JP2006311960A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】パチンコ機の電源投入時に主制御基板の起動を統括制御基板の起動よりも遅延時間T3だけ遅延させる。そして、統括制御基板28が起動してから(初期設定が終了してから)、主制御基板27が起動する(初期設定が終了する)迄の間に演出スイッチ25の操作を有効とする操作有効期間T7を設定する。この操作有効期間T7中に演出スイッチ25が操作された場合には、演出スイッチ25が操作されたことを遊技盤ランプ17の点灯により報知する。
【選択図】 図4
Description
図1には、パチンコ機10の機表側が略示されており、機体の外郭をなす外枠11の開口前面側には、各種の遊技用構成部材をセットする縦長方形の中枠12が開閉及び着脱自在に組み付けられている。中枠12の前面側には、機内部に配置された遊技盤13を透視保護するための保護ガラスが装着されるガラス枠を備えた前枠14と、上球皿15がそれぞれ横開き状態で開閉可能に組み付けられている。前枠14の上方及び遊技盤13の遊技領域13aには、点灯(点滅)又は消灯し、発光装飾に基づく遊技演出(発光演出)を行う枠ランプ(演出手段)16及び遊技盤ランプ(演出手段、発光演出手段)17が設けられている。外枠11の下部には、各種音声を出力し、音声出力に基づく遊技演出(音声演出)を行うスピーカ(演出手段)18が配置されている。中枠12の下部には、下球皿19及び発射装置20が装着されている。
パチンコ機10の機裏側には、遊技場の電源(例えば、AC24V)を、パチンコ機10を構成する各種構成部材に供給する電源基板26が装着されている。また、パチンコ機10の機裏側には、パチンコ機10全体を制御する主制御基板(主制御手段)27が装着されている。主制御基板27は、パチンコ機10全体を制御するための各種処理を実行し、該処理結果に応じて遊技を制御するための各種の制御信号(制御コマンド)を演算処理し、該制御信号(制御コマンド)を出力する。また、機裏側には、統括制御基板(統括制御手段)28と、表示・音制御基板(演出制御手段)29と、ランプ制御基板(演出制御手段)30とが装着されている。統括制御基板28は、主制御基板27が出力した制御信号(制御コマンド)に基づき、表示・音制御基板29とランプ制御基板30とを統括的に制御する。表示・音制御基板29は、主制御基板27からの制御信号(制御コマンド)を基に統括制御基板28が出力した制御信号(制御コマンド)に基づき、可変表示器Hの表示態様(図柄、背景、文字などの表示画像)と、スピーカ18の音声出力態様(音声出力のタイミングなど)とを制御する。ランプ制御基板30は、主制御基板27からの制御信号(制御コマンド)を基に統括制御基板28が出力した制御信号(制御コマンド)に基づき、枠ランプ16及び遊技盤ランプ17の発光態様(点灯(点滅)/消灯のタイミングなど)を制御する。本実施形態では、統括制御基板28、表示・音制御基板29及びランプ制御基板30にて副制御手段が構成されている。
電源基板26には、遊技場の電源をパチンコ機10への供給電圧(例えば、DC30V)に変換処理する電源回路26aが設けられている。電源回路26aには、主制御基板27、統括制御基板28、表示・音制御基板29及びランプ制御基板30が接続されている。そして、各制御基板27〜30には、電源回路26aから変換後の電圧が供給されるようになっている。また、電源基板26には、リセット信号を出力するリセット信号回路26bが設けられており、リセット信号回路26bは電源回路26aに接続されている。リセット信号を出力するとは、リセット信号の信号レベルをLレベル(ローレベル)からHレベル(ハイレベル)に立ち上げることである。リセット信号回路26bは、電源投入されると、予め定めた出力時間T1(例えば、400ms〜800ms程度)の間、リセット信号を各制御基板27〜30に継続出力するようになっている。リセット信号は、起動を指示する信号であり、各制御基板27〜30は、リセット信号がHレベルからLレベルに立ち下がることにより制御プログラムにしたがって処理を開始する。
主制御基板27には、メインCPU27aと、ROM27bと、RAM27cと、リセット入力回路27dとが設けられている。メインCPU27aには、ROM27bと、RAM27cと、リセット入力回路27dと、始動口センサSE1とが接続されている。メインCPU27aは、大当り判定用乱数などの各種乱数の値を所定の周期毎に順次更新し、更新後の値をRAM27cの設定領域に記憶(設定)して更新前の値を書き換えている。ROM27bには、パチンコ機10を制御するためのメイン制御プログラムが記憶されている。RAM27cには、パチンコ機10の動作中に適宜書き換えられる各種の情報(各種乱数の値など)が記憶(設定)されるようになっている。
統括制御基板28には、統括CPU28aと、ROM28bと、RAM28cとが設けられている。統括CPU28aには、ROM28bと、RAM28cと、演出スイッチ25とが接続されている。ROM28bには、表示・音制御基板29及びランプ制御基板30を統括的に制御するための統括制御プログラムが記憶されている。また、RAM28cには、パチンコ機10の動作中に適宜書き換えられる各種の情報(操作有効フラグなど)が記憶(設定)されるようになっている。
表示・音制御基板29には、サブCPU29aと、ROM29bと、RAM29cとが設けられている。サブCPU29aには、ROM29bと、RAM29cとが接続されている。ROM29bには、表示演出と音声演出を制御するための表示・音声制御プログラムが記憶されている。また、RAM29cには、パチンコ機10の動作中に適宜書き換えられる各種の情報が記憶(設定)されるようになっている。
統括制御基板28のROM28bに記憶された統括制御プログラムには、図3に示す起動処理を実行するためのプログラムが示されている。そして、統括CPU28aは、通常処理に移行すると、図3に示す起動処理を実行する。
パチンコ機10に電源投入がされると、各制御基板27〜30の各CPU27a〜30aには、LレベルからHレベルに立ち上がったリセット信号が入力される。そして、電源投入後、出力時間T1が経過すると、統括制御基板28の統括CPU28aと、表示・音制御基板29のサブCPU29aと、ランプ制御基板30のサブCPU30aに入力されたリセット信号がHレベルからLレベルに立ち下がり、各CPU28a〜30aの処理が開始される。このとき、主制御基板27のメインCPU27aに入力されるリセット信号は、リセット入力回路27dの機能により、Hレベルで維持される。
また、電源投入後、出力時間T2(出力時間T1+遅延時間T3)が経過すると、主制御基板27のメインCPU27aに入力されたリセット信号がHレベルからLレベルに立ち下がり、メインCPU27aの処理が開始される。処理を開始したメインCPU27aは、初期設定を行う。そして、処理を開始してから時間T4が経過すると、メインCPU27aは起動し、通常処理を行う。メインCPU27aが通常処理に移行することにより、統括CPU28aは、起動時コマンドを入力し演出スイッチ25の操作を無効とするので、操作有効期間T7は終了される。本実施形態において、操作有効期間T7は、パチンコ機10の電源を投入すると、主制御基板27(メインCPU27a)が起動するという必ず生じる現象を契機に解除される。すなわち、操作有効期間T7は、パチンコ機10の内部処理にて自動的に終了される。
(1)統括制御基板28が起動してから主制御基板27が起動する迄の間で演出スイッチ25の操作を有効とし、演出スイッチ25の操作が有効とされる操作有効期間T7中に演出スイッチ25が操作されたことを契機に該演出スイッチ25が操作されたことを報知するようにした。このため、パチンコ機10(遊技機)の製造過程における演出スイッチ25の操作が正常に機能するか否かの検査をする際、作業者は、電源を投入し、演出スイッチ25を操作するのみで正常に動作するか否かを見極めることが可能となる。つまり、パチンコ機10(遊技機)の製造時の演出スイッチ25が正常に機能するか否かの検査作業を簡素化することができる。
・上記実施形態において、操作有効期間T7は、統括CPU28aが起動してからメインCPU27aが起動する迄の間とすれば、その対応する時間の長さは変更しても良い。例えば、操作有効期間T7は、実施形態で操作有効期間T7とされる半分ほどの時間を操作有効期間としても良い。
・上記実施形態において、遅延時間T3を、実施形態で説明した時間よりも長く設定したり、短く設定しても良い。なお、操作有効期間T7を統括CPU28aが起動してからメインCPU27aが起動する迄の期間として設定する場合、遅延時間T3を長くすることにより操作有効期間T7が長くなり、遅延時間T3を短くすることにより操作有効期間T7が短くなる。
(イ)前記副制御手段は、前記主制御手段からの制御信号を入力したか否かを判定することにより、前記主制御手段が起動しているか否かを判定することを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
Claims (3)
- 遊技機全体を制御する主制御手段と、該主制御手段が出力した各種制御信号に基づき遊技演出を制御する副制御手段とを備え、該副制御手段には、遊技者が操作可能な演出用操作手段が接続され、該演出用操作手段の操作に基づく演出内容で図柄変動ゲームが行われる遊技機において、
遊技機の電源投入時に前記主制御手段の起動を前記副制御手段の起動よりも遅延させる遅延手段と、
前記演出用操作手段が操作されたことを報知する報知手段とを備え、
前記副制御手段は、起動してから前記主制御手段が起動する迄の間で前記演出用操作手段の操作を有効とし、前記演出用操作手段の操作が有効とされる操作有効期間中に前記演出用操作手段からの操作信号を入力した場合には、前記報知手段に前記演出用操作手段が操作されたことを報知させることを特徴とする遊技機。 - 前記副制御手段は、前記主制御手段が起動しているか否かを判定し、その判定結果が否定の場合に前記演出用操作手段からの操作信号の入力を契機に前記報知手段に報知させることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
- 前記副制御手段は、液晶式の表示装置にて前記図柄変動ゲームを行わせ、
前記遅延手段は、少なくとも前記表示装置が起動するまでの時間分、前記主制御手段の起動を遅延させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技機。
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