夫々が前記幅方向の内側に移動した状態で前記ベルトに近接するガイドローラを備えてもよい。包装装置は、一対の案内部の夫々が幅方向の内側に移動した状態で、ガイドローラをベルトに近接させることができる。従ってガイドローラは、一対の案内部の夫々が幅方向の内側に移動した状態でベルトを折り曲げることが可能となる。
本発明において、前記把手は、前記受け台の面が略垂直となった状態で、前記一対の側板部と近接する側と反対側の面に設けられてもよい。ユーザは、受け台の面が略垂直となった状態で容易に把手を掴むことができる。
包装装置1(筐体800を装着した状態)の斜視図である。 包装装置1(筐体800を装着した状態)の右側面図である。 包装装置1(筐体800を装着した状態)の斜視図である。 包装装置1(筐体800を外した状態)を上流側から見た斜視図である。 包装装置1(筐体800を外した状態)を下流側から見た斜視図である。 受け台12(案内部16が外側に移動した状態)の斜視図である。 案内部161、165の斜視図である。 受け台12の底面図である。 支持部128及び把手169の斜視図である。 受け台12の内部構造を下側から見た図である。 受け台12の内部構造を下側から見た図である。 受け台12(案内部16が内側に移動した状態)の斜視図である。 搬送機構50の斜視図である。 支持部54周辺の拡大斜視図である。 支持部54周辺の拡大平面図である。 搬送機構50(受け台12、13を略水平とした状態)の右側面図である。 搬送機構50(受け台12、13を略垂直とした状態)の右側面図である。 第1搬送部61及び第2搬送部62の拡大斜視図である。 搬送機構50の下流側の右側面図である。 ガイド部14,15の正面図である。 ガイド部15の斜視図である。 ガイド部15の右側面図である。 側板部11の上端近傍の斜視図である。 フィルムカセット21及びトルク調節機構40の斜視図である。 フィルムロール22及びトルク調節機構40の斜視図である。 レバー47(柄部472を縮めた状態)の右側面図である。 レバー47(柄部472を伸ばした状態)の右側面図である。 固定部48の斜視図である。 第1位置に配置されたレバー47を示す斜視図である。 第2位置に配置されたレバー47を示す斜視図である。 第3位置に配置されたレバー47を示す斜視図である。 可動ローラ30の斜視図である。 支持部34が最上位に配置した状態の右側面図である。 支持部34が最下位に配置した状態の右側面図である。 台座ガイドローラ71、保持ローラ72、加熱部86の斜視図である。 加熱部86の斜視図である。 回転制御部80の斜視図である。 可動ローラ30、加熱部86、及び回転制御部80の斜視図である。 可動ローラ30、加熱部86、及び回転制御部80の斜視図である。 台座2(曲折しない状態)の平面図である。 台座2(曲折した状態)の斜視図である。 受け台12上に載置された台座2の平面図である。 第1搬送部61及び第2搬送部62に装着された台座2の斜視図である。 包装装置1の電気的構成を示すブロック図である。 包装処理のフローチャートである。 包装処理による包装工程を示す図である。 包装処理による包装工程を示す図である。 包装処理による包装工程を示す図である。 包装処理による包装工程を示す図である。 包装処理による包装工程を示す図である。 包装処理による包装工程を示す図である。 包装処理による包装工程を示す図である。 包装処理による包装工程を示す図である。 包装処理による包装工程を示す図である。 包装処理による包装工程を示す図である。 包装処理による包装工程を示す図である。 包装処理による包装工程を示す図である。 包装処理による包装工程を示す図である。 包装処理による包装工程を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。包装装置1は、台紙等の台座2上に載置された物品3の上側をフィルム24で覆い、物品3を台座2に固定することによって、物品3を包装する。以下、このようにして物品3を包装することを、「台座2及び物品3を包装する」という。包装装置1は、図1の右斜め下側から左斜め上側に向けて、物品3が載置された台座2を搬送し、台座2及び物品3を包装する。図1の上側、下側、左斜め下側、及び右斜め上側を、夫々、包装装置1の上側、下側、右側、及び左側という。図1の右斜め下側及び左斜め上側を、夫々、搬送方向の上流側及び下流側という。
図1から図3に示すように、包装装置1は筐体800を備える。筐体800の形状は、上下方向を長手方向とする略直方体である。筐体800は、上筐体801及び下筐体803を備える。下筐体803の形状は、左右方向を長手方向とする略直方体である。上筐体801は、2つの立設部802A及び架設部802Bを備える。2つの立設部802Aは、夫々、下筐体803の左右両端部から上方に延びる。架設部802Bは、2つの立設部802Aの夫々の上端部の間に架設される。2つの立設部802Aの夫々は、側板部11(図4、図5参照、後述)を左右方向の外側から覆う。架設部802Bは、フィルムカセット21(図4、図5参照、後述)を上側から覆う。筐体800の上流側及び下流側の側面の夫々には、下筐体803、2つの立設部802A、及び架設部802Bで囲まれた開口805が形成される。
(1)受け台12、13
図1及び図2に示すように、下筐体803の上流側の側面の上端部から上流側に向けて、受け台12が水平方向に延びる。下筐体803の下流側の側面の上端部から下流側に向けて、受け台13が水平方向に延びる。受け台12、13の形状は、搬送方向を長手方向とする平面視略長方形の箱状である。脚部121は受け台12の下側に設けられ、受け台12を下方から支持する。脚部131は受け台13の下側に設けられ、受け台13を下方から支持する。受け台12は、開口805に向けて搬送される台座2を上面で受ける。受け台13は、包装が完了した台座2及び物品3を上面で受ける。以下、受け台12の上面を「受け面12A」といい、受け台13の上面を「受け面13A」という。受け台12、13が水平方向に延びた状態で、受け面12A、13Aの夫々は水平となる。
受け台12は下流側を支点として揺動可能であり、受け台13は上流側を支点として揺動可能である。図3は、受け台12、13が垂直方向に延びた状態を示している。受け台12、13の夫々の受け面12A、13Aは、受け台12、13を支持する側板部11(図4、図5参照)に近接し、垂直となる。受け台12のうち受け面12Aと反対側の面であって受け面12Aと平行な裏面12Bに、把手169が設けられる。受け台13のうち受け面13Aと反対側の面であって受け面13Aと平行な裏面13Bに、把手179が設けられる。把手169、179は、夫々、ユーザが掴んで受け台12、13を手動で揺動させる為に設けられる。
図2に示すように、ユーザは、把手169、179の夫々を掴んで受け台12、13を手動で揺動させ、受け面12A、13Aの夫々が水平となるように切り替える。これによってユーザは、包装装置1を、フィルム24による台座2及び物品3の包装が可能な状態とする。受け面12A、13Aは同一平面を形成するので、台座2をスムーズに搬送させることが可能になる。以下、受け面12A、13Aによって形成される平面であって、搬送される台座2の経路部分を、「搬送経路103」(図46等参照)という。
一方、図3に示すように、ユーザは、受け台12、13を手動で揺動させ、受け面12A、13Aの夫々が垂直となるように切り替えることもできる。受け台12、13は、開口805(図1参照)を塞ぐ。これによってユーザは、包装装置1を設置するために必要なスペースを小さくできる。またユーザは、包装装置1を持ち運び容易な状態にできる。
図4及び図5に示すように、包装装置1は、底部10及び側板部111、112を備える。底部10の形状は、平面視矩形状である。側板部111は、底部10の右端部から上方垂直方向に延びる。側板部112は、底部10の左端部から上方垂直方向に延びる。以下、側板部111、112を総称し、「側板部11」という。側板部11の形状は、上下方向を長手方向とする略長方形の板状である。側板部111、112の各内面は対向する。受け台12は、側板部11の上流側の端部に揺動可能に支持される。受け台13は、側板部11の下流側の端部に揺動可能に支持される。
図6に示すように、受け台12は、右端面のうち側板部11に近接する部分(図6の左上側の部分)に案内部161を備え、左端面のうち側板部11に近接する部分に案内部165を備える。以下、案内部161、165を総称し、「案内部16」という。受け台12のうち側板部11に近接する部分を、揺動軸129が左右方向に貫通する。揺動軸129の左右方向両端は、側板部11(図4、図5参照)によって支持される。受け台12は、揺動軸129を中心に揺動する。以下、説明を容易とする為、受け台12の受け面12Aが水平となった状態を例に挙げて説明する。
図7に示すように、案内部161は、第1延設部162及び第2延設部163を備える。第1延設部162の形状は板状である。第1延設部162は、基部162A及び突出部162Bを備える。基部162Aの形状は、平面視略正方形である。突出部162Bは、基部162Aの上流側の端部から左方に突出する。突出部162Bの形状は、左右方向を長手方向とする平面視略長方形である。突出部162Bの下流側の端部にラックギヤ162Cが設けられる。突出部162Bに、上下方向に貫通し且つ左右方向に延びる長穴162Dが設けられる。
第2延設部163は、基部162Aの右端に設けられる。第2延設部163は、土台部163A、立設部163B、及び突出部163Cを備える。立設部163Bは、第1延設部162の基部162Aの右端から上側(言い換えれば、受け台12の受け面12Aの配置する側)に向けて垂直方向に延びる。立設部163Bの形状は板状である。土台部163Aは、立設部163Bの下端から左方に突出する。土台部163Aの下面は基部162Aの上面に接触し、第2延設部163を基部162Aに固定する。突出部163Cは、立設部163Bの上端から左方に突出する。
立設部163Bの左側面のうち下流側、且つ、突出部163Cの下側に、ガイドローラ163Eが設けられる。ガイドローラ163Eは、立設部163Bから右方に水平に延びる回転軸163Dに回転可能に支持される。
案内部165は、第1延設部166及び第2延設部167を備える。第1延設部166の形状は板状である。第1延設部166は、基部166A及び突出部166Bを備える。基部166Aの形状は、平面視略正方形である。突出部166Bは、基部166Aの下流側の端部から右方に突出する。突出部166Bの形状は、左右方向を長手方向とする平面視略長方形である。突出部166Bの上流側の端部にラックギヤ166Cが設けられる。突出部166Bに、上下方向に貫通し且つ左右方向に延びる長穴166Dが設けられる。
第2延設部167は、基部166Aの左端に設けられる。第2延設部167は、土台部167A、立設部167B、及び突出部167Cを備える。立設部167Bは、第1延設部166の基部166Aの左端から上側(言い換えれば、受け台12の受け面12Aの配置する側)に向けて垂直方向に延びる。立設部167Bの形状は板状である。土台部167Aは、立設部167Bの下端から右方に突出する。土台部167Aの下面は基部166Aの上面に接触し、第2延設部167を基部166Aに固定する。突出部167Cは、立設部167Bの上端から右方に突出する。
立設部167Bの右側面のうち下流側、且つ、突出部167Cの下側に、ガイドローラ167Eが設けられる。ガイドローラ167Eは、立設部167Bから右方に水平に延びる回転軸167Dに回転可能に支持される。
図8に示すように、受け台12は、脚部121及び把手169を裏面12Bに備える。脚部121の形状は棒状である。脚部121は、一対の支持部121A及び底部121Bを備える。一対の支持部121Aは、搬送方向に沿って延びる。底部121Bは、一対の支持部121Aの夫々のうち下流側の端部の間に延びる。受け台12は、一対の支持部121Aのうち上流側の端部を揺動可能に支持する。脚部121は、一対の支持部121Aのうち上流側の端部を中心として揺動可能である。図8は、一対の支持部121Aが裏面12Bと平行となった状態を示している。
図4及び図5に示すように、受け台12の受け面12Aが水平となった場合、脚部121は、裏面12Bと交差する方向に一対の支持部121Aが延びた状態とすることによって、受け台12を下方から支持可能となる。一方、図3に示すように、受け台12の受け面12Aが垂直となった場合、脚部121は、裏面12Bと平行に一対の支持部121Aが延びた状態とすることによって、裏面12Bに設けられた凹部121Cに収容される。
図8に示すように、把手169の形状は枠状である。把手169は、受け台12の裏面12Bのうち上流側の端部の左右方向略中央に設けられた凹部127内に配置される。把手169は、受け台12の長手方向に沿って移動可能である。図3に示すように、受け台12が垂直となった場合、受け面12Aは、受け台12のうち側板部11に近接する側に配置され、裏面12Bは側板部11から離隔する側に配置される。この為ユーザは、把手169を容易に掴んで受け台12を手前に倒し、包装装置1を使用可能な状態とすることができる。
図9に示すように、把手169の下流側に支持部168が設けられる。支持部168の形状は板状である。支持部168は、基部168A及び突出部168Bを備える。基部168Aは、搬送方向を長手方向とする平面視略長方形である。基部168Aの左右方向略中央に、上下方向に貫通し且つ搬送方向に長い2つの長穴168Dが設けられる。2つの長穴168Dは搬送方向に並ぶ。2つの長穴168Dのうち上流側の長穴168Dの右側に、下方(図9の上方)に突出する突出部168Fが設けられる。突出部168Fには、ばね124(図10、図11参照、後述)が取り付けられる。突出部168Fの下流側に、上下方向に貫通し且つ搬送方向に長い穴168Eが設けられる。穴168Eの形状は、平面視略長方形である。突出部168Bは、基部168Aの下流側の端部の右側から、下流側に突出する。突出部168Bの形状は、搬送方向を長手方向とする平面視略長方形である。突出部168Bの左側の端部にラックギヤ168Cが設けられる。
図10及び図11に示すように、案内部161の第1延設部162は、受け台12の右側面の外側から受け台12内に入り込む。案内部165の第1延設部166は、受け台12の左側面の外側から受け台12内に入り込む。支持部168は、受け台12内の左右方向略中央に配置され、搬送方向に延びる。受け台12内の左右方向略中央に、下側(図10の手前側)に延びる円柱状の突出部123A、123B、123C(図11参照)、123D、123Eが設けられる。突出部123A〜123Eは、上流側から下流側に向けて順番に一直線状に並ぶ。突出部123A、123Bは、夫々、支持部168の2つの長穴168Dに上側から挿通する。支持部168及び把手169は、2つの長穴168Dの搬送方向の長さ分、搬送方向に移動可能である。図10は、支持部168及び把手169が下流側に移動した状態を示し、図11は、支持部168及び把手169が上流側に移動した状態を示す。
受け台12内に、下側(図10の手前側)に延びる突出部123Fが設けらる。突出部123Fは、支持部168の穴168Eに上側から挿通する。突出部123Fにばね124の一端側が取り付けられる。ばね124は上流側に延びる。ばね124の他端側は、支持部168の突出部168Fに取り付けられる。ばね124は、支持部168及び把手169を下流側に付勢する。把手169に外力が加わらない場合、図10に示すように、ばね124の付勢力によって、2つの長穴168Dの夫々の上流側の端部に突出部123A、123Bが接触する状態となるまで、支持部168及び把手169は下流側に移動する。一方、ユーザが把手169を掴んだ場合、図11に示すように、支持部168及び把手169は、ばね124の付勢力に逆らって上流側に移動する。
突出部123Dに、ピニオンギヤ125が回転可能に支持される。ピニオンギヤ125は、径の異なる2つのピニオンギヤ125A、125Bを含む。ピニオンギヤ125Aは上側(図10の奥側)に配置され、ピニオンギヤ125Bは下側(図10の手前側)に配置される。ピニオンギヤ125Aの径は、ピニオンギヤ125Bの径よりも大きい。ピニオンギヤ125A、125Bは、夫々、突出部123Dを中心として回転可能である。ピニオンギヤ125Bの右側は、支持部168のラックギヤ168Cに噛合する。ピニオンギヤ125は、支持部168が搬送方向に移動することに伴い回転する。
図10に示すように、突出部123Eは、案内部165の長穴166Dに上側から挿通する。案内部165は、長穴166Dの左右方向の長さ分、左右方向に移動可能である。ピニオンギヤ125Aの下流側は、案内部165のラックギヤ166Cに噛合する。図11に示すように、突出部123Cは、案内部161の長穴162Dに上側から挿通する。案内部161は、長穴162Dの左右方向の長さ分、左右方向に移動可能である。ピニオンギヤ125Aの上流側は、案内部161のラックギヤ162Cに噛合する。案内部161、165は、ピニオンギヤ125の回転に伴い、左右方向に移動する。
図10に示すように、ばね124が支持部168を付勢して把手169が下流側に移動した場合、支持部168のラックギヤ168Cは、底面視にて反時計回りにピニオンギヤ125Aを回転させる。ピニオンギヤ125Aの回転に伴い、ピニオンギヤ125Bも反時計回りに回転する。ピニオンギヤ125Bに噛合したラックギヤ162Cが右側に移動することに伴い、案内部161は右側に移動する。ピニオンギヤ125Bに噛合したラックギヤ166Cが左側に移動することに伴い、案内部165は左側に移動する。図6に示すように、案内部161の第1延設部162は受け台12から右側に突出し、第2延設部163は受け台12の右端面から右方に離隔する。案内部165の第1延設部166A(図7参照)は受け台12から左側に突出し、第2延設部167は受け台12の左端面から左方に離隔する。ガイドローラ163E、167E(図7参照)は、受け台12の左右端部に設けられたベルト51(図13参照)から離隔する。
一方、図11に示すように、ユーザが把手169を掴んだ場合、把手169が上流側に移動する。支持部168のラックギヤ168Cは、底面視にて時計回りにピニオンギヤ125Aを回転させる。ピニオンギヤ125Aの回転に伴い、ピニオンギヤ125Bも時計回りに回転する。ピニオンギヤ125Bに噛合したラックギヤ162Cが左側に移動することに伴い、案内部161は左側に移動する。ピニオンギヤ125Bに噛合したラックギヤ166Cが右側に移動することに伴い、案内部165は右側に移動する。図12に示すように、案内部161の第1延設部162(図7参照)は受け台12内に入り込み、第2延設部163は受け台12の右端面に近接する。案内部165の第1延設部166A(図7参照)は受け台12内に入り込み、第2延設部167は受け台12の左端面に近接する。ガイドローラ163E、167Eは、ベルト51の上側に配置する。
図1に示すように、受け台12が水平となった状態で、案内部161は右側に移動し、案内部165は左側に移動する。案内部161、165の下流側の端部は、上筐体801の2つの立設部802Aの夫々の上流側の側面に接触する。第2延設部163、167(図7参照)間は広がり、搬送中の台座2に案内部161、165は接触しない。従って、案内部161、165が台座2に接触することによって台座2の搬送が妨げられることを防止できる。又、搬送中の台座2の右側面に、案内部161の突出部163Cが配置され、台座2の左側面に、案内部165の突出部167Cが配置される。突出部163C、167Cは、台座2を左右両側から支持することが可能である。従って、案内部161、165は、搬送中の台座2が左右方向に倒れてしまうことを防止できる。
一方、ユーザが把手169を掴み、受け台12の長手方向の外側に把手169を移動させた後、図3に示すように、受け台12は垂直とされる。案内部161は左側に移動し、案内部165は右側に移動する。第2延設部163、167(図7参照)間の長さは、上筐体801の2つの立設部802Aの間の長さよりも小さくなる。案内部161、165は、筐体800の開口805(図1参照)に入り込む。受け台12の受け面12Aは開口805に密着する。このように包装装置1は、把手169と案内部161、165とを連動させ、ユーザが把手169を掴む動作を行った場合に、同時に、案内部161、165を受け台12の内側に移動させることができる。この為ユーザは、受け台12を垂直とする操作を容易に行うことができる。
図5に示すように、受け台13は、右端面のうち側板部11に近接する部分に案内部171を備え、左端面のうち側板部11に近接する部分に案内部175を備える。以下、案内部171、175を総称し、「案内部17」という。受け台13は、側板部11に近接する部分を左右方向に貫通する揺動軸によって、側板部11に揺動可能に支持される。
案内部171は、第1延設部172、第2延設部173、突出部174、及びガイドローラ173Eを備える。第1延設部172は、受け台13の右端から右方に延びる板状部材である。第2延設部173は、第1延設部172の右端から上方に延びる側面視略長方形の板状部材である。突出部174は、第2延設部173の左側面から左方に突出する。ガイドローラ173Eは、第2延設部173の左側面に回転可能に設けられる。案内部175は、第1延設部176、第2延設部177、突出部178、及びガイドローラ177Eを備える。第1延設部176は、受け台13の右端から右方に延びる板状部材である。第2延設部177は、第1延設部176の右端から上方に延びる側面視略長方形の板状部材である。突出部178は、第2延設部177の左側面から左方に突出する。ガイドローラ177Eは、第2延設部177の右側面に回転可能に設けられる。第1延設部172、176の夫々の形状は、第1延設部162、166(図7参照)の夫々と略同一である。受け台13の裏面13Bに設けた把手179に支持部(図示外)が設けられる。支持部の形状は、支持部168(図9参照)と略同一である。受け台13内の構成は、受け台12内の構成(図10、図11参照)と略同一である。
受け台13のうち側板部11に支持された側と反対側に把手179が移動した場合、案内部171は右側に移動し、案内部175は左側に移動する。案内部171の第1延設部172は受け台13から右側に突出し、第2延設部173は受け台13の右端面から右方に離隔する。案内部175の第1延設部176は受け台13から左側に突出し、第2延設部177は受け台13の左端面から左方に離隔する。ガイドローラ173E、177Eは、受け台12の左右端部に設けられたベルト51(図13参照)から離隔する。一方、ユーザが把手179を掴んだ場合、案内部171は左側に移動し、案内部175は右側に移動する。案内部171の第1延設部172は受け台13内に入り込み、第2延設部173は受け台13の右端面に近接する。案内部175の第1延設部176は受け台13内に入り込み、第2延設部177は受け台13の左端面に近接する。ガイドローラ173E、177Eは、ベルト51の上側に配置する。
受け台13が水平となった状態で、案内部171は右側に移動し、案内部175は左側に移動する。案内部171、175の下流側の端部は、上筐体801の2つの立設部802Aの夫々の下流側の側面に接触する。第2延設部173、177間は広がり、搬送中の台座2に案内部171、175は接触しない。一方、ユーザが把手179を掴み、受け台13の長手方向の外側に把手179を移動させた後、図3に示すように、受け台13は垂直とされる。案内部171は左側に移動し、案内部175は右側に移動する。第2延設部173、177間の長さは、上筐体801の2つの立設部802Aの間の長さよりも小さくなる。案内部171、175は、筐体800の開口805(図1参照)に入り込む。受け台13の受け面13Aは開口805に密着する。従って包装装置1は、案内部161、165の場合と同様、把手179と案内部171、175とを連動させることができる。この為ユーザは、受け台13を垂直とする操作を容易に行うことができる。
(2)搬送機構50
図13に示すように、受け台12、13の右端部及び左端部に、夫々、無端状のベルト511、512が設けられる。以下、ベルト511、512を総称して、「ベルト51」ともいう。ベルト51は繊維とウレタンゴム等の複合材であり、弾性変形可能である。ベルト51は無端状であり、内側面に歯を有する。ベルト511はプーリ52間に架設され、ベルト512はプーリ53間に架設される。プーリ52は、プーリ521、523、524、525、527を備え、プーリ53は、プーリ531、533、534、535、537を備える。プーリ521、523、524、525、527、531、533、534、535、537の夫々の軸心の延びる方向は互いに平行である。以下、プーリ521、527、531、537を、夫々、「第1従動プーリ521、527、531、537」という。プーリ523、525、533、535を、夫々、「第2従動プーリ523、525、533、535」という。プーリ524、534を、夫々、「主動プーリ524、534」という。以下、説明を容易とする為、受け台12、13の夫々の受け面12A、13Aが水平となった状態を例に挙げて説明する。
図4及び図5に示すように、ベルト51のうち受け台12の左右端部に配置する部分の夫々は、一対のカバー122の夫々によって外側から覆われる。ベルト51のうち受け台13の左右端部に配置する部分の夫々は、一対のカバー132の夫々によって外側から覆われる。カバー122、132の夫々は、受け面12A、13A側を覆わない為、ベルト51は受け面12A、13A側に露出する。図13では、ベルト51を覆うカバー122、132は省略されている。
図13に示すように、第1従動プーリ521は、受け台13の右側面の下流側に回転可能に設けられる。第1従動プーリ527は、受け台12の右側面の上流側に回転可能に設けられる。第1従動プーリ521、527の夫々の軸心は、左右方向を向く。第1従動プーリ521、527は、ベルト511の内側に接触し、ベルト511を回転可能に支持する。
受け台13の右側面の上流側に、ガイド部522が設けられる。受け台12の右側面の下流側に、ガイド部526が設けられる。ガイド部522は、揺動軸139を中心とする半円弧状の部材である。ガイド部526は揺動軸129を中心とする半円弧状の部材である。ガイド部522、526は、ベルト511内に配置される。
主動プーリ524は側板部111(図4、図5参照)の左側面の搬送方向略中央に配置される。主動プーリ524の軸心は左右方向を向く。主動プーリ524は、ベルト511の内側に接触する。主動プーリ524は、外側面に歯を有し、ベルト511の内側の歯と係合する。
第2従動プーリ523、525は、夫々、側板部111(図4参照)の左側面の下流側及び上流側に配置される。第2従動プーリ523、525の夫々の軸心は左右方向を向く。第2従動プーリ523、525は、ベルト511の外側に接触し、ベルト511を回転可能に支持する。図14に示すように、第2従動プーリ523の回転軸523A、及び、第2従動プーリ525の回転軸525Aは、支持部54によって支持される。支持部54は、右側板部541、左側板部542、及び底面部543を備える。右側板部541、左側板部542、及び底面部543の形状は板状である。底面部543は、第2従動プーリ523、525の下側に設けられる。右側板部541は、底面部543の右端から上方垂直方向に延び、第2従動プーリ523、525の右側に配置される。左側板部542は、底面部543の左端から上方垂直方向に延び、第2従動プーリ523、525の左側に配置される。
右側板部541及び左側板部542の夫々の下流側に、左右方向に貫通し且つ搬送方向に延びる長穴54Aが設けられる。第2従動プーリ523の回転軸523Aは、長穴54Aに挿通する。支持部54は、第2従動プーリ523を回転可能に、且つ、長穴54Aの搬送方向の長さ分、搬送方向に移動可能に支持する。右側板部541及び左側板部542の夫々の上流側に、左右方向に貫通し且つ搬送方向に延びる長穴54Bが設けられる。第2従動プーリ525の回転軸525Aは、長穴54Bに挿通する。支持部54は、第2従動プーリ525を回転可能に、且つ、長穴54Bの搬送方向の長さ分、搬送方向に移動可能に支持する。
右側板部541は、右方に突出する突出部544、545を備える。突出部544は、右側板部541の下端の搬送方向略中央から右方に延び、右端で上方に曲折して上方に延び、上端で右方に曲折して右方に延びる。突出部545は、右側板部541のうち突出部544の上側から右方に延びる。回転軸523Aの右端と突出部544の右端との間に、ばね544Aが介在する。ばね544Aは、回転軸523Aを上流側に付勢する。回転軸525Aの右端と突出部545の右端との間に、ばね545Aが介在する。ばね545Aは、回転軸525Aを下流側に付勢する。
図15に示すように、左側板部542は、左方に突出する突出部546、547を備える。突出部546、547の形状は、突出部544、545と同一である。回転軸523Aの左端と突出部546の左端との間に、ばね546Aが介在する。ばね546Aは、回転軸523Aを上流側に付勢する。回転軸525Aの左端と突出部547の左端との間に、ばね547Aが介在する。ばね547Aは、回転軸525Aを下流側に付勢する。
図16に示すように、第2従動プーリ523、525の夫々の軸心は、第1従動プーリ521、527の夫々の軸心間を搬送方向に一直線状に延びる仮想線528に対して下方に離隔した位置に配置される。主動プーリ524の軸心は、仮想線528に対して下方、且つ、第2従動プーリ523、525の夫々の軸心間を搬送方向に一直線状に延びる仮想線529に対して下方に離隔した位置に配置される。第2従動プーリ523は、ベルト511のうち第1従動プーリ521と主動プーリ524との間に架設された部分511Aに外側から接触し、ベルト511の部分511Aは内側に曲折する。第2従動プーリ525は、ベルト511のうち第1従動プーリ527と主動プーリ524との間に架設された部分511Bに外側から接触し、ベルト511の部分511Bは内側に曲折する。なお、ベルト511のうち第1従動プーリ521、527間に架設された部分511Cは、搬送方向に一直線状に延びる。第1従動プーリ521、527、及び第2従動プーリ523、525の径は略同一である。主動プーリ524の径は、第1従動プーリ521、527、及び第2従動プーリ523、525の径の略2倍である。
第2従動プーリ523の回転軸523A、及び、第2従動プーリ525の回転軸525Aは、仮想線529に沿って移動可能である。受け台12、13の受け面12A、13Aが水平である場合、ベルト511は、第2従動プーリ523に対して下流側に向かう方向の力を加え、第2従動プーリ525に対して上流側に向かう方向の力を加える。従って第2従動プーリ523は、ばね544A(図15参照)の力に逆らって下流側に移動し、第2従動プーリ525は、ばね544B(図15参照)の力に逆らって上流側に移動する。第2従動プーリ523の回転軸523Aは、搬送方向の可動範囲のうち最も下流側に移動した状態になる。又、第2従動プーリ525の回転軸525Aは、搬送方向の可動範囲のうち最も上流側に移動した状態になる。
なお、受け台12、13の左側に設けられた第1従動プーリ531、537、第2従動プーリ533、535、主動プーリ534、及びガイド部532、536の夫々の形状及び配置は、上記した第1従動プーリ521、527、第2従動プーリ523、525、主動プーリ524、及びガイド部522、526の夫々の形状及び配置と同一である。また第2従動プーリ533、535は、上記の支持部54と同一形状の支持板によって支持される。
図13に示すように、主動プーリ524、534は、左右方向に延びる軸59によって連結される。主動プーリ524の右側面から、軸581が右方に延びる。軸581の先端に平歯車58が設けられる。受け台13の上流側部分の下側に、第2モータ222が設けられる。第2モータ222の回転軸は右方に延びる。第2モータ222の回転軸の先端に平歯車56が設けられる。平歯車56、58間に、複数の平歯車によって構成された伝達部57が設けられる。伝達部57は、平歯車56の回転駆動力を平歯車58に伝達する。ベルト51は、第2モータ222によって回転する。ベルト51は、外側面に設けられた搬送部60によって台座2を上流側から下流側に搬送する。以下、ベルト51、搬送部60、第2モータ222、及び伝達部57を総称し、「搬送機構50」という。
平歯車56、58、及び伝達部57は、第2モータ222の回転駆動力を主動プーリ524に伝達することによって、主動プーリ524を回転させる。なお、主動プーリ524、534間は軸59によって連結されている為、主動プーリ524が回転することによって主動プーリ534も回転する。主動プーリ524、534は、夫々、ベルト511、512を回転させる。ベルト51は、右側面視にて反時計回りの方向に回転することによって、台座2を上流側から下流側に搬送する。
受け台12、13が揺動し、受け面12A、13Aが垂直となった場合を例に挙げる。案内部16(図12参照)は、把手169(図12参照)の移動に伴い、受け台12の内側に移動し、案内部17(図5参照)は、把手179(図3参照)の移動に伴い、受け台13の内側に移動する。案内部16のガイドローラ163E、及び、案内部17のガイドローラ173Eは、夫々、ベルト511の上方に配置される。図17に示すように、受け台12が揺動軸129を支点として揺動し、受け台13が揺動軸139を支点として揺動した場合、ベルト511は曲折する。ベルト511の部分511Aは、受け台13の上流側の端部に設けられたガイド部522との接触部分で曲折する。また、ベルト511の部分511Bは、受け台12の下流側の端部に設けられたガイド部526との接触部分で曲折する。また、ベルトの部分511Cは、ガイドローラ163E、173Eと接触する位置まで上方に移動した後、ガイドローラ163E、173Eの夫々との接触部分で曲折する。ベルトの部分511Cは、右側面視にて略U字状に曲折する。
ベルト511は、部分511Cがガイドローラ163E、173Eと接触する位置まで上方に移動する為、受け面12A、13Aが水平となった状態と比較してベルト511はプーリ52間で余剰となる。ベルト511が第2従動プーリ523に対して下流側に加える力、及び、第2従動プーリ525に対して上流側に加える力が弱くなる。第2従動プーリ523は、ばね544A(図15参照)の力によって上流側に移動し、第2従動プーリ525は、ばね544B(図15参照)の力によって下流側に移動する。この為、ベルト511の余剰は解消され、ベルト511の張力は維持される。従って、受け台12、13の受け面12A、13Aが垂直となった場合でも、ベルト511は弛まず、第1従動プーリ521、527、第2従動プーリ523、524、及び主動プーリ524から外れない。
なお、受け台12、13の受け面12A、13Aが垂直となった場合におけるベルト512、第1従動プーリ531、537、第2従動プーリ533、535、主動プーリ534、ガイド部532、536、及びガイドローラ167E、177Eの挙動は、上記した第1従動プーリ521、527、第2従動プーリ523、525、主動プーリ524、ガイド部522、526、及びガイドローラ163E、173Eの挙動と同一である。
搬送部60について説明する。図13に示すように、ベルト511、512の夫々の外側面に、搬送部60が設けられる。搬送部60は、ベルト51の回転に伴って受け台12上から受け台13上に移動することで、台座2を上流側から下流側に搬送する。
搬送部60は、第1搬送部61、及び第2搬送部62を備える。第1搬送部61及び第2搬送部62は、ベルト51の延びる方向、即ち搬送方向に離隔する。図18に示すように、第1搬送部61は、第1突出部611、第1延設部612、及び爪部613(図19参照)を備える。第1突出部611は、ベルト51の外側面に対して垂直方向且つ外方向に突出する。第1突出部611のうち下流側の側面は、下流側に向けて斜め下方向に傾斜する。第1突出部611のうちベルト51と接続する側と反対側の端部、且つ、上流側の側面から、上流側に向けて第1延設部612が延びる。第1延設部612はベルト51と平行に延びる。第1突出部611のうちベルト51と接続する側と反対側の端部に、有底状の穴が設けられる。穴の底面に貫通穴が設けられる。爪部613は、貫通穴に挿通する螺子によって固定される。
ベルト51と第1延設部612とで挟まれる部分に空間が形成される。第1搬送部61は、上流側の側面のうちベルト51に近接する部分が、下流側に凹んだ形状になる。第1突出部611及び第1延設部612の左右方向の長さは、ベルト51の左右方向の長さと略同一である。
図19に示すように、第1突出部611のうちベルト51と接触する側の部分に爪部613が設けられる。爪部613は、第1爪部及び第2爪部を備える。第1爪部は、第1突出部611のうちベルト51と接触する面(以下、「底面」という。)の下流側の左右両側の夫々から、ベルト51側に延びる。第1爪部は、ベルト51の幅方向の両外側の夫々に配置する。第2爪部は、第1爪部の先端からベルト51の幅方向の内側に向けて延び、ベルト51の歯と係合する。爪部613は、第1突出部611の底面と第2爪部との間にベルト51を挟むことによって、第1搬送部61をベルト51に固定する。
図18に示すように、第2搬送部62は、第2突出部621、第2延設部622、及び爪部623(図19参照)を備える。第2突出部621は、ベルト51の外側面に対して垂直方向且つ外方向に突出する。第2突出部621は、第1搬送部61の第1突出部611に対して上流側に所定距離分離隔した部分に設けられる。第2突出部621のうちベルト51と接続する側と反対側の端部、且つ、下流側の側面から、下流側に向けて第2延設部622が延びる。第2延設部622はベルト51と平行に延びる。
ベルト51と第2延設部622とで挟まれる部分に空間が形成される。第2搬送部62は、下流側の側面のうちベルト51に近接する部分が、上流側に凹んだ形状になる。第2突出部621及び第2延設部622の左右方向の長さは、ベルト51の左右方向の長さと略同一である。第2突出部621のうちベルト51と接続する側と反対側の端部に、有底状の穴が設けられる。穴の底面に貫通穴が設けられる。爪部623は、貫通穴に挿通する螺子によって固定される。
図19に示すように、第2突出部621のうちベルト51と接触する部分に爪部623が設けられる。爪部623は、第1爪部及び第2爪部を備える。第1爪部は、第2突出部621のうちベルト51と接触する底面の左右両側の夫々から、ベルト51側に延びる。第1爪部及び第2爪部の形状は、第1搬送部61の爪部613の第1爪部及び第2爪部と同一であるため、説明を省略する。爪部623は、第2突出部621の底面と第2爪部との間にベルト51を挟むことによって、第2搬送部62をベルト51に固定する。
(3)ガイド部14、15
図20から図22を参照し、ガイド部14、15について説明する。図20では、案内部16が省略されている。図20に示すように、ガイド部14は、側板部111の左側面に設けられ、ガイド部15は、側板部112の右側面に設けられる。ガイド部14は、第1突出部14A、第2突出部14B、延設部14C、及びガイドローラ14Dを備える。ガイド部15は、第1突出部15A、第2突出部15B、延設部15C、及びガイドローラ15Dを備える。第1突出部14A、15A、第2突出部14B、15B、延設部14C、15C、及びガイドローラ14D、15Dの夫々の構成は同一である。以下、ガイド部15について説明し、ガイド部14の説明は省略する。
図20及び図21に示すように、第1突出部15Aの形状は板状である。第1突出部15Aは、側板部112の左側面に設けられる。第1突出部15Aの平面は左右方向を向く。第1突出部15Aの左側の平面は、側板部112の右側面に接続する。第1突出部15Aの搬送方向の長さは、側板部112の搬送方向の長さよりも僅かに短い。第1突出部15Aの下端は、搬送経路103よりも上側に配置される。第1突出部15Aの下端と搬送経路103との間に隙間が形成される。第1突出部15Aの下端と搬送経路103との間の長さは、台座2(図40参照)の厚さよりも大きい。第1突出部15Aの上端は、架設板117の水平部117A(図23参照、後述)よりも下側に配置される。
第2突出部15Bは、第1突出部15Aの上端から右方に水平に延びる。延設部15Cは、第2突出部15Bの右端から下方に延びる。延設部15Cの形状は板状である。延設部15Cの上流側の端部に段差が設けられる。延設部15Cの上流側の端部は、第2突出部15Bから下方垂直方向に延び、下流側に曲折して水平方向に延び、下方に曲折して垂直方向に延びる。延設部15Cの下端は、搬送経路103よりも上側に配置される。また延設部15Cの下端は、第1突出部15Aの下端よりも僅かに上側に配置される。具体的には、図22に示すように、延設部15Cの下端は、ベルト512の回転に伴い第1搬送部61が搬送方向に移動した場合の第1延設部612の上端が通過する領域(以下、「通過領域108」という。)に接する。従って、延設部15Cの下方を第1搬送部61が通過する場合、第1搬送部61は上方への移動が規制される。
図21に示すように、第1突出部15Aと延設部15Cとは対向し、間に隙間が形成される。第1突出部15Aと延設部15Cとの間の長さは、台座2の厚さよりも大きい。図22に示すように、右側面視にて、延設部15Cは、加熱部86(図36参照、後述)、及び回転制御部80(図37参照)の上側に少なくとも配置される。言い換えれば、延設部15C、加熱部86、及び回転制御部80を、搬送方向に平行な仮想平面に投影した時に、延設部15Cの投影像は、加熱部86及び回転制御部80の投影像の上方に配置される。
図21及び図22に示すように、延設部15Cの下端部且つ下流側の端部に、2つのガイドローラ15Dが設けられる。2つのガイドローラ15Dの夫々は、延設部15Cから右方に水平に延びる回転軸に回転可能に支持される。2つのガイドローラ15Dは搬送方向に並ぶ。2つのガイドローラ15Dの夫々の下端は、何れも、延設部15Cの下端から下方に突出する。図21に示すように、2つのガイドローラ15Dの下端と搬送経路103との間に隙間が形成される。2つのガイドローラ15Dの下端の高さは、第1突出部15Aの下端の高さと略同一である。
包装装置1は、側板部111の内側に、センサ204(図44参照)を備える。センサ204は、ベルト51の外側面に設けられた反射板を検出することが可能な、非接触式の位置センサである。センサ204は、ベルト51の下方に配置し、上方に光を照射する。センサ204は、反射板からの反射光を検出することによって、反射板を検出できる。なお、センサ204が反射板を検出した場合、ベルト51に設けられた搬送部60(図17参照)は、受け台12の受け面12Aから上方に突出した状態になる。
(4)フィルムカセット21
図23に示すように、側板部111、112の夫々の上端部の間に、板状の架設板117が架設される。架設板117は、水平に延びる水平部117A、水平部117Aの上流側の端部から上方垂直方向に延びる垂直部117B、及び、水平部117Aの下流側の端部から上方垂直方向に延びる垂直部117Cを備える。水平部117Aの上側にフィルムカセット21(図4、図5参照)が載置されることで、フィルムカセット21は包装装置1に装着される。水平部117Aの上側、且つ、側板部112の右側面に、トルク調節機構40が設けられる。トルク調節機構40は、水平部117Aから上方に、側板部112と平行に延びる支持板19の左側に支持される。トルク調節機構40の詳細は後述する。トルク調節機構40の上流側、下流側、及び右側を覆う壁板18が、水平部117Aの上側に設けられる。壁板18のうち、トルク調節機構40の右側を覆う部分の上端に、下方に凹んだ凹部18Aが設けられる。
図24に示すように、フィルムカセット21の形状は略円筒状である。フィルムカセット21は、フィルム24が軸に巻回されたフィルムロール22(図25参照)を内部に収容する。フィルムカセット21は、フィルムロール22に巻回されたフィルム24の幅方向に延びる排出口(図示外)を下側に備える。フィルムロール22から繰り出されるフィルム24は、排出口から下方に排出される。物品3が載置された台座2は、フィルムカセット21の下方を上流側から下流側に向けて搬送され、フィルムカセット21から排出されたフィルム24によって包装される。
フィルムカセット21の軸線方向と直交する2つの側壁のうち、フィルムカセット21が包装装置1に装着された状態で左側に配置される側壁21Aに、左側に突出する突出部25が設けられている。突出部25の形状は角柱状である。突出部25は、フィルムカセット21の軸線に沿って延びる。突出部25の周壁の後側に穴(図示外)が設けられる。フィルムカセット21が包装装置1に装着された場合、突出部25は壁板18の凹部18A(図23参照)に嵌る。
図25に示すように、フィルムロール22の軸の両端の夫々にフランジ27が設けられる。2つのフランジ27のうち、フィルムカセット21が包装装置1に装着された状態で左側に配置されるフランジ27に、左側に突出するフィルムギヤ26が設けられる。フィルムギヤ26は、フィルムロール22の軸の軸線に沿って延びる。フィルムギヤ26は、フィルムカセット21の突出部25(図24参照)の内部に配置される。フィルムギヤ26の一部は、突出部25の周壁の後側に設けられた穴から露出する。フィルムギヤ26は、フィルムロール22からフィルム24が繰り出されることに伴い回転する。
(5)トルク調節機構40
図25に示すように、トルク調節機構40は、第1ギヤ41、第2ギヤ42、第3ギヤ43、第4ギヤ44、第1負荷431、第2負荷441、第1センサ451、第2センサ452、被検出部46、レバー47及び固定部48(図24参照)等を備える。第1ギヤ41〜第4ギヤ44は平歯車である。第1負荷431及び第2負荷441はクラッチばねを備える。第1負荷431及び第2負荷441は、クラッチばねによって、第3ギヤ43及び第4ギヤ44の夫々にトルクを加える。
図26及び図27に示すように、レバー47は本体部471を備える。支持板19(図23、図24参照)から左右方向両側に水平に延びる揺動軸476のうち、左方向に延びる部分が、本体部471に右側(図26、13の手前側)から挿通する。本体部471は、支持板19の左側(図26、13の奥側)に配置される。本体部471は、揺動軸476が挿通する部分から上方向に延びる第1延設部4711と、下方向に延びる第2延設部4712とを備える。レバー47を左右方向から見た場合の第1延設部4711の幅は、第2延設部4712の幅よりも大きい。レバー47は、揺動軸476を中心として、第1延設部4711が垂直方向に対して後側に傾いた状態(図30参照)と、第1延設部4711が上方垂直方向を向いた状態(図31参照)との間で揺動可能である。
第1延設部4711の上端に柄部472が設けられる。柄部472は、揺動軸476を中心とした動径方向に延びる。柄部472のうち第1延設部4711側の端部は、第1延設部4711の上端に設けられた穴に入り込んでいる。柄部472のうち第1延設部4711側の端部にフランジ479が設けられる。フランジ479にばね49が設けられる。ばね49は、柄部472を本体部471側に付勢する。柄部472は、揺動軸476を中心とした動径方向に移動可能である。
柄部472は、基部473、第1突起部474、及び第2突起部475を備える。基部473の形状は円筒状であり、揺動軸476を中心とした動径方向に延びる。第1突起部474は、基部473の延伸方向略中央の周壁から外側に僅かに突出する。第2突起部475は、基部473のうち第1延設部4711と反対側の端部の周壁から外側に僅かに突出する。第1突起部474の径は、基部473の径よりも大きい。第2突起部475の径は、第1突起部474の径よりも僅かに大きい。
第2延設部4712の下端よりも上側に、右方水平方向(図26、図27の手前側)に延びる回転軸477が設けられる。回転軸477は、支持板19(図24参照)に設けられた長穴191(図24参照)に左側から挿通し、右側に突出する。回転軸477は、支持板19の右側で第2ギヤ42(図29、図30、図31参照、後述)を回転可能に支持する。
第2延設部4712の下端に被検出部46が設けられる。図25に示すように、被検出部46の形状は板状である。被検出部46は、第2延設部4712の下端にネジによって固定される。被検出部46は、第2延設部4712の下端から、揺動軸476を中心とした動径方向に沿って延び、右方水平方向に曲折して右側に延び、揺動軸476を中心とした動径方向に曲折して動径方向に延びる。
図26及び図27に示すように、レバー47の本体部471の上方に固定部48が設けられる。図24に示すように、固定部48の形状は板状である。固定部48は、支持板19の左側に支持される。固定部48は、壁板18のうちトルク調節機構40の下流側を覆う部分から上流側に水平に延び、斜め下方向に曲折して斜め下方向に延び、下方向に曲折して下方向に延びる。固定部48のうち斜め下方向に延びる部分に、貫通穴481が設けられる。レバー47の柄部472は、貫通穴481に挿通する。
図28に示すように、固定部48の貫通穴481は、丸穴482、483、484、及び長穴485を備える。丸穴482、483、484は、上流側から下流側に向けて等間隔に並ぶ。丸穴482、483、484の径は、固定部48の上面から下面に向かうに従い徐々に小さくなる。丸穴482、483、484の形状は略同一である。丸穴482、483、484の下面側の径は、柄部472の基部473の径よりも大きく、第1突起部474の径よりも小さい。丸穴482、483、484の上面側の径は、基部473及び第1突起部475の径よりも大きい。長穴485は、丸穴482、483、484間に延び、丸穴482、483、484を連結する。長穴485の左右方向の長さは、丸穴482、483、484の径よりも小さく、柄部472の基部473の径よりも僅かに大きい。
丸穴482、483、484の何れかにレバー47の柄部472が挿通した状態で、柄部472が本体部471側に移動した場合、図26に示すように、柄部472の第1突起部474が丸穴482、483、484の何れかに入り込む。丸穴482、483、484の径は下面側に向かうに従い徐々に小さくなる為、第1突起部474の本体部471側の端部は、丸穴482、483、484の内壁に接触する。従って、この状態でレバー47の揺動は抑制される。一方、レバー47の柄部472が本体部471と反対側に移動した場合、図27に示すように、柄部472の第1突起部474は丸穴482、483、484から抜ける。丸穴482、483、484に基部473が挿通した状態になる。基部473の径は、丸穴482、483、484及び長穴485よりも小さい為、この状態でレバー47は揺動可能となる。
図29から図31に示すように、揺動軸476に第1ギヤ41が回転可能に支持される。第1ギヤ41は、支持板19(図23、図24参照)から左右方向両側に水平に延びる揺動軸476のうち右方向に延びる部分に支持される。第1ギヤ41は支持板19の右側(図29、図30、図31の手前側)に配置する。なお、支持板19(図23、図24参照)から左右方向両側に水平に延びる揺動軸476のうち左方向に延びる部分に、レバー47の本体部471が挿通する為、第1ギヤ41及びレバー47の本体部471は、支持板19を挟んで対向する。第1ギヤ41は、レバー47が揺動軸476を中心として揺動した場合でも揺動しない。
第2ギヤ42は、本体部471の第2延設部4712から延びる回転軸477(図26、図27参照)に回転可能に支持される。回転軸477は、支持板19の長穴191(図24参照)に左側から挿通して右側に突出する為、第2ギヤ42は支持板19の右側に配置する。第2ギヤ42及びレバー47の本体部471は、支持板19を挟んで対向する。第2ギヤ42は、レバー47が揺動軸476を中心として揺動することに伴って揺動する。第2ギヤ42の径は、第1ギヤ41の径と略同一である。
第1ギヤ41及び第2ギヤは噛合する。揺動軸476と回転軸477との間の距離は、レバー47が揺動しても一定である為、第1ギヤ41及び第2ギヤは、常に噛合した状態になる。なお、第1ギヤ41は、フィルムカセット21が包装装置1に装着された状態で、突出部25の周壁の後側に設けられた穴から露出するフィルムギヤ26に嵌合する。第1ギヤ41は、フィルムロール22からフィルム24が繰り出されることに伴いフィルムギヤ26が回転した場合、回転する。第2ギヤ42は、第1ギヤ41の回転に伴い回転する。
第1ギヤ41の下流側に第3ギヤ43が設けられる。フィルムカセット21が包装装置1に装着された場合のフィルムギヤ26の下側に、第4ギヤ44が設けられる。第3ギヤ43及び第4ギヤは、夫々、支持板19(図23、図24参照)の右側に配置される。第3ギヤ43及び第4ギヤの径は、第1ギヤ41及び第2ギヤ42の径と略同一である。
第3ギヤ43の回転軸は、支持板19に設けられた穴を貫通して左方水平方向に延びる。図25に示すように、第3ギヤ43の回転軸の左端に第1負荷431が接続する。図24に示すように、第1負荷431は、支持板19に螺子で固定される。第4ギヤ44の回転軸は、支持板19に設けられた穴を貫通して左方に水平に延びる。図25に示すように、第4ギヤ44の回転軸の左端に第2負荷441が接続する。図24に示すように、第2負荷441は、支持板19に螺子で固定される。第1負荷431及び第2負荷441は、夫々、第3ギヤ43及び第4ギヤ44の夫々にトルクを加える。第2負荷441が第4ギヤ44に加えるトルクの強さは、第1負荷431が第3ギヤ43に加えるトルクの強さよりも大きい。
図29に示すように、柄部472が垂直方向に延びた状態から上流側に僅かに傾斜するまでレバー47が揺動した状態で、第2ギヤ42は、第3ギヤ43及び第4ギヤ44の何れとも噛合しない。第1負荷431が第3ギヤ43に加えるトルク、及び、第2負荷441が第4ギヤ44に加えるトルクは、フィルムギヤ26に伝わらない。従って、フィルムロール22から繰り出されたフィルム24に作用する張力は最も小さくなる。
図30に示すように、図29の状態からレバー47が右側面視にて時計回り(以下、「第1方向」ともいう。)に回転する向きに揺動し、柄部472が上流側に大きく傾斜した状態で、第2ギヤ42は第3ギヤ43に噛合する。第4ギヤ44は第2ギヤ42に噛合しない。第1負荷431が第3ギヤ43に加えるトルクは、第2ギヤ42を介して第1ギヤ41に伝わる。従って、第1ギヤ41を介してフィルムギヤ26に小さなトルクが加えられることによって、フィルムロール22から繰り出されたフィルム24に作用する張力は、図29の場合よりも大きくなる。
図31に示すように、図29の状態からレバー47が第1方向と反対方向、即ち、右側面視にて反時計回り(以下「第2方向」ともいう。)に回転する向きに揺動し、柄部472が垂直方向に延びた状態で、第2ギヤ42は第4ギヤ44に噛合する。第3ギヤ43は第2ギヤ42に噛合しない。第2負荷441が第4ギヤ44に加えるトルクは、第2ギヤ42を介して第1ギヤ41に伝わる。従って、第1ギヤ41を介してフィルムギヤ26に大きなトルクが加えられることによって、フィルムロール22から繰り出されたフィルム24に作用する張力は、図30の場合よりも大きくなる。
なお以下、図29に示すレバー47の位置を「第1位置」といい、図30に示すレバー47の位置を「第2位置」といい、図31に示すレバー47の位置を「第3位置」という。フィルムロール22から繰り出されたフィルム24に作用する張力は、第1位置、第2位置、及び第3位置の順に大きくなる。
レバー47が第1位置(図29参照)に配置された場合、柄部472は固定部48の丸穴483(図28参照)に挿通した状態になる。また、レバー47が第2位置(図30参照)に配置された場合、柄部472は固定部48の丸穴482(図28参照)に挿通した状態になる。またレバー47が第3位置(図31参照)に配置された場合、柄部472は固定部48の丸穴483(図28参照)に挿通した状態になる。このため、レバー47を第1〜3位置の何れかに配置させた状態で、柄部472を本体部471側に移動させる(図26参照)ことによって、丸穴482、483、484内に第1突起部474を固定させることができる。従って、レバー47を第1〜3状態の何れかとした状態で固定させ、レバー47の揺動を抑制できる。一方、レバー47の柄部472を本体部471と反対側に移動させる(図27参照)ことによって、柄部472の第1突起部474を丸穴482、483、484から外すことができる。従って、レバー47は揺動可能となる為、レバー47の位置を第1〜第3位置の何れかに変えることが可能となる。
図24及び図25に示すように、レバー47の下側に第1センサ451及び第2センサ452が設けられる。第1センサ451及び第2センサ452は、搬送方向に延びる板状の台座45に支持される。第1センサ451及び第2センサ452は、夫々、発光部及び受光部を備える。発光部及び受光部は、左右方向に離隔する。第1センサ451及び第2センサ452は、発光部が発光した光を受光部で受光したか否かによって、発光部及び受光部の間に被検出部46があるか否かを特定する。
図30に示すように、レバー47が第2位置に配置された場合、第1センサ451は、被検出部46を左右両側から挟む位置に配置される。図31に示すように、レバー47が第3位置に配置された場合、第2センサ452は、被検出部46を左右両側から挟む位置に配置される。なお、図29に示すように、レバー47が第1位置に配置された場合、被検出部46は、第1センサ451よりも上流側且つ第2センサ452よりも下流側に配置する。
レバー47が第1位置に配置された場合(図29参照)、第1センサ451及び第2センサ452の何れも被検出部46を検出しない。一方、レバー47が第2位置に配置された場合(図30参照)、第1センサ451は被検出部46を検出し、第2センサ452は被検出部46を検出しない。他方、レバー47が第3位置に配置された場合(図31参照)、第1センサ451は被検出部46を検出し、第2センサ452は被検出部46を検出しない。
(6)可動ローラ30
図4及び図5に示すように、側板部111の右側面に、右方に突出した突出部113が設けられる。側板部112の左側面に、左方に突出した突出部114が設けられる。突出部113、114の形状は、夫々、上下方向に延びる箱状である。突出部113、114の内部に、第1モータ221(図44参照)の回転によって駆動するキャリッジ(図示外)が設けられる。突出部113の内部のキャリッジは、突出部113の上流側の部分で支持板部351と接続する。支持板部351の形状は板状である。支持板部351の左側に支持部341が接続する。突出部114の内部のキャリッジは、突出部114の上流側の部分で支持板部352と接続する。支持板部352の形状は板状である。支持板部352の右側に支持部342が接続する。以下、支持部341、342を総称して「支持部34」という。支持部34は、誘導ローラ31、第1補助ローラ32、及び第2補助ローラ33(図32参照)を支持する。以下、誘導ローラ31、第1補助ローラ32、及び第2補助ローラ33を総称して「可動ローラ30」という。第1モータ221は、キャリッジを介して、支持板部351、352の夫々に接続する支持部34を上下方向に移動させることが可能である。
図32に示すように、可動ローラ30の形状は円柱形である。可動ローラ30は左右方向に延びる。可動ローラ30の左右方向の長さは、受け台12、13(図4、図5参照)の左右方向の長さと略同一である。可動ローラ30は、円筒部及び軸部を備える。軸部は左右方向に延びる。円筒部は、軸部の周壁に沿って設けられる。誘導ローラ31の円筒部の材料はゴムであり、軸部に固定される。第1補助ローラ32及び第2補助ローラ33の円筒部は、軸部に対して回転可能である。第1補助ローラ32及び第2補助ローラ33の夫々の円筒部の直径は略同一である。誘導ローラ31の円筒部の直径は、第1補助ローラ32及び第2補助ローラ33の夫々の円筒部の直径よりも大きい。
支持部341、342は、夫々、可動ローラ30の軸部の右端及び左端を支持する。誘導ローラ31の軸部は、支持部34に対して回転可能である。第1補助ローラ32及び第2補助ローラ33の軸部は、支持部34に固定される。支持部34は、右側面視略逆L字状の板状部材である。誘導ローラ31は、支持部341、342の夫々のうち、搬送方向に延びる部分の下流側の端部で支持される。第1補助ローラ32は、支持部341、342の夫々のうち、誘導ローラ31が支持される部分の上流側の近傍で支持される。第2補助ローラ33は、支持部341、342の夫々のうち、搬送方向に延びる部分と上下方向に延びる部分との交差部分で支持される。図33及び図34に示すように、誘導ローラ31、第1補助ローラ32、及び第2補助ローラ33は、下流側から上流側に順番に並ぶ。誘導ローラ31及び第1補助ローラ32の円筒部の下端の上下方向の位置は略同一である。第2補助ローラ33の円筒部の下端の上下方向の位置は、誘導ローラ31及び第1補助ローラ32の円筒部の上端の上下方向の位置よりも上側に配置する。
図32に示すように、支持部341、342の夫々のうち、上下方向に延びる部分に、上下方向に並んだ複数の穴が設けられる。図4に示すように、支持部341の穴に螺子が締められることによって、支持部341は支持板部351に固定される。支持部342の穴に螺子が締められることによって、支持部342は支持板部352に固定される。支持板部351、352が上下方向に移動することに伴い、可動ローラ30は上下方向に移動する。
図33は、支持部34が最上位に配置された状態を示す。この状態で、支持部341、342の夫々のうち上下方向に延びる部分は、フィルムロール22を収容するフィルムカセット21(図4参照)の上流側の近傍に配置される。また、支持部341、342の夫々のうち搬送方向に延びる部分は、フィルムカセット21の下方に配置される。可動ローラ30はフィルムカセット21の下方に配置される。図34は、支持部34が最下位に配置された状態を示す。この状態で、支持部341、342の夫々のうち搬送方向に延びる部分は、搬送経路103の下側に配置される。
以下、支持部34の移動によって上下方向に移動する誘導ローラ31の経路を、「移動経路104」という。誘導ローラ31が移動経路104に沿って最下位に移動した場合(図34参照)、誘導ローラ31は搬送経路103の下側に配置する。搬送経路103と移動経路104とは交差する。搬送経路103と移動経路104とが交差する位置を、「交差位置105」という。
(7)切断部77
図35に示すように、側板部111(図4参照)の右側面に、右方に突出する突出部115が設けられる。側板部112(図4参照)の左側面に、左方に突出した突出部116が設けられる。突出部115、116間にガイドレール74が延びる。ガイドレール74に切断部77が設けられる。切断部77は、上面から上方に向けて突出する刃部771を備える。刃部771は左右方向に延びる。切断部77は、ガイドレール74に沿って左右方向に移動可能である。ガイドレール74の下流側にキャリッジ(図示外)が配置される。キャリッジは切断部77に接続する。キャリッジは、突出部115内に設けられた第5モータ225(図44参照)によって駆動する。第5モータ225が駆動することによって、切断部77はガイドレール74に沿って左右方向に移動する。切断部77がガイドレール74に沿って左右方向に移動した場合、刃部771はフィルム24を幅方向に切断できる。図34に示すように、支持部34が最下位に配置された場合、誘導ローラ31はガイドレール74の上方に配置される。誘導ローラ31と第1補助ローラ32との間に、切断部77から上方に延びる刃部771が配置される。
(8)台座ガイドローラ71、保持ローラ72、加熱部86、回転制御部80
図35に示すように、側板部111、112(図4、図5参照)で挟まれる部分の上流側であって搬送経路103(図34参照)の下側に、台座ガイドローラ71が設けられる。台座ガイドローラ71は、軸部711及び複数のローラ部712を備える。軸部711は左右方向に延びる。複数のローラ部712は、軸部711の軸方向に等間隔に設けられる。複数のローラ部712は、搬送経路103に下側から接する。台座ガイドローラ71は、搬送経路103に沿って上流側から下流側に搬送される台座2を、受け台12、13間で下方から支持し、受け台12から受け台13に誘導する。図34に示すように、支持部34が最下位に配置された場合、第2補助ローラ33は台座ガイドローラ71の上方近傍に配置される。
図35に示すように、台座ガイドローラ71の下流側に、保持ローラ72が設けられる。保持ローラ72の形状は円柱形である。保持ローラ72は左右方向に延びる。保持ローラ72の右端部は、保持部781によって回転可能に支持される。保持ローラ72の左端部は、保持部782によって回転可能に支持される。以下、保持部781、782を総称し、「保持部78」という。保持部78は揺動可能である。保持部78は、第6モータ226(図44参照)によって揺動する。図33及び図34に示すように、保持部78が揺動することによって、台座ガイドローラ71の下流側に保持ローラ72が近接配置した状態(図33参照)と、台座ガイドローラ71に対して保持ローラ72が下方に離隔した状態(図34参照)とに切り替わる。図33に示すように、台座ガイドローラ71の下流側に保持ローラ72が近接配置した場合、保持ローラ72は、搬送経路103に下側から接する。保持ローラ72は、台座ガイドローラ71の下流側に近接配置した状態で、フィルムカセット21(図3、図4参照)から排出されたフィルム24を、台座ガイドローラ71との間に挟み支持できる。
図35に示すように、保持ローラ72の下流側の近傍に、加熱部86が設けられる。図36に示すように、加熱部86は、3つの加熱ユニット87、保持部88、及び台座部89を備える。加熱ユニット87は上面にヒータ871を備える。ヒータ871は金属板によって構成される。ヒータ871は、電流を流すことによって加熱する、抵抗加熱方式のヒータである。ヒータ871は、フィルム24に接触してフィルム24を加熱する。加熱ユニット87の下面にばね(図示外)が設けられる。ばねは、加熱ユニット87を上方に付勢する。保持部88は、側面視略U字状に曲折した板状部材である。保持部88は、3つの加熱ユニット87をU字状の内部に保持する。
台座部89は、保持部88を下方から支持する。台座部89の下流側の側面の左右両端に、ラックギヤ891が設けられる。ラックギヤ891は、下流側に歯を向けた状態で、上下方向に延びる。底部10(図3参照)の上方、且つ、側板部111、112(図3参照)間に挟まれた部分に、第3モータ223(図44参照)が設けられる。第3モータ223の回転軸には、ピニオンギヤが設けられる。ピニオンギヤは、ラックギヤ891に嵌合する。第3モータ223が回転することで、台座部89は上下方向に移動する。これによって、台座部89の上方に設けられた保持部88、及び、保持部88によって保持された3つの加熱ユニット87も、上下方向に移動する。
第3モータ223によって加熱部86が最上位に配置された状態(図35参照)で、3つの加熱ユニット87の夫々の上面は、搬送経路103に近接する。一方、第3モータ223によって加熱部86が移動し、最下位に配置された状態(図33、図34参照)で、3つの加熱ユニット87の夫々の上面は、搬送経路103から離隔する。
図35に示すように、加熱部86の下流側に回転抑制部80が設けられる。回転抑制部80は、上板89で上側を覆われる。図37に示すように、回転抑制部80は台座部85を備える。台座部85は、底部10(図4参照)の上方、且つ、側板部111、112(図4参照)間に挟まれた部分に固定される。台座部85の上面に、支持部84及び2つの軸支持部83が設けられる。
支持部84は左右方向に延びる箱体である。支持部84の左右中央部分は、下流側に凹む。凹んだ部分の上流側に板体841が架け渡される。板体841の左右中央部分から、円筒状の突出部842が上方に突出する。支持部84の左右両端部分の夫々に、搬送方向に貫通する穴が設けられる。支持部84の上流側の側面から上流側に向けて、2つの支持棒82が延びる。2つの支持棒82の上流側の端部に、ストッパ81が設けられる。ストッパ81の形状は、断面形状が四角形の棒状である。ストッパ81は左右方向に延びる。ストッパ81は、上流側の側面にゴム811を備える。
2つの軸支持部83は、夫々、台座部85の左右両端部分に設けられる。2つの軸支持部83の夫々は、搬送方向に延びる軸831を支持する。軸831は、支持部84に設けられた穴に挿通する。支持部84は、2つの軸831に沿って搬送方向に移動可能である。軸支持部83と支持部84との間にばねが介在する。ばねは、支持部84を上流側に付勢する。
台座部85にカム851が設けられる。カム851は、台座部85の下方に設けられた第4モータ224(図44参照)から上方に向けて延びる回転軸に接続する。カム851は、支持部84のうち下流側に凹んだ部分且つ板体841の上流側に配置される。カム851の円周部の下流側は、突出部842に接触する。第4モータ224が駆動することによってカム851が回転した場合、支持部84は搬送方向に移動する。支持部84の移動に伴い、支持部84に接続したストッパ81も搬送方向に移動する。
図38は、支持部34が最下位に配置され、台座ガイドローラ71と保持ローラ72とが近接し、加熱部86が最上位に配置され、ストッパ81が上流側に配置された状態を示す。ストッパ81のゴム811は、誘導ローラ31の円筒部に接触可能な位置に配置され、誘導ローラ31側に押し付けられる。ゴム811と誘導ローラ31との間の摩擦力によって誘導ローラ31の回転は禁止される。加熱部86の加熱ユニット87は、第1補助ローラ32と保持ローラ72との間を通って上方に突出する。図39は、支持部34が最上位に配置され、台座ガイドローラ71と保持ローラ72とが近接し、加熱部86が最下位に配置され、ストッパ81が下流側に配置された状態(図33参照)を示す。最下位に配置された加熱部86の3つの加熱ユニット87(図38参照)の上面は、蓋部86Aによって覆われる。
(9)台座2
図40から図43を参照し、包装装置1によって包装される物品3が載置される台座2について説明する。台座2は、略長方形状の板体である板状部90を、曲折部911、912で折り曲げることによって作製される。台座2の一例として、ダンボール台紙が挙げられる。
図40に示すように、板状部90は、対向する二つの辺901、902及び辺903、904を備える。辺901、902は長手方向に延びる辺であり、辺903、904は短手方向に延びる辺である。曲折部911は、板状部90の長手方向を略四等分する三つの四等分線のうち、辺903に近接する等分線の位置に配置する。曲折部912は、三つの四等分線のうち、辺904に近接する等分線の位置に配置する。以下、板状部90の短手方向を搬送方向といい、長手方向を左右方向という。辺901側を下流側、辺902側を上流側、辺903側を左側、辺904側を右側という。板状部90のうち曲折部911、912間に挟まれた部分を、第1板状部905といい、曲折部911と辺903との間に挟まれた部分、及び、曲折部912と辺904との間に挟まれた部分を、夫々、第2板状部906、907という。
曲折部911、912の夫々を搬送方向に略四等分する夫々の部分に、下流側から上流側に向けて順番に、底面部92、側面部93、及び底面部92が設けられる。複数の底面部92の夫々は、複数の切れ目(一対の第1底面切れ目921、第2底面切れ目922、第3底面切れ目923)、及び穴924を備える。一対の第1底面切れ目921の夫々は、曲折部911、912の夫々から左右内側に延びる。第2底面切れ目922及び第3底面切れ目923は、夫々、一対の第1底面切れ目921の間を、搬送方向に延びる。一対の第1底面切れ目921の左右方向内側の端部間に延びる切れ目が、第3底面切れ目923である。第3底面切れ目923よりも左右方向外側に延びる切れ目が、第2底面切れ目922である。一対の第1底面切れ目921、第2底面切れ目922、及び第3底面切れ目923で囲まれた部分に、穴924が設けられる。
複数の側面部93の夫々は、複数の切れ目(一対の第1側面切れ目931、第2側面切れ目932、第3側面切れ目933)、及び穴934を備える。一対の第1側面切れ目931の夫々は、曲折部911、912の夫々から左右方向外側に延びる。第2側面切れ目932及び第3側面切れ目933は、夫々、一対の第1側面切れ目931の間を、搬送方向に延びる。一対の第1側面切れ目931の左右方向外側の端部間に延びる切れ目が、第3側面切れ目933である。第3側面切れ目933よりも左右方向内側に延びる切れ目が、第2側面切れ目932である。一対の第1側面切れ目931、第2側面切れ目932、及び第3側面切れ目933で囲まれた部分に、穴934が設けられる。
図41は、板状部90が曲折部911、912によって鋭角が90度となるように同一方向に折り曲げられた状態の台座2を示している。第1板状部905と第2板状部906、907は、夫々、曲折部911、912で直交する。以下、第1板状部905に直交する方向を上下方向という。辺903、904が配置する側を上側といい、反対側を下側という。
底面部92のうち一対の第1底面切れ目921及び第2底面切れ目922で囲まれた部分は、第2板状部906、907と同一平面上に配置し、第1板状部905と直交する。以下、一対の第1底面切れ目921及び第2底面切れ目922で囲まれた部分を、「底面突出部926」という。底面突出部926は、第1板状部905に対して下方に突出する。側面部93のうち一対の第1側面切れ目931及び第2側面切れ目932で囲まれた部分は、第1板状部905と同一平面状に配置し、第2板状部906、907と直交する。以下、一対の第1側面切れ目931及び第2側面切れ目932で囲まれた部分を、「側面突出部936」という。側面突出部936は、第2板状部906、907に対して左右方向に突出する。第1板状部905には、一対の第1底面切れ目921、及び第3底面切れ目923で囲まれた穴927が形成される。
図42及び図43は、受け台12に載置された状態の台座2を示す。ユーザは、第1搬送部61のうち、第1延設部612とベルト51との間に挟まれた空間に台座2の第1板状部905の辺901を嵌めるために、上流側から下流側に向けて斜め下方向に台座2を移動させる。台座2の第1板状部905の辺901は、上流側から下流側に向けて斜め下方向に移動し、第1延設部612とベルト51との間に挟まれた空間に進入する。
図43に示すように、台座2の辺901は、第1延設部612とベルト51との間に挟まれた空間に嵌る。第1延設部612は、台座2の第1板状部905の辺901を上方から覆った状態になる。第1搬送部61は、受け台13の左右両側面に配置するベルト51に設けられている為、台座2の第1板状部905の辺901は、左右両側部分で、第1延設部612とベルト51との間の空間に挟まれた状態になる。第2搬送部62の第2突出部621は、穴927に嵌る。一対の第1底面切れ目921のうち下流側は、第2延設部622とベルト51との間に挟まれた空間に進入する。一対の第1底面切れ目921のうち下流側は、該空間に嵌る。第2延設部622は、一対の第1底面切れ目921のうち下流側を上方から覆った状態になる。
(10)電気的構成
図44を参照し、包装装置1の電気的構成について説明する。包装装置1は、CPU201、ROM202、RAM203、センサ204、入力部205、及びヒータ871を備える。CPU201は、包装装置1全体の制御を司る。CPU201は、ROM202に記憶されたプログラムを実行することによって、台座2に載置された物品3をフィルム24によって包装する処理(包装処理)を実行する。ROM202には、CPU201が実行する包装処理のプログラムが記憶される。RAM203には、一時的なデータが記憶される。センサ204は、ベルト51の外側面に設けられた反射板を検出する。入力部205は、ユーザが包装装置1に対して入力操作を行うことが可能な複数の入力ボタンである。包装装置1は、駆動部211〜216、第1モータ221、第2モータ222、第3モータ223、第4モータ224、第5モータ225、及び第6モータ226を備える。駆動部211〜216は、夫々、第1モータ221〜第6モータ226を駆動する。CPU201は、ROM202、RAM203、センサ204、ヒータ871、及び駆動部211〜216と電気的に接続する。駆動部211〜216は、夫々、第1モータ221〜第6モータ226と電気的に接続する。
(11)包装処理
図45から図59を参照し、包装装置1のCPU201によって実行される包装処理について説明する。なお、図46、及び図48から図59は、図4におけるA−A線の矢視方向断面図を示す。ユーザは、包装装置1を用いて台座2及び物品3をフィルム24によって包装する作業を行う前に、受け台12、13の夫々の受け面12A、13A(図4、図5参照)が水平となるように、受け台12、13を揺動させる。受け台12、13の夫々の受け面12A、13Aは、搬送経路103を形成する。ユーザは、包装装置1の電源を投入する。包装装置1に電源が投入された場合、CPU201は、ROM202に記憶されたプログラムを読み出して実行することによって、包装処理を開始する。
CPU201は、包装装置1の状態を初期化する(S11)。具体的には次の通りである。CPU201は、駆動部211を制御することによって第1モータ221を駆動し、支持部34を上昇させて最上位に配置させる。これによって、支持部34によって支持された可動ローラ30(誘導ローラ31、第1補助ローラ32、第2補助ローラ33)は、最上位に配置される(図46参照)。CPU201は、駆動部212を制御することによって第2モータ222を駆動し、搬送機構50のベルト51(図46参照)を回転させる。CPU201は、センサ204が反射板を検出した場合、駆動部212を制御して第2モータ222の駆動を停止する。これによって、搬送部60(第1搬送部61、第2搬送部62、図18参照)を、受け台12の受け面12Aから上方に突出した状態とする。包装装置1は、ユーザが受け台12の受け面12Aに台座2をセットできる状態になる。
CPU201は、駆動部213を制御して第3モータ223を駆動し、加熱部86を下降させて最下位に配置させる。これによって、加熱ユニット87の上面のヒータ871(図36参照)は、搬送経路103から離隔した状態となる(図46参照)。CPU201は、駆動部214を制御して第4モータ224を駆動し、ストッパ81を下流側に移動させる(図46参照)。CPU201は、駆動部215を制御して第5モータ225を駆動し、切断部77(図35参照)を左側に移動させる。CPU201は、駆動部216を制御して第6モータ226を駆動し、保持部78を揺動させる。保持ローラ72は、台座ガイドローラ71に対して下方に離隔した状態(図34参照)となる。
CPU201は、台座2及び物品3のフィルム24による包装を開始する指示が、入力部205(図1参照)を介して入力されたか判断する(S12)。包装の開始指示が入力されていない場合(S12:NO)、CPU201は処理をS12に戻す。CPU201は、開始指示の入力を継続して待ち受ける。ユーザは、S11で包装装置1が初期化された後、フィルムカセット21の排出口から排出されたフィルム24を、第2補助ローラ33の上流側を通して下方に手動で引き出す。フィルム24は、第2補助ローラ33の上流側に接触することで、僅かに上流側に誘導される。ユーザは、下方に引き出したフィルム24の先端を、搬送経路103の下側まで引っ張り、台座ガイドローラ71の下流側に配置する(図46参照)。
ユーザは、フィルム24の準備ができたことを包装装置1に通知するための入力操作を、入力部205を介して行う。CPU201は、駆動部216を制御して第6モータ226を駆動し、保持部78を揺動させる。保持部78が揺動することによって、保持ローラ72は台座ガイドローラ71の下流側に近接配置した状態になる(図46参照)。フィルムカセット21から排出されたフィルム24の先端は、台座ガイドローラ71及び保持ローラ72によって搬送方向両側から挟まれる。フィルム24と搬送経路103とは、フィルム24の先端近傍で交差する。
ユーザは、包装する物品3の種類に応じて、トルク調節機構40(図24参照)のレバー47を、第1位置(図29参照)、第2位置(図30参照)、第3位置(図31参照)の何れかに配置させる。例えば、物品3に強い力でフィルム24を密着させたい場合、フィルム24の張力を強くする為、ユーザはレバー47を第3位置に配置させる。一方、物品3に強いでフィルムを押し付けることができない場合、フィルム24に作用する張力を小さくする必要がある為、ユーザはレバー47を第1位置に配置させる。トルク調節機構40によってフィルムロール22にトルクが加えられる。フィルム24は、第2補助ローラ33の上流側と、台座ガイドローラ71及び保持ローラ72によって挟まれた部分との間を、上下方向に真っ直ぐに延びた状態になる。
ユーザは、受け台12上に台座2を載置する(図42、図43参照)。台座2は搬送部60によって位置決めされる為、搬送部60に対する台座2の位置は固定される。台座2の第1板状部905の辺901は下流側に配置し、辺902は上流側に配置する。台座2は、搬送部60によって下流側に搬送可能な状態になる。ユーザは、受け台12上に載置した台座2の第1板状部905上に、物品3を載置する。ユーザは、台座2及び物品3のフィルム24による包装の開始指示を、入力部205を介して入力する。
図45に示すように、包装の開始指示が入力された場合(S12:YES)、CPU201は、駆動部212を制御して第2モータ222を駆動する。CPU201は、上流側から下流側に台座2が搬送される向きにベルト51が回転するように、駆動部212を制御して第2モータ222の回転方向を調整する。第2モータ222はベルト51を回転させる。ベルト51は、受け台12の受け面12Aから上方に突出する搬送部60が上流側から下流側に移動する向き(図46における矢印141の方向)に回転する。搬送部60は、搬送経路103に沿って台座2を上流側から下流側に搬送する(S13)。以下、台座2を上流側から下流側に搬送させる場合の第2モータ222及びベルト51の回転方向を、「正方向」といい、正方向と逆向きの回転方向を「逆方向」という。
図46に示すように、台座2の下流側の端部は、上下方向に延びるフィルム24に対して徐々に近づく。台座2の第1板状部905の下流側の端部(辺901)はフィルム24に接触し、その後、保持ローラ72上を通過する。CPU201は、駆動部212を制御して第2モータ222を継続して駆動し、ベルト51を正方向に継続して回転させる。台座2は、下流側に継続して搬送される。
図47に示すように、台座2の第2板状部907は、ガイド部14の第1突出部14Aと延設部14Cとの間の隙間に進入し、第2板状部906は、ガイド部15の第1突出部15Aと延設部15Cとの間の隙間に進入する。第2板状部906に対して右方に突出する側面突出部936は、ガイド部14の第1突出部14Aの下端の下方を通過する。第2板状部907に対して左方に突出する側面突出部936は、ガイド部15の第1突出部15Aの下端の下方を通過する。従ってガイド部14、15は、搬送中の台座2に接触しない為、台座2の搬送を妨げない。また、延設部14C、15Cは、夫々、台座2の第2板状部907、906が内側に倒れることを防止できる。なお、第1板状部905から下方に突出する底面突出部926は、受け台12の受け面12Aの左右両側の外側から下方に突出し、受け台12の左右両側面の外側に配置する。
図48に示すように、台座2が下流側に移動する(矢印142)ことによって、台座2の第1板状部905の辺901は、フィルム24を下流側に押す。フィルム24には、トルク調節機構40のレバー47の位置に応じた張力が作用する。台座2は更に下流側に移動する。台座2の第1板状部905の辺901には、上向きの力が作用する。図49に示すように、ガイド部14、15の延設部14C、15Cの下端と搬送経路103との間に、第1搬送部61及び第2搬送部62が入り込んでいる。延設部14C、15Cの下端は、第1搬送部61の第1延設部612の上端に上側から接触し、第1搬送部61の上方への移動を規制する。
図48に示すように、台座2の第1板状部905の辺901は、上流側から移動経路104に近づく。台座2は更に下流側に移動し、台座2の第1板状部905の辺901は、加熱部86の上方を通過する。なお、フィルム24は、台座ガイドローラ71及び保持ローラ72によって先端が挟持されている。台座2の第1板状部905の辺901によってフィルム24が下流側に押されることで、フィルム24の先端は台座2の第1板状部905の下面に回り込む。
CPU201は、台座2の第1板状部905の辺901が加熱部86の上方位置に対して所定距離分下流側に移動したことを、S13(図45参照)で台座2の下流側への搬送を開始してからの第2モータ222の回転数に基づいて検出する。台座2の第1板状部905の辺901が、加熱部86の上方位置よりも下流側に所定距離分移動した場合、図45に示すように、CPU201は、駆動部212を制御して第2モータ222の駆動を停止し、台座2の下流側への搬送を停止させる(S15)。
CPU201は、駆動部213を制御して第3モータ223を駆動し、加熱部86を上昇させる(S17)。加熱部86が最上位に配置された状態となった後、CPU201は、駆動部213を制御して第3モータ223の駆動を停止し、加熱部86の上昇を停止させる。図50に示すように、加熱部86が最上位まで上昇(矢印143)した場合、加熱部86の加熱ユニット87(図36参照)の上面は、搬送経路103に下方から近接した状態になる。台座2の第1板状部905の辺901は、加熱部86の上方位置よりも所定距離分下流側に移動しており、台座2の第1板状部905の下面には、フィルム24が回り込んでいる。従って、加熱部86が最上位に配置された状態で、加熱ユニット87の上面は、台座2の第1板状部905の下面との間にフィルム24を挟んだ状態になる。
図49に示すように、ガイド部15の延設部15Cは、第1搬送部61の第1延設部612の上端に上側から接触する。加熱部86が上昇することによって、台座2を上方に押し上げる向きの力が加えられた場合でも、延設部15Cが第1搬送部61の上方への移動を規制する為、台座2は上方に移動しない。従って、加熱部86の加熱ユニット87はフィルム24に強く押し当てられる。
図45に示すように、CPU201は、加熱部86のヒータ871を加熱する(S19)。ヒータ871はフィルム24の先端を加熱し、溶融する。溶融されたフィルム24の先端は、台座2の第1板状部905の下面のうち辺901近傍に接着する(S19)。CPU201は、ヒータ871の加熱を開始してから所定時間経過後、ヒータ871の加熱を停止する(S20)。所定時間は、ヒータ871によってフィルム24の温度を融点まで加熱させるために必要な時間である。CPU201は、駆動部213を制御して第3モータ223を駆動し、加熱部86を下降させる(S21、矢印144(図51参照))。加熱部86の加熱ユニット87の上面は、搬送経路103から離隔する。加熱部86が最下位に配置した後、CPU201は、駆動部213を制御して第3モータ223の駆動を停止し、加熱部86の下降を停止させる。
図45に示すように、CPU201は、駆動部216を制御して第6モータ226を駆動し、保持部78を揺動させる(S23)。図51に示すように、保持部78が矢印145の方向に揺動することによって、保持ローラ72は台座ガイドローラ71に対して下方に離隔した状態となる。台座ガイドローラ71及び保持ローラ72は、挟んだ状態のフィルム24の先端を解放する。なお、フィルム24の先端は、S19で加熱されたヒータ871によって溶融し、台座2の下面に接着した状態となっている。図45に示すように、CPU201は、駆動部212を制御して第2モータ222を駆動し、ベルト51を正方向に回転させ、台座2を下流側に搬送させる(S25)。
図51に示すように、搬送部60は搬送経路103に沿って上流側から下流側に移動し、台座2を下流側に搬送する(矢印146)。フィルム24の先端は台座ガイドローラ71及び保持ローラ72から解放されている。フィルム24の先端は、台座2の下面に接着した状態で、台座2の移動に伴って下流側に移動する。台座2の第1板状部905の辺901は、搬送経路103と移動経路104とが交差する交差位置105を上流側から下流側に向けて横切る。なお、ガイド部14、15の延設部14C、15Cの下端が第1搬送部61の第1延設部612の上端に上側から接触した状態は維持される為、第1搬送部61の上方への移動は継続して規制される。
台座2は更に下流側に移動する(矢印146)。台座2が下流側に移動することによって、台座2の第1板状部905の辺901、及び物品3の下流側の端部は、フィルム24に押し当てられる。フィルム24は、台座2の第1板状部905の辺901及び物品3との接触部分で曲折する。フィルムロール22からフィルム24が少しずつ繰り出される。トルク調節機構40からフィルムロール22に加えられるトルクによって、フィルム24に張力が作用している。従って、台座2及び物品3はフィルム24に押し当てられる。フィルム24は、台座2の第1板状部905及び物品3の下流側を覆う位置で、台座2及び物品3に密着する。
フィルム24の先端が台座2の下面に接着した状態で、台座2は下流側に移動する。トルク調節機構40によってフィルムロール22にトルクが加えられている。この為、台座2の下流側への搬送に伴い、フィルム24の先端が接着した台座2の第1板状部905の下流側に対する上向きの力は、徐々に強くなる。しかしながら図49に示すように、ガイド部15の延設部15Cは、第1搬送部61の第1延設部612の上端に上側から接触し、第1搬送部61の上方への移動を規制する。ガイド部14についても同様である。従って、台座2は上方に移動しない。
CPU201は、駆動部212を制御して第2モータ222を継続して駆動し、ベルト51を正方向に継続して回転させる。第1搬送部61は受け台13上に移動し、台座2の下流側は受け台13上まで搬送される。第1搬送部61及び第2搬送部62は、ガイド部14、15よりも下流側に移動する。これに対し、図52に示すように、ガイド部15の延設部15Cの下流側に設けられた2つのガイドローラ15Dは、台座2の第1板状部905に上側から接触し、台座2の上方への移動を規制する。このように、ガイド部14、15よりも下流側に第1搬送部61が移動し、延設部15Cが第1搬送部61の上方への移動を規制できなくなった後も、ガイドローラ15Dによって、台座2の上方への移動が規制される。
図51に示すように、台座2が継続して下流側に搬送され、台座2の第1板状部905及び物品3の上側を覆う位置にフィルム24が配置する。トルク調節機構40からフィルムロール22に加えられるトルクによって、フィルム24は物品3の上面に密着する。台座2の第1板状部905の上流側の端部(辺902)が、台座ガイドローラ71上を通過する。さらに台座2が下流側に搬送される(矢印146)。台座2の第1板状部905の辺902は、交差位置105を上流側から下流側に横切る。フィルムロール22から延びるフィルム24は、第2補助ローラ33の上流側に接触して僅かに上流側に誘導され、第2補助ローラ33の下側に接触して下流側に延び、第1補助ローラ32の下側に接触してさらに下流側に延び、台座2の第1板状部905の辺901及び物品3の下流側に至る。誘導ローラ31は、第1補助ローラ32と台座2及び物品3との間に延びるフィルム24の上方に配置した状態になる。
図45に示すように、CPU201は、台座2の第1板状部905の辺902が交差位置105よりも下流側に移動したことを、S25で台座2の下流側への搬送を開始してからの第2モータ222の回転数に基づいて検出する。CPU201は、台座2の第1板状部905の辺902が交差位置105よりも下流側に移動した場合、駆動部212を制御して第2モータ222の駆動を停止し、台座2の搬送を停止させる(S26)。
CPU201は、駆動部211を制御して第1モータ221を駆動し、支持部34を下降させる。支持部34に支持された可動ローラ30は、最上位から最下位に移動する。誘導ローラ31は、移動経路104に沿って最上位側から最下位側に下降する(S27)。誘導ローラ31は、下方に配置した状態のフィルム24に上側から接触し、フィルム24を移動経路104に沿って下方に誘導する。
図53に示すように、誘導ローラ31は移動経路104に沿って下降し(矢印147)、最下位に配置される。誘導ローラ31は、搬送経路103に対して下側から接した状態となる。フィルム24は、台座2の第1板状部905及び物品3の上流側を覆う位置に配置される。フィルム24は、台座2の第1板状部905の辺902に接触する部分から誘導ローラ31に向けて延び、誘導ローラ31の下流側及び下側に接触して上流側に延び、第1補助ローラ32の下側に接触して更に上流側に延び、第2補助ローラ33の下側及び上流側に接触してフィルムロール22に至る。フィルム24のうち、誘導ローラ31の下側に接触する部分と第1補助ローラ32の下端に接触する部分との間の部分は、略水平方向に延び、切断部77から上方に延びる刃部771の上端よりも下方に配置した状態になる(図55参照)。なお、包装装置1が初期化された状態(S11参照)では、切断部77は左側に移動した状態であるため、この時点でフィルム24と刃部771とは接触しない。
図45に示すように、CPU201は、駆動部212を制御して第2モータ222を駆動し、ベルト51を逆方向に回転させる。搬送部60は下流側から上流側に移動し、搬送経路103に沿って台座2を上流側に搬送する(S29)。台座2は逆方向(下流側から上流側に向かう方向)に搬送される。
図54に示すように、台座2が下流側から上流側に移動する(矢印148)ことによって、台座2の第1板状部905の辺902は、下流側から交差位置105に近づく。台座2の第1板状部905の辺902は、下流側から上流側に向けて交差位置105を横切る。台座2の第1板状部905の辺902は、加熱部86の上方位置を通過し、上流側に移動する。誘導ローラ31は、台座2の第1板状部905の下面に下側から接した状態で、辺902から下流側に向けて相対的に移動する。台座2の第1板状部905の下面と誘導ローラ31との間には、フィルム24が挟まれた状態になる。
図55に示すように、フィルム24は、台座2の第1板状部905の辺902に接触する部分から、第1板状部905の下面に沿って下流側に延び、誘導ローラ31に対して上側から巻き付いて方向を変え、誘導ローラ31の下側から上流側に延び、第1補助ローラ32の下側に接触してさらに上流側に延び、第2補助ローラ33の下側及び上流側に接触してフィルムロール22に至る。
図45に示すように、CPU201は、台座2の第1板状部905の辺902が加熱部86の上方位置に対して所定距離分上流側に移動したことを、S29で台座2の上流側への搬送を開始してからの第2モータ222の回転数に基づいて検出する。台座2の第1板状部905の辺902が加熱部86の上方位置よりも上流側に所定距離分移動した場合、CPU201は、駆動部212を制御して第2モータ222の駆動を停止し、台座2の搬送を停止させる(S30)。
誘導ローラ31から第1補助ローラ32及び第2補助ローラ33を介してフィルムロール22に延びるフィルム24は、第1補助ローラ32及び第2補助ローラ33がフィルム24を下側で支持することによって、台座2の第1板状部905の辺902の近傍の下側に配置する。このため、S29、S30で台座2が上流側に移動しても、フィルム24は台座2に接触しない。また図55に示すように、台座2の第1板状部905の辺902から下面に沿って、フィルム24が下流側に延びた状態になる。
図45に示すように、CPU201は、駆動部214を制御して第4モータ224を駆動し、回転抑制部80のストッパ81を上流側に移動させる(S31)。図56に示すように、回転抑制部80のストッパ81の上流側には、最下位に移動した誘導ローラ31が配置される。ストッパ81が上流側に移動する(矢印149)ことによって、ストッパ81のゴム811は、誘導ローラ31に近接し、誘導ローラ31に巻きついた状態のフィルム24を誘導ローラ31との間に挟む。ストッパ81のゴム811がフィルム24を介して誘導ローラ31を上流側に押すことによって、誘導ローラ31の回転は禁止される。誘導ローラ31とストッパ81のゴム811との間にフィルム24が挟まれる。
CPU201は、駆動部215を制御して第5モータ225を駆動し、ガイドレール74(図35参照)に沿って切断部77を左側から右側に移動させる(S33)。図55に示すように、切断部77の刃部771の上端は、誘導ローラ31の下側及び第1補助ローラ32の下側の間を略水平に延びるフィルム24よりも上側に配置する。このため、切断部77が右側に移動することによって、フィルム24は、誘導ローラ31及び第1補助ローラ32の間に延びる部分で刃部771によって切断される。切断部77は、フィルム24のうち台座2の第1板状部905及び物品3を覆った部分を、フィルムロール22に巻回された部分から切り離す。
ここで、刃部771がフィルム24に接触した状態で右方向に移動してフィルム24を切断する場合、フィルム24を右側に誘導する力が作用する。ところが、ストッパ81によって誘導ローラ31の回転が禁止されている。またストッパ81は、誘導ローラ31との間にフィルム24を挟んでいる。このため、誘導ローラ31に対するフィルム24の位置は固定的になる為、フィルム24は刃部771によって右側に移動しない。従って刃部771は、フィルム24を適切に切断できる。またフィルム24の切断後も、誘導ローラ31及びストッパ81はフィルム24を挟持した状態を維持する。従って、刃部771による切断後にフィルム24が物品3からずれてしまうことがない。
図57に示すように、フィルム24の切断後、フィルムロール22から延びるフィルム24のうち切断された端部は、台座ガイドローラ71の下方側に垂れ下がる。図45に示すように、CPU201は、駆動部216を制御して第6モータ226を駆動し、保持部78を揺動させる(S35)。図58に示すように、保持部78は矢印150の方向に揺動する。台座ガイドローラ71の下流側に保持ローラ72が近接配置した状態になる。フィルム24のうち切断部77によって切断された端部は、台座ガイドローラ71及び保持ローラ72によって挟持される。
CPU201は、駆動部213を制御して第3モータ223を駆動し、加熱部86を上昇させる(S37)。加熱部86が最上位に配置した状態となった後、CPU201は、駆動部213を制御して第3モータ223の駆動を停止し、加熱部86の上昇を停止させる。図58に示すように、加熱部86が最上位まで上昇(矢印151)した状態で、加熱部86の加熱ユニット87(図36参照)の上面は、搬送経路103に下方から近接した状態になる。
なお、台座2の第1板状部905の辺902は、加熱部86の上方位置よりも所定距離分上流側に移動している。台座2の第1板状部905の下面のうち辺902の近傍には、誘導ローラ31によって誘導されたフィルム24が下面に沿って配置された状態となっている。従って、加熱部86が上昇して最上位に配置した場合、加熱ユニット87の上面は、台座2との間にフィルム24を挟んだ状態となる。
図45に示すように、CPU201は加熱部86のヒータ871を加熱する(S39)。ヒータ871は、フィルム24のうち切断部77によって切り取られた端部を加熱し、フィルム24を溶融する。溶解されたフィルム24は、台座2の第1板状部905の辺902近傍に接着される(S39)。フィルムロール22から切り取られたフィルム24は、台座2及び物品3を覆った状態になる。
CPU201は、S39でヒータ871の加熱を開始してから所定時間経過後、ヒータ871の加熱を停止する(S40)。CPU201は、駆動部213を制御して第3モータ223を駆動し、加熱部86を下降させる(S41、矢印152(図59参照))。加熱ユニット87の上面は、搬送経路103から離隔する。加熱部86が最下位に配置した後、CPU201は、駆動部213を制御して第3モータ223の回転を停止させる。
CPU201は、駆動部214を制御して第4モータ224を駆動し、回転抑制部80のストッパ81を下流側に移動させる(S43、矢印153(図59参照))。ストッパ81は下流側に移動し、ストッパ81に設けられたゴム811は誘導ローラ31から離隔する。誘導ローラ31は回転可能な状態になる。
CPU201は、第1搬送部61が下流側に移動して受け台13の下流側の端部に到達したことを、S45で台座2の下流側への搬送を開始してからの第2モータ222の回転数に基づいて検出する。第1搬送部61が下流側に移動して受け台13の下流側の端部に到達した場合、CPU201は、駆動部212を制御して第2モータ222の駆動を停止し、台座2の搬送を停止させる(S46)。包装処理は終了する。
なおS35で、保持部78を揺動させることによって、フィルム24のうち切断部77によって切断された端部は、台座ガイドローラ71及び保持ローラ72によって挟持された状態になっている。このためユーザは、フィルムカセット21からフィルム24を引き出して台座ガイドローラ71及び保持ローラ72に先端を挟む作業を行うことなく、次の台座2及び物品3をフィルム24によって連続して包装することが可能となる。なお、ユーザが連続して包装作業を行う場合、CPU201は、包装処理の終了後、ベルト51が逆方向に回転するように駆動部212を制御して第2モータ222を駆動する。CPU201は、搬送部60を下流側から上流側に移動させ、受け台12上に搬送部60を配置させる。同時にCPU201は、支持部34、及び切断部77を初期化(S11)直後の状態にする。
以上説明したように、包装装置1は、把手169の移動に伴って案内部16を受け台12の左右方向に移動させることができる。また包装装置1は、把手179の移動に伴って案内部17を受け台13の左右方向に移動させることができる。ユーザは、把手169、179を掴んで受け台12、13の外側に移動させ、受け台12、13の夫々を揺動させて受け面12A、13Aの夫々を垂直とする。この状態で、案内部16の第2延設部163、167は、案内部16の内側に移動し、案内部17の第2延設部173、177は、案内部17の内側に移動する。従って、筐体800の2つの立設部802Aの夫々に案内部16、17が接触することを防止できる。なお、案内部16、17の移動は、把手169、179の移動と連動する。従ってユーザは、把手169、179を掴んで受け面12A、13Aの夫々が垂直となるように受け台12、13を揺動させることによって、案内部16、17が2つの立設部802Aに接触しないようにできる。従ってユーザは、未使用状態の包装装置1の設置スペースを容易に小さくできる。
一方、把手169、179に力が加わっていない状態で、ばね124は、案内部16の内側に把手169を移動させ、図示外のばねは、案内部17の内側に把手179を移動させる。把手169が内側に移動した場合、案内部16の第2延設部163、167は、受け台12の左右方向の外側に移動し、案内部17の第2延設部173、177は、受け台13の左右方向の外側に移動する。従って包装装置1は、台座2及び物品3の包装を行うために受け台12を水平とした場合、案内部16は受け台12の外側に移動し、案内部17は受け台13の外側に移動する為、案内部16の第2延設部163、167、及び、案内部17の第2延設部173、177が、受け面12A、13Aに沿って搬送される台座2の移動の邪魔になることを防止できる。
なお包装装置1では、受け台12の裏面12Bに把手169が設けられ、受け台13の裏面13Bに把手179が設けられる。裏面12B、13Bは、夫々、受け台12、13が垂直となった状態で、包装装置1の外側に露出する。従ってユーザは、把手169、179を容易に掴み、受け台12、13を手前に倒すことによって、受け面12A、13Aを水平にすることができる。このためユーザは、包装装置1を未使用状態から使用状態に容易に切り替えることができる。
なお、案内部16にラックギヤ162C、166Cが設けられ、把手169の支持部168にラックギヤ168Cが設けられる。ラックギヤ162C、166C、168Cは、ピニオンギヤ125に噛合する。把手169の移動に伴い、ピニオンギヤ125は回転し、案内部16は左右方向に移動する。従って包装装置1は、把手169の移動と、案内部16の移動とを連動させることができる。なお、把手179及び案内部17についても同様である。
また包装装置1は、案内部16が左右方向の内側に移動した場合に、ガイドローラ163Eをベルト511に近接させ、ガイドローラ167Eをベルト512に近接させることができる。同様に、包装装置1は、案内部17が左右方向の内側に移動した場合に、ガイドローラ173Eをベルト511に近接させ、ガイドローラ177Eをベルト512に近接させることができる。ガイドローラ163E、167E、173E、177Eは、夫々、受け台12、13の受け面12A、13Aが垂直となった場合に、ベルト51に接触してベルト51を曲折させる。従って包装装置1は、受け台12、13の夫々を垂直とする為にユーザが案内部16、17を受け台12、13の内側に移動させた場合に、同時に、ガイドローラ163E、167E、173E、177Eによってベルト51を曲折可能な状態とすることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されず、種々の変更が可能である。把手169、179の形状は、枠状に限定されない。例えば把手169、179は、棒状や板状等であってもよい。把手169は、裏面12B以外の場所に設けられてもよい。例えば把手169は、受け台12のうち側板部11に支持される側と反対側の側面に設けられてもよい。また把手169は、受け台12のうち側板部11に支持される側と反対側の側面から外側に突出してもよい。把手179についても同様である。
案内部及び把手は、受け台12、13のうち一方にのみ設けられてもよい。例えば、案内部16及び把手169のみ設けられ、案内部17及び把手179は設けられなくてもよい。逆に、案内部17及び把手179のみ設けられ、案内部16及び把手169は設けられなくてもよい。
把手169を付勢するばね124は設けられていなくてもよい。例えば、把手169が受け台12の外側に移動した状態と、受け台12の内側に移動した状態との両方の状態で、受け台12が移動しないように固定する固定具を備えていてもよい。ユーザは、固定具を解除することによって把手169を移動させてもよい。なお、把手179についても同様である。
上記実施形態では、案内部161、165が受け台12の外側に移動した場合、第2延設部163、167の夫々は、2つの立設部802Aに接触する位置に配置した。案内部161、165が受け台12の内側に移動した場合、第2延設部163、167の夫々は、2つの立設部802Aよりも内側に配置した。案内部161、165の夫々の第2延設部163、167の左右方向の移動範囲は、上記実施形態に限定されない。例えば、案内部161、165が左右方向の外側に移動した場合、第2延設部163、167間の距離を、側板部111、112間の距離よりも大きくしてもよい。一方、案内部161、165が左右方向の内側に移動した場合、第2延設部163、167間の距離を、側板部111、112間の距離よりも小さくしてもよい。案内部171、175の場合についても同様である。
案内部16、17の駆動機構は、上記実施形態に限定されない。即ち案内部16、17は、ラックギヤ及びピニオンギヤ以外の機構が駆動することによって、左右方向に移動してもよい。案内部16は、ばね124を備えなくてもよい。案内部16は、ガイドローラ163E、167Eの代わりに、立設部163B、167Bの夫々の内側の面から内方に突出する突出部を備えていてもよい。突出部は、案内部161、165が左右方向の内側に移動した状態で、ベルト51に近接してもよい。
案内部16、17が設けられる位置は、夫々、受け台12、13の左右両側面のうち側板部11に近接する部分に限定されない。案内部16、17は、受け台12、13の左右両側面のうち側板部11から離隔する位置に設けられてもよい。
案内部16は、ガイドローラ163E、167Eの代わりに、立設部163B、167Bの夫々の内側の面から内方に突出する突出部を備えていてもよい。突出部は、案内部161、165が左右方向の内側に移動した状態で、ベルト51に近接してもよい。同様に、案内部17は、ガイドローラ173E、177Eの代わりに、第2延設部173、177の夫々の内側の面から内方に突出する突出部を備えていてもよい。突出部は、案内部171、175が左右方向の内側に移動した状態で、ベルト51に近接してもよい。
なお、第2モータ222が本発明の「駆動モータ」に相当する。CPU201が本発明の「制御手段」として機能する。ばね124が本発明の「付勢手段」として機能する。
1 包装装置
2 台座
3 物品
11、111、112 側板部
12、13 受け台
12A、13A 受け面
14、15 ガイド部
14A、15A 第1突出部
14B、15B 第2突出部
14C、15C 延設部
14D、15D ガイドローラ
16、17 案内部
21 フィルムカセット
22 フィルムロール
24 フィルム
26 フィルムギヤ
30 可動ローラ
31 誘導ローラ
32 第1補助ローラ
33 第2補助ローラ
40 トルク調節機構
41 第1ギヤ
42 第2ギヤ
43 第3ギヤ
44 第4ギヤ
46 被検出部
47 レバー
48 固定部
51、511、512 ベルト
52、53 プーリ
60 搬送部
61 第1搬送部
62 第2搬送部
86 加熱部
103 搬送経路
104 移動経路
108 通過領域
125、125A、125B ピニオンギヤ
127 凹部
161、165、171、175 案内部
162、166、172、176 第1延設部
162C、168C ラックギヤ
163、167、173、177 第2延設部
163E、167E、173E、177E ガイドローラ
169、179 把手
431 第1負荷
441 第2負荷
451 第1センサ
452 第2センサ
472 柄部
474 第1突起部
521、527、531、537 第1従動プーリ
523、525、533、535 第2従動プーリ
523A、525A 回転軸
524、534 主動プーリ
528、529 仮想線
544A、545A、546A、547A ばね

Claims (5)

  1. 台座上に載置された物品を、前記台座とともにフィルムによって包装する包装装置であって、
    前記台座及び前記物品の周囲に前記フィルムを誘導する誘導ローラと、
    前記誘導ローラを上下方向に移動可能に支持する一対の側板部と、
    前記一対の側板部に揺動可能に支持された受け台と、
    前記受け台の面が略水平となった状態で、前記受け台の面に沿って前記台座を搬送し、且つ、前記誘導ローラを上下方向に移動する制御を行うことによって、前記物品及び前記台座を前記フィルムによって包装する制御手段と、
    前記受け台に移動可能に設けられた把手と、
    前記受け台のうち前記台座の搬送方向と交差する幅方向の両端の夫々に設けられ、前記把手の移動に伴い夫々が前記幅方向に移動する一対の案内部と
    を備えた包装装置であって、
    前記一対の案内部の夫々は、前記幅方向の外側に延びる第1延設部、及び、前記第1延設部の前記幅方向の外側の端部から前記受け台の面側に延びる第2延設部を備えたことを特徴とする包装装置。
  2. 前記把手、及び前記一対の案内部の夫々は、ラックギヤを備え、
    前記把手、及び前記一対の案内部の夫々のラックギヤに嵌合するピニオンギヤを更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の包装装置。
  3. 前記把手が第1方向に移動した時に、前記一対の案内部の夫々は前記幅方向の内側に移動し、前記把手が第1方向と反対方向である第2方向に移動した時に、前記一対の案内部の夫々は前記幅方向の外側に移動し、
    前記把手を前記第2方向に付勢する付勢手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の包装装置。
  4. 前記受け台の前記幅方向の両側に設けられ、前記搬送方向に延びる無端状のベルトと、
    前記第2延設部の前記幅方向の内側の面に設けられ、前記一対の案内部の夫々が前記幅方向の内側に移動した状態で前記ベルトに近接するガイドローラを備えたことを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の包装装置。
  5. 前記把手は、前記受け台の面が略垂直となった状態で、前記一対の側板部と近接する側と反対側の面に設けられたことを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の包装装置。
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