JP4874570B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機に備えられる演出用操作手段の動作確認を行うことができる遊技機に関するものである。
従来、遊技機の一種であるパチンコ機は、例えば、液晶ディスプレイ型の可変表示器を備え、当該可変表示器において複数種類の図柄を変動させて図柄組み合わせを導出する図柄組み合わせゲーム(図柄変動ゲーム)が行われている。そして、遊技者は、図柄組み合わせゲームで導出され、最終的に停止表示された図柄組み合わせから大当り又ははずれを認識できる。このような遊技機の中には、遊技者が遊技中に操作可能な演出スイッチを備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。そして、遊技者に演出スイッチを操作させることで、遊技の興趣の向上を図っている。
特許文献1に記載の遊技機では、遊技者が演出スイッチを操作することによって複数種類の表示演出の中から1種類の表示演出を選択可能に構成している。具体的には、リーチ演出が行われる際、演出スイッチを操作することで複数種類のリーチ演出の中から実行させるリーチ演出を選択可能に構成している。すなわち、遊技者の意思で複数の選択肢の中から1のリーチ演出が選ばれる構成となっている。
特開2003−290501号公報
ところで、特許文献1に記載の遊技機のように、図柄組み合わせゲームの表示内容を遊技者の意思によって選択可能な演出スイッチを設けた場合、その遊技機の製造過程において演出スイッチが正常に機能するか否かの検査を行う必要がある。そして、その検査の過程では、作業者によって演出スイッチの操作結果が反映されるための演出(リーチ演出を選択させる演出)の実行を指示するための制御信号(コマンド)を意図的に送信し、該演出スイッチが正常に機能するか否か(操作結果が反映されるか否か)の検査を行うこととなり、検査における作業が繁雑という問題があった。
この発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、演出用操作手段が設けられた遊技機において、演出用操作手段の検査作業を簡素化できる遊技機を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、遊技機全体を制御する主制御装置と、演出装置を制御する副制御装置と、遊技者が操作可能な演出用操作手段とを備え、前記演出装置には図柄変動ゲームを表示させる表示装置を含み、前記主制御装置は、図柄変動ゲームを開始させる度に、図柄変動ゲームの開始指示を前記副制御装置に行い、該指示を受けた前記副制御装置は、図柄変動ゲームを開始させるように前記表示装置を制御し、該副制御装置には、遊技者が操作可能な演出用操作手段が接続され、遊技演出のうち特定の演出が実行されたときにおける該演出用操作手段の操作に応じた演出内容で演出を前記演出装置に行わせることが可能な遊技機において、前記主制御装置及び前記副制御装置に対して起動の開始を指示する起動指示手段と、前記主制御装置の起動を前記副制御装置の起動よりも所定の遅延時間だけ遅延させる遅延手段とを備え、前記起動指示手段は、遊技機の電源投入時にリセット信号を出力するリセット信号回路であり、前記遅延手段は、リセット信号を入力し、該リセット信号を用いて前記主制御装置の起動を前記副制御装置の起動よりも遅延させる遅延回路であって、前記起動指示手段は、前記主制御装置及び前記副制御装置に対して、同一時間、前記リセット信号を出力するようになっており、前記副制御装置に関しては、前記同一時間が経過した時点で起動する一方で、前記主制御装置に関しては、前記遅延手段が、前記同一時間に前記所定の遅延時間を加算した時間、前記リセット信号を出力することで、前記主制御装置の起動を前記副制御装置の起動よりも所定の遅延時間だけ遅延させるようになっており、前記副制御装置には、前記演出用操作手段から入力した操作信号を有効とするか否かの判定を行う操作信号判定手段と、前記副制御装置の起動後、該副制御装置が、前記主制御装置から該主制御装置が起動を開始して初期設定が完了したこと示す起動時処理の実行の指示を受けたか否かを判定する指示判定手段と、前記操作信号判定手段で有効と判定された場合に、前記演出用操作手段が操作されたことを報知する報知演出を実行する演出装置に前記報知演出の実行を指示する演出指示手段とを備え、前記演出用操作手段からの操作信号を有効とする操作有効期間は、電源投入に伴って開始されるとともに、前記主制御装置からの前記起動時処理の実行の指示を受けることで終了するようになっており、前記主制御装置は、前記遅延時間の経過後に前記副制御装置に対して、前記起動時処理の実行を指示し、前記起動時処理の実行の指示を受けた前記副制御装置は、該指示を受けたことを示すとともに前記図柄変動ゲームとは異なる起動時演出を実行させる演出装置に前記起動時演出の実行を指示し、前記操作信号判定手段は、前記指示判定手段の判定結果が肯定となるまでに前記演出用操作手段からの操作信号を入力した場合、当該操作信号を有効と判定し、前記報知演出を行わせる一方、前記指示判定手段の判定結果が肯定となった以降に前記演出用操作手段からの操作信号を入力した場合、前記特定の演出の実行中でなければ当該操作信号を無効と判定し、前記報知演出を行わせないことを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、遊技機全体を制御する主制御装置と、演出装置を制御する副制御装置と、遊技者が操作可能な演出用操作手段とを備え、前記演出装置には図柄変動ゲームを表示させる表示装置を含み、前記主制御装置は、図柄変動ゲームを開始させる度に、図柄変動ゲームの開始指示を前記副制御装置に行い、該指示を受けた前記副制御装置は、図柄変動ゲームを開始させるように前記表示装置を制御し、該副制御装置には、遊技者が操作可能な演出用操作手段が接続され、遊技演出のうち特定の演出が実行されたときにおける該演出用操作手段の操作に応じた演出内容で演出を前記演出装置に行わせることが可能な遊技機において、前記主制御装置及び前記副制御装置に対して起動の開始を指示する起動指示手段と、前記主制御装置から前記副制御装置への指示出力を所定の遅延時間だけ遅延させる遅延手段とを備え、前記副制御装置には、前記演出用操作手段から入力した操作信号を有効とするか否かの判定を行う操作信号判定手段と、前記副制御装置の起動後、該副制御装置が、前記主制御装置から該主制御装置が起動を開始して初期設定が完了したこと示す起動時処理の実行の指示を受けたか否かを判定する指示判定手段と、前記操作信号判定手段で有効と判定された場合に、前記演出用操作手段が操作されたことを報知する報知演出を実行する演出装置に前記報知演出の実行を指示する演出指示手段とを備え、前記演出用操作手段からの操作信号を有効とする操作有効期間は、電源投入に伴って開始されるとともに、前記主制御装置からの前記起動時処理の実行の指示を受けることで終了するようになっており、前記主制御装置は、前記遅延時間の経過後に前記副制御装置に対して、前記起動時処理の実行を指示し、前記起動時処理の実行の指示を受けた前記副制御装置は、該指示を受けたことを示すとともに前記図柄変動ゲームとは異なる起動時演出を実行させる演出装置に前記起動時演出の実行を指示し、前記操作信号判定手段は、前記指示判定手段の判定結果が肯定となるまでに前記演出用操作手段からの操作信号を入力した場合、当該操作信号を有効と判定し、前記報知演出を行わせる一方、前記指示判定手段の判定結果が肯定となった以降に前記演出用操作手段からの操作信号を入力した場合、前記特定の演出の実行中でなければ当該操作信号を無効と判定し、前記報知演出を行わせないことを要旨とする。
請求項に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記副制御装置は、前記起動時処理の実行指示を受けた場合、前記報知演出を実行させる前記演出装置と同一の演出装置に前記起動時演出を実行させることを要旨とする。
請求項に記載の発明は、請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の遊技機において、前記副制御装置は、1つ又は複数の演出装置を専門的に制御する複数の演出制御装置と、前記主制御装置からの指示を受けて、前記複数の演出制御装置を統括的に制御する統括制御装置からなり、前記演出用操作手段は、前記統括制御装置に接続され、前記統括制御装置は、前記操作有効期間中に前記操作信号を入力した場合、前記表示装置とは異なる演出装置を制御するとともに最も起動が早い特別演出制御装置に対して前記報知演出の実行を指示することを要旨とする
本発明によれば、演出用操作手段が設けられた遊技機において、演出用操作手段の検査作業を簡素化できる。
以下、本発明をその一種であるパチンコ遊技機(以下、「パチンコ機」と示す)に具体化した第一実施形態を図1〜図7に基づき説明する。
図1には、パチンコ機10の機表側が略示されており、機体の外郭をなす外枠11の開口前面側には、各種の遊技用構成部材をセットする縦長方形の中枠12が開閉及び着脱自在に組み付けられている。また、中枠12の前面側には、機内部に配置された遊技盤13を透視保護するためのガラス枠を備えた前枠14と上球皿15が共に横開き状態で開閉可能に組み付けられている。また、前枠14の前面側及び遊技盤13の遊技領域13aには、点灯(点滅)又は消灯し、発光装飾に基づく発光演出を行う装飾ランプ16が設けられている。また、外枠11の下部には、各種音声(効果音)を出力し、音声出力に基づく音声演出を行うスピーカ17が設けられている。中枠12の下部には、下球皿18及び発射装置19が装着されている。
遊技盤13の遊技領域13aの略中央には、液晶ディスプレイ型の可変表示器Hを備えた表示装置20が配設されている。可変表示器Hでは、変動画像(又は画像表示)に基づく遊技演出(表示演出)が行われるようになっている。そして、可変表示器Hでは、複数種類の図柄を複数列で変動させて表示する図柄組み合わせゲーム(図柄変動ゲーム)が行われるようになっている。本実施形態では、図柄組み合わせゲームで3列の図柄による組み合わせを導出し、該組み合わせを形成する各列の図柄の種類を1〜8の8種類としている。
そして、遊技者は、図柄組み合わせゲームにおいて最終的に表示された図柄組み合わせから大当り又ははずれを認識できる。可変表示器Hに表示された全列の図柄が同一種類の場合には、その図柄組み合わせ([222][777]など)から大当りを認識できる。この大当りを認識できる図柄組み合わせが大当りの図柄組み合わせとなる。大当りの図柄組み合わせが表示されると、遊技者には、大当り遊技状態が付与される。一方、可変表示器Hに表示された全列の図柄が同一種類でない場合には、その図柄組み合わせ([123][122][767]など)からはずれを認識できる。このはずれを認識できる図柄組み合わせがはずれの図柄組み合わせとなる。また、本実施形態のパチンコ機10では、図柄組み合わせゲームが開始すると(各列の図柄が変動を開始すると)、遊技者側から見て左列(左図柄)→右列(右図柄)→中列(中図柄)の順に図柄が表示されるようになっている。そして、表示された左図柄と右図柄が同一種類の図柄の場合には、その図柄組み合わせ([1↓1]など、「↓」は変動中を示す)からリーチを認識できる。このリーチを認識できる図柄組み合わせがリーチの図柄組み合わせとなる。
また、表示装置20の下方には、図示しないアクチュエータ(ソレノイド、モータなど)の作動により開閉動作を行う開閉羽根21を備えた始動入賞口22が配設されている。始動入賞口22の奥方には、入賞した遊技球を検知する始動口センサSE1(図2に示す)が設けられている。始動入賞口22は、遊技球の入賞検知を契機に、図柄組み合わせゲームの始動条件を付与し得る。また、始動入賞口22の下方には、図示しないアクチュエータ(ソレノイド、モータなど)の作動により開閉動作を行う大入賞口扉23を備えた大入賞口24が配設されている。そして、大当り遊技状態が付与されると、大入賞口扉23の開動作によって大入賞口24が開放されて遊技球が入賞可能となるため、遊技者は、多数の賞球が獲得できるチャンスを得ることができる。
上球皿15の前面側略中央には、遊技者に遊技演出の演出内容を選択させる際に使用されるタッチセンサ26が設けられている。遊技者がこのタッチセンサ26に触れると、タッチセンサ26は、統括制御基板31(統括CPU31a)にタッチセンサ26が操作されたことを示す操作信号を出力するようになっている。本実施形態のタッチセンサ26は、演出用操作手段となる。
次に、パチンコ機10の制御構成を図2に基づき説明する。
パチンコ機10の機裏側には、遊技場の電源(例えば、AC24V)を、パチンコ機10を構成する各種構成部材に供給する電源基板29が装着されている。また、パチンコ機10の機裏側には、パチンコ機10全体を制御する主制御基板(主制御装置)30が装着されている。主制御基板30は、パチンコ機10全体を制御するための各種処理を実行し、該処理結果に応じて遊技を制御するための各種の制御信号(制御コマンド)を演算処理し、該制御信号(制御コマンド)を出力する。また、機裏側には、統括制御基板(統括制御装置)31と、表示制御基板(演出制御装置)32と、音・ランプ制御基板(演出制御装置)33とが装着されている。統括制御基板31は、主制御基板30が出力した制御信号(制御コマンド)に基づき、表示制御基板32と音・ランプ制御基板33とを統括的に制御する。表示制御基板32は、主制御基板30と統括制御基板31が出力した制御信号(制御コマンド)に基づき、可変表示器Hの表示態様(図柄、背景、文字などの表示画像)を制御する。音・ランプ制御基板33は、主制御基板30と統括制御基板31が出力した制御信号(制御コマンド)に基づき、装飾ランプ16の発光態様(点灯(点滅)/消灯のタイミングなど)と、スピーカ17の音声出力態様(音声出力のタイミングなど)とを制御する。本実施形態では、統括制御基板31、表示制御基板32及び音・ランプ制御基板33にて副制御装置が構成されている。また、表示装置20(可変表示器H)、装飾ランプ16、スピーカ17が演出装置となる。
以下、電源基板29、主制御基板30、統括制御基板31、表示制御基板32及び音・ランプ制御基板33の具体的な構成を説明する。
電源基板29には、遊技場の電源をパチンコ機10への供給電圧(例えば、DC30V)に変換処理する電源回路29aが設けられている。電源回路29aには、主制御基板30、統括制御基板31、表示制御基板32及び音・ランプ制御基板33が接続されている。そして、各制御基板30〜33には、電源回路29aから変換後の電圧が供給されるようになっている。また、電源基板29には、リセット信号を出力するリセット信号回路29bが設けられており、リセット信号回路29bは電源回路29aに接続されている。リセット信号を出力するとは、リセット信号の信号レベルをLレベル(ローレベル)からHレベル(ハイレベル)に立ち上げることである。リセット信号回路29bは、各制御基板30〜33に供給される電圧が安定動作電圧に達したことを契機にリセット信号を、予め定めた出力時間T1(例えば、400ms〜1800ms程度)の間、継続出力するようになっている。リセット信号は、各制御基板30〜33に対して起動の開始を指示する信号である。本実施形態では、リセット信号回路29bが起動指示手段として機能する。
次に、主制御基板30の構成を説明する。
主制御基板30には、メインCPU30aと、ROM30bと、RAM30cとが設けられている。メインCPU30aには、ROM30bと、RAM30cと、始動口センサSE1が接続されている。メインCPU30aは、各種乱数の値を所定の周期毎に順次更新し、更新後の値をRAM30cの設定領域に設定して更新前の値を書き換えている。ROM30bには、パチンコ機10を制御するためのメイン制御プログラム、複数種類の変動パターンなどが記憶されている。RAM30cには、パチンコ機10の動作中に適宜書き換えられる各種の情報(各種乱数の値など)が記憶(設定)されるようになっている。
変動パターンは、図柄が変動を開始(図柄組み合わせゲームの開始)してから全列の図柄が表示(図柄組み合わせゲームの終了)される迄の間の遊技演出(表示演出、発光演出、音声演出)のベースとなるパターンを示すものである。また、複数種類の変動パターンは、大当り演出用の変動パターンと、はずれリーチ演出用の変動パターンと、はずれ演出用の変動パターンとに分類されている。大当り演出は、図柄組み合わせゲームが、リーチ演出を経て、最終的に大当りの図柄組み合わせを表示するように展開される演出である。はずれリーチ演出は、図柄組み合わせゲームが、リーチ演出を経て、最終的にはずれの図柄組み合わせを表示するように展開される演出である。はずれ演出は、図柄組み合わせゲームが、リーチ演出を経ることなく、最終的にはずれの図柄組み合わせを表示するように展開される演出である。
リーチ演出は、リーチの図柄組み合わせが表示されてから(本実施形態においては、一旦表示された左図柄と同一種類の右図柄が一旦表示されてから)、大当りの図柄組み合わせ又ははずれの図柄組み合わせが停止されるまでの間に行われる演出である。また、本実施形態のリーチ演出では、リーチ演出開始前に、タッチセンサ26の操作に応じてリーチ演出の演出内容を選択させる選択演出が行われるようになっている。具体的には、リーチ演出開始前(リーチの図柄組み合わせが表示された後)、可変表示器Hに「タッチセンサを操作するとキャラが変わるよ」等のタッチセンサ26の操作を促す画像が選択演出の実行中に表示される。そして、この選択演出の実行中にタッチセンサ26が遊技者により操作されると、当該選択演出終了後、タッチセンサ26が操作されなかった場合とは異なるキャラクタが登場してリーチ演出が行われるようになっている。すなわち、選択演出中におけるタッチセンサ26の操作の有無によりリーチ演出のキャラクタ(演出内容)を選択できるようになっている。従って、本実施形態では、選択演出が、遊技演出のうち特定の演出となる。
また、主制御基板30には、リセット入力回路(遅延手段、遅延回路)30dが設けられている。リセット入力回路30dは、電源基板29のリセット信号回路29bに接続されており、該リセット信号回路29bが出力したリセット信号を入力するようになっている。また、リセット入力回路30dは、メインCPU30aと接続されており、リセット信号を入力すると、該リセット信号を予め定めた出力時間T2の間、メインCPU30aに継続出力するようになっている。本実施形態において出力時間T2は、電源基板29のリセット信号回路29bがリセット信号を出力している出力時間T1に所定の遅延時間T3(本実施形態では5秒)を加算した時間に設定されている。そして、メインCPU30aは、リセット信号の信号レベルがHレベルからLレベルになると、起動を開始するようになっている。即ち、メインCPU30aは、リセット信号の信号レベルがHレベルとなっている間、動作(制御処理)の実行が規制されるようになっている。
そして、主制御基板30のメインCPU30aは、電源投入後、起動を開始すると、ROM30bに記憶されたメイン制御プログラムに基づき、各種処理を実行する。起動開始後、最初にメインCPU30aは、初期設定を行う。すなわち、メインCPU30aは、RAM30cの記憶内容をクリアして、初期値を設定する。そして、メインCPU30aは、初期設定の終了時に、統括制御基板31の統括CPU31aに対して電源投入初期時指定コマンドを出力する。この電源投入初期時指定コマンドは、各制御基板31〜33に対して起動時処理の実行を指示するコマンドであり、例えば、可変表示器Hに表示される初期図柄を指定するものである。そして、メインCPU30aは、初期設定の終了後、通常処理に移行する。具体的には、メインCPU30aは、所定の周期毎(例えば、4ms毎)にタイマ割込み処理(図示しない)を実行する。
メインCPU30aは、タイマ割込み処理において、メイン制御プログラムに基づき、大当り判定、最終的に表示させる最終停止図柄の決定、及び変動パターンの決定などの各種処理を実行するようになっている。例えば、メインCPU30aは、図柄組み合わせゲームの開始時に大当り判定を実行する。大当り判定の判定結果が肯定の場合(大当りの場合)、メインCPU30aは、全列が同一種類となるように最終停止図柄を決定すると共に、大当り演出用の変動パターンの中から変動パターンを決定する。一方、大当り判定の判定結果が否定の場合(はずれの場合)、メインCPU30aは、リーチ判定を実行する。リーチ判定の判定結果が肯定の場合(リーチ演出を実行させる場合)、メインCPU30aは、左右列の図柄を同一種類とすると共に中列の図柄が左右列の図柄と同一種類とならないように最終停止図柄を決定する。それと共に、メインCPU30aは、はずれリーチ演出用の変動パターンの中から変動パターンを決定する。一方、リーチ判定の判定結果が否定の場合(リーチ演出を実行させない場合)、メインCPU30aは、左右列の図柄が同一種類とならないように最終停止図柄を決定する。それと共に、メインCPU30aは、はずれ演出用の変動パターンの中から変動パターンを決定する。
変動パターン及び最終停止図柄を決定したメインCPU30aは、統括制御基板31(統括CPU31a)に対し、所定の制御コマンドを所定のタイミングで出力する。具体的に言えば、メインCPU30aは、変動パターンを指定すると共に図柄変動の開始を指示する変動パターン指定コマンドを最初に出力する。次に、メインCPU30aは、各列毎の最終停止図柄を指定するための図柄指定コマンドを出力する。その後に、メインCPU30aは、前記指定した変動パターンに定められている変動時間に基づいて変動停止を指示し、図柄組み合わせゲームを終了するための全図柄停止コマンドを出力する。
次に、統括制御基板31の構成を説明する。
統括制御基板31には、統括CPU31aと、ROM31bと、RAM31cとが設けられている。統括CPU31aには、ROM31bと、RAM31cと、タッチセンサ26とが接続されている。ROM31bには、表示制御基板32及び音・ランプ制御基板33を統括的に制御するための統括制御プログラムが記憶されている。また、RAM31cには、パチンコ機10の動作中に適宜書き換えられる各種の情報(各種制御フラグ、各種タイマの値など)が記憶(設定)されるようになっている。例えば、RAM31cには、メインCPU30aから最初の制御コマンド(コマンド)を入力したか否かを示すタッチセンサ確認フラグなどが記憶(設定)されている。
また、統括CPU31aは、タッチセンサ26からタッチセンサ26が操作されたことを示す操作信号を入力すると、タッチセンサ26が操作されたことを検知し、当該操作信号の入力があった旨をRAM31cの所定の記憶領域に設定(記憶)するようになっている。すなわち、統括CPU31aは、RAM31cに操作信号の入力の有無を設定するようになっている。
また、統括制御基板31には、リセット入力回路31dが設けられている。リセット入力回路31dは、電源基板29のリセット信号回路29bに接続されており、該リセット信号回路29bが出力したリセット信号を入力するようになっている。このリセット入力回路31dは、統括CPU31aに接続されており、リセット信号を入力すると、該リセット信号を予め定めた出力時間T1の間、統括CPU31aに継続出力するようになっている。統括CPU31aは、リセット信号の信号レベルがHレベルとなっている間、動作(制御処理)の実行が規制され、信号レベルがLレベルになると、起動を開始する。本実施形態では、リセット入力回路31dにおけるリセット信号の出力時間T1が、主制御基板30のリセット入力回路30dにおけるリセット信号の出力時間T2(出力時間T1+遅延時間T3)よりも短く設定されている。このため、統括CPU31aは、メインCPU30aよりも遅延時間T3の分だけ早く起動を開始することとなる。そして、統括制御基板31の統括CPU31aは、起動を開始すると、初期設定を行う。この初期設定において、統括CPU31aは、RAM31cの記憶内容の初期化や、タッチセンサ確認フラグに「1」をRAM31cに設定するなどの処理を行う。なお、統括CPU31aが実行する初期設定にかかる時間は、主制御基板30のリセット入力回路30dが作り出す所定の遅延時間T3以下である。つまり、所定の遅延時間T3は、統括CPU31aが実行する初期設定にかかる時間以上に設定されている。
そして、統括CPU31aは、初期設定終了後、通常処理に移行する。統括CPU31aは、通常処理において、メインCPU30aから所定の制御コマンドを所定のタイミングで入力すると、それに応じて各種処理を行い、また、所定の制御コマンドを所定のタイミングで出力する。具体的に言えば、統括CPU31aは、変動パターン指定コマンドを入力すると、当該変動パターン指定コマンドを表示制御基板32及び音・ランプ制御基板33に出力する。また、統括CPU31aは、図柄指定コマンド又は全図柄停止コマンドを入力すると、当該各コマンドを表示制御基板32に出力する。また、統括CPU31aは、電源投入初期時指定コマンドを入力すると、当該電源投入初期時指定コマンドを表示制御基板32及び音・ランプ制御基板33に出力する。なお、統括CPU31aは、メインCPU30aが起動するよりも早く起動し、通常処理に移行するため、メインCPU30aの起動直後に制御コマンドを入力しても、制御コマンドに応じた処理を確実に実行することができる。
次に、表示制御基板32と音・ランプ制御基板33の構成を説明する。
表示制御基板32には、サブCPU32aと、ROM32bと、RAM32cとが設けられている。サブCPU32aには、ROM32bと、RAM32cとが接続されている。ROM32bには、表示演出を制御するための表示演出制御プログラムや各種画像情報などが記憶されている。また、RAM30cには、パチンコ機10の動作中に適宜書き換えられる各種の情報(各種制御フラグ、各種タイマの値など)が記憶(設定)されるようになっている。
また、表示制御基板32には、リセット入力回路32dが設けられている。リセット入力回路32dは、電源基板29のリセット信号回路29bに接続されており、該リセット信号回路29bが出力したリセット信号を入力するようになっている。また、リセット入力回路32dは、サブCPU32aに接続されており、リセット信号を入力すると、統括制御基板31のリセット入力回路31dと同様にリセット信号を予め定めた出力時間T1の間、サブCPU32aに継続出力するようになっている。従って、サブCPU32aは、メインCPU30aよりも遅延時間T3の分だけ早く起動を開始することとなる。そして、表示制御基板32のサブCPU32aは、起動を開始すると、初期設定を行う。具体的には、サブCPU32aは、RAM32cの記憶内容の初期化等を行う。なお、サブCPU32aが実行する初期設定にかかる時間は、主制御基板30のリセット入力回路30dが作り出す所定の遅延時間T3以下である。つまり、所定の遅延時間T3は、サブCPU32aが実行する初期設定にかかる時間以上に設定されている。
そして、サブCPU32aは、初期設定終了後、通常処理に移行する。この通常処理において、サブCPU32aは、主制御基板30(メインCPU30a)及び統括制御基板31(統括CPU31a)から制御コマンドを入力すると、表示演出制御プログラムに基づき、入力した制御コマンドに応じた制御を行う。具体的には、サブCPU32aは、変動パターン指定コマンドを入力すると、変動パターン指定コマンドにて指定された変動パターンに基づき、図柄を変動表示させて図柄組み合わせゲームを開始させるように可変表示器Hの表示内容を制御する。そして、サブCPU32aは、全図柄停止コマンドを入力すると、入力した図柄指定コマンドで指定された図柄組み合わせを可変表示器Hに表示させるように可変表示器Hの表示内容を制御する。この制御により、可変表示器Hでは図柄組み合わせゲームが行われる。また、サブCPU32aは、電源投入初期時指定コマンドを入力すると、起動時処理を行う。具体的には、サブCPU32aは、所定の図柄組み合わせ(例えば、[123])を表示させるように可変表示器Hの表示内容を制御する。なお、サブCPU32aは、メインCPU30aが起動するよりも早く起動して、通常処理に移行するため、メインCPU30aの起動直後に制御コマンドを入力しても、制御コマンドに応じた処理を確実に実行することができる。
音・ランプ制御基板33には、サブCPU33aと、ROM33bと、RAM33cとが設けられている。サブCPU33aには、ROM33bと、RAM33cとが接続されている。ROM33bには、音声演出と発光演出を制御するための音・発光演出制御プログラムが記憶されている。また、RAM33cには、パチンコ機10の動作中に適宜書き換えられる各種の情報(各種制御フラグ、各種タイマの値など)が記憶(設定)されるようになっている。
また、音・ランプ制御基板33には、リセット入力回路33dが設けられている。リセット入力回路33dは、電源基板29のリセット信号回路29bに接続されており、該リセット信号回路29bが出力したリセット信号を入力するようになっている。また、リセット入力回路33dは、サブCPU33aに接続されており、リセット信号を入力すると、統括制御基板31のリセット入力回路31dと同様にリセット信号を予め定めた出力時間T1の間、サブCPU33aに継続出力するようになっている。従って、サブCPU32aは、メインCPU30aよりも遅延時間T3の分だけ早く起動を開始することとなる。そして、音・ランプ制御基板33のサブCPU33aは、起動を開始すると、初期設定を行う。具体的には、サブCPU33aは、RAM33cの記憶内容の初期化等を行う。なお、サブCPU33aが実行する初期設定にかかる時間は、主制御基板30のリセット入力回路30dが作り出す所定の遅延時間T3以下である。つまり、所定の遅延時間T3は、サブCPU33aが実行する初期設定にかかる時間以上に設定されている。また、音・ランプ制御基板33において初期設定にかかる時間は、統括制御基板31、表示制御基板32及び音・ランプ制御基板33の中で一番短くなっている。
そして、サブCPU33aは、初期設定終了後、通常処理に移行する。この通常処理において、サブCPU33aは、主制御基板30(メインCPU30a)及び統括制御基板31(統括CPU31a)から制御コマンドを入力すると、音・発光演出制御プログラムに基づき、入力した制御コマンドに応じた制御を行う。具体的には、サブCPU33aは、変動パターン指定コマンドを入力すると、変動パターン指定コマンドにて指定された変動パターンに基づき、表示演出に応じて装飾ランプ16の発光態様及びスピーカ17からの音声出力態様を制御する。これにより、図柄組み合わせゲームに応じて、装飾ランプ16が発光し、また、スピーカ17から音声出力が行われる。また、サブCPU33aは、電源投入初期時指定コマンドを入力すると、起動時処理を行う。具体的には、サブCPU33aは、起動時処理の実行指示を受けた(電源投入初期時指定コマンドを入力した)ことを示すように装飾ランプ16の発光態様を制御する。本実施形態では、サブCPU33aは、点滅させるように装飾ランプ16を制御する。なお、サブCPU33aは、メインCPU30aが起動するよりも早く起動して、通常処理に移行するため、メインCPU30aの起動直後に制御コマンドを入力しても、制御コマンドに応じた処理を確実に実行することができる。
そして、本実施形態では、所定の期間中にタッチセンサ26が操作されると、操作された期間に応じた所定の演出が行われるようになっている。以下、統括制御基板31、表示制御基板32及び音・ランプ制御基板33がこれらの演出を行うための処理について説明する。
まず、統括制御基板31の統括CPU31aが行うコマンドチェック処理について図3に基づき説明する。このコマンドチェック処理は、統括制御基板31への電源投入後(起動後)、所定の周期毎に実行される処理である。
統括CPU31aは、コマンドチェック処理にてメインCPU30aから制御コマンドを入力したか否かを判定する(ステップS1)。ステップS1の判定結果が肯定の場合、統括CPU31aは、入力した制御コマンドが正常であるか否かを判定する(ステップS2)。すなわち、統括CPU31aは、入力した制御コマンドがノイズによるものでないか、又は制御コマンドが欠落していないか等について判定する。ステップS2の判定結果が肯定の場合(制御コマンドが正常の場合)、統括CPU31aは、タッチセンサ確認フラグに「1」が設定(記憶)されているか否かを判定する(ステップS3)。このタッチセンサ確認フラグは、RAM31cに設定されており、電源投入後(起動後)、統括CPU31aがメインCPU30aから最初の制御コマンド(コマンド)を入力したか否かを示すフラグである。統括CPU31aは、電源投入後(起動後)、最初の制御コマンドを入力する前に、タッチセンサ確認フラグに「1」を設定し、まだ最初の制御コマンドを入力していないことを示すようになっている。
ステップS3の判定結果が肯定の場合(タッチセンサ確認フラグ=1)、統括CPU31aは、ステップS1にて入力した制御コマンドが、電源投入後に統括CPU31aが最初に入力した制御コマンドであることから、タッチセンサ確認フラグに「0」を設定(記憶)し(ステップS4)、コマンドチェック処理を終了する。一方、統括CPU31aは、ステップS1、ステップS2又はステップS3の判定結果が否定の場合、そのままコマンドチェック処理を終了する。
なお、通常、電源投入によって起動したメインCPU30aは最初に電源投入初期時指定コマンドを出力することから、タッチセンサ確認フラグは、通常、統括CPU31aが電源投入初期時指定コマンドを入力することによって「0」が設定されることとなる。また、タッチセンサ確認フラグは、電源投入初期時指定コマンド以外の制御コマンドの入力、すなわち、メインCPU30aが通常処理に移行することにより出力される制御コマンドを入力することにより「0」が設定されるようになっている。このため、ノイズなどにより、統括CPU31aが電源投入初期時指定コマンドを正常に入力できずにメインCPU30aが通常処理に移行した場合でも、タッチセンサ確認フラグに「1」が設定され続けることがなくなる。すなわち、統括CPU31aは、メインCPU30aが通常処理を実行することにより出力される制御コマンド(例えば、変動パターン指定コマンドなど)を入力することにより、タッチセンサ確認フラグに「0」を設定する。従って、統括CPU31aは、最初の制御コマンドを入力することにより「0」が設定されるタッチセンサ確認フラグを確認することにより、メインCPU30aが通常処理に移行したことを確実に知ることができる。
次に、統括制御基板31の統括CPU31aが行うタッチセンサ入力処理について図4に基づき説明する。このタッチセンサ入力処理は、統括制御基板31への電源投入後(起動後)、所定の周期毎に実行される処理である。
統括CPU31aは、タッチセンサ入力処理にて、RAM31cの記憶内容を参照して、タッチセンサ26からの操作信号の入力の有無を確認する(ステップS11)。次に、統括CPU31aは、確認した操作信号の入力の有無に基づき、操作信号を入力したか否かを判定する(ステップS12)。すなわち、統括CPU31aは、遊技者がタッチセンサ26を操作したか否かを判定する。ステップS12の判定結果が否定の場合(操作信号を入力していない場合)、統括CPU31aは、タッチセンサ入力処理を終了する。一方、ステップS12の判定結果が肯定の場合(操作信号を入力した場合)、統括CPU31aは、図5に示す電源立上げ時タッチセンサ確認処理を実行する(ステップS13)。その後、統括CPU31aは、図6に示すゲーム中タッチセンサ確認処理を実行し(ステップS14)、タッチセンサ入力処理を終了する。
次に、電源立上げ時タッチセンサ確認処理について図5に基づき説明する。
統括CPU31aは、RAM31cの記憶内容を参照して、タッチセンサ確認フラグの設定について確認する(ステップS21)。そして、統括CPU31aは、タッチセンサ確認フラグに「1」が設定されているか否か判定する(ステップS22)。すなわち、統括CPU31aは、タッチセンサ26が操作された時が、最初の制御コマンドの入力前(すなわち、メインCPU30aが通常処理に移行している)か否か判定する。ステップS22の判定結果が否定の場合(タッチセンサ確認フラグ≠1の場合)、統括CPU31aは、電源立上げ時タッチセンサ確認処理を終了する。一方、ステップS22の判定結果が肯定の場合(タッチセンサ確認フラグ=1の場合)、統括CPU31aは、タッチセンサ動作確認コマンドをRAM31cの所定の記憶領域にセット(記憶)し(ステップS23)、電源立上げ時タッチセンサ確認処理を終了する。
なお、統括CPU31aは、図示しない出力処理を実行した際、RAM31cの所定の記憶領域にタッチセンサ動作確認コマンドが記憶されていた場合、当該タッチセンサ動作確認コマンドを音・ランプ制御基板33に出力するようになっている。そして、音・ランプ制御基板33のサブCPU33aは、当該タッチセンサ動作確認コマンドを入力すると、確認用の発光演出を実行させるように装飾ランプ16の発光態様を制御する。本実施形態では、サブCPU33aは、装飾ランプ16を1回発光させるように制御して確認用の発光演出を実行させるようになっている。
また、本実施形態において、タッチセンサ確認フラグは、制御コマンドを入力することにより「0」が設定されるようになっている。このため、ノイズなどにより、最初の制御コマンドとして入力するはずの電源投入初期時指定コマンドを正常に入力できなかった場合でも、タッチセンサ確認フラグに「1」が設定され続けることを防止でき、メインCPU30aが通常処理を実行しているときに、タッチセンサ26の操作により確認用の発光演出が行われることを防止できる。
次に、ゲーム中タッチセンサ確認処理について図6に基づき説明する。
統括CPU31aは、RAM31cの記憶内容を参照して、タッチ有効期間フラグの設定について確認する(ステップS31)。このタッチ有効期間フラグは、タッチセンサ26からの操作信号の入力を有効とするか否かを判定するために使用するフラグである。そして、タッチ有効期間フラグは、リーチ演出の演出内容を選択させる際に行われる選択演出の実行中に「1」が設定されるようになっている。すなわち、統括CPU31aは、リーチ演出が行われる大当り演出用又ははずれリーチ演出用の変動パターンに基づいて、選択演出の実行中、タッチ有効期間フラグに「1」を設定するようになっている。
そして、統括CPU31aは、確認したタッチ有効期間フラグに「1」が設定されているか否かを判定する(ステップS32)。すなわち、統括CPU31aは、タッチセンサ26が操作された時が選択演出の実行中であるか否かを判定する。ステップS32の判定結果が否定の場合(タッチ有効期間フラグ≠1の場合)、統括CPU31aは、ゲーム中タッチセンサ確認処理を終了する。一方、ステップS32の判定結果が肯定の場合(タッチ有効期間フラグ=1の場合)、統括CPU31aは、ゲーム中タッチ操作コマンドをRAM31cの所定の記憶領域にセット(記憶)し(ステップS33)、ゲーム中タッチセンサ確認処理を終了する。
なお、統括CPU31aは、図示しない出力処理を実行した際、RAM31cの所定の記憶領域にゲーム中タッチ操作コマンドが記憶されていた場合、当該ゲーム中タッチ操作コマンドを表示制御基板32及び音・ランプ制御基板33に出力するようになっている。そして、表示制御基板32のサブCPU32aは、当該ゲーム中タッチ操作コマンドを入力すると、選択演出終了後、リーチ演出中に出現させるキャラクタを通常(タッチセンサ26を操作しなかった場合)のキャラクタと異なるキャラクタに変更して、リーチ演出を実行させるように可変表示器Hの表示内容を制御する。また、音・ランプ制御基板33のサブCPU33aは、当該ゲーム中タッチ操作コマンドを入力すると、選択演出終了後、可変表示器Hにて行われるリーチ演出(より詳しくは登場キャラクタ)に対応する発光演出及び音声演出を実行させるように装飾ランプ16の発光態様及びスピーカ17の音声出力態様を制御する。
このようにゲーム中タッチセンサ確認処理を実行させることにより、統括CPU31aは、選択演出の実行中にタッチセンサ26が操作された場合、ゲーム中タッチ操作コマンドをセットして、出力処理にてゲーム中タッチ操作コマンドを出力する。これにより、可変表示器Hは、通常時に登場させるキャラクタとは異なるキャラクタにてリーチ演出を行う。すなわち、選択演出の実行中であるときにタッチセンサ26を操作すると、リーチ演出の演出内容を選択することができる。
一方、図5に示す電源立上げ時タッチセンサ確認処理を実行させることにより、統括CPU31aは、起動後から最初の制御コマンドを入力するまでの間にタッチセンサ26が操作された場合、タッチセンサ動作確認コマンドをセットして、出力処理にてタッチセンサ動作確認コマンドを出力する。これにより、装飾ランプ16は、確認用の発光演出を実行する(1回発光する)。すなわち、起動後から最初の制御コマンドを入力するまで(統括CPU31aが起動してからメインCPU30aが通常処理に移行するまで)の間にタッチセンサ26を操作した場合、選択演出の実行中でなくても、タッチセンサ26の操作が有効となり、タッチセンサ26の操作に応じて装飾ランプ16を動作させることができる。従って、選択演出を実行させなくても(すなわち、大当り演出用又ははずれリーチ演出用の変動パターン指定コマンドを入力しなくても)、電源投入時から最初の制御コマンドの入力までの間にタッチセンサ26の操作すれば、その操作が有効となり、選択演出時に使用されるタッチセンサ26の動作確認を行うことができる。
また、統括制御基板31が最初に入力する制御コマンドは、通常、主制御基板30の起動後に行われる初期設定が終了し、メインCPU30aが通常処理に移行する前(大当り判定や変動パターンの決定などを行うタイマ割込み処理が行われる前)に出力される電源投入初期時指定コマンドである。そして、統括CPU31a、サブCPU32a及びサブCPU33aは、各リセット入力回路30d〜33dの機能により、メインCPU30aよりも所定時間早く起動することができる。このため、少なくともメインCPU30aが起動する前、すなわち、図柄組み合わせゲームに係わる遊技演出が行われる前に、タッチセンサ26の動作確認を行うことができる。従って、図柄組み合わせゲームに係わる遊技演出と、確認用の発光演出が同時に行われることを防止できる。
また、音・ランプ制御基板33が電源投入初期時指定コマンドを入力すると、サブCPU33aは、タッチセンサ動作確認コマンドを入力した際の確認用の発光演出(1回発光させる演出)とは異なる起動時演出(点滅させる演出)を実行させるように装飾ランプ16の発光態様を制御する。このため、作業者は、メインCPU30aが初期設定を終了し、電源投入初期時指定コマンドを出力し、タイマ割込み処理を行っていることを認識できる。また、その際、装飾ランプ16の動作を確認することもできる。
以上により、本実施形態の統括CPU31aは、操作信号を有効とするか否かの判定を行う操作信号判定手段となる。また、統括CPU31aは、主制御基板30から最初の指示(制御コマンド)を受けたか否かを判定する指示判定手段となる。また、統括CPU31aは、装飾ランプ16に確認用の発光演出の実行を指示する演出指示手段となる。
次にタッチセンサ26を操作したタイミングにより、どのような演出が行われるかについて図7に基づき説明する。
パチンコ機10への電源投入すると(時点P0)、各リセット入力回路30d〜33dの機能により、所定時間(T1)経過後、主制御基板30(メインCPU30a)よりも先に、統括制御基板31(統括CPU31a)、表示制御基板32(サブCPU32a)、音・ランプ制御基板33(サブCPU33a)が起動して、初期設定を行う。そして、各制御基板31〜33の起動後、統括CPU31aが最初の制御コマンドを入力するまでの間に(時点P1と時点P3の間に)、タッチセンサ26が操作され、操作信号を入力すると、統括CPU31aは、タッチセンサ動作確認コマンドを音・ランプ制御基板33に出力する(時点P2参照)。このタッチセンサ動作確認コマンドを入力した音・ランプ制御基板33のサブCPU33aは、装飾ランプ16を確認用の発光演出を実行させる(1回発光させる)。これにより、作業者は、タッチセンサ26が正常に動作するか否か確認できる。
そして、主制御基板30が起動して初期設定が終了すると、メインCPU30aは電源投入初期時指定コマンドを出力する(時点P3)。統括CPU31aは、当該電源投入初期時指定コマンドを入力すると、タッチセンサ確認フラグに「0」を設定する。また、サブCPU32aが、当該電源投入初期時指定コマンドを統括制御基板31を介して入力すると、可変表示器Hに起動時演出を実行させる。また、サブCPU33aが、当該電源投入初期時指定コマンドを統括制御基板31を介して入力すると、装飾ランプ16に起動時演出を実行させる。これ以降、統括CPU31aは、タッチセンサ26からの操作信号をタッチ有効期間フラグに「1」が設定されない限り、無効とする(時点P4参照)。すなわち、これ以降タッチセンサ26を操作しても、装飾ランプ16は確認用の発光演出を実行しない。
そして、メインCPU30aが大当り演出用又ははずれリーチ演出用の変動パターンを指定する変動パターン指定コマンドを出力し、統括CPU31aが当該変動パターン指定コマンドを入力すると(時点P5参照)、当該変動パターンに基づき選択演出の実行期間中にタッチ有効期間フラグに「1」を設定する(時点P6〜P8参照)。
そして、統括CPU31aは、当該選択演出の実行期間中にタッチセンサ26が操作されて操作信号を入力すると(時点P7参照)、ゲーム中タッチ操作コマンドを表示制御基板32及び音・ランプ制御基板33に出力する。これにより、表示制御基板32のサブCPU32a及び音・ランプ制御基板33のサブCPU33aは、選択演出終了後、通常登場させるキャラクタを変更してリーチ演出を実行させるように可変表示器Hの表示内容を制御する。
以上詳述したように、本実施形態は、以下の効果を有する。
(1)統括制御基板31が起動してから主制御基板30(メインCPU30a)による最初の指示(制御コマンド)を受けるまでの間に、タッチセンサ26が操作されたことを契機に装飾ランプ16に所定の発光演出を実行させる(装飾ランプ16を1回発光させる)。そして、統括制御基板31が起動してから主制御基板30による最初の制御コマンドを受けた後、選択演出の実行中以外、すなわち、タッチセンサ26を操作してリーチ演出時における登場キャラクタを選択するとき以外は、操作信号を無効とする。このため、電源投入後、最初の制御コマンドを入力するまでの間にタッチセンサ26を操作するだけで、遊技演出の演出内容を選択する(本実施形態では、リーチ演出時における登場キャラクタを選択する)際に使用するタッチセンサ26が正常に動作するか否か検査できる。すなわち、大当り演出用又ははずれリーチ演出用の変動パターン指定コマンドを統括制御基板31(統括CPU31a)に入力して選択演出を実行させるという煩雑な検査作業をすることなく、タッチセンサ26の操作に応じて演出を行わせることができるので、検査作業を簡素化できる。
(2)主制御基板30は起動後、タイマ割込み処理にて、例えば、図柄組み合わせゲームに係わる処理を行う可能性がある。そして、図柄組み合わせゲームに係わる処理が行われるときにタッチセンサ26の検査をした場合、図柄組み合わせゲームに係わる他の遊技演出も行われ、装飾ランプ16が発光する場合もあるため、検査結果が分からなく虞がある。また、起動後から最初の制御コマンドを入力するまでにタッチセンサ26が操作されたときに行われる確認用の発光演出により、図柄組み合わせゲームにかかる遊技演出が正常にできなくなる虞もある。そこで、主制御基板30のリセット入力回路30dの機能により、統括制御基板31、表示制御基板32及び音・ランプ制御基板33の起動よりも主制御基板30の起動を遅延させた。これにより、タッチセンサ26の検査をしているときに主制御基板30により図柄組み合わせゲームに係わる処理等が行われないようにし、検査作業及び主制御基板30による処理の実行に不具合が生じないようにした。
(3)音・ランプ制御基板33(サブCPU33a)は、電源投入初期時指定コマンド(起動時処理の実行指示)を入力した場合、装飾ランプ16に起動時演出を実行させる。これにより、起動時処理が実行されたとき、装飾ランプ16の動作を確認することができる。このため、タッチセンサ26と統括制御基板31との間に問題(例えば、タッチセンサ26の導通不良等)があるのか、又は統括制御基板31と装飾ランプ16との間で問題(例えば、配線抜け、ランプの球切れ等)があるのかを特定できる。すなわち、装飾ランプ16が確認用の発光演出が実行しなかったときに、起動時演出を正常に実行した場合、タッチセンサ26と統括制御基板31との間に問題があるということとなる。一方、装飾ランプ16が確認用の発光演出及び起動時演出を実行しなかった場合、装飾ランプ16と統括制御基板31との間に問題があるということとなる。従って、問題箇所がどこであるが特定しやすくなり、検査作業を効率的に行うことができる。
(4)主制御基板30に、主制御基板30の起動を統括制御基板31、表示制御基板32及び音・ランプ制御基板33の起動よりも遅延させるリセット入力回路30dを備えた。このリセット信号回路により遅延時間を発生させているので、メインCPU30aにより遅延時間を発生させる必要がなくなり、主制御基板30のメインCPU30aの制御負担を軽減できる。
(5)表示制御基板32及び音・ランプ制御基板33を統括的に制御する統括制御基板31にタッチセンサ26を接続した。このため、タッチセンサ26の操作に基づく遊技演出の実行指示を表示制御基板32及び音・ランプ制御基板33に対して統括的に行うことができるので、装飾ランプ16、スピーカ17及び表示装置20等の複数の演出装置を連動させた演出を容易に行うことができる。また、統括制御基板31がタッチセンサ26の操作に基づく遊技演出の実行指示を行うので、表示制御基板32及び音・ランプ制御基板33の制御負担を軽減できる。
(6)表示制御基板32及び音・ランプ制御基板33は、各演出装置(表示装置20、装飾ランプ16、スピーカ17)をそれぞれ専門的に制御するものである。そのため、これらの制御基板32、33にタッチセンサ26を接続して、タッチセンサ26の操作が有効か否かの判断等まで行わせた場合、遊技者の操作に応じて割り込み処理を行わなくてはならないので、制御負担が増加する。すなわち、タッチセンサ26は、遊技中、選択演出の実行の有無と関係なく遊技者により操作される場合があり、常に操作の有無を監視して当該操作の有効か否かの判断を行わなくてはならないので、制御負担が増加する。そこで、本実施形態では、統括制御基板31にタッチセンサ26を接続して、統括制御基板31にタッチセンサ26の操作に関する処理を実行させることにより、表示制御基板32及び音・ランプ制御基板33の制御負担の軽減を図っている。
(7)統括制御基板31、表示制御基板32及び音・ランプ制御基板33のうち一番起動が早い音・ランプ制御基板33が、タッチセンサ26の操作に応じて、動作確認用の演出を実行させる。これにより、起動が遅い表示制御基板32がタッチセンサ26の確認用の演出を実行させる場合に比べてタッチセンサ26の動作確認を行うことができる時間を長く確保することができる。
(8)統括制御基板31、表示制御基板32及び音・ランプ制御基板33が起動されてから主制御基板30からの制御コマンドの入力に応じた処理を実行可能な状態となるまで、リセット入力回路30dは、主制御基板30(メインCPU30a)の起動を遅延させた。このため、主制御基板30が起動して統括制御基板31等に対して何らかの制御コマンドを出力した場合、統括制御基板31等は当該制御コマンドの入力に応じて適切に処理を行うことができる。
(9)主制御基板30のリセット入力回路30dが作り出す遅延時間T3は、統括制御基板31、表示制御基板32及び音・ランプ制御基板33のうち一番時間がかかる表示制御基板32が起動してから通常処理に移行するまでの時間以上に設定されている。このため、統括制御基板31及び音・ランプ制御基板33は、表示制御基板32が通常処理に移行するまで待つために、処理ができるにも拘わらず無駄な空き時間を有することとなる。そこで、本実施形態では、この空き時間を利用してタッチセンサ26の動作確認を行い、時間を効率的に利用している。
(10)統括制御基板31が起動してから主制御基板30(メインCPU30a)による最初の指示を受けるまでの間に、タッチセンサ26が操作されたことを契機に装飾ランプ16に所定の発光演出を実行させる。このため、装飾ランプ16の球切れで、ランプの交換をした際、装飾ランプ16が正常に発光するか否か、タッチセンサ26を操作することにより容易に確認することができる。
(11)選択演出が実行されている間及び統括制御基板31が起動してから主制御基板30(メインCPU30a)による最初の指示を受けるまでの間以外は、タッチセンサ26を操作しても演出装置(表示装置20、装飾ランプ16、スピーカ17)は、動作しない。このため、遊技者がむやみにタッチセンサ26を操作することがなくなる。
尚、上記実施形態は、次のような別の実施形態(別例)にて具体化できる。
○上記実施形態では、メインCPU30aの起動を統括CPU31aの起動よりも遅延させているが、メインCPU30aと統括CPU31aを同時に起動させ、起動後、メインCPU30aが最初の制御コマンド(電源投入初期時指定コマンド)を所定の遅延時間だけ遅延させて出力するようにしても良い。
○上記実施形態において、リセット信号回路29bは、電源回路29aと接続されていれば、電源基板29上に設けられていなくてもよい。また、リセット入力回路30dは、メインCPU30aと接続されていれば、主制御基板30上に設けられていなくても良い。
○上記実施形態において、統括制御基板31、表示制御基板32及び音・ランプ制御基板33を別基板構成とすることなく、一枚の基板で構成しても良い。また、統括制御基板31の役割を、例えば、音・ランプ制御基板33に行わせ、その音・ランプ制御基板33が表示制御基板32にゲーム中タッチ操作コマンドなどを出力するようにしても良い。
○上記実施形態において、音・ランプ制御基板33のサブCPU33a及び表示制御基板32のサブCPU32aは、電源投入初期時指定コマンドの入力時に、所定の起動時演出を実行させたが、実行させなくても良い。
○上記実施形態では、電源投入後から最初の制御コマンド入力前まで、タッチセンサ26の操作に応じて確認用の遊技演出(発光演出)を装飾ランプ16に実行させたが、確認用の遊技演出を可変表示器Hやスピーカ17に実行させても良い。
○上記実施形態において、特定の演出は、タッチセンサ26の操作を促す演出であればよい。
○上記実施形態において、特定の演出中(選択演出中)にタッチセンサ26が操作された場合、リーチ演出の演出内容が選択されるようになっていたが、その他の遊技演出の演出内容が選択され、当該演出内容で各種遊技演出が行われるようにしても良い。例えば、タッチセンサ26の操作に基づき図柄組み合わせゲームの結果を示唆する大当り予告が実行されるようにしても良い。また、タッチセンサ26の操作に基づきスピーカ17による音声演出が行われるようにしても良く、可動体による可動演出が行われるようにしても良い。すなわち、各種演出の実行可否を選択できるようにしても良い。また、例えば、大当り予告の演出内容自体(登場キャラクタの変更等)を選択できるようにしても良く、音声演出や可動演出の演出内容自体を選択できるようにしても良い。
○上記実施形態において、遊技者が触れることにより操作信号が出力されるタッチセンサ26を演出用操作手段としたが、押し釦式のスイッチを採用しても良い。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想をその効果と共に以下に追記する。
(イ)前記副制御装置には、前記複数の演出装置のうち割り当てられた1又は複数の演出装置を専門的に制御する演出制御装置と、当該複数の演出制御装置を統括的に制御する統括制御装置が含まれ前記演出用操作手段は、前記統括制御装置に接続されることを特徴とする請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の遊技機。このように、複数の演出制御装置を統括的に制御する統括制御装置に演出用操作手段を接続したので、複数の演出装置を連動させた演出を容易に行うことができる。また、演出装置を専門的に制御する演出制御装置の制御負担を軽減できる。
(ロ)複数の副制御装置のうち一番起動が早い副制御装置が、演出用操作手段の操作に応じて、前記指示判定手段の判定結果が否定となっているときの演出を行わせることを特徴とする請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の遊技機。これにより、起動が遅い副制御基板に前記指示判定手段の判定結果が否定となっているときの演出(確認用の演出)を実行させる場合に比べて演出用操作手段の操作確認を行うことができる期間を長くすることができる。
(ハ)前記所定の遅延時間は、複数の副制御装置が起動されてから前記主制御装置からの指示に応じた処理を実行可能な状態となるまでの時間であることを特徴とする請求項2〜請求項4のうちいずれか一項に記載の遊技機。これにより、主制御装置が副制御装置に対して何らかの指示を行った場合、副制御装置は当該指示に応じて適切に処理を行うことができる。
(ニ)遊技機全体を制御する主制御装置と、演出装置を制御する副制御装置と、遊技者が操作可能な演出用操作手段とを備え、該副制御装置には、遊技者が操作可能な演出用操作手段が接続され、遊技演出のうち特定の演出が実行されたときにおける該演出用操作手段の操作に応じて所定の演出内容が選択され、当該選択された演出内容で遊技演出を前記演出装置に行わせる遊技機において、前記副制御装置には、前記演出用操作手段から入力した操作信号を有効とするか否かの判定を行う操作信号判定手段と、前記副制御装置の起動後、該副制御装置が前記主制御装置から最初の指示を受けたか否かを判定する指示判定手段と、前記操作信号判定手段で有効と判定された場合に、前記演出装置に遊技演出の実行を指示する演出指示手段とを備え、前記操作信号判定手段は、前記演出用操作手段からの操作信号を入力した際に前記指示判定手段の判定結果が否定である場合又は前記特定の演出の実行中である場合、当該操作信号を有効と判定する一方、前記演出用操作手段からの操作信号を入力した際に前記指示判定手段の判定結果が肯定である場合、当該操作信号を無効と判定することを特徴とする遊技機。
パチンコ遊技機の機表側を示す正面図。 パチンコ遊技機の制御構成を示すブロック図。 コマンドチェック処理の流れを示すフローチャート。 タッチセンサ入力処理の流れを示すフローチャート。 電源立上げ時タッチセンサ確認処理の流れを示すフローチャート。 ゲーム中タッチセンサ確認処理の流れを示すフローチャート。 操作タイミングと実行される演出の関係を示すタイミングチャート。
符号の説明
10…パチンコ遊技機(遊技機)、16…装飾ランプ(演出装置)、17…スピーカ(演出装置)、20…表示装置(演出装置)、26…タッチセンサ(演出用操作手段)、29…電源基板、29a…電源回路、29b…リセット信号回路(起動指示手段)、30…主制御基板(主制御装置)、30a…メインCPU、30d…リセット入力回路(遅延手段、遅延回路)、31…統括制御基板(副制御装置、統括制御装置)、31a…統括CPU(操作信号判定手段、指示判定手段、演出指示手段)、31d…リセット入力回路、32…表示制御基板(副制御装置、統括制御装置)、32a…サブCPU、32d…リセット入力回路、33…音・ランプ制御基板(副制御装置、統括制御装置)、33a…サブCPU、33d…リセット入力回路、H…可変表示器(演出装置)。

Claims (4)

  1. 遊技機全体を制御する主制御装置と、演出装置を制御する副制御装置と、遊技者が操作可能な演出用操作手段とを備え、前記演出装置には図柄変動ゲームを表示させる表示装置を含み、前記主制御装置は、図柄変動ゲームを開始させる度に、図柄変動ゲームの開始指示を前記副制御装置に行い、該指示を受けた前記副制御装置は、図柄変動ゲームを開始させるように前記表示装置を制御し、該副制御装置には、遊技者が操作可能な演出用操作手段が接続され、遊技演出のうち特定の演出が実行されたときにおける該演出用操作手段の操作に応じた演出内容で演出を前記演出装置に行わせることが可能な遊技機において、
    前記主制御装置及び前記副制御装置に対して起動の開始を指示する起動指示手段と、
    前記主制御装置の起動を前記副制御装置の起動よりも所定の遅延時間だけ遅延させる遅延手段とを備え、
    前記起動指示手段は、遊技機の電源投入時にリセット信号を出力するリセット信号回路であり、
    前記遅延手段は、リセット信号を入力し、該リセット信号を用いて前記主制御装置の起動を前記副制御装置の起動よりも遅延させる遅延回路であって、
    前記起動指示手段は、前記主制御装置及び前記副制御装置に対して、同一時間、前記リセット信号を出力するようになっており、
    前記副制御装置に関しては、前記同一時間が経過した時点で起動する一方で、前記主制御装置に関しては、前記遅延手段が、前記同一時間に前記所定の遅延時間を加算した時間、前記リセット信号を出力することで、前記主制御装置の起動を前記副制御装置の起動よりも所定の遅延時間だけ遅延させるようになっており、
    前記副制御装置には、
    前記演出用操作手段から入力した操作信号を有効とするか否かの判定を行う操作信号判定手段と、
    前記副制御装置の起動後、該副制御装置が、前記主制御装置から該主制御装置が起動を開始して初期設定が完了したこと示す起動時処理の実行の指示を受けたか否かを判定する指示判定手段と、
    前記操作信号判定手段で有効と判定された場合に、前記演出用操作手段が操作されたことを報知する報知演出を実行する演出装置に前記報知演出の実行を指示する演出指示手段とを備え、
    前記演出用操作手段からの操作信号を有効とする操作有効期間は、電源投入に伴って開始されるとともに、前記主制御装置からの前記起動時処理の実行の指示を受けることで終了するようになっており、
    前記主制御装置は、前記遅延時間の経過後に前記副制御装置に対して、前記起動時処理の実行を指示し、
    前記起動時処理の実行の指示を受けた前記副制御装置は、該指示を受けたことを示すとともに前記図柄変動ゲームとは異なる起動時演出を実行させる演出装置に前記起動時演出の実行を指示し、
    前記操作信号判定手段は、
    前記指示判定手段の判定結果が肯定となるまでに前記演出用操作手段からの操作信号を入力した場合、当該操作信号を有効と判定し、前記報知演出を行わせる一方、
    前記指示判定手段の判定結果が肯定となった以降に前記演出用操作手段からの操作信号を入力した場合、前記特定の演出の実行中でなければ当該操作信号を無効と判定し、前記報知演出を行わせないことを特徴とする遊技機。
  2. 遊技機全体を制御する主制御装置と、演出装置を制御する副制御装置と、遊技者が操作可能な演出用操作手段とを備え、前記演出装置には図柄変動ゲームを表示させる表示装置を含み、前記主制御装置は、図柄変動ゲームを開始させる度に、図柄変動ゲームの開始指示を前記副制御装置に行い、該指示を受けた前記副制御装置は、図柄変動ゲームを開始させるように前記表示装置を制御し、該副制御装置には、遊技者が操作可能な演出用操作手段が接続され、遊技演出のうち特定の演出が実行されたときにおける該演出用操作手段の操作に応じた演出内容で演出を前記演出装置に行わせることが可能な遊技機において、
    前記主制御装置及び前記副制御装置に対して起動の開始を指示する起動指示手段と、
    前記主制御装置から前記副制御装置への指示出力を所定の遅延時間だけ遅延させる遅延手段とを備え、
    前記副制御装置には、
    前記演出用操作手段から入力した操作信号を有効とするか否かの判定を行う操作信号判定手段と、
    前記副制御装置の起動後、該副制御装置が、前記主制御装置から該主制御装置が起動を開始して初期設定が完了したこと示す起動時処理の実行の指示を受けたか否かを判定する指示判定手段と、
    前記操作信号判定手段で有効と判定された場合に、前記演出用操作手段が操作されたことを報知する報知演出を実行する演出装置に前記報知演出の実行を指示する演出指示手段とを備え、
    前記演出用操作手段からの操作信号を有効とする操作有効期間は、電源投入に伴って開始されるとともに、前記主制御装置からの前記起動時処理の実行の指示を受けることで終了するようになっており、
    前記主制御装置は、前記遅延時間の経過後に前記副制御装置に対して、前記起動時処理の実行を指示し、
    前記起動時処理の実行の指示を受けた前記副制御装置は、該指示を受けたことを示すとともに前記図柄変動ゲームとは異なる起動時演出を実行させる演出装置に前記起動時演出の実行を指示し、
    前記操作信号判定手段は、
    前記指示判定手段の判定結果が肯定となるまでに前記演出用操作手段からの操作信号を入力した場合、当該操作信号を有効と判定し、前記報知演出を行わせる一方、
    前記指示判定手段の判定結果が肯定となった以降に前記演出用操作手段からの操作信号を入力した場合、前記特定の演出の実行中でなければ当該操作信号を無効と判定し、前記報知演出を行わせないことを特徴とする遊技機。
  3. 前記副制御装置は、前記起動時処理の実行指示を受けた場合、前記報知演出を実行させる前記演出装置と同一の演出装置に前記起動時演出を実行させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記副制御装置は、1つ又は複数の演出装置を専門的に制御する複数の演出制御装置と、前記主制御装置からの指示を受けて、前記複数の演出制御装置を統括的に制御する統括制御装置からなり、
    前記演出用操作手段は、前記統括制御装置に接続され、
    前記統括制御装置は、
    前記操作有効期間中に前記操作信号を入力した場合、前記表示装置とは異なる演出装置を制御するとともに最も起動が早い特別演出制御装置に対して前記報知演出の実行を指示することを特徴とする請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の遊技機。
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