JP3971927B2 - 梱包装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、梱包物にバンドを掛けるための梱包装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図10に示した従来の梱包装置は、特開平5−112315号にかかわるものとして公知のもので、バンド掛け機1の本体2にテーブル3を設けるとともに、このテーブル3にアーチガイド4を設けている。
上記アーチガイド4は、両側に設けた起立ガイド部4a、4bの上端間に上側ガイド部4cを設けるとともに、これら両起立ガイド部4a、4bは、テーブル3に設けたガイド溝5に連続させている。
【0003】
そして、上記本体2には、図示していないバンド供給機構と、バンド締め機構と、バンド接着機構とを備えている。
そして、アーチガイド内に梱包物を位置させるとともに、バンド供給機構から供給された梱包用バンドをアーチガイドに導く。つまり、バンド供給機構からガイド溝5に導かれた梱包用バンドを、一方の起立ガイド部4aから上側ガイド部4cを経由して他方の起立ガイド部4bに導き、さらに、この梱包用バンドの先端を、ガイド溝5に設けた図示していない押さえ板のところまで導く。
なお、上記アーチガイドの開口部分には、図示していないフラップを設け、このアーチガイド4に導かれた梱包用バンドがアーチガイド4から落ちてこないようにしている。
【0004】
また、アーチガイドに導かれた梱包用バンドをバンド締め機構で締め付けることによって、梱包用バンドが上記フラップから退避させられるので、梱包用バンドはアーチガイドから外されることになる。したがって、アーチガイド4内に梱包物を位置させておけば、アーチガイド4から外された梱包用バンドが梱包物に巻き付けられることになる。しかも、バンド締め機構で梱包用バンドをさらに締め付ければ、その梱包用バンドが梱包物にしっかりと巻き付けられることになる。
上記のようにした梱包用バンドの端部をバンド接着機構で接着するとともに、余った梱包用バンドをカットすることによって、梱包作業が終了する。
【0005】
そして、この従来の装置は、梱包物を矢印6方向からアーチガイド4内に搬入するようにしている。言い換えると、アーチガイド4の上側ガイド部4cは、梱包物の搬入方向6に対して直交する方向に設けている。したがって、梱包用バンドは、梱包物の搬入方向とは直交する方向に巻き付けられることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようにした従来の装置は、アーチガイド4の上側ガイド部4cを、梱包物の搬入方向に対して直交する方向に設け、しかも、その上側ガイド部4cの両サイドに起立ガイド部4a、4bを設けているので、梱包できる梱包物の大きさに限界が生じる。例えば、図11に示した梱包物7の長手方向に梱包用バンド8を掛けようとすれば、その長手方向の長さL2が、両起立ガイド部4a、4b間の長さL1よりも小さくなければならない。
【0007】
もし、長さがL2>L1ということになれば、その梱包物7にバンドを掛けられなくなる。つまり、従来の装置では、梱包できる梱包物の大きさは、アーチガイド4の大きさによって限定されてしまうという問題があった。
上記のようにアーチガイド4の大きさによって、梱包できる梱包物の大きさが限定されるということは、梱包物の大きさに応じて何種類もの装置を備えなければならなくなり、それだけコストがかさむという問題にも発展する。
【0008】
ただし、図11に示す梱包物7の場合、その短手方向の長さL3が上記長さL1よりも短ければ、その短手方向に梱包用バンドを掛けることも考えられる。つまり、バンド掛けの方向が限定されない梱包物もある。したがって、何が何でも長手方向にバンドを掛けなければならないということではない。しかし、図12に示した梱包物7のように、その長手方向と短手方向の両方に梱包用バンドを掛けるいわゆる十字掛けをする場合に、その短手方向の長さL4が、L1>L4であっても、その長手方向の長さL5が、L1<L5となれば、少なくとも長手方向のバンド掛けができなくなると言う問題が生じる。
【0009】
また、複数のバンド掛け機1を用いて連続的に十字掛け梱包をすることも考えられる。しかし、従来のバンド掛け機1は、そのアーチガイド4の上側ガイド部4cを、梱包物の搬入方向に対して直交する方向に設けているので、この場合には、図13に示すように梱包物の搬送方向を90度方向転換しなければならない。
【0010】
すなわち、第1バンド掛け機1aに対しては、その上側ガイド部4cに直交する方向にコンベア等の搬送手段9a、9bを設ける。また、第2バンド掛け機1bに対しても、上側ガイド部4cに直交する方向に搬送手段10a、10bを設ける。そして、これら搬送手段9、10を図示のように直交させながら連続させる。
一方、搬送手段を一方向にした場合には、第1バンド掛け機と第2バンド掛け機の間に、梱包機を90度旋回させるための旋回装置が必要となる。しかしながら、旋回装置はテーブル回転装置となるので、梱包物の位置ずれや積層物の荷崩れが起こりやすい
【0011】
今、バンド掛けしていない梱包物7を搬送手段9aに乗せて矢印11方向に搬送する。そして、第1バンド掛け機1aで、梱包物7の短手方向にバンド掛けしてそれを搬送手段9bに送り出すとともに、その梱包物7の方向変えずにそのまま次の搬送手段10aに受け渡す。
上記のように方向転換せずに搬送手段10aに乗せられた梱包物7は、そのまま矢印12方向に搬送される。このときの搬送方向は、梱包物7に掛けられた短手方向の梱包用バンド8のバンド掛け方向と平行になる。言い換えると、短手方向の梱包用バンド8は、第2バンド掛け機1bの上側ガイド部4cと直交する方向になる。
【0012】
上記の状態を保ちつつ、この梱包物7を矢印12方向に搬送して、第2バンド掛け機1bのアーチガイド4に搬入するとともに、この第2バンド掛け機1bで梱包用バンド8を掛ければ、最終的に梱包用バンド8が十字掛けされる。そして、この十字掛けされた梱包物7が矢印13方向に搬送されることになる。
【0013】
上記のようにバンド掛け機1aおよび1bを用いて、しかも、一連の流れ作業の中で梱包物7に梱包用バンド8を十字掛けしようとすれば、搬送手段9、10を直角にして連続させなければならない。しかし、搬送手段9、10を直角にすると、搬送手段の長さが長くなるだけでなく、デッドスペースも大きくなってしまう。そのために、この従来の装置では、大きな設置面積を必要とすると言う問題があった。
【0014】
この発明の目的は、梱包物の長さに関係なく梱包が可能であり、しかも、設置面積を小さくしながら十字掛けを可能にした梱包装置を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
この発明は、バンド掛け機本体には、バンド供給機構と、バンド締め機構と、バンド接着機構と、バンド供給機構から供給された梱包用バンドをガイドするアーチガイドとを備え、アーチガイド内に梱包物を位置させるとともに、バンド供給機構から供給された梱包用バンドをアーチガイドに導く。一方、アーチガイドに導かれた梱包用バンドをバンド締め機構で締め付けることによって、梱包用バンドがアーチガイドから外れて梱包物に巻き付けられ、かつ、その梱包用バンドをバンド接着機構で接着する構成にしたバンド掛け機を備えた梱包装置を前提にするものである。
【0016】
第1の発明は、上記の装置を前提にしつつ、アーチガイドは、上記本体内に連続するとともに、梱包物の搬入方向に対して交差方向であって梱包物の移動軌跡から外れた位置に設けた第1ガイド部および第6ガイド部と、この第1ガイド部の先端を起立させてなる第2ガイド部と、第2ガイド部の先端を梱包物の移動軌跡方向に伸ばした第3ガイド部と、第6ガイド部の先端を起立させてなる第5ガイド部と、第5ガイド部の先端を梱包物の移動軌跡方向に伸ばした第4ガイド部と、梱包物の搬入方向と同じ方向に設けるとともに、上記第3ガイド部と第4ガイド部とを接続する上側ガイド部とからなり、上側ガイド部と第4ガイド部とのそれぞれに、その中を走行する梱包用バンドを止めたり開放したりする止め手段を設けた点に特徴を有する
【0019】
上記した梱包物の移動軌跡から外れた位置とは、梱包物をアーチガイドに搬入したとき、梱包物がアーチガイドに当たらない位置ということである。したがって、その第1ガイド部および第6ガイド部は、梱包物の搬送面と面一に保たれていても、梱包物の移動軌跡から外れた位置の概念に含まれるものである。
【0020】
の発明は、上記一対の止め手段は、上記第1ガイド部からアーチガイドに導かれた梱包用バンドを固定する一方、上記バンド締め機構を駆動したとき、梱包用バンドは、アーチガイドの始端から上側ガイド部に設けた一方の止め手段までが上記アーチガイドから外れて、梱包物の移動軌跡上に垂れ下がり、この梱包用バンドのアーチガイドから開放された部分に、梱包物がその搬送過程で当接して、上記バンド供給機構から梱包用バンドを繰り出し、この状態で上記一方の止め手段を開放するとともに、バンド締め機構を駆動したとき、梱包用バンドは、上記一方の止め手段から第4ガイド部に設けた他方の止め手段までがアーチガイドから外れ、さらに梱包物が梱包用バンドを繰り出しながら搬送されるとともに、梱包物の後端が上記他方の止め手段を通過したとき、当該他方の止め手段を開放するとともに、バンド締め機構を駆動して、当該止め手段から終端までの梱包用バンドがアーチガイドから外れて梱包物に巻き付けられる構成にした点に特徴を有する。
【0021】
の発明は、アーチガイドは、その断面形状を凹形にしてその開口部分をフラップでふさぐとともに、アーチガイド内に送り込んだ梱包用バンドを引っ張ることによって、上記フラップが弾力的に退避して上記開口部分を開く構成にし、かつ、アーチガイドの上側ガイド部はその開口を下に向けた点に特徴を有する
【0024】
【発明の実施の形態】
図1に示した実施態様のバンド掛け機B1は、その本体14に、バンド供給機構と、バンド締め機構と、バンド接着機構とを備えていること従来とまったく同様である。
そして、この本体14のテーブル15には、バンド供給機構に通じるガイド溝16を設けるとともに、このガイド溝16の両側には、搬送体であるコンベア17、18を設けているが、これらガイド溝16およびコンベア17、18のそれぞれを平行にしている。このようにしたコンベア17、18は、そこに梱包物を乗せることによって、当該梱包物を矢印19方向に搬送するためのものである。そして、この搬送方向19が梱包物の搬入方向にもなる。
【0025】
上記のようにした本体14のテーブル15上には、上記アーチガイドAを設けているが、このアーチガイドAの始端と終端とを、上記ガイド溝16に連続させている。つまり、供給機構からガイド溝16に導かれた梱包用バンドの先端は、そのままこのアーチガイドAに導かれるとともに、アーチガイドAから導き出された梱包用バンドがこのガイド溝16に導かれるようにしている。
【0026】
そして、上記アーチガイドAは、ガイド溝16と対向位置に設けた上側ガイド部20と、この上側ガイド部以外の第1〜第6ガイド部21〜26とを設けている。
上記第1ガイド部21は、その始端をガイド溝16側に開口させるとともに、上記一方のコンベア18を横切って本体14の前方に伸ばしている。なお、この第1ガイド部21がコンベア18を横切る部分においては、コンベア18がテーブル15の下を通過するようにしている。
また、第1ガイド部21は、コンベア18の搬送面よりも下方に位置するようにしている。つまり、この第1ガイド部21は、梱包物の搬入方向19に対して交差方向であって梱包物の移動軌跡から外れた位置に設けているものである。
【0027】
上記のようにしたアーチガイドAは、第1ガイド部21の先端を起立させた第2ガイド部22と、この第2ガイド部の先端を梱包物の移動軌跡方向に伸ばした第3ガイド部23と、第3ガイド部23と平行にした第4ガイド部24と、第2ガイド部22と平行にした第5ガイド部25と、第1ガイド部21と平行にし、かつ梱包物の移動軌跡から外れた位置に設けた第6ガイド部26とを備えている。そして、上記第3ガイド部23と第4ガイド部24との間に上側ガイド部20を設けている。
なお、第6ガイド部26がコンベア18を横切る部分においては、コンベア18がテーブル15の下を通過するようにしている。
【0028】
さらに、上記アーチガイドAの各ガイド部は、図2〜図4に示すようにその断面形状をほぼV字状にしている。つまり、その一方の側を開口させて他方の側を閉じた形状にしている。そして、その開口側にはフラップ27を設けているが、このフラップ27はヒンジ27aを中心にして回動可能にしている。ただし、通常は、図示していないスプリングの作用で、上記開口を閉じる位置を保つようにしている。
また、第1ガイド部21と第6ガイド部26、第2ガイド部22と第5ガイド部25、第3ガイド部23と第4ガイド部24のそれぞれは、その開口をたがいに対向させている。そして、上側ガイド部20だけは、その開口を下側に向けている。
【0029】
なお、梱包用バンドがアーチガイドA内をスムーズに走行できるようにするために、各ガイド部の接続部分を緩やかな円弧にするとともに、ガイド溝16と第1、6ガイド部21、26との連続部分も連続性が保たれるようにしている。
特に、第3、4ガイド部23、24と上側ガイド部20との連続部分を、図2に示すように、その開口部分が徐々にねじれてその向きを90度変換するバンク部sとしているのが特徴である。
【0030】
上記のようにしたアーチガイドAは、その上側ガイド部20と第4ガイド部24とに止め手段m1、m2を設けている。この止め手段m1、m2は、図4に示すように、ソレノイド28aとプランジャ28bとからなる。そして、ソレノイド28aを励磁することによって、プランジャ28bが突出するが、その突出状態において、図4に示すように、プランジャ28bがガイド部20、24内を横切って反対側の側面に突き当たるようにしている。したがって、ガイド部20、24内に梱包用バンド29が走行しているとき、ソレノイド28aを励磁すると、プランジャ28bが梱包用バンド29を押さえてそこに止めることができる。
【0031】
ただし、プランジャ28bは、ノーマル状態でガイド部のバンド走行部分から退避する構成にしている。
なお、止め手段m1、m2は、この実施態様のように、ソレノイドでなくてもよく、例えばエアシリンダ等を用いてもよい。要するに、ガイド部内のバンドをその位置で止められる手段であれば、その構成まで限定されるものではない。
【0032】
今、ガイド溝16と上側ガイド部20との間に梱包物をおいた状態で、バンド供給機構から梱包用バンドを供給すると、そのバンド先端は、まずガイド溝16に導かれる。このガイド溝16に導かれたバンド先端は、ガイド溝16を走行して、そのまま第1ガイド部21の始端に導入される。なお、第1ガイド部21をバンク状の傾斜を付けておけば、梱包用バンドは第1ガイド部21によりスムーズに導かれることになる。
【0033】
上記のようにして第1ガイド部21に導かれたバンド先端は、そのまま第2ガイド部22および第3ガイド部23に導かれる。そして、この第3ガイド部23から上側ガイド部20に走行する過程で、上記バンク部sを通過することになる。このバンク部sは、その開口部分が徐々にねじれてその向きを90度変換するようにしているので、この部分で、梱包用バンドがよじれたり、いわゆるジャム現象を生じたりしない。
【0034】
このようにして上側ガイド部20を通過したバンド先端は、第4ガイド部24→第5ガイド部25→第6ガイド部26を通過してガイド溝16に再び導かれるとともに、このガイド溝16に設けたバンド押さえ板30に到達し、そこでしっかりと保持される。
【0035】
先端を保持した状態で図示していないバンド締め機構を動作して梱包用バンドの供給側を引っ張れば、その引っ張り力によって、アーチガイドA内の梱包用バンド30がフラップ27を強制的に押しのけるので、梱包用バンド30はアーチガイドAから外されて梱包物に巻き付く。そして、さらに梱包用バンドを締め付けてから、接着機構によりバンド先端を接着して、余分な供給側のバンドをカットする。これによって、梱包物のバンド掛けが終了する。
【0036】
また、長さの長い梱包物31にバンドを掛ける手順を、図5〜図8にしたがって説明する。
まず、供給機構から梱包用バンド29をアーチガイドAの全周に走行させるとともに、そのバンド先端をバンド押さえ板30でしっかりと押さえておく。この状態を保ちながら止め手段m1、m2のソレノイド28aを励磁させて、プランジャ28bを突出させ、梱包用バンド29を押さえておく。
【0037】
このように止め手段m1、m2でバンドを押さえたら、バンド締め機構を駆動して梱包用バンド29を少し引っ張る。締め付け機構で引っ張られた梱包用バンド29は、止め手段m1よりも手前までは、図5に示すようにアーチガイドAから外され、上側ガイド部20とガイド溝16との間に垂れ下がった状態になる。梱包用バンド29を上側ガイド部20とガイド溝16との間に垂れ下がらせたら、供給機構およびバンド締め機構の作用力をすべて解放し、梱包用バンド29を自由に繰り出せるようにしておく。
【0038】
この状態で梱包物31を搬送体であるコンベア17、18の上に乗せて矢印19方向に搬送する。梱包物31が矢印19方向に搬送されれば、梱包物31はその搬送方向先端面が垂れ下がった梱包用バンド29に当たることになる。なぜなら、ガイド溝16と上側ガイド部20とが対向するとともに、ガイド溝16の両側にコンベア17、18が位置するからである。逆の言い方をすると、上記のように梱包用バンド29を上側ガイド部20とガイド溝16との間から垂れ下がらせたとき、その垂れ下がった梱包用バンド29が梱包物31の搬送方向先端面に当たるようにそれぞれの位置関係を特定しているものである。
【0039】
梱包物31が図5の状態から矢印19方向にさらに搬送されると、その搬送力によって、梱包物31は垂れ下がった梱包用バンド29をその供給側から引き出す。そして、上記の垂れ下がった梱包用バンド29が、梱包物31に十分に引っ掛かった図6の状態に達したら、上側ガイド部20の止め手段m1のソレノイド28aを非励磁の状態に切り換え、プランジャ28bを退避させるとともに、バンド締め機構を作動させて梱包用バンド29を少し引っ張る。
梱包用バンド29が引っ張られれば、その引っ張り力で、止め手段m1からm2までの間における梱包用バンドがアーチガイドAからはずされる(図7参照)。
【0040】
そして、再び、供給機構およびバンド締め機構の作用力をすべて解放し、梱包用バンド29を自由に繰り出せるようにして梱包物31を搬送するとともに、その梱包物31の終端が第4ガイド部24を通過した位置で、その第4ガイド部24に設けた止め手段m2のソレノイド28aを非励磁状態に切り換える。ソレノイド28aを非励磁状態にした時点で、バンド締め機構を作動させて梱包用バンド29を再び引っ張れば、その引っ張り力で、止め手段m2から先の梱包用バンドがアーチガイドAからはずされる。
【0041】
その後は、従来のバンド掛けとまったく同様の手順で梱包用バンド29を掛けることができる。
いずれにしても、上記の手順を実行すれば、どのように長い梱包物でもそれに梱包用バンドを掛けることができるようになる。
【0042】
次に、一連の流れ作業の中で、梱包物に梱包用バンドを十字掛けする実施態様について説明する。
図9に示すように、第1バンド掛け機B1と第2バンド掛け機B2とを、搬送手段としてのコンベア32〜34を介して直列に整列させる。下流側のバンド掛け機B1は、図1〜8に示したものであり、上流側に設けたバンド掛け機B2は、図13に示した従来のものと同様である。
【0043】
つまり、十字掛けの実施態様においては、梱包物31を一連の方向に搬送する搬送手段としてのコンベア32〜34と、この搬送手段に沿って直列に設置した第1、2バンド掛け機B1、B2とを備えている。そして、第1バンド掛け機B1は、そのアーチガイドAの上側ガイド部20を、梱包物31の矢印19方向である搬送方向に設ける。一方、第2バンド掛け機B2は、そのアーチガイドの上側ガイド部4cを梱包物の搬送方向に対して直交させている。
【0044】
今、バンド掛けしていない梱包物31をコンベア32に乗せて矢印35方向に搬送する。そして、第バンド掛け機B2で、梱包物31の短手方向に梱包用バンド29を掛けて、それをコンベア33に送り出す。
コンベア33は、短手方向にバンド掛けされた梱包物31を、その向きを変えることなくそのまま矢印36方向に搬送して第1バンド掛け機B1に送り込む。このようにして梱包物31を受けた第1バンド掛け機B1は、前記図5〜8に示した手順で梱包物31の長手方向にバンド掛けをするとともに、それを矢印37方向に送り出す。
【0045】
上記のようにこの実施態様によれば、第1、2バンド掛け機B1、B2およびコンベア32〜34のそれぞれを直列に配置した状態で、梱包物31に十字掛けができるので、従来のように搬送手段を直角に配置する場合に比べて、デッドスペースを少なくすることができる。
【0046】
【発明の効果】
第1〜3の発明によれば、アーチガイドの上側ガイド部を梱包物の搬入方向と同じ方向に設けるとともに、上側ガイド部以外の部分を梱包物の搬入軌跡外に設けたので、この上側ガイド部以外の部分が梱包物に当たったりしなくなる。したがって、いろいろな大きさの梱包物にも対応できる
【0047】
また、アーチガイドの各ガイド部を連続させたので、梱包用バンドをスムーズに走行させることができる。
さらに、どのように長い梱包物でもそれにバンド掛けすることができる。
【0048】
の発明によれば、アーチガイドを走行する梱包用バンドが、アーチガイドから不用意に脱落することがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1バンド掛け機の斜視図である。
【図2】第1バンド掛け機の上側ガイド部を中心にし部分斜視図である。
【図3】アーチガイドの断面図である。
【図4】アーチガイドにおける止め手段を設けた部分の断面図である。
【図5】梱包物の梱包手順を示す斜視図である。
【図6】梱包物の梱包手順を示す斜視図である。
【図7】梱包物の梱包手順を示す斜視図である。
【図8】梱包物の梱包手順を示す斜視図である。
【図9】十字掛け用の装置を示した平面図である。
【図10】従来の梱包装置を示した斜視図である。
【図11】梱包物の斜視図である。
【図12】梱包物の斜視図である。
【図13】従来の十字掛け用の装置を示した平面図である。
【符号の説明】
B1 第1バンド掛け機
B2 第2バンド掛け機
14 テーブル
16 ガイド溝
A アーチガイド
20 上側ガイド部
21 第1ガイド部
22 第2ガイド部
23 第3ガイド部
24 第4ガイド部
25 第5ガイド部
26 第6ガイド部
27 フラップ
m1 止め手段
m1 止め手段
29 梱包用バンド
31 梱包物
32 搬送手段としてのコンベア
33 搬送手段としてのコンベア
34 搬送手段としてのコンベア

Claims (3)

  1. バンド掛け機の本体には、バンド供給機構と、バンド締め機構と、バンド接着機構と、バンド供給機構から供給された梱包用バンドをガイドするアーチガイドとを備え、アーチガイド内に梱包物を位置させるとともに、バンド供給機構から供給された梱包用バンドをアーチガイドに導く一方、アーチガイドに導かれた梱包用バンドをバンド締め機構で締め付けることによって、梱包用バンドがアーチガイドから外れて梱包物に巻き付けられ、かつ、その梱包用バンドをバンド接着機構で接着する構成にしたバンド掛け機を備えた梱包装置において、上記アーチガイドは、上記本体内に連続するとともに、梱包物の搬入方向に対して交差方向であって梱包物の移動軌跡から外れた位置に設けた第1ガイド部および第6ガイド部と、この第1ガイド部の先端を起立させてなる第2ガイド部と、第2ガイド部の先端を梱包物の移動軌跡方向に伸ばした第3ガイド部と、第6ガイド部の先端を起立させてなる第5ガイド部と、第5ガイド部の先端を梱包物の移動軌跡方向に伸ばした第4ガイド部と、梱包物の搬入方向と同じ方向に設けるとともに、上記第3ガイド部と第4ガイド部とを接続する上側ガイド部とからなり、上側ガイド部と第4ガイド部とのそれぞれに、その中を走行する梱包用バンドを止めたり開放したりする止め手段を設けたバンド掛け機からなる梱包装置。
  2. 上記一対の止め手段は、上記第1ガイド部からアーチガイドに導かれた梱包用バンドを固定する一方、上記バンド締め機構を駆動したとき、梱包用バンドは、アーチガイドの始端から上側ガイド部に設けた一方の止め手段までが上記アーチガイドから外れて、梱包物の移動軌跡上に垂れ下がり、この梱包用バンドのアーチガイドから開放された部分に、梱包物がその搬送過程で当接して、上記バンド供給機構から梱包用バンドを繰り出し、この状態で上記一方の止め手段を開放するとともに、バンド締め機構を駆動したとき、梱包用バンドは、上記一方の止め手段から第4ガイド部に設けた他方の止め手段までがアーチガイドから外れ、さらに梱包物が梱包用バンドを繰り出しながら搬送されるとともに、梱包物の後端が上記他方の止め手段を通過したとき、当該他方の止め手段を開放するとともに、バンド締め機構を駆動して、当該止め手段から終端までの梱包用バンドがアーチガイドから外れて梱包物に巻き付けられる構成にした請求項1記載の梱包装置。
  3. アーチガイドは、その断面形状を凹形にしてその開口部分をフラップでふさぐとともに、アーチガイド内に送り込んだ梱包用バンドを引っ張ることによって、上記フラップが弾力的に退避して上記開口部分を開く構成にし、かつ、アーチガイドの上側ガイド部はその開口を下に向けてなるバンド掛け機を有する請求項1または2記載の梱包装置。
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